JP3535042B2 - ハーフバンド光信号処理器 - Google Patents

ハーフバンド光信号処理器

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JP3535042B2
JP3535042B2 JP16237499A JP16237499A JP3535042B2 JP 3535042 B2 JP3535042 B2 JP 3535042B2 JP 16237499 A JP16237499 A JP 16237499A JP 16237499 A JP16237499 A JP 16237499A JP 3535042 B2 JP3535042 B2 JP 3535042B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理、音声処
理、光通信、光コンピューティング等の分野で、高度な
光信号処理を行うための光信号処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、光通信、光交換、光コンピューテ
ィング等の分野で、光信号を電気信号に変換せず、光の
ままで広帯域、高速にフィルタリング処理を行うことが
可能な光信号処理器が注目を集めている。特に、光信号
を多重化し伝送を行う光周波数多重通信において、伝搬
してきた周波数多重信号光に対し、周波数毎にフィルタ
リング処理を行う光周波数フィルタは、重要な部品であ
る。
【0003】従来、このような目的のために用いられる
光信号処理器としては、光導波路を遅延線として用いる
光遅延線信号処理器が多く用いられている。光遅延線信
号処理器は、遅延線としての光導波路、光結合器、位相
シフタにより構成される。その特性は電気のディジタル
フィルタと等価であり、ディジタルフィルタと同様の多
彩なフィルタ処理が実現可能なため、光遅延線信号処理
器は近年、非常に注目されている。光遅延線信号処理器
の伝送特性は電気のディジタルフィルタと等価であるこ
とから、その周波数応答は周波数に対して周期的であ
る。
【0004】光遅延線信号処理器は、リング導波路、フ
ァブリペロ干渉計のような帰還路を含む光信号処理器
と、帰還路を含まない光信号処理器に大別することがで
きる。本発明は後者の帰還路を含まない光信号処理器に
関するものである。
【0005】帰還路を含まない光信号処理器は群遅延分
散が零、言い換えると直線位相の光信号処理器が実現で
きる等、帰還路を含む光信号処理器にはない有利な点が
ある。本発明では、以下、帰還路を含まない光信号処理
器のみに限定して記述する。
【0006】本発明では、ハーフバンド特性を、図1の
ように、光パワー透過率|G(ω)|2
【0007】
【数1】
【0008】の関係を有するフィルタ特性と定義する。
ここで、ω0は周期周波数である。図1のフィルタ特性
はさらに周波数に対して対称な光パワー透過率|G
(ω)|2=|G(−ω)|2を有しているが、この対称
性はハーフバンド特性の定義として要求しないことにす
る。
【0009】[従来例1]図2は従来の(帰還路を含ま
ない)光信号処理器の代表的な例(特願平5−1490
81号参照)を示すもので、図中、1,2は光導波路、
1a,2aは入力ポート、1b,2bは出力ポート、3
−0,3−1,3−2,3−3,……,3−(M−
1),3−Mは光結合器、4−1,4−2,4−3,…
…,4−Mは位相シフタである。
【0010】この回路構成では、光結合器3−0〜3−
Mに挟まれたM(Mは自然数)箇所の2本の光導波路
1,2の光路長差は全て等しくL(Lは0以上の実数)
である。この回路構成により、周波数に対して周期的な
フィルタ特性を持ち、ディジタルフィルタのFIR型
(Finite Impulse Response)
と等価な光信号処理機能が実現される。この例では、光
結合器3−0〜3−Mと位相シフタ4−1〜4−Mを制
御することにより、任意のFIR特性を実現することが
できる。
【0011】しかし、この回路構成は本発明で目指して
いるハーフバンド特性等の特殊なフィルタ特性を実現す
るためには、冗長過ぎるという問題があった。
【0012】[従来例2]図3は従来の光信号処理器の
他の例、ここではハーフバンド特性に対する図2の回路
構成の冗長性を解決するために考案された例(K.Ji
nguji et.al.”Two−port opt
ical waveguide circuits c
omposed of cascaded Mach−
Zehnder Interferometers w
ith point−symmetrical con
figurations”J.Lightwave T
echnol.,vol.14,no.10,199
6,pp.2301−2310(特に、Fig.12)
参照)を示すものである。同図において、11,12は
光導波路、11a,12aは入力ポート、11b,12
bは出力ポート、13−0,13−1,13−2,13
−3,13−4は光結合器、14−1,14−2,14
−3,14−4は位相シフタである。
【0013】この回路構成では光結合器を5個有し、全
体の回路構成が点対称性を有している。即ち、0番目の
光結合器13−0と4番目の光結合器13−4は等しい
結合率を有し、1番目の光結合器13−1と3番目の光
結合器13−3は等しい結合率を有している。また、1
番目の位相シフタ14−1と4番目の位相シフタ14−
4は等しい位相シフト量を有し、2番目の位相シフタ1
4−2と3番目の位相シフタ14−3は等しい位相シフ
ト量を有している。この回路構成により平坦な透過域と
阻止域を持つハーフハンド特性が実現されることが知ら
れている。
【0014】しかし、この回路構成は光結合器の数が5
個と限られており、設計可能なハーフバンド特性も限ら
れており、設計の自由度が少ないという欠点があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
例1では設計の自由度は大きいが、回路構成は冗長であ
り、ハーフバンド光信号処理器を実現するためには、余
分な回路素子含んでいる。また、従来例2では、回路素
子数が固定であるため、設計の自由度が少ないという問
題があった本発明の目的は、回路構成が冗長でなく、し
かも設計の自由度が大きいハーフバンド光信号処理器を
提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明では、従来の問題
点を解決するため、図4に示した回路構成を採用してい
る。同図(a)は請求項1に対応する構成であり、同図
(b)は請求項2に対応する構成である。
【0017】図4(a)では、N(Nは自然数)個の光
結合器23−0,23−1,23−2,23−3,…
…,23−(N−1),25に挟まれた2本の光導波路
21,22の光路長差が、光信号入射側から2L,2
L,2L,……,2L,L(……は全て2Lを表す。)
(Lは0以上の実数)であり、最も光出射端に近い光結
合器25が3dBカップラである。また、位相を制御す
るための位相シフタ24−1,24−2,24−3,…
…,24−Nが各導波路上に設けられている。
【0018】図4(b)では、N(Nは自然数)個の光
結合器25,23−1,23−2,23−3,……,2
3−Nに挟まれた2本の光導波路21,22の光路長差
が、光信号入射側からL,2L,2L,……,2L,2
L(……は全て2Lを表す。)(Lは0以上の実数)で
あり、最も光入射端に近い光結合器25が3dBカップ
ラである。また、同様に、位相を制御するための位相シ
フタ24−1,24−2,24−3,……,24−Nが
各導波路上に設けられている。
【0019】このように、本発明の回路構成は、従来の
光信号処理器が、回路構成が等しい光路長差Lのみを採
用していたのに対し、2Lというような2倍の光路長差
を採用していることに大きな特徴がある。
【0020】また、請求項3では、請求項1または請求
項2の構成において、出射端あるいは入射端にある3d
Bカップラを除いた全ての光結合器を結合率可変な光結
合器に置き換えている。
【0021】本発明の請求項1または請求項2に対応す
る構成は、基本的には従来例1の構成からいくつかの素
子を減らした特殊なケースに相当する。具体的には、従
来例1の回路構成で、θ1,θ3,θ5,……,θN-2の光
結合器を除き、θNの光結合器を3dBカップラに置き
換えれば、請求項1の回路構成になる。同様に、請求項
2の回路構成は、従来例1の回路構成で、θ0の光結合
器を3dBカップラに置き換え、θ2,θ4,θ6,…
…,θN-1の光結合器を除けば得られる。
【0022】このように、本発明が従来例1より回路素
子数を大幅に減らせるのは、式(1)で表されるハーフ
バンド特性に固有な対称性を利用して不必要な素子を減
らすことに成功したためである。このため、設計の自由
度は従来例1と同等に大きく、素子数は約半分程度に減
らすことが可能となった。従って、本発明では、従来例
1の回路構成の冗長性と従来例2の設計の自由度の問題
を同時に解決できる。
【0023】また、請求項3に対応する構成によれば、
光結合器の結合率、位相シフタの位相シフト量をともに
自由に設定可能となるため、一つの回路で任意のハーフ
バンド特性を持つプログラマブルな光信号処理器が実現
できるという大きな特徴を持つ。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態により本発明に
ついて詳細に説明する。
【0025】[実施の形態1]実施の形態1では図4
(a)の回路構成を採用した。同図において、21,2
2は光導波路、21a,22aは光入力ポート、21
b,22bは出力ポート、23−0,23−1,23−
2,23−3,……,23−(N−1)は光結合器、2
4−1,24−2,24−3,……,24−Nは位相シ
フタ、25は3dBカップラである。
【0026】本実施の形態を例に、本発明の回路構成が
式(1)で示したハーフバンド特性を実現可能であるこ
とを示す。説明のために、段数はN(Nは自然数)とす
る。
【0027】今、図5中の波線で囲まれた光路長差2L
の導波路部分を表す2行2列の伝達行列が
【0028】
【数2】
【0029】と記述されるとする。
【0030】ここで、
【0031】
【数3】
【0032】を表し、下付き記号「*」はG*(z)=G
*(1/z*)(上付き記号「*」は通常の複素共役を表
す。)を表すものとする。
【0033】一般に、光遅延線光信号処理器の周期周波
数は、その回路が持つ最小の光路長差により決定され
る。今回の場合、周期周波数ω0は光路長差Lによっ
て、ω0=2π(c/L)(cは光速)と算出される。
式(2)の伝達行列の各行列要素は
【0034】
【数4】
【0035】と表される。G1(z),H1(z)の両伝
達関数ともにz-2,z-4,z-6というように偶数次の項
しか含まないのは、光路長差が2Lと2倍の光路長差を
持つためである。
【0036】出力端側の光路長差Lを持つ導波路部分を
含めた全体の光回路の伝達行列を求めると、
【0037】
【数5】
【0038】と求められる。ここで、
【0039】
【数6】
【0040】である。
【0041】式(5)では、光路長差L上の位相シフタ
24−Nの位相シフト量ψNは0,πとしている。G
(z),H(z)は伝達行列のユニタリ性より、
【0042】
【数7】
【0043】の関係が成立する。式(1)で表されるハ
ーフバンド特性はz変数を用いて書き直すと
【0044】
【数8】
【0045】と表される。このことから、式(6)を用
いると、ハーフバンド特性は
【0046】
【数9】
【0047】と書き直すことができる。
【0048】本発明の回路構成では、G(z),H
(z)が式(5)の関係を満たすことから
【0049】
【数10】
【0050】の関係が成立する。式(9)では、G
1(z),H1(z)がともに偶数次しか含まないことを
利用している。
【0051】この結果より、G(z),H(z)が式
(8)のハーフバンド特性を満たし、本発明の回路構成
がハーフハンド特性を持つことが示される。
【0052】本発明のもう一つの回路構成である図4
(b)の回路構成でも、同様にしてハーフバンド特性を
満たすことを示すことができる。
【0053】式(4)から分かるように、本発明の回路
構成によれば、N段構成で(2N−1)次のフィルタ特
性が実現できることが分かる。このことは、言い換える
と、従来例1の回路構成で(2N−1)次のフィルタ特
性を実現するためには、(2N−1)段の回路構成が必
要であるが、本発明の回路構成ではN段で良いというこ
とである。
【0054】このように、本発明の回路構成は従来例1
に比べ、約半分の素子数で等価なハーフバンドフィルタ
が実現できることが分かる。本発明の回路構成において
素子数を減らすことに成功したのは、式(1)で表され
るハーフバンド特性の対称性を利用して、余分な回路素
子を除くことに成功したためである。
【0055】本実施の形態では、チェビシェフ特性を実
現する光信号処理器を石英系平面光回路を用いて作製し
た。位相シフタとしては、導波路上に形成したヒータを
用いた。温度により屈折率が変化する熱光学効果を用い
て、ヒータ加熱部の光路長差を変化させることにより位
相を制御した。段数Nは4段とし、100GHzの周期
周波数を実現するため、導波路長差を2.07mmとし
た。光結合器の結合率と位相シフタの位相シフト量の設
定値の一覧を表1に示す。
【0056】
【表1】
【0057】この設定値を基に設計し作製した光信号処
理器の光パワー透過率スペクトルの測定結果を図6に示
す。得られた光パワー透過特性は、透過域の透過率−
0.025dB、阻止域の透過率−58dB、透過バン
ドのバンドエッジ0.15ω0、透過バンドのバンドエ
ッジ0.35ω0であった。
【0058】[実施の形態2]実施の形態2も同様に図
4(a)の回路構成を採用した。この実施の形態では、
最大平坦特性を実現する光信号処理器を石英系平面光回
路を用いて作製した。段数Nは4段とし、100GHz
の周期周波数を実現するため、導波路長差を2.07m
mとした。光結合器の結合率と位相シフタの位相シフト
量の設定値の一覧を表2に示す。
【0059】
【表2】
【0060】この設定値を基に設計し作製した光信号処
理器の光パワー透過率スペクトルの測定結果を図7に示
す。作製された光信号処理器の光パワー透過率は、設計
通り最大平坦性が実現されていることが分かる。
【0061】[実施の形態3]本実施の形態は、請求項
3に基づき、図4(a)の回路構成における光結合器を
結合率可変な光結合器に置き換えたものである。図8に
今回用いた回路構成を示す。
【0062】この回路構成は図4(a)の光結合器23
−0,23−1,……,23−(N−1)を、それぞれ
結合率可変な光結合器26−0,26−1,……,26
−(N−1)で置き換えている。ここでは、結合率可変
な光結合器26−0〜26−(N−1)として、光路長
差の等しい光導波路と、2個の3dBカップラ27−
0,27−1,……,27−(N−1)と、導波路上に
設けた位相シフタ28−0,28−1,……,28−
(N−1)とよりなる対称マッハツェンダ干渉計構成の
結合率可変光結合器を採用した。
【0063】この結合率可変光結合器26−0〜26−
(N−1)では、位相シフタ28−0〜28−(N−
1)の位相シフト量を変化させることにより、任意の結
合率が実現される。この結合率可変光結合器を用いるこ
とにより、一つの回路で任意のハーフバンド特性が得ら
れるプログラマブル性を実現することができる。
【0064】本実施の形態でも、プログラマブルな光信
号処理器を石英系平面光回路を用いて作製した。段数N
は4段とし、100GHzの周期周波数を実現するた
め、導波路長差を2.07mmとした。プログラマブル
性を確認するため、実際に実施の形態1と実施の形態2
の回路パラメータを設定し、それぞれチェビシェフタイ
プ、最大平坦タイプのハーフバンド特性が得られること
を確認した。
【0065】以上、実施の形態を用いて本発明の構成及
び作用を説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限
定されるものではない。例えば、本発明では石英系平面
光回路を用いたが、半導体、LiNbO3等の別の材料
で平面光回路を形成することも可能である。また、平面
光回路の代わりに光ファイバを用いて光遅延回路を作る
ことも可能である。また、位相制御の方法として、各実
施の形態では熱光学効果を利用したが、電気光学効果等
の他の手法により、位相制御を行うことも可能である。
【0066】また、図4(図5も含む。)及び図8に示
した実施の形態の回路構成において、光路長差を持って
光結合器に挟まれた各2本の光導波路は、光路長の長い
方が全て一側(図4及び図8では図面の上方)に揃えら
れている。しかし、本発明は光路長の長い(もしくは短
い)方の光導波路を全て一側に揃えた構成に限定される
ものではなく、光路長の長い(もしくは短い)方の光導
波路をどのように配置するかは任意であり、例えば、奇
数番目の光路長の長い方の光導波路を一側(図面の上
方)に配置し、偶数番目の光路長の長い方の光導波路を
他側(図面の下方)に配置するような構成をとることも
可能である。さらにまた、本発明は位相シフタの配置に
ついても、光路長の長い方の光導波路に設けた構成に限
定されるものではなく、各位相シフタを光路長の長い方
の光導波路に設けるか、光路長の短い方の光導波路に設
けるかは任意である。
【0067】このように、本発明は、素子の組合せ方を
表す回路構成に関するものであり、その回路の物理的な
実現手段には拘束されない。また、各実施の形態で述べ
た回路パラメータは設計例の一つに過ぎず、この数値に
より限定されるものではないことも併せて述べておく。
【0068】
【発明の効果】本発明は、光信号処理機能として代表的
なハーフバンド特性を実現する必要最小限の回路素子を
含む最小構成の回路構成を提供するものである。本発明
により、従来の光信号処理器の半分程度の個数の回路素
子により回路を構成することができ、回路の小型化が可
能である。また、素子数が少なくできることから、回路
パラメータの調整に必要な時間も大幅に短縮可能であ
る。このように、本発明はハーフバンド光信号処理器を
量産する上で、その経済効果は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で定義するハーフバンド特性を示す図
【図2】従来の光信号処理器の一例を示す構成図
【図3】従来の光信号処理器の他の例を示す構成図
【図4】本発明の光信号処理器の実施の形態の一例を示
す構成図
【図5】本発明の光信号処理器がハーフバンド特性を持
つことの説明図
【図6】図4(a)の回路構成を持つ実施の形態1にお
ける光信号処理器のチェビシェフタイプの透過特性の測
定結果を示す図
【図7】図4(a)の回路構成を持つ実施の形態2にお
ける光信号処理器の最大平坦タイプの透過特性の測定結
果を示す図
【図8】本発明の光信号処理器の実施の形態の他の例を
示す構成図
【符号の説明】
21,22:光導波路、21a,22a:入力ポー卜、
21b,22b:出力ポート、23−0〜23−N:光
結合器、24−1〜24−N:位相シフタ、25:3d
Bカップラ、26−0〜26−(N−1):結合率可変
な光結合器、27−0〜27−(N−1):結合率可変
な光結合器を構成する3dBカップラ、28−0〜28
−(N−1):結合率可変な光結合器を構成する結合率
調整用位相シフタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−133155(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/01

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本の光導波路と、該2本の光導波路を
    N+1(Nは自然数)箇所の異なる位置で結合するN+
    1個の光結合器と、該N+1個の光結合器にそれぞれ挟
    まれたN箇所の前記2本の光導波路上の少なくとも一方
    に設けられた位相シフタとよりなる構成を有し、 光信号出射側の最も端にある1個の光結合器が3dBカ
    ップラであり、 前記N+1個の光結合器にそれぞれ挟まれたN箇所の前
    記2本の光導波路が、光信号入射側から2L,2L,2
    L,……,2L,L(……は全て2Lを表す。)(Lは
    0以上の実数)の光路長差を持つことを特徴とするハー
    フバンド光信号処理器。
  2. 【請求項2】 2本の光導波路と、該2本の光導波路を
    N+1(Nは自然数)箇所の異なる位置で結合するN+
    1個の光結合器と、該N+1個の光結合器にそれぞれ挟
    まれたN箇所の前記2本の光導波路上の少なくとも一方
    に設けられた位相シフタとよりなる構成を有し、 光信号入射側の最も端にある1個の光結合器が3dBカ
    ップラであり、 前記N+1個の光結合器にそれぞれ挟まれたN箇所の前
    記2本の光導波路が、光信号入射側からL,2L,2
    L,……,2L,2L(……は全て2Lを表す。)(L
    は0以上の実数)の光路長差を持つことを特徴とするハ
    ーフバンド光信号処理器。
  3. 【請求項3】 3dBカップラを除く残りの全ての光結
    合器が結合率可変であることを特徴とする請求項1また
    は2記載のハーフバンド光信号処理器。
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