JP3535149B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3535149B2 JP2003149289A JP2003149289A JP3535149B2 JP 3535149 B2 JP3535149 B2 JP 3535149B2 JP 2003149289 A JP2003149289 A JP 2003149289A JP 2003149289 A JP2003149289 A JP 2003149289A JP 3535149 B2 JP3535149 B2 JP 3535149B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性のEEP
ROM等の記憶装置に現在の運転内容を記憶しておき、
停電して復電後に当該記憶装置に記憶された運転内容に
基づいて自動的に運転を再開するオートリスタート制御
機能を有する空気調和機に関する。 【0002】 【従来の技術】ルームエアコン等の空気調和機(以下、
エアコンともいう)は、冷凍サイクルにおいて冷媒を循
環させて、当該冷媒の凝縮作用及び蒸発作用により室内
空気を冷房又は(及び)暖房するものであり、今や各家
庭やビル等では必需品の一つになっている。 【0003】上述した空気調和機の一例として、より信
頼性且つ操作性の高い空調を行なうために、オートリス
タート(オート・リ・スタート)制御を行なうものがあ
る。オートリスタート制御とは、不揮発性の記憶装置
(例えばEEPROM等)に現在の空気調和機の運転状
態を記憶しておき、もし仮に停電して空気調和機の運転
が停止し、一定時間経過後に復電した際に、記憶装置に
記憶された運転状態を読み出して自動的に運転を再開す
る制御方式である。このオートリスタート制御方式を組
み込むことにより、停電→復電後の電源供給状態におい
て、マニュアルによる再設定無しに空調運転を復帰する
ことができる。 【0004】従来の空気調和機においては、上述したオ
ートリスタート制御方式に係わる構成要素(当該制御に
必要な記憶装置、プログラム等)を予め製品出荷時から
搭載して常に当該オートリスタート制御を実行するタイ
プと、最初からオートリスタート制御を行なわないタイ
プとに分けられていた。すなわち、従来の空気調和機で
は、オートリスタート制御実行の有無はどちらか一方に
予め固定されていた。 【0005】また、室内冷暖房用空気調和機において
は、タイマ運転が頻繁に用いられているが、このタイマ
設定時におけるオートリスタート制御においては、何ら
具体的な制御方式が定められていなかった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上述したオートリスタ
ート制御は、確かに操作効率性の面から言えば効果的で
あるが、使用者の快適性を高めるための制御方式ではな
いため、当該オートリスタート制御の必要性は使用者に
より異なっていた。 【0007】すなわち、海外の特定の範囲等、電源事情
が悪い地域では停電が多いことから、その停電により空
気調和機は頻繁に停止(リセット)状態になるため、停
電の都度ユーザは例えばリモコンを操作して再度運転を
開始させなければならず、ユーザに余分な負担を強いる
ことになっていた。このような背景から当該電源事情が
悪い地域においては、オートリスタート制御を要求して
いる使用者が多かった。 【0008】一方、日本等電源事情の良い国では、停電
も少なく、オートリスタート制御を利用する機会も少な
いので、特にオートリスタート制御を必要としない使用
者が多かった。また、オートリスタート制御方式を行な
うタイプの空気調和機では、シーズンオフ(春・秋)の
時に空気調和機の電源のコンセントを抜いておき、夏・
冬のシーズン時に空気調和機を使用するためコンセント
を入れた時、使用者が意図していなくても当該空気調和
機が勝手に運転を開始してしまう可能性があるため、オ
ートリスタート制御は不要としたほうが良い場合も生じ
ていた。 【0009】すなわち、従来のように、オートリスター
ト制御実行の有無が固定されていたのでは、全ての使用
者の要求に答えられないという問題があった。 【0010】また、オートリスタート制御実行の必要性
は、使用者の環境に応じて変化することが予想されるた
め、当該オートリスタート制御実行の有無を使用者側か
ら選択可能にすることが望ましかった。 【0011】さらに、従来のオートリスタート制御方式
を搭載した空気調和機では、タイマ設定時において、何
ら具体的な制御方式が定められていなかった。したがっ
て、例えばタイマ設定時に停電が起こり一定時間経過後
に復電した場合、従来のオートリスタート制御では、空
気調和機は停電前における動作モードに基づいて再起動
することになる。これは、入りタイマ設定時(現在運転
停止であり、未来の所定時刻[何時何分]にエアコンを
起動させる設定)及び切りタイマ設定時(未来の所定時
刻[何時何分]まで運転を行なわせ、当該時刻にエアコ
ンを運転停止させる設定)の何れにおいても、タイマ設
定に係わらず復電後空気調和機が再起動することを意味
している。したがって、タイマ設定をしたにも拘らず、
使用者が空気調和機の運転(起動)を停止させたい時刻
に空気調和機が起動してしまう可能性があった。 【0012】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、オートリスタート制御実行の有無を
使用者が選択できる空気調和機を提供することにより、
種々異なる電源の供給環境への適応機能を向上させるこ
とにある。 【0013】 【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため本発明の空気調和機は、電源が所定時間停止して復
電した際に、その停電前に記憶装置に記憶された運転内
容データに基づいて空調運転を自動的に再開するオート
リスタート制御機能を有する空気調和機において、前記
オートリスタート制御を行なうか否かを切換可能に設定
する設定手段と、就寝時において安眠を目的とした設定
温度及び送風量等が予め定められた安眠運転モードを設
定する安眠運転モード設定手段と、前記安眠運転モード
設定時に前記電源が所定時間停止して復電した際に、前
記設定手段により前記オートリスタート制御を行なう設
定がなされているか否かを判断する手段と、この判断手
段の判断の結果、前記オートリスタート制御を行なうと
設定されていた場合にのみ前記安眠運転モードに基づく
空調運転を初期状態から行なうように制御する手段と、
を備えている。 【0014】好適な実施形態として、前記運転内容デー
タはリモコンにより設定されたデータであり、前記設定
手段はマニュアルで切換可能なスイッチである。 【0015】また、好適な実施形態として、前記記憶装
置はデータの書き込み及び消去が可能な不揮発性の記憶
装置であり、前記運転内容データは、前記電源停止前の
運転内容に基づいて当該記憶装置に書き込まれたデータ
である。 【0016】したがって、本発明によれば、安眠運転中
において停電/復電が起こった際には、オートリスター
ト設定手段がON(オートリスタート制御実行)である
場合に限って記憶装置に書き込まれた安眠運転初期モー
ドの運転内容データに基づいて再起動を実行するように
しており、オートリスタート設定手段がOFF(オート
リスタート制御非実行)である場合においては、強制的
に運転停止(リセット状態)としている。したがって、
オートリスタート制御実行の有無を使用者により設定す
ることができる。また、仮に安眠運転中に停電が発生し
ても、オートリスタート制御により安眠運転初期モード
から再度安眠運転を実行することができるため、快適な
安眠運転を実行することができる。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、添付図面を参照して説明する。 【0018】(第1実施形態)図1は、本実施形態にお
ける空気調和機(エアコン)の冷凍サイクルの構成を示
す図である。 【0019】図1に示すように、空気調和機1は、コン
プレッサ(圧縮機)2、冷媒流路切り換え機能を有する
四方弁3、室内ファン4aに対向配置される室内側熱交
換器4、膨脹弁としての例えば電子制御弁(PMV)
5、及び室外ファン6aに対向配置される室外側熱交換
器6を配管7を介して順次且つ環状に接続して冷媒を可
逆的に循環させる冷凍サイクルを構成している。 【0020】この冷凍サイクルから分かるように、空気
調和機1は、コンプレッサ2、室内ファン4a及び室外
ファン6aの運転時における四方弁3の切換制御(四方
弁3→OFF)により、冷媒を図中実線矢印方向に循環
(コンプレッサ2→四方弁3→室外側熱交換器(凝縮作
用)6→PMV5→室内側熱交換器(蒸発冷房作用)4
→四方弁3→コンプレッサ2→…)させることにより冷
房運転し、また、四方弁3の切換制御(四方弁3→O
N)により、冷媒を図中破線方向に循環(コンプレッサ
2→四方弁3→室内側熱交換器(凝縮暖房作用)4→膨
脹弁5→室外側熱交換器(蒸発作用)6→四方弁3→コ
ンプレッサ2→…)させることにより暖房運転するよう
に構成されている。 【0021】上記コンプレッサ2、四方弁3、PMV
5、室外側熱交換器6、及び室外ファン6aは、室外に
設置された室外ユニットに設けられている。その室外ユ
ニットは、室外側熱交換器6に設置されその室外側熱交
換器6の冷媒蒸発温度を検出する蒸発温度センサ9と、
室外側熱交換器6自体に、あるいはその室外側熱交換器
6近傍に設けられ外気温度を検出する外気温度センサ1
0とを備えており、この蒸発温度センサ9及び外気温度
センサ10により検出された信号等に基づいてコンプレ
ッサ2等を含む室外側全体を制御する機能を有してい
る。 【0022】また、室内側熱交換器4と室内ファン4a
とは室内に設置された室内ユニットに設けられている。
室内ユニットは、室内の温度を検出する室内温度センサ
11と、室内側熱交換器4に設置されその室内側熱交換
器4の冷媒凝縮温度を検出する熱交換器温度センサ12
とを備えており、室内温度センサ11及び熱交換器温度
センサ12によりそれぞれ検出された信号等に基づいて
室内側熱交換器4及び室内ファン4aを含む室内側全体
を制御する機能を有している。 【0023】ここで、図2に室内ユニット15及び室外
ユニット16を含む空気調和機1全体の制御系統を示
す。 【0024】図2によれば、室内ユニット15は、その
室内ユニット15全体及び室外ユニット16全体を統括
して制御する例えばマイクロコンピュータ(マイコン)
を搭載した室内制御部(MCU;マルチコントロールユ
ニット)20を備えている。この室内制御部20は、空
気調和機1に対する電源供給用の交流電源21と接続さ
れている。また、室内制御部20は、当該空気調和機1
に対する遠隔操作用リモコン22からの指令信号を受信
可能になっている。 【0025】リモコン22は、空気調和機1(室内ユニ
ット15及び室外ユニット16)を所望の運転状態で運
転させるための指令や運転停止指令を室内制御部20に
対して行なうことが可能になっている。すなわち、リモ
コン22は、室内制御部20に対して、例えば、冷房、
暖房、除湿等の運転モード選択データ及び希望室内温度
や送風量を含む設定データ等を運転指令として遠隔から
送信可能になっている。また、リモコン22は、上記運
転モード選択データ及び設定データに基づく運転を所望
の時刻から行なわせたり、あるいは所望の時刻まで行な
わせるためのタイマ設定をセットすることが可能になっ
ている。 【0026】すなわち、リモコン22から空気調和機1
(室内制御部20)に対して、未来の所定時刻[何時何
分](あるいは、現在から所定時間経過後)に当該空気
調和機1を起動させるための入りタイマ設定や、未来の
所定時刻[何時何分](あるいは、現在から所定時間経
過後)まで継続運転させて当該所定時刻に空気調和機1
の運転を停止させる切りタイマ設定を行なうことが可能
になっている。 【0027】さらに、リモコン22は、予め設定された
内容で空気調和機1に運転を行なわせる特殊運転指令を
当該空気調和機1(室内制御部20)に対して送ること
が可能になっている。この特殊運転指令として、本実施
形態では、上述した運転モードや室内温度の設定を行な
うことなく、所定の運転モード,所定の設定温度及び所
定の送風量で自動的に運転を行なわせる指令(自動運転
指令)や、特に就寝時において室内の過度な冷房や暖房
を防止して快適な睡眠を使用者に与えるための安眠運転
等がある。この安眠運転は、就寝時の室内温度等の環境
に合わせた設定により冷房あるいは暖房運転を所定時間
継続して当該就寝時における寝苦しさを解消するととも
に、その所定時間経過後(使用者は睡眠中)において
は、強い冷暖房が必要ないため、予め定められた温度
(体に心地良く、睡眠時において過度に冷え過ぎず暖め
過ぎないよう自動的に変更された設定温度であり、変化
範囲は狭い)を保ちながら室内送風量を通常の送風量よ
りも落として室内の過度な冷房や暖房を防ぐ運転を所定
時間継続して行なうものである。 【0028】一方、室内ユニット15は、前述した室内
温度センサ11及び熱交換器温度センサ12と、室内フ
ァン4aを回転させるファンモータ(FM)23と、こ
のFM23の回転速度を可変速制御可能な速度制御回路
24と、室内ユニット15の図示しない吹出口から送風
される風(冷風又は暖風)の風向きを調節する図示しな
いルーバを揺動運動させるルーバモータ(RM)25
と、このRM25を、その回転角度を制御しながら駆動
させるルーバ駆動回路26とを備えている。そして、室
内温度センサ11、熱交換器温度センサ12、速度制御
回路24及びルーバ駆動回路26はそれぞれ室内制御部
20に接続されている。 【0029】さらに室内ユニット15は、不揮発性の記
憶装置(例えば本実施形態ではEEPROM)30と、
オートリスタート制御実行の有無を定めるための切換ス
イッチ31とを有している。この切換スイッチ(例えば
ON/OFFスイッチ)31は、室内ユニット15の図
示しない室内パネル等に設置されており、例えば切換ス
イッチ31がONの場合はオートリスタート制御実行を
表し、同スイッチ31がOFFの場合はオートリスター
ト制御を実行しないことを表すように予め定められてい
る。 【0030】そして、室内ユニット15は、リモコン2
2の送信内容に関係なく、予め定められた運転内容を表
すデータに基づいて空気調和機1を強制的に運転させる
強制運転スイッチ32を有している。この強制運転スイ
ッチ(例えばスライドスイッチ)32も、室内ユニット
15の図示しない室内パネル等に設置されており、その
スライド設定位置に応じて、例えば(1)強制自動運
転、(2)強制冷房運転(以上の強制運転は、予め設定
された運転内容を表すデータに基づいて、リモコン22
から送信された運転指令に関係無く強制的に自動運転あ
るいは冷房運転を行なうためのモード)、及び(3)通
常運転(リモコン22から送信された運転指令に基づい
て運転を行なうモード)等の各種運転モードが選択でき
るようになっており、通常は(3)の通常運転モードに
設定されている。 【0031】一方、室外ユニット16は、マイクロコン
ピュータ(マイコン)を搭載した室外制御部,上述した
コンプレッサ2駆動用の駆動回路,室外ファン6aを回
転させるFM及びFM駆動回路等を備えている。室外ユ
ニット16の室外制御部には、室内制御部20を介して
交流電源供給ラインLが接続されている。また、室外ユ
ニット16の室外制御部は室内制御部20とラインCに
より相互接続されており、当該空気調和機1全体の動作
に係わる制御信号をラインCを介して送受信可能になっ
ている。 【0032】室内ユニット15の室内制御部20は、リ
モコン22から送信された運転指令に基づいて室内ユニ
ット15の上述した各構成要素(速度制御回路24等)
及び室外ユニット16の各構成要素(コンプレッサ駆動
回路等)をそれぞれ制御して、運転指令の内容に応じた
空調を行なうようになっている。また、タイマ設定され
ている場合には、タイマ設定された時刻になりしだいタ
イマ設定内容に基づいて室内ユニット15の上述した各
構成要素及び室外ユニット16の各構成要素をそれぞれ
制御して、タイマ設定内容に応じた動作(空調動作や停
止動作等)を行なうようになっている。 【0033】さらに、室内制御部20は、切換スイッチ
31がONであれば、所要のタイミングで現在の運転内
容(通常運転モードの場合リモコン22から送信された
運転指令の内容)をデータとしてEEPROM30に書
き込むとともに、停電→復電時においてはEEPROM
30に書き込まれた運転内容データに基づいて自動的に
運転を開始するようになっている。また、切換スイッチ
31がOFFであれば、室内制御部20は、所要のタイ
ミングでEEPROM30に記憶されている運転内容デ
ータを消去するようになっている。 【0034】次に本実施形態の全体動作について、特に
切換スイッチ31のON/OFFに応じた室内制御部2
0の制御動作を中心に図3〜図5を用いて説明する。 【0035】空気調和機1(室内ユニット15及び室外
ユニット16)の図示しない電源スイッチをONする等
して当該空気調和機1に対して電源21が投入される
と、室内制御部20のマイコンはリセット状態となる
(図3;ステップS1)。続いて室内制御部20は、強
制運転スイッチ32のスライド位置を参照して、通常運
転モードか否かを判断する(ステップS2)。この判断
の結果、通常運転モードではなく、特殊運転モードと判
断された場合には(ステップS2の判断の結果NO(図
面においてはNOを”N”と略記している))、後述す
るステップS30の処理(図4)に移行する。一方、上
記判断の結果、通常運転モードと判断された場合には
(ステップS2の判断の結果YES(図面においてはY
ESを”Y”と略記している))、室内制御部20は、
切換スイッチ31がONか否かを判断する(ステップS
3)。 【0036】ステップS3の判断の結果OFFと判断さ
れた場合には(ステップS3の判断の結果NO)、後述
するステップS35の処理(図5)に移行する。一方、
ステップS3の判断の結果ON、すなわちオートリスタ
ート制御動作を実行すると判断された場合には(ステッ
プS3の判断の結果YES)、室内制御部20のマイコ
ンが再度リセットされ(ステップS4)、続いて室内制
御部20は、EEPROM30を参照して当該EEPR
OM30に運転内容データが記憶されているか否か(デ
ータが有るか否か)を判断する(ステップS5)。 【0037】ステップS5の判断の結果記憶されている
と判断された場合には(ステップS5の判断の結果YE
S)、電源投入時から所定時間(例えば3分)が経過し
たか否か(室内側熱交換器4の温度が上昇して熱交換可
能温度に達した状態か否か)を判断する(ステップS
6)。この判断の結果経過していないと判断された場合
には(ステップS6の判断の結果NO)、室内制御部2
0は、ステップS6の判断処理を繰り返し行なう。そし
て、ステップS6の判断の結果経過している判断された
場合には(ステップS6の判断の結果YES)、室内制
御部20は、EEPROM30に記憶された運転内容デ
ータに基づいて、室内ユニット15の上述した各構成要
素及び室外制御部を介して室外ユニット16の各構成要
素をそれぞれ制御して、運転内容データに応じた空調運
転を開始する(ステップS7)。 【0038】室内制御部20は、空調運転時において停
電が発生して空気調和機1の電源21が遮断されるか否
かを常に判断しており(ステップS8)、停電が発生し
(ステップS8の判断の結果YES)、その後に復電す
ると(ステップS9の判断の結果YES)、空気調和機
1に対する電源投入時と略同一の状況になり、ステップ
S1の処理に戻って上述したステップS1〜ステップS
9の処理を繰り返す。この結果、停電→復電後、自動的
に空気調和機1の運転を再開できるオートリスタート制
御を実行することができる。 【0039】一方、ステップS5の判断の結果EEPR
OM30にデータが記憶されていないと判断された場合
(ステップS5の判断の結果NO)においては、室内制
御部20は、リモコン22から運転指令が送られるまで
は制御動作待機状態となる(ステップS10)。万が一
この待機状態の際に停電が発生し(ステップS11の判
断の結果YES)、その後に復電すると(ステップS1
2の判断の結果YES)、空気調和機1に対する電源投
入時と略同一の状況になり、ステップS1の処理に戻っ
て上述したステップS1〜ステップS5の処理を繰り返
すことになる。 【0040】待機状態の際に停電が発生しない場合(ス
テップS11の判断の結果NO)、室内制御部20は、
現在の運転モードが通常運転モードか否かを判断する
(ステップS13)。現在の運転モードは通常運転モー
ドであるため、この判断の結果はYESとなりステップ
S14の処理に移行する。 【0041】一方、運転待機状態である室内制御部20
は、リモコン22から運転指令が送られたか否かを判断
している(ステップS14)。すなわち、リモコン22
から運転指令が送られない場合(ステップS14の判断
の結果NO)には、室内制御部20は、ステップS10
の処理に戻り運転待機状態を継続する。 【0042】このとき、使用者がマニュアルでリモコン
22を操作して、所望の運転モード選択データ及び設定
データを含む運転指令を室内制御部20へ送信する。室
内制御部20は送信された運転指令を受信し(ステップ
S14の判断の結果YES)、当該運転指令に基づく運
転内容をデータとしてEEPROM30に書き込む(ス
テップS15)。そして室内制御部20は、ステップS
6と同様に電源投入時から所定時間(例えば3分)が経
過したか否かの判断処理を行ない(ステップS16)、
所定時間経過した際にステップS17の処理に移行す
る。 【0043】室内制御部20は、リモコン22からの運
転指令に基づいて室内ユニット15の上述した各構成要
素(速度制御回路24等)及び室外ユニット16の各構
成要素(コンプレッサ駆動回路等)をそれぞれ制御し
て、運転指令の内容に応じた通常空調運転を開始する
(ステップS17)。 【0044】通常運転時において室内制御部20は、リ
モコン22から運転内容の設定を変更する指令が送信さ
れたか否かを常に判断しており(ステップS18)、当
該設定変更指令が送信されている場合(ステップS18
の判断の結果YES)、送信された設定変更指令を受信
し、EEPROM30に記憶された運転内容データを、
当該設定変更指令に基づく運転内容に基づくデータに更
新する(更新された運転内容データを更新運転内容デー
タとする)とともに、設定変更指令に応じた通常空調運
転を行なう(ステップS19)。 【0045】また、室内制御部20は、通常空調運転時
において停電が発生して空気調和機1の電源21が遮断
されるか否かを常に判断しており(ステップS20)、
停電が発生し(ステップS20の判断の結果YES)、
その後に復電すると(ステップS21の判断の結果YE
S)、室内制御部20は自動的にオートリスタート制御
動作を実行する。すなわち、室内制御部20は、EEP
ROM30に書き込まれた更新運転内容データに基づい
て室内ユニット15の各構成要素及び室外制御部を介し
て室外ユニット16の各構成要素をそれぞれ起動制御
し、更新運転内容データに応じた空調運転を自動的に開
始して(ステップS22)、ステップS26の処理に移
行する。また、停電が発生しない(ステップS20の判
断の結果NO)場合には、室内制御部20は、EEPR
OM30に書き込まれた運転内容データに基づいて室内
ユニット15の各構成要素及び室外ユニット16の各構
成要素をそれぞれ起動制御し、運転内容データに応じた
空調運転を自動的に開始してステップS26の処理に移
行する。 【0046】一方、ステップS18の判断の結果NO、
すなわち設定変更指令が送信されていない場合におい
て、室内制御部20は、通常空調運転時において停電が
発生して空気調和機1の電源21が遮断されるか否かを
常に判断しており(ステップS23)、停電が発生し
(ステップS23の判断の結果YES)、その後に復電
すると(ステップS24の判断の結果YES)、当該室
内制御部20はEEPROM30に書き込まれた運転内
容データに基づいて室内ユニット15の各構成要素及び
室外ユニット16の各構成要素をそれぞれ起動制御し、
運転内容データに応じた空調運転を自動的に開始して
(ステップS25)、ステップS26の処理に移行す
る。なお、停電が発生しない場合(ステップS23の判
断の結果NO)には、室内制御部20は、EEPROM
30に書き込まれた運転内容データに基づいて室内ユニ
ット15の各構成要素及び室外ユニット16の各構成要
素をそれぞれ起動制御し、運転内容データに応じた空調
運転を自動的に開始してステップS26の処理に移行す
る。 【0047】更新運転内容データあるいは運転内容デー
タに基づくオートリスタート制御による通常運転中にお
いて、室内制御部20は、常にリモコン22から運転停
止指令が送信されたか否かを判断しており(ステップS
26)、この結果、送られていないと判断された場合
(ステップS26の判断の結果NO)、ステップS18
の処理に戻って通常運転を継続して行なう。 【0048】一方、ステップS26の判断の結果YE
S、すなわち運転停止指令が送られていると判断された
場合においては、室内制御部20は、EEPROM30
に書き込まれた(記憶された)運転内容データ(あるい
は更新運転内容データ)を含む全データを消去し(ステ
ップS27)、ステップS10の処理に戻って待機状態
となる。そして、ステップS11〜ステップS13を経
由してステップS14の処理において再度リモコン22
から運転指令が送信された際に上述したステップS14
〜ステップS27の処理を実行してオートリスタート制
御を含む運転動作制御を行なう。 【0049】一方、上述したステップS2の判断の結果
NO、すなわち強制運転スイッチ32のスライド位置が
特殊運転モード(強制自動運転モード、あるいは強制冷
房運転モード)に設定されている場合において、室内制
御部20は、当該スライド位置が強制自動運転モードか
否かを判断する(図4;ステップS30)。この判断の
結果YES(強制自動運転モードに設定)の場合におい
ては、室内制御部20は、強制自動運転モードに対応し
て予め定められた運転内容に基づいて室内ユニット15
の各構成要素及び室外ユニット16の各構成要素をそれ
ぞれ制御して強制自動運転を開始し(ステップS3
1)、ステップS10、ステップS11に移行する。一
方、ステップS30の判断の結果NO(強制冷房運転モ
ードに設定)の場合においては、室内制御部20は、強
制冷房運転モードに対応して予め定められた運転内容に
基づいて室内ユニット15の各構成要素及び室外ユニッ
ト16の各構成要素をそれぞれ起動制御して強制冷房運
転を開始し(ステップS32)、ステップS10、ステ
ップS11に移行する。ステップS11〜ステップS1
3の処理においては、現在のモードが特殊運転モードで
あるため、ステップS14以降のリモコン22からの動
作指令に基づく運転制御は行なわれずに(ステップS1
3の処理の結果NO)、ステップS1の処理に移行して
上述した処理を繰り返す。 【0050】さらに、上述したステップS3の判断の結
果NO、すなわち切換スイッチ31がOFFと判断され
た場合には、室内制御部20は、オートリスタート制御
動作は行なわないものと判断してEEPROM30の内
容を全て消去する(ステップS35)。そして、リモコ
ン22から運転指令が送信されているか否かを判断し
(ステップS36)、送信されていない場合(ステップ
S36の判断の結果NO)においては、ステップS36
の判断処理を繰り返し実行する。 【0051】一方、使用者のマニュアル操作によりリモ
コン22から運転指令が送られていた場合(ステップS
36の判断の結果YES)、室内制御部20は、送信さ
れた運転指令を受信し、上述したステップS6(ステッ
プS16)と同様の処理により所定時間経過後にリモコ
ン22からの運転指令に基づいて室内ユニット15の各
構成要素及び室外ユニット16の各構成要素をそれぞれ
起動制御して、運転指令の内容に応じた通常空調運転を
開始する(ステップS37)。 【0052】このとき、室内制御部20は、通常空調運
転時において停電が発生して空気調和機1の電源21が
遮断されるか否かを常に判断している(ステップS3
8)。すなわち、停電が発生しない場合(ステップS3
8の判断の結果NO)には、室内制御部20はステップ
S26の処理に移行する。一方、停電が発生し(ステッ
プS38の判断の結果YES)その後に復電しても(ス
テップS39の判断の結果YES)、EEPROM30
の記憶内容はステップS35の処理により消去されてい
るため、オートリスタート制御動作、すなわちEEPR
OM30の記憶内容に基づく運転動作を実行せずにリセ
ット状態となり(ステップS40)、処理を終了する。 【0053】以上述べたように、本構成によれば、切換
スイッチ31のON(オートリスタート制御実行を表
す)/OFF(オートリスタート制御を実行しないこと
を表す)を使用者が希望に応じて設定することにより、
オートリスタート制御実行処理(切換スイッチON,ス
テップS4〜ステップS27)及びオートリスタート制
御を実行しない運転処理(切換スイッチOFF,ステッ
プS35〜ステップS40)を選択することができる。
すなわち、使用者は環境等に応じて手軽にオートリスタ
ート制御実行/不実行を選択することができるため、様
々な使用者の要望に答えることができ、使用者満足度及
び様々な電源環境に対する適応機能を向上させることが
できる。 【0054】(第2実施形態)図6に本実施形態に係わ
る室内ユニット15A及び室外ユニット16Aを含む空
気調和機1A全体の制御系統を示す。 【0055】図6によれば、室内ユニット15Aには、
表示部40として運転動作表示用のLED等の運転ラン
プ40A及びオートリスタート動作表示用のLED等の
オートリスタートランプ40Bと、警音信号出力部とし
てのブザー41がそれぞれ接続されている。また、運転
ランプ40A及びオートリスタートランプ40Bは、例
えば室内ユニット15の図示しない室内パネル等に設置
されており、オートリスタートランプ40Bは、室内制
御部40からの制御に応じて、切換スイッチ31がON
状態(すなわち、オートリスタート制御動作実行を表し
ている)時のみ点灯するようになっている。また、ブザ
ー41は、室内制御部40からの制御により、切換スイ
ッチ31の設定が前回の設定から新しく切り換わったと
きに警音を出力するようになっている。なお、その他の
構成及び動作は、第1実施形態の構成及び動作と同等で
あるため、その説明は省略する。 【0056】次に本構成における表示部40に係わる動
作を説明する。 【0057】図3〜図5に示した空気調和機1の全体動
作において、切換スイッチ31がONの状態(オートリ
スタート動作実行状態)におけるステップS17の処理
により通常空調運転を開始した後、室内制御部20は、
表示部40の運転ランプ40Aとオートリスタートラン
プ40Bとを共に点灯させて(図7;ステップS17
A)、ステップS18以降の処理を行なう。また、切換
スイッチ31がOFFの状態(オートリスタート動作を
実行しない状態)におけるステップS37の処理により
通常空調運転を開始した後で、室内制御部20は、表示
部40の運転ランプ40Aのみを点灯させて(図8;ス
テップS37A)、ステップS38以降の処理を行な
う。 【0058】この結果、使用者は、通常運転時における
オートリスタート有無の設定状態をオートリスタートラ
ンプ40Bの状態(点灯あるいは消灯)により容易且つ
即座に知ることができ、使用者満足度をさらに向上させ
ることができる。 【0059】なお、本構成では、表示部40として運転
ランプ40Aとオートリスタートランプ40Bとを備え
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば
色の異なる2つのLED等の運転ランプ40C及び40
Dを備えていてもよい。すなわち、図9に示すように、
切換スイッチ31がONの状態(オートリスタート動作
実行状態)におけるステップS17の処理により通常空
調運転を開始した後、室内制御部20は、表示部40の
運転ランプ40Cのみを点灯させて(ステップS17
B)、ステップS18以降の処理を行なう。また、図1
0に示すように、切換スイッチ31がOFFの状態(オ
ートリスタート動作を実行しない状態)におけるステッ
プS37の処理により通常空調運転を開始した後で、室
内制御部20は、表示部40の運転ランプ40Dのみを
点灯させて(ステップS37B)、ステップS38以降
の処理を行なう。 【0060】このように点灯制御すれば、使用者は、通
常運転時におけるオートリスタート有無の設定状態を点
灯する運転ランプの色により容易且つ迅速に知ることが
でき、使用者満足度をさらに向上させることができる。 【0061】次にブザー41に係わる動作を説明する。 【0062】図3〜図5に示した空気調和機1の全体動
作における、例えばステップS1の処理後において、使
用者が切換スイッチ31を切換操作(ON/OFF)す
ると(図11;ステップS50の判断の結果YES、つ
まり、切換操作された場合のみ割り込み処理でステップ
S50の処理がスタートする)、室内制御部20は、現
在の設定(例えばOFF)が切換操作前の設定(例えば
ON)と同一か否かを判断する(ステップS51)。こ
のステップS51の判断の結果YESであれば、スイッ
チ31の設定は変化していないため、ステップS2以降
の処理を行なう。また、ステップS51の判断の結果N
O、すなわちスイッチ31の切換設定が変化していれ
ば、室内制御部20はブザー41からブザー音(警音)
を鳴らす制御を行ない(ステップS52)、以下ステッ
プS2以降の処理を行なう。 【0063】以上のブザーを鳴らす制御を行なえば、使
用者は、スイッチ31の切換による設定変化が室内制御
部20に認識されたか否かをブザー音で確認することが
できるため、例えばスイッチ31が故障した場合等にお
いて当該スイッチ31の故障を容易に発見することがで
きるとともに、そのスイッチ31の故障に基づく誤動作
を回避することができる。 【0064】なお、本構成では、表示部40としてLE
Dランプを用いたが、オートリスタート制御実行可能状
態(切換スイッチON)における運転時とオートリスタ
ート制御非実行状態(切換スイッチOFF)における運
転時とで表示形式を変えるものであればよく、表示部の
種類や個数等は任意でよい。 【0065】また、本構成では、切換スイッチ31の設
定切換時に警音を出力する構成要素としてブザーを用い
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、警音を
出力するものであれば、どのような警音出力装置であっ
てもよい。 【0066】さらに本構成では、表示部40とブザー4
1とを共に備えているが、どちらか一方のみを備える構
成であってもよい。 【0067】(第3実施形態)本実施形態に係わる空気
調和機1の構成は第1実施形態と略同様であり、その説
明は省略する。本実施形態は、タイマ設定時におけるオ
ートリスタート制御に特徴を有しており、その他の動作
は第1実施形態と略同様であるため、その説明は省略す
る。 【0068】タイマ設定時におけるオートリスタート制
御として、まず最初に切りタイマ設定時のオートリスタ
ート制御について説明する。 【0069】使用者は、リモコン22を操作して空気調
和機1(の室内制御部20)に対して、未来の所定時刻
[何時何分](あるいは、現在から所定時間経過後)に
空気調和機1を運転停止させる指令(切りタイマ運転指
令)を送信する(図12;ステップS60)。室内制御
部20は、送信された切りタイマ運転指令に基づく運転
内容に応じて運転を開始する(あるいは現在運転中の場
合は継続して行なう)(ステップS61)。 【0070】切りタイマ運転時において、室内制御部2
0は、停電が発生して空気調和機1の電源21が遮断さ
れるか否かを常に判断しており(ステップS62)、停
電が発生し(ステップS62の判断の結果YES)、そ
の後に復電すると(ステップS63の判断の結果YE
S)、室内制御部20は、切換スイッチ31がONか否
かを判断する(ステップS64)。 【0071】そして、切換スイッチ31のON/OFF
に関係無く(ステップS64の判断の結果がYES/N
Oのどちらの場合においても)オートリスタート制御動
作、すなわちEEPROM30の記憶内容に基づく運転
動作を実行せずにリセット状態となり(ステップS6
5,ステップS66)、処理を終了する。 【0072】すなわち、使用者は、最終的に空気調和機
1の運転を停止させるために切りタイマ設定(運転)制
御を行なっているため、当該切りタイマ運転中に停電発
生後、復電した時にオートリスタート制御が設定されて
いても強制的に運転停止(リセット状態)となる。した
がって、停電後の復電により、切りタイマ設定で最終的
に運転を停止したい空気調和機1が再起動して運転を継
続することを解消できる。 【0073】次に入りタイマ設定時のオートリスタート
制御について説明する。 【0074】使用者は、リモコン22を操作して空気調
和機1(の室内制御部20)に対して、未来の所定時刻
[何時何分](あるいは、現在から所定時間経過後)に
空気調和機1を起動させる指令(入りタイマ運転指令)
を送信する(図13;ステップS70)。室内制御部2
0は、送信された入りタイマ運転指令に基づく運転内容
に応じて上記所定時刻に当該内容に基づいて運転を実行
することを設定し(入りタイマ設定)、待機状態に入る
(ステップS71)。 【0075】入りタイマ設定待機時において、室内制御
部20は、現在時刻が入りタイマ設定時刻に達したか否
かを判断しており(ステップS72)、この判断の結果
NO、すなわち入りタイマ設定時刻にまだ到達していな
い場合において、室内制御部20は、停電が発生したか
否かを判断しており(ステップS73)、この判断の結
果NO、すなわち停電が発生していない場合には、ステ
ップS71の処理に戻って待機状態になる。 【0076】一方、停電が発生した場合(ステップS7
3の判断の結果YES)、その後に復電すると(ステッ
プS74の判断の結果YES)、室内制御部20は、切
換スイッチ31のON/OFFに関係無く空気調和機1
を再起動させずにリセット状態にして(ステップS7
5)、処理を終了する。 【0077】また、ステップS72の判断の結果YE
S、すなわち入りタイマ設定時刻に到達した場合、室内
制御部20は、送信された入りタイマ運転指令に基づく
運転内容に応じて運転を開始する(ステップS76)。
入りタイマ運転時において、室内制御部20は、切換ス
イッチ31がONか否かを判断し(ステップS77)、
この判断の結果NO、すなわち切換スイッチ31がOF
F(オートリスタート制御非実行)の場合においては、
ステップS73の処理に移行し、停電が発生して復電し
ても再起動はせずにリセット状態になる(なお、停電が
発生しない場合においては、入りタイマ運転を継続す
る)。 【0078】一方、ステップS77の判断の結果YE
S、すなわち切換スイッチ31がON(オートリスター
ト制御実行)の場合においては、入りタイマ設定待機状
態から抜けているため、入りタイマ運転指令に基づく運
転内容をデータとしてEEPROM30に書き込む(ス
テップS78)。 【0079】そして、室内制御部20は、入りタイマ運
転時において停電が発生して空気調和機1の電源21が
遮断されるか否かを常に判断しており(ステップS7
9)、停電が発生し(ステップS79の判断の結果YE
S)、その後に復電すると(ステップS80の判断の結
果YES)、室内制御部20は、自動的にEEPROM
30に書き込まれた運転内容データに基づいて室内ユニ
ット15の各構成要素及び室外ユニット16の各構成要
素をそれぞれ制御し、運転内容データに応じた空調運転
を自動的に開始して処理を終了する(ステップS8
1)。 【0080】以上述べたように、本実施形態の入りタイ
マ運転によれば、入りタイマ設定待機中は使用者が空気
調和機1を起動させたくない時間であるため、切換スイ
ッチ31のON/OFFに関係なく仮に停電/復電が起
こっても再起動は行なわずリセット状態にしている(ス
テップS73〜ステップS75参照)。 【0081】一方、入りタイマ設定待機状態から抜けて
当該入りタイマ設定内容に基づいて空気調和機1が運転
を開始した後に停電/復電が起こった際には、切換スイ
ッチ31がON(オートリスタート制御実行)である場
合に限ってEEPROM30に対して運転内容の書き込
み、復電時において運転内容を読み出して当該運転内容
に基づく再起動を実行するようにしている。 【0082】したがって、停電後の復電により入りタイ
マの設定時刻と異なる時刻に空気調和機1が起動してし
まうことを解消し、しかも入りタイマ設定待機状態から
抜けているときの停電復帰にあたっては、空気調和機1
を起動させて運転を開始させたい場合、今度は使用者の
切換スイッチ設定によりオートリスタート制御を実行で
きる。 【0083】(第4実施形態)本実施形態に係わる空気
調和機1の構成は第1実施形態と略同様であり、その説
明は省略する。本実施形態は、特殊運転の内の安眠運転
中におけるオートリスタート制御に特徴を有しており、
その他の動作は第1実施形態と略同様であるため、その
説明は省略する。 【0084】本実施形態によれば、安眠運転スイッチの
押圧に応じてリモコン22から空気調和機1(の室内制
御部20)に対して、安眠運転指令が送信される(図1
4;ステップS90)。室内制御部20は、送信された
安眠運転指令に基づく運転内容に応じて運転を開始する
とともに、この安眠運転における初期モードの運転内容
(所定時間経過後の過度に冷え過ぎず暖め過ぎない設定
温度、通常の送風量よりも少ない送風量等の安眠運転内
容及びその安眠運転の継続時間)をEEPROM30に
書き込む(ステップS91)。 【0085】安眠運転時において、室内制御部20は、
停電が発生して空気調和機1の電源21が遮断されるか
否かを常に判断しており(ステップS92)、停電が発
生し(ステップS92の判断の結果YES)、その後に
復電すると(ステップS93の判断の結果YES)、室
内制御部20は、切換スイッチ31がONか否かを判断
する(ステップS94)。 【0086】そして、ステップS94の判断の結果N
O、すなわち切換スイッチ31がOFF(オートリスタ
ート制御不実行)の場合においては、室内制御部20は
EEPROM30の内容を消去して空気調和機1の再起
動は行なわずにリセット状態になる(ステップS9
5)。 【0087】一方、ステップS94の判断の結果YE
S、すなわち切換スイッチ31がON(オートリスター
ト制御実行)の場合においては、室内制御部20は、自
動的にEEPROM30に書き込まれた安眠運転初期モ
ードの運転内容データに基づいて室内ユニット15の各
構成要素及び室外ユニット16の各構成要素をそれぞれ
制御し、当該安眠運転初期モードの運転内容データに応
じた空調運転を自動的に再開して処理を終了する(ステ
ップS96)。 【0088】すなわち、本構成によれば、安眠運転中に
おいて停電/復電が起こった際には、切換スイッチ31
がON(オートリスタート制御実行)である場合に限っ
てEEPROM30に書き込まれた安眠運転初期モード
の運転内容データに基づいて再起動を実行するようにし
ており、切換スイッチ31がOFF(オートリスタート
制御非実行)である場合においては、強制的に運転停止
(リセット状態)としている。したがって、オートリス
タート制御実行の有無を使用者により設定することがで
きる。また、仮に安眠運転中に停電が発生しても、オー
トリスタート制御により安眠運転初期モードから再度安
眠運転を実行することができるため、快適な安眠運転を
実行することができる。 【0089】なお、第1〜第4実施形態において、停電
/復電時にオートリスタート制御を行なう際において
は、運転内容をEEPROM30に書き込み、書き込ま
れた運転内容データに基づいて運転を開始していたが、
本発明はこれに限定されるものではなく、予め自動運転
モード(冷房時/暖房時)として所定の運転内容を定め
ておき、復電時においては、常に自動運転モードに基づ
く運転内容で運転を開始させてもよい。このように構成
すれば、EEPROMのような不揮発性の記憶装置を用
いる必要はなく、コストを削減することができる。 【0090】また、上述した各実施形態において、切換
スイッチ31をスライドスイッチとして説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、例えば押しボタ
ンスイッチ等各種のスイッチを用いることができる。 【0091】特に、押しボタンスイッチを用いた場合で
は、押しボタンの押し時間(プッシュ時間)の長さに応
じて通常モードか強制運転モード(強制自動モード,強
制冷房モード)かを設定することもできる。 【0092】ここで、上述した押しボタンスイッチを強
制運転スイッチング及びオートリスタート制御実行/非
実行の選択に用いた場合の空気調和機1の構成を図15
に示す。 【0093】図15によれば、室内ユニット15には、
図2における強制運転スイッチ及び切換スイッチの代わ
りに、強制運転設定機能及び切換機能を有する押しボタ
ンスイッチ50が設けられている。この押しボタンスイ
ッチ50は、室内制御部20に接続され、当該押しボタ
ンスイッチ50の押圧時間(プッシュ時間)に応じて通
常運転モードか強制運転モードか,オートリスタート制
御実行か非実行か、及び強制自動運転モードか強制冷房
運転モードかをそれぞれ選択して設定可能に構成されて
いる。なお、その他の構成は上述した各実施形態に示さ
れた構成と略同等であるため、その説明は省略する。 【0094】次に本変形例の動作について、特に上述し
た選択設定動作を説明する。 【0095】図3に示した空気調和機1の全体動作にお
けるステップS1の処理後において、例えばユーザは、
押しボタンスイッチ50を所定時間押圧する。室内制御
部20は、押しボタンスイッチ50の押圧時間(プッシ
ュ時間)に応じて、(A)通常モードに関する指令か、
(B)強制運転モードに関する指令かを判断する(図1
6;ステップS100)。そして、室内制御部20は、
当該プッシュ時間から(A)通常モードに関する指令と
判断した場合、ステップS101へ移行してさらに当該
プッシュ時間がオートリスタート制御実行を表している
か否かを判断する。このステップS101の判断の結果
YESの場合、すなわちプッシュ時間がオートリスター
ト制御実行を表していると判断された場合、室内制御部
20はステップS4の処理に移行し、上述したオートリ
スタート制御を伴う運転動作処理に進む。 【0096】一方、ステップS101の判断の結果NO
の場合、すなわちプッシュ時間がオートリスタート制御
不実行を表していると判断された場合、室内制御部20
はステップS35の処理に移行し、オートリスタート制
御を伴わない運転動作処理に進む。 【0097】さらに、ステップS100の判断の結果、
当該プッシュ時間が(B)強制運転に関する指令と判断
された場合、さらにステップS102へ移行して当該プ
ッシュ時間が(C)強制自動運転を表しているのか
(D)強制冷房運転を表しているのかを判断する。 【0098】このステップS102の判断の結果YES
の場合、すなわちプッシュ時間が(C)強制自動運転を
表していると判断された場合、室内制御部20は強制自
動運転を行なうことを認識して(ステップS103)ス
テップS31の処理に移行し、上述した強制自動運転を
実行する制御を行なう。 【0099】一方、ステップS102の判断の結果NO
の場合、すなわち当該プッシュ時間が(D)強制冷房運
転を表していると判断された場合、室内制御部20は強
制冷房運転を行なうことを認識して(ステップS10
4)ステップS32の処理に移行し、強制冷房運転を実
行する制御を行なう。 【0100】すなわち、本構成によれば、切換スイッチ
を用いることなく押しボタンスイッチ50のみを用いる
ことにより、上述した通常モード/強制運転モードの選
択,オートリスタート制御の有無の選択,及び強制運転
の内容(自動/冷房)を全て設定することが可能にな
る。したがって、第1〜第4実施形態の構成と比べて切
換スイッチが不要になり、コストを低減させることがで
きる。 【0101】なお、第1〜第4実施形態によれば、切換
スイッチ31を室内ユニット15(室内パネル等)に設
置したが、本発明はこれに限定されるものではなく、リ
モコン22に配置し、リモコン22の操作によりON/
OFF切換可能に構成してもよい。 【0102】また、第1〜第4実施形態によれば、不揮
発性の記憶装置としてEEPROM30を用いたが、本
発明はこれに限定されるものではなく、書き込み・消去
可能な不揮発性の記憶装置であれば、どのような記憶装
置であってもよい。 【0103】 【発明の効果】以上述べたよう本発明に係る空気調和機
によれば、安眠運転中において停電/復電が起こった際
には、オートリスタート設定手段がON(オートリスタ
ート制御実行)である場合に限って記憶装置に書き込ま
れた安眠運転初期モードの運転内容データに基づいて再
起動を実行するようにしており、オートリスタート設定
手段がOFF(オートリスタート制御非実行)である場
合においては、強制的に運転停止(リセット状態)とし
ている。したがって、オートリスタート制御実行の有無
を使用者により設定することができる。また、仮に安眠
運転中に停電が発生しても、オートリスタート制御によ
り安眠運転初期モードから再度安眠運転を実行すること
ができるため、快適な安眠運転を実行することができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施形態に係わる空気調和機の冷
凍サイクルの構成を示す図。 【図2】室内ユニット及び室外ユニットを含む空気調和
機全体の制御系統図。 【図3】第1実施形態に係わる室内ユニットの室内制御
部の動作を中心とした空気調和機全体の運転処理の一例
を示す概略フローチャート。 【図4】第1実施形態に係わる室内ユニットの室内制御
部の動作を中心とした空気調和機全体の運転処理の一例
を示す概略フローチャート。 【図5】第1実施形態に係わる室内ユニットの室内制御
部の動作を中心とした空気調和機全体の運転処理の一例
を示す概略フローチャート。 【図6】本発明の第2実施形態に係わる室内ユニット及
び室外ユニットを含む空気調和機全体の制御系統図。 【図7】第2実施形態に係わる空気調和機全体の運転処
理の一例を示す概略フローチャートの一部であり、表示
部に係わる処理を示す図。 【図8】第2実施形態に係わる空気調和機全体の運転処
理の一例を示す概略フローチャートの一部であり、表示
部に係わる処理を示す図。 【図9】第2実施形態に係わる空気調和機全体の運転処
理の一例を示す概略フローチャートの一部であり、表示
部に係わる処理を示す図。 【図10】第2実施形態に係わる空気調和機全体の運転
処理の一例を示す概略フローチャートの一部であり、表
示部に係わる処理を示す図。 【図11】第2実施形態に係わる空気調和機全体の運転
処理の一例を示す概略フローチャートの一部であり、ブ
ザーに係わる処理を示す図。 【図12】第3実施形態に係わる空気調和機全体の切り
タイマ運転処理の一例を示す概略フローチャート。 【図13】第3実施形態に係わる空気調和機全体の入り
タイマ運転処理の一例を示す概略フローチャート。 【図14】第3実施形態に係わる空気調和機全体の安眠
運転処理の一例を示す概略フローチャート。 【図15】本発明の変形例に係わる室内ユニット及び室
外ユニットを含む空気調和機全体の制御系統図。 【図16】変形例に係わる空気調和機全体の運転処理の
一例を示す概略フローチャートの一部であり、押しボタ
ンスイッチの操作に係わる処理を示す図。 【符号の説明】 1 空気調和機 2 コンプレッサ 3 四方弁 4 室内側熱交換器 4a 室内ファン 5 PMV 6 室外側熱交換器 6a 室外ファン 9 蒸発温度センサ 10 外気温度センサ 11 室内温度センサ 12 熱交換機温度センサ 15,15A 室内ユニット 16,16A 室外ユニット 20 室内制御部 21 交流電源 22 リモコン 23 ファンモータ(FM) 24 速度制御回路 25 ルーバモータ(RM) 26 ルーバ駆動回路 30 EEPROM 31 切換スイッチ 32 強制運転スイッチ 40 表示部 41 ブザー 50 押しボタンスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 F24F 11/02 103

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 電源が所定時間停止して復電した際に、
    その停電前に記憶装置に記憶された運転内容データに基
    づいて空調運転を自動的に再開するオートリスタート制
    御機能を有する空気調和機において、前記オートリスタ
    ート制御を行なうか否かを切換可能に設定する設定手段
    と、 就寝時において安眠を目的とした設定温度及び送風量等
    が予め定められた安眠運転モードを設定する安眠運転モ
    ード設定手段と、 前記安眠運転モード設定時に前記電源が所定時間停止し
    て復電した際に、前記設定手段により前記オートリスタ
    ート制御を行なう設定がなされているか否かを判断する
    手段と、 この判断手段の判断の結果、前記オートリスタート制御
    を行なうと設定されていた場合にのみ前記安眠運転モー
    ドに基づく空調運転を初期状態から行なうように制御す
    る手段と、を備えたことを特徴とする空気調和機。
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