JP3535024B2 - バイセクトタイプの繊維強化プラスチック製のハニカムコアの製造方法 - Google Patents

バイセクトタイプの繊維強化プラスチック製のハニカムコアの製造方法

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JP3535024B2
JP3535024B2 JP30330498A JP30330498A JP3535024B2 JP 3535024 B2 JP3535024 B2 JP 3535024B2 JP 30330498 A JP30330498 A JP 30330498A JP 30330498 A JP30330498 A JP 30330498A JP 3535024 B2 JP3535024 B2 JP 3535024B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイセクトタイプ
の繊維強化プラスチック製のハニカムコアの製造方法に
関する。すなわち、繊維強化プラスチック(FRP)製
の折曲された母材シートと平坦な母材シートが順次交互
に配された、バイセクトタイプのハニカムコアの製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハニカムコアは、セル壁にて区画形成さ
れた中空柱状の多数のセルの平面的集合体よりなり、も
って一般的に、重量比強度に優れるという特性を備えて
なり、更に、繊維強化プラスチック製のハニカムコア
は、特に軽量性に優れるという特性を備えてなる。そし
てハニカムコアとしては、折曲,接着されたセル壁より
なり、セルの断面形状が正六角形状をなすものが一般
的,代表的であるが、折曲された波板と平板とが順次交
互に接着されたセル壁よりなり、セルの断面形状が台形
状をなす、バイセクトタイプのハニカムコア(後述する
図3を参照)も、最近広く使用されつつある。このバイ
セクトタイプのハニカムコアは、従来の一般的な断面形
状が正六角形のセルの中央に、バイセクトシートたる平
板が介装され,補強されているので、セル軸方向の圧縮
強度等の剛性・強度に特に優れるという、特性を備えて
なる。
【0003】そして、このようなバイセクトタイプの繊
維強化プラスチック製のハニカムコアは、従来、図5に
示した製造方法いわゆるコルゲート法により製造されて
いた。図5は、この種従来例の製造方法の説明に供し、
(1)図は、準備された母材シートの斜視図、(2)図
は、波板および平板の斜視図、(3)図は、重積される
波板および平板の正面図である。すなわち、このコルゲ
ート法による製造方法では、まず図5の(1)図に示し
たように、繊維基材(なおこの繊維基材は縦糸,横糸共
に無撚糸よりなる)に、樹脂を付着,含浸,混入等によ
り組み合わせた、繊維強化プラスチック製の母材シート
1が、柔軟性を帯びたプリプレグ状にて、準備される。
それから、このような母材シート1を、1枚ずつ、ギア
やラックを利用したコルゲート成形装置に供給して、図
5の(2)図中に示した波板2に加圧成形すると共に、
この波板2を加熱により硬化させる。又、図5の(2)
図中に示したように、母材シート1を平坦な平板3と
し、この平板3も加熱により硬化させる。なお、硬化後
に波板2および平板3は、適宜、所定長さ毎に切断され
る。
【0004】次に、図5の(2)図中に示したように、
硬化した波板2の頂部表面や底部裏面に対し、条線状に
接着剤Aを塗布する。それから、図5の(3)図に示し
たように、このような波板2と平板3を、順次交互に積
層ブロック状に重積する。その際、波板2については、
波の半ピッチ分ずつ順次左右にずらされる。そして、加
熱,加圧することにより、溶融,硬化した接着剤Aに
て、重積された各波板2および平板3間を接着する。こ
の種従来例では、このようなコルゲート法により、重
積,接着された各波板2および平板3をセル壁とし、こ
のようなセル壁にて区画形成された台形状の中空柱状の
セルの平面的集合体よりなる、バイセクトタイプの繊維
強化プラスチック製のハニカムコアを製造していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。すなわ
ち、このようにコルゲート法による製造方法では、上述
したように、まず母材シート1を1枚ずつコルゲート成
形装置に供給して、加熱,加圧することにより、波板2
を成形していた。そして更に、このように成形された波
板2を、加熱硬化させ接着剤Aを塗布してから、平板3
と重積し、接着剤Aを加熱硬化させることにより、バイ
セクトタイプの繊維強化プラスチック製のハニカムコア
を製造していた。そこで、この種従来例の製造方法にあ
っては、製造工程が複雑であり作業コスト高となる等、
製造コスト面に問題が指摘されていた。
【0006】ところで、ハニカムコアの製造方法として
は、このようなコルゲート法と共に、より製造工程が簡
単容易であり製造コスト面に優れた、いわゆる展張法が
知られている。しかしながらこの展張法は、セルの断面
形状が正六角形の一般的なハニカムコアの製造方法とし
て用いられており、セルの断面形状が台形状をなすバイ
セクトタイプのハニカムコアの製造方法としては、不適
とされていた。例えば図6は、展張法を適用して、バイ
セクトタイプの繊維強化プラスチック製のハニカムコア
を製造せんとした例を示す。図6の(1)図は、準備さ
れた母材シート1の斜視図、(2)図は、接着剤Aが塗
布により配設された母材シート1の斜視図、(3)図
は、重積された母材シート1の斜視図、(4)図は、得
られたハニカムコアBの正面図である。
【0007】すなわち、この展張法による製造方法で
は、まず図6の(1)図に示したように、前述したとこ
ろと同様、プリプレグ状で繊維強化プラスチック製の母
材シート1が準備され、所定長さ毎に切断される共に、
図6の(2)図に示したように、接着剤Aが表面に条線
状に配設される。それから、図6の(3)図に示したよ
うに、複数枚の母材シート1を、配設された接着剤Aが
2枚毎に半ピッチずつずれた位置関係でブロック状に重
積する。そして、接着剤Aを硬化させることにより、重
積された各母材シート1間を条線状に接着した後、重積
方向に極めて強い引張力を加え、強引に無理にでも展張
する。これにより、図6の(4)図に示したようなハニ
カムコアBが製造される。しかしながら、このようにし
て展張法により製造された繊維強化プラスチック製のハ
ニカムコアBは、展張により折曲,分離,離隔された母
材シート1よりなるセル壁が、2重に重なった状態のも
のとして得られ、バイセクトタイプの繊維強化プラスチ
ック製のハニカムコア(図3を参照)は得られなかっ
た。
【0008】すなわち、このように展張法を適用して製
造されたハニカムコアBにあっては、六角形状のセルの
中央にバイセクトシートとして介装されるべき、平板3
(前述した図5の(3)図等を参照)が存在していな
い。そして、これに相当する母材シート1は、波板2
(前述した図5の(3)図等を参照)に相当する母材シ
ート1と共に、強い引張力が加えられ強引に無理に展張
されることにより、共に折曲,分離,離隔してしまう。
結局、両母材シート1が2重に重なった状態でセル壁を
形成し、セルが略六角形状をなし、バイセクトタイプで
はなく一般的なものに近い、ハニカムコアBが製造され
てしまう。このように従来は、バイセクトタイプの繊維
強化プラスチック製のハニカムコアを、展張法により製
造することは困難とされていた。なお上述したところ
は、繊維強化プラスチック製のバイセクトタイプのハニ
カムコアに限らず、その他一般的な各種材質よりなるバ
イセクトタイプのハニカムコアについても、同様とされ
ていた。
【0009】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の課題を解決すべくなされたものであって、折曲,
分離,離隔される繊維強化プラスチック製の第1母材シ
ートの縦糸として、展張に際し解けて伸びる有撚糸を採
用したことにより、繊維強化プラスチック製の第2母材
シートが平坦なままバイセクトシートとなり、もって第
1に、展張法により、第2に、製造コスト面に優れた、
バイセクトタイプの繊維強化プラスチック製のハニカム
コアの製造方法を提案すること、を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
る本発明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請
求項1については次のとおり。すなわち、この請求項1
のバイセクトタイプの繊維強化プラスチック製のハニカ
ムコアの製造方法では、まず、有撚糸よりなる縦糸と無
撚糸よりなる横糸とを用いた繊維基材に、樹脂を付着,
含浸,混入等により組み合わせた、プリプレグ状の繊維
強化プラスチック製の平坦な第1母材シートを準備し
て、該第1母材シートの表裏両面に、条線状に接着剤を
配設する。これと共に、無撚糸よりなる縦糸と横糸とを
用いた繊維基材に、樹脂を付着,含浸,混入等により組
み合わせた、繊維強化プラスチック製の平坦な第2母材
シートを準備する。次に、複数枚の該第1母材シートと
第2母材シートを、順次交互に重積する。その際、各該
第1母材シートについては、ある該第1母材シート表面
の該接着剤が、他の該第1母材シート裏面の該接着剤と
対をなし、もって該第2母材シートを介して対向位置す
ると共に、同ある該第1母材シート裏面の該接着剤が、
更に他の該第1母材シート表面の該接着剤と対をなし、
もって該第2母材シートを介して対向位置し、かつ、こ
のように対向位置する前者の1対の該接着剤と、対向位
置する後者の1対の該接着剤とが、順次半ピッチずつず
れ中間に位置する関係とする。
【0011】それから、該接着剤を硬化させることによ
り、各該第1母材シートと第2母材シート間を接着した
後、重積方向に引張力を加えて展張する。これにより、
各該第1母材シートは、条線状の接着箇所の縁に沿って
折曲されると共に、該接着箇所以外の箇所が、有撚糸よ
りなる該縦糸の撚りが解けて伸びつつ分離,離隔され
る。もって、このように折曲された各該第1母材シート
および平坦なままの各該第2母材シートを、セル壁と
し、該セル壁にて区画形成された中空柱状の多数のセル
の平面的集合体よりなる、バイセクトタイプの繊維強化
プラスチック製のハニカムコアを得ること、を特徴とす
る。
【0012】次に、請求項2については次のとおり。す
なわち、この請求項2のバイセクトタイプの繊維強化プ
ラスチック製のハニカムコアの製造方法は、請求項1に
記載したバイセクトタイプの繊維強化プラスチック製の
ハニカムコアの製造方法において、該接着剤は、該第1
母材シートに対し、有撚糸よりなる該縦糸と直角方向に
配設され、かつ、表面のものと裏面のものとが、半ピッ
チずつずれた位置関係で配設されていること、を特徴と
する。
【0013】本発明は、このようになっているので、次
のようになる。この製造方法では、まず、有撚糸よりな
る縦糸を用いた繊維強化プラスチック製の第1母材シー
トと、通常の繊維強化プラスチック製の第2母材シート
が準備される。そして、第1母材シートの表裏両面に、
条線状に接着剤が配設されるが、この接着剤は、例えば
縦糸と直角方向に、表面と裏面で半ピッチずつずれた関
係で、配設される。それから、第1母材シートと第2母
材シートが、順次交互に重積されるが、その際第1母材
シートは、配設された接着剤が相互間で第2母材シート
を挟み込む位置関係で、重積される。それから接着剤を
硬化させ、第1母材シートと第2母材シートを接着した
後、重積方向に展張する。これにより第1母材シート
は、有撚糸よりなる縦糸の撚りが解けて伸び、容易かつ
確実に折曲,分離,離隔される。第2母材シートは、平
坦なままバイセクトシートとなる。このような工程を辿
り、バイセクトタイプの繊維強化プラスチック製のハニ
カムコアが、製造される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明を、図面に示す発明の
実施の形態に基づいて、詳細に説明する。図1,図2,
図3,図4等は、本発明の実施の形態の説明に供する。
【0015】そして、図1は斜視図であり、(1)図
は、要部を拡大した第1母材シートを、(2)図は、接
着剤が配設され準備された第1母材シートを、(3)図
は、要部を拡大した第2母材シートを、(4)図は、準
備された第2母材シートを、(5)図は、重積された第
1母材シートと第2母材シートを、それぞれ示す。図2
は、要部を拡大した正面図であり、(1)図は、重積さ
れた第1母材シートと第2母材シートを示し、(2)図
は、次にこれを展張した状態を示す。図3は、バイセク
トタイプの繊維強化プラスチック製のハニカムコアを示
し、(1)図は正面図、(2)図は斜視図である。図4
は、要部を拡大した斜視図であり、(1)図は無撚糸
を、(2)図は有撚糸を、(3)図は、撚りを解かす前
の有撚糸を、(4)図は、撚りを解かした後の有撚糸
を、(5)図は、有撚糸よりなる縦糸の撚りを解かす前
の第1母材シートを、(6)図は、有撚糸よりなる縦糸
の撚りを解かした後の第1母材シートを、それぞれ示
す。
【0016】このバイセクトタイプの繊維強化プラスチ
ック製のハニカムコアCの製造方法では、まず、図1の
(1)図,(2)図に示したように、有撚糸Dよりなる
縦糸4と無撚糸Eよりなる横糸5とを用いた繊維基材6
に、樹脂7を付着,含浸,混入等により組み合わせた、
プリプレグ状の繊維強化プラスチック製の平坦な第1母
材シート8が準備される。そして、この第1母材シート
8の表裏両面に、条線状に接着剤Aが配設される。
【0017】このような第1母材シート8について、更
に詳述する。まず、この製造方法で用いられる繊維強化
プラスチック製の第1母材シート8について、その繊維
基材6としては、ガラス繊維,ケブラー繊維,カーボン
繊維,セラミック繊維,金属繊維,その他の各種繊維が
考えられ、これらの内から適宜選択使用される。繊維基
材6の織り方としては、平織,朱子織,綾織,その他各
種の織り方のものが考えられる。そして、この繊維基材
6の縦糸4としては、有撚糸Dが用いられる。有撚糸D
は、図4の(1)図に示した通常の一般的なストレート
な無撚糸Eを、図4の(2)図に示したように軸まわり
で撚ったものよりなり、図4の(3)図に示した状態か
ら、その長さ方向・左右方向・軸方向に引張られると、
図4の(4)図に示したように、撚りが解けて伸びる特
性を備えてなる。そこで、このような有撚糸Dよりなる
縦糸4が用いられた繊維基材6そして第1母材シート8
も、図4の(5)図に示した状態から、縦糸4つまり有
撚糸Dの長さ方向に沿って引張力が加えられると、図4
の(6)図に示したように、縦糸4つまり有撚糸Dの撚
りが解け、もって全体的に長さ方向に沿って伸びるよう
になる。これに対し、この繊維基材6の横糸5として
は、図4の(1)図に示したように、通常の一般的でス
トレートな無撚糸Eが用いられる。
【0018】例えば、縦糸4はカーボン製よりなり、太
さ3k(微細な7ミクロン程度の極細糸を、3,000
本程度束ねて1本としたもの)のものを、1m当たり1
回から100回程度(例えば15回)撚って、有撚糸D
としてなる。横糸5は、同様にカーボン製で太さ3kの
ものを、そのまま無撚糸Eとして用いてなる。繊維基材
6は、このような有撚糸Dよりなる縦糸4と、無撚糸E
よりなる横糸5とを、例えば平織してなり、150g/
2 から300g/m2 (例えば200g/m2 )の重
さよりなる。第1母材シート8の繊維基材6は、このよ
うになっている。
【0019】そして、このような繊維基材6の縦糸4や
横糸5に対し、樹脂7が、付着,含浸,混入等のいずれ
か又は併用により組み合わされ、もって繊維強化プラス
チック製の第1母材シート8とされる。樹脂7として
は、エポキシ系の樹脂やポリイミド系の樹脂が代表的で
あるが、その他の熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂も使用可
能である。例えば第1母材シート8においては、前述し
たようなカーボン繊維製の繊維基材6に対し、樹脂7と
してポリアミドイミド樹脂が、重量比で20%から60
%(例えば40%)の割合で含浸されてなる。又、この
ようにして準備され繊維基材6に樹脂7が組み合わされ
た、繊維強化プラスチック製の第1母材シート8は、長
尺で平坦なシート状をなすと共に、まだ完全硬化しない
未硬化状態・半硬化状態、つまり柔軟性・粘性を帯びた
プリプレグ状にて準備される。そして、この第1母材シ
ート8において、有撚糸Dよりなる縦糸4が長手方向に
沿って配される。
【0020】それから、図1の(2)図に示したよう
に、このように準備された繊維強化プラスチック製の第
1母材シート8の表裏両面に対し、接着剤Aが、広い間
隔を置きつつ一定ピッチで条線状に、塗布等により配設
される。接着剤Aとしては、例えばレゾルシノール等の
室温硬化タイプのものが用いられる。なお接着剤Aとし
ては、このようなレゾルシノール以外にも、室温での粘
着性があるフェノール変性ポリビニルブチラールや、ポ
リアミドイミド樹脂や、エポキシ樹脂等も使用可能であ
る。又、この接着剤Aは、第1母材シート8に対し、そ
の有撚糸Dよりなる縦糸4と直角方向に(つまり無撚糸
Eよりなる横糸5と平行に)配設され、かつ図示例で
は、表面のものと裏面のものとが、半ピッチずつずれた
関係で配設される。図1の(1)図,(2)図に示した
第1母材シート8は、このようになっている。
【0021】次に、図1の(3)図,(4)図に示した
第2母材シート9について述べる。第2母材シート9
は、共に無撚糸Eよりなる縦糸10と横糸11とを用い
た繊維基材12に、樹脂7を付着,含浸,混入等により
組み合わせた、繊維強化プラスチック製よりなる。この
第2母材シート9用の繊維基材12も、第1母材シート
8用の繊維基材6について前述したところに準じ、各種
繊維が用いられ、又、各種織り方のものが考えられる。
そして、その縦糸10や横糸11としては、図4の
(1)図に示したように、通常の一般的なストレートな
無撚糸Eが用いられる。例えば、この縦糸10や横糸1
1は、カーボン製よりなり、太さ1k(微細な7ミクロ
ン程度の極細糸を、1,000本程度束ねて1本とした
もの)のものが用いられる。例えば繊維基材12は、こ
のような無撚糸Eよりなる縦糸10と横糸11を、平織
してなり、100g/m2 から150g/m2 (例えば
120g/m2 )の重さよりなる。第2母材シート9の
繊維基材12は、このようになっている。
【0022】そして、このような繊維基材12に対し、
樹脂7が、付着,含浸,混入等のいずれか又は併用によ
り組み合わされ、もって繊維強化プラスチック製の第2
母材シート9とされる。樹脂7としては、エポキシ系や
ポリイミド系の樹脂が代表的であるが、その他の熱硬化
性樹脂や熱可塑性樹脂も使用可能である。例えば第2母
材シート9は、前述したようなカーボン繊維製の繊維基
材12に対し、樹脂7としてポリアミドイミド樹脂が、
重量比で20%から60%(例えば40%)の割合で、
含浸されてなる。
【0023】又、樹脂7たるポリアミドイミド樹脂中に
は当然、残存溶剤が存在しているが、残存溶剤の全体に
対する重量比を、3%から15%(例えば10%)とな
るように加熱調整し、もって、第2母材シート9の剛性
を向上せしめておくようにしてもよい。(このような加
熱調整を行わない場合、例えば、全体に対する重量比で
40%のポリアミドイミド樹脂の場合、全体に対する重
量比で30%程度の残存溶剤が存在している。)このよ
うにして準備され、繊維基材12に樹脂7が組み合わさ
れた、繊維強化プラスチック製の第2母材シート9は、
長尺で平坦なシート状をなす。そして、縦糸10が長手
方向に沿って配される。又、残存溶剤が上述により低く
調整されている場合は、全体的に剛性が高いのに対し、
残存溶剤が調整されず多く存在している場合は、プリプ
レグ状をなす。図1の(3)図,(4)図に示した第2
母材シート9は、このようになっている。
【0024】次に、この製造方法では、図1の(5)図
および図2の(1)図に示したように、複数枚の第1母
材シート8と第2母材シート9とが、順次交互に重積さ
れる。すなわち、前述により準備された、繊維強化プラ
スチック製でプリプレグ状の第1母材シート8と、繊維
強化プラスチック製の第2母材シート9とが、それぞ
れ、所定長さ毎に切断された後、多数枚が、上下に順次
交互にブロック状に重積される。
【0025】その際、各第1母材シート8については、
図2の(1)図に示したように、ある第1母材シート8
1 表面の接着剤Aが、他の(図面上ではより上位の)第
1母材シート82 裏面の接着剤Aと対をなし、もって第
2母材シート9を介して対向位置する。これと共に、第
1母材シート81 裏面の接着剤Aが、更に他の(図面上
ではより下位の)第1母材シート83 表面の接着剤Aと
対をなし、もって第2母材シート9を介して対向位置す
る。かつ、このように対向位置する前者の1対の接着剤
Aと、対向位置する後者の1対の接着剤Aとが、順次半
ピッチずつずれ、中間に位置する関係となっている。つ
まり、第1母材シート8の表裏に条線状に配設された接
着剤Aが、各第1母材シート8相互間で、介装された第
2母材シート9を挟み込む位置関係とされる。すなわち
図示例では、前述した図1の(2)図に示したように、
第1母材シート8の表裏に配設された接着剤Aが、表面
と裏面とで半ピッチずつずれた関係となっている。そこ
で、このような各第1母材シート8を、第2母材シート
9を介装しつつ、1枚毎に更に半ピッチずつ左右に半ピ
ッチずつずれた位置関係で、重積してなる。このよう
に、第1母材シート8と第2母材シート9とが、重積さ
れる。
【0026】しかる後、この製造方法では、接着が行わ
れる。すなわち、接着剤Aを硬化させることにより、交
互に重積された繊維強化プラスチック製の各第1母材シ
ート8と第2母材シート9間が接着される。例えば、上
下から1 kgf/cm2 から100 kgf/cm2 (例えば10
kgf/cm2)程度の圧力で、24時間程度加圧すること
により、例えばレゾルシノール等の室温硬化タイプの接
着剤Aが硬化し、もって、上下に重積された各第1母材
シート8と第2母材シート9間が、それぞれ条線状に接
着される。このように、接着が行われる。
【0027】それから、この製造方法では、図2の
(2)図に示したように、展張が行われる。すなわち、
重積,接着された第1母材シート8と第2母材シート9
のブロック体について、重積方向たる上下方向に引張力
を加えることにより、展張が行われる。そして、このよ
うな展張により、各第1母材シート8は、接着剤Aによ
る条線状接着箇所の縁に沿って上下に折曲されると共
に、この条線状接着箇所以外の箇所が、有撚糸Dよりな
る縦糸4の撚りが解けて伸びつつ、上下に分離,離隔さ
れる。つまり前述したように、第1母材シート8の繊維
基材6の縦糸4は、有撚糸Dよりなるので、図4の
(3)図から(4)図に示したように、引張られると撚
りが解けて伸びる特性を備えてなる。そこで、このよう
な有撚糸Dよりなる縦糸4を用いた繊維基材6そして第
1母材シート8も、図4の(5)図から(6)図に示し
たように、引張られると撚りが解けて伸びるので、これ
を利用して第1母材シート8は、伸びつつ上下に分離,
離隔される。このように展張が行われる。
【0028】この製造方法では、このような各工程を辿
ることにより、図3に示した、バイセクトタイプの繊維
強化プラスチック製のハニカムコアCが製造される。す
なわち、このように折曲された各第1母材シート8、お
よびこれに条線状に接着されると共に平坦なままの各第
2母材シート9を、セル壁Fとし、セル壁Fにて各々独
立に区画形成された、中空柱状の多数のセルGの平面的
集合体よりなる、バイセクトタイプの繊維強化プラスチ
ック製のハニカムコアが製造させる。セル壁Fそしてセ
ルGの断面形状は、図示の台形状のものが代表的である
が、略三角形状,略四角形状,その他各種形状のものも
考えられる。又、このようなハニカム形状を保持させる
ために、150℃から400℃(例えば250℃)程度
の温度で、30分から240分(例えば60分)程度の
時間にわたり、加熱が実施され、もって、セル壁Fを形
成する第1母材シート8や第2母材シート9のポリアミ
ドイミド樹脂等の樹脂7が、硬化せしめられる。更に、
より強度が要求される場合には、後処理として、セル壁
Fの外表面に補強用の樹脂、例えばポリアミドイミド樹
脂が、付着,含浸せしめられる。
【0029】そして、このバイセクトタイプの繊維強化
プラスチック製のハニカムコアCは、多くの場合、その
両開口端面にそれぞれ表面板が接合された、ハニカムサ
ンドイッチパネルとして使用される。そして、このハニ
カムコアCは一般のハニカムコアと同様に、重量比強度
に優れ、軽量であると共に高い剛性・強度を備えてな
り、特に、繊維強化プラスチック製よりなるので軽量性
に優れると共に、バイセクトタイプよりなるので剛性・
強度に優れている。そして更に、整流効果や単位容積当
りの表面積が大であり、ハニカムサンドイッチパネルと
した場合は、平面精度に優れる、等々の特性が知られ、
広く各種の構造材として使用される。バイセクトタイプ
の繊維強化プラスチック製のハニカムコアCは、このよ
うになっている。
【0030】本発明は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。この製造方法では、ま
ず、有撚糸Dよりなる縦糸4を用いた繊維強化プラスチ
ック製の平坦な第1母材シート8と、無撚糸Eを用いた
通常の繊維強化プラスチック製の平坦な第2母材シート
9と、が準備される。そして、第1母材シート8の表裏
両面に、条線状に接着剤Aが配設されるが、この接着剤
Aは例えば、有撚糸Dよりなる縦糸4と直角方向に配設
され、又、表面と裏面とで半ピッチずつずれた関係で配
設される。それから、第1母材シート8と第2母材シー
ト9とが、順次交互に重積されるが、その際、第1母材
シート8は、配設された接着剤Aが相互間で第2母材シ
ート9を挟み込む、所定の位置関係で重積される。例え
ば、上述により表面と裏面とで半ピッチずつずれた関係
で配設された接着剤Aが、それぞれ第2母材シート9を
介し、1枚毎に更に半ピッチずつずれた位置関係で、重
積される。
【0031】しかる後、接着剤Aを硬化させて、第1母
材シート8と第2母材シート9とを接着した後、重積方
向に引張力を加えて展張する。これにより第1母材シー
ト8は、有撚糸Dよりなる縦糸4の撚りが解けて伸び、
もって容易かつ確実に折曲,分離,離隔される。これに
対し第2母材シート9は、このように折曲,分離,離隔
することなく、平坦な平板状のまま残って、バイセクト
シートとなる。このような工程を辿ることにより、第1
母材シート8および第2母材シート9をセル壁Fとし、
セル壁Fにて区画形成され断面形状が台形状をなす、中
空柱状のセルGの平面的集合体よりなる、所期のバイセ
クトタイプの繊維強化プラスチック製のハニカムコアC
が、製造される。さてそこで、このバイセクトタイプの
繊維強化プラスチック製のハニカムコアCの製造方法に
あっては、次の第1,第2のようになる。
【0032】第1に、このように、有撚糸Dよりなる縦
糸4を用いた繊維基材6、そして第1母材シート8を採
用したことにより、展張に際し、無撚糸Eよりなる縦糸
10を用いた繊維基材12、そして第2母材シート9と
は、引張力に対する特性が異なるようになる。すなわち
引張力が加わると、第1母材シート8は、有撚糸Dより
なる縦糸4の撚りが解けて伸びるので、プリプレグ状で
あることもあいまって、容易かつ確実に折曲,分離,離
隔される。これに対し第2母材シート9は、このような
引張力が加わっても、無撚糸Eよりなる縦糸10は伸び
ないので、第1母材シート8とは異なり折曲,分離,離
隔されることなく、平坦なシート状をそのまま維持す
る。このようにして展張法により、バイセクトタイプの
繊維強化プラスチック製のハニカムコアCが製造される
ようになる。
【0033】第2に、この製造方法では、このように、
第1母材シート8に接着剤Aを配設して、第2母材シー
ト9と順次交互に所定の位置関係で重積した後、接着,
展張することにより、バイセクトタイプの繊維強化プラ
スチック製のハニカムコアCが、製造される。つまり、
製造工程が複雑なコルゲート法によらず、製造工程が簡
単容易な展張法により、バイセクトタイプのハニカムコ
アCが、初めて製造可能となる。
【0034】
【発明の効果】本発明に係るバイセクトタイプの繊維強
化プラスチック製のハニカムコアの製造方法では、以上
説明したように、折曲,分離,離隔される繊維強化プラ
スチック製の第1母材シートの縦糸として、展張に際し
解けて伸びる有撚糸を採用したことにより、繊維強化プ
ラスチック製の第2母材シートが、平坦なままバイセク
トシートとなる。そこで、次の効果を発揮する。
【0035】第1に、展張法により、バイセクトタイプ
の繊維強化プラスチック製のハニカムコアを、製造する
ことが可能となる。すなわち、この製造方法では、有撚
糸よりなる縦糸を用いた繊維強化プラスチック製の第1
母材シートを、表裏両面に条線状に接着剤を配設してか
ら、繊維強化プラスチック製の第2母材シートと、順次
交互に所定の位置関係で重積,接着,展張する。そして
展張に際し、第1母材シートのみが、有撚糸よりなる縦
糸の撚りが解けて伸びることにより、容易かつ確実に折
曲,分離,離隔されると共に、第2母材シートが、平坦
なまま残ってバイセクトシートとなる。そこで、前述し
たこの種従来例のように、展張法によるものの、セル壁
が2重に重なった状態となるようなこともなく、断面形
状が正六角形状のセルの中央に平坦なバイセクトシート
が介装され、もってセルの断面形状が台形状等をなす、
所期のバイセクトタイプの繊維強化プラスチック製のハ
ニカムコアが、展張法により製造可能となる。
【0036】第2に、製造コスト面に優れている。すな
わち、この製造方法では、所定の構成よりなる第1母材
シートに接着剤を配設して、第2母材シートと順次交互
に所定の位置関係で重積した後、接着,展張するだけ
で、簡単容易に、バイセクトタイプの繊維強化プラスチ
ック製のハニカムコアが得られる。つまり、前述したこ
の種従来例のように、製造工程が複雑なコルゲート法に
よらず、製造工程が簡単容易な展張法により、作業コス
ト高となることもなく製造コスト面に優れつつ、バイセ
クトタイプの繊維強化プラスチック製のハニカムコア
が、製造可能となる。このように、この種従来例に存し
た課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果
は、顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバイセクトタイプの繊維強化プラ
スチック製のハニカムコアの製造方法について、発明の
実施の形態の説明に供する斜視図であり、(1)図は、
要部を拡大した第1母材シートを、(2)図は、接着剤
が配設され準備された第1母材シートを、(3)図は、
要部を拡大した第2母材シートを、(4)図は、準備さ
れた第2母材シートを、(5)図は、重積された第1母
材シートと第2母材シートを、それぞれ示す。
【図2】同発明の実施の形態の説明に供する要部を拡大
した正面図であり、(1)図は、重積された第1母材シ
ートと第2母材シートを示し、(2)図は、次にこれを
展張した状態を示す。
【図3】同発明の実施の形態の説明に供し、バイセクト
タイプの繊維強化プラスチック製のハニカムコアを示
し、(1)図は正面図、(2)図は斜視図である。
【図4】同発明の実施の形態の説明に供する要部を拡大
した斜視図であり、(1)図は無撚糸を、(2)図は有
撚糸を、(3)図は、撚りを解かす前の有撚糸を、
(4)図は、撚りを解かした後の有撚糸を、(5)図
は、有撚糸よりなる縦糸の撚りを解かす前の第1母材シ
ートを、(6)図は、有撚糸よりなる縦糸の撚りを解か
した後の第1母材シートを、それぞれ示す。
【図5】この種従来例の製造方法の説明に供し、(1)
図は、準備された母材シートの斜視図、(2)図は、波
板および平板の斜視図、(3)図は、重積される波板お
よび平板の正面図である。
【図6】他のこの種従来例の製造方法の説明に供し、
(1)図は、準備された母材シートの斜視図、(2)図
は、接着剤が配設された母材シートの斜視図、(3)図
は、重積された母材シートの斜視図、(4)図は、得ら
れたハニカムコアの正面図である。
【符号の説明】
1 母材シート 2 波板 3 平板 4 縦糸 5 横糸 6 繊維基材 7 樹脂 8 第1母材シート 81 第1母材シート 82 第1母材シート 83 第1母材シート 9 第2母材シート 10 縦糸 11 横糸 12 繊維基材 A 接着剤 B ハニカムコア C ハニカムコア D 有撚糸 E 無撚糸 F セル壁 G セル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 まず、有撚糸よりなる縦糸と無撚糸より
    なる横糸とを用いた繊維基材に、樹脂を付着,含浸,混
    入等により組み合わせた、プリプレグ状の繊維強化プラ
    スチック製の平坦な第1母材シートを準備して、該第1
    母材シートの表裏両面に、条線状に接着剤を配設すると
    共に、 無撚糸よりなる縦糸と横糸とを用いた繊維基材に、樹脂
    を付着,含浸,混入等により組み合わせた、繊維強化プ
    ラスチック製の平坦な第2母材シートを準備し、 次に、複数枚の該第1母材シートと第2母材シートを、
    順次交互に重積し、その際、各該第1母材シートについ
    ては、 ある該第1母材シート表面の該接着剤が、他の該第1母
    材シート裏面の該接着剤と対をなし、もって該第2母材
    シートを介して対向位置すると共に、同ある該第1母材
    シート裏面の該接着剤が、更に他の該第1母材シート表
    面の該接着剤と対をなし、もって該第2母材シートを介
    して対向位置し、かつ、このように対向位置する前者の
    1対の該接着剤と、対向位置する後者の1対の該接着剤
    とが、順次半ピッチずつずれ中間に位置する関係とし、 それから、該接着剤を硬化させることにより、各該第1
    母材シートと第2母材シート間を接着した後、重積方向
    に引張力を加えて展張することにより、 各該第1母材シートは、条線状の接着箇所の縁に沿って
    折曲されると共に、該接着箇所以外の箇所が、有撚糸よ
    りなる該縦糸の撚りが解けて伸びつつ分離,離隔され、 もって、このように折曲された各該第1母材シートおよ
    び平坦なままの各該第2母材シートを、セル壁とし、該
    セル壁にて区画形成された中空柱状の多数のセルの平面
    的集合体よりなる、バイセクトタイプの繊維強化プラス
    チック製のハニカムコアを得ること、 を特徴とする、バイセクトタイプの繊維強化プラスチッ
    ク製のハニカムコアの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したバイセクトタイプの
    繊維強化プラスチック製のハニカムコアの製造方法にお
    いて、 該接着剤は、該第1母材シートに対し、有撚糸よりなる
    該縦糸と直角方向に配設され、かつ表面のものと裏面の
    ものとが、半ピッチずつずれた位置関係で配設されてい
    ること、 を特徴とする、バイセクトタイプの繊維強化プラスチッ
    ク製のハニカムコアの製造方法。
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