JP3533745B2 - 移動体測位装置 - Google Patents

移動体測位装置

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JP3533745B2
JP3533745B2 JP07423795A JP7423795A JP3533745B2 JP 3533745 B2 JP3533745 B2 JP 3533745B2 JP 07423795 A JP07423795 A JP 07423795A JP 7423795 A JP7423795 A JP 7423795A JP 3533745 B2 JP3533745 B2 JP 3533745B2
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川 誠 司 石
訪 喜 久 諏
藤 毅 伊
田 富 夫 保
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Aisin Corp
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S19/00Satellite radio beacon positioning systems; Determining position, velocity or attitude using signals transmitted by such systems
    • G01S19/38Determining a navigation solution using signals transmitted by a satellite radio beacon positioning system
    • G01S19/39Determining a navigation solution using signals transmitted by a satellite radio beacon positioning system the satellite radio beacon positioning system transmitting time-stamped messages, e.g. GPS [Global Positioning System], GLONASS [Global Orbiting Navigation Satellite System] or GALILEO
    • G01S19/42Determining position
    • G01S19/48Determining position by combining or switching between position solutions derived from the satellite radio beacon positioning system and position solutions derived from a further system
    • G01S19/49Determining position by combining or switching between position solutions derived from the satellite radio beacon positioning system and position solutions derived from a further system whereby the further system is an inertial position system, e.g. loosely-coupled
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S5/00Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations
    • G01S5/01Determining conditions which influence positioning, e.g. radio environment, state of motion or energy consumption
    • G01S5/017Detecting state or type of motion

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体の現在位置を測
位する移動体測位装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より自動車、航空機、船舶等の各種
の移動体の現在位置を測位する移動体測位装置として、
人工衛星を用いたGPS(Global Positioning Sistem
)を利用した装置が使用されている。
【0003】この種の装置としては、常に現在位置デー
タを更新して出力する装置が一般的である。このもの
は、人工衛星からの測位用電波を受信するGPS受信手
段と、その電波情報に基づいて移動体の現在位置を測位
して所定測位タイミング毎に現在位置データを出力する
GPS測位手段と、所定測位タイミング毎に常に新しい
現在位置データに更新して記憶する現在位置記憶手段と
を備えたものである。
【0004】ところが、この装置では、移動体の停止時
にもかかわらず現在位置データを更新しているので、G
PS測位データがもつ様々な誤差要因により停止時にお
ける移動体の現在位置データが変動する場合がある。
【0005】そこで、移動体の停止時における移動体の
現在位置データの変動を無くす装置として、特開平5−
26680号公報に示されるものが知られている。この
ものは、人工衛星からの測位用電波を受信するGPS受
信手段と、その電波情報に基づいて移動体の現在位置を
測位して所定測位タイミング毎に現在位置データを出力
するGPS測位手段と、所定測位タイミング毎に新しい
現在位置データに更新して記憶する現在位置記憶手段
と、移動体に設けられ自己の移動速度を検出してその移
動速度データを出力する移動速度検出手段と、移動速度
データに基づいて移動体が停止しているか否かを判別
し、移動体が停止している場合に、現在位置記憶手段に
おける現在位置データの更新を禁止する更新禁止手段と
を備えたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このもので
は、移動体の停止時には常に現在位置データの更新を禁
止しているので、移動体が停止した瞬間における現在位
置データが真値から大きく外れていた(比較的大きな誤
差を含んでいた)場合、停止している間その状態のまま
である。つまり、停止時における現在位置データの精度
が悪くなる。
【0007】従って、移動開始時における現在位置デー
タの軌跡が不自然となり、正確な現在位置データに到達
するまで時間を要することになる。
【0008】故に、本発明は、停止時における現在位置
データを誤差の最も少ない位置に接近させてその位置に
維持させることにより、停止時における現在位置データ
の精度を向上させることができると共に現在位置データ
の変動を防止できる移動体測位装置を提供することを、
その技術的課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために請求項1の発明において講じた技術的手段(以
下第1の技術的手段と称する)は、人工衛星からの測位
用電波を受信するGPS受信手段と、電波情報に基づい
て移動体の現在位置を測位して所定測位タイミング毎に
現在位置データを出力するGPS測位手段と、所定測位
タイミング毎に新しい現在位置データに更新して記憶す
る現在位置記憶手段と、電波情報に基づいて現在位置デ
ータの推定誤差を演算して所定測位タイミング毎に現在
位置推定誤差データを出力する推定誤差演算手段と、移
動体に設けられ、自己の移動速度を検出してその移動速
度データを出力する移動速度検出手段と、移動速度デー
タに基づいて移動体が停止しているか否かを判別すると
共に、今回の測位タイミングにおける現在位置推定誤差
データと前回の測位タイミングにおける現在位置推定誤
差データとを比較し、移動体が停止し且つ今回の測位タ
イミングにおける現在位置推定誤差データが前回の測位
タイミングにおける現在位置推定誤差データよりも小さ
い場合にのみ、現在位置記憶手段における現在位置デー
タを更新する更新禁止手段とを備えたことである。
【0010】上記第1の技術的手段において、移動体の
停止時における現在位置データを一層真値に接近させて
その位置に維持させるために、移動体が停止し且つ今回
の測位タイミングにおける現在位置推定誤差データが前
回の測位タイミングにおける現在位置推定誤差データよ
りも小さい場合にのみ、前回の測位タイミングにおける
現在位置推定誤差データを今回の測位タイミングにおけ
る現在位置推定誤差データに更新すると好ましい。
【0011】上記技術的課題を解決するために請求項3
の発明において講じた技術的手段(以下第2の技術的手
段と称する)は、人工衛星からの測位用電波を受信する
GPS受信手段と、電波情報に基づいて移動体の現在位
置を測位して所定測位タイミング毎に第1現在位置デー
タを出力するGPS測位手段と、移動体に設けられ、自
己の移動速度を検出してその移動速度データを出力する
移動速度検出手段と、移動体に設けられ、自己の方位を
検出してその方位データを出力する方位検出手段と、移
動速度データ及び方位データに基づいて移動体の移動量
を演算して前回の測位タイミングにおける移動体の位置
である基準位置に和することにより移動体の現在位置を
測位して所定測位タイミング毎に第2現在位置データを
出力する自立型測位手段と、第1現在位置データ及び第
2現在位置データを融合して移動体の現在位置を測位し
て所定測位タイミング毎に融合現在位置データを出力す
る融合測位手段と、第1現在位置データの推定誤差及び
第2現在位置データの推定誤差に基づいて融合現在位置
データの融合推定誤差を演算する融合推定誤差演算手段
と、移動速度データに基づいて移動体が停止しているか
否かを判別すると共に、今回の測位タイミングにおける
融合推定誤差データと前回の測位タイミングにおける融
合推定誤差データとを比較し、移動体が停止し且つ今回
の測位タイミングにおける融合推定誤差データが前回の
測位タイミングにおける融合推定誤差データよりも小さ
い場合にのみ、基準位置を今回の測位タイミングにおけ
る融合現在位置データに更新する更新禁止手段とを備え
たことである。
【0012】上記第2の技術的手段において、移動体の
停止時における現在位置データを一層真値に接近させて
その位置に維持させるために、移動体が停止し且つ今回
の測位タイミングにおける現在位置推定誤差データが前
回の測位タイミングにおける現在位置推定誤差データよ
りも小さい場合にのみ、前回の測位タイミングにおける
融合推定誤差データを今回の測位タイミングにおける融
合推定誤差データに更新すると好ましい。
【0013】
【作用】上記第1の技術的手段によれば、移動体が停止
し且つ今回の測位タイミングにおける現在位置推定誤差
データが前回の測位タイミングにおける現在位置推定誤
差データよりも小さい場合には、現在位置データを更新
するので、移動体が停止した瞬間における現在位置デー
タが真値から大きく外れていた場合でも、その現在位置
データを真値に接近させることができる。その結果、停
止時における現在位置データの精度が向上する。従っ
て、停止中は常に更新を禁止する従来技術と比較して、
移動開始時における現在位置データの軌跡が自然とな
り、正確な現在位置データに到達するまで時間を短縮で
きる。
【0014】又、移動体が停止中で今回の現在位置推定
誤差データが前回の現在位置推定誤差データ以上の場合
には、現在位置データの更新を禁止するので、停止中に
おける現在位置データの不用意な変動(精度が悪くなる
方向への変動)を防止できる。
【0015】又、上記第1の技術的手段において、移動
体が停止し且つ今回の現在位置推定誤差データが前回の
現在位置推定誤差データよりも小さい場合にのみ、前回
の測位タイミングにおける現在位置推定誤差データを今
回の測位タイミングにおける現在位置推定誤差データに
更新すると、停止後時間の経過に伴い現在位置推定誤差
データを最小値に接近させることができる。その結果、
移動体の停止時における現在位置データを一層真値に接
近させることができ、停止時における現在位置データの
精度が一層向上する。
【0016】上記第2の技術的手段によれば、移動体が
停止し且つ今回の測位タイミングにおける融合推定誤差
データが前回の測位タイミングにおける融合推定誤差デ
ータよりも小さい場合に、自立型測位の基準位置(つま
り停止中においては今回の第2現在位置データ)を今回
の測位タイミングにおける融合現在位置データに更新す
るので、移動体が停止した瞬間における融合現在位置デ
ータが真値から大きく外れていた場合でも、その融合現
在位置データを真値に接近させることができる。その結
果、停止時における融合現在位置データの精度が向上す
る。従って、停止中は常に更新を禁止する従来技術と比
較して、移動開始時における現在位置データの軌跡が自
然となり、正確な現在位置データに到達するまで時間を
短縮できる。
【0017】又、移動体が停止中で今回の現在位置推定
誤差データが前回の現在位置推定誤差データ以上の場合
には、自立型測位の基準位置の更新を禁止するので、停
止中における現在位置データの不用意な変動(精度が悪
くなる方向への変動)を防止できる。
【0018】又、上記第2の技術的手段において、移動
体が停止し且つ今回の融合推定誤差データが前回の融合
推定誤差データよりも小さい場合にのみ、前回の測位タ
イミングにおける融合推定誤差データを今回の測位タイ
ミングにおける融合推定誤差データに更新すると、停止
後時間の経過に伴い融合推定誤差データを最小値に接近
させることができる。その結果、移動体の停止時におけ
る現在位置データを一層真値に接近させることができ、
停止時における現在位置データの精度が一層向上する。
【0019】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて説明する。
【0020】図1は第1実施例に係る車両測位装置のブ
ロック図である。この装置は、自動車に搭載され、受信
アンテナ10と、GPS受信機11と、GPS復調器1
2と、車速センサ13と、電子制御ユニット14と、表
示装置15とを備えている。
【0021】各人工衛星からは1.57542GHzの
電波が送られている。この電波は正確な時刻と軌道の関
数及び情報の精度を示すデータを含んでおり、地上で
は、衛星から得た時刻,軌道の関数から衛星の位置を知
ることができ、衛星の時刻と受信点の時刻との差即ち電
波の伝播遅延時間に基づいて、衛星から受信点までの距
離を知ることができる。
【0022】GPS受信機11は、受信アンテナ10を
介して各人工衛星からの電波を受信しており、その信号
をGPS復調器12に出力する。GPS復調器12は、
電波情報即ち衛星の軌道を示す関数,時刻及び情報の精
度を示すデータを復調し、電子制御ユニット14に出力
する。車速センサ13は、自動車の車輪軸の回転に応じ
てパルス信号を電子制御ユニット14に出力するもので
ある。車速センサ13は、例えば、自動車のトランスミ
ッションの出力軸,又はこれと同期し回転する軸の回り
に設けられた磁石(図示せず)と、この磁石近傍に設け
られたリードスイッチ(図示せず)から構成し、車輪の
回転に伴いリードスイッチがオン・オフするよう構成す
れば良い。表示装置15は、電子制御ユニット14から
得た自動車の現在位置等を表示するものである。
【0023】電子制御ユニット14は、各人工衛星から
得た電波情報に基づいて自動車の現在位置を測位するも
ので、内部にマイクロコンピュータ(図示せず)を含ん
でいる。このマイクロコンピュータの作動を図2を参照
して説明する。
【0024】まず、ステップ20にて、GPS受信機1
1からGPS測位データDG が所定の測位タイミング毎
にマイクロコンピュータに入力される。次いで、ステッ
プ22にて、車速センサ13により検出した速度データ
Dv が所定の測位タイミング毎にマイクロコンピュータ
に入力される。
【0025】次に、ステップ24にて、GPS測位デー
タDG が入力されたか否かを判別し、入力されなかった
場合にはそのまま待機する。GPS測位データDG が入
力された場合には、ステップ26にて次の数1式に従っ
て測位推定誤差EG を計算すした後、ステップ28に進
む。
【0026】
【数1】EG =(PDOP)×(UERE) ここで、PDOPは、各衛星の配置による誤差に相当
し、UEREは、衛星の配置によらない誤差即ち各衛星
の内部状態による誤差(衛星の時計の誤差や衛星の軌道
の予測誤差)に相当するものである。
【0027】ステップ28にて、速度データDv に基づ
いて自車が停止しているか否かを判別する。即ち、速度
データDv が略零であるか否かを判別する。自車が停止
している場合には、ステップ30にて、数1式により求
めた今回の測位タイミングにおける測位推定誤差EG が
前回の測位タイミングにおける測位推定誤差EG0よりも
小さいか否かを判別する。今回の測位推定誤差EG が前
回の測位推定誤差EG0よりも小さい場合には、ステップ
32にて、今回のGPS測位データDG で現在位置を更
新する。次いで、ステップ34にて、前回の測位推定誤
差EG0を今回の測位推定誤差EG に更新する。最後に、
ステップ36にて、更新された自車の現在位置を表示装
置15に出力してステップ20に戻る。
【0028】ステップ28において、自車が停止してい
ない場合には、ステップ32に進み、今回のGPS測位
データDG で現在位置を更新する。次いで、ステップ3
4にて、前回の測位推定誤差EG0を今回の測位推定誤差
EG に更新する。最後に、ステップ36にて、更新され
た自車の現在位置を表示装置15に出力してステップ2
0に戻る。
【0029】ステップ28にて自車が停止しており、ス
テップ30にて今回の測位推定誤差EG が前回の測位推
定誤差EG0以上の場合には、現在位置の更新を禁止す
る。又、その場合には、前回の測位推定誤差EG0の更新
も禁止する。その後、ステップ36にて、前回のGPS
測位データDG を現在位置として表示装置15に出力す
る。
【0030】図3を参照して、第1実施例の自動車測位
装置の効果について説明する。ここで、図3は停止中の
測位点の動きを説明したものである。尚、図3におい
て、(停止後初回の測位推定誤差EG1)>(停止後3〜
5回目の測位推定誤差EG3〜5)>(停止後7,8回目
の測位推定誤差EG7,8)>(停止後2回目の測位推定誤
差EG2)>(停止後6回目の測位推定誤差EG6)と仮定
する。
【0031】図3に示すように、第1実施例の装置で
は、停止中に今回の測位推定誤差EGが前回の測位推定
誤差EG0よりも小さい場合(即ち2,6回目の測位)に
は、今回の測位データで更新しているので、停止後初回
の測位データが真値PT から大きく外れた場合でも、停
止後時間の経過に伴い次第に現在位置の真値PT に接近
していく。又、停止中に今回の測位推定誤差EG が前回
の測位推定誤差EG0よりも大きい場合(即ち1,3〜
5,7,8回目の測位)には、前回の測位データの更新
を禁止しているので、停止中における測位データの不用
意な変動を防止できる。
【0032】一方、停止中は常に前回の測位データの更
新を禁止する従来例1では、図3に示す如く、測位デー
タは、停止後初回の測位データのまま動かないことか
ら、停止後初回の測位データが真値PT から大きく外れ
た場合には、測位精度が悪くなる。また、常に前回の測
位データを今回の測位データで更新する従来例2では、
停止中における測位データが測位タイミング毎に変動す
ることから、測位精度が悪くなる。
【0033】図4は第2実施例に係る車両測位装置のブ
ロック図である。この装置は、第1実施例の装置に加え
て、圧電振動ジャイロ16を備えたものである。圧電振
動ジャイロ16は、自動車に固定され、自動車の鉛直軸
を中心とする回転角速度ωに比例したレベルのアナログ
信号を後述する電子制御ユニット14’出力するもので
ある。圧電振動ジャイロ16は、0〜5ボルトの電圧の
出力が可能であり、2.5ボルトを中心に、右回転の場
合2.5ボルト以上の電圧を、左回転の場合2.5ボル
ト以下の電圧を出力するよう調整されている。尚、第2
実施例の装置に加えて、気圧の変化即ち高度変化に応じ
てレベルが変化するアナログ信号を出力する高度センサ
(図示せず)を備えても良い。
【0034】第2実施例の電子制御ユニット14’は、
各人工衛星からの電波情報に基づくGPS測位データ及
び自立型センサ即ち車速センサ13と圧電振動ジャイロ
16に基づく自立型測位データを融合することにより、
自車の現在測位を測位するもので、内部にマイクロコン
ピュータ(図示せず)を備えている。
【0035】図5に従ってマイクロコンピュータの作動
について説明する。
【0036】まず、ステップ40にて、利用可能な衛星
が3つ以上あるか否かを判別する。
【0037】つまり、復調が終了した衛星が3つ以上あ
るか否かを判別する。利用可能な衛星が3つ以上ある場
合には、ステップ42にて前述の数1式に基づきGPS
測位推定誤差EG を計算する。
【0038】次に、ステップ44にて、自立航法が可能
か否かを判別する。つまり、基準位置(前回の測位デー
タ)及び前回の方位データがあるか否かを判別する。自
立航法が可能である場合には、ステップ46にて次の数
2,3式に基づき自立型測位推定誤差ED を計算する。
【0039】
【数2】ED =E0 +e ここで、E0 は、自立航法の基準位置(前回位置)の推
定誤差を示し、eは、自立航法により求めた移動量の推
定誤差を示す。尚、初回のE0 は、初回のGPS測位デ
ータの推定誤差EG である。
【0040】
【数3】 e=STEP・sinφerror +STEPerror ここで、STEP・sinφerror は、方位推定誤差φ
error (今回の実測方位φ−真の方位φT )を距離に変
換したものであり、図6の線分AA’に相当する。又、
STEPerror は、積算距離推定誤差(今回の実測積算
距離STEP−真の積算距離STEPT )であり、図6
の線分ABに相当する。尚、STEPは、車速センサ1
3からの速度データ及びロール(即ちタイヤ1周の長
さ)から演算された積算距離である。
【0041】次に、ステップ48にて、GPS測位デー
タPG 及び自立型測位データPD を重みつけして自車の
現在位置を測位する。これを詳細に説明する。
【0042】まず、GPS測位データPG を、次の数4
式に基づき計算する。
【0043】
【数4】Ax=L ここで、利用可能な衛星が4つある場合には、Aは数5
式で表される4×4の行列であり、xは〔Δx Δy
Δz cΔt〕T で表される1×4の行列であり、Lは
〔Δl1 Δl2 Δl3 Δl4 〕T で表される1×4の行
列である。又、利用可能な衛星が3つある場合には、A
は数6式で表され、xは〔Δx ΔyΔz cΔt〕T
で表され、Lは〔Δl1 Δl2 Δl3 0〕T で表され
る。
【0044】
【数5】
【0045】
【数6】
【0046】ここで、行列Aにおけるli,mi,ni は、
図7に示すei ベクトルの要素である。ei =(li m
i ni )(但しi=1〜4,衛星数)は、i番目の衛星
から前回位置P0 (0,0,0)へ向かうベクトルを示
す。このベクトルは衛星からの電波情報から得られる。
【0047】測位解を含むxにおける(Δx Δy Δ
z)は、前回位置P0 からGPSにより測位する今回位
置PG に向かうベクトルを示し、未知数である。ここで
はこれが今回位置PG に相当するものである。又、Δt
は前回位置P0 における時刻と今回位置PG に達したと
きの時刻の時間差を示し、cは光速を示す。
【0048】Δli (但しi=1〜4,衛星数)は数7
式で表される。即ちΔli は各衛星から今回位置PG ま
での擬似距離li から各衛星から前回位置P0 までの擬
似距離l0iを引いた距離である。これらの擬似距離も、
衛星からの電波情報から得られる。
【0049】
【数7】Δli =li −l0i 以上示したように、3つ以上の衛星から数4式に基づき
未知数であるGPS測位データPG (Δx Δy Δ
z)を計算する。
【0050】一方、自立型測位データPD を、次の数8
式に基づき計算する。即ち、自立型測位データPD は、
基準位置(前回位置)P0 に車速センサ13及び圧電振
動ジャイロ16を用いて算出された移動量ΔPを加えた
ものである。
【0051】
【数8】PD =P0 +ΔP ここで、ΔP(δx δy 0)の各成分のδx,δy は次の
数9式で表される。
【0052】
【数9】δx =STEP・cosθ δy =STEP・sinθ ここで、STEPは前述したように積算距離を示し、θ
は圧電振動ジャイロ16により求めた角速度から算出し
た回転角度(つまり今回の方位から前回の方位を差し引
いた値)を示す。
【0053】以上示したように、車速センサ13からの
速度データ及び圧電振動ジャイロ16からの角速度デー
タに基づいて数8,9式を用いて自立型測位データPD
(δx,δy,0)を計算する。
【0054】次に、GPS測位データPG 、自立型測位
データPD 、GPS測位推定誤差EG 及び自立型測位推
定誤差ED を用いて、次の数10式に基づき組合せ測位
データPを計算する。つまり、図8に示すように、組合
せ測位データPは線分PD PG をED2:EG2に内分する
点である。即ち、組合せ測位データPはGPS測位デー
タPG と自立型測位データPD とを夫々の測位推定誤差
に応じて重み付けしたものであり、測位精度が良好なも
のとなる。
【0055】
【数10】 P=(ED2・PG +EG2・PD )/(ED2+EG2) 以上の如く、ステップ48の測位が終了すると、ステッ
プ50にて、GPS測位推定誤差EG 及び自立型測位推
定誤差ED を用いて、数11式に基づき組合せ測位推定
誤差Eを計算する。
【0056】
【数11】E=2EG2・ED2/(ED2+EG2) ここで、数11式は、E=ED =EG を満たすように設
定されている。
【0057】次に、ステップ52にて、自車が停止して
いるか否かを判別する。停止している場合には、ステッ
プ54にて、今回の測位タイミングにおける組合せ測位
推定誤差Eが前回の測位タイミングにおける組合せ測位
推定誤差E0 よりも小さいか否かを判別する。今回の組
合せ測位推定誤差Eが前回の組合せ測位推定誤差E0よ
りも小さい場合には、ステップ56にて自立型測位の基
準位置即ち前回位置P0 を今回の組合せ測位データPで
更新する。次いでステップ58にて、前回の組合せ測位
推定誤差E0 を今回の組合せ測位推定誤差Eで更新す
る。最後に、ステップ60にて、今回の組合せ測位デー
タPを表示装置15に出力してステップ40に戻る。
【0058】ステップ52において、自車が停止してい
ない場合には、ステップ56に進み、基準位置P0 を今
回の組合せ測位データPで更新する。次いで、ステップ
58にて、前回の測位推定誤差E0 を今回の測位推定誤
差Eに更新する。最後に、ステップ60にて、今回の組
合せ測位データPを表示装置15に出力してステップ4
0に戻る。
【0059】ステップ52にて自車が停止しており、ス
テップ54にて今回の測位推定誤差Eが前回の測位推定
誤差E0 以上の場合には、基準位置P0 の更新を禁止す
る。
【0060】又、その場合には、前回の測位推定誤差E
0 の更新も禁止する。その後、ステップ60にて、今回
の組合せ測位データPを現在位置として表示装置15に
出力してステップ40に戻る。
【0061】一方、ステップ44において、自立航法が
不可能な場合には、ステップ62に進み、ステップ48
と同様に、数4式に基づきGPS測位データPG を計算
する。その後、ステップ56にて自立型測位の基準位置
即ち前回位置P0 を今回の組合せ測位データPで更新す
る。次いでステップ58にて、前回の組合せ測位推定誤
差E0 を今回の組合せ測位推定誤差Eで更新する。最後
に、ステップ60にて、今回の組合せ測位データPを表
示装置15に出力してステップ40に戻る。
【0062】ステップ40において、利用可能な衛星が
3つ未満の場合には、ステップ64に進み、自立航法が
可能か否かを判別する。自立航法が可能な場合には、ス
テップ66にて、ステップ46と同様な方法で、数2,
3式に基づき自立型測位推定誤差ED を計算する。次い
で、数8,9式に基づき自立型測位データPD を計算す
る。その後、ステップ56にて自立型測位の基準位置即
ち前回位置P0 を今回の組合せ測位データPで更新す
る。次いでステップ58にて、前回の組合せ測位推定誤
差E0 を今回の組合せ測位推定誤差Eで更新する。最後
に、ステップ60にて、今回の組合せ測位データPを表
示装置15に出力してステップ40に戻る。
【0063】尚、ステップ64において、自立航法も不
可能である場合には、測位することなく、ステップ60
にて、前回の測位データを現在位置として出力する。
【0064】図9〜11を参照して、第2実施例の自動
車測位装置の効果について説明する。
【0065】図9は、停止中において基準位置を更新し
ない場合の測位データの動きを説明したものである。
【0066】図9に示すように、停止中において基準位
置を更新しない第2実施例の装置は、停止中においても
常に基準位置を今回の測位データで更新する従来例2の
装置に比べて、停止中における測位データの変動が少な
くなる。
【0067】図10は、停止中における第2実施例の測
位データの動きを説明したものである。尚、図10にお
いて、(停止後初回,3〜5回目の測位推定誤差E1,3
〜5)>(停止後2回目の測位推定誤差E2 )と仮定す
る。
【0068】第2実施例の装置では、停止中に今回の測
位推定誤差Eが前回の測位推定誤差E0 よりも小さい場
合(即ち2回目の測位)には、自立型測位の基準位置即
ち前回位置P0 を今回の組合せ測位データP2 で更新し
ているので、図示する如く、停止後初回の測位データが
真値PT から大きく外れた場合でも、停止後時間の経過
に伴い次第に現在位置の真値PT に接近していく。又、
停止中に今回の測位推定誤差Eが前回の測位推定誤差E
0 よりも大きい場合(即ち1,3〜5回目の測位)に
は、自立型測位の基準位置P0 の更新を禁止しているの
で、停止中における測位データの不用意な変動を防止で
きる。このように、3回目以降の測位データP3 〜5 は
推定誤差の最も小さいP2 近傍に引き寄せられる。
【0069】これに対して、停止中は常に前回の測位デ
ータの更新を禁止する従来例1では、図10に示す如
く、測位データは、停止後初回の測位データのまま動か
ないことから、停止後初回の測位データが真値PT から
大きく外れた場合には、測位精度が悪くなる。また、常
に自立型測位の基準位置P0 を更新する従来例2では、
停止中における測位データが測位タイミング毎に不用意
に変動することから、3回目以降の測位データP3 〜5
は推定誤差の最も小さいP2 近傍に引き寄せられ難くな
る。
【0070】図11は、走行直後における第2実施例の
測位データの動きを説明したものである。
【0071】図11に示すように、第2実施例の装置で
は、停止中において測位データが真値PT に接近してい
るので、従来例1,2に比べて、走行直後の走行軌跡が
自然なものとなる。
【0072】
【発明の効果】請求項1の発明は、以下の如く効果を有
する。
【0073】移動体が停止し且つ今回の測位タイミング
における現在位置推定誤差データが前回の測位タイミン
グにおける現在位置推定誤差データよりも小さい場合に
は、現在位置データを更新するので、移動体が停止した
瞬間における現在位置データが真値から大きく外れてい
た場合でも、その現在位置データを真値に接近させるこ
とができる。その結果、停止時における現在位置データ
の精度が向上する。従って、停止中は常に更新を禁止す
る従来技術と比較して、移動開始時における現在位置デ
ータの軌跡が自然となり、正確な現在位置データに到達
するまで時間を短縮できる。
【0074】又、移動体が停止中で今回の現在位置推定
誤差データが前回の現在位置推定誤差データ以上の場合
には、現在位置データの更新を禁止するので、停止中に
おける現在位置データの不用意な変動(精度が悪くなる
方向への変動)を防止できる。
【0075】請求項2の発明は、以下の如く効果を有す
る。
【0076】移動体が停止し且つ今回の現在位置推定誤
差データが前回の現在位置推定誤差データよりも小さい
場合にのみ、前回の測位タイミングにおける現在位置推
定誤差データを今回の測位タイミングにおける現在位置
推定誤差データに更新するので、停止後時間の経過に伴
い現在位置推定誤差データを最小値に接近させることが
できる。その結果、移動体の停止時における現在位置デ
ータを一層真値に接近させることができ、停止時におけ
る現在位置データの精度が一層向上する。
【0077】請求項3の発明は、以下の如く効果を有す
る。
【0078】移動体が停止し且つ今回の測位タイミング
における融合推定誤差データが前回の測位タイミングに
おける融合推定誤差データよりも小さい場合に、自立型
測位の基準位置(つまり停止中においては今回の第2現
在位置データ)を今回の測位タイミングにおける融合現
在位置データに更新するので、移動体が停止した瞬間に
おける融合現在位置データが真値から大きく外れていた
場合でも、その融合現在位置データを真値に接近させる
ことができる。その結果、停止時における融合現在位置
データの精度が向上する。従って、停止中は常に更新を
禁止する従来技術と比較して、移動開始時における現在
位置データの軌跡が自然となり、正確な現在位置データ
に到達するまで時間を短縮できる。
【0079】又、移動体が停止中で今回の現在位置推定
誤差データが前回の現在位置推定誤差データ以上の場合
には、自立型測位の基準位置の更新を禁止するので、停
止中における現在位置データの不用意な変動(精度が悪
くなる方向への変動)を防止できる。
【0080】請求項4の発明は、以下の如く効果を有す
る。
【0081】移動体が停止し且つ今回の融合推定誤差デ
ータが前回の融合推定誤差データよりも小さい場合にの
み、前回の測位タイミングにおける融合推定誤差データ
を今回の測位タイミングにおける融合推定誤差データに
更新するので、停止後時間の経過に伴い融合推定誤差デ
ータを最小値に接近させることができる。その結果、移
動体の停止時における現在位置データを一層真値に接近
させることができ、停止時における現在位置データの精
度が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る自動車測位装置のブロック図
である。
【図2】第1実施例のマイクロコンピュータの作動を説
明するフローチャートである。
【図3】第1実施例に係る自動車測位装置の停止中にお
ける測位データの動きを説明する説明図である。
【図4】第2実施例に係る自動車測位装置のブロック図
である。
【図5】第2実施例のマイクロコンピュータの作動を説
明するフローチャートである。
【図6】自立航法の移動量の推定誤差を説明する説明図
である。
【図7】GPS測位を行う際の説明図である。
【図8】組合せ測位を行う際の説明図である。
【図9】第2実施例に係る自動車測位装置の停止中にお
ける測位データの動きを説明する説明図である。
【図10】第2実施例に係る自動車測位装置の停止中に
おける測位データの動きを説明する説明図である。
【図11】第2実施例に係る自動車測位装置の走行直後
における測位データの動きを説明する説明図である。
【符号の説明】
11 GPS受信機(GPS受信手段) 13 車速センサ(移動速度検出手段) 16 圧電振動ジャイロ 26 推定誤差演算手段 28,30,32 更新禁止手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−271607(JP,A) 特開 平7−55480(JP,A) 特開 平6−331375(JP,A) 特開 平5−312933(JP,A) 特開 平5−26680(JP,A) 特開 平5−19036(JP,A) 特開 平4−289414(JP,A) 特開 昭63−124912(JP,A) 特開 昭63−52010(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 5/14 G01C 21/00 G08G 1/0969

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人工衛星からの測位用電波を受信するG
    PS受信手段と、 前記電波情報に基づいて移動体の現在位置を測位して所
    定測位タイミング毎に現在位置データを出力するGPS
    測位手段と、 前記所定測位タイミング毎に新しい前記現在位置データ
    に更新して記憶する現在位置記憶手段と、 前記電波情報に基づいて前記現在位置データの推定誤差
    を演算して前記所定測位タイミング毎に現在位置推定誤
    差データを出力する推定誤差演算手段と、 前記移動体に設けられ、自己の移動速度を検出してその
    移動速度データを出力する移動速度検出手段と、 前記移動速度データに基づいて前記移動体が停止してい
    るか否かを判別すると共に、今回の測位タイミングにお
    ける前記現在位置推定誤差データと前回の測位タイミン
    グにおける前記現在位置推定誤差データとを比較し、前
    記移動体が停止し且つ今回の測位タイミングにおける前
    記現在位置推定誤差データが前回の測位タイミングにお
    ける前記現在位置推定誤差データよりも小さい場合にの
    み、前記現在位置記憶手段における現在位置データを更
    新する更新禁止手段と、 を備えた移動体測位装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記更新禁止手段は、前記移動体が停止し且つ今回の測
    位タイミングにおける前記現在位置推定誤差データが前
    回の測位タイミングにおける前記現在位置推定誤差デー
    タよりも小さい場合にのみ、前回の測位タイミングにお
    ける前記現在位置推定誤差データを今回の測位タイミン
    グにおける前記現在位置推定誤差データに更新する移動
    体測位装置。
  3. 【請求項3】 人工衛星からの測位用電波を受信するG
    PS受信手段と、 前記電波情報に基づいて移動体の現在位置を測位して所
    定測位タイミング毎に第1現在位置データを出力するG
    PS測位手段と、 移動体に設けられ、自己の移動速度を検出してその移動
    速度データを出力する移動速度検出手段と、 前記移動体に設けられ、自己の方位を検出してその方位
    データを出力する方位検出手段と、 前記移動速度データ及び前記方位データに基づいて移動
    体の移動量を演算して前回の測位タイミングにおける移
    動体の位置である基準位置に和することにより移動体の
    現在位置を測位して所定測位タイミング毎に第2現在位
    置データを出力する自立型測位手段と、 前記第1現在位置データ及び前記第2現在位置データを
    融合して前記移動体の現在位置を測位して所定測位タイ
    ミング毎に融合現在位置データを出力する融合測位手段
    と、 前記第1現在位置データの推定誤差及び前記第2現在位
    置データの推定誤差に基づいて前記融合現在位置データ
    の融合推定誤差を演算する融合推定誤差演算手段と、 前記移動速度データに基づいて前記移動体が停止してい
    るか否かを判別すると共に、今回の測位タイミングにお
    ける前記融合推定誤差データと前回の測位タイミングに
    おける前記融合推定誤差データとを比較し、前記移動体
    が停止し且つ今回の測位タイミングにおける前記融合推
    定誤差データが前回の測位タイミングにおける前記融合
    推定誤差データよりも小さい場合にのみ、前記基準位置
    を今回の測位タイミングにおける融合現在位置データに
    更新する更新禁止手段と、 を備えた移動体測位装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記更新禁止手段は、前記移動体が停止し且つ今回の測
    位タイミングにおける前記現在位置推定誤差データが前
    回の測位タイミングにおける前記現在位置推定誤差デー
    タよりも小さい場合にのみ、前回の測位タイミングにお
    ける前記融合推定誤差データを今回の測位タイミングに
    おける前記融合推定誤差データに更新する移動体測位装
    置。
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