JP3534805B2 - デジタル複写機 - Google Patents

デジタル複写機

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JP3534805B2
JP3534805B2 JP02968794A JP2968794A JP3534805B2 JP 3534805 B2 JP3534805 B2 JP 3534805B2 JP 02968794 A JP02968794 A JP 02968794A JP 2968794 A JP2968794 A JP 2968794A JP 3534805 B2 JP3534805 B2 JP 3534805B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は原稿台に載置された原
稿画像を読取り、画像処理の後に用紙上に原稿画像を形
成するデジタル複写機に関し、特に複数の原稿画像を1
枚の用紙上に出力可能なデジタル複写機に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、原稿台に載置された原稿の画像情
報をCCDなどの光電変換素子により電気信号に変え、
原稿画像の画像データを生成し、それを用紙上に出力す
るデジタル複写機が普及しつつある。デジタル複写機に
よれば、原稿画像を画像情報として扱えるので、原稿画
像を編集して出力することが容易になる。 【0003】一方、省資源や省スペースに対する要求か
ら複数頁の原稿画像を1枚の複写紙に編集して出力する
ことが望まれるようになってきた。そのため、たとえば
特開平3−233578号公報では、デジタル複写機を
利用して、4頁の原稿を編集し、1枚の複写紙に出力す
ることが開示されている。 【0004】また、サイズの異なる原稿を所定のサイズ
の用紙に出力可能な自動用紙選択(APS)機能を有す
るデジタル複写機も普及しつつある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来4
頁の原稿を編集し1枚の複写紙に出力可能なデジタル複
写機が開示されているが、単に原稿を4頁ごとに1枚の
複写紙に出力するだけであれば、出来上がった複写物は
決して読みやすいものとは言えない。なぜなら、一連の
原稿セットには、章や節といった区切りがあり、1枚の
複写紙中に章や節が混在してしまうと読手が理解しにく
い複写物となる。 【0006】 【0007】特に、複数頁の原稿を編集して1枚の複写
紙の出力する場合、必然的に原稿画像は縮小して出力す
ることになるので、少しでも読みやすい複写物を提供す
る必要がある。 【0008】 【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、以下のような目的を有する。 【0010】(i) 複数の原稿を1枚の複写紙上に出
力可能なデジタル複写機において読みやすい複写画像を
出力することである。 【0011】(ii) 複数の原稿の画像を読取り、1
枚の複写紙上に出力可能なデジタル複写機においてユー
ザの意思どおりに用紙をわけることである。 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】【課題を解決するための手段】この発明にかかる、 複数
の原稿の画像を読取り、読み取った画像を所定数ごとに
1枚の複写紙上に編集して出力可能なデジタル複写機
は、原稿の縦横のセット方向を検出する検出手段と、複
写紙に対応する頁単位の記憶領域を複数頁分有する画像
メモリと、読み取った画像を画像メモリの1頁に対し
定数ずつ展開するように制御する制御手段とを有し、
制御手段は、検出手段により原稿のセット方向が変化し
たことが検出されたとき、1頁分の画像メモリに展開さ
れた原稿の画像の数が所定数に達していない場合であっ
ても、原稿の画像を展開すべき画像メモリの頁を次の頁
に切換えることを特徴とする。 【0017】 【0018】 【0019】【作用】デ ジタル複写機において原稿のセット方向が変
化したことが検出されたとき、1頁分の画像メモリに展
開された原稿の画像の数が所定数に達していない場合で
あっても、原稿の画像を展開すべき画像メモリの頁を次
の頁に切換える。 【0020】 【0021】 【実施例】以下この発明の実施例を図面を参照して説明
する。 【0022】(1) 第1実施例 図1はデジタル複写機の内部構成を示す図である。図1
を参照して、デジタル複写機は、自動原稿搬送装置50
0(以下、ADFと記す)でプラテンガラス19上に1
枚ずつ搬送される原稿の画像を読取系10で読取る。読
取られた画像データに基づいてレーザビーム走査光学系
60が駆動され、感光体ドラム71上に静電潜像が形成
される。この潜像が現像されて複写紙上に転写される。
この発明に係るデジタル複写機においては、4枚の原稿
画像を1枚の複写紙上に転写する4in1モードや2枚
の原稿画像を1枚の複写紙上に転写する2in1モード
などの複数の原稿画像を1枚のシート上に形成する(一
般的にNin1モードと称する)処理が可能である。 【0023】このデジタル複写機は、原稿画像を読取っ
て画像データに変換する読取系10と、読取系10から
送信される画像データを処理する画像データ処理ユニッ
ト20と、画像データ処理ユニット20から送信される
画像データを印字データとしてそのままプリンタ装置P
Rへ出力するかまたはメモリに一旦記憶するかなどの切
換えを行なうメモリユニット30と、メモリユニット3
0から送信される印字データに基づいて光学系60を駆
動する印字処理ユニット40と、半導体レーザ61から
放射されたレーザビームを感光体ドラム71上に走査す
る光学系60と、感光体ドラム71上に形成された潜像
の現像、転写を行なう作像系70と、複写紙搬送系80
とを含む。そして、読取系10、画像データ処理ユニッ
ト20、メモリユニット30によって読取装置IRが構
成され、印字処理ユニット40、光学系60、作像系7
0および複写紙搬送系80によってプリンタ装置PRが
構成されている。読取系10は、第1スキャナ11に取
付けた露光ランプ12および第1ミラー13aと、第2
スキャナ14に取付けた第2ミラー13b,13cと、
結像レンズ15と、第4ミラー16と、CCDからなる
ラインセンサ17と、モータM2とで構成されている。
スキャナ11,14は、モータM2によって駆動され、
プラテンガラス19の直下でそれぞれ矢印b方向(副走
査方向)に移動する。この移動に伴って、プラテンガラ
ス19上にセットされた原稿の画像がラインセンサ17
によって読取られる。ラインセンサ17は副走査方向b
と直交する方向に多数の素子(CCD)を並べたもの
で、この並置方向を主走査方向と称する。 【0024】画像データ処理ユニット20およびメモリ
ユニット30については後に詳述する。印字処理ユニッ
ト40は印字データに基づいて主走査方向に1ラインず
つ光学系60を駆動する。光学系60は印字処理ユニッ
ト40によって変調(オン、オフ)制御される半導体レ
ーザ61と、この半導体レーザ61から放射されたレー
ザビームを偏向走査するポリゴンミラー62と、偏向さ
れたレーザビームの歪曲収差等を補正するfθレンズ6
3と、レーザビームを感光体ドラム71上に導くミラー
64a,64b,64cとで構成されている。 【0025】作像系70は、矢印c方向に回転駆動され
る感光体ドラム71の周囲に、回転方向に沿って帯電チ
ャージャ72、現像機73、転写チャージャ74、複写
紙分離チャージャ75、残留トナーのクリーナ76、残
留電荷のイレーザランプ77を配置したものである。な
お、作像系70による作像プロセスは周知であり、その
説明は省略する。 【0026】複写紙搬送系80は、複写紙を積層収容し
た自動給紙カセット81a,81b、複写紙を1枚ずつ
給紙するための給紙ローラ82a,82b、複写紙搬送
通路83、タイミングローラ84、搬送ベルト85、ト
ナー定着器86、排出ローラ87、排紙トレー88とで
構成されている。この複写紙搬送系80および感光体ド
ラム71はメインモータM1によって駆動される。カセ
ット81a,81bに近接して複写紙サイズとその向き
を検出する検出センサSE1,SE2が設けられ、ま
た、複写紙搬送通路の要所には複写紙検出センサが設置
されている。 【0027】ADF500は、原稿載置トレー501、
ピックアップローラ502、さばきローラ503、さば
きパッド504、レジスタローラ505、搬送ベルト5
06、反転ローラ507、排紙トレー508によって構
成されている。トレー501に載置された原稿は最下層
のものから1枚ずつプラテンガラス19上に搬送されそ
こで停止される。原稿は読取系10によってその画像を
読取られる。読取終了後、原稿は反転ローラ507を経
て排紙トレー508上に配紙される。また、両面原稿に
あっては、反転ローラ507の周囲を1回転してプラテ
ンガラス19上へ戻される。そのため、搬送ベルト50
6は正逆回転可能とされている。また、原稿はプラテン
ガラス19上へ送込まれる直前でセンサSE5のオン時
間によってサイズと向きとが検出される。センサSE5
は後述する仕切り用紙100の検出も行なう。また、ト
レー501上には原稿の有無を検出するセンサSE4が
設けられている。 【0028】以上の構成からなる複写機は、通常モード
では1枚の原稿の画像を読取ってその画像データに必要
な補正を加えて印字データを生成し、この印字データを
光学系60で出力し、1枚の複写紙上に画像を形成す
る。これに加えて4in1モードを選択して処理可能で
ある。4in1モードでは、原稿画像を読取るごとに1
枚の複写紙に対する画像メモリ31の1/4の部分に原
稿画像を順次展開する。しかし、仕切り用紙100を検
出したとき、もしくは、原稿の縦横の向きが切換わった
ときには、たとえ画像メモリ31上に原稿画像未展開領
域が残っていても次に出力する複写紙に対応する画像メ
モリ32上に原稿画像を展開する。 【0029】次に複写機の制御上について説明する。図
2はデジタル複写機の制御ブロック図のうち本発明に係
る部分を示すものである。画像データ処理ユニット20
は、装置全体のタイミング制御を行なうプログラムメモ
リ内蔵のCPU21、A/Dコンバータ22、シェーデ
ィング補正部23、階調補正部24、変倍処理部25、
2値化処理部26、アドレスデコーダ27によって構成
されている。CPU21からは画像読取同期信号がライ
ンセンサ17、画像データ処理ユニット20、メモリユ
ニット30、印字処理ユニット40の各部分に供給され
る。 【0030】ラインセンサ17で1ラインごとに読取ら
れた信号はアナログデータであり、このアナログデータ
はA/Dコンバータ22で1画素当たり8ビット階調の
デジタルの画像データに変換され、シェーディング補
正、MTF補正、γ補正等の階調補正や変倍等の周知の
画像処理が行なわれる。2値化処理部26では誤差拡散
法によって画像データが2値データに変換された後に、
アドレスデコーダ27で指定されたメモリユニット30
の特定のアドレスに格納される。 【0031】メモリユニット30に書込まれた画像デー
タはCPU21の指示により、印字処理ユニット40上
に転送される。そこでは、D/A変換部41によるD/
A変換の後に、LD駆動部42でD/A変換された画像
データに基づいて半導体レーザ61が駆動される。 【0032】また、CPU21は操作パネル90の各走
査キーからの信号の入力および表示に関する制御を行な
う。操作パネルは図3に示すように構成されている。 【0033】図3を参照して、操作パネル90は、複写
枚数の設定を行なうテンキー900を含む。設定枚数は
枚数表示部901に表示される。複写倍率は倍率表示部
903に表示されている複写倍率の中から選択キー90
2で選択する。選択キー902を押すたびに選択されて
いる倍率が切換わるようになっている。 【0034】用紙サイズは用紙サイズ表示部に表示され
ている自動給紙カセット81a,81bにセットされて
いる複写紙サイズ(自動給紙カセット81a,81bで
セットされている複写紙サイズとそうでない複写紙サイ
ズとは区別して表示している)の中から1つを複写紙サ
イズの選択キー904で選択する。キー904を押すた
びに選択されている複写紙サイズが切換わる。 【0035】自動用紙選択(APS)と自動倍率選択
(AMS)モードおよび用紙選択と倍率選択とを手動で
行なう(マニュアル)モードとを選択するためにキー9
06が設けられている。キー906を押すたびに選択さ
れているモードが切換わり、それに対応して表示ランプ
907が点灯する。4枚の原稿画像を1枚の複写紙上に
複写するための4in1モードの選択は選択キー910
で行なう。このモードが設定されているときは、表示ラ
ンプ911が点灯する。なお、4in1モードが選択さ
れときには、キー906の選択の如何にかかわらず自動
倍率選択モードが設定される。 【0036】各種モードの設定が完了し、複写開始ボタ
ン916を押せば一連の複写動作が開始される。 【0037】次にメモリユニット30について説明す
る。メモリユニットは、A3サイズの原稿で50頁分が
格納可能な容量を有する。図4はその中の1頁分の画像
メモリ31を表わしている。画像メモリ31は1枚のA
3サイズの複写紙に対応して二次元アドレスを有するよ
うに構成されている。副走査方向にXアドレスを有し、
主走査方向にYアドレスを有している。Xは1から4X
0、Yは1から2Y0まで設定されている。同様な画像
メモリが他に49頁分設けられている。 【0038】図5は4in1モードが設定された場合の
原稿と複写紙上の複写画像との関係を示す図である。
(a)は原稿の向きおよびサイズを示し、(b)は複写
紙上の具体的な配置を示し、(c)は原稿の載置方向が
横と縦のときの複写紙と画像メモリ上のアドレスとの関
係を示す図である。 【0039】図5を参照して、このデジタル複写機によ
れば、(a)に示すように原稿の縦横やサイズが混在し
て途中に仕切り用紙100によって原稿セットが区切ら
れた場合、複写紙上には(b)に示すように出力され
る。なお図中(a)、(b)は複写紙としてA4サイズ
を選択した場合を例示しており、pは原稿の頁順、nは
複写紙の頁順を表わし、nが画像メモリの頁と1対1に
対応する。たとえば、n=1は画像メモリ31に、n=
2は画像メモリ32に対応する。nは画像原稿の複写紙
上の配置位置を示す。ここでは原稿の縦横に関し、原稿
の長辺を主走査方向に平行にセットした場合を横置きと
定義し、その逆を縦置きと定義する。なお、図中(a)
および(b)においては原稿と複写紙の対応関係をわか
りやすくするため、(b)の複写紙サイズを(a)に対
して4倍大きく描いている。 【0040】図6は上記の制御を実行するためのCPU
21の処理手順を示すフローチャートである。図6を参
照して、複写開始ボタン916を押せば、#60では初
期設定処理を行ない、メモリユニット30の画像メモリ
をクリアし、変数n,mをともに0にセットする。変数
n,mの意味は図5と同じである。 【0041】#61で原稿台のトレー501の原稿の有
無をSE4で検出し、#62で原稿を搬送し、SE5で
原稿サイズ等を検出する。#63で搬送されたのは仕切
り用紙かどうかを判断する。なお仕切り用紙100に
は、SE5による検出位置に対応する場所に孔が図8に
示すように設けられている。センサSE5が短周期でこ
の孔を検出してオン・オフを繰返すことにより仕切り用
紙であるか否かを判断する。仕切り用紙100でない場
合には、#64で複写紙サイズ選択器904で設定され
ている複写紙サイズを検出し、倍率を決定する。この場
合4in1モードであるため、複写倍率MはM=(用紙
サイズ)/{2×(原稿サイズ)}である。 【0042】#65では、m=4かどうか、#66では
原稿の向きが変わったかどうかを判別する。どちらかに
該当するときには、たとえ画像メモリ上に未展開領域が
残っていても、#67で画像メモリの頁を変えて(m=
n+1)、mを1に戻す。#65,#66いずれもNO
のときには、#68でmを1つ進め、#69で仕切り用
紙100でないと判断されたときには、#70で原稿画
像をラインセンサ17で読取り、画像メモリへ書込む。
そして#61へ戻り原稿の読取りが完了したかどうかを
判別し、完了するまで上記処理を繰返し、原稿1頁ごと
に原稿画像を画像メモリに展開する。トレー501の原
稿がなくなれば(#61でYES)、#71で画像メモ
リに展開された原稿画像を複写紙上に1頁ずつ作像して
出力し、処理が終了する。 【0043】次に#70の画像メモリへの書込処理につ
いて説明する。図7はこの処理を説明するための図であ
る。(a)は原稿が横置きのときを示し、(b)は原稿
が縦置きのときを示す。図7(a)を参照して、この場
合は複写紙はA4横置きに選択されているので、CPU
21は読取った原稿画像を倍率Mの値に応じた縮小と、
mの値に応じた平行移動とを行なった上で画像メモリ3
1に書込む。(b)では、複写紙はA4縦置きであるた
め、CPU21では読取った原稿画像を倍率Mの値に応
じた縮小と、+90°の回転移動と、mの値に応じた平
行移動とを行なった上で画像メモリ31に書込む。つま
り、#70では原稿の向きを判断し、向きに応じて表1
のような線形変換を行ない、変数nに対応した画像メモ
リに原稿画像を展開する。 【0044】 【表1】【0045】以上のようにして図5で示したように原稿
画像が複写紙上に出力される。なお、4in1時の原稿
画像の配列を図9のように変更することも可能である。
また、適宜切換えるようにしても構わない。さらに、上
記実施例においてはN=4の場合について説明したが、
N=2,9,16…にすることも単にメモリ領域のアド
レス設定を変えることによって可能である。こうするこ
とによって所望の出力形態で複数の原稿画像の出力が可
能になる。 【0046】(2)第2実施例 次にこの発明の第2の実施例について説明する。第2実
施例においてもデジタル複写機の構成は第1実施例と同
様であるのでその説明は省略し、以下に異なる点につい
てのみ説明する。第2実施例においては、走査パネル9
0に図3の点線で示すように原稿混載オートモードの2
in1コピーの設定キー920が設けられる。このキー
が押されると以下に示す原稿混載オートモードの2in
1コピーが実行される。 【0047】図10は原稿混載オートモードの2in1
コピーにおける原稿と複写用紙との関係を示す図であ
る。このモードにおいては相互に異なるサイズおよび向
きを有する原稿が自動的に1種類の用紙に複写される。
以下具体的に説明する。 【0048】図10に示すように1頁目はA4横、2頁
目はB4縦、3,4頁目はA4横、5頁目がA3縦の異
なる方向、サイズの原稿をA3縦の用紙に複写する場合
を考える。この場合、連続する2枚の原稿の方向とサイ
ズをもとに複写モードを決定する。この実施例では2i
n1コピーの原稿混載オートモードであるので、用紙サ
イズが縦方向で決定されている場合は (a) 横方向かつ用紙サイズの半分と同じサイズの原
稿が連続していれば2in1コピーする。 【0049】(b) 横方向かつ用紙サイズの半分と同
じサイズの原稿が連続していないとき (b−1) 横方向の原稿の場合は用紙の半分の大きさ
に自動的に倍率を計算して出力する。 【0050】(b−2) 縦方向の原稿の場合は用紙の
大きさに自動的に倍率を計算して出力する。 【0051】すなわち、図10において、原稿1に対し
ては(b−1)原稿2に対しては(b−2)、原稿3,
4に対しては(a)、原稿5に対しては(b−2)の処
理を自動的に選択して行なう。 【0052】上記のような処理を施すことによって、異
なるサイズ、方向の原稿であっても、原稿サイズ、方向
が変わるたびに複写モードを変更する必要がない。ま
た、連続した用紙サイズの半分と同じサイズの原稿があ
れば2in1コピーを行なうため、複写用紙の節約にも
なる。さらに、複写用紙の両面に対して上記処理を適応
することもできる。 【0053】また、(b−1)の変形例として同じサイ
ズでなくても、横方向の原稿が連続しているときには用
紙の半分の大きさに変倍して2in1コピーを行なって
もよい。 【0054】図11(A)は図10に示した原稿につい
てCPU21が作成する原稿管理テーブルの内容を示す
図である。この原稿管理テーブルにより図10に示した
ような原稿画像の変倍等の処理を行なう。本実施例にお
ける用紙サイズはA3縦サイズであるとする。この場合
まず最初に1頁目と2頁目とでは原稿の向きが異なるの
で組の頁はない。また原稿方向が横であるので、用紙の
半分のサイズに対する倍率を計算すると1.000にな
るのでこれを付加情報として登録する。次に2頁目と3
頁目ではこれも原稿の向きが異なるので、組の頁はな
い。また原稿方向が縦であるので、用紙全体のサイズに
対する倍率を計算すると1.154となる。 【0055】次に3頁目と4頁目とでは、両方とも原稿
サイズが横で、原稿サイズが用紙の半分のサイズと等し
いため、2in1モードが登録できる。このため3頁目
の組の頁として4と、4頁目の組の頁として3および倍
率として両方とも1.000をそれぞれ付加情報として
記録する。以下読取ったすべての頁に対して前述と同様
に付加情報を登録していく。なお、図11(B)に上記
の3頁目と4頁目で行なわれる2in1モードでの画像
メモリと原稿画像との関係を示す。 【0056】次に上記のような動作を行なうためのCP
U21の処理について説明する。図12は第2の実施例
におけるCPU21の処理手順を示すフローチャートで
ある。図12を参照して、まずメモリユニット30を用
いるメモリモードか否かを判断する。原稿混載オートモ
ードの2in1コピーでは、自動的にメモリモードが設
定される。 【0057】メモリモードである場合には(#211で
YES)、#212でメモリ動作モードを判断する。メ
モリ書込動作が設定されている場合は(#212でYE
S)、メモリ書込動作を行ない(#214)、メモリ読
出動作が設定されている場合は(#212でNO)、メ
モリ読出動作を行なう。(#217)。メモリモード以
外の場合は(#211でNO)、直結モード動作を行な
う(#213)。なお以下の説明において、メモリユニ
ット30には書込動作(#214)によって画像情報は
既に格納されているものとする。 【0058】図13は図12の#217で示した、原稿
混載オートモードにおけるメモリ読出動作のサブルーチ
ンを示すフローチャートである。ここでは、図10に示
すような処理形態になるようCPU21は画像データ処
理ユニット20、メモリユニット30に対して伸張要求
コマンド(Q)およびプリント要求コマンド(Q)の設
定を行なう。#401では読出ステートの値に応じて#
403(“0”のとき)、#411(“1”のとき)、
#431(“2”のとき)のように分岐する。 【0059】(a) 読出ステート=“0”のとき まず図11で示した原稿管理テーブルの付加情報の作成
を行なう(#403)。次に読出頁を示す変数nを初期
化し(#405)、読出ステートを更新する(#40
7)。 【0060】(b) 読出ステート=“1”のとき 頁nの付加情報を変数xに代入し(#411)、これが
頁番号nと異なるとき(#413)、すなわち、1つの
用紙に2頁を印字する場合は伸張要求バッファにパラメ
ータとして頁番号を示す(n+1)を登録する(#41
5)。さらにもう1つ伸張要求バッファにパラメータと
して頁番号を示すnを登録する(#417)。#419
では次の読出に備えてn←n+2とする。 【0061】付加情報と頁番号が同じとき(#413で
NO)は、1つの用紙に1頁だけのデータを印字するの
で、伸張要求バッファにnを登録し、n←n+1とする
(#421,#422)。さらにプリント要求バッファ
にプリントコマンドを登録する(#425)。この際に
付加情報に登録されている倍率をパラメータとして登録
しておく。読出ステートを更新する(#427)。伸張
要求コマンドのパラメータにより変倍処理部25は伸張
すべき頁番号を知ることができる。 【0062】(c) 読出ステート=“2”のとき 複写紙搬送系80から給紙があったことを示す給紙レポ
ート(A)を受信したときは(#431でYES)、#
433で全頁読出を完了したかを判断する。まだ終了し
ていない場合は(#433でYES)、読出ステート
“1”に戻し(#439)、前述の処理を繰返し行な
う。終了している場合は(#433でNO)、読出ステ
ートをリセットし(#435)、書込動作モードに設定
する(#437)。 【0063】図14は図13の#403で示した付加情
報作成のサブルーチンを示すフローチャートである。図
14を参照して付加情報作成サブルーチンについて説明
する。まず2in1モードを考慮して2in1コピーを
行なう際の倍率計算に必要な用紙サイズを計算する(#
501)。付加情報作成のための頁番号を初期化する
(#503)。p番目の原稿方向が縦か横かを判断する
(#505)。ここで原稿方向が縦のときは(#505
でYES)、本実施例では用紙サイズを縦と想定してい
るため、このときは2in1コピーをすることなくコピ
ーするため、組の頁として同一頁を登録する(#50
7)。さらに実際の用紙サイズより倍率を計算する(#
509)。1頁のデータを登録したので頁番号を1だけ
更新する(#511)。 【0064】原稿方向が横のときは(#505でN
O)、頁番号が全頁数(N)より小さく(#521でY
ES)かつ次の頁番号(p+1)が横(#523でYE
S)であれば#525以降で2in1コピーのための付
加情報を登録する。上記2条件のいずれか一方でも成立
しなければ(#521および#523でNO)、縦方向
のときと同一の処理を行なう。 【0065】原稿方向が2枚連続して横方向のときは
(#521,#523でYES)、2in1コピーのた
めの付加情報を作成する。すなわち、頁番号pとp+1
に関して組の頁を登録し(#525,#527)、同様
に倍率を用紙サイズから計算する(#529,#53
1)。2頁のデータを登録したので頁番号を更新する
(#533)。読取った全原稿に対して上記の処理を繰
返す(#513)。 【0066】上記実施例では複写紙サイズがA4縦の場
合を説明したが、複写紙サイズが異なったり、横方向の
場合も同様に可能である。 【0067】 【0068】【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、 原稿の
セット方向が変化したことが検出されたとき、1頁分の
画像メモリに展開された原稿の画像の数が所定数に達し
ていない場合であっても、原稿の画像を展開すべき画像
メモリの頁を次の頁に切換える。このため、読取った画
像を所定数ごとに1枚の複写紙上に編集して出力する場
合であっても、原稿のセット方向を変化させることによ
り、ユーザの所望の出力形態で、例えば、章や節といっ
た区切りで複写紙を分けて出力することができる。 【0069】 【0070】その結果、読みやすいまた理解しやすい複
写物を提供することがでる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明に係るデジタル複写機の断面図であ
る。 【図2】この発明に係るデジタル複写機の制御部の要部
を示すブロック図である。 【図3】操作パネルの正面図である。 【図4】画像メモリを説明するための図である。 【図5】4in1コピーの内容を示す図である。 【図6】CPUの処理手順を示すフローチャートであ
る。 【図7】原稿画像と画像メモリとの対応関係を示す図で
ある。 【図8】仕切り用紙とSE5の位置関係を示す図であ
る。 【図9】4in1コピー時の原稿画像の配列の変形例を
示す図である。 【図10】第2の実施例における原稿と複写用紙の関係
を示す図である。 【図11】原稿管理テーブルの内容および第2実施例に
おける画像メモリと原稿画像との関係を示す図である。 【図12】複写開始のサブルーチンを示すフローチャー
トである。 【図13】読出動作サブルーチンの内容を示すフローチ
ャートである。 【図14】付加情報作成サブルーチンの内容を示すフロ
ーチャートである。 【符号の説明】 10 読取系 20 画像データ処理ユニット 21 CPU 25 変倍処理部 30 メモリユニット 31 画像メモリ 40 印字処理ユニット 100 仕切り用紙 910 4in1モード選択キー SE5 センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 淳史 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 森川 武 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−290065(JP,A) 特開 平5−294502(JP,A) 特開 平1−290077(JP,A) 特開 平5−136979(JP,A) 特開 平6−167848(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/21 H04N 1/38 - 1/393 G03G 15/36

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数の原稿の画像を読取り、読み取った
    画像を所定数ごとに1枚の複写紙上に編集して出力可能
    なデジタル複写機であって、 前記原稿の縦横のセット方向を検出する検出手段と、 前記複写紙に対応する頁単位の記憶領域を複数頁分有す
    る画像メモリと、 前記読み取った画像を前記画像メモリの1頁に対して前
    記所定数ずつ展開するように制御する制御手段とを有
    し、 前記制御手段は、前記検出手段により前記原稿のセット
    方向が変化したことが検出されたとき、前記1頁分の画
    像メモリに展開された原稿の画像の数が前記所定数に達
    していない場合であっても、原稿の画像を展開すべき画
    像メモリの頁を次の頁に切換えることを特徴とするデジ
    タル複写機。
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