JP3533929B2 - 再生装置及び記録再生装置 - Google Patents

再生装置及び記録再生装置

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JP3533929B2
JP3533929B2 JP04138398A JP4138398A JP3533929B2 JP 3533929 B2 JP3533929 B2 JP 3533929B2 JP 04138398 A JP04138398 A JP 04138398A JP 4138398 A JP4138398 A JP 4138398A JP 3533929 B2 JP3533929 B2 JP 3533929B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報が記録された
光ディスク等の情報記録媒体からの当該情報の再生を行
う記録再生装置に係り、特に情報記録媒体に欠陥が生じ
ても再生に最適なフォーカスサーボ制御及びトラッキン
グサーボ制御を行う再生装置及び記録再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスク等の情報記録媒体にあって
は、ある程度の使用によりその表面に傷や汚れが付着す
ることは避けられないが、従来は、ディスクのピットの
欠落及びディスク表面の傷や汚れの対策として、トラッ
キングエラー(TE)信号もしくはRF信号を、設計時
に予め設定した一定のスライスレベルと比較し、この結
果により傷や汚れの有無を検出し、傷等があった時に直
前のホールドしてあったTE信号を用いる等の対策を行
っていた。この従来の対策を図11〜図13を参照して
説明する。図11において符号1は記録再生装置にセッ
トされた例えばコンパクトディスク(以下、CDと称す)
等よりなる情報記録媒体としての光ディスクであり、こ
の光ディスク1から信号をピックアップ3で読み出し、
この再生信号をRF信号、トラッキングエラー(以下、
TEと称す)信号及びフォーカスエラー(以下、FEと称
す) 信号を生成するプリアンプ4に入力する。
【0003】プリアンプ4で作られたRF信号は、デコ
ーダ14に入力され、ここでEFM復調され且つスピンド
ルモータエラー信号が生成され、このスピンドルモータ
エラー信号はスピンドルモータ・ドライバ回路15に入力
され、スピンドルモータ2を駆動する。EFM信号から
NRZデータにデコードされた信号は、その後、エラー
訂正部35にてエラー訂正処理が行われ、更にD/Aコ
ンバータ部36でデジタル信号をアナログ信号に変換さ
れ、音声信号を出力する。プリアンプ4で作られたFE
信号はFEスイッチ部5、FEホールド回路6及びFE
比較部7に入力される。このFE信号は、FE比較部7
で設定されたしきい値レベルVfe1により比較されて、傷
等が検出されない場合は、FE比較部7の出力が例え
ば”L"レベルとなりFEスイッチ部5 はbに接続され、
プリアンプ4で生成されたFE信号がそのままサーボア
ンプ8に入力される。そして、サーボアンプ8でこのFE
信号を増幅してイコライザを掛け、その出力信号をフォ
ーカス用ドライバ回路9に入力し、ピックアップ3内の
フォーカス・コイル(図示せず)を駆動する。
【0004】また、FE比較部7でFE信号としきい値
レベルVfe1と比較した結果、FE信号がレベルVfe1を越
えることにより、傷等が検出された場合は、FE比較部
7の出力が例えば”H"レベルとなり、FEスイッチ部5
はaに接続され、FEホールド回路6により保持されて
いる傷等が検出される直前のFE信号レベルがサーボア
ンプ8に入力される。傷等でFE信号が損傷した場合、
そのままサーボアンプ8にFE信号が入力されると、フ
ォーカス・コイルを正確にコントロールできなくなる
が、傷等が検出される直前のホールドされたレベルに切
り換えることでフォーカス・コイルを正確にコントロー
ルできるようになる。尚、このFEホールド回路6で
は、現在の検出されているFE信号の直前の信号が更新
されつつ保持されている。
【0005】一方、プリアンプ4で作られたTE信号は
TEスイッチ部10、TEホールド回路11及びTE比較部
12に入力される。このTE信号はTE比較部12で予め設
定されたしきい値レベルVte1と比較されて、傷等が検出
されない場合は、TE比較部12の出力が例えば”L"レ
ベルとなりTEスイッチ部10はbに接続され、プリアン
プ4で生成されたTE信号がそのままサーボアンプ8に
入力される。そして、サーボアンプ8でこのTE信号を
増幅してイコライザを掛け、その出力信号をトラッキン
グ用ドライバ回路13に入力し、ピックアップ3内のトラ
ッキング・コイル(図示せず)を駆動する。
【0006】また、TE比較部12でTE信号としきい値
レベルVte1と比較した結果、TE信号がVte1を越えるこ
とにより、傷等が検出された場合は、TE比較部12の出
力が例えば”H"レベルとなりTEスイッチ部10はaに接
続され、TEホールド回路11により保持されている傷等
が検出される直前のTE信号レベルがサーボアンプ8に
入力される。このように、傷等が検出された時に、サー
ボアンプ8に入力するTE信号を直前の正常な信号レベ
ルとすることにより、トラッキング・コイルを正確にコ
ントロールすることができる。この点は、先に説明した
フォーカス・コイルの制御の場合と同じである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、各比較部7、12の傷検出用のしきい値レベ
ルVfe1、Vte 1が一定値に固定されているため、ディス
クの反射率によりFE信号やTE信号のピーク値が異な
った場合、サーボループが開状態のFE信号のピーク値
(ピーク・トウ・ピーク値)FEp-p、TE信号のピー
ク値(ピーク・トウ・ピーク値)TEp-p レベルに対す
る傷の検出レベルが異なってしまい、傷等の検出後のF
E信号やTE信号をホールドするタイミングがずれた
り、検出し損なったりして、傷検出時の動作がうまく働
かないという欠点があった。
【0008】この点を、図12及び図13を参照して説
明する。図12はFE比較部7におけるしきい値レベル
Vfe1の工場出荷時の設計標準値を示しており、例えば工
場出荷時ではフォーカスサーボループが開状態のFE信
号のPeak to Peak値(以下、p−p値と称す)の標準値
FEref を2.0Vの振幅と設定し、これに対して傷等
の存否を確認するためのしきい値Vfe1を1.0Vの振幅
と設定したと仮定する。尚、図中、p−pはPeak to Pe
ak値であることを示す。すなわち、再生時のFE信号の
振幅が1.0Vの振幅を越えて大きくなった時に、傷等
が存在したと認識することになる。
【0009】しかしながら、実際の光ディスクでは経年
変化等により個々に反射率が異なったり、或いは光ディ
スク自体の反射率にもばらつきがあり、FE信号の標準
値(p−p値)が2.0Vにはならず、これよりも小さ
くなる場合が生ずる。ここで、実測時でもフォーカスサ
ーボループが開状態のFE信号のp−p値が、2.0V
あれば図13(A)に示すように光ディスクに傷が合っ
た時に対応してFE信号の振幅がしきい値Vfe1の振幅
1.0Vの範囲を越えて、FE比較部はパルスが立って
傷等の存在を認識することができるが、上述のようにフ
ォーカスサーボループが開状態のFE信号の実測値のp
−p値が2.0Vよりも低くなると、図13(B)に示
すようにそれにつれて傷等が存在した時のFE信号の振
幅も小さくなってしきい値Vfe1に届かなくなり、傷等の
存在を検出できなくなる場合があった。このため、フォ
ーカス制御が十分に行なわれずに再生能力を劣化させる
という問題があった。この点は、フォーカス制御のみな
らず、トラッキング制御に関しても同様にあてはまる問
題である。
【0010】本発明は、以上のような問題点に着目し、
これを有効に解決すべく創案されたものであり、その目
的は情報記録媒体の傷や欠陥を確実に検出してこれに対
応することができる再生装置及び記録再生装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に規定する発明
は、情報記録媒体を走査するピックアップからの再生信
号に基づいて生成したFE(フォーカスエラー)信号と
TE(トラッキングエラー)信号によりフォーカス用サ
ーボ信号とトラッキング用サーボ信号をそれぞれ形成す
るサーボアンプと、前記フォーカス用サーボ信号により
前記ピックアップのフォーカス制御を行なうフォーカス
用ドライバと、前記トラッキング用サーボ信号により前
記ピックアップのトラッキング制御を行なうトラッキン
グ用ドライバと、前記FE信号を更新しつつホールドす
るFEホールド回路と、前記FE信号と前記FEホール
ド回路の出力値とを切り換えて、前記サーボアンプに供
給するFEスイッチ部と、前記FE信号とFEしきい値
とをレベル比較した比較結果に応じて前記FEスイッチ
部の切り換えを行なうFE比較部とを少なくとも有す
生装置において、前記FE信号のピーク値を検出する
FEピーク検出回路と、前記FEピーク検出回路により
検出された前記FE信号のピーク値に基づいて前記FE
比較部の前記FEしきい値を可変制御するFEしきい値
制御回路とを備え、前記情報記録媒体の情報再生を行な
うように構成したものである。
【0012】これにより、情報記録媒体が記録再生装置
にセットされると初期動作でFE信号が振られてこの時
のピーク値(p−p値)がFEピーク検出回路により実
測されて検出され、FEしきい値制御回路はこの実測の
ピーク値と標準値とを参照して新たなしきい値を決定す
る。そして、この決定した新たなしきい値をFE比較部
に設定することになる。このように、FE比較部のしき
い値は、実際の情報記録媒体の特性によって変化するよ
うにコントロールできるので、傷や欠陥等を確実に検出
することが可能となり、フォーカス制御を確実に行なう
ことができる。
【0013】また、請求項2に規定する発明は、情報記
録媒体を走査するピックアップからの再生信号に基づい
て生成したFE(フォーカスエラー)信号とTE(トラ
ッキングエラー)信号によりフォーカス用サーボ信号と
トラッキング用サーボ信号をそれぞれ形成するサーボア
ンプと、前記フォーカス用サーボ信号により前記ピック
アップのフォーカス制御を行なうフォーカス用ドライバ
と、前記トラッキング用サーボ信号により前記ピックア
ップのトラッキング制御を行なうトラッキング用ドライ
バと、前記TE信号を更新しつつホールドするTEホー
ルド回路と、前記TE信号と前記TEホールド回路の出
力値とを切り換えて、前記サーボアンプに供給するTE
スイッチ部と、前記TE信号とTEしきい値とをレベル
比較した比較結果に応じて前記TEスイッチ部の切り換
えを行なうTE比較部とを少なくとも有する再生装置に
おいて、前記TE信号のピーク値を検出するTEピーク
検出回路と、前記TEピーク検出回路により検出された
前記TE信号のピーク値に基づいて前記TE比較部の
記TEしきい値を可変制御するTEしきい値制御回路と
を備え、前記情報記録媒体の情報再生を行なうように構
成したものである。
【0014】これにより、情報記録媒体が記録再生装置
にセットされると初期動作でFE信号が振られてこの時
のピーク値(p−p値)がTEピーク検出回路により実
測されて検出され、TEしきい値制御回路はこの実測の
ピーク値と標準値とを参照して新たなしきい値を決定す
る。そして、この決定した新たなしきい値をTE比較部
に設定することになる。このように、TE比較部のしき
い値は、実際の情報記録媒体の特性によって変化するよ
うにコントロールできるので、傷や欠陥等を確実に検出
することが可能となり、トラッキング制御を確実に行な
うことができる。
【0015】請求項3に規定する発明は、前記ピックア
ップからの再生信号に基づいて生成したRF信号とRF
しきい値とをレベル比較した比較結果信号を出力するR
F比較部と、前記RF信号のピーク値を検出するRFピ
ーク検出回路と、前記RFピーク検出回路により検出さ
れた前記RF信号のピーク値に基づいて前記RF比較部
前記RFしきい値を可変制御するRFしきい値制御回
路と、前記RFしきい値制御回路の出力と前記FEしき
い値制御回路の出力との論理和をとるオア回路とを備
え、前記FEスイッチ部の切り換えを、前記オア回路の
出力で制御するように構成したものである。
【0016】これにより、RF信号も監視して、この結
果、傷や欠陥等が存在すると判断した場合に、FEスイ
ッチ部やTEスイッチ部を切り換えるようにしたので、
傷や欠陥等の検出精度を一層高めることが可能となる。
また、上記請求項1〜3に規定する発明では、情報記録
媒体に傷や欠陥等が発見された時には、スイッチ部によ
り切り換えてホールド回路に保持した発見直前の信号レ
ベルを後段へ伝えるようにしたが、上述したホールド回
路に代えて、所定の時間だけFE信号或いはTE信号の
サーボゲイン(位相を含む)を大きくするFE或いはT
Eゲインアップ回路を設け、傷や欠陥等の発見時に、こ
のゲインアップ回路の出力に切り換えるようにしてもよ
い。この場合にも、前述した請求項1〜3にて説明した
と全く同様な作用効果を期待することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る再生装置及
記録再生装置の一実施例を添付図面に基づいて詳述す
る。図1は本発明の再生装置及び記録再生装置の第1実
施例を示す構成図である。尚、図11に示した部分と同
一部分については同一符号を付して説明する。図1に示
す装置が、図11に示す装置と異なる点は、FE信号系
にFEピーク検出回路20及びFEしきい値制御回路2
1を設け、TE信号系にTEピーク検出回路22及びT
Eしきい値制御回路23を設けた点である。すなわち、
符号3は情報記録媒体としての光ディスク1から情報を
読み出し、或いは書き込むピックアップであり、これは
光ディスク1の半径方向へ移動可能になされ、内部には
半導体レーザ素子(図示せず)やフォーカスを行なう対
物レンズ(図示せず)が含まれる。
【0018】符号4はプリアンプであり、ピックアップ
3からの信号を受けてマトリクス処理を行ない、FE信
号、TE信号、RF信号を生成する。符号6は現在の直
前のFE信号を更新しつつホールドするFEホールド回
路、符号7はFE比較部であり、FE信号に基づいて傷
や欠陥等の存否を判断する。このFE比較部7には、工
場出荷時にFE信号がとるであろうと予測されるp−p
標準値(範囲)及び傷等の有無の判断を行なうしきい値
が予め設定されている。符号11は現在の直前のTE信
号を更新しつつホールドするTEホールド回路、符号1
2はTE比較部であり、TE信号に基づいて傷や欠陥等
の存否を判断する。このTE比較部12には工場出荷時
にTE信号がとるであろうと予測されるp−p標準値
(範囲)及び傷等の有無の判断を行なうためのしきい値
が予め設定されている。尚、これらのしきい値の範囲
は、後述するように可変となる。
【0019】符号8はサーボアンプであり、FE信号及
びTE信号を受けて、これらの信号を増幅してイコライ
ザを掛けて後段へ出力する。符号9はフォーカス用ドラ
イバであり、サーボアンプ8からの出力を受けてピック
アップ3のフォーカス制御を行なう。符号13はトラッ
キング用ドライバであり、サーボアンプ8からの出力を
受けてピックアップ3のトラッキング制御を行なう。符
号14はデコーダであり、RF信号を受けてEFM復調
を行なってNRZデータやスピンドルモータエラー信号
を形成する。符号15はスピンドルモータ・ドライバで
あり、スピンドルモータエラー信号に基づいてスピンド
ルモータ2の回転を制御する。符号35はエラー訂正部
であり、NRZデータのエラー訂正を行なう。符号36
はD/Aコンバータ部であり、エラー訂正後のデータを
デジタルからアナログ信号に変換して音声信号を形成す
る。
【0020】そして、符号20はFEピーク検出回路で
あり、再生に係る光ディスクに関してフォーカスサーボ
ループが開状態のFE信号が取り得るp−p値を検出す
る。符号21は上記得られた実測のp−p値と工場出荷
時に設定された標準値(p−p値)と予め設定されたし
きい値とに基づいて、新たなしきい値を求め、この新た
なしきい値をFEしきい値制御回路7へ伝達する。符号
22はTEピーク検出回路であり、再生に係る光ディス
クに関してトラッキングサーボループが開状態のTE信
号が取り得るp−p値を検出する。符号23は上記得ら
れた実測のp−p値と工場出荷時に設定された標準値
(p−p値)と予め設定されてしきい値とに基づいて、
新たなしきい値を求め、この新たなしきい値をTEしき
い値制御回路12へ伝達する。
【0021】次に、以上のように構成された記録再生装
置の動作について、図2乃至図6も参照して説明する。
図2は初期動作時の各信号のタイミングチャートを示す
図、図3はフォーカスエラー(FE)信号に関する設計
標準値と実測値の関係を示す図、図4は傷等を検出した
時のフォーカスエラー信号の波形を示す図、図5はトラ
ッキングエラー(TE)信号に関する設計標準値と実測
値の関係を示す図、図6は傷等を検出した時のトラッキ
ングエラー信号の波形を示す図である。
【0022】まず、光ディスク1からピックアップ3によ
って読み出された信号はプリアンプ4に入力される。プ
リアンプ4で作られたRF信号はデコーダ14に入力さ
れ、光ディスクがCDの場合EFM復調され且つスピンド
ルモータエラー信号が生成され、スピンドルモータエラ
ー信号はスピンドルモータ・ドライバ15に入力され、ス
ピンドルモータ2を駆動する。また、EFM復調により
形成されたNRZデータはエラー訂正部35にてエラー
訂正された後に、D/Aコンバータ部36でアナログ信
号に変換されて音声信号を出力する。
【0023】まず、光ディスク1が記録再生装置にセッ
トされると、初期操作を行なって、新たなしきい値が求
められる。すなわち、光ディスク1を装置にセットする
と、図2(A)に示すようにフォーカスドライブ信号を
一回走査させてフォーカスコイル(対物レンズ)をアッ
プダウンさせて合焦点で発生するS字レベルの信号を出
力する。プリアンプ4で作られたFE信号はFEスイッ
チ部5、FEホールド回路6、FEピーク検出回路20及
びFE比較部7に入力される。ここでフォーカス・コイ
ルをアップダウンさせることによって、合焦点で発生す
るS字レベルをFEピーク検出回路20に取り込み、S字
のp−p値の実測値FEp-p (図2(B)参照)を算出
し、この値をFEしきい値制御回路21に入力する。そし
て、このFEP-P値から設計時に設定された標準値FEr
efと比較し、傷検出用の新たなしきい値レベルVfe2を算
出し、この新たなしきい値をFE比較部7に入力する。
【0024】例えば図3(A)に示すように設計時のF
E信号の標準値(範囲)FErefが2.0Vp-pに対し、傷検
出のしきい値レベルVfe1をFE信号の中心から1Vp-p の
範囲のしきい値に予め設定されていると仮定すると、実
際に再生された光ディスクのFE信号のp−p値の範囲
FEp-pが図3(B)に示すように1.5Vp-pならば新たな
しきい値(範囲)Vfe2は以下の式で表わされる。Vfe2 =
1.5Vp-p/2.0Vp-p X 1.0Vp-p = 0.75Vp-pつまり実際の
光ディスクやピックアップ3の特性等のバラツキによ
り、設計標準値より実測のFE信号のp−p値のレベル
が小さければ、傷検出レベルのしきい値Vfe2を下げ、逆
に設計標準値より実測のFE信号のp−p値のレベルが
大きければ、傷検出のしきい値レベルVfe2を上げる。
【0025】そして、光ディスク再生時において、FE
比較部7では新たに設定されたしきい値レベルVfe2によ
り、光ディスクの傷等の有無が判断され、傷が検出され
ない場合は、FE比較部7の出力が例えば”L"レベルと
なりFEスイッチ部5はbに接続され、プリアンプ4で生
成されたFE信号がそのままサーボアンプ8に入力され
る。そして、この信号はサーボアンプ8で増幅されてイ
コライザを掛けられ、フォーカス用ドライバ9に入力さ
れピックアップ3内のフォーカス・コイル(図示せず)
を駆動し、フォーカス制御を行なう。
【0026】また、FE比較部7で新たに設定されたし
きい値レベルVfe2により、傷が検出された場合は、図4
(B)に示すようにFE比較部7の出力が例えば”H"レ
ベルとなりFEスイッチ部5はaに接続され、FEホール
ド回路6により保持されている傷が検出される直前のF
E信号レベルがサーボアンプ8に入力される。従って、
傷等が存在してFE信号の振幅が大きくなっても、この
信号レベルはサーボアンプ8側には入力されずに直前の
正常なFE信号レベルがサーボアンプ8に入力されるこ
とになり、フォーカス外れが生ずることを防止でき、適
正なフォーカス制御を行なうことができる。
【0027】この場合、図4(A)に示す従来装置のよ
うに、しきい値Vfe1を設計標準値の1.0Vp-pに固定し
ておくと、傷等に起因してフォーカスエラー信号の振幅
がパルス状に大きくなってもしきい値Vfe1の範囲内であ
るために傷等を検出できず、そのパルス状のフォーカス
エラー信号が直接サーボアンプ8に入力する。結果的
に、このパルス状フォーカスエラー信号に起因して大き
なフォーカス外れが生じて再生特性を劣化させることに
なる。これに対して、図4(B)に示すように実測値に
合わせて例えばしきい値Vfe2を0.75Vp-pに小さく設
定しておけば、図4(A)と同じようなパルス状のフォ
ーカスエラー信号が表れた時に、この信号は新たなしき
い値Vfe2を越えるので、傷等を認識することができる。
この結果、FEスイッチ部5の切り換えによって、サー
ボアンプ8には図4(C)に示すように傷等が発生する
直前の略平坦なフォーカスエラー信号が入力されるの
で、フォーカス外れを生ずることがなく、再生特性を高
く維持することが可能となる。
【0028】一方、TE信号についても上述したと全く
同様な動作となるが、TE信号の初期動作はFE信号に
ついての初期動作が終了してから行なわれる。すなわ
ち、上述のようにFE信号の初期動作が終了すると、図
2(C)に示すようにピックアップ3の焦点を光ディス
ク1に合わせた状態でTE信号の初期動作を行なう。プ
リアンプ4で作られたTE信号はTEスイッチ部10、T
Eホールド回路11及びTE比較部12に入力される。この
初期動作ではトラッキング・サーボ・ループを開いたま
ま、TE信号をTEピーク検出回路22に取り込み、TE
信号のp−p値の実測値TEp-p 図2(C)参照)を算
出し、この値をTEしきい値制御回路23に入力する。
【0029】そして、このTEp-p 値から設計時に設定
された標準値TEref (図5(A)参照)と比較し、傷
検出用の新たなしきい値レベルVte2(図5(B)参照)
を算出し、この新たなしきい値をTE比較部12に入力す
る。例えば図5(A)に示すように設計時のTE信号の
標準値(範囲)TErefが2 .0Vp-pに対し、傷検出のし
きい値レベルVte1をTE信号の中心から0.7Vp-p の範囲
のしきい値に予め設定されていると仮定すると、実際に
再生された光ディスクのTE信号のp−p値の範囲TE
p-pが図5(B)に示すように1.5Vp-pならば、新たなし
きい値(範囲)Vte2は以下の式で表わされる。Vte2 =
1.5Vp-p/2.0Vp-p X 0.7Vp-p = 0.525Vp-pつまり実際の
光ディスクやピックアップ3の特性等のバラツキによ
り、設計標準値より実測のTE信号のp-p 値のレベルが
小さければ、傷検出のしきい値レベルVte2を下げ、逆に
設計標準値より実測のTE信号のレベルが大きければ、
傷検出レベルVte2を上げる。
【0030】そして、光ディスク再生時において、TE
比較部12では新たに設定されたしきい値レベルVte2によ
り光ディスクの傷等の有無が判断され、傷が検出されな
い場合は、TE比較部7の出力が例えば”L"レベルとな
りTEスイッチ部10はbに接続され、プリアンプ4で生
成されたTE信号がそのままサーボアンプ8に入力され
る。そして、この信号はサーボアンプ8で増幅されてイ
コライザを掛けられ、トラッキング用ドライバ13に入力
されピックアップ3内のトラッキング・コイル(図示せ
ず)を駆動し、トラッキング制御を行なう。
【0031】また、TE比較部12で新たに設定されたし
きい値レベルVte2により、傷が検出された場合は、図6
(B)に示すようにTE比較部12の出力が例えば”H"
レベルとなりTEスイッチ部10はaに接続され、TEホ
ールド回路11により保持されている傷が検出される直前
のTE信号レベルがサーボアンプ8に入力される。従っ
て、傷等が存在してTE信号の振幅が大きくなっても、
この信号レベルはサーボアンプ8側には入力されずに直
前の正常なTE信号レベルがサーボアンプ8に入力され
ることになり、トラッキング外れが生ずることを防止で
き、適正なトラッキング制御を行なうことができる。
【0032】この場合、図6(A)に示す従来装置のよ
うに、しきい値Vte1を設計標準値の1.0Vp-pに固定し
ておくと、傷等に起因してトラッキングエラー信号の振
幅がパルス状に大きくなってもしきい値Vte1の範囲内で
あるために傷等を検出できず、そのパルス状のトラッキ
ングエラー信号が直接サーボアンプ8に入力する。結果
的に、このパルス状トラッキングエラー信号に起因して
大きなトラッキング外れが生じて再生特性を劣化させる
ことになる。これに対して、図6(B)に示すように実
測値に合わせて例えばしきい値Vte2を0.525Vp-pに
小さく設定しておけば、図6(A)と同じようなパルス
状のトラッキングエラー信号が表れた時に、この信号は
新たなしきい値Vte2を越えるので、傷等を認識すること
ができる。この結果、TEスイッチ部10の切り換えに
よって、サーボアンプ8には図6(C)に示すように傷
等が発生する直前の略平坦なトラッキングエラー信号が
入力されるので、トラッキング外れを生ずることがな
く、再生特性を高く維持することが可能となる。このよ
うに、本発明によれば、例えば光ディスクの反射率が設
計時に想定したものより低くても、それに合わせて傷検
出のしきい値レベルを自動的に可変するので、再生に最
適なフォーカスサーボ及びトラッキングサーボ制御を行
うことができる。従って、再生特性を大幅に向上させる
ことができる。
【0033】尚、上記実施例では、FE信号系とTE信
号系に共にピーク検出回路20、22及びしきい値制御
回路21、23を設けた場合を例にとって説明したが、
これに限らず、例えばピックアップ3の光学的特性によ
っては、FEピーク検出回路20とFEしきい値制御回
路21とを設けて、他方は省略するようにしてもよい
し、逆に、TEピーク検出回路22とTEしきい値制御
回路23とを設けて他方は省略するようにしてもよい。
また、本実施例では傷や欠陥等の存否の判断は、それぞ
れ対応するFE信号とTE信号により個々に行なうよう
にしたが、これに加えて、RF信号を監視することによ
って得られる信号も、傷や欠陥等の存否の判断に用いる
ようにしてもよい。また、本実施例では、フォーカス或
いはトラッキングに対して傷等を検出した時に制御した
が、傷や欠陥等の判断を、RF信号、またはFE信号、
RF信号またはTE信号を監視して得られた信号で行
い、RF信号に対しても制御しても良い。これによりR
F信号の回路上のオーバーフロー等を防ぐことができ
る。
【0034】図7はこのような記録再生装置である第2
実施例を示す構成図である。尚、図1中と同一構成部分
については同じ符号を付して説明を省略する。ここでは
図1に示す構成に対して新たに付加した部材について説
明すると、符号24はRFピーク検出回路であり、RF
信号のピーク値(p-p 値)を検出する。符号25はRF
しきい値制御回路であり、符号26はRF比較部であ
る。このRF比較部26では入力されるRF信号としき
い値とに基づいて傷や欠陥等の存否を判断する。上記R
Fしきい値制御回路26は上記RFピーク検出回路から
の出力と予め設定されている上記RF比較部26におけ
るしきい値とに基づいて新たなしきい値を求めて、これ
をRF比較部26へ伝達する。
【0035】符号27、28はそれぞれオア回路であ
り、オア回路27は、上記RF比較部26の出力と前記
TE比較部12の出力の論理和をとっており、また、オ
ア回路28は上記RF比較部26の出力と前記FE比較
部7の出力の論理和をとっている。この実施例では、第
1実施例で説明したTE信号の初期動作を行なっている
間に、併せてRF信号のp-p 値も得られる。すなわち、
光ディスクの反射率の変化、歪み、面ブレ、偏重心等に
応じて光ディスク回転時のRF信号が変動するが、合焦
状態で光ディスクを数回回転させれば、この光ディスク
のRF信号のp-p 値を得ることができる。FE信号とT
E信号の初期操作については、第1実施例の場合と同様
なので、ここでは説明を省略する。
【0036】まず、光ディスク再生の初期状態で、プリ
アンプ4で作られたRF信号はRFピーク検出回路24及
びRF比較部26に入力される。RF信号をRFピーク検
出回路24に取り込み、RF信号のp-p 値の実測値RFp-
p 、例えば1.5V (図8参照)の実測値を算出しこの
値をRFしきい値制御回路25に入力する。そして、この
RFp-p 値から設計時に設定された所定の標準値RFre
f 、例えば2.0V (図9(A)参照)と比較し、傷検
出の新たなしきい値レベルVrf2、例えば0.75V (図
9(B)参照)を算出し、この新たなしきい値をRF比
較部26に入力する。
【0037】尚、ここで工場出荷時におけるRF信号の
傷等の検出レベルのしきい値Vrf1は1.0V とする(図
9(A)参照)。従って、ここでの数値関係は、図3に
て説明したフォーカスエラー信号の場合と同じである。
光ディスク再生時において、FE信号のFE比較部7で
設定されたしきい値レベルVfe2により、傷が検出されな
い場合は、比較部の出力が例えば”L"レベルとなり、ま
たRF信号のRF比較部26で新たに設定されたしきい値
レベルVrf2により、傷が検出されない場合は、RF比較
部26の出力が例えば”L"レベルとなり、この2つの検
出信号のORをオア回路28で取り、その結果がFEスイッ
チ部5に入力されて、FEスイッチ部5はbに接続され
る。このためプリアンプ4で生成されたFE信号がその
ままサーボアンプ8に入力される。
【0038】また、FE信号のFE比較部7で設定され
たしきい値レベルVfe2かRF信号のRF比較部26で新た
に設定されたしきい値レベルVrf2により、傷が検出され
た場合は、どちらか一方または両方の比較部7、26の
出力が例えば”H"レベルとなり、この2つの検出信号の
ORをオア回路28で取り、FEスイッチ部5に入力され、
FEスイッチ部5はaに接続されるので、FEホールド回
路6により保持されている傷が検出される直前のFE信
号がサーボアンプ8に入力される。更に、光ディスク再
生時、TE信号のTE比較部12では設定されたしきい値
レベルVte2により、傷が検出されない場合は、TE比較
部12の出力が例えば”L"レベルとなり、またRF信号の
RF比較部26で新たに設定されたしきい値レベルVrf2に
より、傷が検出されない場合は、RF比較部26の出力が
例えば”L"レベルとなり、この2つの検出信号のORをオ
ア回路27で取り、その結果がTEスイッチ部10に入力さ
れて、TEスイッチ部10はbに接続される。このためプ
リアンプ4で生成されたTE信号がそのままサーボアン
プ8に入力される。
【0039】また、TE信号のTE比較部12で設定され
たしきい値レベルVte2かRF信号のRF比較部26で新た
に設定されたしきい値レベルVrf2により、傷が検出され
た場合は、どちらか一方または両方の比較部12、26
の出力が例えば”H"レベルとなり、この2つの検出信号
のORをオア回路27で取り、TEスイッチ部10に入力さ
れ、TEスイッチ部10はaに接続され、TEホールド回
路11により保持されている傷が検出される直前のTE信
号がサーボアンプ8に入力される。このように、RF信
号に対する監視信号も含めて傷や欠陥の存否を判断する
ようにしたので、FE信号やTE信号に現れにくいがR
F信号に変化が現れやすい種類の例えば、指紋のような
傷であっても光ディスクの欠陥等の存否を確認すること
ができ、更に高い精度で欠陥の有無を検出することがで
きる。
【0040】また、この場合にも、信号系で得られた傷
等の有無を示す信号を、FE信号系或いはTE信号系の
いずれか一方のみに供給するようにしてもよいのは勿論
である。また、以上の図1及び図7を参照して説明した
各実施例では、各ホールド回路6、11を用いた場合を
例にとって説明したが、第3実施例としてこのホールド
回路6、11に代えて、図10に示すようにFEゲイン
コントロール回路29及びTEゲインコントロール回路
30をそれぞれ設けるようにしてもよい。このゲインコ
ントロール回路29、30により所定の時間だけFE信
号の或いはTE信号のサーボゲイン(位相を含む)を例
えば大きくする。
【0041】図10は、図7に示す構成におけるホール
ド回路6、11代えてゲインコントロール回路29、3
0を置き換えた構成例を示しており、この場合の動作
は、ゲインコントロール回路29または30にスイッチ
部5または10が切り換えられると、サーボアクチュエ
ータのゲインが例えばアップすることにより(位相余裕
もかわる)、フォーカス或いはトラッキングのサーボの
追従性がよくなって、結果的に、傷や欠陥等を検出した
時のFE信号やTE信号のパルス状の振幅値が抑制され
る。従って、先の実施例で説明したと同様に、高い精度
で傷や欠陥等を検出して対応することができ、再生特性
を向上させることができる。尚、上記実施例では、ゲイ
ンアップ(位相余裕の変化)をサーボアンプ8の入力前
で行っているが、制御CPU(図示せず)に検出信号を
入力し、制御CPUからサーボアンプ8をコントロール
してゲインアップ(位相余裕の変化)させてもよい。ま
た、ここでは図示しないが、図7に示すRF信号処理系
(RFピーク検出回路24、RFしきい値制御回路2
5、RF比較器26)を変更して、プリアンプ4から出
力するRF信号としきい値とを比較してこの比較結果信
号を出力するRF比較部と、前記RF信号のピーク値を
検出するRFピーク検出回路と、このRFピーク検出回
路の出力に基づいて前記RF比較部のしきい値を制御す
るRFしきい値制御回路と、前記RF信号の再生時の直
前の値を更新しつつホールドするRFホールド回路と、
前記RF信号と前記RFホールド回路の出力値とを切り
換えるRFスイッチ部と、前記RFしきい値制御回路の
出力と前記FEしきい値制御回路21の出力、或いは前
記TEしきい値制御回路23の出力との論理和をとるオ
ア回路と、このオア回路の出力信号により前記RFスイ
ッチ部を制御するように構成してもよい。これにより、
RF信号も監視して、この結果、傷や欠陥が存在すると
判断した場合に、RFスイッチ部を切り換えるようにし
たので、傷や欠陥等の検出精度を一層高めることが可能
になる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の再生装置
及び記録再生装置によれば、次のように優れた作用効果
を発揮することができる。請求項1に記載の発明によれ
ば、フォーカス・サーボ・ループが開状態のフォーカス
エラー信号のピーク値FEp-p に基づいて光ディスクな
どの情報記録媒体の欠陥や傷を検出するしきい値Vfe2を
可変調整するようにしたので、情報記録媒体の各種信号
のレベルが反射率等の影響で変化しても傷や欠陥を確実
に検出できる。従って、精度の高いフォーカス制御を行
なって再生特性を向上させることができる。請求項2に
記載の発明によれば、フォーカス・サーボ・ループが開
状態のトラッキングエラー信号のピーク値TEp-p に
づいて光ディスクなどの情報記録媒体の欠陥や傷を検出
するしきい値Vte2を可変調整するようにしたので、情報
記録媒体の各種信号のレベルが反射率等の影響で変化し
ても傷や欠陥を確実に検出できる。従って、精度の高い
トラッキング制御を行なって再生特性を向上させること
ができる。
【0043】請求項3及び4に規定する発明によれば、
情報記録媒体の欠陥や傷等の存否の判断に、上記フォー
カスエラー信号やトラッキングエラー信号から検出しに
くくRF信号から検出しやすい欠陥や傷に対しRF信号
に対する検出結果も加えるようにしたので、欠陥の存否
をより正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録再生装置の第1実施例を示す構成
図である。
【図2】初期動作時の各信号のタイミングチャートを示
す図である。
【図3】フォーカスエラー(FE)信号に関する設計標
準値と実測値の関係を示す図である。
【図4】傷等を検出した時のフォーカスエラー信号の波
形を示す図である。
【図5】トラッキングエラー(TE)信号に関する設計
標準値と実測値の関係を示す図である。
【図6】傷等を検出した時のトラッキングエラー信号の
波形を示す図である。
【図7】本発明の記録再生装置の第2実施例を示す構成
図である。
【図8】第2実施例のRF信号のピーク値を示す図であ
る。
【図9】第2実施例においてしきい値を調整する時の状
態を示す図である。
【図10】第3実施例のRF信号のピーク値を示す図で
ある。
【図11】従来の記録再生装置を示す構成図である。
【図12】FE比較部7におけるしきい値レベルの工場
出荷時の設計標準値を示す図である。
【図13】従来の装置の問題点を説明するための説明図
である。
【符号の説明】
1…光ディスク(情報記録媒体)、3…ピックアップ、
4…プリアンプ、5…FEスイッチ部、6…FEホール
ド部、7…FE比較部、8…サーボアンプ、9…フォー
カス用ドライバ、10…TEスイッチ部、11…TEホ
ールド回路、13…トラッキング用ドライバ、14…デ
コーダ、20…FEピーク検出回路、21…FEしきい
値制御回路、22…TEピーク検出回路、23…TEし
きい値制御回路、24…RFピーク検出回路、25…R
Fしきい値制御回路、26…RF比較部、27,28…
オア回路、29…FEゲインコントロール回路、30…
TEゲインコントロール回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00 - 7/10

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体を走査するピックアップか
    らの再生信号に基づいて生成したFE(フォーカスエラ
    ー)信号とTE(トラッキングエラー)信号によりフォ
    ーカス用サーボ信号とトラッキング用サーボ信号をそれ
    ぞれ形成するサーボアンプと、 前記フォーカス用サーボ信号により前記ピックアップの
    フォーカス制御を行なうフォーカス用ドライバと、 前記トラッキング用サーボ信号により前記ピックアップ
    のトラッキング制御を行なうトラッキング用ドライバ
    と、 前記FE信号を更新しつつホールドするFEホールド回
    路と、 前記FE信号と前記FEホールド回路の出力値とを切り
    換えて、前記サーボアンプに供給するFEスイッチ部
    と、 前記FE信号とFEしきい値とをレベル比較した比較結
    果に応じて前記FEスイッチ部の切り換えを行なうFE
    比較部とを少なくとも有する再生装置において、 前記FE信号のピーク値を検出するFEピーク検出回路
    と、前記 FEピーク検出回路により検出された前記FE信号
    のピーク値に基づいて前記FE比較部の前記FEしきい
    値を可変制御するFEしきい値制御回路とを備え、前記
    情報記録媒体の情報再生を行なうことを特徴とする再
    装置。
  2. 【請求項2】 情報記録媒体を走査するピックアップか
    らの再生信号に基づいて生成したFE(フォーカスエラ
    ー)信号とTE(トラッキングエラー)信号によりフォ
    ーカス用サーボ信号とトラッキング用サーボ信号をそれ
    ぞれ形成するサーボアンプと、 前記フォーカス用サーボ信号により前記ピックアップの
    フォーカス制御を行なうフォーカス用ドライバと、 前記トラッキング用サーボ信号により前記ピックアップ
    のトラッキング制御を行なうトラッキング用ドライバ
    と、 前記TE信号を更新しつつホールドするTEホールド回
    路と、 前記TE信号と前記TEホールド回路の出力値とを切り
    換えて、前記サーボアンプに供給するTEスイッチ部
    と、 前記TE信号とTEしきい値とをレベル比較した比較結
    果に応じて前記TEスイッチ部の切り換えを行なうTE
    比較部とを少なくとも有する再生装置において、 前記TE信号のピーク値を検出するTEピーク検出回路
    と、前記 TEピーク検出回路により検出された前記TE信号
    のピーク値に基づいて前記TE比較部の前記TEしきい
    値を可変制御するTEしきい値制御回路とを備え、前記
    情報記録媒体の情報再生を行なうことを特徴とする再
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ピックアップからの再生信号に基づ
    いて生成したRF信号とRFしきい値とをレベル比較し
    た比較結果信号を出力するRF比較部と、 前記RF信号のピーク値を検出するRFピーク検出回路
    と、前記 RFピーク検出回路により検出された前記RF信号
    のピーク値に基づいて前記RF比較部の前記RFしきい
    値を可変制御するRFしきい値制御回路と、前記 RFしきい値制御回路の出力と前記FEしきい値制
    御回路の出力との論理和をとるオア回路とを備え、 前記FEスイッチ部の切り換えを、前記オア回路の出力
    で制御することを特徴とする請求項記載の再生装置。
  4. 【請求項4】 前記ピックアップからの再生信号に基づ
    いて生成したRF信号とRFしきい値とをレベル比較し
    た比較結果信号を出力するRF比較部と、 前記RF信号のピーク値を検出するRFピーク検出回路
    と、 前記RFピーク検出回路により検出された前記RF信号
    のピーク値に基づいて前記RF比較部の前記RFしきい
    値を可変制御するRFしきい値制御回路と、 前記RFしきい値制御回路の出力と前記TEしきい値制
    御回路の出力との論理和をとるオア回路とを備え、 前記TEスイッチ部の切り換えを、前記オア回路の出力
    で制御することを特徴とする請求項2記載の再生装置。
  5. 【請求項5】 情報記録媒体を走査するピックアップか
    らの再生信号に基づいて生成したFE(フォーカスエラ
    ー)信号とTE(トラッキングエラー)信号によりフォ
    ーカス用サーボ信号とトラッキング用サーボ信号をそれ
    ぞれ形成するサーボアンプと、 前記フォーカス用サーボ信号により前記ピックアップの
    フォーカス制御を行なうフォーカス用ドライバと、 前記トラッキング用サーボ信号により前記ピックアップ
    のトラッキング制御を行なうトラッキング用ドライバ
    と、 前記FE信号を更新しつつホールドするFEホールド回
    路と、 前記FE信号と前記FEホールド回路の出力値とを切り
    換えて、前記サーボアンプに供給するFEスイッチ部
    と、 前記FE信号とFEしきい値とをレベル比較した比較結
    果に応じて前記FEスイッチ部の切り換えを行なうFE
    比較部とを少なくとも有する記録再生装置において、 前記FE信号のピーク値を検出するFEピーク検出回路
    と、 前記FEピーク検出回路により検出された前記FE信号
    のピーク値に基づいて前記FE比較部の前記FEしきい
    値を可変制御するFEしきい値制御回路とを備え、前記
    情報記録媒体の情報再生を行なうことを特徴とする記録
    再生装置。
  6. 【請求項6】 情報記録媒体を走査するピックアップか
    らの再生信号に基づいて生成したFE(フォーカスエラ
    ー)信号とTE(トラッキングエラー)信号によりフォ
    ーカス用サーボ信号とトラッキング用サーボ信号をそれ
    ぞれ形成するサーボアンプと、 前記フォーカス用サーボ信号により前記ピックアップの
    フォーカス制御を行なうフォーカス用ドライバと、 前記トラッキング用サーボ信号により前記ピックアップ
    のトラッキング制御を行なうトラッキング用ドライバ
    と、 前記TE信号を更新しつつホールドするTEホールド回
    路と、 前記TE信号と前記TEホールド回路の出力値とを切り
    換えて、前記サーボアンプに供給するTEスイッチ部
    と、 前記TE信号とTEしきい値とをレベル比較した比較結
    果に応じて前記TEスイッチ部の切り換えを行なうTE
    比較部とを少なくとも有する記録再生装置において、 前記TE信号のピーク値を検出するTEピーク検出回路
    と、 前記TEピーク検出回路により検出された前記TE信号
    のピーク値に基づいて前記TE比較部の前記TEしきい
    値を可変制御するTEしきい値制御回路とを備え、前記
    情報記録媒体の情報再生を行なうことを特徴とする記録
    再生装置。
  7. 【請求項7】 前記ピックアップからの再生信号に基づ
    いて生成したRF信号とRFしきい値とをレベル比較し
    た比較結果信号を出力するRF比較部と、 前記RF信号のピーク値を検出するRFピーク検出回路
    と、 前記RFピーク検出回路により検出された前記RF信号
    のピーク値に基づいて前記RF比較部の前記RFしきい
    値を可変制御するRFしきい値制御回路と、 前記RFしきい値制御回路の出力と前記FEしきい値制
    御回路の出力との論理和をとるオア回路とを備え、 前記FEスイッチ部の切り換えを、前記オア回路の出力
    で制御することを特徴とする請求項5記載の記録再生装
    置。
  8. 【請求項8】 前記ピックアップからの再生信号に基づ
    いて生成したRF信号とRFしきい値とをレベル比較し
    た比較結果信号を出力するRF比較部と、 前記RF信号のピーク値を検出するRFピーク検出回路
    と、 前記RFピーク検出回路により検出された前記RF信号
    のピーク値に基づいて前記RF比較部の前記RFしきい
    値を可変制御するRFしきい値制御回路と、 前記RFしきい値制御回路の出力と前記TEしきい値制
    御回路の出力との論理和をとるオア回路とを備え、 前記TEスイッチ部の切り換えを、前記オア回路の出力
    で制御することを特徴とする請求項6記載の記録再生装
    置。
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