JP3534730B2 - ラジアルタービンの動翼 - Google Patents

ラジアルタービンの動翼

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の過給機
(排気ターボチャージャ)、小型ガスタービン、膨張タ
ービン等に用いられ、作動ガスを渦巻状のスクロールか
らタービンロータの動翼へと半径方向に流入させて該動
翼に作用させた後軸方向に流出させることにより該ター
ビンロータを回転駆動するように構成されたラジアルタ
ービンにおける動翼の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用内燃機関等に用いられる比較的
小型の過給機(排気ターボチャージャ)には、作動ガス
をタービンケーシング内に形成された渦巻状のスクロー
ルから該スクロールの内側に位置するタービンロータの
動翼へと半径方向に流入させて該動翼に作用させた後軸
方向に流出させることにより該タービンロータを回転駆
動するように構成されたラジアルタービンが多く採用さ
れている。図7はかかるラジアルタービンを用いた過給
機の1例を示し、図において1はタービンケーシング、
4は該タービンケーシング1内に形成された渦巻状のス
クロール、5は前記タービンケーシング1の内周に形成
されたガス出口通路、6はコンプレッサケーシング、9
は前記タービンケーシング1及びコンプレッサケーシン
グ6を連結する軸受ハウジングである。
【0003】10はタービンロータで外周に複数のター
ビン動翼3が円周方向等間隔に固着されてなる。7はコ
ンプレッサ、8は該コンプレッサ7の空気出口に設けら
れたディフューザ、12は該タービンロータ10とコン
プレッサ7とを連結するロータシャフトである。11は
前記軸受ハウジング9に取り付けられて前記ロータシャ
フト12を支持する1対の軸受である。20は前記ター
ビンロータ10、コンプレッサ7及びロータシャフト1
2の回転中心である。
【0004】かかるラジアルタービンを備えた過給機に
おいて、内燃機関(図示省略)からの排気ガスは前記ス
クロール4に入り、該スクロール4の渦巻きに沿って周
回しながら複数のタービン動翼3の外周側の入口端面か
ら該タービン動翼3に流入し、タービンロータ10中心
側に向かい半径方向に流れて該タービンロータ10に膨
張仕事をなした後、軸方向に流出してガス出口通路5か
ら機外に送出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかるラジアルタービ
ンにおいては、前記スクロール4の渦巻きに沿って周回
しながらタービン動翼3に流入したガスのガス流入速度
は、タービン動翼3の高さ方向(Z方向)に異なる速度
分布を持つ。即ち、図5及び図6に示すように、前記ガ
ス流入速度Cは、前記タービン動翼3の入口端面31
(図4参照)近傍に形成され前記入口端面31高さの1
0%〜20%の幅を有する3次元境界層によって、前記
ガス速度Cの周方向成分である周方向速度Cθは前記入
口端面31の中央部が大きく両端の角部つまりシュラウ
ド側36及びハブ側34が小さくなる。また半径方向成
分である半径方向速度Cは図5及び図6(B)に示す
ように、前記入口端面31の中央部が小さく両端の角部
つまりシュラウド側36及びハブ側34が大きくなるよ
うな高さ方向分布となっている。
【0006】一方、前記タービン動翼3の形状は、入口
端面31の外径が、図4(B)に示すようにシュラウド
側36、中央部、ハブ側34の全高に亘って同一である
ため、動翼周速度U=Uとなる。このため、該動翼
3の高さ方向にガス流入相対角度βが異なり、図4
(E)に示す中央部のガス流入相対角度βを最適にな
るように調整すると、図4(D)に示す壁側つまり前記
ハブ側34及びシュラウド側36のガス流入相対角度β
が、前記スクロール4からの流動歪みにより中央部の
ガス流入相対角度βよりも大きくなる。尚、W、W
はガス流入相対速度、C、Cはガス流入絶対速度
である。
【0007】このため、かかる従来技術にあっては、前
記ハブ側34及びシュラウド側36においてガスが前記
動翼3の背側(負圧面側)に衝突角度(インシデンス角
度)を持って流入することとなって動翼入口の衝突損失
を生じるとともに、前記ハブ側34及びシュラウド側3
6における衝突角度(インシデンス角度)の増加は動翼
3内部における2次流れ損失の増加を助長し、タービン
効率の低下を招く。等の問題点を有している。
【0008】本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、タ
ービン動翼入口におけるガス流入相対角度を該動翼の高
さ方向において一様に構成することにより、前記ガス流
入相対角度のばらつきに起因するガスの衝突損失及び動
翼内部における2次流れ損失を抑制してタービン効率を
上昇し得るラジアルタービンの動翼を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するため、作動ガスをタービンケーシング内に形成さ
れた渦巻状のスクロールから該スクロールの内側に位置
するタービンロータの動翼へと半径方向に流入させて該
動翼に作用させた後軸方向に流出させることにより該タ
ービンロータを回転駆動するように構成されたラジアル
タービンにおいて、前記動翼は、前記作動ガスが流入す
る入口端面の中央部を平面状に形成するとともに、高さ
方向両端部を形成するシュラウド側及びハブ側の角部
に、断面形状が直線状に切落してなる切落し部を形成
し、その切落し部の半径方向切落し長さが前記入口端面
の高さの10%〜20%になるように形成するととも
に、その切落し部の前記半径方向切落し長さのハブ側切
落し量d とシュラウド切落し量d と夫々異ならせ
て、入口端面中央部の直径D に対し、ハブ側の直径D
及びシュラウド側の直径D を前記切落し量d 及び
に対応させて後退させて、D >D >D にする
ことを特徴とするラジアルタービンの動翼を提案する。
【0010】削除
【0011】削除
【0012】かかる発明によれば、前記作動ガスが流入
する入口端面の中央部を平面状に形成するとともに、
ュラウド側及びハブ側において角部に直線状の切落し部
を形成することにより、前記入口端面の両端部半径が中
央部よりも小さくなる。これにより、前記切落し部の切
落し量を変化させることによって、動翼入口におけるガ
スの流動分布に合わせて動翼の入口端面の両端部つまり
前記シュラウド側及びハブ側を内周側に後退させ、動翼
に流入するガスの相対流入角度(β)を動翼の高さ方向
において最適角度になるように調整することが可能とな
る。
【0013】従って、かかる発明によれば、動翼入口に
おけるガスの衝突角度(インシデンス角度)を動翼の高
さ方向において一定にすることができて、従来技術のよ
うな動翼の高さ方向におけるガス相対流入角度の不均一
に伴う動翼入口の衝突損失や動翼内部における2次流れ
損失の増加が回避され、かかる損失によるタービン効率
の低下を防止できる。
【0014】そして、前記のように、動翼の入口端面近
傍に該入口端面高さの10%〜20%の幅を有する3次
元境界層が形成され、該3次元境界層によって動翼入口
における高さ方向のガス相対流入角度の不均一が発生す
るが、請求項2記載のように、前記入口端面における切
落し部の切落し量を少なくとも前記3次元境界層の形成
幅に合わせて、該切落し部の半径方向切落し長さが前記
入口端面の高さの10%〜20%に構成することによ
り、該3次元境界層の影響による動翼入口の中央部と両
端部(シュラウド側及びハブ側)とのガス相対流入角度
の不均一が解消され、前記のように動翼入口におけるガ
スの衝突角度を動翼の高さ方向において一定にすること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
ている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置など
は特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれ
のみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎな
い。
【0016】図1は本発明の比較例に係るタービンロー
タの回転軸心に沿う上半分の断面図、図2は本発明の
施例を示す図1対応図である。図3は前記各実施例にお
ける翼内2次流れの抑制効果を示す作用説明図、図4は
動翼入口における速度三角形を示す作用説明図、図5は
動翼入口における3次元境界層の影響によるガス流速の
変化を示す作用説明図、図6は動翼入口の周方向及び高
さ方向におけるガス流速の変化を示す作用説明図であ
る。図7は本発明が適用されるラジアルタービンを用い
た過給機の回転軸心に沿う断面図である。
【0017】本発明が適用されるラジアルタービンを用
いた過給機の全体構造を示す図7において、1はタービ
ンケーシング、4は該タービンケーシング1内に形成さ
れた渦巻状のスクロール、5は前記タービンケーシング
1の内周に形成されたガス出口通路、6はコンプレッサ
ケーシング、9は前記タービンケーシング1及びコンプ
レッサケーシング6を連結する軸受ハウジングである。
【0018】10はタービンロータで外周に複数のター
ビン動翼3が円周方向等間隔に固着されてなる。7はコ
ンプレッサ、8は該コンプレッサ7の空気出口に設けら
れたディフューザ、12は該タービンロータ10とコン
プレッサ7とを連結するロータシャフトである。11は
前記軸受ハウジング9に取り付けられて前記ロータシャ
フト12を支持する1対の軸受である。20は前記ター
ビンロータ10、コンプレッサ7及びロータシャフト1
2の回転中心である。以上に示すラジアルタービン付き
過給機の基本構成は従来技術と同様である。本発明にお
いては、タービン動翼のガス入口部を改良している。
【0019】即ち、タービン動翼の比較例を示す図1に
おいて、10はタービンロータで外周に複数のタービン
動翼3が円周方向等間隔に固着されてなる。該タービン
動翼3は次のように構成されている。31はガス入口を
構成する入口端面、35はハブ、37はシュラウド、3
2は出口端面である。前記入口端面31は中央部を平面
に形成するとともに高さ方向両端部を構成するシュラウ
ド側36及びハブ側34に、角部を一定量切落してなる
切落し部33を形成している。図3の(A)に前記切落
し部33形成部の斜視形状を示す。該切落し部33は、
断面形状が丸みを有する曲線状に形成されて入口端面3
1とシュラウド36及びハブ35とを滑らかに接続して
いる。
【0020】図2に示す、タービン動翼の本発明の実施
例においては、前記切落し部33を、断面形状が直線状
になるように形成している。その他の構成は図1に示す
第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符
号で示す。この実施例の場合は切落し部33の断面形状
が直線状であるので、後述するようなハブ側34の径D
及びシュラウド側36の径Dの調整が容易となる。
【0021】前記切落し部33の翼高さ方向の切落し量
c及び半径方向の切落し量d及びdは、図5に示す
ように、前記3次元境界層の形成幅が前記入口端面31
の高さBの20%未満であるため、該3次元境界層の形
成幅に合わせて前記入口端面31の高さBの10%〜2
0%に構成される。Dは前記入口端面31の中央部直
径、Dはハブ側34の切落し部直径、Dはシュラウ
ド側36の切落し部直径である。前記切落し部33の切
落し量は次のようにして設定する。
【0022】図4において、入口端面31高さの中央部
におけるガス相対流入角度βが最適値になるように調
整した該入口端面31中央部の径(直径)Dに対し、
ハブ側34及びシュラウド側36の径を前記中央部に対
して前記切落し量d及びdだけ後退させて夫々D
及びDとする。前記ハブ側34の径D及びシュラウ
ド側36の径Dは、図5に示される動翼入口における
ガス絶対流速Cの周方向成分Cθと動翼入口における周
速度Uとの関係から求める。即ち、前記絶対流速の周方
向成分Cθは、動翼入口径が減少すると自由渦の法則
(Cθ・R=一定)により増速する一方、逆に周速度U
(U=πDN/60 Nはタービンロータの回転数)は
減少するため、前記切落し部33により前記ハブ側34
の径D及びシュラウド側36の径Dつまり前記入口
端面31の両端部の径を中央部の径Dよりも前記切落
し量d及びdだけ後退させ、絶対流速の周方向成分
θを増速するとともに周速度Uを減少することにより
前記両端部におけるガス相対流入角度βを中央部にお
けるガス相対流入角度βまで減少させて最適値とする
ことができる。
【0023】ここで、入口端面31の中央部及び両端部
(ハブ側34及びシュラウド側36)での前記絶対流速
の周方向成分Cθと半径方向成分Cとの比が、図4に
示される速度三角形及び図5から分かっているので、か
かる関係から前記両端部(ハブ側34及びシュラウド側
36)における動翼入口径D及びDは中央部の径D
よりも90%〜99%になるように後退させ、前記両
端部におけるガス相対流入角度βの最適値が得られ
る。
【0024】図3は、かかる実施例のタービン動翼3と
従来のタービン動翼との、該動翼3内における2次流れ
の状態の比較を示す。2次流れは主流に対し、垂直方向
に生じる流れである。図において、Sは従来のもの、
は本発明の実施例のものを示し、(A)は、翼面の
2次流れ、(B)はシュラウド面の2次流れによる動翼
内部流れの影響を示す。図3(A)において明らかなよ
うに、従来のものSにおいては、負圧面F側の翼出
口に向い、シュラウド側(翼頂方向)に上昇する2次流
れが発生していたのが、かかる実施例においては前記切
し部33を形成することにより、2次流れが抑制さ
れ、ハブ側を流れる(S)。また、図3(B)で明ら
かなように、従来のものSにおいては2次流れがシュ
ラウド面側に発生していたのが、かかる実施例において
は前記切落し部33を形成することにより2次流れが抑
制され、圧力面F側を流れる。このようにガスが動翼
3の入口側(シュラウド、ハブ)において負圧面F
への衝突角度(インシデンス角度)が小さくなり、動翼
入口の衝突損失が低減されるとともに、2次流れが抑制
され、2次流れ損失が低減される。
【0025】かかる実施例によれば、タービン動翼3の
入口端面31が、シュラウド側36及びハブ側34に角
部に切落し部33を形成することにより、前記入口端面
31の両端部径D及びDが中央部の径Dよりも小
さくなり、前記切落し部の切落し量を変化させることに
より動翼入口におけるガスの流動分布に合わせて動翼3
の入口端面31の両端部つまり前記シュラウド側36及
びハブ側34を内周側に後退させ、動翼3に流入するガ
スの相対流入角度(β)を該動翼3の高さ方向において
最適角度になるように調整することが可能となる。これ
により、動翼入口におけるガスの衝突角度(インシデン
ス角度)を動翼3の高さ方向において一定にすることが
できる。
【0026】
【発明の効果】以上記載の如く本発明によれば、前記作
動ガスが流入する入口端面の中央部を平面状に形成する
とともに、高さ方向両端部を形成するシュラウド側及び
ハブ側の角部に、断面形状が直線状に切落してなる切落
し部を形成することにより、動翼入口におけるガスの流
動分布に合わせて動翼の入口端面の両端部を内周側に後
退させ、動翼に流入するガスの相対流入角度(β)を動
翼の高さ方向において最適角度になるように調整するこ
とが可能となる。これにより、動翼入口におけるガスの
衝突角度(インシデンス角度)を動翼の高さ方向におい
て一定にすることができて、動翼の高さ方向におけるガ
スの相対流入角度の不均一に伴う動翼入口の衝突損失や
動翼内部における2次流れ損失の増加が回避され、かか
る損失によるタービン効率の低下を防止することができ
る。
【0027】また、動翼の入口端面における切落し部の
切落し量を少なくとも3次元境界層の形成幅に合わせ
て、該切落し部の半径方向切落し長さが前記入口端面の
高さの10%〜20%に構成することにより、該3次元
境界層の影響による動翼入口の中央部と両端部(シュラ
ウド側及びハブ側)とのガス相対流入角度の不均一が解
消され、前記のように動翼入口におけるガスの衝突角度
を動翼の高さ方向において一定にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の比較例に係るタービンロータの回転
軸心に沿う上半分の断面図である。
【図2】 本発明の実施例を示す図1対応図である。
【図3】 前記各実施例における翼内2次流れの抑制効
果を示す作用説明図である。
【図4】 動翼入口における速度三角形を示す作用説明
図である。
【図5】 動翼入口における3次元境界層の影響による
ガス流速の変化を示す作用説明図である。
【図6】 動翼入口の周方向及び高さ方向におけるガス
流速の変化を示す作用説明図である。
【図7】 本発明が適用されるラジアルタービンを用い
た過給機の回転軸心に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 タービンケーシング 3 タービン動翼 4 スクロール 5 ガス出口通路 6 コンプレッサケーシング 9 軸受ハウジング 10 タービンロータ 12 ロータシャフト 31 入口端面 33 切落し部 34 ハブ側 35 ハブ 36 シュラウド側 37 シュラウド c 翼高さ方向の切落し量 d、d 半径方向の切落し量 D 中央部の径 D ハブ側の径 D シュラウド側の径 β、β ガス相対流入角度
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−340265(JP,A) 特開 平1−211605(JP,A) 特開 平9−144550(JP,A) 実開 昭61−94201(JP,U) 実開 昭63−45001(JP,U) 米国特許4597926(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01D 5/14 F02C 3/05 F02B 39/00 F04D 29/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動ガスをタービンケーシング内に形成
    された渦巻状のスクロールから該スクロールの内側に位
    置するタービンロータの動翼へと半径方向に流入させて
    該動翼に作用させた後軸方向に流出させることにより該
    タービンロータを回転駆動するように構成されたラジア
    ルタービンにおいて、 前記動翼は、前記作動ガスが流入する入口端面の中央部
    を平面状に形成するとともに、高さ方向両端部を形成す
    るシュラウド側及びハブ側の角部に、断面形状が直線状
    に切落してなる切落し部を形成し、 その切落し部の半径方向切落し長さが前記入口端面の高
    さの10%〜20%になるように形成するとともに、 その切落し部の前記半径方向切落し長さのハブ側切落し
    量d とシュラウド切落し量d と夫々異ならせて、入
    口端面中央部の直径D に対し、ハブ側の直径D 及び
    シュラウド側の直径D を前記切落し量d 及びd
    対応させて後退させて、D >D >D にする ことを
    特徴とするラジアルタービンの動翼。
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