JP3533647B2 - 射出成形機の成形条件設定方法およびその装置 - Google Patents

射出成形機の成形条件設定方法およびその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機におけ
る射出充填、保圧動作、型開閉(型締)動作、エジェク
タ動作等の変速、変圧段数を設定、変更する成形条件設
定方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、射出工程
時の射出スクリュの射出速度や保圧、計量工程時の射出
スクリュの回転数や背圧、型開閉工程時の可動盤の型開
閉速度や圧力、製品突き出し工程時のエジェクタの突き
出し速度や圧力等を1つまたは複数段に分けて設定して
いるが、成形作業の途上で成型品の出来具合を見ながら
より良い成型品の成形を実現するために段数を増減して
成形条件を変更、設定し直す場合がある。このような成
形条件の段数を増減する方法、装置として、制御装置の
記憶手段に記憶されている成形条件の設定段数と新規に
設定し直す設定段数の新・旧を比較し、不足していれ
ば、旧来の設定段の最終段の後に必要段数だけ追加し、
多すぎれば新規の設定段より多い分を旧来の設定段の最
終段側から削除するものが知られている(特公平5−1
9446号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の射出成
形機の成形条件設定方法、装置では、成形条件の旧来の
設定段の最終段に対して増減させるものであるため、成
形条件の途中の設定段を分割してその分割した設定段に
対する条件設定を行ったり、同一設定の途中の設定段の
条件設定を1つにまとめる変更を行う場合には、成形条
件の新規の設定段数が決定された段階で、変更したい設
定段以降の成形条件を設定し直す必要がある。このた
め、成形条件の設定変更の作業が煩雑となるばかりでな
く、成形作業中に設定変更を行うと、その変更過程にお
いて一時的に成形条件が変化するので、成形が良好に行
えない問題点がある。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、成形条件の任意の設定段に対して設定段数を
容易に増減することができ、成形作業中における設定段
数の変更も成形に悪影響を与えることなくできて、成形
条件の設定変更が円滑に行える射出成形機の成形条件設
定方法およびその装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、以下の点を特徴としている。すなわち、
請求項1に係る射出成形機の成形条件設定方法は、記憶
手段に記憶されている制御軸を動作させる成形条件の設
定段数を、操作手段で制御手段を動作させることにより
設定段を分割して増加させ、前記成形条件を設定し直す
射出成形機の成形条件設定方法において、前記操作手段
により分割しようとする設定段を指定することにより、
制御手段が、分割を指定された設定段の次段以降の設定
段の成形条件を順に下位の設定段に繰り下げた後に、前
記分割を指定された設定段の成形条件を、分割を指定さ
れた設定段の次段にコピーして前記記憶手段に記憶させ
ることを特徴とする。
【0006】この射出成形機の成形条件設定方法におい
ては、前記操作手段により分割しようとする成形条件の
設定段を指定すると、前記制御手段によって、前記記憶
手段に記憶されている成形条件のうちの、分割を指定さ
れた設定段の次段以降の設定段の成形条件が順に下位の
設定段に繰り下げられる。そして、前記分割を指定され
た設定段の次段に、前記分割を指定された設定段の成形
条件がコピーされて成形条件の記憶手段への記憶設定が
行われる。
【0007】この射出成形機の成形条件設定方法によれ
ば、成形作業に使用中の成形条件を成形条件設定装置で
設定段を分割して増加する変更をして、その記憶手段に
記憶した成形条件を制御軸駆動装置の記憶手段に転送し
て成形作業を継続する場合でも、分割して増加した設定
段の成形条件は分割を指定された設定段の成形条件と同
一であるので、制御軸による成形動作に変化が生じるこ
となく、安全、円滑に作業が行われる。
【0008】請求項2に係る射出成形機の成形条件設定
方法は、記憶手段に記憶されている制御軸を動作させる
成形条件の設定段数を、操作手段で制御手段を動作させ
ることにより整理して減少させ、前記成形条件を設定し
す成形条件設定方法であって、前記操作手段により成
形条件の整理を指示することにより、制御手段が、前記
記憶手段に記憶されている成形条件をチェックして、整
理対象条件を充足する成形条件を有する成形条件の設定
段を抽出した後、この抽出した設定段の成形条件を記憶
手段から削除し、前記抽出した設定段の次段以降の成形
条件を前詰めして記憶手段に記憶させる成形条件設定方
法において、前記整理対象条件は、前記制御軸である射
出軸の充填時の成形条件において、(1)射出速度の切
換位置が、前段の設定段と同一もしくは大きい設定であ
る、(2)前記切換位置が保圧切換位置より小さい設定
である、(3)前記射出速度が前段の設定段と同一設定
である、の少なくとも1つであることを特徴とする。
【0009】この射出成形機の成形条件設定方法におい
ては、前記操作手段により成形条件の設定段の整理を指
示すると、前記制御手段によって、前記記憶手段に記憶
されている成形条件が整理対象条件によってチェックさ
れ、整理対象となる成形条件の設定段が抽出される。抽
出された設定段の成形条件が記憶手段から削除され、こ
の削除された設定段の次段以降の設定段の成形条件が順
に繰り上げられて前記記憶手段に記憶される。
【0010】この射出成形機の成形条件設定方法によれ
ば、成形作業に使用中の成形条件を成形条件設定装置で
設定段数を削除する変更をして、その記憶手段に記憶し
た成形条件を制御軸の制御駆動装置の記憶手段に転送し
て成形作業を継続する場合でも、削除して減少した設定
段の成形条件は削除前の成形条件と実質的に同一である
ので、制御軸による成形動作に変化が生じることなく、
安全、円滑に作業が行われる。
【0011】また、この射出成形機の成形条件設定方法
によれば、射出軸の充填時の成形条件において、充填動
作に効果的に機能しない成形条件の設定段が確実に削除
される。
【0012】請求項に係る射出成形機の成形条件設定
方法は、記憶手段に記憶されている制御軸を動作させる
成形条件の設定段数を、操作手段で制御手段を動作させ
ることにより整理して減少させ、前記成形条件を設定し
直す成形条件設定方法であって、前記操作手段により成
形条件の整理を指示することにより、制御手段が、前記
記憶手段に記憶されている成形条件をチェックして、整
理対象条件を充足する成形条件を有する成形条件の設定
段を抽出した後、この抽出した設定段の成形条件を記憶
手段から削除し、前記抽出した設定段の次段以降の成形
条件を前詰めして記憶手段に記憶させる成形条件設定方
法において、前記整理対象条件は、前記射出軸の保圧時
の成形条件において、保圧の切換時間がゼロであること
を特徴とする。この射出成形機の成形条件設定方法で
は、射出軸の保圧時の成形条件において実質的に保圧動
作に機能していない成形条件の設定段が効果的に削除さ
れる。
【0013】請求項に係る射出成形機の成形条件設定
方法は、請求項1〜のいずれかに記載の成形条件設定
方法において、制御手段によって記憶手段に記憶された
成形条件を、制御軸を作動させる制御軸駆動装置に設け
た記憶手段に転送して記憶させることを特徴とする。こ
の射出成形機の成形条件設定方法では、制御軸駆動装置
に記憶されている成形条件で制御軸を作動して成形作業
を行っているときでも、該成形作業を何ら妨げることな
く、成形条件設定装置での制御手段による成形条件の設
定、変更作業が必要に応じて独立に行われる。
【0014】請求項に係る射出成形機の成形条件設定
装置は、制御軸を動作させる成形条件を記憶する記憶手
段と、該記憶手段に記憶された成形条件を表示する表示
手段と、操作手段によって動作し成形条件の前記記憶手
段への設定、変更、記憶および前記成形条件の前記表示
手段への表示を行わせる制御手段とを備えた射出成形機
の成形条件設定装置において、前記記憶手段には制御軸
の成形条件を記憶する設定段を複数段有する成形条件リ
ストが設けられ、また、前記操作手段には、成形条件の
変更を、設定段を増加する段数分割と設定段を削除する
段数整理のいずれの態様で行うかを選択する段数変更選
択手段が設けられ、さらに、前記制御手段は、前記段数
変更選択手段により選択された成形条件の変更の態様に
応じて、前記記憶手段の成形条件リストの指定された設
定段の成形条件をコピーして次段へ追加設定し、または
指定された設定段を削除してその次段以降の成形条件を
前詰めする変更を行うように構成されていることを特徴
とする。
【0015】この射出成形機の成形条件設定装置では、
前記段数変更選択手段によって選択された成形条件の変
更態様が選択されると、それに応じて、制御手段によっ
て記憶手段に記憶されている成形条件リストがチェック
されて、成形条件の設定段の追加、削除する設定段を選
択される。そして、選択された設定段の成形条件がコピ
ーされて次段へ追加設定され、または選択された設定段
が削除されてその次段以降の成形条件が前詰めされる。
これにより、成形条件の設定段の分割による追加、削除
による整理の変更を、成形条件の途中の設定段に対して
行う場合でも、煩雑な設定し直し作業等を行わなくて済
み、成形条件の設定、変更が簡単に行える成形条件設定
装置が提供される。
【0016】請求項に係る射出成形機の成形条件設定
装置は、請求項に記載の成形条件設定装置において、
表示手段は、タッチパネル表示器からなり、その入力画
面上に成形条件の設定、変更の操作手順に従って操作手
段の操作すべき操作キーが表示されるようになっている
ことを特徴とする。この射出成形機の成形条件設定装置
では、表示手段の入力画面上に表示される操作キーを表
示順に操作して行くことによって、成形条件の設定が誤
入力なく、簡単に行われる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る射出成形機の
成形条件設定装置の一実施の形態について、添付図面を
参照して説明する。先ず、成形条件設定装置で設定され
た成形条件で作動する射出成形機について説明する。図
1において、1は電動式射出成形機で、固定盤2と可動
盤3との間に金型Kを開閉、型締めする型締装置4と、
型締装置4によって型締めされた金型Kに溶融樹脂を射
出する射出装置5とを備えている。前記射出装置5は、
先端部に射出ノズル6aを後端側にホッパ6bを設けた
加熱筒6を備えており、該加熱筒6の内部には射出スク
リュ7が、その軸回りに回転自在に、かつ軸方向に移動
自在に挿入されている。なお、加熱筒6と射出ノズル6
aの周囲にはそれらを加熱するヒータが取り付けられて
いる。
【0018】そして、前記射出スクリュ7には、図示し
ない回転伝動機構と直線運動機構とを介して射出スクリ
ュ7を軸方向に移動させる射出用の電動サーボモータ8
が連結されると共に、図示しない回転伝動機構を介して
射出スクリュ7を回転させるスクリュ回転用の電動サー
ボモータ9が連結されている。また、前記型締装置4に
は、図示しない回転伝動機構と直線運動機構とを介し
て、前記可動盤3を固定盤2に対して移動させる型締用
の電動サーボモータ10が設けられている。さらに、型
締装置4には金型K内に成形された成型品を突き出すエ
ジェクタ11が設けられ、該エジェクタ11には、図示
しない回転伝動機構と直線運動機構とを介して、エジェ
クタ用の電動サーボモータ12が連結されている。
【0019】前記射出用、スクリュ回転用、型締用、エ
ジェクタ用の各電動サーボモータ8,9,10,12
は、それぞれ、射出動作を制御する射出軸、射出スクリ
ュの回転動作を制御するスクリュ軸、型締動作を制御す
る型締軸、エジェクタの突き出し動作を制御するエジェ
クタ軸の各制御軸に対応して設けた制御駆動装置(制御
軸駆動装置)13,14,15,16に内蔵されている
各制御軸用サーボアンプ13A,14A,15A,16
Aに接続されている。
【0020】各制御軸用の制御駆動装置13,14,1
5,16は、それぞれ、中央処理装置17と、これに接
続され前記各制御軸に対する制御条件(成形条件)を記
憶するメモリ18と、前記中央処理装置17の指令を前
記各制御軸用サーボアンプ13A,14A,15A,1
6Aに出力する出力部19と、各制御軸用サーボアンプ
13A,14A,15A,16Aから各電動サーボモー
タ8,9,10,12に出力される電圧、電流を検出す
るセンサ20の検出値を入力すると共に、各電動サーボ
モータ8,9,10,12に設けられているエンコーダ
8a,9a,10a,12aで検出される各制御軸の位
置検出値を前記中央処理装置17に入力する入力部21
とを備えている。
【0021】また、前記各制御軸用の制御駆動装置1
3,14,15,16は、射出成形機の全体の動作をシ
ーケンスプログラムにもとづいて制御するメインコント
ーラ22に接続されており、機械操作パネル23とタッ
チパネル付表示器(成形条件設定装置)24から入力さ
れた操作指令にもとづいて前記メインコントローラ22
が動作されると、該メインコントローラ22から指令信
号が出されて中央処理装置17が動作するようになって
いる。前記中央処理装置17はメモリ18内の成形条件
を読み取って出力部19を介して各制御軸用サーボアン
プ13A,14A,15A,16Aを駆動し、これによ
って各電動サーボモータ8,9,10,12が各制御軸
を前記メモリ18内に記憶されている成形条件で作動さ
せる。
【0022】その際、各制御軸用の制御駆動装置13,
14,15,16は、各電動サーボモータ8,9,1
0,12の出力電圧、電流をセンサ20で検出すると共
に、各制御軸の動作位置を各電動サーボモータ8,9,
10,12のエンコーダ8a,9a,10a,12aで
検出し、あるいは図示しないタイマ等の計時手段で制御
軸の動作時間を検出して、各制御軸の1つないし複数に
分割された動作位置あるいは動作時間における成形条件
が、前記メモリ18内に記憶されている動作位置あるい
は移動時間の各設定段に対応する成形条件に一致するよ
うに各制御軸の動作をフィードバック制御するようにな
っている。
【0023】次に、成形条件設定装置としての前記タッ
チパネル付表示器24について説明する。前記タッチパ
ネル付表示器24は、前記メインコントローラ22に接
続された中央処理回路(制御手段)25を備え、該中央
処理回路25には、射出成形機の各制御軸(射出軸、ス
クリュ軸、型締軸、エジェクタ軸)の成形条件を記憶す
るメモリ(記憶手段)26と、各種の指示項目や設定数
値をタッチパネル(入力画面)上で入力する操作キー
(操作手段)27と、操作キー27で指示された項目や
入力された設定数値を表示する表示パネル(表示手段)
28とがバス接続されている。
【0024】前記メモリ26には、各制御軸の動作位置
または動作時間の複数に分割された各設定段に対応させ
て、各種の成形条件を設定したリスト(成形条件リス
ト)が、各制御軸毎に記憶されている。例えば、射出ス
クリュ7を駆動して射出動作を制御する射出軸(制御
軸)に対しては、充填時の成形条件として、図2(A)
に示すように、各設定段NO.(1)(2)(3)・・
・において、射出速度がV1,V2,V3、その切換位
置がS1,S2、射出圧力がP1,P2,P3で与えら
れている。
【0025】また、前記操作キー27は、図3に示すよ
うに、成形条件を変更しようとする制御軸を選択する制
御軸選択キー27Aと、成形条件の設定段を変更するか
否かを選択する段数変更キー27Bと、成形条件の設定
段数を増すために段数の分割を指定する段数分割キー2
7Caおよび分割段数の整理を指定する段数整理キー2
7Cbからなる段数分割整理選択キー27Cと、成形条
件の変更を実行をしようとする設定段を指定する変更段
指定キー27Dと、成形条件の変更を実行する設定段に
対する成形条件に係る数値を入力するテンキー等からな
る成形条件設定キー27Eと、該成形条件設定キーで入
力された成形条件を前記メモリ26に記憶させる記憶設
定キー27Fとを備えている。
【0026】前記表示パネル28は、前記制御軸選択キ
ー27Aで選択された制御軸の成形条件が前記メモリ2
6から中央処理回路25によって読み出されて表示され
ると共に、前記段数変更キー27B、段数分割整理選択
キー27C、変更段指定キー27D、成形条件設定キー
27Eおよび記憶設定キー27Fが、中央処理回路25
によって成形条件の設定変更の手順に従って順にタッチ
パネル上に、操作すべきキーが他のキーと明度、色分
け、浮き上がり表示等により区別されて表示されるよう
になっている。そして、前記メモリ26内に記憶された
成形条件は、所要時に前記中央処理回路25によって、
前記メインコントローラ22を経て前記各制御軸用の制
御駆動装置13,14,15,16の内部のメモリ18
に転送され、該メモリ18内に記憶されている旧成形条
件と入れ替えられて記憶されるようになっている。
【0027】次に、前記構成のタッチパネル付表示器2
4の作用と共に、成形条件設定方法について図4〜図7
をも参照して説明する。電動式射出成形機1で成形作業
の途上、成型品の出来具合をみて現在設定している成形
条件が必ずしも適切でないことが判明し、成形条件を変
更したい場合等において、例えば、図7に破線で示すよ
うに、射出軸の充填工程における成形条件を、設定段N
O.(2)の射出速度V2を、その切換位置S1とS2
との間の位置S2xで設定段を分割して速度V2xと
し、この設定段数の増加により、射出スクリュ7の射出
動作をきめ細かく制御することがある。
【0028】この場合には、オペレータが、タッチパネ
ル付表示器24における操作キー27の制御軸選択キー
27Aで「射出」を選択して押してから段数変更キー2
7Bを押す(図3(A)参照)と、表示パネル28の表
示面が図3(B)に変わって段数分割整理選択キー27
Cが現れるので、該段数分割整理選択キー27Cの段数
分割キー27Caを押す。該段数分割キー27Caを押
すと、表示パネル28の表示面が図3(C)に変わって
変更段指定キー27Dが現れるので、該変更段指定キー
27Dで分割したい設定段のNO.キー、例えばNO.
(2)を押す。
【0029】前記変更段指定キー27Dが押されると、
タッチパネル表示器24の中央処理回路25は、図4に
示すように、成形条件の設定段の変更処理を開始し(ス
テップS1)、前記メモリ26内の成形条件リスト(図
2(A)参照)に予め設定されている段数の全ての設定
段に成形条件が記憶されているか否か(設定段が最大か
否か)を判断し(ステップS2)、設定段が最大である
ときは、成形条件の設定段の分割は不可能であるので、
分割不可として処理を終了する(ステップS3)。
【0030】前記中央処理回路25は、ステップS2で
設定段が最大でないと判断したきは、成形条件の設定段
数を現在の設定段数に1を加算し(ステップS4)、分
割するNO.の設定段より下位の設定段に記憶されてい
る成形条件(射出速度、速度の切換位置、射出圧力)
を、図2(B)に示すように、次段へシフト(順送り)
して記憶させる(ステップS5)。そして、分割するN
O.の設定段(NO.(2))に記憶されている成形条
件をコピーして、図2(C)に示すように、次段の設定
段(NO.(3))に記憶させる(ステップS6)。
【0031】このとき、表示パネル28の表示面は図3
(D)のように変わるので、分割によって生じた設定段
(NO.(3))の各成形条件の表示欄を指定すると共
に、入力画面上に前記成形条件設定キー27Eを出し
て、新規の成形条件の数値を該成形条件設定キー27E
によって入力する。入力された数値は表示欄に表示され
ると共に、前記メモリ26の成形条件リスト(図2参
照)の該当する設定段(NO.(3))に、前記コピー
された成形条件に変わって記憶される。この際、必要に
応じて、他の設定段の成形条件も一括して変更し(ステ
ップS7)、これによって中央処理回路25による成形
条件の分割設定の処理が終了する(ステップS8)。
【0032】なお、前記メモリ26内の成形条件リスト
が表示パネル28の入力画面の表示部28Aに表示され
るときは、成形条件の切換位置S1,S2は各設定段
(NO.(1)、NO.(2)、NO.(3)・・・)
の中間位置に表示される。前記中央処理回路25による
成形条件の分割設定処理は、電動式射出成形機1の成形
作業中に行われるが、設定段が増加されて新たに設定し
直されて前記メモリ26内に記憶された成形条件は、所
要時に中央処理回路25によって、メインコントローラ
22を経て、成形条件が設定変更された射出軸の制御軸
駆動装置13のメモリ18に転送されて、その成形条件
にもとづく射出スクリュ7の射出動作が制御されて成形
作業が行われる。
【0033】次に、射出軸の保圧時における成形条件の
設定段を増加する変更を行う場合は、前記射出軸の充填
時における成形条件の分割処理の場合と同様に表示パネ
ル28とその入力画面に表示される操作キー27に従っ
て作業者が操作すると、中央処理回路25が動作して成
形条件の設定段の変更処理を開始し(ステップS1)、
ステップS2〜ステップS8の処理を行って、新規の成
形条件を設定してメモリ26に記憶する。
【0034】だだし、この保圧時の場合には、保圧力の
切換が時間で行われるため、ステップS6において、成
形条件として充填時の切換位置に代えて切換時間を設定
すると共に、分割しようとする設定段の次段に、切換時
間(成形条件)をゼロに設定し、その他の成形条件(保
圧力、速度)は分割するNO.の設定段に記憶されてい
るものをコピーして、成形条件リストに記憶させる点
が、前記充填時の場合と相違している。その他は充填時
の場合と同一となっているので、その説明は省略する。
前記分割する設定段の次段に切換時間をコピーする代わ
りにゼロに設定することにより、分割する設定段の時間
間隔が延長する(分割にならない)不合理を防止してい
る。
【0035】また、前記射出軸の充填、保圧時における
成形条件の設定段をまとめて整理する変更を行う場合
は、前記と同様にして、オペレータが、表示パネル28
の入力画面(図3(A)参照)における操作キー27の
制御軸選択キー27Aで「射出」を選択して押してから
段数変更キー27Bを押して、表示パネル28の入力画
面が図3(B)に変わったところで、段数分割整理選択
キー27Cの段数整理キー27Cbを押す。
【0036】前記操作によって、中央処理回路25が動
作して成形条件の整理の変更処理を開始する(ステップ
S1)と、前記中央処理回路25は、前記メモリ26内
の成形条件リスト(図2(A)参照)を読み出して、充
填時に関し、射出軸の成形条件において、(1)各設定
段の切換位置が前段の設定段の設定値と同一または大き
い、(2)各設定段の切換位置が保圧切換位置より小さ
い、(3)各設定段の射出速度(圧力)が前段の設定の
設定値と同一である、のいずれかに該当するか否かをチ
ェックし、前記(1)〜(3)の整理対象条件のいずれ
かを充足する成形条件を有する設定段を整理の対象とし
て抽出する(ステップS2)。
【0037】また、保圧時に関し、射出軸の成形条件に
おいて、整理対象条件である切換時間がゼロの設定段が
有るか否かをチェックし、切換時間がゼロである設定段
は整理対象条件を充足するので、これを整理の対象とし
て抽出する(ステップS3)。次に、中央処理回路25
は、前記ステップS2で抽出された整理対象の設定段の
成形条件(射出速度(圧力)、切換位置)を前記成形条
件リストから削除し、成形条件を削除した設定段の次段
以降の成形条件を前詰め(1段前にシフト)すると共
に、削除した設定段の段数分だけ成形条件の設定段を減
算して、成形条件の設定段数を記憶、保持する(ステッ
プS4)。
【0038】さらに、前記ステップS3で抽出された整
理対象の設定段の成形条件(保圧力、切換時間)を保圧
に関する成形条件リストから削除し、成形条件を削除し
た設定段の次段以降の成形条件を前詰め(1段前にシフ
ト)すると共に、削除した設定段の段数分だけ成形条件
の設定段を減算して、成形条件の設定段数(保圧の段
数)を記憶、保持する(ステップS5)。前記中央処理
回路25は、前記ステップS2〜S5の処理を終了する
と、前記表示パネル28の入力画面から不要な設定段の
成形条件を削除し、その際、必要に応じて修正入力され
た他の設定段の成形条件も一括して変更し(ステップS
6)、前記処理によって設定し直された成形条件を、前
記メモリ26に記憶設定すると共に、表示パネル28に
表示して設定段の整理の処理が終了する(ステップS
7)。
【0039】前記のように、実施の形態の成形条件設定
方法、装置によれば、前記操作キー27の変更段指定キ
ー27Dで分割しようとする成形条件の設定段を指定す
ると、前記中央処理回路25によって、前記メモリ26
に記憶されている成形条件(成形条件リスト)のうち
の、分割を指定された設定段の次段以降の設定段の成形
条件が順に下位の設定段に繰り下げられ、前記分割を指
定された設定段の次段に、前記分割を指定された設定段
の成形条件がコピーされて成形条件のメモリ26への記
憶設定が行われる。
【0040】また、前記操作キー27の段数整理キー2
7Cbで成形条件の設定段の整理を指示すると、前記中
央処理回路25によって、前記メモリ26に記憶されて
いる成形条件(成形条件リスト)が整理対象条件によっ
てチェックされ、整理対象となる成形条件の設定段が抽
出され、抽出された設定段の成形条件がメモリ26から
削除され、この削除された設定段の次段以降の設定段の
成形条件が順に繰り上げられて前記メモリ26に記憶さ
れる。
【0041】したがって、前記実施の形態に係る射出成
形機の成形条件設定方法、装置によれば、成形作業に使
用中の成形条件を、タッチパネル付表示器24で設定段
を分割して増加する変更をして、そのメモリ26に記憶
した成形条件を各制御駆動装置13,14,15,16
のメモリ18に転送して成形作業を継続する場合でも、
分割して増加した設定段の成形条件は分割を指定された
設定段の成形条件と同一であり、または整理して減少し
た設定段の成形条件は整理前の成形条件と実質的に同一
であるので、各制御軸による成形動作に影響を与えるこ
とがなく、安全、円滑に成形作業を行うことができる。
【0042】しかも、成形条件の途中の設定段を分割し
て増加した設定段に対する条件設定を行ったり、同一設
定の途中段の条件設定を1つにまとめる整理を行う場合
に、増加または整理した設定段以外の成形条件は、設定
順位が変わらず、そのまま使用できるので、成形条件の
新規の設定段数を決定した段階で、変更したい設定段以
降の成形条件を設定し直すといった面倒な作業を行う必
要がない。
【0043】さらに、タッチパネル付き表示器24で設
定、変更した成形条件を各制御駆動装置13,14,1
5,16のメモリ18に転送、記憶させて、そのメモリ
18内の成形条件で各制御軸を作動して成形作業を行う
ようにしたので、必要に応じて、進行中の成形作業を何
ら妨げることなく、その成形作業とは独立して成形条件
の設定、変更の作業を行うことができる。また、表示パ
ネル28の入力画面上に操作キー27の各種のキー操作
手順に従って表示されるので、操作キー27を表示順に
操作して行くことによって、成形条件の設定を誤入力な
く、極めて簡単に行うことができる。
【0044】なお、前記実施の形態の成形条件設定方法
においては、射出軸の成形条件の設定段を、1つだけ指
定して分割し1つだけ増加させる変更を行う設定方法を
示したが、これに限らず、成形条件が複数段に設定され
ている場合は、複数の設定段を指定して複数に分割して
設定段数を同時に複数増加させる変更を行うこともでき
る。
【0045】また、前記実施の形態の成形条件設定方法
においては、制御軸として射出スクリュ7を動作させて
射出工程における射出速度と保圧を制御する射出軸に適
用して、成形条件の設定段の変更(分割、整理)をする
場合について説明したが、本発明は、前記射出軸に限ら
ず、射出スクリュ7を回転して樹脂計量の制御を行うス
クリュ軸、型締装置4の可動盤3の開閉、型締動作を制
御する型締軸、エジェクタ11の成型品の突き出し動作
を制御するエジェクタ軸に適用することができる。さら
に、前記実施の形態の成形条件設定装置は、電動式射出
成形機に適用した例を示したが、本発明はこれに限ら
ず、射出スクリュ2による射出動作を油圧シリンダによ
って行う油圧式射出成形機にも適用できることは勿論で
ある。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下の優れた効果を奏する。請求項1または請求項2に係
る射出成形機の成形条件設定方法によれば、成形作業に
使用中の成形条件を、成形条件設定装置で設定段を分割
して増加する変更をして、その記憶手段に記憶した成形
条件を制御軸駆動装置の記憶手段に転送して成形作業を
継続する場合でも、分割して増加した設定段の成形条件
は分割を指定された設定段の成形条件と同一であり、ま
たは整理して減少した設定段の成形条件は整理前の成形
条件と実質的に同一であるので、制御軸による成形動作
に影響を与えることがなく、安全、円滑に成形作業を行
うことができる。
【0047】しかも、成形条件の途中の設定段を分割し
て増加した設定段に対する条件設定を行ったり、同一設
定の途中段の条件設定を1つにまとめる整理を行う場合
に、増加または整理した設定段以外の成形条件は、設定
順位が変わらず、そのまま使用できるので、成形条件の
新規の設定段数を決定した段階で、変更したい設定段以
降の成形条件を設定し直すといった面倒な作業を行う必
要がない。
【0048】さらに、請求項2に係る射出成形機の成形
条件設定方法によれば、射出軸の充填時の成形条件にお
いて、充填動作に効果的に機能しない成形条件の設定段
を確実に削除することができる。 また、請求項3に係る
射出成形機の成形条件設定方法によれば、射出軸の保圧
時の成形条件において、実質的に保圧動作に機能してい
ない成形条件の設定段を効果的に削除することができ
る。
【0049】請求項に係る射出成形機の成形条件設定
方法によれば、制御軸駆動装置に記憶されている成形条
件で制御軸を作動して成形作業を行っているときでも、
該成形作業を何ら妨げることなく、成形条件設定装置で
の制御手段による成形条件の設定、変更の作業を必要に
応じて独立して行うことができる。
【0050】請求項に係る射出成形機の成形条件設定
装置によれば、成形条件の設定段の分割による追加、削
除による整理の変更を、成形条件の途中の設定段に対し
て行う場合でも、煩雑な設定し直し作業等を行わなくて
済み、成形条件の設定、変更が簡単に行える成形条件設
定装置を提供することができる。
【0051】請求項に係る射出成形機の成形条件設定
装置によれば、表示手段の入力画面上に表示される操作
キーを表示順に操作して行くことによって、成形条件の
設定を誤入力なく、極めて簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る射出成形機の成
形条件設定装置のブロック図である。
【図2】 同じくメモリ内の成形条件リストを示す図で
ある。
【図3】 同じく表示パネルの入力画面を示す図であ
る。
【図4】 本発明の一実施の形態に係る射出成形機の成
形条件設定方法(射出軸の充填時における成形条件の分
割処理)を示すフロー図である。
【図5】 同じく成形条件設定方法(射出軸の保圧時に
おける成形条件の分割処理)を示すフロー図である。
【図6】 同じく成形条件設定方法(射出軸の充填、保
圧時における成形条件の整理処理)を示すフロー図であ
る。
【図7】 成形条件設定における設定段の分割に関する
説明図である。
【符号の説明】
4 型締装置 5 射出装
置 6 加熱筒 7 射出ス
クリュ 8,9,10,12 電動サーボモータ 11 エジェ
クタ 13,14,15,16 制御駆動装置(制御軸駆動装
置) 13A,14A,15A,16A 制御軸用サーボアン
プ 17 中央処理装置 18,26
メモリ(記憶手段) 22 メインコントローラ 24 タッチパネル付表示器(成型条件設定装置) 25 中央処理回路(設定制御手段) 27 操作
キー(操作手段) 27A 制御軸選択キー 27B 段
数変更キー 27C 段数分割整理選択キー 27D 変
更段指定キー 27E 成形条件設定キー 27F 記
憶設定キー 28 表示パネル(表示手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/76 B29C 45/77

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶手段に記憶されている制御軸を動作
    させる成形条件の設定段数を、操作手段で制御手段を動
    作させることにより設定段を分割して増加させ、前記成
    形条件を設定し直す射出成形機の成形条件設定方法にお
    いて、 前記操作手段により分割しようとする設定段を指定する
    ことにより、制御手段が、分割を指定された設定段の次
    段以降の設定段の成形条件を順に下位の設定段に繰り下
    げた後に、前記分割を指定された設定段の成形条件を、
    分割を指定された設定段の次段にコピーして前記記憶手
    段に記憶させることを特徴とする射出成形機の成形条件
    設定方法。
  2. 【請求項2】 記憶手段に記憶されている制御軸を動作
    させる成形条件の設定段数を、操作手段で制御手段を動
    作させることにより整理して減少させ、前記成形条件を
    設定し直す成形条件設定方法であって、 前記操作手段により成形条件の整理を指示することによ
    り、制御手段が、前記記憶手段に記憶されている成形条
    件をチェックして、整理対象条件を充足する成形条件を
    有する成形条件の設定段を抽出した後、この抽出した設
    定段の成形条件を記憶手段から削除し、前記抽出した設
    定段の次段以降の成形条件を前詰めして記憶手段に記憶
    させる成形条件設定方法において、 前記整理対象条件は、前記制御軸である射出軸の充填時
    の成形条件において、(1)射出速度の切換位置が、前
    段の設定段と同一もしくは大きい設定である、(2)前
    記切換位置が保圧切換位置より小さい設定である、
    (3)前記射出速度が前段の設定段と同一設定である、
    の少なくとも1つである ことを特徴とする射出成形機の
    成形条件設定方法。
  3. 【請求項3】 記憶手段に記憶されている制御軸を動作
    させる成形条件の設定段数を、操作手段で制御手段を動
    作させることにより整理して減少させ、前記成形条件を
    設定し直す成形条件設定方法であって、 前記操作手段により成形条件の整理を指示することによ
    り、制御手段が、前記記憶手段に記憶されている成形条
    件をチェックして、整理対象条件を充足する成形条件を
    有する成形条件の設定段を抽出した後、この抽出した設
    定段の成形条件を記憶手段から削除し、前記抽出した設
    定段の次段以降の成形条件を前詰めして 記憶手段に記憶
    させる成形条件設定方法において、 前記整理対象条件は、前記射出軸の保圧時の成形条件に
    おいて、保圧の切換時間がゼロであることを特徴とす
    出成形機の成形条件設定方法。
  4. 【請求項4】 前記制御手段によって前記記憶手段に記
    憶された成形条件を、前記制御軸を作動させる制御軸駆
    動装置に設けた記憶手段に転送して記憶させることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の射出成形機の
    成形条件設定方法。
  5. 【請求項5】 制御軸を動作させる成形条件を記憶する
    記憶手段と、該記憶手段に記憶された成形条件を表示す
    る表示手段と、操作手段によって動作し成形条件の前記
    記憶手段への設定、変更、記憶および前記成形条件の前
    記表示手段への表示を行わせる制御手段とを備えた射出
    成形機の成形条件設定装置において、 前記記憶手段には制御軸の成形条件を記憶する設定段を
    複数段有する成形条件リストが設けられ、また、前記操
    作手段には、成形条件の変更を、設定段を増加する段数
    分割と設定段を削除する段数整理のいずれの態様で行う
    かを選択する段数変更選択手段が設けられ、さらに、前
    記制御手段は、前記段数変更選択手段により選択された
    成形条件の変更の態様に応じて、前記記憶手段の成形条
    件リストの指定された設定段の成形条件をコピーして次
    段へ追加設定し、または指定された設定段を削除してそ
    の次段以降の成形条件を前詰めする変更を行うように構
    成されていることを特徴とする射出成形機の成形条件設
    定装置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段は、タッチパネル表示器か
    らなり、その入力画面上に成形条件の設定、変更の操作
    手順に従って前記操作手段の操作すべき操作キーが表示
    されるようになっていることを特徴とする請求項に記
    載の射出成形機の成形条件設定装置。
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