JP3537841B2 - 耐火性のガラスをはめた要素 - Google Patents

耐火性のガラスをはめた要素

Info

Publication number
JP3537841B2
JP3537841B2 JP10223693A JP10223693A JP3537841B2 JP 3537841 B2 JP3537841 B2 JP 3537841B2 JP 10223693 A JP10223693 A JP 10223693A JP 10223693 A JP10223693 A JP 10223693A JP 3537841 B2 JP3537841 B2 JP 3537841B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
groove
fitted
fire
resistant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10223693A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0626280A (ja
Inventor
ドゥマール イブ
ポワ ルネ
ル ココ ジャン−クロード
シャピュス ウディー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saint Gobain Glass France SAS
Original Assignee
Saint Gobain Glass France SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Saint Gobain Glass France SAS filed Critical Saint Gobain Glass France SAS
Publication of JPH0626280A publication Critical patent/JPH0626280A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3537841B2 publication Critical patent/JP3537841B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B3/00Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
    • E06B3/54Fixing of glass panes or like plates
    • E06B3/58Fixing of glass panes or like plates by means of borders, cleats, or the like
    • E06B3/5807Fixing of glass panes or like plates by means of borders, cleats, or the like not adjustable
    • E06B3/5842Fixing of glass panes or like plates by means of borders, cleats, or the like not adjustable fixed by a tongue-and-groove or mortise-and-tenon connection substantially parallel to the pane
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B5/00Doors, windows, or like closures for special purposes; Border constructions therefor
    • E06B5/10Doors, windows, or like closures for special purposes; Border constructions therefor for protection against air-raid or other war-like action; for other protective purposes
    • E06B5/16Fireproof doors or similar closures; Adaptations of fixed constructions therefor
    • E06B5/165Fireproof windows

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Special Wing (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は火災に対する防護のため
のガラスをはめた要素に関する、とりわけ”耐炎性”と
いう語で呼ばれるタイプの、ビルの外壁にこの要素が設
置された場合にはある階から別の階へ、あるいはこの要
素がビルの内壁の一部分を形成している場合にはある部
屋から別の部屋へ突発的な火が拡がるのを遅らせること
を目的としたものに関する。
【0002】このタイプの窓ガラスは、実際、火災の間
も所定位置にとどまるという特性を有し、したがって普
通の窓ガラスに比べれば明らかに長い間、煙や高温ガス
の通過を妨げ、その耐火性に関する性能は、とりわけ、
ISO834およびISO3009規格に記載されてい
る試験によって評価することができる。
【0003】
【従来の技術】しかしながら、耐炎性のガラスをはめた
窓ガラスの構造は、とりわけ2種類の技術的な問題に直
面している:これらの窓ガラスは普通少なくとも1つの
強化ガラスの基体から成り、その周辺部が一般的に金属
製の枠の中に保持される。したがって、まず第一に1つ
または複数のガラスの基体の早期の破壊を防ぐことが必
要であるが、この破壊は火災の始まりから発生する熱応
力、とりわけ、一方は溝の中に”隠された”窓ガラスの
周辺部と他方は直接に火にさらされる窓ガラスの残りの
部分の間の温度勾配による熱応力の結果として生じる。
【0004】これが、何故、アメリカ合衆国特許第4
178 728号が、とりわけ、溝の基部を区画形成
し、一旦窓ガラスが所定位置にある時には窓ガラスの周
辺部のビルの外側に向いた側を保持する形材を提案して
いるのかという理由である。第2の”内”側、つまりビ
ルの内部に向かった側は、熱の作用によって動き去るこ
とができる機械的な部品で覆われ、隠されている:火災
の間、この部品が落下すると窓ガラスの”内”側の縁の
周辺を火にさらし、窓ガラスの縁と中央との間の温度勾
配と、破壊の危険性を火災の始まりから制限する。
【0005】しかしながら、この形部材は第2の問題を
解決しない、それは火災が発生した後、ガラスがその軟
化温度に近づくと時々起きるものであって:実際、そう
なると窓ガラスは、それ自身の重みが、固定手段を溝の
中の上部及び、または側部の周辺で重く負荷する影響で
落ち込む傾向がある。フランス国特許第FR−B−22
82 033号は、ガラス細片のような鉱物材料を窓ガ
ラスの周辺と溝の縁との間に挟み、高温において窓ガラ
スを溝の内部にしっかり固定することによって落ち込み
を遅くさせることを提案している。
【0006】しかしながら、これらの構造の形はいずれ
も完全に充分ではなく、上述の問題点の両方を同時に解
決することはできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ、本発明はビ
ルの外壁及び、または内壁に使用することに適し、製造
が簡単ながら耐火性の改善された耐炎性の窓ガラスを作
ることによってこれらの欠点を克服することを目的とす
る。本発明はまた火災の間にも溝の中に窓ガラスをより
効果的に保持するために使用できる材料を改良すること
をも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による耐火性のガ
ラスをはめた要素は、少なくとも1枚の耐炎性の窓ガラ
スを具備し、その周辺は枠の溝の中に置かれ、前記周辺
が溝の中に、少なくともその上側、とりわけ水平の縁に
沿って、高気孔率、高弾性率の繊維材料(6)を間に挟
んで保持され、該繊維材料の特性及び、または構造が高
温下でも不変に保たれ、軟化温度に達した時にはこの材
料が窓ガラスの内部に入り込むことによって前記基体が
落ち込むのをおそくする。好ましくは、本発明による繊
維材料は少なくとも50%の気孔率を有し、繊維及び、
または糸の弾性係数は少なくとも150,000MPa で
ある。
【0009】本発明による耐炎性の窓ガラスは、1 つの
一体のガラス基体あるいは、耐火特性を有するポリマー
及び、またはゲル状の材料を基にした中間シートのよう
な中間材料によって結合された複数の一体のガラス基体
より成ることができる。
【0010】これらの色々な基体はガスの層によって複
数の窓ガラスに結合することができる。
【0011】基体はある程度の予応力を得るために強化
された珪酸ソーダカルシウムのガラスを基にすることも
できるし、あるいはフランス国特許第FR−2 271
181号の追加の証明書に述べられているような小さ
な熱膨張率を有するガラス及び、またはフランス国特許
第FR−2 389 582号に述べられているような
ホウ珪酸ガラスを基にすることもできる。
【0012】積層された窓ガラスの例としては、欧州特
許出願第EP−0 219 801号に述べられている
3重に積層された窓ガラスを挙げることができる。
【0013】窓ガラスはワイヤで強化することもでき、
すなわちフランス国特許第FR−1590 983号に
述べられているような金属メッシュを含む2重窓ガラス
構造を有することもできる。
【0014】前記耐炎性窓ガラスはまた上に想起したよ
うに耐火性の窓ガラスの部分を形成することができる。
【0015】本発明は、このように賢明な妥協という結
果を生じる:高い気孔率の繊維材料を選ぶことによっ
て、ガラスをはめた要素の縁は、たとえそれが枠によっ
て部分的に隠されたままであろうとも、対照的に、その
構造の性質によって加熱の障害を形成しない材料と直接
に接触することができる。このようにして、とりわけ火
災が突発した時に窓ガラスの縁と中央の間の温度勾配は
制限される。さらには、繊維材料は、それが良好な熱伝
導体であって、その特性が温度勾配の制限をさらにもっ
と効果的にすることのできるものを選ぶことができる。
好ましくは、それは少なくとも15Watt.m-1. ℃-1の熱
伝導係数を有する。
【0016】他方、ガラスが軟化し、落ち込み始めた時
にも、それは繊維材料の作用によって所定位置にしっか
り保持されるが、それはこの材料が構造及び、または特
性の変化なく高温に耐えるということと、繊維の種類で
あるということと、したがってそれをより効果的に保持
するために軟化したガラスの厚さの中に部分的に”ちり
ばめられる”ことができるという理由によって窓ガラス
を効果的に把持することによる。実際、その高い弾性係
数によって、この材料はとりわけ高温においても、良好
な機械的強度を永久変形しない圧縮性とともに有し、そ
れは”ばね”効果をそれに与え、基体を挟持具またはペ
ンチのように、いやむしろそれ以上に効果的に保持す
る、というのは繊維であることによって部分的にずっと
簡単に軟化したガラスの中に侵入することができるから
である。
【0017】好ましくは、この繊維材料はガラスをはめ
た要素の横の枠の溝、とりわけ縦の縁にも保持され、そ
れは上の方の縁とともに落ち込む傾向がある。
【0018】最も有利な方法は、窓枠の1つまたは複数
の縁を、この繊維材料を両方の面にいれることによっ
て、溝の中に挟むことである。材料は、窓ガラスの縁を
溝の中にうまく押し込むことを確保することによって最
も効果的に窓ガラスを保持する。
【0019】この繊維材料は、例えば、本質的に金属で
あって、とりわけステンレス鋼または銅を基にしてい
る。金属の種類の繊維材料を選ぶことは、実際有利なこ
とである、というのはこの材料は熱と電気の良好な伝導
体であるからである。さらには、溶接によって溝の中に
容易に固定することができ、耐火性が非常に良いことは
ない接着剤を使用する必要性が避けられる。
【0020】この材料は、組ひもの形に集合されそれか
ら同じ種類のワイヤで包まれた繊維から成ることができ
る。これらの繊維は、太い単一の糸から公知の方法によ
って引き裂くことによって”削り屑”の類の形に作ら
れ、その直径は、好ましくは、10乃至100×10-6
m であって、比較的長く数メーターにもなることもあ
る。
【0021】この材料はまた、直径がとりわけ100乃
至500×10-6 m の筒状の編み物の形に集合された
糸から成ることもできる。
【0022】繊維から成る組ひもの場合には、繊維が方
向性を持っていないために、前記組ひもはその主軸に対
して垂直に良好な弾性を有するが、これは材料が高い気
孔性を有していることと、繊維が長いということの両方
の理由による。
【0023】筒状の編み物の場合には、それは網目状、
または連鎖状のものであり、前に述べ、そして本発明に
特別である”バネ”効果に寄与する弾力特性を与える。
【0024】もし、さらに加えて溝の基部のシーリン
グ、とりわけ水に対するシーリングが、必要な場合に
は、ガラスをはめた部材の両側の溝の側壁と、この伝導
性の繊維の材料の”上方”で区画形成される空間に耐火
性のシリコーンタイプのシールを備える。
【0025】伝導性の繊維の材料を溝の中に保持するた
めにあらゆる適切な機械的及び、または接着的な手段を
用いることができる。例えば、突き出した肉盛りを有す
る少なくとも1つの溝の縁を備えるように、及び、また
は、とげが配された、とりわけ前記縁に溶接された金属
の細片にそってトゲが配された少なくとも1つの溝の縁
を備えるように配列することができる。また、この材料
を外側の面に鉱物性グルーのような耐高温性の接着材、
例えば珪酸塩の鉱物性のグルーによって備えることもで
きる。また、前記繊維材料との接触面が保持に適した皺
を有する溝を備えることもできる。これらすべての手段
は、単独に用いることもできるし、組み合わせて用いる
こともでき、普通の温度下だけではなく、とりわけ火災
の場合にも、1つまたは複数のガラスの基体を保持する
ように溝の中の所定位置にこの繊維材料が正しく留まる
ようにそれらの保持機能を全うする。
【0026】さらに、少なくとも窓ガラスの下の方の縁
の面がその上に載置される部分の溝の基部に、とりわけ
空気に対するシムまたは押し込み及びシールのための手
段を備えることでき、これらの手段は技術的に公知であ
る。
【0027】本発明は実行するのが極めて簡単である。
もし、溝を区画形成する枠が、機械的手段によって閉止
細片が結合された機械的な形材部材を具備する場合に
は、伝導性の繊維材料の手段によって窓ガラスを形材部
材の中に正しく押し込み、それから閉止細片を付けるこ
とによって溝を形成することが必要なだけである。
【0028】この繊維材料は、その構造によって比較的
密であるにもかかわらず、比較的柔軟性を有し、ガラス
をはめた要素とその枠の間の相対的な変形や、一方でガ
ラスをはめた要素の、他方で枠の、多少の反りを許容
し、それが機械的な応力を制限し、ガラスをはめた要素
の耐火性の向上に寄与するだろうということに注目する
べきである。
【0029】本発明によって作られたガラスをはめた要
素は高い耐火性を有し、とりわけISO3009規格に
よれば少なくとも30分の耐火性を有する。
【0030】
【実施例】本発明の詳細と有利性は、添付の図の助けも
かりて、以下の限定されない実施態様の説明により明ら
かにされる。
【0031】ガラスをはめた要素それ自身は、耐炎性の
ガラスをはめた要素、例えば厚さが6mmで、適正な応力
のレベル、とりわけ120MPa 以上の応力のレベル、を
示すように熱強化された珪酸ソーダカルシウムガラスの
一体の基体からなる。その全外周辺は閉止細片3が結合
された金属の形材2によって区画形成された溝の中に保
持される。これらの部材の間の結合は、ここでは2つの
補足的な機械的手段によっておこなわれる:一方は、閉
止細片3上にある舌状体10が形材部材2の凹部9に固
定される。他方は、ネジ11が閉止細片3を形材部材2
にネジ止めするために提供され、かくして前記の閉止細
片3は形材部材2に固定され、閉止細片3が傾こうとす
るのを防止する。窓ガラス1の縁の面4は、溝の基部の
シムまたはエアシールのための手段5の1つの上にあ
る。窓ガラスの外側の2つの面と閉止細片3の横の側壁
との間には、伝導性の繊維材料6が挟まれており、それ
は直径が50乃至100×10-6 m のAISI規格の
ステンレス鋼430の繊維から成り、70 g/m の直線
重量の組ひも状に作られておりその断面はほぼ矩形で,
寸法は約10×6 mm2である。この組ひもは同じ金属の
3/10mmの直径のワイヤによって包まれている。この
組ひもは約76%の気孔率を示し、それを作っているス
テンレス鋼は約200, 000MPa の弾性係数と約20
Watt.m-1. ℃-1の熱伝導率を有する。とりわけ、この組
ひもは、一方はガラスに、他方は溝の壁に接触する面上
に耐高熱性の珪酸塩のグルーの薄い接着膜が装着され
る。それはここでまた、溝の外側に向いた面が耐火性シ
リコーンで作られたシール細片7によって覆われる。か
くして、どんな侵入物、とりわけ水が、窓溝の内側に侵
入することを防止する。基体1と閉止細片3との間に挟
まれた組ひも6は、閉止細片3の上の肉盛り8によって
所定位置に保持される。基体1と形材2との間に挟まれ
た組ひも6は規則正しく間隔をあけてとげが付けられた
(図示しない)薄い金属の細片によって所定位置に保持
される、とげは前記組ひもを保持するため簡単に曲げら
れている。
【0032】したがって、組付けは、基体1を適切なシ
ム手段5と基体1と枠2の間に挟まれた伝導性の繊維材
料の第1の層を備えた枠2の中に配置し、次に、圧縮に
よって舌状体10を凹部9の中に力で押し込み、次に伝
導性の繊維材料の第2の層を間に挟みながら閉止細片3
をネジ止めすることによって容易に行われる。このよう
にして、基体は溝の中に完全に押し込まれる。
【0033】しかしながら、この組付けの配列は基体1
と形材2との間および閉止細片3のある程度の幅の動き
及び、または熱膨張を可能とし、ガラスの基体が、とり
わけ火災が発生した時に被る熱的な応力を適切にやわら
げる事ができ破壊の危険性を制限している。
【0034】基体1が落ち込み始めた時、多少はゆがむ
ことはあろうが、それでも材料6によって把持されたま
まであり、それが落下をおそくさせる。
【0035】以下、本発明による仕切り要素の熱力学的
な働きを、ISO3009規格 とISO834規格に
したがって述べる。この仕切り要素は、実際には、図2
に非常に概略的に示される4つの別々の、窓ガラス1
2、13、14、15に分けられている。すべて、上に
規定したように溝の中に固定された一体の基体からな
る。4つの窓ガラス大きさを以下に示す: 窓ガラス12: 1680×1720 cm2 窓ガラス13: 1680×1048 cm2 窓ガラス14: 1088×1720 cm2 窓ガラス15: 1048×1088 cm2
【0036】標準化されたテストの時の温度上昇(T−
T0, 摂氏)は、以下の法則にしたがう。 T−T0=345×log10 {(8×t)+1}
【0037】考慮中の温度Tは、継続時間t(分)の関
数であり、その間の耐火性が保証されなければならな
い。
【0038】そして、この4つの窓ガラス12から15
からなる”複合”された仕切り要素は、炉の中に、4つ
の窓ガラスの内の1つの面は直接に熱にさらされるよう
に、他の面は周囲の外気に触れるようにして置かれる。
【0039】テストを開始してから最初の10分間に、
炉の温度は外気温度T0から680℃程度の温度に変化
する。この温度上昇にさらされる窓ガラスの面のそれぞ
れは急激な加熱を受け、ガラスの内部に一連の熱応力を
誘発しながら膨張する、これは先ず第1には、ガラスの
厚みの中の急激な温度勾配により、温度勾配は窓ガラス
を炉の熱に面していない方の側が凹面になるように曲げ
る傾向がある。もう1つの温度勾配が炉に直接にさらさ
れる面のそれぞれに生じ、閉止細片3によって加熱を保
護された窓ガラスの縁がこれらの面の平面内で応力を受
けることを誘起する。窓ガラス12から15の面の内部
の温度勾配は5乃至10分後に最高点に達するというこ
とが仮定できる。
【0040】テスト開始後の10乃至20分は、窓ガラ
スの平面内の温度勾配は減少に向かい、基体は熱強化に
よって与えられていた予応力のレベルを失い始める。枠
は徐々に加熱され、ガラス基体と枠との間で異なった動
きを生じさせる。
【0041】20分後には、ガラス基体は”強化がなく
なる”温度に達すると考えられる。
【0042】30分後には、基体のガラスは軟化温度に
達し、流動し始め、それゆえこの臨界の期間は、12か
ら15のそれぞれの窓ガラスの上側の縁と横の縁との両
方において繊維材料6はその役割を完全に果たす。この
繊維材料は窓ガラスを効果的に所定位置に保持する、
して完全に落ち込んで終了するが、それは最大寸法の窓
ガラス12から始まる。この点については、窓ガラスの
開きは溝の中の窓ガラスの水平の上の方の縁から始まる
のではなくて、その下方の本発明による繊維材料6によ
る把持作用の効果を明らかに示している所から始まると
いうことに注目すべきである。
【0043】さらに、本発明による繊維材料は形材部材
が金属でなくて材木の場合にも同じ様に効果的に適用で
きる。木は火の作用のもとでは金属とは反対に変形せず
にゆっくりと燃え、これがこの場合に厚い繊維材料を備
えるのがなぜ好ましいかという理由であって、材木の堅
さは繊維材料の圧縮容量が増加したことによって補償さ
れる。このようにして、窓ガラスが付随的な機械的な応
力を受けることが防止される。
【0044】
【発明の効果】要するに、本発明によって、すなわちそ
の気孔性と圧縮性によってある適用性を有する繊維材料
によって、耐火性のガラスをはめた要素を枠の溝の中に
固定することはとりわけ簡単なことである。にもかかわ
らず、それは、火によって起きる窓ガラスの内部の温度
勾配の減少を助けることと、まだ窓ガラスをしっかりと
保持している間も窓ガラスと溝の間の多少の動きはでき
るようにしてあることとの両方によって、そして最後
に、なかんずく窓ガラスが軟化によって落ち込み始めた
時にも窓ガラスを保持するということによって窓ガラス
の耐火性を基本的に高めている。
【0045】金属材料を使用してなる本発明による実施
態様の形では、さらに窓ガラスと溝の間で同時に確保さ
れるべき機械的、熱的あるいは電気的な接触を可能にす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】溝の中に保持されたガラスをはめた要素の周辺
の断面ずであって、ビルの縦の位置に設置した後のもの
である。
【図2】ISO3009規格による火の挙動の調査のた
めの内壁要素。
【符号の説明】
1…ガラスをはめた要素 2…形材 3…閉止細片 4…縁の面 5…シール手段 6…繊維材料 7…シール細片 8…肉盛り 9…凹部 10…舌状体 11…ネジ 12…窓ガラス 13…窓ガラス 14…窓ガラス 15…窓ガラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン−クロード ル ココ フランス国,45600 サン−フローラン ル ジュネ,リュ デュ クリマト ドゥ ボーラン 8 (72)発明者 ウディー シャピュス フランス国,45460 サン エグナン デ ゲス ルピネッテ (56)参考文献 特開 昭58−143084(JP,A) 特開 平4−333792(JP,A) 実公 昭63−36107(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 3/54 E06B 5/16

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周辺が枠の溝の中にある少なくとも1枚
    の耐炎性の窓ガラスを具備する耐火性のガラスをはめた
    要素であって、前記周辺が溝の中に、少なくともその上
    の方の、とりわけ水平の縁に沿って、高気孔率、高弾性
    率の繊維材料(6)を間に挟んで保持され、この繊維材
    料の特性及び、または構造が高温下でも不変に保たれ、
    軟化温度に達した時にはこの材料が窓ガラスの内部に入
    り込むことを特徴とする耐火性のガラスをはめた要素。
  2. 【請求項2】 繊維材料(6)が少なくとも50%、と
    りわけ約76%の気孔率を有することを特徴とする前記
    請求項1に記載のガラスをはめた要素。
  3. 【請求項3】 繊維材料(6)の繊維が少なくとも15
    0,000MPa の弾性係数を有することを特徴とする前
    記請求項1または2のいずれか1項に記載のガラスをは
    めた要素。
  4. 【請求項4】 繊維材料(6)が熱伝導材料であって、
    とりわけ15Watt.m-1. ℃-1以上、とりわけ約20Wat
    t.m-1. ℃-1の熱伝導率を示すことを特徴とする前記請
    求項1から3のいずれか1項に記載のガラスをはめた要
    素。
  5. 【請求項5】 繊維材料(6)が本質的に金属の種類で
    あって、とりわけステンレス鋼または銅を基にしている
    ことを特徴とする前記請求項1から4のいずれか1項に
    記載のガラスをはめた要素。
  6. 【請求項6】 繊維材料(6)が、組ひもの形に集合さ
    れそれから同じ種類のワイヤで包まれた繊維、あるいは
    筒状の編み物の形に集合された糸によって構成されてい
    ることを特徴とする前記請求項1から3のいずれか1項
    に記載のガラスをはめた要素。
  7. 【請求項7】 繊維材料(6)が、ガラスをはめた要素
    の横の縁、とりわけ縦方向の縁の溝の間にも挟まれてい
    ることを特徴とする前記請求項1から6のいずれか1項
    に記載のガラスをはめた要素(図2の12−15)。
  8. 【請求項8】 繊維材料が、溝の中のガラスをはめた要
    素の1つまたは複数の縁の両面に間に挟んであることを
    特徴とする前記請求項1から7のいずれか1項に記載の
    ガラスをはめた要素(図2の12−15)。
  9. 【請求項9】 前記ガラスをはめた要素のいずれかの側
    の溝によって区画形成される隙間が、伝導性の繊維材料
    (6)の上に、シール(7)とりわけ水に対するシー
    ル、例えば耐火性のシリコーンタイプのものを備えるこ
    とを特徴とする前記請求項1から8のいずれか1項に記
    載のガラスをはめた要素。
  10. 【請求項10】 繊維材料が枠の溝の中に、溝の縁の少
    なくとも1つの向こうに突き出た肉盛り(8)及び、ま
    たはとげ、とりわけ溝の縁の少なくとも1つの上にある
    金属の細片の中に溶接されたとげ、のような機械的な手
    段によって保持されていることを特徴とする前記請求項
    1から9のいずれか1項に記載のガラスをはめた要素。
  11. 【請求項11】 繊維材料が枠の溝の中に、鉱物グル
    ー、例えば珪酸塩の鉱物グルーのような耐高温性の接着
    手段によって保持されていることを特徴とする前記請求
    項1から10のいずれか1項に記載のガラスをはめた要
    素。
  12. 【請求項12】 繊維材料が枠の溝の中に、溝と前記繊
    維材料との接触面に生じさせた皺によって保持されてい
    ることを特徴とする前記請求項1から11のいずれか1
    項に記載のガラスをはめた要素。
  13. 【請求項13】 枠が機械手段によって閉止細片(3)
    と結合された金属形材(2)から成り、それが溝の壁を
    区画形成することを特徴とする前記請求項1から12の
    いずれか1項に記載のガラスをはめた要素。
  14. 【請求項14】 耐炎性の窓ガラスが適切な応力レベ
    ル、とりわけ少なくとも120MPa の応力レベルを有す
    る強化された珪酸ソーダカルシウムの一体な基体である
    ことを特徴とする前記請求項1から13のいずれか1項
    に記載のガラスをはめた要素。
  15. 【請求項15】 耐炎性の窓ガラスが低い熱膨張率を有
    するガラス及び、またはホウ珪酸を基とするガラスの少
    なくとも1つの基体を具備することを特徴とする前記請
    求項1から14のいずれか1項に記載のガラスをはめた
    要素。
  16. 【請求項16】 耐炎性の窓ガラスが、とりわけ1つま
    たは複数の中間材料及び、または1つまたは複数の中間
    のガス層によって集合された複数のガラスの基体を具備
    することを特徴とする前記請求項1から15のいずれか
    1項に記載のガラスをはめた要素。
  17. 【請求項17】 ISO3009および834規格で少
    なくとも30分の耐火性を有する耐炎性窓ガラスとして
    前記請求項1から16のいずれか1項によるガラスをは
    めた要素を使用すること。
JP10223693A 1992-04-30 1993-04-28 耐火性のガラスをはめた要素 Expired - Lifetime JP3537841B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR929205426A FR2690706B1 (fr) 1992-04-30 1992-04-30 Element vitre anti-feu.
FR9205426 1992-04-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0626280A JPH0626280A (ja) 1994-02-01
JP3537841B2 true JP3537841B2 (ja) 2004-06-14

Family

ID=9429472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10223693A Expired - Lifetime JP3537841B2 (ja) 1992-04-30 1993-04-28 耐火性のガラスをはめた要素

Country Status (7)

Country Link
EP (1) EP0568458B1 (ja)
JP (1) JP3537841B2 (ja)
AT (1) ATE147827T1 (ja)
DE (1) DE69307383T2 (ja)
DK (1) DK0568458T3 (ja)
ES (1) ES2098690T3 (ja)
FR (1) FR2690706B1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0635617B1 (fr) 1993-07-22 1998-05-13 Saint-Gobain Vitrage Panneau transparent pare-flamme
FR2710932B1 (fr) * 1993-10-07 1995-12-08 Saint Gobain Vitrage Int Elément de séparation vis-à-vis des gaz destiné à équiper la partie haute de locaux.
CN100402791C (zh) * 2006-01-23 2008-07-16 天津名门防火建材实业有限公司 推拉式自动关闭钢质防火窗
DE102008030658A1 (de) * 2008-07-01 2010-01-07 Sylid Systemlogistik Und Industriedienstleistung Gmbh Verfahren zur Herstellung eines Vorlegebandes
JP7152278B2 (ja) * 2018-11-30 2022-10-12 三和シヤッター工業株式会社 板材の支持構造

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2530936C3 (de) * 1975-07-11 1978-09-14 Ibegla Glasverkauf Gmbh, 5000 Koeln Verglasung mit erhöhter Feuerwiderstandsfähigkeit
FR2389582A1 (en) * 1977-05-04 1978-12-01 Saint Gobain Borosilicate glass for flat glass mfr. - contains a high proportion of silica and alkaline oxide(s) varying with the boric oxide quantity used
DE3041385C2 (de) * 1980-11-03 1986-08-14 Trube & Kings KG, 5000 Köln Brandschutz-Bauelement
DE3140785A1 (de) * 1981-10-14 1983-04-28 Vereinigte Glaswerke Gmbh, 5100 Aachen "fenster mit erhoehter feuerwiderstandsfaehigkeit und silikatglasscheibe fuer dieses fenster"
NO155409C (no) * 1984-11-01 1987-03-25 Teamtec As Innfatningssystem, saerlig til bruk for glass i brannskillevegger.
DE3621619A1 (de) * 1986-06-27 1988-01-21 Mueller Wilhelm K Tuer oder fenster

Also Published As

Publication number Publication date
EP0568458A1 (fr) 1993-11-03
FR2690706A1 (fr) 1993-11-05
DK0568458T3 (da) 1997-07-07
ATE147827T1 (de) 1997-02-15
DE69307383T2 (de) 1997-07-31
FR2690706B1 (fr) 1994-06-17
ES2098690T3 (es) 1997-05-01
DE69307383D1 (de) 1997-02-27
JPH0626280A (ja) 1994-02-01
EP0568458B1 (fr) 1997-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4203264A (en) Fireproof building element
JP4510347B2 (ja) 複合透明板ガラス用の固定装置
KR101983754B1 (ko) 방화문용 단판 유리 및 방화문용 복층 유리
JP2788167B2 (ja) 複層ガラス、及び、その取付構造
NO773407L (no) Flammemotstandsdyktige vinduer.
BE1008311A5 (fr) Paroi vitree coupe-feu.
JP3537841B2 (ja) 耐火性のガラスをはめた要素
PL202733B1 (pl) Płaski element utrudniający zapłon z przynajmniej dwiema przejrzystymi przeciwpożarowymi szklanymi płytami
JP2003504542A5 (ja)
KR100616322B1 (ko) 실내 밀폐를 위한 내화 요소
JP2786103B2 (ja) 複層ガラス
EP0389291B1 (en) Glass laminates
JP3121206B2 (ja) 複層ガラス
US4463530A (en) Flame-viewing window assembly
JP3142544B2 (ja) 断熱スラット
GB2221946A (en) Glazing
JPH07208034A (ja) 防火ガラス板装置
JP2762049B2 (ja) 網入ガラスの保持構造
NL8200829A (nl) Doorzichtig, brandvast paneel.
CN217480628U (zh) 一种防火采光顶
BE1011593A3 (fr) Profile de fixation de vitrage(s) resistant au feu et baie vitree comprenant au moins un vitrage maintenu en place par un tel profile.
JPH07293125A (ja) 防火ガラスパネル支持構造体
JP7141714B2 (ja) 防火複層ガラス及び防火ガラスユニット
JP7141712B2 (ja) 防火複層ガラス、防火ガラスユニット及び加熱調理機の窓
JP2024076101A (ja) 3層ガラス組立体

Legal Events

Date Code Title Description
A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080326

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090326

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100326

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110326

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110326

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120326

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140326

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term