JPH0675900A - 論理アドレス重複検出方式 - Google Patents
論理アドレス重複検出方式Info
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- JPH0675900A JPH0675900A JP4227590A JP22759092A JPH0675900A JP H0675900 A JPH0675900 A JP H0675900A JP 4227590 A JP4227590 A JP 4227590A JP 22759092 A JP22759092 A JP 22759092A JP H0675900 A JPH0675900 A JP H0675900A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】論理アドレスの重複を容易に検出し、重複して
いる機器の場所を特定することで迅速に障害に対応でき
る論理アドレス重複検出方式を提供する。 【構成】パケット毎の論理アドレスを抽出する論理アド
レス抽出手段１と、抽出した論理アドレスを記憶する論
理アドレス記憶手段２と、記憶された論理アドレスと抽
出された論理アドレスとの重複を検出する論理アドレス
比較手段３と、論理アドレスの重複が検出されたときに
ネットワーク管理端末に通知するための重複通知パケッ
トを作成する重複通知パケット作成手段４とを中継器に
設けた。 【効果】論理アドレスの重複を容易に検出できる。ま
た、重複通知パケットに含まれる情報を解析することに
より、論理アドレスが重複している機器の場所を容易に
特定でき、迅速に障害に対応できる。
いる機器の場所を特定することで迅速に障害に対応でき
る論理アドレス重複検出方式を提供する。 【構成】パケット毎の論理アドレスを抽出する論理アド
レス抽出手段１と、抽出した論理アドレスを記憶する論
理アドレス記憶手段２と、記憶された論理アドレスと抽
出された論理アドレスとの重複を検出する論理アドレス
比較手段３と、論理アドレスの重複が検出されたときに
ネットワーク管理端末に通知するための重複通知パケッ
トを作成する重複通知パケット作成手段４とを中継器に
設けた。 【効果】論理アドレスの重複を容易に検出できる。ま
た、重複通知パケットに含まれる情報を解析することに
より、論理アドレスが重複している機器の場所を容易に
特定でき、迅速に障害に対応できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、物理アドレスと論理ア
ドレスによって個々の機器の通信が行われるネットワー
クにおける中継器の論理アドレスの重複を検出するため
の方式に関するものである。
ドレスによって個々の機器の通信が行われるネットワー
クにおける中継器の論理アドレスの重複を検出するため
の方式に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】通常のネットワークにおいては、各機器
や各機器に組み込まれるインターフェースボードにＲＯ
Ｍ等で予め書き込まれている物理アドレスと実際の通信
で使われるプロトコル別に設定する論理アドレスで個々
の機器の通信が行われる。物理アドレスは、上記の理由
により製造元で一元管理され、ハードウェアと共に提供
されるものである。これに対して論理アドレスは、機器
上で動作する通信プロトコルに対してユーザが設定する
ものであり、通信相手を認識する際に使用される。した
がって、ユーザの誤設定によっては、ネットワーク内に
同じ論理アドレスが存在する可能性が高い。インターネ
ットワーキングで通常使用されているＴＣＰ／ＩＰの通
信プロトコルにおいては、ＩＰアドレスが論理アドレス
であり、このＩＰアドレスの重複（異なる物理アドレス
に同一のＩＰアドレスを割り振る）設定があると、通信
の混乱を引き起こすばかりか、ルータのような中継器の
ダウンの原因にもなる。しかもネットワークが大きくな
ればなるほど重複した機器同志を特定することが難し
く、この障害を取り除くのに時間を要するという問題が
あり、ネットワーク全体に及ぼす影響は大きい。
や各機器に組み込まれるインターフェースボードにＲＯ
Ｍ等で予め書き込まれている物理アドレスと実際の通信
で使われるプロトコル別に設定する論理アドレスで個々
の機器の通信が行われる。物理アドレスは、上記の理由
により製造元で一元管理され、ハードウェアと共に提供
されるものである。これに対して論理アドレスは、機器
上で動作する通信プロトコルに対してユーザが設定する
ものであり、通信相手を認識する際に使用される。した
がって、ユーザの誤設定によっては、ネットワーク内に
同じ論理アドレスが存在する可能性が高い。インターネ
ットワーキングで通常使用されているＴＣＰ／ＩＰの通
信プロトコルにおいては、ＩＰアドレスが論理アドレス
であり、このＩＰアドレスの重複（異なる物理アドレス
に同一のＩＰアドレスを割り振る）設定があると、通信
の混乱を引き起こすばかりか、ルータのような中継器の
ダウンの原因にもなる。しかもネットワークが大きくな
ればなるほど重複した機器同志を特定することが難し
く、この障害を取り除くのに時間を要するという問題が
あり、ネットワーク全体に及ぼす影響は大きい。
【０００３】このような問題を解決するために、特開平
３−２１２０３８号公報においては、加入者端末の使用
開始時にアドレス確認のパケットを監視端末に送出し、
監視端末でアドレスの重複が無いことを確認した後、応
答する方式が提案されている。しかしながら、この方式
の場合には物理アドレスと論理アドレスとの対応表を保
持した監視端末が必ず必要となり、また、確認のための
手順を各端末が新たに持たなければならないという問題
がある。さらに、停電からの回復時等の加入者端末の一
斉立ち上がり時には、該手順が一斉に発生するので、シ
ステムの輻輳を招くという問題もある。
３−２１２０３８号公報においては、加入者端末の使用
開始時にアドレス確認のパケットを監視端末に送出し、
監視端末でアドレスの重複が無いことを確認した後、応
答する方式が提案されている。しかしながら、この方式
の場合には物理アドレスと論理アドレスとの対応表を保
持した監視端末が必ず必要となり、また、確認のための
手順を各端末が新たに持たなければならないという問題
がある。さらに、停電からの回復時等の加入者端末の一
斉立ち上がり時には、該手順が一斉に発生するので、シ
ステムの輻輳を招くという問題もある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な点に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、論理アドレスの重複を容易に検出し、重複してい
る機器の場所を特定することで迅速に障害に対応できる
論理アドレス重複検出方式を提供することにある。
な点に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、論理アドレスの重複を容易に検出し、重複してい
る機器の場所を特定することで迅速に障害に対応できる
論理アドレス重複検出方式を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の論理アドレス重
複検出方式にあっては、前記の課題を検出するために、
ポートから受信したパケットより物理アドレスを検出す
る物理アドレス検出手段を備えた中継器において、図１
に示すように、パケット毎の論理アドレスを抽出する論
理アドレス抽出手段１と、抽出した論理アドレスを記憶
する論理アドレス記憶手段２と、論理アドレス記憶手段
２に既に記憶されている論理アドレスと論理アドレス抽
出手段１により抽出された論理アドレスとの重複を検出
する論理アドレス比較手段３と、論理アドレス比較手段
３により重複が検出されたときにネットワーク管理端末
に論理アドレスの重複を通知するためのパケットを作成
する重複通知パケット作成手段４とを備えることを特徴
とするものである。
複検出方式にあっては、前記の課題を検出するために、
ポートから受信したパケットより物理アドレスを検出す
る物理アドレス検出手段を備えた中継器において、図１
に示すように、パケット毎の論理アドレスを抽出する論
理アドレス抽出手段１と、抽出した論理アドレスを記憶
する論理アドレス記憶手段２と、論理アドレス記憶手段
２に既に記憶されている論理アドレスと論理アドレス抽
出手段１により抽出された論理アドレスとの重複を検出
する論理アドレス比較手段３と、論理アドレス比較手段
３により重複が検出されたときにネットワーク管理端末
に論理アドレスの重複を通知するためのパケットを作成
する重複通知パケット作成手段４とを備えることを特徴
とするものである。
【０００６】ここで、論理アドレス抽出手段１により抽
出された論理アドレスと、この論理アドレスに対応する
物理アドレスと、当該論理アドレスを抽出する際にパケ
ットを受信したポートの番号の情報を対応させたアドレ
ステーブルを、プロトコルのタイプ毎に記憶する記憶部
５を備え、重複通知パケット作成手段４は、重複が検出
された論理アドレスと、この論理アドレスに対応する物
理アドレスと、当該論理アドレスを抽出する際にパケッ
トを受信したポートの番号の情報を少なくとも含むパケ
ットを送信するように構成することが好ましい。
出された論理アドレスと、この論理アドレスに対応する
物理アドレスと、当該論理アドレスを抽出する際にパケ
ットを受信したポートの番号の情報を対応させたアドレ
ステーブルを、プロトコルのタイプ毎に記憶する記憶部
５を備え、重複通知パケット作成手段４は、重複が検出
された論理アドレスと、この論理アドレスに対応する物
理アドレスと、当該論理アドレスを抽出する際にパケッ
トを受信したポートの番号の情報を少なくとも含むパケ
ットを送信するように構成することが好ましい。
【０００７】
【作用】本発明によれば、受信したパケットから論理ア
ドレスを抽出して記憶し、既に記憶されている論理アド
レスと同じアドレスが抽出されたときには、重複通知パ
ケットを中継器において作成するようにしたので、論理
アドレスの重複を容易に検出することができるものであ
る。また、受信したパケットから抽出された論理アドレ
スを、そのパケットの送信元の物理アドレス並びにその
パケットを受信したポートの番号と対応して記憶させ、
論理アドレスの重複が検出されたときには、これらの情
報を含む重複通知パケットを作成することにより、論理
アドレスが重複している機器の場所を容易に特定するこ
とができ、迅速に障害に対応できるものである。
ドレスを抽出して記憶し、既に記憶されている論理アド
レスと同じアドレスが抽出されたときには、重複通知パ
ケットを中継器において作成するようにしたので、論理
アドレスの重複を容易に検出することができるものであ
る。また、受信したパケットから抽出された論理アドレ
スを、そのパケットの送信元の物理アドレス並びにその
パケットを受信したポートの番号と対応して記憶させ、
論理アドレスの重複が検出されたときには、これらの情
報を含む重複通知パケットを作成することにより、論理
アドレスが重複している機器の場所を容易に特定するこ
とができ、迅速に障害に対応できるものである。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図２は本発明を適用されるネットワークのシステ
ム全体の構成を示している。幹線となるケーブル１０に
は、トランシーバ２１，２２を介して管理端末Ｔｋと上
位の中継器１１がそれぞれ接続されている。なお、特に
図示しないが、幹線となるケーブル１０には、その他の
端末や中継器も接続されている。上位の中継器１１のポ
ートＰ１には、下位の中継器１２のポートＰ２が接続さ
れている。また、上位の中継器１１のポートＰ２には、
端末Ｔａが接続されており、ポートＰ３には、端末Ｔｂ
が接続されている。さらに、下位の中継器１２のポート
Ｐ４には、端末Ｔｃが接続されている。なお、特に図示
しないが、各中継器１１，１２の他のポートには、その
他の端末や中継器が接続されていても良い。各端末Ｔ
ａ，Ｔｂ，Ｔｃの物理アドレスは、それぞれＭＡＣａ，
ＭＡＣｂ，ＭＡＣｃであり、論理アドレスはそれぞれＩ
Ｐｘ，ＩＰｂ，ＩＰｘであるものとする。
する。図２は本発明を適用されるネットワークのシステ
ム全体の構成を示している。幹線となるケーブル１０に
は、トランシーバ２１，２２を介して管理端末Ｔｋと上
位の中継器１１がそれぞれ接続されている。なお、特に
図示しないが、幹線となるケーブル１０には、その他の
端末や中継器も接続されている。上位の中継器１１のポ
ートＰ１には、下位の中継器１２のポートＰ２が接続さ
れている。また、上位の中継器１１のポートＰ２には、
端末Ｔａが接続されており、ポートＰ３には、端末Ｔｂ
が接続されている。さらに、下位の中継器１２のポート
Ｐ４には、端末Ｔｃが接続されている。なお、特に図示
しないが、各中継器１１，１２の他のポートには、その
他の端末や中継器が接続されていても良い。各端末Ｔ
ａ，Ｔｂ，Ｔｃの物理アドレスは、それぞれＭＡＣａ，
ＭＡＣｂ，ＭＡＣｃであり、論理アドレスはそれぞれＩ
Ｐｘ，ＩＰｂ，ＩＰｘであるものとする。
【０００９】ここで、中継器１２の構成を図３に示し
た。まず、中継部９は複数の入力ポートと複数の出力ポ
ートを備えており、各入力ポートで受信されたパケット
を中継（リピート）して、他の出力ポートから送信する
機能を備えている。中継部９に接続されたアドレス検出
部７は、受信したパケットから送信元物理アドレスと送
信元論理アドレス及びプロトコルタイプを抽出する機能
を備えている。ここで、本発明におけるパケットの構成
例を図７に示す。図中、Ｐはプリアンブル、ＤＡは宛て
先物理アドレス、ＳＡは送信元物理アドレス、ＴＹＰＥ
はプロトコルタイプ、ＰＨＤはプロトコルヘッダ部、Ｐ
ＤＡはプロトコルデータ部、ＦＣＳはフレームチェック
シーケンスである。また、プロトコルヘッダ部ＰＨＤに
おいて、ＬＳＡは送信元論理アドレス、ＬＤＡは宛て先
論理アドレスである。上述のアドレス検出部７では、こ
のような構成のパケットから、送信元物理アドレスＳＡ
と送信元論理アドレスＬＳＡ及びプロトコルタイプＴＹ
ＰＥを抽出するものである。
た。まず、中継部９は複数の入力ポートと複数の出力ポ
ートを備えており、各入力ポートで受信されたパケット
を中継（リピート）して、他の出力ポートから送信する
機能を備えている。中継部９に接続されたアドレス検出
部７は、受信したパケットから送信元物理アドレスと送
信元論理アドレス及びプロトコルタイプを抽出する機能
を備えている。ここで、本発明におけるパケットの構成
例を図７に示す。図中、Ｐはプリアンブル、ＤＡは宛て
先物理アドレス、ＳＡは送信元物理アドレス、ＴＹＰＥ
はプロトコルタイプ、ＰＨＤはプロトコルヘッダ部、Ｐ
ＤＡはプロトコルデータ部、ＦＣＳはフレームチェック
シーケンスである。また、プロトコルヘッダ部ＰＨＤに
おいて、ＬＳＡは送信元論理アドレス、ＬＤＡは宛て先
論理アドレスである。上述のアドレス検出部７では、こ
のような構成のパケットから、送信元物理アドレスＳＡ
と送信元論理アドレスＬＳＡ及びプロトコルタイプＴＹ
ＰＥを抽出するものである。
【００１０】次に、記憶部５では、アドレス検出部７に
より受信パケットから抽出された送信元物理アドレスＳ
Ａと送信元論理アドレスＬＳＡの対応関係をアドレステ
ーブルとして記憶しておくものである。このアドレステ
ーブルには、そのアドレスが抽出されたパケットの受信
ポート番号も併せて記憶させておくものである。ここ
で、記憶部５に記憶されたアドレステーブルの一例を図
４に示す。この図に示すように、プロトコルタイプ毎に
論理アドレスと物理アドレスと受信ポート番号の対応関
係が記憶されている。
より受信パケットから抽出された送信元物理アドレスＳ
Ａと送信元論理アドレスＬＳＡの対応関係をアドレステ
ーブルとして記憶しておくものである。このアドレステ
ーブルには、そのアドレスが抽出されたパケットの受信
ポート番号も併せて記憶させておくものである。ここ
で、記憶部５に記憶されたアドレステーブルの一例を図
４に示す。この図に示すように、プロトコルタイプ毎に
論理アドレスと物理アドレスと受信ポート番号の対応関
係が記憶されている。
【００１１】次に、アドレステーブル登録／検出部６で
は、アドレス検出部７で抽出された送信元論理アドレス
ＬＳＡが記憶部５に既に登録されているか否かを検出
し、既に登録されている論理アドレスが検出されたとき
には、記憶部５のアドレステーブルを参照し、同一の論
理アドレスが異なる物理アドレスに割り当てられていれ
ば、論理アドレスの重複設定があると判定し、重複通知
パケット作成／送信部８に知らせる。一方、論理アドレ
スの重複設定が無い場合には、重複通知パケットの作成
や送信は行わない。また、記憶部５に登録されていない
送信元論理アドレスが検出されたときには、当該送信元
論理アドレスと、この送信元論理アドレスが抽出された
受信パケットの送信元物理アドレスと、このパケットの
受信ポート番号の情報を対応させて、図４に示すような
アドレステーブルのデータとして新たに登録するもので
ある。
は、アドレス検出部７で抽出された送信元論理アドレス
ＬＳＡが記憶部５に既に登録されているか否かを検出
し、既に登録されている論理アドレスが検出されたとき
には、記憶部５のアドレステーブルを参照し、同一の論
理アドレスが異なる物理アドレスに割り当てられていれ
ば、論理アドレスの重複設定があると判定し、重複通知
パケット作成／送信部８に知らせる。一方、論理アドレ
スの重複設定が無い場合には、重複通知パケットの作成
や送信は行わない。また、記憶部５に登録されていない
送信元論理アドレスが検出されたときには、当該送信元
論理アドレスと、この送信元論理アドレスが抽出された
受信パケットの送信元物理アドレスと、このパケットの
受信ポート番号の情報を対応させて、図４に示すような
アドレステーブルのデータとして新たに登録するもので
ある。
【００１２】次に、重複通知パケット作成／送信部８で
は、論理アドレスの重複設定がある場合に、図６に示す
ような重複通知パケットを作成し、送信する。図６のフ
ォーマットでは、図７に示すパケット構成のうち、プロ
トコルヘッダ部ＰＨＤとプロトコルデータ部ＰＤＡを示
している。この重複通知パケットでは、管理用プロトコ
ルのヘッダ部に続く管理用プロトコルのデータ部におい
て、重複して設定された論理アドレスと、その論理アド
レスを割り当てられた第１の物理アドレスと第１のポー
ト番号並びに第２の物理アドレスと第２のポート番号の
情報を含むものである。
は、論理アドレスの重複設定がある場合に、図６に示す
ような重複通知パケットを作成し、送信する。図６のフ
ォーマットでは、図７に示すパケット構成のうち、プロ
トコルヘッダ部ＰＨＤとプロトコルデータ部ＰＤＡを示
している。この重複通知パケットでは、管理用プロトコ
ルのヘッダ部に続く管理用プロトコルのデータ部におい
て、重複して設定された論理アドレスと、その論理アド
レスを割り当てられた第１の物理アドレスと第１のポー
ト番号並びに第２の物理アドレスと第２のポート番号の
情報を含むものである。
【００１３】本実施例の動作をフローチャートで示す
と、図５に示すようになる。ポートからパケットを受信
すると、まず、パケットから送信元の物理アドレス、プ
ロトコルタイプ、プロトコルタイプに対応した送信元論
理アドレスを抽出する（＃１）。次に、プロトコルタイ
プに対応するテーブルを、抽出した論理アドレスで検索
する（＃２）。該当する論理アドレスがテーブルに登録
済みか否かを判定し、登録済みでなければ、該当テーブ
ルに抽出した論理アドレスと物理アドレスとパケットを
受信したポート番号を登録する（＃３，＃４）。また、
該当する論理アドレスがテーブルに登録済みであれば、
その論理アドレスに対応する物理アドレスが一致するか
否かを判定する（＃５）。一致すれば、論理アドレスの
重複は無いと判断され、一致しなければ、論理アドレス
の重複が有ると判断される。論理アドレスの重複が有る
と判断されたときには、該当する物理アドレス、論理ア
ドレス、ポート番号を重複通知用のパケットに設定し、
作成したパケットをネットワーク管理端末へ送信する
（＃６，＃７）。
と、図５に示すようになる。ポートからパケットを受信
すると、まず、パケットから送信元の物理アドレス、プ
ロトコルタイプ、プロトコルタイプに対応した送信元論
理アドレスを抽出する（＃１）。次に、プロトコルタイ
プに対応するテーブルを、抽出した論理アドレスで検索
する（＃２）。該当する論理アドレスがテーブルに登録
済みか否かを判定し、登録済みでなければ、該当テーブ
ルに抽出した論理アドレスと物理アドレスとパケットを
受信したポート番号を登録する（＃３，＃４）。また、
該当する論理アドレスがテーブルに登録済みであれば、
その論理アドレスに対応する物理アドレスが一致するか
否かを判定する（＃５）。一致すれば、論理アドレスの
重複は無いと判断され、一致しなければ、論理アドレス
の重複が有ると判断される。論理アドレスの重複が有る
と判断されたときには、該当する物理アドレス、論理ア
ドレス、ポート番号を重複通知用のパケットに設定し、
作成したパケットをネットワーク管理端末へ送信する
（＃６，＃７）。
【００１４】次に、本実施例の動作について具体的な例
を挙げながら説明する。図２に示す中継器１２は立ち上
がり後、端末ＴｃからのパケットをポートＰ４から受信
し、中継部９で他のポートに送信する際に該パケットに
含まれる物理アドレスＭＡＣｃと論理アドレスＩＰｘを
抽出し、該パケットのプロトコルタイプがＩＰであるこ
とから、該当するアドレステーブルに存在しないことを
確認した後、アドレステーブルに新たに登録する。端末
Ｔｂからのパケットに関しても、中継器１１を経由して
ポートＰ２から受信し、同様に物理アドレスＭＡＣｂと
論理アドレスＩＰｂを抽出し、アドレステーブルに登録
する。この状態で端末Ｔａからのパケットを中継器１１
を経由してポートＰ２から受信し、該パケットから物理
アドレスＭＡＣａと論理アドレスＩＰｘを抽出してプロ
トコルタイプ＝ＩＰのアドレステーブルを検索すると、
既に論理アドレスＩＰｘが存在するため、中継器１２で
は重複を知らせるための重複通知パケットを生成する。
このパケットには、重複した論理アドレスＩＰｘ、物理
アドレスＭＡＣｃとポート番号Ｐ４、さらに物理アドレ
スＭＡＣａとポート番号Ｐ２を設定し、管理端末Ｔｋに
通知する。同様に中継器１１においても論理アドレスの
重複が検出され、管理端末Ｔｋに通知される。これによ
って管理端末Ｔｋでは、上記２つの重複通知パケットか
ら判断して、中継器１１のポートＰ２に接続された端末
Ｔａと中継器１２のポートＰ４に接続された端末Ｔｃと
の間で論理アドレスＩＰｘが重複したことを容易に特定
することができるものである。
を挙げながら説明する。図２に示す中継器１２は立ち上
がり後、端末ＴｃからのパケットをポートＰ４から受信
し、中継部９で他のポートに送信する際に該パケットに
含まれる物理アドレスＭＡＣｃと論理アドレスＩＰｘを
抽出し、該パケットのプロトコルタイプがＩＰであるこ
とから、該当するアドレステーブルに存在しないことを
確認した後、アドレステーブルに新たに登録する。端末
Ｔｂからのパケットに関しても、中継器１１を経由して
ポートＰ２から受信し、同様に物理アドレスＭＡＣｂと
論理アドレスＩＰｂを抽出し、アドレステーブルに登録
する。この状態で端末Ｔａからのパケットを中継器１１
を経由してポートＰ２から受信し、該パケットから物理
アドレスＭＡＣａと論理アドレスＩＰｘを抽出してプロ
トコルタイプ＝ＩＰのアドレステーブルを検索すると、
既に論理アドレスＩＰｘが存在するため、中継器１２で
は重複を知らせるための重複通知パケットを生成する。
このパケットには、重複した論理アドレスＩＰｘ、物理
アドレスＭＡＣｃとポート番号Ｐ４、さらに物理アドレ
スＭＡＣａとポート番号Ｐ２を設定し、管理端末Ｔｋに
通知する。同様に中継器１１においても論理アドレスの
重複が検出され、管理端末Ｔｋに通知される。これによ
って管理端末Ｔｋでは、上記２つの重複通知パケットか
ら判断して、中継器１１のポートＰ２に接続された端末
Ｔａと中継器１２のポートＰ４に接続された端末Ｔｃと
の間で論理アドレスＩＰｘが重複したことを容易に特定
することができるものである。
【００１５】
【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、受信した
パケットから論理アドレスを抽出して記憶し、既に記憶
されている論理アドレスと同じアドレスが抽出されたと
きには、重複通知パケットを中継器において作成するよ
うにしたので、論理アドレスの重複を容易に検出するこ
とができるという効果がある。
パケットから論理アドレスを抽出して記憶し、既に記憶
されている論理アドレスと同じアドレスが抽出されたと
きには、重複通知パケットを中継器において作成するよ
うにしたので、論理アドレスの重複を容易に検出するこ
とができるという効果がある。
【００１６】請求項２及び３記載の発明によれば、受信
したパケットから抽出された論理アドレスを、そのパケ
ットの送信元の物理アドレス並びにそのパケットを受信
したポートの番号と対応して記憶させ、論理アドレスの
重複が検出されたときには、これらの情報を含む重複通
知パケットを作成することにより、論理アドレスが重複
している機器の場所を容易に特定することができ、迅速
に障害に対応できるという効果がある。
したパケットから抽出された論理アドレスを、そのパケ
ットの送信元の物理アドレス並びにそのパケットを受信
したポートの番号と対応して記憶させ、論理アドレスの
重複が検出されたときには、これらの情報を含む重複通
知パケットを作成することにより、論理アドレスが重複
している機器の場所を容易に特定することができ、迅速
に障害に対応できるという効果がある。
【図１】本発明の基本構成を示すブロック図である。
【図２】本発明の一実施例におけるネットワークの構成
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
【図３】本発明の一実施例における中継器の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図４】本発明の一実施例における中継器の記憶部の内
容を示す説明図である。
容を示す説明図である。
【図５】本発明の一実施例の動作説明のためのフローチ
ャートである。
ャートである。
【図６】本発明に用いる重複通知パケットの構成を示す
説明図である。
説明図である。
【図７】本発明に用いる通信パケットの構成を示す説明
図である。
図である。
１ 論理アドレス抽出手段 ２ 論理アドレス記憶手段 ３ 論理アドレス比較手段 ４ 重複通知パケット作成手段 ５ 記憶部
Claims (3)
- 【請求項１】 ポートから受信したパケットより物理
アドレスを検出する物理アドレス検出手段を備えた中継
器において、パケット毎の論理アドレスを抽出する論理
アドレス抽出手段と、抽出した論理アドレスを記憶する
論理アドレス記憶手段と、論理アドレス記憶手段に既に
記憶されている論理アドレスと論理アドレス抽出手段に
より抽出された論理アドレスとの重複を検出する論理ア
ドレス比較手段と、論理アドレス比較手段により重複が
検出されたときにネットワーク管理端末に論理アドレス
の重複を通知するためのパケットを作成する重複通知パ
ケット作成手段とを備えることを特徴とする論理アドレ
ス重複検出方式。 - 【請求項２】 論理アドレス抽出手段により抽出され
た論理アドレスと、この論理アドレスに対応する物理ア
ドレスと、当該論理アドレスを抽出する際にパケットを
受信したポートの番号の情報を対応させたアドレステー
ブルを、プロトコルのタイプ毎に記憶する記憶部を備え
ることを特徴とする請求項１記載の論理アドレス重複検
出方式。 - 【請求項３】 重複通知パケット作成手段は、重複が
検出された論理アドレスと、この論理アドレスに対応す
る物理アドレスと、当該論理アドレスを抽出する際にパ
ケットを受信したポートの番号の情報を少なくとも含む
パケットを作成する手段であることを特徴とする請求項
２記載の論理アドレス重複検出方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4227590A JPH0675900A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 論理アドレス重複検出方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4227590A JPH0675900A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 論理アドレス重複検出方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0675900A true JPH0675900A (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=16863307
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4227590A Pending JPH0675900A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 論理アドレス重複検出方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0675900A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6493340B1 (en) | 1997-09-29 | 2002-12-10 | Nec Corporation | Automatic network-address-duplication detection method and device |
| JP2012070132A (ja) * | 2010-09-22 | 2012-04-05 | Yamatake Corp | 無線通信システム |
| JP2013009129A (ja) * | 2011-06-24 | 2013-01-10 | Hitachi Ltd | ネットワークにおけるアドレス重複検知方法 |
| US8537826B2 (en) | 2008-11-17 | 2013-09-17 | Fujitsu Limited | Communication apparatus, communication apparatus controlling method, and network system |
-
1992
- 1992-08-26 JP JP4227590A patent/JPH0675900A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6493340B1 (en) | 1997-09-29 | 2002-12-10 | Nec Corporation | Automatic network-address-duplication detection method and device |
| US8537826B2 (en) | 2008-11-17 | 2013-09-17 | Fujitsu Limited | Communication apparatus, communication apparatus controlling method, and network system |
| JP2012070132A (ja) * | 2010-09-22 | 2012-04-05 | Yamatake Corp | 無線通信システム |
| KR101257618B1 (ko) * | 2010-09-22 | 2013-04-29 | 아즈빌주식회사 | 무선 통신 시스템 |
| JP2013009129A (ja) * | 2011-06-24 | 2013-01-10 | Hitachi Ltd | ネットワークにおけるアドレス重複検知方法 |
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