JP3535408B2 - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JP3535408B2
JP3535408B2 JP03888499A JP3888499A JP3535408B2 JP 3535408 B2 JP3535408 B2 JP 3535408B2 JP 03888499 A JP03888499 A JP 03888499A JP 3888499 A JP3888499 A JP 3888499A JP 3535408 B2 JP3535408 B2 JP 3535408B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ラダー回路の作
成が容易になり、併せてラダープログラムのタクトタイ
ムの短縮が実現できる数値制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の数値制御装置を示してい
る。数値制御装置100は、加工プログラム解析処理部
101、補間処理部102、軸制御部103、主軸制御
部104、通信処理部105、入出力データ処理部10
6、PLCインターフェース部107、ラダー処理部1
08、プログラム用メモリ109、設定データ保持メモ
リ(パラメータメモリ)110を有している。
【0003】通信処理部105は外部入出力機器111
よりの加工プログラムをプログラム用メモリ109に格
納し、入出力データ処理部106は、表示装置、キーボ
ード等のマンマシンインターフェース(MMI)部11
2との間のデータの入出力処理を行い、マンマシンイン
ターフェース部112よりのパラメータデータ等を設定
データ保持メモリ110に格納する。
【0004】軸制御部103には各軸のサーボモータ1
13を駆動するサーボアンプ114が接続され、主軸制
御部104には主軸モータ115を駆動する主軸アンプ
116が接続されている。ラダー処理部108には、外
部機器とのディジタル信号の入力/出力を行うディジタ
ル信号I/Oインターフェース部117と、主軸制御用
インターフェース部118とが接続されている。
【0005】加工プログラムは加工プログラム解析処理
部101により解析され、その解析結果に基づいて補間
処理部102が補間処理を行い、軸制御部103に各軸
の指令を出力する。加工プログラムに、MSTB指令
(M指令、S指令、T指令、B指令の総称)や主軸指
令、たとえば、図9(a)に例示されているように、M
指令、主軸指令があると、加工プログラム解析処理部1
01は、PLCインターフェース部107を通じてラダ
ー処理部(PLC)108に対してMFコードを出力
し、MSTB制御、主軸制御が指令されたことをラダー
処理部108に通知する。ラダー処理部108は、この
通知を受けることで、MSTBコードを確認し、対応す
るコードのMSTB処理ステップを実行する。
【0006】なお、MSTB処理ステップはラダー回路
(図9(b))で組まれている必要があり、ラダー処理
部108はMSTB処理ステップで定義されている処理
を起動する。
【0007】これにより、ラダー回路を介してソレノイ
ドバルブ開閉スイッチ等の外部機器の制御や主軸制御が
行われる。
【0008】つぎに、軸制御の一例として、主軸オリエ
ント制御を行う場合について説明する。 (1)加工プログラム解析処理部101が、PLCイン
ターフェース部107を通じてラダー処理部108に対
してMFコードを出力し、主軸制御の指令がなされたこ
とをラダー処理部108に通知する。 (2)ラダー処理部108はSコードを確認し、対応す
るコードのMSTB処理を起動する。 (3)ラダー処理部108より主軸制御用インターフェ
ース部118を介して主軸制御部104に主軸制御指令
が出され、主軸アンプ116が主軸モータ115を駆動
する。
【0009】(4)主軸アンプ116による主軸モータ
115の処理結果が主軸制御部104に渡され、主軸制
御部104よりインポジションデータ(ステータス)が
主軸制御用インターフェース部118を通じてラダー処
理部108に与えられ、インポジション信号がセットさ
れる。 (5)ラダー処理部108は、インポジション信号がセ
ットされたことにより、オリエント完了を確認し、PL
Cインターフェース部107を通じてNC側(加工プロ
グラム解析処理部101)に完了信号(FIN信号)を
返し、主軸制御処理が終了したことを通知する。 (6)加工プログラム解析処理部101は、FIN信号
の受領によって主軸制御指令した処理が終了したことを
受けて加工プログラムの次ブロックに進む。
【0010】また、従来の数値制御装置として、特開平
2−39305号公報に示されているように、マクロプ
ログラムからラダー回路を直接制御できるように構成さ
れた数値制御装置や、特開平8−2867171号公報
に示されているように、加工プログラム(NCプログラ
ム)からサブシーケンスプログラムを直接起動できるよ
うに構成された数値制御装置が知られている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の数値制御装置で
は、いずれのものも、MSTB制御、主軸制御、DI/
DO(ディジタル信号・入力/出力)制御は、全てラダ
ー処理部を経由して行われるため、ラダースキャンに時
間がかかり、処理時間が長くなると云う問題点があっ
た。また、MSTB制御、主軸制御の場合、ラダー回路
にそれぞれの制御回路を組まなければならず、ラダー回
路の作成が煩雑で、面倒なものになる。
【0012】この発明は、上述の如き問題点を解消する
ためになされたもので、MSTB制御、主軸制御、I/
O制御をラダー処理部を経由することなく直接行うこと
ができる数値制御装置を得ることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明による数値制御装置は、外部機器とのデ
ィジタル信号の入出力を行うI/Oインターフェース部
が接続されたラダー処理部を備える数値制御装置におい
て、加工プログラムを格納するプログラム用メモリと、
前記プログラム用メモリに格納された加工プログラムを
解析し、指令コードが外部との信号の入出力を直接行う
指令であるかを判定する加工プログラム解析処理部と、
外部機器と接続される機械制御インターフェース部と接
続され、前記加工プログラム解析処理部によって指令コ
ードが外部との信号の入出力を直接行う指令であると判
定された場合に動作し、前記機械制御インターフェース
部を使用して前記ラダー処理部を介さずに信号の入出力
制御を直接行う信号入出力直接制御処理部とを備える
のである。
【0014】つぎの発明による数値制御装置は、主軸制
御が可能なラダー処理部を備える数値制御装置におい
て、加工プログラムを格納するプログラム用メモリと、
主軸指令コード毎に主軸直接制御対象であるか否かを示
す信号が設定される主軸指令直接制御登録テーブルと、
主軸指令のマクロプログラムあるいはモジュールを格納
するマクロ・モジュールメモリと、前記プログラム用メ
モリに格納された加工プログラムを解析し、指令コード
が前記主軸指令直接制御登録テーブルで主軸直接制御対
象として設定されているかを判定する加工プログラム解
析処理部と、前記加工プログラム解析処理部によって指
令コードが主軸直接制御対象であると判定された場合に
動作し、指令コードに対応する主軸指令のマクロプログ
ラムあるいはモジュールを前記マクロ・モジュールメモ
リから取得して実行させることにより前記ラダー処理部
を介さずに主軸制御を直接行う主軸直接制御処理部とを
備えるものである。
【0015】つぎの発明による数値制御装置は、MST
B制御が可能なラダー処理部を備える数値制御装置にお
いて、加工プログラムを格納するプログラム用メモリ
と、MSTBの指令コード毎にモジュールアドレスある
いはマクロプログラム番号が登録されるMSTB直接制
御登録テーブルと、MSTB指令のマクロプログラムあ
るいはモジュールを格納するマクロ・モジュールメモリ
と、前記プログラム用メモリに格納された加工プログラ
ムを解析し、指令コードが前記MSTB直接制御登録テ
ーブルに登録されているかを判定する加工プログラム解
析処理部と、前記加工プログラム解析処理部によって指
令コードが前記MSTB直接制御テーブルに登録されて
いると判定された場合に動作し、指令コードに対応する
モジュールアドレスまたはマクロプログラム番号をMS
TB直接制御登録テーブルから取得し、取得したモジュ
ールアドレスまたはマクロプログラム番号に対応するM
STB指令のモジュールまたはマクロプログラムを前記
マクロ・モジュールメモリから取得して実行させること
により、前記ラダー処理部を介さずにMSTB制御を直
接行うMSTB直接制御処理部とを備えるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照して、この
発明にかかる数値制御装置の実施の形態を詳細に説明す
る。なお、以下に説明するこの発明の実施の形態におい
て上述の従来例と同一構成の部分は、上述の従来例に付
した符号と同一の符号を付してその説明を省略する。
【0017】図1はこの発明による数値制御装置の一つ
の実施の形態を示している。数値制御装置10は、加工
プログラム解析処理部11、補間処理部12、軸制御部
13、主軸制御部14、通信処理部15、入出力データ
処理部16、PLCインターフェース部17、ラダー処
理部18、プログラム用メモリ19、設定データ保持メ
モリ(パラメータメモリ)20、ラダー処理部18のデ
ィジタル信号I/Oインターフェース部21および主軸
制御用インターフェース部22に加えて、直接制御テー
ブル用メモリ23、MSTB直接制御処理部24、主軸
直接制御処理部25、DIO直接制御処理部26、直接
制御用のマクロ・モジュールメモリ27、機械制御イン
ターフェース部(ディジタル信号I/Oインターフェー
ス部)28を有している。
【0018】設定データ保持メモリ20には、図2
(a)に示されているようなMSTB直接制御登録テー
ブルと、図3(a)に示されているような主軸指令直接
制御登録テーブルがあり、これらテーブルの登録内容は
マンマシンインターフェース部112あるいは外部入出
力機器111によってパラメータ設定される。MSTB
直接制御登録テーブルは、MSTB指令の直接制御の指
定および指令コード毎に、モジュール(ユーザ定義プロ
グラム)あるいはマクロプログラム、種別(モジュール
/マクロプログラム)を設定し、主軸指令直接制御登録
テーブルは、主軸指令毎に有効/無効を設定している。
【0019】NCが起動(運転)開始すると、加工プロ
グラム起動処理により、設定データ保持メモリ20に予
め設定されているMSTB直接制御登録テーブル、主軸
指令直接制御登録テーブルを読み出し、M指令、S指
令、T指令、B指令の各々について、図2(b)に示さ
れているような、指令コードとモジュール(ユーザ独自
の機能をもつユーザ定義プログラム)との対照テーブル
であるモジュールテーブルと、指令コードとマクロ番号
との対照テーブルであるマクロテーブル(これらテーブ
ルをMSTB直接制御テーブルと云う)と、図3(b)
に示されているような主軸指令と主軸制御処理アドレス
との対照テーブルである主軸指令直接制御テーブルを直
接制御テーブル用メモリ23に展開する。
【0020】マクロ・モジュールメモリ27は、マンマ
シンインターフェース部112あるいは外部入出力機器
111よりMSTB指令、主軸指令のマクロプログラ
ム、モジュールを入力し、格納する。
【0021】加工プログラム解析処理部11は、直接制
御テーブル用メモリ23のMSTB直接制御テーブル、
主軸指令直接制御テーブルを参照して現在、解析中の指
令が直接制御に属するものであるかをチェックし、直接
制御の指令でなければ、従来通りの処理を行い、直接制
御であれば、その指令をMSTB直接制御処理部24、
主軸直接制御処理部25、DIO直接制御処理部26に
渡す。
【0022】MSTB直接制御処理部24は、加工プロ
グラムの指令がMSTBの直接制御の場合に動作し、M
STB制御命令を解析し、モジュールテーブル、マクロ
テーブルに登録されているMSTB制御のモジュール、
マクロプログラムをサーチし、サーチしたモジュール、
マクロプログラムをマクロ・モジュールメモリ27より
読み出して実行し、MSTB制御を直接行う。
【0023】主軸直接制御処理部25は、加工プログラ
ムの指令が主軸の直接制御の場合に動作し、主軸制御命
令を解析し、主軸指令直接制御テーブルに登録されてい
る主軸制御モジュールをサーチし、サーチした主軸制御
モジュールをマクロ・モジュールメモリ27より読み出
して実行し、正転・逆転・停止・オリエント等の主軸制
御の指令を主軸制御部14へ直接出力する。DIO直接
制御処理部26は、加工プログラムがDIO直接制御指
令である場合に動作し、機械制御インターフェース部2
8を使用して直接的にDI/DO制御を行う。
【0024】つぎに、上述の構成による数値制御装置の
動作を図4に示すフローチートを参照して説明する。
数値制御装置が起動(運転)開始すると、加工プログラ
ム解析処理部11が、設定データ保持メモリ20に予め
設定されているMSTB直接制御登録テーブル、主軸指
令直接制御登録テーブルを読み出し、MSTB直接制御
テーブルと主軸指令直接制御テーブルを直接制御テーブ
ル用メモリ23に展開する(ステップS10)。
【0025】加工プログラム解析処理部11による加工
プログラムの解析において、図5に示されているよう
に、“N10[Y200=1]”のようなDIO直接制
御コードであるか否かを判別し(ステップS11)、D
IO直接制御コードであれば、DIO直接制御処理部2
6が機械制御インターフェース部28によってディジタ
ル信号の入力、出力をラダー処理部18を経由すること
なく行う(ステップS12)。
【0026】MSTBコードの場合には(ステップS1
3)、それがMSTB直接制御テーブルに登録されてい
る指令コードかどうか確認する(ステップS14)。
“N40 M10”のように、MSTB直接制御テーブ
ルに登録されている指令コードならばMSTB直接制御
処理部24がMSTB制御をラダー処理部18を経由す
ることなく行う(ステップS15)。
【0027】MSTB直接制御テーブルに登録されてい
ないコードの場合には、主軸指令直接制御テーブルに登
録されている指令コードかどうか確認する(ステップS
16)。主軸指令直接制御テーブルに登録されている指
令コードならば、主軸直接制御処理部25が主軸制御を
ラダー処理部18を経由することなく行う(ステップS
17)。
【0028】主軸指令直接制御テーブルにはM3、M4
…等、主軸制御コードを順番に登録され、直接制御が有
効の場合には主軸制御処理の該当処理のロケーションア
ドレスをサーチし展開する。直接制御が無効の場合には
従来と同様の主軸制御を行う。
【0029】つぎに、主軸の直接制御処理の詳細を図6
のフローチャートを参照して説明する。図5に示されて
いるように、加工プログラムに、M3(主軸正転)、M
5(主軸停止)、M19(主軸オリエント)等の主軸制
御が指令された時、図3(b)に示されている主軸指令
直接制御テーブルを参照して直接制御対象かどうかを確
認する。例えば、M3指令の場合、主軸指令直接制御テ
ーブルのオフセット値0のアドレスを取得する(ステッ
プS20)。
【0030】つぎに、主軸指令が従来処理であるか否か
の判別を行い(ステップS21)、ラダー処理部18を
経由した従来通りの処理を行う(ステップS22)。こ
れに対し、直接制御処理の場合には、先ず、直接制御有
効信号がオンであるかをチェックする(ステップS2
3)。直接制御有効信号は、PLCの状態に応じて直接
制御が可能な状態であるかを示す信号であり、直接制御
有効信号がオフであれば、現在、直接制御は不可能であ
るとして従来どおりの処理を行う。直接制御有効信号が
オンであれば、つぎに、直接制御中信号がオンであるか
をチェックし(ステップS24)、直接制御中信号がオ
ンで、無効であれば、直接制御中であることを示すステ
ータスをセットし(ステップS25)、終了する。
【0031】これに対して直接制御中信号がオフであれ
ば、MF信号を出力し(ステップS26)、取得したア
ドレスの処理(M3module)をマクロ・モジュー
ルメモリ27より読み出して主軸直接制御処理部25で
実行し、主軸制御部14に直接指令を出して主軸制御を
行い(ステップS27)、直接制御中信号をオンとする
(ステップS28)。この後は、主軸処理終了条件を満
たすことを確認し(ステップS29)、主軸処理終了条
件を満たせば、加工プログラムは次ブロックへ進む。
【0032】なお、主軸処理終了条件として主軸制御処
理開始後終了、主軸制御処理完了後終了等のように設定
でき、これらの条件は主軸指令直接制御テーブルに設定
することもできる。
【0033】終了条件を主軸処理開始後終了とした場合
には、加工プログラムは次ブロックへ進むが、主軸制御
処理は実行中で未完であり、直接制御中信号はオンのま
まである。実際に主軸制御処理が完了すれば、直接制御
中信号をオフし、完了信号を加工プログラム解析処理部
11に返す。これにより、主軸制御がラダー処理部18
を介さずに直接行われる。
【0034】つぎに、MSTB指令の直接制御処理の詳
細を図7のフローチャートを参照して説明する。加工プ
ログラムに、M10、M20、T0、M15等のMST
B指令がある場合には(ステップS30)、図2(b)
に示されているようなモジュールテーブルから該当コー
ドをサーチし(ステップS31)、コードの有無を確認
する(ステップS32)。
【0035】モジュールテーブルに該当コードがあれ
ば、そのモジュールテーブルからオフセット値およびモ
ジュールアドレスを取得する(ステップS33)。モジ
ュールテーブルに該当コードがない場合には、つぎに、
マクロテーブルから該当コードをサーチし(ステップS
34)、コードの有無を確認する(ステップS35)。
【0036】マクロテーブルに該当コードがあれば、そ
のマクロテーブルからオフセット値およびマクロ番号を
取得する(ステップS36)。モジュールテーブルにも
マクロテーブルにも該当コードがない場合には従来通り
のMSTB処理を実行する(ステップS37)。例え
ば、M20指令の場合、M指令モジュールテーブルから
オフセット値1とアドレスM20moduleを取得す
る。
【0037】つぎに、直接制御有効信号がオンであるか
をチェックする(ステップS38)。直接制御有効信号
は、PLCの状態に応じて直接制御が可能な状態である
かを示す信号であり、直接制御有効信号がオフであれ
ば、現在、直接制御は不可能であるとして従来どおりの
処理を行う。直接制御有効信号がオンであれば、つぎ
に、直接制御中信号がオンであるかをチェックし(ステ
ップS39)、直接制御中信号がオンで、無効であれ
ば、直接制御中であることを示すステータスをセットし
(ステップS40)、終了する。直接制御中信号がオフ
で、有効であれば、MF信号を出力し(ステップS4
1)、取得したアドレスの処理(M20module)
あるいはマクロプログラムをマクロ・モジュールメモリ
27より読み出してMSTB直接制御処理部24で実行
し(ステップS42)、直接制御中信号をオンとする
(ステップS43)。
【0038】この後は、MSTB処理終了条件を満たす
ことを確認する(ステップS44)。なお、MSTB処
理終了条件としてMSTB制御処理開始後終了、MST
B制御処理完了後終了等のように設定でき、これらの条
件はモジュールテーブルに設定することもできる。MS
TB処理終了条件を満たせば、加工プログラムは次ブロ
ックへ進む。終了条件をMSTB処理開始後終了とした
場合には、加工プログラムは次ブロックへ進むが、MS
TB処理は実行中で未完であり、直接制御中信号はオン
のままである。実際にMSTB制御処理が完了すれば、
直接制御中信号をオフし、完了信号を加工プログラム解
析処理部11に返す。
【0039】これにより、MSTB制御がラダー処理部
18を介さずに直接行われる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、この発
明による数値制御装置によれば、加工プログラムの解析
において指令が外部との信号の入出力を直接行う指令で
あると、信号入出力直接制御処理部が機械制御インター
フェース部を使用してラダー処理部を介さずに信号の入
出力制御を直接行うから、ラダープログラムのタクトタ
イムの短縮が実現できるという効果が得られる。
【0041】つぎの発明による数値制御装置によれば、
加工プログラムの解析において指令が主軸の直接制御で
あると、主軸直接制御処理部が主軸制御命令を解析して
主軸制御モジュールを実行し、ラダープログラムを介さ
ずに主軸制御を直接行うから、ラダー回路に主軸制御の
回路を組まなくても主軸制御を行うことができ、ラダー
回路の作成が容易になり、併せてラダープログラムのタ
クトタイムの短縮が実現できるという効果が得られる。
【0042】つぎの発明による数値制御装置よれば、
加工プログラムの解析において指令がMSTB主軸の直
接制御であると、MSTB直接制御処理部がMSTB制
御命令を解析してMSTB制御モジュールあるいはマク
ロプログラムを実行し、ラダー処理部を介さずにMST
B制御を直接行うから、ラダー回路にMSTB制御の回
路を組まなくてもMSTB制御を行うことができ、ラダ
ー回路の作成が容易になり、併せてラダープログラムの
タクトタイムの短縮が実現できるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による数値制御装置の一つの実施の
形態を示すブロック線図である。
【図2】 (a)、(b)はこの発明による数値制御装
置で使用されるMSTB直接制御登録テーブルとMST
B指令のモジュルテーブルおよびマクロテーブルを示
す説明図である。
【図3】 (a)、(b)はこの発明による数値制御装
置で使用される主軸指令直接制御登録テーブルと主軸指
令直接制御テーブルを示す説明図である。
【図4】 この発明による数値制御装置の加工プログラ
ム解析処理を示すフローチャートである。
【図5】 加工プログラム例を示す説明図である。
【図6】 主軸指令直接制御処理を示すフローチャート
である。
【図7】 MSTB直接制御処理を示すフローチャート
である。
【図8】 従来における数値制御装置を示すブロック線
図である。
【図9】 (a)、(b)は従来のMSTB処理の加工
プログラムとラダー回路を示す説明図である。
【符号の説明】
10 数値制御装置、11 加工プログラム解析処理
部、12 補間処理部、13 軸制御部、14 主軸制
御部、15 通信処理部、16 入出力データ処理部、
17 PLCインターフェース部、18 ラダー処理
部、19 プログラム用メモリ、20 設定データ保持
メモリ、21 ディジタル信号I/Oインターフェース
部、22 主軸制御用インターフェース部、23 直接
制御テーブル用メモリ、24 MSTB直接制御処理
部、25 主軸直接制御処理部、26DIO直接制御処
理部、27 マクロ・モジュールメモリ、28 機械制
御インターフェース部、111 外部入出力機器、11
2 マンマシンインターフェース部、113 サーボモ
ータ、114 サーボアンプ、115 主軸モータ、1
16 主軸アンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−265312(JP,A) 特開 平4−155406(JP,A) 特開 昭63−298505(JP,A) 特開 平2−113304(JP,A) 特開 昭63−57145(JP,A) 特開 平3−49844(JP,A) 特開 平4−57104(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/18 G05B 19/414

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部機器とのディジタル信号の入出力を
    行うI/Oインターフェース部が接続されたラダー処理
    部を備える数値制御装置において、 加工プログラムを格納するプログラム用メモリと、 前記プログラム用メモリに格納された加工プログラムを
    解析し、指令コードが外部との信号の入出力を直接行う
    指令であるかを判定する加工プログラム解析処理部と、 外部機器と接続される機械制御インターフェース部と接
    続され、前記加工プログラム解析処理部によって指令コ
    ードが 外部との信号の入出力を直接行う指令であると判
    定された場合に動作し、前記機械制御インターフェース
    部を使用して前記ラダー処理部を介さずに信号の入出力
    制御を直接行う信号入出力直接制御処理部と、 を備える ことを特徴とする数値制御装置。
  2. 【請求項2】 主軸制御が可能なラダー処理部を備える
    数値制御装置において、 加工プログラムを格納するプログラム用メモリと、 主軸指令コード毎に主軸直接制御対象であるか否かを示
    す信号が設定される主軸指令直接制御登録テーブルと、 主軸指令のマクロプログラムあるいはモジュールを格納
    するマクロ・モジュールメモリと、 前記プログラム用メモリに格納された加工プログラムを
    解析し、指令コードが前記主軸指令直接制御登録テーブ
    ルで主軸直接制御対象として設定されているかを判定す
    る加工プログラム解析処理部と、 前記加工プログラム解析処理部によって指令コードが主
    軸直接制御対象であると判定された場合に動作し、指令
    コードに対応する主軸指令のマクロプログラムあるいは
    モジュールを前記マクロ・モジュールメモリから取得し
    て実行させることにより前記 ラダー処理部を介さずに主
    軸制御を直接行う主軸直接制御処理部と、 を備える ことを特徴とする数値制御装置。
  3. 【請求項3】 MSTB制御が可能なラダー処理部を備
    える数値制御装置において、 加工プログラムを格納するプログラム用メモリと、 MSTBの指令コード毎にモジュールアドレスあるいは
    マクロプログラム番号が登録されるMSTB直接制御登
    録テーブルと、 MSTB指令のマクロプログラムあるいはモジュールを
    格納するマクロ・モジュールメモリと、 前記プログラム用メモリに格納された加工プログラムを
    解析し、指令コードが前記MSTB直接制御登録テーブ
    ルに登録されているかを判定する加工プログラム解析処
    理部と、 前記加工プログラム解析処理部によって指令コードが前
    記MSTB直接制御テーブルに登録されていると判定さ
    れた場合に動作し、指令コードに対応するモジュールア
    ドレスまたはマクロプログラム番号をMSTB直接制御
    登録テーブルから取得し、取得したモジュールアドレス
    またはマクロプログラム番号に対応するMSTB指令の
    モジュールまたはマクロプログラムを前記マクロ・モジ
    ュールメモリから取得して実行させることにより、前記
    ラダー処理部を介さずにMSTB制御を直接行うMST
    B直接制御処理部と、 を備える ことを特徴とする数値制御装置。
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