JP3534440B2 - アクティブ除振装置及びその制御方法 - Google Patents

アクティブ除振装置及びその制御方法

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JP3534440B2
JP3534440B2 JP10674394A JP10674394A JP3534440B2 JP 3534440 B2 JP3534440 B2 JP 3534440B2 JP 10674394 A JP10674394 A JP 10674394A JP 10674394 A JP10674394 A JP 10674394A JP 3534440 B2 JP3534440 B2 JP 3534440B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気ばね等のばね部材
とアクチュエータとを用いたアクティブ除振装置及びそ
の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体露光装置や電子顕微鏡
等の精密機器を床上に設置する場合には、床からの振動
を遮断して機器を一定位置に保つために、空気ばね等の
ばね部材を用いた除振装置により精密機器を支持するこ
とが行われている。そして、さらに大きな除振効果を得
るために、空気ばねで支持された機器の位置および振動
をセンサで検知し、それらをフィードバックして空気ば
ね給排系のサーボバルブを駆動して、空気ばねの内圧を
制御することにより、機器の位置決めと制振とを行うア
クティブ除振装置が提案されている(例えば、特開平1
−210634号公報参照)。
【0003】ところで、XYステージの移動等で同じよ
うな動作が繰り返され、その駆動タイミングが予知でき
る場合には、フィードバック制御とは別にあるいはこれ
と併用して、フィードフォワード制御を行うことが一般
的に有効である。除振装置への応用としては、ステージ
の移動によって発生する振動波形の逆の振動波形を生ず
るようにサーボバルブを駆動して、振動を打ち消すこと
が考えられ、その一例として、特開平5−11856号
公報に開示されるような方法が提案されている。この方
法は、各サーボバルブを制御したときの、制御出力と除
振台の振動変位との伝達関数を測定して伝達関数行列を
求めておき、その逆行列を求めて、ステージ駆動時の除
振台の揺れの逆の波形を発生するような各サーボバルブ
への制御出力を求めるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記提案の方
法では、システムの伝達関数行列を測定する必要があ
り、6自由度を制御するには最低36個の伝達関数を測
定する必要があり、またその逆行列を求める必要もある
ので、計算がかなり複雑なものとなり、リアルタイムで
制御出力を計算することは困難である。そのため、制御
に先立って、システムの特性を同定しておく必要がある
が、制御対象の特性が変わったときには、正しく振動を
打ち消せなくなるという問題がある。このような制御対
象の特性が変化して振動が打ち消せなくなったときに
は、再度、システムの伝達関数行列を測定し直す必要が
ある。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、除振対象の揺れを効果
的に制振するフィードフォワード制御量を効率良く生成
し、制御対象の特性が変化しても、その変化に追随して
振動を打ち消すことができるフィードフォワード制御を
実現するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、床上に設置されかつ荷を支
持する空気ばね等のばね部材と、荷に力を加え制振する
ためのアクチュエータと、上記床と荷との間の相対高さ
を実測する検出手段とを備え、上記アクチュエータを駆
動して荷の振動を抑制するアクティブ除振装置の制御方
法として、床と荷との間の相対高さ目標値及び相対高さ
実測値に基づいてフィードバック制御量を算出するとと
もに、アクチュエータへの制御出力から荷の変位までの
実機に基づいて設定したノミナルモデルの伝達関数Pn
の逆伝達関数Pn -1、相補感度関数T及びフィードバッ
ク制御のみでの変位出力X0 と制御出力u0 を用いて、
フィードフォワード制御量vを式 v=T・(Pn -1・X0 −u0 ) … により算出し、上記フィードバック制御量とフィードフ
ォワード制御量vとからアクチュエータへの制御出力を
求める構成とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明におけるフィードフォワード制御量vの計算式である
式の代りに、別の式によりフィードフォワード制御量
vを算出するものである。すなわち、アクチュエータへ
の制御出力から荷の変位までの実機に基づいて設定した
ノミナルモデルの伝達関数Pn の逆伝達関数Pn -1、相
補感度関数T、前制御サイクルの変位出力X-1とフィー
ドバック制御量u-1、前制御サイクルのフィードフォワ
ード制御量v-1、重み係数G及び忘却係数K(K<1)
を用いて、フィードフォワード制御量vを式 v=G・T・(Pn -1・X-1−u-1)+K・v-1 … により算出する。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のアクティブ除振装置の制御方法において、上記ノミ
ナルモデルの伝達関数Pn の逆伝達関数Pn -1、希望す
る目標値追従特性の伝達関数F及び相補感度関数Tを用
い、床と荷との間の相対高さ目標値Xr 及び相対高さ実
測値Xに基づき、上記フィードバック制御量uを式 u=F・Pn -1・Xr −T・(Pn -1・X−u) … で設定することにより、目標値追従特性と外乱抑圧特性
とが独立して指定可能な構成とする。
【0009】請求項4記載の発明は、アクティブ除振装
置として、床上に設置されかつ荷を支持するばね部材
と、荷に力を加え制振するためのアクチュエータと、上
記床と荷との間の相対高さを実測する検出手段と、上記
アクチュエータを駆動して荷の振動を抑制するよう制御
する制御手段とを備える。そして、上記制御手段は、床
と荷との間の相対高さ目標値及び相対高さ実測値に基づ
いてフィードバック制御量を算出するとともに、アクチ
ュエータへの制御出力から荷の変位までの実機に基づい
て設定したノミナルモデルの伝達関数Pn の逆伝達関数
Pn -1、相補感度関数T及びフィードバック制御のみで
の変位出力X0 と制御出力u0 を用いて、フィードフォ
ワード制御量vを式 v=T・(Pn -1・X0 −u0 ) … により算出し、上記フィードバック制御量とフィードフ
ォワード制御量vとからアクチュエータへの制御出力を
求めるように構成する。
【0010】請求項5記載の発明は、アクティブ除振装
置として、請求項4記載の発明と同じく、ばね部材とア
クチュエータと検出手段と制御手段とを備える。そし
て、上記制御手段は、床と荷との間の相対高さ目標値及
び相対高さ実測値に基づいてフィードバック制御量を算
出するとともに、アクチュエータへの制御出力から荷の
変位までの実機に基づいて設定したノミナルモデルの伝
達関数Pn の逆伝達関数Pn -1、相補感度関数T、前制
御サイクルの変位出力X-1とフィードバック制御量
-1、前制御サイクルのフィードフォワード制御量
-1、重み係数G及び忘却係数K(K<1)を用いて、
フィードフォワード制御量vを式 v=G・T・(Pn -1・X-1−u-1)+K・v-1 … により算出し、上記フィードバック制御量とフィードフ
ォワード制御量vとからアクチュエータへの制御出力を
求めるように構成する。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項4又は5記
載の発明における一態様を示す。つまり、上記ばね部材
は空気ばねであり、上記アクチュエータは、該空気ばね
と空気ばねに対する空気の給排系に配設されたサーボバ
ルブとからなる。
【0012】
【作用】上記の構成により、請求項1又は4記載の発明
では、床と荷との間の相対高さ実測値を検出手段で検出
し、この相対高さ実測値及び相対高さ目標値に基づくフ
ィードバック制御量と上記式からのフィードフォワー
ド制御量vとからアクチュエータへの制御出力を求め、
この制御出力でアクチュエータを駆動して荷の振動を抑
制する。ここで、フィードバック制御だけでは、変位出
力の結果から、アクチュエータを駆動して外乱を打ち消
そうとするので、遅れが生じ、それによりいくらかの残
留振動が生ずるが、XYステージ等の荷自体の動作が繰
り返される外乱に対しては、フィードバック制御のみで
の変位出力X0 と制御出力u0 とを用いて外乱を推定し
た式によりフィードフォワード制御量vを算出し、荷
自体の動きに合わせて次の制御サイクルでフィードフォ
ワード制御がフィードバック制御と共に行われるので、
遅れを生じることなく外乱を打ち消すことができる。ま
た、ノミナルモデルと制御対象とが一致していない場合
でも、その違いは外乱と見なすことができ、効果的なフ
ィードフォワード制御量を効率よく生成することができ
る。更に、経年変化等により制御対象が変化した場合に
も、ノミナルモデルに基づいて参照される推定外乱の変
化と見なすことができるので、同じノミナルモデルで再
度式からフィードフォワード制御量を求めればよく、
制御対象の変化にも対応した制御が可能になる。
【0013】請求項2又は5記載の発明では、上記式
の代りに、上記式からフィードフォワード制御量vを
求めるとともに、このフィードフォワード制御量vと相
対高さ実測値及び相対高さ目標値に基づくフィードバッ
ク制御量とからアクチュエータへの制御出力を求め、こ
の制御出力でアクチュエータを駆動して荷の振動を抑制
する。ここで、式からのフィードフォワード制御量v
は、直前の制御サイクルの推定外乱に重み係数Gをか
け、それに前回のフィードフォワード制御量v-1に忘却
係数K(K<1)をかけて加え合わせたものであり、言
わば過去のフィードフォワード制御を加味して次のフィ
ードフォワード制御をすることになる。このフィードフ
ォワード制御の場合には、推定外乱が実際の外乱と一致
していなくても、その結果生じる残留振動に対して推定
外乱を求め、それを用いてフィードフォワード制御量を
修正することになるので、外乱推定機能を利用して学習
しながら残留振動を小さくすることができるという効果
がある。また、ステージの移動等により少しずつ制御対
象の特性が変化してもそれに追従して制御が可能であ
る。
【0014】請求項3記載の発明では、フィードバック
制御量wを上記式で設定することにより、目標値追従
特性と外乱抑圧特性とが独立して指定可能になってい
る。すなわち、式右辺の第1項は目標値追従特性に関
するものであって、相対高さ目標値Xrを目標値追従特
性の伝達関数Fとノミナルモデルの逆伝達関数Pn -1
を介して次元変換を行い制御入力に加えるので、上記伝
達関数Fにより希望する目標値追従特性の伝達関数を任
意に選ぶことができる。また、式右辺の第2項は外乱
抑圧特性に関するものであって、相対高さ実測値(つま
り変位出力)Xを逆伝達関数Pn -1により制御入力の次
元に直して、実際の制御出力uとの誤差すなわち推定外
乱を求め、相補感度関数Tを介してフィードバックす
る。ここで、相補感度関数Tは0から1の値を取り、T
≒1のとき優れた外乱抑圧特性が得られる反面、観測雑
音の出力Xへの影響が大きくなる。また、T≒0のとき
観測雑音の出力Xへの影響は小さくなるが、外乱の出力
Xへの影響が大きくなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0016】図1に本発明の第1実施例に係るアクティ
ブ除振装置Aのハード構成を示す。図1において、Bは
除振装置Aを設置する建物の床、1は該床B上に設置さ
れる空気ばねであって、該空気ばね1は、荷Lを支持す
るばね部材の機能と、荷Lに力を加えるためのアクチュ
エータの機能とを兼ね備えている。上記空気ばね1は、
内部に圧縮空気が充填された空気室2と、該空気室2上
壁の挿通孔2aにダイアフラム3を介して気密状に摺動
可能に嵌挿されたピストン部4とを有し、該ピストン部
4上に、例えば半導体露光装置や電子顕微鏡等の精密機
器からなる荷Lを支持するようになっている。
【0017】上記空気ばね1の空気室2内は空気配管5
を介してサーボバルブ6に接続され、該サーボバルブ6
は供給配管7を介して圧縮空気源Sに連通されており、
サーボバルブ6を駆動して空気ばね1の空気室2内を圧
縮空気源Sに連通させ又は大気に開放することにより、
空気ばね1の内圧を制御する。
【0018】また、9は上記床Bと荷Lとの間の相対高
さを実測する変位検出手段としての変位センサであっ
て、該変位センサ9の出力信号(相対高さ実測値の信
号)は、増幅器10で増幅された後、上記サーボバルブ
6を制御するための制御装置11に入力される。該制御
装置11では変位センサ9からの出力信号をA/D変換
し、内部のマイクロコンピュータで制御則に基づきサー
ボバルブ6の開度を計算してその操作信号を出力し、サ
ーボバルブ6を駆動することにより、空気ばね1の内圧
を制御して荷Lの振動を抑制するようになっている。
【0019】そして、上記制御装置11は、サーボバル
ブ6への制御出力を計算する制御系において、図2に示
すように、フィードバック制御量uを算出するフィード
バック制御部21と、フィードフォワード制御量vを算
出するフィードフォワード制御部22とを備える。
【0020】上記フィードバック制御部21は、目標値
追従特性と外乱抑圧特性とを独立して指定可能な2自由
度制御系を構成している。つまり、目標値追従部23は
床Bと荷Lとの間の相対高さ目標値Xrに、外乱抑圧部
24は床Bと荷Lとの間の相対高さ実測値Xにそれぞれ
基づいて制御量を求める。Pは制御対象の伝達関数、P
-1はサーボバルブへの制御出力から荷の変位までの実
機に基づいて設定したノミナルモデルの伝達関数Pnの
逆伝達関数、Tはロバスト安定性の指標となる相補感度
関数、Fは目標値追従特性を表現する伝達関数で、安定
化フィルターにより設定される。
【0021】そして、上記ノミナルモデルの逆伝達関数
Pn-1、相補感度関数T及び目標値追従特性Fを用い、
床Bと荷Lとの間の相対高さ目標値Xr及び相対高さ実
測値Xに基づき、サーボバルブ6への制御出力wは、下
記の式 w=u−v =F・Pn-1・Xr−T・(Pn-1・X−u)−v … により算出される。
【0022】上記式右辺の第1項は、目標値追従部2
3での計算式であって、相対高さ目標値Xrを安定化フ
ィルターFとノミナルモデルの逆伝達関数Pn-1を介し
て次元変換を行い制御入力に加えることを意味する。安
定化フィルターFにより希望する目標値追従特性の伝達
関数を任意に選ぶことができる。また、式右辺の第2
項は、外乱抑圧部24での計算式であって、変位センサ
9の出力としての相対高さ実測値Xをノミナルモデルの
逆伝達関数Pn-1により制御量uの次元に直して、実際
の制御量uとの誤差すなわち推定外乱を求め、相補感度
関数Tを介してフィードバックすることを意味する。
【0023】ここで、安定化フィルタF及び相補感度関
数Tは、下記の式 F=1/(1+Tf・s)3 T=1/(1+Tt・s)3 により表される。但し、Tf,Ttは時定数、sはラプ
ラス変換である。
【0024】また、上記ノミナルモデルの伝達関数Pn
は、下記の式 Pn=Kv/(1+Tv・s)・A/(M・s2 +C・
s+K) により表される。但し、Kvはサーボバルブ6のゲイ
ン、Tvはサーボバルブ6の時定数、Aは空気ばね1の
有効受圧面積、Mは荷Lの質量、Cは空気ばね1の減衰
係数、Kは空気ばね1のばね定数である。上記Kv,T
v,A,M,C,Kはサーボバルブ6と除振装置Aの実
機とにより同定する。
【0025】 一方、上記フィードフォワード制御部2
2は、ノミナルモデルの逆伝達関数Pn-1、相補感度関
数T及びフィードバック制御のみでの変位出力X0 と制
御出力u0 を用いて、フィードフォワード制御量vを下
記の式 v=T・(Pn -1・X0 −u0 ) … により算出し、荷L自体の動きに同期させてサーボバル
ブ6を駆動すべく制御量を出力するようになっている。
つまり、フィードフォワード制御部22は、フィードバ
ック制御部21からのフィードバック信号(式の制御
量vの信号)がスイッチ26を通して入力され、該フィ
ードバック信号を、次のトリガ信号Tr が入力されるま
での時間から無駄時間を引いた時間だけ遅延させてフィ
ードフォワード信号として出力する第1の遅延回路27
と、該遅延回路27からのフィードフォワード信号を記
憶し次のトリガ信号Tr に同期して出力する第2の遅延
回路28とを備え、2回目の制御サイクル以降荷L自体
の動きに同期させてフィードファワード信号vを出力す
る。
【0026】図3は上記トリガ信号Tr 、スイッチ(S
W)26のON−OFF、1回目のフィードバック信号
(T・(Pn -1・X0 −u0 ))、第1及び第2遅延回
路27,28の出力信号vd ,v1 及びフィードフォワ
ード信号vの相互関係を示すタイムチャート図である。
図3において、トリガ信号Tr は、XYステージ等の荷
Lが同じ動作をn回繰り返す場合その各動作の所定時間
前に入力される。スイッチ26は1回目のトリガ信号T
r が入力した時点から次のトリガ信号Tr が入力するま
での間tはONになり、それ以降はOFFになる。上記
スイッチ26のON−OFF切換えの結果、フィードバ
ック信号は、1回目の制御サイクル中だけトリガ信号T
r の入力時点から無駄時間t1 遅れて入力される。第1
遅延回路27の信号vd は2回目のトリガ信号Tr の入
力時点に同期して出力され、第2遅延回路の信号V1 は
3回目以降のトリガ信号Tr の入力時点毎に同期して出
力される。そして、フィードフォワード信号vは、2回
目以降のトリガ信号Tr の入力時点毎に同期して出力さ
れる。
【0027】したがって、上記第1実施例においては、
床Bと荷Lとの間の相対高さ実測値Xを変位センサ9で
検出し、この相対高さ実測値X及び相対高さ目標値Xr
に基づくフィードバック制御量uと上記式からのフィ
ードフォワード制御量vとからサーボバルブ6への制御
出力wを求め、この制御出力wでサーボバルブ6を駆動
して空気ばね1の内圧を調整し、荷Lの振動を抑制す
る。ここで、フィードバック制御だけでは、変位出力の
結果から外乱dを推定し、サーボバルブ6を駆動して空
気ばね1の内圧を調整することで外乱dを打ち消そうと
するので、無駄時間が生じ、それによりいくらかの残留
振動が生ずるが、XYステージ等の荷L自体の動作が繰
り返される外乱dに対しては、フィードバック制御のみ
での変位出力X0 と制御出力u0 とを用いて外乱dを推
定した式によりフィードフォワード制御量vを算出
し、荷L自体の動きに合わせて次のトリガ信号Tr の入
力に同期して無駄時間が解消されたフィードフォワード
制御がフィードバック制御と共に行われるので、無駄時
間を生じることなく外乱dを打ち消すことができる。
【0028】その上、上記フィードバック制御量uは、
式から分るように、目標値追従特性と外乱抑圧特性と
が独立して指定可能になっている。すなわち、式右辺
の第1項は目標値追従特性に関するものであって、相対
高さ目標値Xrを目標値追従特性の伝達関数Fとノミナ
ルモデルの逆伝達関数Pn -1とを介して次元変換を行い
制御出力に加えるので、上記伝達関数Fにより希望する
目標値追従特性の伝達関数を任意に選ぶことができる。
また、式右辺の第2項は外乱抑圧特性に関するもので
あって、相対高さ実測値(つまり変位センサ9の出力)
Xを逆伝達関数Pn -1により制御出力の次元に直して、
実際の制御出力uとの差すなわち推定外乱を求め、相補
感度関数Tを介してフィードバックする。
【0029】ここで、上記相補感度関数Tは0から1の
値を取り、T≒1のとき優れた外乱抑圧特性が得られる
反面、観測雑音の出力Xへの影響が大きくなる。また、
T≒0のとき観測雑音の出力Xへの影響は小さくなる
が、外乱の出力Xへの影響が大きくなる。除振装置Aに
おける外乱は、床Bの振動変位による外乱と除振装置A
上の荷Lに直接作用する外力による外乱とがあるが、床
Bの振動変位による外乱も、除振装置A上の荷Lに直接
作用する外力による外乱も、除振装置Aの固有振動数付
近の低周波域で大きくなり、観測雑音は高周波域で大き
くなる。このことから、相補感度関数Tは、低周波域で
T≒1となり、高周波域でT≒0となるような低域通過
フィルターとすることが望ましい。また、相対高さ目標
値Xrを一定値とすると、T≒1の低周波においては、
相対変位をゼロつまり荷Lの相対高さが一定かつ床Bか
ら除振装置A上への振動伝達率を1にしようとする制御
が行われる一方、T≒0の高周波においては、変位セン
サ9の測定ノイズの影響を受けることなく空気ばね1本
来のパッシブの除振性能が生かされるので、高周波での
除振性能を損なうことなく、空気ばね1の固有振動数の
共振を抑えることができる。
【0030】また、ノミナルモデルと制御対象とが一致
していない場合でも、その違いは外乱と見なすことがで
き、効果的なフィードフォワード制御量vを効率よく生
成することができる。更に、経年変化等により制御対象
が変化した場合にも、ノミナルモデルに基づいて参照さ
れる推定外乱の変化と見なすことができるので、同じノ
ミナルモデルで再度式からフィードフォワード制御量
vを求めればよく、制御対象の変化にも対応した制御が
可能になる。
【0031】図4(a)は本発明の第1実施例において
フィードバック制御とフィードフォワード制御とを併用
したときに、荷Lの上でXYステージを移動させたとき
の荷Lの変位波形を示し、図4(b)は従来例としてフ
ィードバック制御のみのときの荷Lの変位波形を示す。
この図から分るように、フィードバック制御のみでは抑
えられなかった変位がフィードフォワード制御を併用す
ることにより有効に抑制できる。尚、上記XYステージ
は、左行き移動を10回、右行き移動を10回交互にか
つ断続的に繰り返す。
【0032】図5は本発明の第2実施例に係わるアクテ
ィブ除振装置の制御系の構成を示す。尚、アクティブ除
振装置のハード構成は、図1に示す第1実施例の場合と
同じであり、以下の説明では、図1中の符号を適宜用い
る。
【0033】第2実施例の除振装置Aは、第1実施例の
それと同じく、フィードバック制御量uを算出するフィ
ードバック制御部21と、フィードフォワード制御量v
を算出するフィードフォワード制御部32とを備える。
また、上記フィードバック制御部21は、第1実施例の
それと同じく、目標値追従特性と外乱抑圧特性とを独立
して指定可能な2自由度制御系を構成しており、同一部
位には同一符号を付してその説明は省略する。
【0034】 一方、上記フィードフォワード制御部3
2は、サーボバルブ6への制御出力から荷Lの変位まで
の実機に基づいて設定したノミナルモデルの伝達関数P
n の逆伝達関数Pn -1、相補感度関数T、前制御サイク
ルの変位出力X-1とフィードバック制御量u-1、前制御
サイクルのフィードフォワード制御量v-1、重み係数G
及び忘却係数K(K<1)を用いて、フィードフォワー
ド制御量vを式 v=G・T・(Pn -1・X-1−u-1)+K・v-1
により算出し、荷L自体の動きに同期させてサーボバル
ブ6を駆動すべく制御量を出力するようになっている。
上記式では、前制御サイクルの変位出力X-1とフィー
ドバック制御量u-1とから求めた推定外乱に重み係数G
を掛け、それに前制御サイクルのフィードフォワード制
御量v-1に忘却係数Kを掛けたものを加えてフィードフ
ォワード制御量vを設定する。尚、37は入力信号(前
制御サイクルの変位出力X-1とフィードバック制御量u
-1とから求めた推定外乱に重み係数Gを掛けた値の信
号)を次のトリガ信号Tr までの1制御サイクルから無
駄時間を引いた時間だけ遅延させる第1の遅延回路、3
8は入力信号(前制御サイクルのフィードフォワード制
御量v-1に忘却係数Kを掛けた値の信号)を次のトリガ
信号Tr まで遅延させる第2の遅延回路である。
【0035】 したがって、上記第2実施例において
は、上記式からフィードフォワード制御量vを求める
とともに、このフィードフォワード制御量vと相対高さ
実測値X及び相対高さ目標値Xr に基づくフィードバッ
ク制御量uとからサーボバルブ6への制御出力wを求
め、この制御出力wでサーボバルブ6を駆動して空気ば
ね1の内圧を調整し、荷Lの振動を抑制する。ここで、
式からのフィードフォワード制御量vは、直前の制御
サイクルの推定外乱に重み係数Gをかけ、それに前回の
フィードフォワード制御量v-1に忘却係数Kをかけて加
え合わせたものであり、言わば過去のフィードフォワー
ド制御を加味して次のフィードフォワード制御をするこ
とになる。このため、荷L自体の動きによる外乱を打ち
消すことができるとともに、制御対象の特性が変化して
もそれに追従して制御を行うことができる。つまり、推
定外乱が実際の外乱dと一致していなくても、その結果
生じる残留振動に対して推定外乱を求め、それを用いて
フィードフォワード制御量を修正することになるので、
外乱推定機能を利用して学習しながら残留振動を防止す
ることができる。
【0036】図6はフィードフォワード制御を開始して
から荷Lの変位が小さくなって行く過程を示している。
学習機能によりステージが動くごとに推定外乱が収束
し、荷Lの変位が小さくなることが分る。
【0037】尚、本発明は上記第1及び第2実施例に限
定されるものではなく、その他種々の変形例を包含する
ものである。例えば、上記各実施例では、床Bと荷Lと
の間の相対高さ実測値Xを変位センサ9で検出し、該相
対高さ実測値Xと相対高さ目標値Xr とに基づいてフィ
ードバック制御量uを算出してフィードバック制御をす
るようにしたが、荷Lの制振効果をさらに大きくするた
めに、荷Lに振動センサを取付け、加速度又は速度の信
号をフィードバックして制御信号に加えたり、空気ばね
1の内圧を圧力センサで検知し、その信号をフィードバ
ックして制御信号に加えたりしても良い。
【0038】また、上記各実施例では、推定外乱をフィ
ードバックする制御に、フィードフォワード制御を加え
ているが、PID制御等その他のフィードバック制御に
フィードフォワード制御を加えても良い。
【0039】上記各実施例では、1個の空気ばね1を用
いて荷Lを支持する場合について述べたが、通常は3個
以上の空気ばねを用いて荷を支持する。この場合、制御
装置11は、空気ばねの個数に対応して3系統以上必要
となる。
【0040】上記各実施例では、荷Lの上下方向の振動
のみを抑制する制御について適用したが、本発明は、2
つの空気ばねを対向させたり、1つの空気ばねと戻しば
ねを対向させることにより、水平方向の振動を抑制する
制御にも適用することができる。
【0041】さらに、本発明は、空気ばね1を用いたア
クティブ除振装置Aだけではなく、防振ゴムや金属ばね
等その他のばね部材を用いた除振装置にも適用できる。
その際、荷に力を加えるアクチュエータとしては、空気
ばねに限らず、ボイスコイルモータ、圧電アクチュエー
タ又は油圧アクチュエーター等を使用する場合にも同様
に適用することができるのは勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上の如く、本発明におけるアクティブ
除振装置及びその制御方法によれば、繰り返される予知
可能な外乱に対して、ノミナルモデルを用いて求めた推
定外乱を基に効率よくフィードフォワード制御量を算出
し、外乱に合わせてフィードバック制御量に加えて制御
出力を作成することによって、効果的な制振効果を得る
ことができる。
【0043】特に、請求項2又は5記載の発明によれ
ば、自己学習機能を持たせることができるので、制御対
象の変化に対してもロバストな制振性能を発揮すること
ができる。
【0044】また、請求項3記載の発明では、フィード
バック制御量を算出する際に目標値追従特性と外乱抑圧
特性とが独立して指定可能になっているので、荷の位置
決めの速応性と大きな制振効果との双方を同時に満たす
ことができるという効果をも併せ有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わるアクティブ除振装
置のハード構成を示す概略構成図である。
【図2】同除振装置の制御系のブロック線図である。
【図3】フィードフォワード制御部の各信号間の相関関
係を説明するためのタイムチャート図である。
【図4】本発明例と従来例との効果を比較するために荷
の上でXYステージを移動させたときの荷の変位波形を
示す波形図である。
【図5】第2実施例を示す図2相当図である。
【図6】第2実施例でフィードフォワード制御を開始し
てから荷の変位が小さくなって行く過程の波形図であ
る。
【符号の説明】
A アクティブ除振装置 B 床 L 荷 1 空気ばね(ばね部材) 6 サーボバルブ(アクチュエータ) 9 変位センサ(変位検出手段) 11 制御装置(制御手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−129140(JP,A) 特開 平5−263868(JP,A) 則次 俊郎, 高岩 昌弘,外乱オブ ザーバを用いた空気圧サーボ系のロバス ト制御,計測自動制御学会論文集,日 本,1993年 1月22日,第29巻第1号, 第86頁〜第93頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 15/02 G05D 19/02 G12B 9/08 G05B 11/32

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床上に設置されかつ荷を支持するばね部
    材と、荷に力を加え制振するためのアクチュエータと、
    上記床と荷との間の相対高さを実測する検出手段とを備
    え、上記アクチュエータを駆動して荷の振動を抑制する
    アクティブ除振装置において、 床と荷との間の相対高さ目標値及び相対高さ実測値に基
    づいてフィードバック制御量を算出するとともに、 アクチュエータへの制御出力から荷の変位までの実機に
    基づいて設定したノミナルモデルの伝達関数Pn の逆伝
    達関数Pn -1、相補感度関数T及びフィードバック制御
    のみでの変位出力X0 と制御出力u0 を用いて、フィー
    ドフォワード制御量vを式 v=T・(Pn -1・X0 −u0 ) により算出し、 上記フィードバック制御量とフィードフォワード制御量
    vとからアクチュエータへの制御出力を求めることを特
    徴とするアクティブ除振装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 床上に設置されかつ荷を支持するばね部
    材と、荷に力を加え制振するためのアクチュエータと、
    上記床と荷との間の相対高さを実測する検出手段とを備
    え、上記アクチュエータを駆動して荷の振動を抑制する
    アクティブ除振装置において、 床と荷との間の相対高さ目標値及び相対高さ実測値に基
    づいてフィードバック制御量を算出するとともに、 アクチュエータへの制御出力から荷の変位までの実機に
    基づいて設定したノミナルモデルの伝達関数Pn の逆伝
    達関数Pn -1、相補感度関数T、前制御サイクルの変位
    出力X-1とフィードバック制御量u-1、前制御サイクル
    のフィードフォワード制御量v-1、重み係数G及び忘却
    係数K(K<1)を用いて、フィードフォワード制御量
    vを式 v=G・T・(Pn -1・X-1−u-1)+K・v-1 により算出し、 上記フィードバック制御量とフィードフォワード制御量
    vとからアクチュエータへの制御出力を求めることを特
    徴とするアクティブ除振装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 上記ノミナルモデルの伝達関数Pn の逆
    伝達関数Pn -1、希望する目標値追従特性の伝達関数F
    及び相補感度関数Tを用い、床と荷との間の相対高さ目
    標値Xr 及び相対高さ実測値Xに基づき、上記フィード
    バック制御量uを式 u=F・Pn -1・Xr −T・(Pn -1・X−u) で設定することにより、目標値追従特性と外乱抑圧特性
    とが独立して指定可能とした請求項1又は2記載のアク
    ティブ除振装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 床上に設置されかつ荷を支持するばね部
    材と、荷に力を加え制振するためのアクチュエータと、
    上記床と荷との間の相対高さを実測する検出手段と、上
    記アクチュエータを駆動して荷の振動を抑制するよう制
    御する制御手段とを備えたアクティブ除振装置であっ
    て、 上記制御手段は、床と荷との間の相対高さ目標値及び相
    対高さ実測値に基づいてフィードバック制御量を算出す
    るとともに、アクチュエータへの制御出力から荷の変位
    までの実機に基づいて設定したノミナルモデルの伝達関
    数Pn の逆伝達関数Pn -1、相補感度関数T及びフィー
    ドバック制御のみでの変位出力X0 と制御出力u0 を用
    いて、フィードフォワード制御量vを式 v=T・(Pn -1・X0 −u0 ) により算出し、上記フィードバック制御量とフィードフ
    ォワード制御量vとからアクチュエータへの制御出力を
    求めるように構成されていることを特徴とするアクティ
    ブ除振装置。
  5. 【請求項5】 床上に設置されかつ荷を支持するばね部
    材と、荷に力を加え制振するためのアクチュエータと、
    上記床と荷との間の相対高さを実測する検出手段と、上
    記アクチュエータを駆動して荷の振動を抑制するよう制
    御する制御手段とを備えたアクティブ除振装置であっ
    て、 上記制御手段は、床と荷との間の相対高さ目標値及び相
    対高さ実測値に基づいてフィードバック制御量を算出す
    るとともに、アクチュエータへの制御出力から荷の変位
    までの実機に基づいて設定したノミナルモデルの伝達関
    数Pn の逆伝達関数Pn -1、相補感度関数T、前制御サ
    イクルの変位出力X-1とフィードバック制御量u-1、前
    制御サイクルのフィードフォワード制御量v-1、重み係
    数G及び忘却係数K(K<1)を用いて、フィードフォ
    ワード制御量vを式 v=G・T・(Pn -1・X-1−u-1)+K・v-1 により算出し、上記フィードバック制御量とフィードフ
    ォワード制御量vとからアクチュエータへの制御出力を
    求めるように構成されていることを特徴とするアクティ
    ブ除振装置。
  6. 【請求項6】 上記ばね部材は空気ばねであり、上記ア
    クチュエータは、該空気ばねと空気ばねに対する空気の
    給排系に配設されたサーボバルブとからなる請求項4又
    は5記載のアクティブ除振装置。
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則次 俊郎, 高岩 昌弘,外乱オブザーバを用いた空気圧サーボ系のロバスト制御,計測自動制御学会論文集,日本,1993年 1月22日,第29巻第1号,第86頁〜第93頁

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