JP3537337B2 - 薄膜装置の製造方法、この方法により製造された磁気抵抗効果型ヘッドおよびこのヘッドを搭載した磁気記録再生装置 - Google Patents

薄膜装置の製造方法、この方法により製造された磁気抵抗効果型ヘッドおよびこのヘッドを搭載した磁気記録再生装置

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JP3537337B2
JP3537337B2 JP37477298A JP37477298A JP3537337B2 JP 3537337 B2 JP3537337 B2 JP 3537337B2 JP 37477298 A JP37477298 A JP 37477298A JP 37477298 A JP37477298 A JP 37477298A JP 3537337 B2 JP3537337 B2 JP 3537337B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、狭ギャップを備え
る薄膜装置の製造方法に係り、特に磁気抵抗効果型ヘッ
ドを高密度化する際に適用してマルチ化を実現できる薄
膜装置の製造方法およびこの方法により製造された磁気
抵抗効果型ヘッドに係り、またこのヘッドを搭載した磁
気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、外部メモリの大容量化の要請に応
じて、例えばハードディスク装置(HDD―Hard Disk
Drive―)に搭載される磁気ディスク等の磁気記録媒体
を高密度化して大容量化するための開発が続けられてい
る。この記録媒体側の高密度化に対応して、記録媒体に
記録された情報を読み出すための磁気抵抗効果型ヘッド
のマルチ化も重要な課題となっており、種々の試みが為
されている。また、高密度化された磁気記録媒体には例
えば大容量の画像情報等を記録しておくこともできる
が、このような画像情報の送受信に際しては特に情報の
読み出しに時間を要するため、情報の読み出しを高速化
できるマルチ化された磁気抵抗効果型ヘッドの開発に期
待が寄せられている。
【0003】このような期待に応えるため、最も先進的
な開発としては超狭トラフィックとヘッドのマルチ化と
を同時に実現するプラナ型磁気ヘッドも提案されてい
る。この一例としては、例えば本発明者たちの提案に係
る特開平9−305905号等がある。しかしながら、
このようなプラナ型磁気ヘッドは、歩留まり等の関係よ
りまだまだ低コストで安定供給するまでには至っておら
ず、実際には図14に示されるようなシールド型のMR
(Magnetic Resistance)ヘッドをマルチヘッド化した
ものが従来用いられていた。
【0004】図14(a)において、従来のシールド型
マルチヘッド1は一対のシールド部材2,3の間にそれ
ぞれギャップ4,4を介して積層体5が設けられてい
る。積層体5は、磁気抵抗素子としてのスピンバルブ
(SV)6,6間の長さ方向に永久磁石7を介挿させた
構成となっており、永久磁石7には引き出し電極8が張
り合わされている。このスピンバルブ6の構成は、図1
4(b)に示すようになっており、磁気抵抗効果膜6と
永久磁石7および引き出し電極8の詳細な構成が、図1
4(c)に示されている。
【0005】しかしながら、このような従来の磁気抵抗
効果ヘッドは2つの理由により線分解能を向上させるの
に限界があった。例えば、40Gbpsiレベルでは上
下のシールド間の再生ギャップ長は60nm程度とな
り、GMR素子の厚さ30nmを差し引くと片側15n
mの絶縁膜しか配置できず、100nmの厚さの電極を
歩留まりよく絶縁できないためにギャップを狭隘なもの
とする狭ギャップ化が困難となるという問題があった。
また、磁気ヘッドの浮上量も現在広く実用化されている
4Gbpsi級でも既に30nmを切っており、磁気ディス
ク等の記録媒体と磁気ヘッドとの磁気的な距離は今後と
も大きくは縮めることができないために線密度の伸びは
飽和することになる。ディスクの回転数を上げれば情報
の読み取り転送速度を上げることができるが、これも余
り大きな飛躍は期待できない。
【0006】したがって、情報の転送速度を上げるため
にはマルチチャネル化が必要となってきた。マルチチャ
ネル化しようとしても、例えば4Gbpsiのときですらト
ラックピッチは1.5程度であり、再生ヘッドのトラッ
ク幅は1μm程度となり、再生ヘッドの縦バイアス層な
どは0.5μm以下の大きさとしなければならなくな
る。再生ヘッドのみをマルチ化しようとしても、フォト
リソグラフィの解像度の限界から1個の再生ヘッドに占
めるトラック方向の距離は数μm以上となり、マルチヘ
ッドを狭いピッチにより製造することは実際には不可能
になるという問題があった。仮に数トラック毎に1つの
再生ヘッドを設けるようにすれば充分な間隔を確保する
ことができるのでマルチチャネルヘッドを構成すること
が可能となるが、ロータリアクチュエータを用いている
現行のHDDにおいては内周側から外周側へ行くにつれ
て再生ヘッドのピッチと記録トラックのピッチとがずれ
てしまい、再生できなくなってしまうという問題を有し
ていた。
【0007】このように、ヘッドをマルチ化しようとし
ても、例えば20Gbpsiの時のトラックピッチは0.6
μm程度であり、再生ヘッドのトラック幅は0.35μ
m程度となる。I線ステッパの解像度も0.2‐0.3
μm程度なので、アバッテッド縦バイアス層の幅を0.
2μmくらいまでにするのが限界である。アバッテッド
縦バイアス層の近傍の0.1‐0.2μmくらいはデッ
ド層となり実際には使用することができない領域なの
で、実効トラック幅は、「0.6(トラックピッチ)‐
0.2(縦バイアス層幅)‐0.1(デッド層)*2=
0.2」μmとなる。すなわち、トラックピッチ0.6
μmに対して、再生トラック幅は0.2μmにしかなら
ないことになる。磁気ディスク装置の出力はトラック幅
に比例することになるので、装置の出力は大きく低下す
ることになる。したがって、隣接するトラックに対応す
るヘッドを設けることによりマルチ化を行なおうとする
と、実効再生トラック幅が極端に狭くならざるを得ない
ことになる。
【0008】ヘッドの浮上量が40Gbpsiになると問題
はさらに深刻化して、トラックピッチは0.4μm程度
であり、0.4μm程度であり、再生ヘッドのトラック
幅は0.3μm程度は確保したいところであるが、フォ
トリソグラフィの解像度の限界から再生ヘッドの縦バイ
アス層および電極の幅をそれぞれ0.2μmとすると、
縦バイアス層に両側には隣接する0.1μm程度の不感
センサ領域ができるので、実質的な再生トラック幅は、
「0.4(トラックピッチ)‐0.2(縦バイアス層
幅)‐0.1(デッド層)*2=0」μmとなり、出力
は0となってしまうことになる。
【0009】すなわち、フォトリソグラフィの解像度の
限界に対して2倍のピッチで電極と磁気抵抗効果素子を
配置するのが配置上の限界であるが、磁気抵抗効果素子
の両端部は不感部分となるために、0.4μm近い狭ピ
ッチのマルチヘッドを構成することは実質的に無理であ
る。また、仮に狭ピッチによりマルチヘッドを構成する
ことができたとしても、ヘッドの狭ピッチ化に伴い電極
の幅も狭くなってしまうために、電極の引き出し部分の
抵抗が大きくなってしまうという問題が残ることにな
る。
【0010】また、縦バイアス層にハード(hard)膜や
反強磁性により交換結合した軟磁性層を用いた場合も、
縦バイアス層の幅が小さくなるとエッジ部分での反磁界
が大きくなり、エッジ近傍における軟磁性層の磁化が傾
くという問題が発生することになる。っこのエッジ近傍
で軟磁性層の磁化が傾く幅は、永久磁石の「Ms*t/
Hc」又は「Ms’*t’/Hua」により決定される
が、その幅は10〜50nm程度であり、縦バイアス層
の幅が0.5ミクロン以下になると、大きな問題とな
る。ここで、MsおよびMs’はそれぞれ永久磁石と反
強磁性膜により交換結合された軟磁性層の磁化であり、
tおよびt’は永久磁石と反強磁性膜により交換結合さ
れた軟磁性層の厚さであり、HcおよびHuaは永久磁
石の保持力と反強磁性膜の交換結合磁界である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のMRヘッド等のような半導体装置は、例えばフォトリ
ソグラフィ等を用いて製造していたために、永久磁石等
を仕切る縦バイアス層のような極めて狭いギャップを半
導体により製造することが難しく、磁気記録媒体として
の磁気ディスクには高密度化を図れる余地があるにも拘
わらず、記録された情報を読み出す磁気ヘッド側にはヘ
ッドのマルチ化が図れず転送速度を上げることも難しい
という問題があった。
【0012】本発明は上述した従来のMRヘッドの問題
を解消するためになされたものであり、狭ギャップを製
造可能な薄膜装置の製造方法を提供すると共に、この方
法により製造された転送速度が速く高出力の磁気抵抗効
果型ヘッドおよびこのヘッドが搭載された磁気記録再生
装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る薄膜装置の製造方法は、少なくとも狭
ギャップを有する薄膜装置の製造方法であって、磁気抵
抗効果特性を有する磁気抵抗効果膜を所定の厚さにより
積層するプロセスと、上記磁気抵抗効果膜上に電気的に
高抵抗を有する高抵抗膜を所定の厚さにより積層するプ
ロセスと、積層された前記磁気抵抗効果膜と前記高抵抗
膜の上に第1の薄膜を積層し、この第1の薄膜を選択的
にエッチングして所定の間隔のギャップを形成し、この
ギャップを含む第1の薄膜の上部側から全面にわたって
第2の薄膜を積層し、その上から再度第1の薄膜を積層
した後、上面を平坦化してから第1の薄膜間に存在する
第2の薄膜をエッチングして除去することにより前記第
2の薄膜の膜厚に相当する狭ギャップを有する狭ギャッ
プマスクを製造するプロセスと、上記狭ギャップマスク
を用いて所定の条件下でエッチングを行ない前記高抵抗
膜および磁気抵抗効果膜を前記狭ギャップに相当する幅
で除去して前記磁気抵抗効果膜および高抵抗膜にも狭ギ
ャップをそれぞれ形成するプロセスと、少なくとも前記
磁気抵抗効果膜の狭ギャップ内にバイアス膜を形成し、
前記狭ギャップが形成された前記高抵抗膜の上部側から
全面にわたって電極膜を積層させてこれをエッチングす
ることにより前記高抵抗膜の狭ギャップよりこのギャッ
プの上方の両側に電極部が残された引き出し電極層を成
膜するプロセスと、を備えることを基本的な特徴として
いる。
【0014】また、本発明に係る薄膜装置の製造方法
は、上記基本的な特徴を有するものにおいて、前記狭ギ
ャップを有する薄膜装置が、多数の個別ヘッドが反復形
成された磁気抵抗効果型ヘッドにより構成されているこ
とを特徴としている。
【0015】また、本発明に係る磁気抵抗効果型ヘッド
は、複数の磁気抵抗効果膜と、その両端に配置された複
数の縦バイアス層と、前記磁気抵抗効果膜の抵抗変化を
取り出す複数の電極とを備えるものにおいて、磁気抵抗
効果特性を有する磁気抵抗効果膜を所定の厚さにより積
層するプロセスと、上記磁気抵抗効果膜上に電気的に高
抵抗を有する高抵抗膜を所定の厚さにより積層するプロ
セスと、積層された前記磁気抵抗効果膜と前記高抵抗膜
の上に第1の薄膜を積層し、この第1の薄膜を選択的に
エッチングして所定の間隔のギャップを形成し、このギ
ャップを含む第1の薄膜の上部側から全面にわたって第
2の薄膜を積層し、その上から再度第1の薄膜を積層し
た後、上面を平坦化してから第1の薄膜間に存在する第
2の薄膜をエッチングして除去することにより前記第2
の薄膜の膜厚に相当する狭ギャップを有する狭ギャップ
マスクを製造するプロセスと、上記狭ギャップマスクを
用いて所定の条件下でエッチングを行ない前記高抵抗膜
および磁気抵抗効果膜を前記狭ギャップに相当する幅で
除去して前記磁気抵抗効果膜および高抵抗膜にも狭ギャ
ップをそれぞれ形成するプロセスと、少なくとも前記磁
気抵抗効果膜の狭ギャップ内にバイアス膜を形成し、前
記狭ギャップが形成された前記高抵抗膜の上部側から全
面にわたって電極膜を積層させてこれをエッチングする
ことにより前記高抵抗膜の狭ギャップよりこのギャップ
の上方の両側に電極部が残された引き出し電極層を成膜
するプロセスと、を経て製造されたことを第2の基本的
な特徴としている。
【0016】また、本発明に係る磁気抵抗効果型ヘッド
は、上記第2の基本的な特徴を備えるものにおいて、前
記磁気抵抗効果膜は長さ方向に前記狭ギャップを介して
配列された複数個の個別磁気抵抗効果膜であり、前記バ
イアス層は前記個別磁気抵抗効果膜の両端の前記狭ギャ
ップ内に形成された複数個の個別バイアス層であり、前
記個別磁気抵抗効果膜上にはこの膜と同じ幅と長さを有
する個別絶縁膜が前記高抵抗膜として複数個設けられ、
前記個別バイアス層の上で隣接する2つの個別絶縁膜の
間からそれぞれの端部の上にかけて設けられた個別引き
出し電極層が複数設けられていることを特徴としてい
る。
【0017】また、本発明に係る磁気抵抗効果型ヘッド
は、上記第2の基本的な特徴を備えるものにおいて、前
記ギャップを介して残された磁気抵抗効果膜および高抵
抗膜と、前記狭ギャップとの幅の比率は10対1であ
り、かつ、狭ギャップマスクを用いて形成された狭ギャ
ップの幅は0.05ないし0.1μmのオーダを有して
いることを特徴としている。
【0018】また、本発明に係る磁気記録再生装置は、
高密度の記録領域が形成された磁気記録媒体と、この磁
気記録媒体への情報の書き込みおよびこの媒体からの情
報の読み出しを磁気抵抗効果を利用して行なう磁気ヘッ
ドを含む情報記録再生系と、を備えるものにおいて、前
記磁気ヘッドは、磁気抵抗効果特性を有する磁気抵抗効
果膜を所定の厚さにより積層するプロセスと、上記磁気
抵抗効果膜上に電気的に高抵抗を有する高抵抗膜を所定
の厚さにより積層するプロセスと、積層された前記磁気
抵抗効果膜と前記高抵抗膜の上に第1の薄膜を積層し、
この第1の薄膜を選択的にエッチングして所定の間隔の
ギャップを形成し、このギャップを含む第1の薄膜の上
部側から全面にわたって第2の薄膜を積層し、その上か
ら再度第1の薄膜を積層した後、上面を平坦化してから
第1の薄膜間に存在する第2の薄膜をエッチングして除
去することにより前記第2の薄膜の膜厚に相当する狭ギ
ャップを有する狭ギャップマスクを製造するプロセス
と、上記狭ギャップマスクを用いて所定の条件下でエッ
チングを行ない前記高抵抗膜および磁気抵抗効果膜を前
記狭ギャップに相当する幅で除去して前記磁気抵抗効果
膜および高抵抗膜にも狭ギャップをそれぞれ形成するプ
ロセスと、少なくとも前記磁気抵抗効果膜の狭ギャップ
内にバイアス膜を形成し、前記狭ギャップが形成された
前記高抵抗膜の上部側から全面にわたって電極膜を積層
させてこれをエッチングすることにより前記高抵抗膜の
狭ギャップよりこのギャップの上方の両側に電極部が残
された引き出し電極層を成膜するプロセスと、により製
造されたマルチ化された構成を備えることを第3の基本
的な特徴としている。
【0019】また、本発明に係る磁気記録再生装置は、
上記第3の基本的な特徴を備えるものにおいて、前記情
報記録再生系は、情報を同時に再生する複数の磁気ヘッ
ドと、複数の磁気ヘッドにより再生された情報を記憶す
る記憶手段と、記憶手段により記憶された複数の磁気ヘ
ッドにより再生された情報を並べ直して元の情報として
再構成する処理手段と、を更に備えることを特徴として
いる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る磁気抵抗効果
ヘッド等の薄膜装置の製造方法の好適な実施形態につい
て添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1に本発
明の第1実施形態に係る薄膜装置装置の製造方法を示す
製造工程図であり、同図においては薄膜装置の一例とし
て磁気抵抗効果ヘッドが示されている。
【0021】図1に示すように、第1実施形態に係る薄
膜装置の製造方法は、少なくとも狭ギャップを有する磁
気抵抗効果型ヘッドの製造方法に適用されている。ま
ず、図1に従って、基本的な製造プロセスを説明する。
最初のプロセスとしては、図1(a)に示すように、例
えばMR,GMR,TMR等の磁気抵抗効果特性を有す
る磁気抵抗効果膜11を所定の奥行きで規制しながら所
定の厚さで積層する。次のプロセスでは、図1(b)に
示すように、磁気抵抗効果膜11の上に所定の厚さによ
り酸化又は窒化された半導体よりなる半導体絶縁膜12
を積層する。この第1実施形態においては、一例として
半導体絶縁膜としているが、本発明においてはこのプロ
セスは高抵抗効果膜であれば半導体絶縁膜に限定され
ず、酸化された金属膜等の金属絶縁膜でも良く、また絶
縁膜でなくとも電気的に高抵抗を有する高抵抗膜であれ
ば何でも良い。
【0022】図1(b)に示すプロセスにおいては、高
抵抗膜としての半導体絶縁膜12上に狭ギャップマスク
20が積層形成されている。この狭ギャップマスク20
の製造工程について図2を参照しながら説明する。ま
ず、半導体絶縁膜12の上面に約0.2μmの厚さで第
1の薄膜としてのタンタル(Ta)膜を成膜し、PEP
(Photolithographic Engraving Process)等のフォトリ
ソグラフィを用いたレジストの後にRIE(Reactive I
on Etching―反応性イオンエッチング―)により長さ
1.0μmで間隙が1.2μmのギャップ22を有する
タンタル膜21を成膜する。
【0023】次に、第1の薄膜としてのタンタル膜21
および広ギャップ22の上部側より第2の薄膜としての
シリコン膜23を厚さ0.1μmで積層させ、その上か
ら再度第1の薄膜としてのタンタル膜21を積層する。
この状態を示すのが図2(b)であり、上側に積層され
たタンタル膜21の上面は広ギャップ22の溝形状に倣
うように窪みができており平坦面とはなっていない。こ
の窪みを均して平坦化するために分子量の小さいポリマ
ー等により樹脂コート24を積層する。この状態が図2
(c)に示されている。なお、シリコン膜23の厚さが
狭ギャップマスク22の狭ギャップ部分の間隙に相当す
ることになる。
【0024】次に、樹脂コート24と上側に積層された
第1の薄膜としてのタンタル膜21とをRIE等により
エッチングバックして除去し、図2(d)に示すように
第2の薄膜としてのシリコン膜23の表面が露出し、ギ
ャップ22内に積層された上側のタンタル膜21の露出
表面が下側のタンタル膜21のシリコン膜23との境界
面までとなるような状態とする。
【0025】最後に、タンタル膜21が除去されずシリ
コン膜のみが除去されるようなエッチングレートにより
例えばCDE(Chemical Dry Etching) することにより
タンタル膜21の幅が1μmで、ギャップ幅0.1μm
の狭ギャップ25が形成される。この状態が図2(e)
であり、この狭ギャップマスク20が完成された時点を
示すものが図1(b)の状態である。
【0026】その後、図1(c)に示すように、狭ギャ
ップマスク20をマスクとして用いてエッチングを行な
うと磁気抵抗効果膜11および半導体絶縁膜12にはマ
スク20の狭ギャップ25に相当するギャップ11Aお
よび12Aが形成される。次に、磁気抵抗効果膜11お
よび半導体絶縁膜12上に狭ギャップマスク20を被膜
させたままの状態で、コバルト‐プラチナ(Co‐P
t)を積層させることによりバイアス膜13を成膜する
と、図1(d)のような状態となる。
【0027】ここで、狭ギャップマスク20を構成して
いるタンタル膜21をリフトオフすることによりタンタ
ル膜21上に積層されているバイアス膜13も一緒に除
去されるので、磁気抵抗効果膜11のギャップ11Aに
バイアス膜13が繰り返しパターンとなって介挿される
と共に、磁気抵抗効果膜11上に半導体絶縁膜12が積
層されたものとなる。
【0028】このとき、スリット部分の磁気抵抗効果膜
はエッチングにより除去して磁気抵抗効果膜と縦バイア
ス層/電極の接触結合(abutted junction)を形成し
ても良い。なお、この場合にはフォトリソグラフィによ
り0.2μm幅程度のフォトレジストを用いて電極と縦
バイアス層をパターニングすることにより行なっても良
い。
【0029】次に、この上から金(Au)を積層させて
引き出し電極層となる金属電極層14を成膜したものが
図1(e)に示すものである。この状態で半導体絶縁膜
12の内側のみを露出させるように金属電極層14をエ
ッチングすると、図1(f)に示すように、縦バイアス
膜13の上部側から絶縁膜2の縁部に被さるように残さ
れる分離された引き出し電極14が形成される。
【0030】上記のような第1実施形態に係る半導体装
置の製造方法により製造された磁気抵抗効果型ヘッドは
図3に示すような構成を備えている。同図において、磁
気ヘッド10は、アルミナ・チタン・カーボン等の基板
15と、その上に積層された酸化アルミニウム等の下地
層16と、その上に積層されたニッケル・フェライト等
の再生シールド層17と、その上に設けられた酸化アル
ミニウム等の下部ギャップ層18とを備え、その上に図
1のプロセスにより製造された磁気抵抗効果素子が設け
られている。この磁気抵抗効果素子の部分は、スピンバ
ルブ(SV―Spin Valve)とも呼ばれる複数の磁気抵抗
効果膜11と、PM(永久磁石―Permanent Magnet )
とも呼ばれ複数の磁気抵抗効果膜11の間に配設された
複数の縦バイアス層13と、この縦バイアス層13の上
部で隣接するシリコン絶縁膜12の間からこれら絶縁膜
12の縁部の上に設けられた引き出し電極層14と、を
備えている。
【0031】以上の構成により、図3に示すように、ス
ピンバルブとPMとの1つのピッチが0.6μmとする
と、PMの幅は0.05μmとすることができ、スピン
バルブのみの幅は0.55μmとなり、スピンバルブに
おける縦バイアス層13との境界付近では有効な磁気抵
抗効果を得られなくとも、中心側の0.35μmの幅の
内側においては少なくとも充分な磁気抵抗効果が得られ
ることになる。このように、狭スリット幅は0.05μ
m以下にすることも可能なので、トラックピットが0.
6μmの時でも実効再生トラック幅を「0.6‐0.0
5‐0.1(デッド層)*2=0.35」μmと広く確
保することができる。図3に示す磁気抵抗効果膜ヘッド
において、電極は絶縁膜12の厚さ(2nm以下)分だ
け素子から離れたところで断面積が大きくなり、この細
い部分の抵抗はタンタル(Ta)材を電極にしようして
も0.4オーム程度と大幅に低減できる。
【0032】このように、狭スリットを有する絶縁膜を
用いることにより、フォトリソグラフィの解像度の限界
の2倍に相当するトラックピッチ(この第1実施形態の
場合には仮に0.4μm)としても磁気抵抗効果膜11
の幅を縦バイアス層13の幅に比べて飛躍的に広くでき
るので、仮に磁気抵抗効果膜11の両端部の不感部分が
0.1μmずつ有った場合でも、広い感磁領域を確保す
ることができ、狭ピッチのマルチヘッドを実現できる。
また、絶縁膜上で電極を幅広とすることができるため、
絶縁膜の厚さ(2nm以下)分だけ磁気抵抗効果素子よ
り離れたところでの電極の断面積を大きくすることがで
きる。
【0033】このようにして製造された磁気抵抗効果型
ヘッドは、図4および図5に示されるような第2実施形
態に係る両側シールド型の再生ヘッドに適用することが
できる。この第2実施形態に係る再生ヘッドは、下部再
生シールド層17と上部再生シールド層19との間に再
生下部ギャップ18と再生上部ギャップ9を介して上述
した第1実施形態に係る磁気抵抗効果素子が介挿されて
いる。磁気抵抗効果素子の構成については第1実施形態
に係るヘッドの構成と同一であり、その製造方法につい
ても第1実施形態と同様であるので重複説明を省略す
る。なお、図5は第2実施形態に係る両側シールド型再
生ヘッドの下側シールド17と磁気抵抗効果素子とを示
す斜視図である。
【0034】なお、本発明による磁気抵抗効果型ヘッド
は第2実施形態に係る両側シールド型再生ヘッドに適用
が限定されるのではなく、図6に示すような片側シール
ド型MRヘッドにも応用が可能である。図6は本発明の
第3実施形態に係る片側シールド型MRヘッドを示すも
のであり、その構成は図3に示す第1実施形態に係るも
のと基本的に同一であるので重複説明を省略する。この
ような磁気抵抗効果素子には上述したスピンバルブやそ
の他のGMR素子も使用することができる。また、記録
ヘッドもそのピッチは異なるが、マルチ化した記録ヘッ
ドと一体化して形成することにより、再生時のみでなく
記録時においても高速化することが可能となる。本発明
のようなヘッドのマルチ化のメリットとしては、1本の
伝送線路を用いて超高周波の伝達の必要がなくギガヘル
ツ(GHz)帯の伝送が必要となったときはマルチ化し
て1本の線路の伝送周波数を下げた方がトータルコスト
を大幅に低減させることができる。
【0035】1つの情報を高速に再生するためには、記
録時に関連する情報を所定の単位毎に隣接するトラック
に記録しておいた方が有利である。例えば、記録情報の
10フレーム分のデータを高速に再生したい場合には、
記録する情報を10フレームずつに分割して、分割され
た10フレーム毎の情報を隣接するトラックに記録して
おく。再生する際には、マルチ化されたヘッドを用いて
再生して、その再生情報を元の順序に並べ替えて複合す
ることにより、元の情報へと複製することが可能とな
る。
【0036】なお、上述したものでは、再生ヘッドにつ
いてのみ説明したが、ピッチは異なるとはいえ本発明は
記録ヘッドにも適用することが可能である。再生ヘッド
ばかりでなく、マルチ化された記録ヘッドとも一体化し
て構成することにより、再生時ばかりでなく記録時にも
高速化を実現することが可能となる。このようなマルチ
化のメリットは、1本の線路により超高周波の信号を伝
送する必要が無くなると共に、もしもGHz帯の信号の
伝送が必要となった場合にはヘッドをマルチ化すること
により1本の線路についての伝送周波数を下げるように
して、トータルコストを飛躍的に下げることが可能にな
る。
【0037】なお、上述した実施形態においては狭ギャ
ップマスクを用いて形成した縦バイアス層13は磁気抵
抗効果膜のギャップ内のみに設けられるものとして説明
したが、本発明はこれに限定されず、縦バイアス層13
は絶縁膜12の内壁から両縁部にかけてこれを覆うよう
に形成されていても良い。このような構成の第4実施形
態に係る薄膜装置の製造方法について図7を参照しなが
ら説明する。なお図7の説明においては、図1の構成と
同一又は相当する構成要素には同一符号を付して重複説
明を省略する。
【0038】まず、図7(a)において、最初のプロセ
スとして磁気抵抗効果膜11を所定の厚さで所定の奥行
きを持たせて積層する。次に、磁気抵抗効果膜11の上
に酸化又は窒化シリコンにより半導体絶縁膜12を所定
の厚さで積層する。その後、図7(b)に示すようにタ
ンタル(Ta)膜よりなる狭ギャップマスク20を形成
する。この狭ギャップ膜20の形成過程は図2を用いて
説明した第1実施形態に係る薄膜装置の製造方法と同様
のプロセスで行なえば良い。次に、この狭ギャップマス
ク20を用いて、図7(c)に示すように、磁気抵抗効
果膜11および半導体絶縁膜12にそれぞれ狭ギャップ
11Aおよび12Aを形成する。
【0039】次に、図7(d)に示すように、タンタル
膜等により形成された狭ギャップマスク20をエッチン
グにより除去する。この工程からは第1実施形態とは異
なっている。次に、コバルト‐白金(Co‐Pt)等に
よりバイアス層13を形成する。このとき、図7(e)
に示すように、磁気抵抗効果膜11の狭ギャップ11A
には縦バイアス膜13となるようにギャップ全体を埋め
てバイアス層が形成され半導体絶縁膜12のギャップ1
2Aの側壁から上面を覆うように全体にバイアス層が形
成される。
【0040】次に、図7(f)に示すように金(Au)
等により引き出し電極となる電極層14が積層され、最
後に、図7(g)に示すように、例えばアルゴンガス中
におけるミリング処理等により狭ギャップ11Aおよび
12Aから絶縁膜12の縁部にかけての部分以外の電極
層14およびバイアス層13が除去されて、絶縁膜12
の側壁にも縦バイアス膜13が形成された薄膜装置とし
ての磁気抵抗効果型ヘッドが形成される。
【0041】このようにして形成された第4実施形態に
係る磁気ヘッドを拡大して示したものが図8である。図
8に示すように、実際のジャンクション部分のバリエー
ションとしては縦バイアス膜13と電極14とが狭ギャ
ップ11Aおよび12Aの溝形状に対応する形状となっ
ており、更に好ましいことは、縦バイアス膜13のみは
ギャップの下側の磁気抵抗効果膜11の厚さに対応する
深さを有するように形成されていることである。
【0042】また、抵抗状態としては大きく異なること
とはなるが、図9に示す第5実施形態のように電極14
の先端側のみ縦バイアス膜13と同じ幅とし、磁気抵抗
効果膜11の所定の奥行きよりも奥側に延長する電極1
4の幅を幾分幅広となるように電極14を形成すること
も可能である。この場合、磁気抵抗効果膜11の所定の
奥行きとは図中に示したように、0.5μm程度であ
る。
【0043】なお、図3に示下第1実施形態に係る磁気
抵抗効果膜ヘッドにおいては、電極は絶縁膜12の厚さ
(2nm以下)分だけ素子から離れたところで断面積が
大きくなり、この細い部分の抵抗はタンタル(Ta)材
を電極にしようしても0.4オーム程度と大幅に低減で
きていたが、図9に示す第5実施形態に係る磁気抵抗効
果型ヘッドにおいては、本発明を適用しない場合には2
04オーム程度なので本発明を使用すればこの部分にお
けるジュール熱の発熱を大幅に低減でき、信頼性の大幅
な向上とSN(信号対雑音)比の向上を図ることができ
る。
【0044】また、上述した第1ないし第5実施形態に
係る磁気ヘッドにおいては何れも磁気抵抗効果膜11と
絶縁膜12とは長さ方向に同一のものとして説明した
が、本発明はこれにも限定されず、図10に示す第6実
施形態に係る磁気ヘッドのように、絶縁膜の長さを磁気
抵抗効果膜11よりも幾分短めに形成して絶縁膜が短く
された分だけ電極14が幅広に形成されるようにしても
よい。
【0045】また、上述した実施形態においては、狭ギ
ャップマスクは第1の薄膜を残すような構成のみを例示
したが、本発明はこれにも限定されず第2の薄膜を残す
ようなマスクであっても良い。その例が図11に示す第
7実施形態に係る薄膜装置の製造方法においては、薄膜
によるマスクの製造プロセスが第1ないし第6実施形態
のそれとは異なっている。
【0046】まず、図11を用いて狭ギャップマスク2
0Aの製造プロセスについて説明する。図11において
(a)ないし(c)のプロセスは図2を用いて説明した
第1実施形態の狭ギャップマスク20の製造プロセスと
同様である。すなわち、高抵抗膜としての半導体絶縁膜
12上の上面に約0.2μmの厚さで第1の薄膜として
のタンタル(Ta)膜を成膜し、PEP等のフォトリソ
グラフィを用いたレジストの後にRIEによるエッチン
グを行なうことにより、図11(a)に示すように、長
さ1.0μmで間隙が1.2μmのギャップ22を有す
るタンタル膜21を成膜する。
【0047】次に、図11(b)に示すように、第1の
薄膜としてのタンタル膜21および広ギャップ22の上
部側より第2の薄膜としてのシリコン膜23を厚さ0.
1μmで積層させ、その上から再度第1の薄膜としての
タンタル膜21を積層する。上側に積層されたタンタル
膜21の上面は広ギャップ22の溝形状に倣うように窪
みができており平坦面とはなっていない。この窪みを均
して平坦化するために図11(c)に示すように、分子
量の小さいポリマー等により樹脂コート24を積層す
る。なお、図2に示す第1実施形態においては、シリコ
ン膜23の厚さが狭ギャップマスク22の狭ギャップ部
分の間隙に相当していたが、この第7実施形態において
は、第2の薄膜としてのシリコン23の間の長さ約1μ
mの第1の薄膜であるタンタルを除去した間隙が狭ギャ
ップマスク22Aの狭ギャップ部分の間隙となる。
【0048】次に、エッチングガスを工夫することによ
り、樹脂コート24と上側に積層された第1の薄膜とし
てのタンタル膜21と、第2の薄膜としてのシリコンの
うち水平方向に延在する部分とを、RIE等によりエッ
チングバックして除去し、図11(d)に示すように、
第1の薄膜としてのタンタル膜21の中に第2の薄膜と
してのシリコン膜23がU字状に残ると共に表面が平坦
となった状態とする。次に、図11(e)に示すよう
に、タンタルのみが除去されるようなエッチングレート
でCDE等のエッチングを行ない、最後に、図11
(f)に示すように、U字状に残っていたシリコンの底
の部分のみを除去して略等間隔のギャップ25を有する
狭ギャップマスク20Aとなる。
【0049】この第7実施形態に係る薄膜装置の狭ギャ
ップマスクの製造方法は、羽化のような手順により変形
して行なうことも可能である。すなわち、まずシリコン
酸化(SiOx)膜等の絶縁膜パターンを形成した上に
シリコン膜等を成膜し、さらにSiOx等の絶縁膜を成
膜する。ついで、平坦化層をコーティングしてシリコン
膜が露出するまで平坦化し、その後CDEやRIEによ
り選択的にシリコン膜を加工することにより、絶縁膜間
に狭スリットを形成することができる。
【0050】この製造方法の代わりに、FIB(Focuse
d Ion Beam etching)を用いても、0.1μmの狭スリ
ットを有するマスクを形成することができる。このFI
Bによってもウェハプロセスであるために加工ピッチを
一定にして自動送りにより加工することができ、また加
工面積も小さいのでスループットも充分に確保すること
ができる。また、上記の工程において、シリコン膜を選
択的に加工する前にタンタル(Ta)や酸化シリコン
(SiOx)を選択的にエッチングすると、フォトリソ
グラフィでは行なうことができない残し(突起)パター
ンを形成することもできる。これらの製造方法は、磁気
抵抗効果型ヘッドの分野に限られること無く、特に狭ピ
ッチを有する狭パターンの形成に応用することができ、
また、このような狭ピッチ狭パターンを有する各種の薄
膜装置に適用可能である。
【0051】上記第7実施形態に係る薄膜装置の製造方
法によれば、図11に示す製造プロセスにより製造され
た狭ギャップマスクを用いて図1や図7に示すような薄
膜装置を製造することにより、これらの実施形態とはま
た異なるタイプの薄膜装置を製造することができる。
【0052】上記第1ないし第7実施形態に係る薄膜装
置の製造方法により製造された例えば磁気抵抗効果膜ヘ
ッドのような薄膜装置は、図12に示すような磁気ディ
スク装置に搭載されることになる。図12に示す第8実
施形態に係る磁気記録再生装置としての磁気ディスク装
置30は、筐体31と蓋体32により形成される空間内
に高密度の記録領域が形成された磁気記録媒体としての
磁気ディスク33と、この磁気記録媒体への情報の書き
込みおよびこの媒体からの情報の読み出しを磁気抵抗効
果により行なう磁気ヘッド35を含む情報記録再生系
(図示されず)とを設けることにより構成されている。
磁気ディスク33はスピンドルモータ34等の回転駆動
機構により高速回転させられる。
【0053】前記磁気ヘッド35は、本発明に係るマル
チ化された高抵抗効果型ヘッドであり、個別のヘッドが
連続形成される個数を1万個程度まで高密度化すること
により図12に示すようにほとんどシークしなくても良
いくらいに磁気ディスク33の記録面全体をカバーする
長さを維持している。この磁気ヘッド35は支持アーム
36により所定の位置で支持されている。このような構
成を有する磁気記録再生装置に搭載される磁気ヘッド3
5は、図1および図7に示すような製造プロセスにより
製造されている。
【0054】すなわち具体的には、磁気抵抗効果特性を
有する磁気抵抗効果膜を所定の厚さにより積層するプロ
セスと、上記磁気抵抗効果膜上に電気的に高抵抗を有す
る高抵抗膜を所定の厚さにより積層するプロセスと、積
層された前記磁気抵抗効果膜と前記高抵抗膜の上に第1
の薄膜を積層し、この第1の薄膜を選択的にエッチング
して所定の間隔のギャップを形成し、このギャップを含
む第1の薄膜の上部側から全面にわたって第2の薄膜を
積層し、その上から再度第1の薄膜を積層した後、上面
を平坦化してから第1の薄膜間に存在する第2の薄膜を
エッチングして除去することにより前記第2の薄膜の膜
厚に相当する狭ギャップを有する狭ギャップマスクを製
造するプロセスと、上記狭ギャップマスクを用いて所定
の条件下でエッチングを行ない前記高抵抗膜および磁気
抵抗効果膜を前記狭ギャップに相当する幅で除去して前
記磁気抵抗効果膜および高抵抗膜にも狭ギャップをそれ
ぞれ形成するプロセスと、少なくとも前記磁気抵抗効果
膜の狭ギャップ内にバイアス膜を形成し、前記狭ギャッ
プが形成された前記高抵抗膜の上部側から全面にわたっ
て電極膜を積層させてこれをエッチングすることにより
前記高抵抗膜の狭ギャップよりこのギャップの上方の両
側に電極部が残された引き出し電極層を成膜するプロセ
スと、により製造されてマルチ化された構成を備えてい
る。
【0055】なお、上述した図12に示す第8実施形態
に係る磁気記録再生装置は、多数マルチ化された磁気ヘ
ッドを備え、磁気ディスクの記録面全体を1個のユニッ
トによりカバーするような構成となっていたが、本発明
はこれに限定されず、図13に示す第9実施形態に係る
磁気記録再生装置のように構成しても良い。
【0056】図13において、第9実施形態に係る磁気
記録再生装置としての磁気ディスク装置は、図12に示
す基本的な構成において、駆動手段34により回転駆動
される磁気ディスク33の記録面の所定の位置に記録ヘ
ッド37を支持する支持アーム38と、第1ないし第3
の再生ヘッド41ないし43を支持する支持アーム44
ないし46と、を備え、記録ヘッド37により磁気ディ
スク33の記録面に記録情報を書き込むために記録信号
処理系39が設けられ、磁気ディスク33の記憶面に記
録された情報を読み出すために再生信号処理系50が設
けられている。
【0057】前記情報信号再生系50は、情報を同時に
再生する前記複数の磁気ヘッド41ないし43と、複数
の磁気ヘッド41ないし43により再生された情報を記
憶する記憶手段51ないし53と、記憶手段51ないし
53により記憶された複数の磁気ヘッド41ないし43
により再生された情報を並べ直して元の情報として再構
成する処理手段54と、を備えている。
【0058】この第9実施形態に係る磁気記録再生装置
は、第8実施形態の記録再生装置のように磁気ヘッド3
5を1つのユニットにまでマルチ化することによるコス
トの上昇を避けることができ、その分複数の記憶手段5
1ないし53とこの複数の記憶手段51ないし53から
順次に送られてくる再生情報を処理手段54により例え
ばアドレス情報等に基づいて並べ直して再構成するよう
な信号処理系にコストを割いている。なお、この第9実
施形態に係る磁気記録再生装置に用いられる再生用の磁
気ヘッド41ないし43のそれぞれには本発明により製
造されたマルチヘッドが搭載され、それぞれのシーク範
囲を調整して記録されている情報信号を分担して読み出
すことにより、信号の読み出し時間の大幅な短縮と情報
の再生速度の飛躍的な高速化を図ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る薄膜装置の製造方法によれば、第1の薄膜と第2の薄
膜とにより形成された狭ギャップマスクを用いて狭ギャ
ップ内バイアス層を形成して有効な信号電位を得られる
幅を広げることができるので、記録情報を再生する際の
読み出し速度および転送速度を高速化することができる
と共に高出力を維持することができ、このMR磁気ヘッ
ドが搭載された磁気記録再生装置によれば高密度磁気情
報記録媒体に記録されている情報を高速で読み出すこと
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造
方法の製造プロセスを示す概略工程図。
【図2】本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造
方法における要部としての狭ギャップマスクの製造プロ
セスを示す工程図。
【図3】本発明の第1実施形態により製造された磁気ヘ
ッド要部を示す断面斜視図。
【図4】本発明の第2実施形態に係る両側シールド型磁
気ヘッドを示す断面図。
【図5】本発明の第2実施形態に係る磁気ヘッドを示す
斜視図。
【図6】本発明の第3実施形態に係る片側シールその磁
気ヘッドを示す断面図。
【図7】本発明の第4実施形態に係る薄膜装置の製造プ
ロセスを示す工程図。
【図8】本発明の第4実施形態に係るMRヘッドの要部
構成を示す斜視図。
【図9】本発明の第5実施形態に係るMRヘッドの要部
構成を示す斜視図。
【図10】本発明の第6実施形態に係るMRヘッドの要
部構成を示す斜視図。
【図11】本発明の第7実施形態に係る薄膜装置の製造
方法における狭ギャップマスクの製造プロセスを示す工
程図。
【図12】本発明の第8実施形態に係る磁気記録再生装
置としての磁気ディスク装置の要部を示す概略斜視図。
【図13】本発明の第9実施形態に係る磁気記録再生装
置としての磁気ディスク装置を示す斜視図。
【図14】従来のMRヘッドの(a)全体を示す断面
図、(b)要部断面図、(c)要部斜視図。
【符号の説明】
11 磁気抵抗効果膜 12 高抵抗膜 13 狭ギャップバイアス層 14 電極層 20、20A 狭ギャップマスク 21 第1の薄膜 23 第2の薄膜 25 狭ギャップ 30、40 磁気記録再生装置 33 磁気記録媒体 35、41、42、43 再生ヘッド 50 再生信号処理系 51、52、53 記憶手段 54 処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−72418(JP,A) 特開 昭55−97020(JP,A) 特開 昭61−255525(JP,A) 特開 平8−203036(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/39

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも狭ギャップを有する薄膜装置の
    製造方法において、 磁気抵抗効果特性を有する磁気抵抗効果膜を所定の厚さ
    により積層するプロセスと、 上記磁気抵抗効果膜上に電気的に高抵抗を有する高抵抗
    膜を所定の厚さにより積層するプロセスと、 積層された前記磁気抵抗効果膜と前記高抵抗膜の上に第
    1の薄膜を積層し、この第1の薄膜を選択的にエッチン
    グして所定の間隔のギャップを形成し、このギャップを
    含む第1の薄膜の上部側から全面にわたって第2の薄膜
    を積層し、その上から再度第1の薄膜を積層した後、上
    面を平坦化してから第1の薄膜間に存在する第2の薄膜
    をエッチングして除去することにより前記第2の薄膜の
    膜厚に相当する狭ギャップを有する狭ギャップマスクを
    製造するプロセスと、 上記狭ギャップマスクを用いて所定の条件下でエッチン
    グを行ない前記高抵抗膜および磁気抵抗効果膜を前記狭
    ギャップに相当する幅で除去して前記磁気抵抗効果膜お
    よび高抵抗膜にも狭ギャップをそれぞれ形成するプロセ
    スと、 少なくとも前記磁気抵抗効果膜の狭ギャップ内にバイア
    ス膜を形成し、前記狭ギャップが形成された前記高抵抗
    膜の上部側から全面にわたって電極膜を積層させてこれ
    をエッチングすることにより前記高抵抗膜の狭ギャップ
    よりこのギャップの上方の両側に電極部が残された引き
    出し電極層を成膜するプロセスと、 を備えることを特徴とする薄膜装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記狭ギャップを有する薄膜装置は、多数
    の個別ヘッドが反復形成された磁気抵抗効果型ヘッドに
    より構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    薄膜装置の製造方法。
  3. 【請求項3】複数の磁気抵抗効果膜と、その両端に配置
    された複数の縦バイアス層と、前記磁気抵抗効果膜の抵
    抗変化を取り出す複数の電極とを備える磁気抵抗効果型
    ヘッドにおいて、 磁気抵抗効果特性を有する磁気抵抗効果膜を所定の厚さ
    により積層するプロセスと、 上記磁気抵抗効果膜上に電気的に高抵抗を有する高抵抗
    膜を所定の厚さにより積層するプロセスと、 積層された前記磁気抵抗効果膜と前記高抵抗膜の上に第
    1の薄膜を積層し、この第1の薄膜を選択的にエッチン
    グして所定の間隔のギャップを形成し、このギャップを
    含む第1の薄膜の上部側から全面にわたって第2の薄膜
    を積層し、その上から再度第1の薄膜を積層した後、上
    面を平坦化してから第1の薄膜間に存在する第2の薄膜
    をエッチングして除去することにより前記第2の薄膜の
    膜厚に相当する狭ギャップを有する狭ギャップマスクを
    製造するプロセスと、 上記狭ギャップマスクを用いて所定の条件下でエッチン
    グを行ない前記高抵抗膜および磁気抵抗効果膜を前記狭
    ギャップに相当する幅で除去して前記磁気抵抗効果膜お
    よび高抵抗膜にも狭ギャップをそれぞれ形成するプロセ
    スと、 少なくとも前記磁気抵抗効果膜の狭ギャップ内にバイア
    ス膜を形成し、前記狭ギャップが形成された前記高抵抗
    膜の上部側から全面にわたって電極膜を積層させてこれ
    をエッチングすることにより前記高抵抗膜の狭ギャップ
    よりこのギャップの上方の両側に電極部が残された引き
    出し電極層を成膜するプロセスと、 を経て製造されたことを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッ
    ド。
  4. 【請求項4】前記磁気抵抗効果膜は長さ方向に前記狭ギ
    ャップを介して配列された複数個の個別磁気抵抗効果膜
    であり、前記バイアス層は前記個別磁気抵抗効果膜の両
    端の前記狭ギャップ内に形成された複数個の個別バイア
    ス層であり、前記個別磁気抵抗効果膜上にはこの膜と同
    じ幅と長さを有する個別絶縁膜が前記高抵抗膜として複
    数個設けられ、前記個別バイアス層の上で隣接する2つ
    の個別絶縁膜の間からそれぞれの端部の上にかけて設け
    られた個別引き出し電極層が複数設けられていることを
    特徴とする請求項3に記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
  5. 【請求項5】前記ギャップを介して残された磁気抵抗効
    果膜および高抵抗膜と、前記狭ギャップとの幅の比率は
    10対1であり、かつ、狭ギャップマスクを用いて形成
    された狭ギャップの幅は0.05ないし0.1μmのオ
    ーダを有していることを特徴とする請求項3に記載の磁
    気抵抗効果型ヘッド。
  6. 【請求項6】高密度の記録領域が形成された磁気記録媒
    体と、この磁気記録媒体からの記録情報の読み出しを磁
    気抵抗効果を利用して行なう磁気ヘッドを含む情報信号
    再生系と、を備える磁気記録再生装置において、 前記磁気ヘッドは、磁気抵抗効果特性を有する磁気抵抗
    効果膜を所定の厚さにより積層するプロセスと、上記磁
    気抵抗効果膜上に電気的に高抵抗を有する高抵抗膜を所
    定の厚さにより積層するプロセスと、積層された前記磁
    気抵抗効果膜と前記高抵抗膜の上に第1の薄膜を積層
    し、この第1の薄膜を選択的にエッチングして所定の間
    隔のギャップを形成し、このギャップを含む第1の薄膜
    の上部側から全面にわたって第2の薄膜を積層し、その
    上から再度第1の薄膜を積層してから、上面を平坦化し
    てから第1の薄膜間に存在する第2の薄膜をエッチング
    して除去することにより前記第2の薄膜の膜厚に相当す
    る狭ギャップを有する狭ギャップマスクを製造するプロ
    セスと、上記狭ギャップマスクを用いて所定の条件下で
    エッチングを行ない前記高抵抗膜および磁気抵抗効果膜
    を前記狭ギャップに相当する幅で除去して前記磁気抵抗
    効果膜および高抵抗膜にも狭ギャップをそれぞれ形成す
    るプロセスと、少なくとも前記磁気抵抗効果膜の狭ギャ
    ップ内にバイアス膜を形成し、前記狭ギャップが形成さ
    れた前記高抵抗膜の上部側から全面にわたって電極膜を
    積層させてこれをエッチングすることにより前記高抵抗
    膜の狭ギャップよりこのギャップの上方の両側に電極部
    が残された引き出し電極層を成膜するプロセスと、によ
    り製造されたマルチ化された構成を備えることを特徴と
    する磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】前記情報信号再生系は、情報を同時に再生
    する複数の磁気ヘッドと、これら複数の磁気ヘッドによ
    り再生された情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段
    により記憶された複数の磁気ヘッドにより再生された情
    報を並べ直して元の情報として再構成する処理手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の磁気記
    録再生装置。
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