JPH1023060A - ネットワークシステム - Google Patents

ネットワークシステム

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JPH1023060A
JPH1023060A JP8188572A JP18857296A JPH1023060A JP H1023060 A JPH1023060 A JP H1023060A JP 8188572 A JP8188572 A JP 8188572A JP 18857296 A JP18857296 A JP 18857296A JP H1023060 A JPH1023060 A JP H1023060A
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のLANがルータ,WANを介して接続
されたネットワークシステムに於いて、ルータに障害が
発生した時の復旧処理を短時間で行う。 【解決手段】 ルーティングテーブル15には、LAN5の通
信相手となる各LAN 毎に、そのLAN に接続されているマ
スタルータ,バックアップルータのダイヤル番号,その
LAN のネットワーク,及びマスタルータ,バックアップ
ルータそれぞれのプライオリティ(マスタルータが正常
な場合は、マスタルータの方がプライオリティが高くな
っている)が格納されている。ルーティング部14は、或
るLAN に接続されている端末へパケットを送信する場
合、ルーティングテーブル15を参照し、上記LAN に接続
されているマスタルータ,バックアップルータの内の、
プライオリティが高い方にパケットを送信する。プライ
オリティ変更部19は、他のマスタルータに障害が発生す
ると、そのプライオリティをバックアップルータより低
くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のLANがそ
れぞれマスタルータ及びバックアップルータを介してW
ANに接続され、各LANに接続された端末装置がWA
Nを介して互いに通信を行うネットワークシステムに関
し、特に、マスタルータに障害が発生した際の障害復旧
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のLANがそれぞれルータを介して
WANに接続され、各LANに接続された端末装置がW
ANを介して互いに通信を行うネットワークシステムに
於いては、信頼性を高めるために、ルータが実行するル
ーティング・アルゴリズム(RIP)により最適経路を
選択し、故障のあるルータ経路を迂回するということが
従来から行われている。ところで、RIPに於いては、
図10に示すように、LAN104とWAN105とを
マスタルータ100を介して接続すると共に、バックア
ップルータ101,WAN106,バックアップルータ
102を介して接続しておく。そして、マスタルータ1
00が正常な場合は、マスタルータ100を介してパケ
ットを送受信し、マスタルータ100に障害が発生した
場合は、バックアップルータ101,WAN106,バ
ックアップルータ102から構成される迂回経路を介し
てパケットが送受信される(日経BP社,「LAN構築
のテクニック」,P228〜P229,1990年11
月20日発行)。しかし、この従来技術では、マスタル
ータ100に障害が発生した場合、使用する経路が異な
るものとなり、本来利用したい回線を利用できなくなる
という問題がある。
【0003】このような問題点を解決するため、例え
ば、図11に示すようにすることが考えられる。LAN
114に対応するマスタルータ110,バックアップル
ータ111は、それぞれWAN116の異なる回線に接
続されると共にLAN114に接続され、LAN115
に対応するマスタルータ112,バックアップルータ1
13は、それぞれWAN116の異なる回線に接続され
ると共にLAN115に接続されている。また、マスタ
ルータ110,バックアップルータ111内には、図1
2(A)に示すように、マスタルータ112のダイヤル
番号Yと、マスタルータ112が接続されているLAN
115のネットワークアドレスyとが対応付けて格納さ
れたルーティングテーブルが設けられ、マスタルータ1
12,バックアップルータ113内には、図12(B)
に示すように、マスタルータ110のダイヤル番号X
と、マスタルータ110が接続されているLAN114
のネットワークアドレスxとが対応付けて格納されてい
る。尚、バックアップルータ111,113のダイヤル
番号は、それぞれX’,Y’となっているものとする。
【0004】マスタルータ110,112が共に正常な
場合は次のような動作が行われる。マスタルータ110
は、LAN114に接続されている端末装置117−i
(1≦i≦N)が、LAN115に接続されている端末
装置118−j(1≦j≦M)宛てのパケットをLAN
114上に出力すると、そのパケットに付加されている
端末装置118−jのIPアドレスに基づいて端末装置
118−jが接続されているLAN115のネットワー
クアドレスyを求め、更に図12(A)に示すルーティ
ングテーブルを参照してマスタルータ112のダイヤル
番号Yを求める。その後、マスタルータ110は、上記
パケットにダイヤル番号Yを付加してWAN116に送
出する。マスタルータ112は、上記パケットを受信す
ると、その宛て先である端末装置118−jが接続され
ているLAN115にパケットを送出する。
【0005】次に、マスタルータ112に障害が発生し
た場合の動作について説明する。マスタルータ112に
障害が発生すると、マスタルータ112は、図12
(B)に示すルーティングテーブルを参照し、そこに格
納されている全てのダイヤル番号のルータに対して障害
発生通知用のパケットを送信する。この例の場合、ルー
ティングテーブルには、ダイヤル番号Xしか格納されて
いないので、マスタルータ112は、ダイヤル番号Xの
マスタルータ110に対してのみ障害発生通知用のパケ
ットを送信する。その後、マスタルータ112は、バッ
クアップルータ113を起動させ、自身の動作を停止す
る。
【0006】マスタルータ110は、マスタルータ11
2から障害発生通知用のパケットが送られてくると、表
示装置(図示せず)にマスタルータ112に障害が発生
したことを表示する。その表示を見たLAN114の管
理者は、先ず、障害の発生したマスタルータ112と対
になっているバックアップルータ113のダイヤル番号
(この例の場合、Y’)を調べる。その後、管理者は、
キーボード等の入力装置(図示せず)を用いて、マスタ
ルータ110,111内のルーティングテーブルの内容
を図12(A)に示すものから図12(C)に示すもの
に書き換える。つまり、ダイヤル番号をマスタルータ1
12のダイヤル番号Yからバックアップルータ113の
ダイヤル番号Y’に書き換える。
【0007】ルーティングテーブルの内容が図12
(C)に示すものに書き換えられた後は、端末装置11
7−iから端末装置118−j宛てのパケットが出力さ
れると、マスタルータ110は、そのパケットにバック
アップルータ113のダイヤル番号Y’を付加してWA
N116に送出する。この結果、上記パケットは、ダイ
ヤル番号Y’のバックアップルータ113,LAN11
5を介して端末装置118−jに送られることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにすれ
ば、障害前の通信経路を変更することなく、マスタルー
タの障害に対処することが可能になるが、或るマスタル
ータに障害が発生した場合、他のマスタルータ,バック
アップルータ内のルーティングテーブルの内容を管理者
が書き換えなければならないので、障害復旧に時間がか
かると共に、管理者に負担がかかるという問題がある。
【0009】そこで、本発明の目的は、切換回路を必要
とせず、且つ管理者に負担をかけることなく短時間で障
害復旧を行うことができるネットワークシステムを提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、複数のLANがそれぞれマスタルータ及び該
マスタルータの障害発生時に起動されるバックアップル
ータを介してWANに接続され、前記各LANに接続さ
れた端末装置が前記WANを介して互いに通信を行うネ
ットワークシステムに於いて、前記各マスタルータ及び
前記各バックアップルータが、前記WANを介して自ル
ータと接続されているLAN毎に、そのLANに接続さ
れている端末装置を宛て先とするパケットをそのLAN
に接続されているマスタルータ或いはバックアップルー
タに送信するためのルーティング情報と、そのLANに
接続されているマスタルータ,バックアップルータの内
の何れが有効かを示す有効情報とを対応付けて格納した
ルーティングテーブルと、自ルータが接続されているL
AN上に他のLANに接続されている端末装置を宛て先
にするパケットが現れた時、前記ルーティングテーブル
を参照し、前記他のLANに接続されているマスタルー
タ,バックアップルータの内の、前記有効情報が有効を
示しているルータへ前記パケットを送信するルーティン
グ部と、他のマスタルータから障害発生が通知された
時、前記ルーティングテーブルに格納されている有効情
報の内の、前記障害発生を通知したマスタルータが接続
されているLANに対応する有効情報を、マスタルータ
が有効であることを示すものからバックアップルータが
有効であることを示すものに変更する有効情報変更手段
とを備え、前記各マスタルータが、自マスタルータの障
害を検出した時、自マスタルータと対になっているバッ
クアップルータを起動させると共に、自マスタルータ内
の前記ルーティングテーブルを参照し、有効情報が有効
であることを示しているマスタルータ,バックアップル
ータに障害発生を通知する障害通知部を備えている。
【0011】上記構成に於いては、或るマスタルータ
は、他のマスタルータから障害が通知れると、自ルータ
内のルーティングテーブルに格納されている有効情報の
内の、上記或るマスタルータが接続されているLANに
対応する有効情報をマスタルータが有効であることを示
すものからバックアップルータが有効であることを示す
ものに変更する。従って、その後、上記或るマスタルー
タが接続されているLANに接続されている端末装置を
宛て先とするパケットは、上記或るマスタルータと対に
なっているバックアップルータを介して上記端末装置へ
送られることになる。
【0012】また、本発明は、マスタルータが障害にな
った場合、そのマスタルータと対になっているバックア
ップルータが、マスタルータで行っていた処理を直ちに
引き継げるようにするため、前記各バックアップルータ
は、起動されることにより、自バックアップルータと対
になっているマスタルータ内のルーティングテーブルの
内容を、自バックアップルータ内のルーティングテーブ
ルに複写する構成を備えている。
【0013】上記構成に於いては、各バックアップルー
タは、対となっているマスタルータから起動されると、
マスタルータ内のルーティングテーブルの内容を、自バ
ックアップルータ内のルーティングテーブルに複写す
る。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の実施例のブロック図であ
り、マスタルータ1,3と、バックアップルータ2,4
と、LAN5,7と、WAN6と、端末装置8−1〜8
−N,9−1〜9−Mと、キーボード,CRT等から構
成される入出力装置10,11とを備えている。
【0016】LAN5には、複数の端末装置8−1〜8
−Nが接続されている。マスタルータ1,バックアップ
ルータ2は、LAN5に接続されると共に、WAN6の
異なる回線に接続されている。また、LAN7には、複
数の端末装置9−1〜9−Mが接続されている。マスタ
ルータ3,バックアップルータ4は、LAN7に接続さ
れると共に、WAN6の異なる回線に接続されている。
【0017】マスタルータ1は、LAN側送受信部12
と、WAN側送受信部13と、ルーティング部14と、
ルーティングテーブル15と、外部入出力処理部16
と、障害情報テーブル17と、障害判定部18と、プラ
イオリティ変更部19と、障害通知部20とを備えてい
る。
【0018】ルーティングテーブル15には、図2に示
すように、WAN6を介してLAN5と通信を行うLA
N(図1では、LAN7しか存在しないが、実際には、
より多くのLANがWANを介してLAN5と通信を行
う)毎に、そのLANに接続されているマスタルータ,
バックアップルータのダイヤル番号と、そのLANのネ
ットワークアドレスと、そのLANに接続されているマ
スタルータ,バックアップルータのプライオリティとが
格納されている。図2に於いて、第1番目の領域#1に
格納されている情報は、LAN7についてのものであ
り、第2番目の領域#2以降に格納されている情報は、
図1に於いては図示を省略した他のLANについてのも
のである。図2に示した第1番目の領域#1の内容から
分かるように、本実施例では、マスタルータ3,バック
アップルータ4のダイヤル番号がそれぞれ「A」,
「A’」で、LAN7のネットワークアドレスが「a」
であるとしている。また、初期状態に於いては、マスタ
ルータのプライオリティは最も高い「1」,バックアッ
プルータのプライオリティはその次に高い「2」になっ
ている。
【0019】障害情報テーブル17は、図3に示すよう
に、障害発生表示部17−1と、障害情報部17−2と
から構成されている。
【0020】LAN側送受信部12は、LAN5上に他
のLANに接続されている端末装置を宛て先とするパケ
ットか現れたとき、そのパケットをルーティング部14
に渡す機能を備えると共に、WAN側送受信部13から
渡されたパケットをLAN5に出力する機能を有する。
【0021】WAN側送受信部13は、WAN6を介し
て送られてきた端末装置8−i(1≦i≦N)を宛て先
にしたパケットをLAN側送受信部12に渡す機能、ル
ーティング部14から出力されたパケットをWAN6に
出力する機能、他のマスタルータから障害発生を示すパ
ケットが送られてきた時、障害情報テーブル17の障害
発生表示部17−1に障害発生を示す情報「ON」を書
き込むと共に、障害情報部17−2にパケットに含まれ
ていた障害情報を書き込む機能を有する。
【0022】ルーティング部14は、LAN側送受信部
12からパケットが渡されたとき、ルーティングテーブ
ル15の内容に基づいたルーティング処理を行う機能を
有する。
【0023】外部入出力処理部16は、入出力装置10
から入力される管理者の指示に従って、ルーティングテ
ーブル15に初期情報を書き込んだり、ルーティングテ
ーブル15,障害情報テーブル17に格納されている情
報を入出力装置10へ出力する機能を有する。
【0024】障害判定部18は、障害発生表示部17−
1を常時監視し、障害発生表示部17−1の内容が「O
N」になっていると判断した場合、障害情報部17−2
に格納されている最新の障害情報に基づいて障害の発生
したマスタルータを求め、更に、それが接続されている
LANのネットワークアドレスをプライオリティ変更部
19に渡す機能を有する。
【0025】プライオリティ変更部19は、障害判定部
18から渡されたLANのネットワークアドレスに基づ
いて、ルーティングテーブル15に格納されている上記
LANに対応するマスタルータのプライオリティを最も
高い「1」から最も低い「F」に変更する機能を有す
る。
【0026】障害通知部20は、マスタルータ1に障害
が発生したことを検出した時、ルーティングテーブル1
5を参照して障害発生通知用のパケットを送信すべきマ
スタルータ,バックアップルータのダイヤル番号を求
め、そのダイヤル番号を付加した障害通知用のパケット
をWAN6に出力する機能、マスタルータ1に障害が発
生したことを検出した時、バックアップルータ2を起動
した後、マスタルータ1の動作を停止させる機能を有す
る。
【0027】マスタルータ3は、マスタルータ1と同様
の構成を有する。また、バックアップルータ2,4もマ
スタルータ1とほぼ同様の構成を有するが、バックアッ
プルータ2,4には、障害通知部20が設けられておら
ず、更に、バックアップルータ2内の外部入出力処理部
21は、マスタルータ1内の外部入出力処理部16が備
えている機能の他に、起動時にルーティングテーブル1
5の内容をルーティングテーブル22に複写する機能を
有している。尚、バックアップルータ2,4内の外部入
出力処理部21,ルーティングテーブル22以外の各部
は図示を省略している。
【0028】図4はLAN側送受信部12の処理例を示
す流れ図、図5はルーティング部14の処理例を示す流
れ図、図6はWAN側送受信部の処理例を示す流れ図、
図7は障害判定部18の処理例を示す流れ図、図8はプ
ライオリティ変更部19の処理例を示す流れ図、図9は
障害通知部20の処理例を示す流れ図であり、以下各図
を参照して本実施例の動作を説明する。
【0029】先ず、マスタルータ1,3が共に正常に動
作している時の動作を説明する。
【0030】LAN側送受信部12は、LAN5上に他
のLANに接続されている端末装置を宛て先とするパケ
ット(例えば、LAN7に接続されている端末装置9−
jを宛て先とするパケット)が現れると(図4,S1が
YES)、そのパケットをルーティング部14に出力す
る(S2)。
【0031】ルーティング部14は、上記パケットが渡
されると、それに付加されている端末装置9−jを示す
IPアドレスの上位の所定ビットに基づいて端末装置9
−jが接続されているLAN7のネットワークアドレス
aを求め、更に、ルーティングテーブル15を検索して
ネットワークアドレスaが格納されている領域を探す
(図5,S11)。今、例えば、ルーティングテーブル
15の内容が図2に示すものであるとすると、ルーティ
ング部14は第1番目の領域#1を探し出すことにな
る。
【0032】その後、ルーティング部14は、領域#1
に格納されているマスタルータのプライオリティの方が
バックアップルータのプライオリティよりも高いか否か
を判断する(S12)。この例の場合、マスタルータの
プライオリティは「1」で、バックアップルータのプラ
イオリティは「2」であるので、S12の判断結果はY
ESとなる。S12の判断結果がYESとなることによ
り、ルーティング部14は、LAN側送受信部12から
渡されたパケットに、領域#1に格納されているマスタ
ルータのダイヤル番号Aを付加したパケットをWAN側
送受信部13に渡す(S13)。
【0033】WAN側送受信部13は、ルーティング部
14からダイヤル番号Aの付加されたパケットが渡され
ると(図6,S21がNO)、そのパケットをWAN6
に出力する(S22)。これにより、上記パケットはダ
イヤル番号が「A」のマスタルータ3に送られ、マスタ
ルータ3はこのパケットを端末装置9−jが接続されて
いるLAN7に出力する。
【0034】また、WAN側送受信部13は、WAN6
を介してLAN5に接続されている端末装置8−iを宛
て先とするパケットが送られてきた場合は(S21,S
23がそれぞれYES,NO)、そのパケットをLAN
側送受信部12に渡す(S25)。
【0035】LAN側送受信部12は、WAN側送受信
部13からパケットが渡されると、(図4,S1がYE
S)、LAN5へ上記パケットを出力する(S3)。こ
れにより、端末装置8−iが上記パケットを受信する。
【0036】次に、マスタルータ3に障害が発生し、マ
スタルータ3からマスタルータ1へ障害発生を示すパケ
ットが送られてきた場合の動作を説明する。
【0037】マスタルータ1のWAN側送受信部13
は、WAN6を介してマスタルータ3に障害が発生した
ことを示すパケットを受信すると(図6,S21,S2
3が共にYES)、障害情報テーブル17の障害発生表
示部17−1に障害発生を示す情報「ON」を書き込む
と共に、障害情報部17−2にパケットに含まれていた
障害情報を書き込む(S24)。
【0038】障害判定部18は、障害発生表示部17−
1を常時監視しており、その内容が「ON」となると
(図7,S31がYES)、障害情報部17−2に格納
されている最新の障害情報に基づいて障害の発生したマ
スタルータ3を求め、更に、マスタルータ3が接続され
ているLAN7のネットワークアドレスaを求め、それ
をプライオリティ変更部19に通知する(S32)。そ
の後、障害判定部18は、障害発生表示部17−1の内
容を「OFF」に変更する(S33)。
【0039】プライオリティ変更部19は、障害判定部
18から渡されたLAN7のネットワークアドレスaに
基づいてルーティングテーブル15を検索し、ネットワ
ークアドレスaを含む領域を探す(図8,S41)。こ
の例の場合、ルーティングテーブル15の第1番目の領
域#1が探し出される(図2参照)。その後、プライオ
リティ変更部19は、S41で探し出した領域#1に格
納されているマスタルータ3のプライオリティを「1」
から「F」に変更する(S42)。
【0040】マスタルータ3のプライオリティが「1」
から「F」に変更された後に、LAN7に接続されてい
る端末装置9−jを宛て先とするパケットが、LAN5
上に現れた場合は、以下のような動作が行われる。
【0041】端末装置9−jを宛て先とするパケットが
LAN5上に現れると、LAN側送受信部12は、その
パケットをルーティング部14に渡す(図4,S1,S
2)。
【0042】ルーティング部14は、上記パケットが渡
されると、前述したと同様の処理を行い、ルーティング
テーブル15の第1番目の領域#1を探し出す(図5,
S11)。その後、ルーティング部14は、領域#1に
格納されているマスタルータ,バックアップルータのプ
ライオリティがそれぞれ「F」,「2」で、マスタルー
タのプライオリティの方が低いことから(S12がN
O)、LAN側送受信部から渡されたパケットに、領域
#1に格納されているバックアップルータのダイヤル番
号A’を付加したパケットをWAN側送受信部13に渡
す(S14)。
【0043】WAN側送受信部13は、ルーティング部
14からダイヤル番号A’の付加されたパケットが渡さ
れると(図6,S21がNO)、そのパケットをWAN
6に出力する(S22)。これにより、上記パケットは
ダイヤル番号が「A’」のバックアップルータ4に送ら
れ、バックアップルータ4はこのパケットをLAN7に
出力する。
【0044】次に、マスタルータ1に障害が発生した場
合の動作について説明する。
【0045】マスタルータ1内の障害通知部20は、マ
スタルータ1に障害が発生したことを検出すると、図9
の流れ図に示すように、先ず、ルーティングテーブル1
5の各領域#1,#2,…毎に、その領域に格納されて
いるマスタルータ,バックアップルータのダイヤル番号
の内の、プライオリティが高い方のダイヤル番号を取得
する(S51)。その後、取得した各ダイヤル番号毎
に、そのダイヤル番号を付加した障害発生通知用のパケ
ットを作成し、作成した各パケットをWAN側送受信部
13を介してWAN6に出力する(S52)。
【0046】次いで、障害通知部20は、マスタルータ
1と対になっているバックアップルータ2を起動すると
共に入出力装置10にエラーメッセージを出力し(S5
3)、更に、マスタルータ1を停止させる(S54)。
【0047】バックアップルータ2内の外部入出力処理
部21は、起動されると、マスタルータ1内のルーティ
ングテーブル15の内容をバックアップルータ2内のル
ーティングテーブル22に複写する。これにより、バッ
クアップルータ2でマスタルータ1が行っていた処理を
直ちに引き継ぐことが可能になる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、他のマ
スタルータから障害発生が通知された場合、自マスタル
ータ内のルーティングテーブルに格納されている有効情
報の内の、障害の発生したマスタルータが接続されてい
るLANに対応する有効情報を、マスタルータが有効で
あることを示すものからバックアップルータが有効であ
ることを示すものに変更するプライオリティ変更部等の
有効情報変更手段を備えているので、切換回路を設ける
ことなく、且つ管理者に負担をかけることなく短時間で
障害復旧を行うことができる。
【0049】また、本発明は、マスタルータに障害が発
生した場合、それと対になっているバックアップルータ
がマスタルータ内のルーティングテーブルの内容を自バ
ックアップルータ内のルーティングテーブルにコピーす
るので、マスタルータに障害が発生した場合、バックア
ップルータで直ちに処理を引き継ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】ルーティングテーブル15の内容例を示す図で
ある。
【図3】障害情報テーブル17の構成例を示す図であ
る。
【図4】LAN側送受信部12の処理例を示す流れ図で
ある。
【図5】ルーティング部14の処理例を示す流れ図であ
る。
【図6】WAN側送受信部13の処理例を示す流れ図で
ある。
【図7】障害判定部18の処理例を示す流れ図である。
【図8】プライオリティ変更部19の処理例を示す流れ
図である。
【図9】障害通知部20の処理例を示す流れ図である。
【図10】従来技術のブロック図である。
【図11】図10に示した従来技術の問題点を解決する
ために考えられる技術のブロック図である。
【図12】図11の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1,3…マスタルータ 2,4…バックアップルータ 5,7…LAN 6…WAN 8−1〜8−N,9−1〜9−M…端末装置 10,11…入出力装置 12…LAN側送受信部 13…WAN側送受信部 14…ルーティング部 15,22…ルーティングテーブル 16,21…外部入出力処理部 17…障害情報テーブル 18…障害判定部 19…プライオリティ変更部 20…障害通知部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のLANがそれぞれマスタルータ及
    び該マスタルータの障害発生時に起動されるバックアッ
    プルータを介してWANに接続され、前記各LANに接
    続された端末装置が前記WANを介して互いに通信を行
    うネットワークシステムに於いて、 前記各マスタルータ及び前記各バックアップルータが、 前記WANを介して自ルータと接続されているLAN毎
    に、そのLANに接続されている端末装置を宛て先とす
    るパケットをそのLANに接続されているマスタルータ
    或いはバックアップルータに送信するためのルーティン
    グ情報と、そのLANに接続されているマスタルータ,
    バックアップルータの内の何れが有効かを示す有効情報
    とを対応付けて格納したルーティングテーブルと、 自ルータが接続されているLAN上に他のLANに接続
    されている端末装置を宛て先にするパケットが現れた
    時、前記ルーティングテーブルを参照し、前記他のLA
    Nに接続されているマスタルータ,バックアップルータ
    の内の、前記有効情報が有効を示しているルータへ前記
    パケットを送信するルーティング部と、 他のマスタルータから障害発生が通知された時、前記ル
    ーティングテーブルに格納されている有効情報の内の、
    前記障害発生を通知したマスタルータが接続されている
    LANに対応する有効情報を、マスタルータが有効であ
    ることを示すものからバックアップルータが有効である
    ことを示すものに変更する有効情報変更手段とを備え、 前記各マスタルータが、 自マスタルータの障害を検出した時、自マスタルータと
    対になっているバックアップルータを起動させると共
    に、自マスタルータ内の前記ルーティングテーブルを参
    照し、有効情報が有効であることを示しているマスタル
    ータ,バックアップルータに障害発生を通知する障害通
    知部を備えたことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 前記各バックアップルータは、起動され
    ることにより、自バックアップルータと対になっている
    マスタルータ内のルーティングテーブルの内容を、自バ
    ックアップルータ内のルーティングテーブルに複写する
    構成を備えたことを特徴とする請求項1記載のネットワ
    ークシステム。
  3. 【請求項3】 前記有効情報は、マスタルータのプライ
    オリティとバックアップルータのプライオリティとから
    構成されることを特徴とする請求項2記載のネットワー
    クシステム。
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