JP3538119B2 - 網間接続装置 - Google Patents

網間接続装置

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JP3538119B2 JP2000154740A JP2000154740A JP3538119B2 JP 3538119 B2 JP3538119 B2 JP 3538119B2 JP 2000154740 A JP2000154740 A JP 2000154740A JP 2000154740 A JP2000154740 A JP 2000154740A JP 3538119 B2 JP3538119 B2 JP 3538119B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプライベート・ネッ
トワークとインターネットのような異なるネットワーク
間における情報の送受信に利用する。特に、送受信する
フレームのMACレイヤおよびIPレイヤの双方のレイ
ヤを用いて物理伝送路および論理チャネルの負荷分散を
図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネット等の外部ネットワーク
と、プライベート・ネットワークとを相互に接続するた
めの網間接続装置が広く用いられている。網間接続装置
の役割は、情報を異なる形態のネットワーク間で送受信
するためにフレームの形態を相互に変換したり、IPア
ドレスとMACアドレスとの対応関係を管理したりする
等である。この従来例を図6を参照して説明する。図6
は従来の網間接続装置の全体構成図である。
【0003】図6に示すように、網間接続装置は、その
機能に応じて複数の装置に分散され、各装置間は物理伝
送路により接続される。装置1−1および1−2は、イ
ンターネット・プロトコルを終端する装置であり、イン
ターネットとのインタフェースを有する。これらは通常
のルータと同等の機能を有し、インターネット側から到
着したフレームのIPアドレスからプライベート・ネッ
トワークに乗り入れるための処理を施す装置4−1およ
び4−2を選択する。選択した装置4−1または4−2
に対応する宛先MACアドレスを付与して装置2にフレ
ームを送信する。また、装置2から受信したフレームを
インターネットに送信する。
【0004】装置2は、MACアドレスによるスイッチ
ングを行う装置であり、通常のスイッチングHUBと同
等の機能を有し、装置1−1および1−2から受信した
フレームに含まれる送信元MACアドレスと受信した物
理伝送路1−2#1または1−2#2および論理チャネ
ル#100または#200との対応関係を記録したMA
Cテーブルの作成を行う。
【0005】また、装置3から受信したフレームに含ま
れる送信元MACアドレスと受信した物理伝送路2−3
#1または2−3#2および論理チャネル#100また
は#200との対応関係を記録することによりMACテ
ーブルの作成を行う。
【0006】そして、装置1−1および1−2から受信
したフレームの宛先MACアドレスから、物理伝送路2
−3#1、2−3#2および論理チャネル#100、#
200の対応関係を参照し、送信先の物理伝送路2−3
#1または2−3#2および論理チャネル#100また
は#200を選択し、該当する物理伝送路2−3#1ま
たは2−3#2を介して装置3にそのフレームを送信す
る。
【0007】また、装置3から受信したフレームの宛先
MACアドレスから、物理伝送路1−2#1または1−
2#2および論理チャネル#100または#200の対
応関係を参照し、送信先の物理伝送路1−2#1または
1−2#2および論理チャネル#100または#200
を選択し、装置1−1または1−2にそのフレームを送
信する。このように、装置2ではMACレイヤによる負
荷分散を図る。
【0008】装置3は、IPアドレスから物理伝送路2
−3#1、2−3#2、3−4#1、3−4#2および
論理チャネル#100、#200を選択する。装置2と
の間に、物理インタフェースを二つ以上有し、一つの物
理インタフェースに複数の論理インタフェースを有す
る。
【0009】装置2からフレームを受信したときには、
受信した物理伝送路2−3#1、2−3#2および論理
チャネル#100、#200と受信したフレームに含ま
れる宛先IPアドレスとにしたがって、物理伝送路3−
4#1、3−4#2、論理チャネル#100、#200
とインターネット側から受信したフレームに含まれるI
Pアドレスと装置4−1および4−2との対応関係を参
照し、装置4−1または4−2を選択する。このよう
に、装置3ではIPレイヤによる負荷分散を図る。
【0010】装置4−1および4−2は、プライベート
・ネットワーク・プロトコルの終端装置であり、装置3
から受信したフレームをプライベート・ネットワークに
送信可能な形態に変換してプライベート・ネットワーク
に送信する。また、プライベート・ネットワークから受
信したフレームをインターネット側に送信可能な形態に
変換して装置2に送信する。
【0011】網間接続装置では、信頼度を向上させるた
めに、装置2と装置3との間の伝送路の二重化を図って
いる。装置5−1は装置3の障害を検出し、装置5−2
は装置2の障害を検出し、いずれかまたは双方に障害が
検出されたときには、装置5−1および5−2が相互に
同期をとって伝送路の切替えを実行する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の網間
接続装置では、信頼性を向上させるために装置2と装置
3との間に設けられた二重化構造の切替え制御を行うと
きに、装置5−1および5−2が相互に同期をとる必要
があり、制御が複雑化する。
【0013】また、装置5−1および5−2の双方が障
害の発生を検出してから障害復旧手順が開始されるが、
このとき双方の同期のために、多少の時間を要するの
で、障害復旧手順の開始に遅れが発生する。この遅れの
間に送受信されるフレームは失われることがある。
【0014】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、障害発生検出を一ヶ所で行い、短時間のうち
に簡単な制御にしたがって障害復旧を図ることができる
網間接続装置を提供することを目的とする。本発明は、
トラヒック測定を一ヶ所で行い、短時間のうちに簡単な
制御にしたがってトラヒックの分散を図ることができる
網間接続装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、網間接続装置
であって、本発明の特徴とするところは、到着したフレ
ームをIPアドレスに対応する物理伝送路および論理チ
ャネルが記録されたIPテーブルにしたがって所定の方
路にスイッチングするIPレイヤスイッチング手段と、
到着したフレームをMACアドレスに対応する物理伝送
路および論理チャネルが記録されたMACテーブルにし
たがって所定の方路にスイッチングするMACレイヤス
イッチング手段とを備え、前記IPレイヤスイッチング
手段と前記MACレイヤスイッチング手段との間には複
数の物理伝送路が設けられ、前記IPテーブルは、前記
MACレイヤスイッチング手段からフレームが到着する
毎にそのフレームのIPアドレスおよびそのフレームが
経由した物理伝送路および論理チャネルの情報にしたが
って自己のテーブル内容を更新する手段を備え、前記M
ACテーブルは、前記IPレイヤスイッチング手段から
フレームが到着する毎にそのフレームのMACアドレス
およびそのフレームが経由した物理伝送路および論理チ
ャネルの情報にしたがって自己のテーブル内容を更新す
る手段を備え、前記複数の物理伝送路の障害発生を検出
する手段が設けられ、この検出結果にしたがって障害が
検出された物理伝送路についてはこれを迂回するように
前記IPテーブルを書き替える手段とを備えたところに
ある。
【0016】前記IPレイヤスイッチング手段には、前
記複数の物理伝送路をそれぞれ経由する正常性確認信号
を前記MACレイヤスイッチング手段に送出する手段が
設けられ、前記MACレイヤスイッチング手段には、こ
の正常性確認信号の応答信号をこの正常性確認信号が到
来した物理伝送路を介して送出する手段が設けられ、前
記障害発生を検出する手段は、この応答信号の有無にし
たがって前記物理伝送路の正常性を確認する手段を備え
ることができる。
【0017】すなわち、障害が検出された物理伝送路に
ついてはこれを迂回するように前記IPテーブルを書き
替えることにより、障害発生以前には、障害が検出され
た物理伝送路を経由していたフレームが、障害発生以後
には、迂回路を経由するようになる。
【0018】前記MACレイヤスイッチング手段では、
迂回路を経由してフレームが到着することにより、障害
発生以前は、障害が検出された物理伝送路および論理チ
ャネルに対応していたMACアドレスが、障害発生以後
には、その迂回路に相当する物理伝送路および論理チャ
ネルに対応するように更新される。
【0019】したがって、前記IPテーブルを書き替え
れば、前記MACテーブルは自動的に書き替わるため、
前記MACレイヤスイッチング手段には、障害復旧のた
めの装置を設ける必要はない。これにより、障害発生検
出を一ヶ所で行い、短時間のうちに簡単な制御にしたが
って障害復旧を図ることができる。
【0020】また、前記複数の物理伝送路の障害発生を
検出する代わりに、前記複数の物理伝送路のトラヒック
測定を行い、閾値を越えるトラヒック量が測定された物
理伝送路については、これを迂回することにより、トラ
ヒックを分散させる制御を行うこともできる。これによ
り、トラヒック測定を一ヶ所で行い、短時間のうちに簡
単な制御にしたがってトラヒックの分散を図ることがで
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明実施例の網間接続装置の構
成を図1を参照して説明する。図1は本発明実施例の網
間接続装置のブロック構成図である。
【0022】本発明は網間接続装置であって、本発明の
特徴とするところは、図1に示すように、到着したフレ
ームをIPアドレスに対応する物理伝送路3−4#1、
3−4#2、2−3#1、2−3#2および論理チャネ
ル#100、#200が記録されたIPテーブルにした
がって所定の方路にスイッチングするIPレイヤスイッ
チング手段としての装置3と、到着したフレームをMA
Cアドレスに対応する物理伝送路2−3#1、2−3#
2、1−2#1、1−2#2および論理チャネルが記録
されたMACテーブルにしたがって所定の方路にスイッ
チングするMACレイヤスイッチング手段としての装置
2とを備え、装置3と装置2との間には二本の物理伝送
路2−3#1および2−3#2が設けられ、前記IPテ
ーブルは、装置2からフレームが到着する毎にそのフレ
ームのIPアドレスおよびそのフレームが経由した物理
伝送路2−3#1または2−3#2および論理チャネル
#100または#200の情報にしたがって自己のテー
ブル内容を更新し、前記MACテーブルは、装置3から
フレームが到着する毎にそのフレームのMACアドレス
およびそのフレームが経由した物理伝送路2−3#1ま
たは2−3#2および論理チャネル#100または#2
00の情報にしたがって自己のテーブル内容を更新し、
物理伝送路2−3#1および2−3#2の障害発生を検
出する手段としての装置5が設けられ、装置5は、この
検出結果にしたがって障害が検出された物理伝送路2−
3#1または2−3#2についてはこれを迂回するよう
に前記IPテーブルを書き替えるところにある。
【0023】装置3は、装置5の指示により、物理伝送
路2−3#1および2−3#2をそれぞれ経由する正常
性確認信号を装置2に送出し、装置2は、この正常性確
認信号の応答信号をこの正常性確認信号が到来した物理
伝送路2−3#1および2−3#2を介して送出し、装
置5は、装置3から応答信号の有無の報告を受け、物理
伝送路2−3#1および2−3#2の正常性を確認す
る。
【0024】また、装置5で、物理伝送路2−3#1お
よび2−3#2のトラヒックをそれぞれ測定し、この測
定結果にしたがって閾値を越えるトラヒック量が検出さ
れた物理伝送路2−3#1または2−3#2については
これを迂回するように前記IPテーブルを書き替えるこ
ともできる。
【0025】次に、本発明実施例の網間接続装置の動作
を図1ないし図5を参照して説明する。図2は本発明実
施例の網間接続装置におけるインターネットからプライ
ベート・ネットワークへの情報の流れに伴う動作を説明
するための図である。図3は本発明実施例の網間接続装
置におけるプライベート・ネットワークからインターネ
ットへの情報の流れに伴う動作を説明するための図であ
る。図4は正常性確認信号による物理伝送路の障害検出
を説明するための図である。図5は物理伝送路切替動作
を説明するための図である。
【0026】まずは、図2を参照してインターネットか
らプライベート・ネットワークへの情報の流れに伴う動
作について説明する。装置1−1にインターネットから
フレームが到着すると、装置1−1では、到着したフレ
ームの宛先IPアドレスから、付与すべきMACアドレ
スを決定し、このMACアドレスをフレームに付与して
装置2に送出する。
【0027】装置2は、フレームが到着する毎に、到着
した物理伝送路1−2#1または1−2#2と論理チャ
ネル#100または#200と到着したフレームの送信
元MACアドレスとの対応関係をMACテーブルに記録
する。例えば、装置1−1から論理チャネル#100、
送信元MACアドレス40のフレームを受信すると、M
ACテーブルには、物理伝送路1−2#1および論理チ
ャネル#100およびMACアドレス40がそれぞれ対
応付けられて記録される。
【0028】次に、受信したフレームの送信先を決定す
る。既に、物理伝送路2−3#1、論理チャネル#20
0、MACアドレス50という対応関係が記録されてお
り、到着したフレームの宛先MACアドレスが50であ
るときには、このフレームは装置3へ物理伝送路2−3
#1、論理チャネル#200を選択して送信される。
【0029】装置3は、装置2からフレームが到着する
毎に、フレームの送信先を決定する。既に、装置2側の
物理伝送路2−3#1および論理チャネル#200、I
Pアドレス20、プライベート・ネットワーク側の物理
伝送路3−4#1および論理チャネル#100がそれぞ
れ対応付けられており、装置2の物理伝送路2−3#
1、論理チャネル#200から到着したIPアドレス2
0のフレームであれば、プライベート・ネットワーク側
の物理伝送路3−4#1、論理チャネル#100が選択
されて送出される。装置4−1では、装置3から受信し
たフレームをプライベート・ネットワーク側へ送出可能
な形態に変換してプライベート・ネットワーク側に送出
する。
【0030】次に、図3を参照してプライベート・ネッ
トワークからインターネットへの情報の流れに伴う動作
を説明する。プライベート・ネットワークから受信した
フレームを装置4−1で処理し、インターネットへ送出
可能な形態に変換して装置3に送出する。
【0031】装置3では、フレームが到着した物理伝送
路3−4#1および論理チャネル#100から送出すべ
き装置2側の物理伝送路2−3#1および論理チャネル
#200を選択して装置2にフレームを送出する。
【0032】装置2では、フレームが到着する毎に、到
着した物理伝送路2−3#1および到着したフレームの
送出元MACアドレス20の対応関係をMACテーブル
に記録する。装置3から物理伝送路2−3#1、論理チ
ャネル#200、送出元MACアドレス20のフレーム
を受信すると、物理伝送路2−3#1および論理チャネ
ル#200およびMACアドレス20がそれぞれ対応付
けられて記録される。
【0033】次に、受信したフレームの送出先を決定す
る。既に、物理伝送路1−2#1および論理チャネル#
100およびMACアドレス40という対応付けが記録
されており、到着したフレームの宛先MACアドレスが
40であるときには、このフレームは物理伝送路1−2
#1および論理チャネル#100により装置1−1に送
出される。装置1−1では、装置2から受信したフレー
ムをインターネットに送出する。
【0034】次に、本発明の特徴的な動作を図4および
図5を参照して説明する。図4に示すように、装置5か
らの指示で、装置3は装置2との一つのルートの正常性
を検証するために各物理伝送路2−3#1および2−3
#2に正常性確認信号を送出する。装置2は各物理伝送
路2−3#1および2−3#2からの正常性確認信号を
受信したら、その正常性確認信号が到着した物理伝送路
に応答信号を返す。装置3は、正常性確認信号に対する
装置2からの応答信号の有無を装置5に報告する。以下
では、物理伝送路2−3#1に障害が発生した場合につ
いて説明する。
【0035】装置5は、装置2のMACテーブルの障害
が発生した物理伝送路2−3#1を正常動作している物
理伝送路2−3#2に更新可能とするフレームの送信を
装置3に指示する。すなわち、装置5は、装置3内のI
Pテーブルのうち異常を引き起こした物理伝送路2−3
#1を正常な物理伝送路2−3#2に更新する指示を出
す。これにより、装置3から装置2に送出されるフレー
ムは、今後、正常な物理伝送路2−3#2を経由する。
装置2では、物理伝送路2−3#2からフレームが到着
することによって、MACテーブルの物理伝送路2−3
#1に対応している部分を2−3#2に更新する。
【0036】このようにして、装置3のIPテーブルを
書き替えることによって、装置2のMACテーブルも書
き替えることができるため、障害発生検出を一ヶ所で行
い、短時間のうちに簡単な制御にしたがって障害復旧を
図ることができる。
【0037】また、物理伝送路2−3#1および2−3
#2のトラヒック測定を行い、閾値を越えるトラヒック
量が検出された物理伝送路2−3#1または2−3#2
については、これを迂回するようにIPテーブルを書き
替えるようにすれば、トラヒックに応じてダイナミック
な負荷分散を実現することができる。すなわち、トラヒ
ック測定を一ヶ所で行い、短時間のうちに簡単な制御に
したがってトラヒックの分散を図ることができる。
【0038】なお、本発明実施例では、二つの物理伝送
路を設けた例を説明したが、これは説明をわかりやすく
するためであり、さらに多数の物理伝送路を設けた場合
にも同様に説明することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
障害発生検出を一ヶ所で行い、短時間のうちに簡単な制
御にしたがって障害復旧を図ることができる。また、ト
ラヒック測定を一ヶ所で行い、短時間のうちに簡単な制
御にしたがってトラヒックの分散を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の網間接続装置の要部ブロック構
成図。
【図2】本発明実施例の網間接続装置のインターネット
からプライベート・ネットワークへの情報の流れに伴う
動作を説明するための図。
【図3】本発明実施例の網間接続装置のプライベート・
ネットワークからインターネットへの情報の流れに伴う
動作を説明するための図。
【図4】正常性確認信号による物理伝送路の障害検出動
作を説明するための図。
【図5】物理伝送路の切替え動作を説明するための図。
【図6】従来の網間接続装置の要部ブロック構成図。
【符号の説明】
1−1、1−2、2、3、4−1、4−2、5、5−
1、5−2 装置 1−2#1、1−2#2、2−3#1、2−3#2、3
−4#1、3−4#2物理伝送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−275132(JP,A) 特開 平9−233079(JP,A) 特開 平9−224026(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 H04L 12/24 H04L 29/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 到着したフレームをIPアドレスに対応
    する物理伝送路および論理チャネルが記録されたIPテ
    ーブルにしたがって所定の方路にスイッチングするIP
    レイヤスイッチング手段と、 到着したフレームをMACアドレスに対応する物理伝送
    路および論理チャネルが記録されたMACテーブルにし
    たがって所定の方路にスイッチングするMACレイヤス
    イッチング手段とを備え、 前記IPレイヤスイッチング手段と前記MACレイヤス
    イッチング手段との間には複数の物理伝送路が設けら
    れ、 前記IPテーブルは、前記MACレイヤスイッチング手
    段からフレームが到着する毎にそのフレームのIPアド
    レスおよびそのフレームが経由した物理伝送路および論
    理チャネルの情報にしたがって自己のテーブル内容を更
    新する手段を備え、 前記MACテーブルは、前記IPレイヤスイッチング手
    段からフレームが到着する毎にそのフレームのMACア
    ドレスおよびそのフレームが経由した物理伝送路および
    論理チャネルの情報にしたがって自己のテーブル内容を
    更新する手段を備え、 前記複数の物理伝送路の障害発生を検出する手段が設け
    られ、 この検出結果にしたがって障害が検出された物理伝送路
    についてはこれを迂回するように前記IPテーブルを書
    き替える手段を備えたことを特徴とする網間接続装置。
  2. 【請求項2】 前記IPレイヤスイッチング手段には、
    前記複数の物理伝送路をそれぞれ経由する正常性確認信
    号を前記MACレイヤスイッチング手段に送出する手段
    が設けられ、 前記MACレイヤスイッチング手段には、この正常性確
    認信号の応答信号をこの正常性確認信号が到来した物理
    伝送路を介して送出する手段が設けられ、 前記障害発生を検出する手段は、この応答信号の有無に
    したがって前記物理伝送路の正常性を確認する手段を備
    えた請求項1記載の網間接続装置。
  3. 【請求項3】 到着したフレームをIPアドレスに対応
    する物理伝送路および論理チャネルが記録されたIPテ
    ーブルにしたがって所定の方路にスイッチングするIP
    レイヤスイッチング手段と、 到着したフレームをMACアドレスに対応する物理伝送
    路および論理チャネルが記録されたMACテーブルにし
    たがって所定の方路にスイッチングするMACレイヤス
    イッチング手段とを備え、 前記IPレイヤスイッチング手段と前記MACレイヤス
    イッチング手段との間には複数の物理伝送路が設けら
    れ、 前記IPテーブルは、前記MACレイヤスイッチング手
    段からフレームが到着する毎にそのフレームのIPアド
    レスおよびそのフレームが経由した物理伝送路および論
    理チャネルの情報にしたがって自己のテーブル内容を更
    新する手段を備え、 前記MACテーブルは、前記IPレイヤスイッチング手
    段からフレームが到着する毎にそのフレームのMACア
    ドレスおよびそのフレームが経由した物理伝送路および
    論理チャネルの情報にしたがって自己のテーブル内容を
    更新する手段を備え、 前記複数の物理伝送路のトラヒックをそれぞれ測定する
    手段が設けられ、 この測定結果にしたがって閾値を越えるトラヒック量が
    検出された物理伝送路についてはこれを迂回するように
    前記IPテーブルを書き替える手段を備えたことを特徴
    とする網間接続装置。
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