JP3534394B2 - 相補型電界効果トランジスタ構造およびその製造方法 - Google Patents

相補型電界効果トランジスタ構造およびその製造方法

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  • Thin Film Transistor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般に、集積回
路関し、特に、モット(Mott)材料酸化物チャネル
を有する相補型電界効果トランジスタ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコンをベースとする金属−酸化膜−
半導体の電界効果トランジスタ(MOSFET)は、特
に、ドーピングおよび二重の空乏効果のために、スケー
リング(例えば、サイズの減少)の限界に達している。
言い換えれば、半導体デバイスはサイズが減少するにつ
れて、空乏領域が互いに近接して配置される。これは、
しばしば、近接した空乏領域の合流すなわち短絡を生じ
る。
【0003】シリコンのMOSFET技術は、2000
年以降には、0.1ミクロンのチャネル長デバイスにス
ケーリングすることが期待されている。しかし、0.1
ミクロン未満では、短チャネル効果,ドーパント数の変
動,バリスティック輸送,薄いゲート酸化物を経るトン
ネリングを含む、シリコンMOSFET技術を制限する
基本的な物理的効果が存在する。これらの効果は、シリ
コンMOSFET技術における最短チャネル長を、推定
30nmに制限する。
【0004】スケーリング問題に対する解決の1つは、
モット転移として既知の金属−絶縁体転移を経ることの
できるチャネル酸化物で形成された電界効果トランジス
タ(FET)である(例えば、MottFETまたはM
TFET)。
【0005】MottFETは、酸化物材料で作られた
ソリッドステート・スイッチング・デバイスであり、
“Mott Transition Field Ef
fect Transistor” Applied
Physics LetterVol73,Numbe
r6,pages 780−782,August1
0,1998により詳細に検討されている。この文献の
内容は、明細書の内容として引用される。MottFE
Tデバイスは、ソース電極とドレイン電極とを接続する
チャネル,ゲート酸化物,およびゲート電極を有してい
る。
【0006】例えば、図13に、MottFETデバイ
スを示す。このデバイスは、ゲート電極を形成する導電
基板1301(例えば、Nb−STOの(100)面切
断の結晶),基板1301上にエピタキシャル成長した
ゲート酸化物層1300(例えば、チタン酸ストロンチ
ウム(STO)),モット導電体−絶縁体転移チャネル
1302(例えば、Y1-xPrxBa2Cu37-δ (Y
PBCO,LCO)のようなエピタキシャル成長した銅
酸塩(cuprate)材料),ソース電極およびドレ
イン電極1303,および分離トレンチ1304を有し
ている。図13に示された構造によれば、電界がゲート
1300に印加されると、チャネル1302は、絶縁体
から導電体に(または、逆に)変化して、ソースおよび
ドレイン1303間の接続を形成、または切断する。
【0007】MottFETデバイスは、チャネルが、
モット絶縁体、すなわち、特性可制御の導電体−絶縁体
転移を有する材料であり、これが半導体の代りに用いら
れるという点で、通常のシリコン−金属−酸化膜−電界
効果トランジスタとは全く異なっている。MottFE
Tデバイスは、不揮発性記憶の役割における強誘電体材
料との集積化のため、および多層デバイス構造の作製の
ために、ナノメータ寸法にスケールできるかなりの可能
性を与える。MottFETデバイスは、シリコンMO
SFETスケーリングの現在示されている限界をはるか
に越える、ナノスコピック(nanaoscopic)
のスケーリングを与え得る。
【0008】しかし、上述のMottFETは、多数の
制限を有している。特に、図13に示されている構造
は、チャネル層1302が、以降の処理工程にさらされ
るので、これがチャネル層1302を損傷し、または不
所望に変化させることがある。また、従来のMottF
ETデバイスは、チャネル層が保護されないという欠点
に苦しんでいる。さらに、従来のMottFETは、相
補型セルの形成を許さない共通ゲート電極を有してい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、モ
ット材料酸化物のチャネルを有する相補型電界効果トラ
ンジスタ構造、およびその製造方法を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、相補型電界
効果トランジスタの構造およびその製造方法を提供す
る。製造方法は、第1のタイプのモット・チャネル層を
形成する工程、および第1のタイプのモット・チャネル
層に近接した第2のタイプのモット・チャネル層を形成
する工程を含む。この場合に、第1のタイプのモット・
チャネル層は、第2のタイプのモット・チャネル層に相
補的である。
【0011】また、製造方法は、第1のタイプのモット
・チャネル層に近接した第1のソース領域,第1のドレ
イン領域,および第1のゲート導電体領域を形成する工
程と、第2のタイプのモット・チャネル層に近接した第
2のソース領域,第2のドレイン領域,および第2のゲ
ート導電体領域を形成する工程とを含む。第1のソース
領域,第1のドレイン領域,第1のゲート導電体領域,
および第1のタイプのモット・チャネル層は、第1のタ
イプの電界効果トランジスタであり、第2のソース領
域,第2のドレイン領域,第2のゲート導電体領域,お
よび第2のモット・チャネル層は、第1のタイプの電界
効果トランジスタに電気的に接続される第2のタイプの
電界効果トランジスタである。
【0012】第1のソース領域および第1のドレイン領
域を形成する工程は、第1のタイプのモット・チャネル
層に近接した第1の導電層を形成する工程、および第1
のゲート導電体に対向する第1の導電層内に第1の絶縁
体領域を形成する工程を含む。第1のソース領域および
第1のドレイン領域は、第1の絶縁体領域の反対側の第
1の導電層内の領域である。
【0013】同様に、第2のソース領域および第2のド
レイン領域を形成する工程は、第2のタイプのモット・
チャネル層に近接した第2の導電層を形成する工程、お
よび第2のゲート導電体に対向する第2の導電層内に第
2の絶縁体領域を形成する工程を含む。第2のソース領
域および第2のドレイン領域は、第2の絶縁体領域の反
対側の第2の導電層内の領域である。
【0014】また、第1のゲート導電体領域を形成する
工程、および第2のゲート導電体領域を形成する工程
は、第1のタイプのモット・チャネル層および第2のタ
イプのモット・チャネル層から絶縁され、それらの間に
配置されるゲート導電体層を形成する工程(第1の導電
層および第2の導電層の各々は、第1のタイプのモット
・チャネル層および第2のタイプのモット・チャネル
の、ゲート導電体層とは反対側にある)、およびゲート
導電体層内に複数の絶縁体を形成する工程を含む。第1
のゲート導電体領域は、2つの絶縁体領域間のゲート導
電体層の領域であり、第1のソース領域および第1のド
レイン領域に対向し、およびそれらの間に配置される。
同様に、第2のゲート導電体領域は、2つの絶縁体領域
間のゲート導電体層の領域であり、第2のソース領域お
よび第2のドレイン領域に対向し、およびそれらの間に
配置される。
【0015】また、製造方法は、第1の導電層として第
1の導電性酸化物層を形成する工程、第1の導電性酸化
物層上に第1のタイプのモット・チャネル層を形成する
工程、第1のタイプのモット・チャネル層上に第1のゲ
ート絶縁体層を形成する工程、第1のゲート絶縁体層上
にゲート導電体層として第2の導電性酸化物層を形成す
る工程、第2の導電性酸化物層上に第2のゲート絶縁体
層を形成する工程、第2のゲート絶縁体層上に第2のタ
イプのモット・チャネル層を形成する工程、および第2
のタイプのモット・チャネル層上に第2の導電層として
第3の導電性酸化物層を形成する工程を含む。
【0016】第1のタイプのモット・チャネル層および
第2のタイプのモット・チャネル層は、電界の存在下で
導電率を変える。相補型電界効果トランジスタを形成す
るために、第1のタイプの電界効果トランジスタと第2
のタイプの電界効果トランジスタとを接続することがで
きる。
【0017】相補型電界効果トランジスタ構造を製造す
る他の方法は、第1のサイドおよび第2のサイドを有す
る積層構造を形成する工程(第1のサイドは、第1のタ
イプのモット・チャネル層を有し、第2のサイドは、第
2のタイプのモット・チャネル層を有する)、第1のサ
イドの第1の導電層内に第1のソース領域と第1のドレ
イン領域とを形成する工程、第2のサイドの第2の導電
層内に第2のソース領域および第2のドレイン領域を形
成する工程、および第1のタイプのモット・チャネル層
と2のタイプのモット・チャネル層との間に配置され、
それらから絶縁されたゲート導電体層内に第1のゲート
導電体領域および第2のゲート導電体領域を形成する工
程を含む。第1のソース領域,第1のドレイン領域,第
1のゲート導電体領域,および第1のタイプのモット・
チャネル層は、第1のタイプの電界効果トランジスタを
構成し、第2のソース領域,第2のドレイン領域,第2
のゲート導電体領域,および第2のタイプのモット・チ
ャネル層は、第2のタイプの電界効果トランジスタを構
成する。
【0018】この発明の他の実施の形態は、基板の第1
の部分を覆う第1のタイプのモット・チャネル層を形成
する工程、および基板の第2の部分を覆う第2のタイプ
のモット・チャネル層を形成する工程を含む相補型電界
効果トランジスタ構造を製造する方法である。第1のタ
イプのモット・チャネル層は、第2のタイプのモット・
チャネル層に相補的である。
【0019】さらに、この発明は、相補型電界効果トラ
ンジスタの製造方法を含んでいる。この製造方法は、基
板上に剥離層を形成する工程、基板の第1の部分を露出
させ、および基板の第2の部分を残すために剥離層の第
1の部分を除去する工程、基板の第1の部分を覆う第1
のタイプのモット・チャネル層の第1の部分と剥離層の
第2の部分とを覆う第1のタイプのモット・チャネル層
の第2の部分を形成する工程、第1のタイプのモット・
チャネル層の第1の部分を覆う第1の絶縁体層の第1の
部分と第1のタイプのモット・チャネル層の第2部分を
覆う第1の絶縁体層の第2の部分とを形成する工程、第
1のタイプのモット・チャネル層の第2部分および第1
の絶縁体層の第2の部分を剥離し、基板の第2の部分を
露出するために剥離層の第2の部分を除去する工程、第
1の絶縁体層の第1の部分を覆う第2のタイプのモット
・チャネル層の第1の部分と、基板の第2の部分を覆う
第2のタイプのモット・チャネル層の第2部分を形成す
る工程、第2のタイプのモット・チャネル層の第1の部
分を覆う第2の絶縁体層の第1の部分と、第2のタイプ
のモット・チャネル層の第2の部分を覆う第2の絶縁体
層の第2の部分とを形成する工程、および第2の絶縁体
の第1の部分と第2のタイプのモット・チャネル層の第
1の部分とを除去する工程を含む。
【0020】剥離層の第2の部分を除去する前に、第1
の絶縁体の第1の部分および第1のタイプのモット・チ
ャネル層の第1の部分と、第1の絶縁体の第2の部分,
第1のモット・チャネル層の第2の部分,および剥離層
の第2の部分との間にバイアを形成する。第2の絶縁体
の第1の部分および第2のタイプのモット・チャネル層
の第1の部分を除去する工程は、ドライ・リソグラフィ
・パターン・エッチング,ウエット・リソグラフィ・パ
ターン・エッチング,および化学機械研磨のうちの1つ
の方法を含む。
【0021】この発明による相補型電界効果トランジス
タ構造は、第1のタイプのモット・チャネル層および第
1のタイプのモット・チャネル層に近接した第2のタイ
プのモット・チャネル層を含む。第1のタイプのモット
・チャネル層は、第2のタイプのモット・チャネル層に
相補的である。
【0022】また、このトランジスタ構造は、第1のタ
イプのモット・チャネル層に近接した第1のソース領
域,第1のドレイン領域,および第1のゲート導電体領
域と、第2のタイプのモット・チャネル層に近接した第
2のソース領域,第2のドレイン領域,および第2のゲ
ート導電体領域とを有する。第1のソース領域,第1の
ドレイン領域,第1のゲート導電体領域,および第1の
モット・チャネル層は、第1のタイプの電界効果トラン
ジスタを構成する。第2のソース領域,第2のドレイン
領域,第2のゲート導電体領域,および第2のタイプの
モット・チャネル層は、第1のタイプの電界効果トラン
ジスタに電気的に接続される第2のタイプの電界効果ト
ランジスタを構成する。
【0023】第1のソース領域および第1のドレイン領
域は、第1のタイプのモット・チャネル層に近接した第
1の導電層、および第1のゲート導電体領域に対向する
第1の導電層内の第1の絶縁体領域を含む。第1のソー
ス領域および第1のドレイン領域は、第1の絶縁体領域
の反対側の第1の導電層内の領域である。
【0024】同様に、第2のソース領域および第2のド
レイン領域は、第2のタイプのモット・チャネル層に近
接した第2の導電層、および第2のゲート導電体領域に
対向する第2の導電層内の第2の絶縁体領域を含む。第
2のソース領域およびドレイン領域は、第2の絶縁体領
域の反対側の第2の導電層内の領域である。
【0025】また、第1のゲート導電体領域および第2
のゲート導電体領域は、第1のタイプのモット・チャネ
ル層および第2のタイプのモット・チャネル層から絶縁
され、それらの間に配置されたゲート導電体層(第1の
導電層および第2の導電層の各々は、ゲート導電層か
ら、第1のタイプのモット・チャネル層および第2のタ
イプのモット・チャネル層の反対側にある)、およびゲ
ート導電体層内の複数の絶縁体領域を備えることができ
る。第1のゲート導電体領域は、2つの絶縁体領域間の
ゲート導電体層の領域であり、第1のソース領域および
第1のドレイン領域に対向し、およびそれらの間に配置
される。第2のゲート導電体領域は、2つの絶縁体領域
間のゲート導電体層の領域であり、第2のソース領域お
よび第2のドレイン領域に対向し、およびそれらの間に
配置される。
【0026】第1の導電層,第2の導電層,およびゲー
ト導電体層は、導電性酸化物層であり、第1のタイプの
モット・チャネル層は、第1の導電層上に配置される。
また、トランジスタ構造は、第1のタイプのモット・チ
ャネル層上に配置された第1のゲート絶縁体層(ゲート
導電体層は、第1のゲート絶縁体層上に配置されてい
る)、およびゲート導電体層上に配置された第2のゲー
ト絶縁体層(第2のタイプのモット・チャネル層は、第
2のゲート絶縁体層上に配置され、第2の導電層は、第
2のタイプのモット・チャネル層上に配置されている)
を備える。
【0027】第1のタイプのモット・チャネル層および
第2のタイプのモット・チャネル層は、電界の存在下で
導電率を変化する。相補型電界効果トランジスタを形成
するために、第1のタイプの電界効果トランジスタおよ
び第2のタイプの電界効果トランジスタは接続すること
ができる。
【0028】この発明の他の実施の形態は、相補型電界
効果トランジスタ構造であり、このトランジスタ構造
は、第1のサイドおよび第2のサイドを有する積層構造
と(第1のサイドは、第1のタイプのモット・チャネル
層を有し、第2のサイドは、第2のタイプのモット・チ
ャネル層を有する)、第1のソース領域および第1のド
レイン領域を有する第1のサイドの第1の導電層と、第
2のソース領域および第2のドレイン領域を有する第2
のサイドの第2の導電層と、第1のタイプのモット・チ
ャネル層および第2のタイプのモット・チャネル層間に
配置され、それらから絶縁されたゲート導電体層(ゲー
ト導電体層は、第1のゲート導電体領域および第2のゲ
ート導電体領域を有する)とを備えている。第1のソー
ス領域,第1のドレイン領域,第1のゲート導電体領
域,および第1のタイプのモット・チャネル層は、第1
のタイプの電界効果トランジスタを形成し、第2のソー
ス領域,第2のドレイン領域,第2のゲート導電体領
域,および第2のタイプのモット・チャネル層は、第2
のタイプの電界効果トランジスタを形成する。
【0029】この発明のさらに他の実施の形態は、第1
および第2の部分を有する基板,基板の第1の部分を覆
って配置された第1のタイプのモット・チャネル層,お
よび基板の第2の部分を覆って配置された第2のタイプ
のモット・チャネル層を含む相補型電界効果トランジス
タ構造である。第1のタイプのモット・チャネル層は、
第2のタイプのモット・チャネル層に相補的である。
【0030】この発明は、ドープされた拡散領域を含ま
ず、従って、通常の半導体デバイスよりも非常に小さく
作製することができる相補型金属−酸化膜−電界効果ト
ランジスタ・デバイスを製造するために、図1〜図9に
示される積層構造を用いることにより、従来の半導体構
造に関する問題を克服している。
【0031】
【発明の実施の形態】この発明は、エピタキシャル成長
のための理想状態を保持しながら、モット・FETデバ
イスを作製する前述の問題を克服し、最新式のリソグラ
フィ技術の使用を可能にする。
【0032】モット転移チャネル層のエピタキシャル成
長のための理想状態を保持することは、重要である。と
いうのは、原子の制御が、現在の酸化物−チャネル・デ
バイスを作製するために必要とされるためである。特
に、チャネル層は、最高度の特性、および最低密度の欠
陥を要求する1つの素子である。チャネル層の良好なエ
ピタキシャル成長に望ましい状態は、良好な格子整合を
有する平坦な単結晶基板を含んでいる。ゲート絶縁体
は、低度の格子完全性を要求し、チャネル層の後に付着
できる。それ故に、この発明は、チャネルの領域決定
と、埋込みソース領域およびドレイン領域への必要なコ
ンタクトとを与えるために、特別なプロセスを用いる埋
込みモット転移チャネル層を形成する。
【0033】特に、図1を参照すると、Pt等のよう
な、薄い非反応性金属材料を付着し(蒸着,スパッタリ
ング,または他の周知の付着プロセスのいずれかによ
り)、パターニングして(例えば、リソグラフィック・
マスキングおよびエッチングのような、通常のパターニ
ング法を用いて)、完全に平担な単結晶ペロブスカイト
酸化物基板101(例えば、チタン酸ストロンチウム
(STO),アルミン酸ランタン,または、アルミン酸
ストロンチウムランタン)上にアライメント・マーク1
02を形成する。
【0034】技術分野(パルスレーザ付着(PLD)の
ような)における当業者に周知の通常の方法(例えば、
エピタキシャル法)を用いて、基板を覆って、以下の材
料が連続的に形成される。すなわち、剥離層103(例
えば、10〜50nm厚さのYBa2Cu37 “YBC
O”等),導電性酸化物104(例えば、ルテニウム酸
ストロンチウム),n型モット転移チャネル層107
(例えば、Nd2CuO4),ゲート絶縁体105(例え
ば、チタン酸ストロンチウム(STO),チタン酸バリ
ウムストロンチウム(BSTO)等のような高誘電率の
酸化物),他の導電性酸化物層104,他の高誘電体層
105,p型モット転移チャネル層106(例えば、L
2CuO4(LCO)),および最後のさらに他の導電
性酸化物層104である。
【0035】次に、図2に示すように、例えば、当業者
に周知の通常のマスキング法,およびエッチング法を用
いて、ソース電極およびドレイン電極のためのバイア2
01が開口される。また、ゲートのためのバイア201
0、およびギャップ202(p型チャネルのモット転移
層106のチャネル領域203を定める)が同様に形成
される。好適な実施の形態においては、バイア201,
202,2010は、少なくとも3ステップ手順を用い
て、すなわち図2に示される異なるレベルに到達するた
めに、異なるエッチング・ストップを用いて形成され
る。次に、図2のバイア201,2010,202は、
スパッタリング,蒸着,化学気相成長法等のような通常
の方法を用いて、テトラエチルオルトシリケート(TE
OS)等のような低誘電率の材料で充填される。
【0036】図3においては、新しいバイアが、前の低
誘電体材料201,2010内に開口され(前述の処理
を用いて)、上述したような通常の付着方法を用いて、
導電体(例えば、金属,合金,半導体等)で充填され、
n型デバイスのゲート電極のための導電路301,30
10,p型デバイスのドレインのためのメタライゼーシ
ョン302,およびp型デバイスのソースのためのメタ
ライゼーション303を定める。
【0037】次に、図4に示される構造が、以下のプロ
セスを用いて形成される。バインダ/充填剤401(例
えば、ベンゾシクロブテン、または、ワックス((Ap
iezone W)))が、また、物理的付着のよう
な、通常のプロセスを用いて設けられ、そして、“上
部”基板402が、構造に接合され、バインダ/充填剤
401によって、保持される。適切なウエット・エッチ
ング(例えば、HClまたはHF溶液)により、“剥離
層”103を除去することによって、最初の基板101
は剥離される。この発明のこの部分が、理想的なところ
である。というのは、ルテニウム酸ストロンチウム10
4は、HClおよびHFに対し極めて耐性であり、それ
故に、残りの構造が、剥離層103の除去の際に影響さ
れないためである。
【0038】次に、ギャップ403を開口し、絶縁体で
充填して(上述のような通常のマスキング法,エッチン
グ法,および付着法を用いて)、nチャネル・モット転
移層107のnチャネル領域404を定める。次に、バ
イア405を開口し、絶縁体で充填して(上述よう
に)、p型デバイスのゲート幅を定める。同様に、バイ
ア406を開口し、絶縁体で充填して、p型デバイスを
定める。
【0039】上述の付着方法およびパターニング方法の
ような通常の方法を用いて、n型デバイスのゲート30
1およびソース408への金属コンタクト407が形成
される。p型デバイスのドレイン411およびゲート4
12へのコンタクトが同様に形成される。図4に示され
るデバイスは、例えば、インバータである。従って、こ
の例においては、図4に示されるように、n型デバイス
のドレイン、およびp型デバイスのソースは、1つのコ
ンタクト409へ接続され、および2つのゲート30
1,412は、互いに接続される(二次元の図面には示
されない)。
【0040】動作中、各ゲート301,412への電圧
の供給は、チャネル層106,107の導電率に変化を
与え、ソース領域とドレイン領域408,409;30
2,303との間に、電気的接続を形成することを許容
する(または阻止する)。上述したように、図4に示さ
れた例は、インバータである。従って、図4に示された
相補型電界効果トランジスタ(例えば、接続されたソー
スおよびドレインと、接続されたゲートとを有する)
は、与えられた信号の極性を変える(例えば、反転す
る)であろう。従って、図4に示された構造は、通常の
相補型金属−酸化膜−半導体電界効果トランジスタ(C
MOSFET)のインバータのような、通常のインバー
タとして機能する。
【0041】インバーターが図4に示されるが、この開
示から当業者にはわかるように、この発明は、インバー
タに限定されず、あらゆる電界効果トランジスタ、また
はあらゆる相補型n型およびp型デバイスのような、あ
らゆる類似の集積回路デバイスに同様に適用できる。
【0042】しかし、この発明は、酸化物層だけが形成
され(例えば、エピタキシャル法により)、拡散領域が
避けられるという点で、通常の相補型半導体デバイスと
は異なる。従って、ドープされた拡散領域のような、半
導体デバイスのサイズの減少を制限する構造が、この発
明で回避される。従って、この発明を、同様の半導体構
造よりも、非常に小さい寸法にスケーリングすることが
できる。
【0043】図5〜図9は、互いに隣接した相補型(例
えば、p型およびn型)チャネル領域を形成する、この
発明の第2の実施の形態を示す。特に、第2の実施の形
態は、基板(例えば、チタン酸ストロンチウム基板)上
に、相補的なLa2CuO4(p型)材料およびNd2
uO4(n型)材料を並んで成長させることを含む。こ
の発明では、当業者に既知の簡単なリソグラフィ法を用
いて、n型およびp型デバイスの両方が、インバータの
ような低電力の相補型回路用に、容易に作製される。
【0044】また、図5〜図9は、相補型材料を平坦な
構造で形成する方法を示す。リソグラフィ,バイア,お
よびメタライゼーションを用いて、ソース電極,ドレイ
ン電極,およびゲート電極を付加することは、当業者に
周知であり、これらの電極は、図を明瞭にするために、
図から除かれている。
【0045】図5に示すように、上述したアライメント
・マーク102と同様に、アライメント・マーク502
および電極504が、基板501上に形成される。さら
に、剥離層503(例えば、YBCO)が、上述したと
同様に形成される。次に、剥離層503の一部およびバ
イア505が、リソグラフィ的にマスクされる。例え
ば、HClまたはHFを用いて、露出された剥離層50
3をエッチングして、図6に示されるパターニングされ
た剥離層601を形成する。
【0046】p型モット転移チャネル層602(例え
ば、La2CuO4)、およびゲート酸化物層603(例
えば、チタン酸ストロンチウム)が、エピタキシャル成
長のような周知の方法を用いて、基板501を覆って形
成される。また、図6に示されるように、バイアホール
604が、リソグラフィ法により、基板501まで形成
され、層602,603を保護し、パターニングされた
剥離層601上の層のリフトオフを容易にする。
【0047】図7は、パターニングされた剥離層601
が除去された後に(例えば、HClまたはHF溶液を用
いて)残ったp型チャネル層602およびゲート酸化物
層603を示す。従って、図7に示されるように、露出
された基板領域701が、n型材料の成長のために用意
される。
【0048】次に、図8に示されるように、n型モット
転移チャネル層801(例えば、Nd2CuO4)、およ
びゲート層802(例えば、チタン酸ストロンチウム)
が、図7に示された構造を覆って形成される。p型領域
602を覆う余分なn型チャネル層801およびゲート
層802を、リソグラフィ的に定められたマスクによる
ドライあるいはウエット・エッチング、または化学機械
研磨のような周知の方法を用いて除去して、図9に示す
ように、並んだ相補型のn型MottFETチャネル材
料801およびp型MottFETチャネル材料602
を残す。
【0049】図10は、当業者に周知の通常のマスキン
グ・エッチング法および付着法を用いて、ソース・コン
タクトおよびドレイン・コンタクトのために、開口さ
れ、Ptで充填されたバイア1001を示す。また、ゲ
ート電極1002が示される。
【0050】図11は、この発明の第1の実施の形態の
製造方法の流れ図を示す。ブロック1100に示される
ように、第1のサイドおよび第2のサイドを有する積層
構造が形成される。第1のサイドは、第1のタイプのモ
ット・チャネル層107を有し、第2のサイドは、第2
のタイプのモット・チャネル層106を有する。ブロッ
ク1101に示されるように、第1のサイドに、第1の
ソース領域408および第1のドレイン領域409が形
成される。ブロック1102は、第2のサイドに形成さ
れる第2のソース領域302および第2のドレイン領域
303を示す。ブロック1103に示されるように、第
1のゲート領域301が、第1のソース領域408およ
び第1のドレイン領域409に対向して、第2のサイド
に形成される。ブロック1104に示されるように、第
2のゲート領域412が、第2のソース領域302およ
び第2のドレイン領域303に対向して、第1のサイド
に形成される。
【0051】図12は、この発明の第2の実施の形態の
流れ図を示す。ブロック1200に示されるように、剥
離層503が、基板501上に形成される。ブロック1
201に示されるように、剥離層503の第1の部分を
除去して、基板501の第1の部分を露出させ、剥離層
503の第2の部分を残す。ブロック1202において
は、第1のタイプのモット・チャネル層602の第1の
部分が、基板501の第1の部分を覆って形成され、第
1のタイプのモット・チャネル層の第2の部分が、剥離
層503の第2の部分を覆って形成される。ブロック1
203に示されるように、第1の絶縁体層603の第1
の部分が、第1のタイプのモット・チャネル層602の
第1の部分を覆って形成され、第1の絶縁体層603の
第2の部分が、第1のタイプのモット・チャネル層60
2の第2部分を覆って形成される。
【0052】ブロック1204に示されるように、剥離
層の第2の部分601を除去して、モット・チャネル層
602の第2の部分を剥離し、および第1の絶縁体層6
03の第2の部分を除去して、基板501の第2の部分
を露出させる。ブロック1205に示されるように、第
2のタイプのモット・チャネル層801が、第1の絶縁
体層603の第1の部分を覆って形成され、第2のタイ
プのモット・チャネル層の第2の部分が、基板501の
第2の部分を覆って形成される。ブロック1206に示
されるように、第2の絶縁体層802の第1の部分が、
第2のタイプのモット・チャネル層801の第1の部分
を覆って形成され、第2の絶縁体層の第2の部分が、第
2のタイプのモット・チャネル層801の第2の部分を
覆って形成される。ブロック1207に示されるよう
に、第2の絶縁体802の第1の部分、および第2のタ
イプのモット・チャネル層801の第1の部分が、除去
される。ブロック1208に示されるように、バイア
が、リソグラフフィ・マスクにより開口され、ソース電
極,ドレイン電極,およびゲート電極のためのコンタク
トが付着される。
【0053】この開示を与えられる当業者に既知である
ように、前述の構造を、多くの種々の方法により、およ
び多くの種々の材料から形成することができ、この発明
は、この明細書で説明された材料および方法に限定され
ないだけでなく、この開示を与えられる当業者に既知で
ある全ての等価なプロセスおよび材料に同じように適応
することができる。
【0054】上述したように、従来の相補型半導体デバ
イスのサイズの減少は、制限される。というのは、この
ようなデバイスのサイズが減少すると、隣接するド−プ
された拡散領域間に必要な分離を保持することは、非常
に困難であるからである。さらに、従来技術の項で述べ
たモット電界効果トランジスタは、次の処理をする際
に、モット・チャネル層が露出され、損傷することがあ
るという欠点が問題となる。さらに、従来技術の項で述
べたMottFETは、相補型電界効果トランジスタデ
バイスに用いることができない。
【0055】この発明は、図1〜図9に示した積層構造
を用いて、ドープされた拡散領域を含まず、それ故に、
通常の半導体デバイスよりも非常に小さく作製すること
ができる相補型金属−酸化膜−電界効果トランジスタデ
バイスを作製することにより、これらの問題を克服す
る。
【0056】まとめとして、この発明の構成に関して以
下の事項を開示する。 (1) 相補型電界効果トランジスタ構造を製造する方
法において、第1のタイプのモット・チャネル層を形成
する工程と、前記第1のタイプのモット・チャネル層に
近接した第2のタイプのモット・チャネル層を形成する
工程とを含み、前記第1のタイプのモット・チャネル層
は、前記第2のタイプのモット・チャネル層に相補的で
あることを特徴とする製造方法。 (2) 前記第1のタイプのモット・チャネル層に近接
した第1のソース領域,第1のドレイン領域,および第
1のゲート導電体領域を形成する工程と、前記第2のタ
イプのモット・チャネル層に近接した第2のソース領
域,第2のドレイン領域,および第2のゲート導電体領
域を形成する工程とを含み、前記第1のソース領域,前
記第1のドレイン領域,前記第1のゲート導電体領域,
および第1のタイプのモット・チャネル層は、第1のタ
イプの電界効果トランジスタを構成し、前記第2のソー
ス領域,前記第2のドレイン領域,前記第2のゲート導
電体領域,および第2のタイプのモット・チャネル層
は、前記第1のタイプの電界効果トランジスタに電気的
に接続する第2のタイプの電界効果トランジスタを構成
することを特徴とする(1)に記載の製造方法。 (3) 前記第1のソース領域および前記第1のドレイ
ン領域を形成する工程は、前記第1のタイプのモット・
チャネル層に近接した第1の導電層を形成する工程と、
前記第1のゲート導電体領域に対向する前記第1の導電
層内に、第1の絶縁体領域を形成する工程とを含み、前
記第1のソース領域および前記第1のドレイン領域は、
前記第1の絶縁体領域の反対側の前記第1の導電層内の
領域であることを特徴とする(2)に記載の製造方法。 (4) 前記第2のソース領域および前記第2のドレイ
ン領域を形成する工程は、前記第2のタイプのモット・
チャネル層に近接した第2の導電層を形成する工程と、
前記第2のゲート導電体に対向する前記第2の導電層内
に、第2の絶縁体領域を形成する工程とを含み、前記第
2のソース領域および前記第2のドレイン領域は、前記
第2の絶縁体領域の反対側の前記第2の導電層内の領域
であることを特徴とする(3)に記載の製造方法。 (5) 前記第1のゲート導電体領域を形成する工程、
および前記第2のゲート導電体領域を形成する工程は、
前記第1のタイプのモット・チャネル層、および第2の
タイプのモット・チャネル層から絶縁され、それらの間
に配置されるゲート導電体層を形成する工程を含み、前
記第1の導電層および前記第2の導電層の各々は、前記
第1のタイプのモット・チャネル層および前記第2のタ
イプのモット・チャネル層の、前記ゲート導電体層とは
反対側にあり、前記ゲート導電体層内に、複数の絶縁体
領域を形成する工程を含み、前記第1のゲート導電体領
域は、2つの前記絶縁体領域間の前記ゲート導電体層の
領域であり、前記第1のソース領域および前記第1のド
レイン領域に対向し、およびそれらの間に配置され、前
記第2のゲート導電体領域は、2つの前記絶縁体領域間
の前記ゲート導電体層の領域であり、前記第2のソース
領域および前記第2のドレイン領域に対向し、およびそ
れらの間に配置されていることを特徴とする(4)に記
載の製造方法。 (6) 前記第1の導電層として、第1の導電性酸化物
層を形成する工程と、前記第1の導電性酸化物層上に、
前記第1のタイプのモット・チャネル層を形成する工程
と、前記第1のタイプのモット・チャネル層上に第1の
ゲート絶縁体層を形成する工程と、前記第1のゲート絶
縁体層上に、前記ゲート導電体層として第2の導電性酸
化物層を形成する工程と、前記第2の導電性酸化物層上
に、第2のゲート絶縁体層を形成する工程と、前記第2
のゲート絶縁体層上に前記第2のタイプのモット・チャ
ネル層を形成する工程と、前記第2のタイプのモット・
チャネル層上に、前記第2の導電層として第3の導電性
酸化物層を形成する工程とをさらに含むことを特徴とす
る(5)に記載の製造方法。 (7) 前記第1のタイプのモット・チャネル層、およ
び前記第2のタイプのモット・チャネル層は、電界の存
在下で導電率を変えることを特徴とする(1)に記載の
製造方法。 (8) 前記相補型電界効果トランジスタ構造を形成す
るために、前記第1のタイプの電界効果トランジスタと
前記第2のタイプの電界効果トランジスタとを接続する
工程をさらに含むことを特徴とする(2)に記載の製造
方法。 (9) 相補型電界効果トランジスタ構造を製造する方
法において、第1のサイドおよび第2のサイドを有する
積層構造を形成する工程を含み、前記第1のサイドは、
第1のタイプのモット・チャネル層を有し、前記第2の
サイドは、第2のタイプのモット・チャネル層を有し、
前記第1のサイドの第1の導電層内に、第1のソース領
域および第1のドレイン領域を形成する工程と、前記第
2のサイドの第2の導電層内に、第2のソース領域およ
び第2のドレイン領域を形成する工程と、前記第1のタ
イプのモット・チャネル層と前記第2のタイプのモット
・チャネル層との間に配置され、それらから絶縁される
ゲート導電体層内に、第1のゲート導電体領域および第
2のゲート導電体領域を形成する工程とを含み、前記第
1のソース領域,前記第1のドレイン領域,前記第1の
ゲート導電体領域,および前記第1のタイプのモット・
チャネル層は、第1のタイプの電界効果トランジスタを
構成し、前記第2のソース領域,前記第2のドレイン領
域,前記第2のゲート導電体領域,および前記第2のタ
イプのモット・チャネル層は、第2のタイプの電界効果
トランジスタを構成することを特徴とする製造方法。 (10) 前記第1のソース領域および前記第1のドレ
イン領域を形成する工程は、前記第1のタイプのモット
・チャネル層に近接した第1の導電層を形成する工程
と、前記第1のゲート導電体領域に対向する前記第1の
導電層内に、第1の絶縁体領域を形成する工程とを含
み、前記第1のソース領域および前記第1のドレイン領
域は、前記第1の絶縁体領域の反対側の前記第1の導電
層内の領域であることを特徴とする(9)に記載の製造
方法。 (11) 前記第2のソース領域および前記第2のドレ
イン領域を形成する工程は、前記第2のタイプのモット
・チャネル層に近接した第2の導電層を形成する工程
と、前記第2のゲート導電体に対向する前記第2の導電
層内に、第2の絶縁体領域を形成する工程とを含み、前
記第2のソース領域および前記第2のドレイン領域は、
前記第2の絶縁体領域の反対側の前記第2の導電層内の
領域であることを特徴とする(9)に記載の製造方法。 (12) 前記第1のゲート導電体領域を形成する工
程、および前記第2のゲート導電体領域を形成する工程
は、前記第1のタイプのモット・チャネル層および前記
第2のタイプのモット・チャネル層から絶縁され、それ
らの間に配置されるゲート導電体層を形成する工程を含
み、前記第1の導電層および前記第2の導電層の各々
は、前記第1のタイプのモット・チャネル層および前記
第2のタイプのモット・チャネル層の、前記ゲート導電
体層とは反対側にあり、前記ゲート導電体層内に、複数
の絶縁体領域を形成する工程を含み、前記第1のゲート
導電体領域は、2つの前記絶縁体領域間の前記ゲート導
電体層の領域であり、前記第1のソース領域および前記
第1のドレイン領域に対向し、およびそれらの間に配置
され、前記第2のゲート導電体領域は、2つの前記絶縁
体領域間の前記ゲート導電体層の領域であり、前記第2
のソース領域および前記第2のドレイン領域に対向し、
およびそれらの間に配置されていることを特徴とする請
求11)に記載の製造方法。 (13) 前記積層構造を形成する工程は、前記第1の
導電層として、第1の導電性酸化物層を形成する工程
と、前記第1の導電性酸化物層上に前記第1のタイプの
モット転移層を形成する工程と、前記第1のタイプのモ
ット・チャネル層上に、第1のゲート絶縁体層を形成す
る工程と、前記第1のゲート絶縁体層上に、前記ゲート
導電体層として第2の導電性酸化物層を形成する工程
と、前記第2の導電性酸化物層上に第2のゲート絶縁体
層を形成する工程と、前記第2のゲート絶縁体層上に、
前記第2のタイプのモット・チャネル層を形成する工程
と、前記第2のタイプのモット・チャネル層上に、前記
第2の導電層として第3の導電性酸化物層を形成する工
程とを含むことを特徴とする(12)に記載の製造方
法。 (14) 前記第1のタイプのモット・チャネル層およ
び前記第2のタイプのモット・チャネル層は、電界の存
在下で導電率を変えることを特徴とする(9)に記載の
製造方法。 (15) 前記相補型電界効果トランジスタ構造を形成
するために、前記第1のタイプの電界効果トランジスタ
と前記第2のタイプの電界効果トランジスタとを接続す
る工程をさらに含むことを特徴とする(9)に記載の製
造方法。 (16) 相補型電界効果トランジスタ構造を製造する
方法において、基板の第1の部分を覆う第1のタイプの
モット・チャネル層を形成する工程と、基板の第2の部
分を覆う第2のタイプのモット・チャネル層を形成する
工程とを含み、前記第1のタイプのモット・チャネル層
は、前記第2のタイプのモット・チャネル層に相補的で
あることを特徴とする製造方法。 (17) 前記第1のタイプのモット・チャネル層、お
よび前記第2のタイプのモット・チャネル層は、電界の
存在下で導電率を変えることを特徴とする(16)に記
載の製造方法。 (18) 前記第1のタイプのモット・チャネル層、お
よび前記第2のタイプのモット・チャネル層は、相補型
電界効果トランジスタの相補チャネル領域を構成するこ
とを特徴とする(16)に記載の製造方法。 (19) 前記第1のタイプのモット・チャネル層に接
続された第1のドレイン領域および第1のソース領域を
形成する工程と、前記第1のタイプのモット・チャネル
層に近接した第1のゲート導電体領域を形成する工程
と、前記第2のタイプのモット・チャネル層に接続され
た第2のドレイン領域および第2のソース領域を形成す
る工程と、前記第2のタイプのモット・チャネル層に近
接した第2のゲート導電体領域を形成する工程とを含
み、前記第1のソース領域,前記第1のドレイン領域,
前記第1のゲート導電体領域,および前記第1のタイプ
のモット・チャネル層は、第1のタイプの電界効果トラ
ンジスタを構成し、前記第2のソース領域,前記第2の
ドレイン領域,前記第2のゲート導電体領域,および前
記第2のタイプのモット・チャネル層は、第2のタイプ
の電界効果トランジスタを構成することを特徴とする
(16)に記載の製造方法。 (20) 集積回路デバイスを製造する方法において、
基板上に剥離層を形成する工程と、前記基板の第1の部
分を露出させ、前記基板の第2の部分を残すために、前
記剥離層の第1の部分を除去する工程と、前記基板の前
記第1の部分を覆う第1のタイプのモット・チャネル層
の第1の部分、および前記剥離層の前記第2の部分を覆
う前記第1のタイプのモット・チャネル層の第2の部分
を形成する工程と、前記第1のタイプのモット・チャネ
ル層の前記第1の部分を覆う第1の絶縁体層の第1の部
分、および前記第1のタイプのモット・チャネル層の前
記第2の部分を覆う前記第1の絶縁体層の第2の部分を
形成する工程と、前記第1のタイプのモット・チャネル
層の前記第2の部分と、前記第1の絶縁体層の前記第2
の部分とを剥離し、前記基板の前記第2の部分を露出さ
せるために、前記剥離層の前記第2の部分を除去する工
程と、前記第1の絶縁体層の前記第1の部分を覆う第2
のタイプのモット・チャネル層の第1の部分と、前記基
板の前記第2の部分を覆う前記第2のタイプのモット・
チャネル層の第2の部分とを形成する工程と、前記第2
のタイプのモット・チャネル層の前記第1の部分を覆う
第2の絶縁体層の第1の部分と、前記第2のタイプのモ
ット・チャネル層の前記第2の部分を覆う前記第2の絶
縁体層の第2の部分とを形成する工程と、前記第2の絶
縁体の第1の部分と、前記第2のタイプのモット・チャ
ネル層の前記第1の部分とを除去する工程とを含むこと
を特徴とする製造方法。 (21) 前記剥離層の前記第2の部分を除去する工程
の前に、前記第1の絶縁体の第1の部分,および前記第
1のタイプのモット・チャネル層の前記第1の部分と、
前記第1の絶縁体の前記第2の部分,前記第1のタイプ
のモット・チャネル層の前記第2の部分,および前記剥
離層の前記第2の部分との間にバイアを形成する工程を
さらに含むことを特徴とする(20)に記載の製造方
法。 (22) 前記第1のタイプのモット・チャネル層およ
び前記第2のタイプのモット・チャネル層は、電界の存
在下で導電率を変えることを特徴とする(20)に記載
の製造方法。 (23) 前記第1のタイプのモット・チャネル層およ
び前記第2のタイプのモット・チャネル層は、相補型電
界効果トランジスタの相補チャネル領域を構成すること
を特徴とする(20)に記載の製造方法。 (24) 前記第2の絶縁体の前記第1の部分、および
前記第2のタイプのモット・チャネル層の前記第1の部
分を除去する工程は、ドライ・リソグラフィ・パターン
・エッチング,ウエット・リソグラフィ・パターン・エ
ッチング,および化学機械研磨のうちの1つの方法より
成ることを特徴とする(20)に記載の製造方法。 (25) 第1のタイプのモット・チャネル層と、前記
第1のタイプのモット・チャネル層に近接した第2のタ
イプのモット・チャネル層とを備え、前記第1のタイプ
のモット・チャネル層は、前記第2のタイプのモット・
チャネル層に相補的であることを特徴とする相補型電界
効果トランジスタ構造。 (26) 前記第1のタイプのモット・チャネル層に近
接した第1のソース領域,第1のドレイン領域,および
第1のゲート導電体領域と、前記第2のタイプのモット
・チャネル層に近接した第2のソース領域,第2のドレ
イン領域,および第2のゲート導電体領域とを備え、前
記第1のソース領域,前記第1のドレイン領域,前記第
1のゲート導電体領域,および第1のタイプのモット・
チャネル層は、第1のタイプの電界効果トランジスタを
構成し、前記第2のソース領域,前記第2のドレイン領
域,前記第2のゲート導電体領域,および第2のタイプ
のモット・チャネル層は、前記第1のタイプの電界効果
トランジスタに電気的に接続する第2のタイプの電界効
果トランジスタを構成することを特徴とする(25)に
記載の相補型電界効果トランジスタ構造。 (27) 前記第1のソース領域および前記第1のドレ
イン領域は、前記第1のタイプのモット・チャネル層に
近接した第1の導電層と、前記第1のゲート導電体領域
に対向する前記第1の導電層内の第1の絶縁体領域とを
備え、前記第1のソース領域および前記第1のドレイン
領域は、前記第1の絶縁体領域の反対側の前記第1の導
電層内の領域であることを特徴とする(26)に記載の
相補型電界効果トランジスタ構造。 (28) 前記第2のソース領域および前記第2のドレ
イン領域は、前記第2のタイプのモット・チャネル層に
近接した第2の導電層と、前記第2のゲート導電体に対
向する前記第2の導電層内の第2の絶縁体領域とを備
え、前記第2のソース領域および前記第2のドレイン領
域は、前記第2の絶縁体領域の反対側の前記第2の導電
層内の領域であることを特徴とする(27)に記載の相
補型電界効果トランジスタ構造。 (29) 前記第1のゲート導電体領域および前記第2
のゲート導電体領域は、前記第1のタイプのモット・チ
ャネル層、および第2のタイプのモット・チャネル層か
ら絶縁され、それらの間に配置されたゲート導電体層を
備え、前記第1の導電層および前記第2の導電層の各々
は、前記第1のタイプのモット・チャネル層および前記
第2のタイプのモット・チャネル層の、前記ゲート導電
体層とは反対側にあり、前記ゲート導電体層内の複数の
絶縁体領域を備え、前記第1のゲート導電体領域は、2
つの前記絶縁体領域間の前記ゲート導電体層の領域であ
り、前記第1のソース領域および前記第1のドレイン領
域に対向し、およびそれらの間に配置され、前記第2の
ゲート導電体領域は、2つの前記絶縁体領域間の前記ゲ
ート導電体層の領域であり、前記第2のソース領域およ
び前記第2のドレイン領域に対向し、およびそれらの間
に配置されていることを特徴とする(27)に記載の相
補型電界効果トランジスタ構造。 (30) 前記第1の導電層,前記第2の導電層,およ
び前記ゲート導電体層は、導電性酸化物層から成り、前
記第1のタイプのモット・チャネル層は、前記第1の導
電層上に配置され、前記相補型電界効果トランジスタ構
造は、さらに、前記第1のタイプのモット・チャネル層
上に配置された第1のゲート絶縁体層を備え、前記ゲー
ト導電体層は、前記第1のゲート絶縁体層に配置され、
前記ゲート導電体層上に配置された第2のゲート絶縁体
層を備え、前記第2のタイプのモット・チャネル層は、
前記第2のゲート絶縁体層上に配置され、前記第2の導
電層は、前記第2のタイプのモット・チャネル層上に配
置されていることを特徴とする(29)に記載の相補型
電界効果トランジスタ構造。 (31) 前記第1のタイプのモット・チャネル層、お
よび前記第2のタイプのモット・チャネル層は、電界の
存在下で導電率を変えることを特徴とする(25)に記
載の相補型電界効果トランジスタ構造。 (32) 前記相補型電界効果トランジスタ構造を形成
するために、前記第1のタイプの電界効果トランジスタ
および前記第2のタイプの電界効型トランジスタは、接
続されていることを特徴とする(26)に記載の相補型
電界効果トランジスタ構造。 (33) 第1のサイドおよび第2のサイドを有する積
層構造を備え、前記第1のサイドは、第1のタイプのモ
ット・チャネル層を有し、前記第2のサイドは、第2の
タイプのモット・チャネル層を有し、第1のソース領域
および第1のドレイン領域を有する、前記第1のサイド
の第1の導電層と、第2のソース領域および第2のドレ
イン領域を有する、前記第2のサイドの第2の導電層
と、前記第1のタイプのモット・チャネル層と前記第2
のタイプのモット・チャネル層との間に配置され、それ
らから絶縁されるゲート導電体層とを備え、前記ゲート
導電体層は、第1のゲート導電体領域および第2のゲー
ト導電体領域を有し、前記第1のソース領域,前記第1
のドレイン領域,前記第1のゲート導電体領域,および
前記第1のタイプのモット・チャネル層は、第1のタイ
プの電界効果トランジスタを構成し、前記第2のソース
領域,前記第2のドレイン領域,前記第2のゲート導電
体領域,および前記第2のタイプのモット・チャネル層
は、第2のタイプの電界効果トランジスタを構成するこ
とを特徴とする相補型電界効果トランジスタ構造。 (34) 前記第1のソース領域および前記第1のドレ
イン領域は、前記第1のタイプのモット・チャネル層に
近接した第1の導電層と、前記第1のゲート導電体領域
に対向する前記第1の導電層内の第1の絶縁体領域とを
備え、前記第1のソース領域および前記第1のドレイン
領域は、前記第1の絶縁体領域の反対側の前記第1の導
電層内の領域であることを特徴とする(33)に記載の
構造。 (35) 前記第2のソース領域および前記第2のドレ
イン領域は、前記第2のタイプのモット・チャネル層に
近接した第2の導電層と、前記第2のゲート導電体に対
向する前記第2の導電層内の第2の絶縁体領域とを備
え、前記第2のソース領域および前記第2のドレイン領
域は、前記第2の絶縁体領域の反対側の前記第2の導電
層内の領域であることを特徴とする(34)に記載の構
造。 (36) 前記第1のゲート導電体領域および前記第2
のゲート導電体領域は、前記第1のタイプのモット・チ
ャネル層と前記第2のタイプのモット・チャネル層から
絶縁され、それらの間に配置されたゲート導電体層を備
え、前記第1の導電層および前記第2の導電層の各々
は、前記第1のタイプのモット・チャネル層および前記
第2のタイプのモット・チャネル層の、前記ゲート導電
体層とは反対側にあり、前記ゲート導電体層内の複数の
絶縁体領域を備え、前記第1のゲート導電体領域は、2
つの前記絶縁体領域間の前記ゲート導電体層の領域であ
り、前記第1のソース領域および前記第1のドレイン領
域に対向し、およびそれらの間に配置され、前記第2の
ゲート導電体領域は、2つの前記絶縁体領域間の前記ゲ
ート導電体層の領域であり、前記第2のソース領域およ
び前記第2のドレイン領域に対向し、およびそれらの間
に配置されていることを特徴とする(35)に記載の相
補型電界効果トランジスタ構造。 (37) 前記第1の導電層,前記第2の導電層,およ
び前記ゲート導電体層は、導電性酸化物層より成り、前
記第1のタイプのモット転移層は、前記第1の導電層上
に配置され、前記相補型電界効果型トランジスタ構造
は、さらに、前記第1のタイプのモット・チャネル層上
に配置された第1のゲート絶縁体層を備え、前記ゲート
導電体層は、前記第1のゲート絶縁体層上に配置され、
前記ゲート導電体層上に配置された第2のゲート絶縁体
層を備え、前記第2のタイプのモット・チャネル層は、
前記第2のゲート絶縁体層上に配置され、前記第2の導
電層は、前記第2のタイプのモット・チャネル層上に配
置されていることを特徴とする(36)に記載の相補型
電界効果トランジスタ構造。 (38) 前記第1のタイプのモット・チャネル層、お
よび前記第2のタイプのモット・チャネル層は、電界の
存在下で導電率を変えることを特徴とする(33)に記
載の相補型電界効果トランジスタ構造。 (39) 前記相補型電界効果トランジスタ構造を形成
するために、前記第1のタイプの電界効果トランジスタ
および前記第2のタイプの電界効果トランジスタは、接
続されていることを特徴とする(33)に記載の構造。 (40) 第1および第2の部分を有する基板と、前記
基板の前記第1の部分を覆って配置された第1のタイプ
のモット・チャネル層とを備え、前記基板の前記第2の
部分を覆って配置された第2のタイプのモット・チャネ
ル層と、前記第1のタイプのモット・チャネル層は、前
記第2のタイプのモット・チャネル層に相補的であるこ
とを特徴とする相補型電界効果トランジスタ構造。 (41) 前記第1のタイプのモット・チャネル層、お
よび前記第2のタイプのモット・チャネル層は、電界の
存在下で導電率を変えることを特徴とする(40)に記
載の相補型電界効果トランジスタ構造。 (42) 前記第1のタイプのモット・チャネル層、お
よび前記第2のタイプのモット・チャネル層は、相補型
電界効果トランジスタの相補チャネル領域を構成するこ
とを特徴とする(40)に記載の相補型電界効果トラン
ジスタ構造。 (43) 前記第1のタイプのモット・チャネル層に接
続された第1のドレイン領域および第1のソース領域
と、前記第1のタイプのモット・チャネル層に近接した
第1のゲート導電体領域と、前記第2のタイプのモット
・チャネル層に接続された第2のドレイン領域および第
2のソース領域と、前記第2のタイプのモット・チャネ
ル層に近接した第2のゲート導電体領域とを備え、前記
第1のソース領域,前記第1のドレイン領域,前記第1
のゲート導電体領域,および前記第1のタイプのモット
・チャネル層は、第1のタイプの電界効果トランジスタ
を構成し、前記第2のソース領域,前記第2のドレイン
領域,前記第2のゲート導電体領域,および前記第2の
タイプのモット・チャネル層は、第2のタイプの電界効
果トランジスタを構成することを特徴とする(40)に
記載の相補型電界効果トランジスタ構造。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による部分的に完成したトランジスタ
の断面図である。
【図2】この発明による部分的に完成したトランジスタ
の断面図である。
【図3】この発明による部分的に完成したトランジスタ
の断面図である。
【図4】この発明による完成したトランジスタの断面図
である。
【図5】この発明の第2の実施の形態による部分的に完
成したトランジスタの断面図である。
【図6】この発明の第2の実施の形態による部分的に完
成したトランジスタの断面図である。
【図7】この発明の第2の実施の形態による部分的に完
成したトランジスタの断面図である。
【図8】この発明の第2の実施の形態による部分的に完
成したトランジスタの断面図である。
【図9】この発明の第2の実施の形態による部分的に完
成したトランジスタの断面図である。
【図10】この発明の第2の実施の形態による完成した
トランジスタの断面図である。
【図11】この発明の好適な製造方法を示す流れ図であ
る。
【図12】この発明の好適な製造方法を示す流れ図であ
る。
【図13】従来のMottFETデバイスの断面図であ
る。
【符号の説明】
101 ペロブスカイト酸化物基板 102,502 アライメント・マーク 103,503,601 剥離層 104 導電性酸化物層 105 ゲート絶縁体 106,107,602,801 モット転移チャネル
層 201,202,405,406,505,604,1
001,2010,バイア 203 チャネル領域 301,3010 導電路 302,303 メタライゼーション 401 バインダ/充填剤 402 上部基板 403 ギャップ 404 nチャネル領域 407 金属コンタクト 409 コンタクト 411 ドレイン 412 ゲート 501 基板 603,802 絶縁体層 701 露出した基板領域 1002 ゲート電極 1300 ゲート酸化物層 1301 導電体基板 1302 転移チャネル 1303 電極 1304 分離トレンチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アレジャンドロ・ジー・シュロット アメリカ合衆国 10011 ニューヨーク 州 ニューヨーク エイピーティー ナ インビー ウェスト トゥエルフス ス トリート 175 (72)発明者 ブルース・エイ・スコット アメリカ合衆国 10570 ニューヨーク 州 プレザントヴィル ディアフィール ド レーン 10 (56)参考文献 特開 平6−151987(JP,A) 特開 平6−5939(JP,A) 特開 平4−359562(JP,A) 特開 平3−79081(JP,A) 特開 平9−129839(JP,A) Appl. Phys. Let t.,Vol.73, No.6, (1998),P780−782 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/092 H01L 21/8238 H01L 29/78 H01L 21/336 H01L 39/00

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相補型電界効果トランジスタ構造を製造す
    る方法において、 基板上に剥離層を形成する工程と、 前記剥離層の上部に第1のタイプのモット・チャネル層
    を形成する工程と、 前記剥離層及び前記基板を剥離する工程と、 前記第1のタイプのモット・チャンネル層の上にバイン
    ダもしくは充填剤を介して基板を接合する工程と、 前記第1のタイプのモット・チャネル層に近接した第2
    のタイプのモット・チャネル層を形成する工程とを含
    み、 前記第1のタイプのモット・チャネル層は、前記第2の
    タイプのモット・チャネル層に相補的であ、 ことを特徴とする製造方法。
  2. 【請求項2】前記第1のタイプのモット・チャネル層に
    近接した第1のソース領域,第1のドレイン領域,およ
    び第1のゲート導電体領域を形成する工程と、 前記第2のタイプのモット・チャネル層に近接した第2
    のソース領域,第2のドレイン領域,および第2のゲー
    ト導電体領域を形成する工程とを含み、 前記第1のソース領域,前記第1のドレイン領域,前記
    第1のゲート導電体領域,および第1のタイプのモット
    ・チャネル層は、第1のタイプの電界効果トランジスタ
    を構成し、 前記第2のソース領域,前記第2のドレイン領域,前記
    第2のゲート導電体領域,および第2のタイプのモット
    ・チャネル層は、前記第1のタイプの電界効果トランジ
    スタに電気的に接続する第2のタイプの電界効果トラン
    ジスタを構成することを特徴とする請求項1記載の製造
    方法。
  3. 【請求項3】相補型電界効果トランジスタ構造を製造す
    る方法において、 上側および基板側を有する積層構造を形成する工程を含
    み、前記上側は、第1のタイプのモット・チャネル層を
    有し、前記基板側は、第2のタイプのモット・チャネル
    層を有し、 前記上側の第1の導電層内に、第1のソース領域および
    第1のドレイン領域を形成する工程と、 前記基板側の第2の導電層内に、第2のソース領域およ
    び第2のドレイン領域を形成する工程と、 前記第1のタイプのモット・チャネル層と前記第2のタ
    イプのモット・チャネル層との間に配置され、それらか
    ら絶縁されるゲート導電体層内に、第1のゲート導電体
    領域および第2のゲート導電体領域を形成する工程とを
    含み、 前記第1のソース領域,前記第1のドレイン領域,前記
    第1のゲート導電体領域,および前記第1のタイプのモ
    ット・チャネル層は、第1のタイプの電界効果トランジ
    スタを構成し、前記第2のソース領域,前記第2のドレ
    イン領域,前記第2のゲート導電体領域,および前記第
    2のタイプのモット・チャネル層は、第2のタイプの電
    界効果トランジスタを構成することを特徴とする製造方
    法。
  4. 【請求項4】前記第1のソース領域および前記第1のド
    レイン領域を形成する工程は、 前記第1のタイプのモット・チャネル層に近接した第1
    の導電層を形成する工程と、 前記第1のゲート導電体領域に対向する前記第1の導電
    層内に、第1の絶縁体領域を形成する工程とを含み、 前記第1のソース領域および前記第1のドレイン領域
    は、前記第1の絶縁体領域の反対側の前記第1の導電層
    内の領域であることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か1項記載の製造方法。
  5. 【請求項5】前記第2のソース領域および前記第2のド
    レイン領域を形成する工程は、 前記第2のタイプのモット・チャネル層に近接した第2
    の導電層を形成する工程と、 前記第2のゲート導電体に対向する前記第2の導電層内
    に、第2の絶縁体領域を形成する工程とを含み、 前記第2のソース領域および前記第2のドレイン領域
    は、前記第2の絶縁体領域の反対側の前記第2の導電層
    内の領域であることを特徴とする請求項4記載の製造方
    法。
  6. 【請求項6】前記第1のゲート導電体領域を形成する工
    程、および前記第2のゲート導電体領域を形成する工程
    は、 前記第1のタイプのモット・チャネル層、および第2の
    タイプのモット・チャネル層から絶縁され、それらの間
    に配置されるゲート導電体層を形成する工程を含み、前
    記第1の導電層および前記第2の導電層の各々は、前記
    第1のタイプのモット・チャネル層および前記第2のタ
    イプのモット・チャネル層の、前記ゲート導電体層とは
    反対側にあり、 前記ゲート導電体層内に、第1の絶縁体領域の対及び第
    2の絶縁体領域の対を形成する工程を含み、 前記第1のゲート導電体領域は、前記第1の絶縁体領域
    対の間の前記ゲート導電体層の領域であり、前記第1の
    ソース領域および前記第1のドレイン領域に対向し、お
    よびそれらの間に配置され、 前記第2のゲート導電体領域は、前記第2の絶縁体領域
    対の間の前記ゲート導電体層の領域であり、前記第2の
    ソース領域および前記第2のドレイン領域に対向し、お
    よびそれらの間に配置されていることを特徴とする請求
    項5記載の製造方法。
  7. 【請求項7】前記第1の導電層として、第1の導電性酸
    化物層を形成する工程と、 前記第1の導電性酸化物層上に、前記第1のタイプのモ
    ット・チャネル層を形成する工程と、 前記第1のタイプのモット・チャネル層上に第1のゲー
    ト絶縁体層を形成する工程と、 前記第1のゲート絶縁体層上に、前記ゲート導電体層と
    して第2の導電性酸化物層を形成する工程と、 前記第2の導電性酸化物層上に、第2のゲート絶縁体層
    を形成する工程と、 前記第2のゲート絶縁体層上に前記第2のタイプのモッ
    ト・チャネル層を形成する工程と、 前記第2のタイプのモット・チャネル層上に、前記第2
    の導電層として第3の導電性酸化物層を形成する工程と
    をさらに含むことを特徴とする請求項6記載の製造方
    法。
  8. 【請求項8】前記積層構造を形成する工程の前に、基板
    上に剥離層を形成する工程と、 前記第1のソース領域および第1のドレイン領域を形成
    する工程の後であって前記第2のソース領域および第2
    のドレイン領域を形成する工程の前に、前記剥離層及び
    前記基板を剥離する工程と、第1のタイプのモット・チ
    ャンネル層の上にバインダもしくは充填剤を介して基板
    を接合する工程と、 をさらに含むことを特徴とする請求項3〜7のいずれか
    1項記載の方法。
  9. 【請求項9】相補型電界効果トランジスタ構造を製造す
    る方法において、 基板上に剥離層を形成する工程と、 前記基板の第1の部分を露出させ、前記基板の第2の部
    分を残すために、前記剥離層の第1の部分を除去する工
    程と、 前記基板の第1の部分を覆う第1のタイプのモット・チ
    ャネル層を形成する工程と、 前記基板の前記第2の部分を露出させるために、前記剥
    離層の第2の部分を除去する工程と、 基板の第2の部分を覆う第2のタイプのモット・チャネ
    ル層を形成する工程とを含み、前記第1のタイプのモッ
    ト・チャネル層は、前記第2のタイプのモット・チャネ
    ル層に相補的であることを特徴とする製造方法。
  10. 【請求項10】前記第1のタイプのモット・チャネル層
    に接続された第1のドレイン領域および第1のソース領
    域を形成する工程と、 前記第1のタイプのモット・チャネル層に近接した第1
    のゲート導電体領域を形成する工程と、 前記第2のタイプのモット・チャネル層に接続された第
    2のドレイン領域および第2のソース領域を形成する工
    程と、 前記第2のタイプのモット・チャネル層に近接した第2
    のゲート導電体領域を形成する工程とを含み、 前記第1のソース領域,前記第1のドレイン領域,前記
    第1のゲート導電体領域,および前記第1のタイプのモ
    ット・チャネル層は、第1のタイプの電界効果トランジ
    スタを構成し、前記第2のソース領域,前記第2のドレ
    イン領域,前記第2のゲート導電体領域,および前記第
    2のタイプのモット・チャネル層は、第2のタイプの電
    界効果トランジスタを構成することを特徴とする請求項
    9記載の製造方法。
  11. 【請求項11】集積回路デバイスを製造する方法におい
    て、 基板上に剥離層を形成する工程と、 前記基板の第1の部分を露出させ、前記基板の第2の部
    分を残すために、前記剥離層の第1の部分を除去する工
    程と、 前記基板の前記第1の部分を覆う第1のタイプのモット
    ・チャネル層の第1の部分、および前記剥離層の前記第
    2の部分を覆う前記第1のタイプのモット・チャネル層
    の第2の部分を形成する工程と、 前記第1のタイプのモット・チャネル層の前記第1の部
    分を覆う第1の絶縁体層の第1の部分、および前記第1
    のタイプのモット・チャネル層の前記第2の部分を覆う
    前記第1の絶縁体層の第2の部分を形成する工程と、 前記第1のタイプのモット・チャネル層の前記第2の部
    分と、前記第1の絶縁体層の前記第2の部分とを剥離
    し、前記基板の前記第2の部分を露出させるために、前
    記剥離層の前記第2の部分を除去する工程と、 前記第1の絶縁体層の前記第1の部分を覆う第2のタイ
    プのモット・チャネル層の第1の部分と、前記基板の前
    記第2の部分を覆う前記第2のタイプのモット・チャネ
    ル層の第2の部分とを形成する工程と、 前記第2のタイプのモット・チャネル層の前記第1の部
    分を覆う第2の絶縁体層の第1の部分と、前記第2のタ
    イプのモット・チャネル層の前記第2の部分を覆う前記
    第2の絶縁体層の第2の部分とを形成する工程と、 前記第2の絶縁体の第1の部分と、前記第2のタイプの
    モット・チャネル層の前記第1の部分とを除去する工程
    とを含むことを特徴とする製造方法。
  12. 【請求項12】前記剥離層の前記第2の部分を除去する
    工程の前に、前記第1の絶縁体の第1の部分,および前
    記第1のタイプのモット・チャネル層の前記第1の部分
    と、前記第1の絶縁体の前記第2の部分,前記第1のタ
    イプのモット・チャネル層の前記第2の部分,および前
    記剥離層の前記第2の部分との間にバイアを形成する工
    程をさらに含むことを特徴とする請求項9〜11のいず
    れか1項記載の製造方法。
  13. 【請求項13】前記第2の絶縁体の前記第1の部分、お
    よび前記第2のタイプのモット・チャネル層の前記第1
    の部分を除去する工程は、ドライ・リソグラフィ・パタ
    ーン・エッチング,ウエット・リソグラフィ・パターン
    ・エッチング,および化学機械研磨のうちの1つの方法
    より成ることを特徴とする請求項9〜12のいずれか1
    項記載の製造方法。
  14. 【請求項14】前記剥離層を形成する工程の前に、基板
    上にアライメント・マークを形成する工程を含むことを
    特徴とする1〜13のいずれか1項記載の製造方法。
  15. 【請求項15】前記剥離層を形成する工程の前に、基板
    上に電極を形成する工程を含むことを特徴とする請求項
    9〜14のいずれか1項記載の方法。
  16. 【請求項16】上側および基板側を有する積層構造を備
    え、前記上側は、第1のタイプのモット・チャネル層を
    有し、前記基板側は、第2のタイプのモット・チャネル
    層を有し、 前記第1のタイプのモット・チャネル層は、前記第2の
    タイプのモット・チャネル層に相補的であり、 前記第1のタイプのモット・チャネル層の領域と前記第
    2のタイプのモット・チャネル層の領域が、夫々、絶縁
    体が充填された1対のバイアに挟まれた領域に在る、 ことを特徴とする相補型電界効果トランジスタ構造。
  17. 【請求項17】前記第1のタイプのモット・チャネル層
    に近接した第1のソース領域,第1のドレイン領域,お
    よび第1のゲート導電体領域と、 前記第2のタイプのモット・チャネル層に近接した第2
    のソース領域,第2のドレイン領域,および第2のゲー
    ト導電体領域とを備え、 前記第1のソース領域,前記第1のドレイン領域,前記
    第1のゲート導電体領域,および第1のタイプのモット
    ・チャネル層は、第1のタイプの電界効果トランジスタ
    を構成し、 前記第2のソース領域,前記第2のドレイン領域,前記
    第2のゲート導電体領域,および第2のタイプのモット
    ・チャネル層は、前記第1のタイプの電界効果トランジ
    スタに電気的に接続する第2のタイプの電界効果トラン
    ジスタを構成することを特徴とする請求項16記載の相
    補型電界効果トランジスタ構造。
  18. 【請求項18】上側および基板側を有する積層構造を備
    え、前記上側は、第1のタイプのモット・チャネル層を
    有し、前記基板側は、第2のタイプのモット・チャネル
    層を有し、 第1のソース領域および第1のドレイン領域を有する、
    前記上側の第1の導電層と、 第2のソース領域および第2のドレイン領域を有する、
    前記基板側の第2の導電層と、 前記第1のタイプのモット・チャネル層と前記第2のタ
    イプのモット・チャネル層との間に配置され、それらか
    ら絶縁されるゲート導電体層とを備え、前記ゲート導電
    体層は、第1のゲート導電体領域および第2のゲート導
    電体領域を有し、 前記第1のソース領域,前記第1のドレイン領域,前記
    第1のゲート導電体領域,および前記第1のタイプのモ
    ット・チャネル層は、第1のタイプの電界効果トランジ
    スタを構成し、前記第2のソース領域,前記第2のドレ
    イン領域,前記第2のゲート導電体領域,および前記第
    2のタイプのモット・チャネル層は、第2のタイプの電
    界効果トランジスタを構成することを特徴とする相補型
    電界効果トランジスタ構造。
  19. 【請求項19】前記第1のソース領域および前記第1の
    ドレイン領域は、 前記第1のタイプのモット・チャネル層に近接した第1
    の導電層と、 前記第1のゲート導電体領域に対向する前記第1の導電
    層内の第1の絶縁体領域とを備え、 前記第1のソース領域および前記第1のドレイン領域
    は、前記第1の絶縁体領域の反対側の前記第1の導電層
    内の領域であることを特徴とする請求項17〜18のい
    ずれか1項記載の相補型電界効果トランジスタ構造。
  20. 【請求項20】前記第2のソース領域および前記第2の
    ドレイン領域は、 前記第2のタイプのモット・チャネル層に近接した第2
    の導電層と、 前記第2のゲート導電体に対向する前記第2の導電層内
    の第2の絶縁体領域とを備え、前記第2のソース領域お
    よび前記第2のドレイン領域は、前記第2の絶縁体領域
    の反対側の前記第2の導電層内の領域であることを特徴
    とする請求項19記載の相補型電界効果トランジスタ構
    造。
  21. 【請求項21】前記第1のゲート導電体領域および前記
    第2のゲート導電体領域は、 前記第1のタイプのモット・チャネル層、および第2の
    タイプのモット・チャネル層から絶縁され、それらの間
    に配置されたゲート導電体層を備え、前記第1の導電層
    および前記第2の導電層の各々は、前記第1のタイプの
    モット・チャネル層および前記第2のタイプのモット・
    チャネル層の、前記ゲート導電体層とは反対側にあり、 前記ゲート導電体層内の第1の絶縁体領域の対及び第2
    の絶縁体領域の対を備え、 前記第1のゲート導電体領域は、前記第1の絶縁体領域
    対の間の前記ゲート導電体層の領域であり、前記第1の
    ソース領域および前記第1のドレイン領域に対向し、お
    よびそれらの間に配置され、 前記第2のゲート導電体領域は、前記第2の絶縁体領域
    対の間の前記ゲート導電体層の領域であり、前記第2の
    ソース領域および前記第2のドレイン領域に対向し、お
    よびそれらの間に配置されていることを特徴とする請求
    項19記載の相補型電界効果トランジスタ構造。
  22. 【請求項22】前記第1の導電層,前記第2の導電層,
    および前記ゲート導電体層は、導電性酸化物層から成
    り、前記第1のタイプのモット・チャネル層は、前記第
    1の導電層上に配置され、前記相補型電界効果トランジ
    スタ構造は、さらに、 前記第1のタイプのモット・チャネル層上に配置された
    第1のゲート絶縁体層を備え、前記ゲート導電体層は、
    前記第1のゲート絶縁体層に配置され、 前記ゲート導電体層上に配置された第2のゲート絶縁体
    層を備え、前記第2のタイプのモット・チャネル層は、
    前記第2のゲート絶縁体層上に配置され、前記第2の導
    電層は、前記第2のタイプのモット・チャネル層上に配
    置されていることを特徴とする請求項21記載の相補型
    電界効果トランジスタ構造。
  23. 【請求項23】基板の第1の部分に形成された第1のド
    レイン電極及びソース電極と、 前記基板の前記第1の部分及び前記第1のドレイン電極
    及びソース電極を覆って配置された第1のタイプのモッ
    ト酸化物層と、 前記第1のドレイン電極及びソース電極に夫々接続さ
    れ、前記第1のタイプのモット酸化物層を貫通して形成
    された第1の導電性ビアの対と、 前記基板の第2の部分に形成された第2のドレイン電極
    及びソース電極と、 前記基板の前記第2の部分及び前記第2のドレイン電極
    及びソース電極を覆って配置された第2のタイプのモッ
    ト酸化物層と、 前記第2のドレイン電極及びソース電極に夫々接続さ
    れ、前記第2のタイプのモット酸化物層を貫通して形成
    された第2の導電性ビアの対と、 を備え、前記第1のタイプのモット酸化物と、前記第2
    のタイプのモット酸化物とは相補型であり、且つ、前記
    第1のタイプのモット酸化物層と、前記第2のタイプの
    モット酸化物層とが互いに隣接していることを特徴とす
    る相補型電界効果トランジスタ構造。
  24. 【請求項24】前記第1のタイプのモット酸化物層の上
    に形成された第1のゲート導電体層と、 前記第2のタイプのモット酸化物層の上に形成された第
    2のゲート導電体層とをさらに備え、 前記第1の導電性ビアの対は前記第1のゲート導電体層
    を貫通し、及び前記第2の導電性ビアの対は前記第2の
    ゲート導電体層を貫通していることを特徴とする請求項
    23記載の相補型電界効果トランジスタ構造。
  25. 【請求項25】基板上にアライメント・マークを備える
    請求項16〜24のいずれか1項記載の相補型電界効果
    トランジスタ構造。
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