JP3533461B2 - 水管ボイラ - Google Patents
水管ボイラInfo
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- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
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- F28D7/00—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
- F28D7/16—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged in parallel spaced relation
- F28D7/163—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged in parallel spaced relation with conduit assemblies having a particular shape, e.g. square or annular; with assemblies of conduits having different geometrical features; with multiple groups of conduits connected in series or parallel and arranged inside common casing
- F28D7/1669—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged in parallel spaced relation with conduit assemblies having a particular shape, e.g. square or annular; with assemblies of conduits having different geometrical features; with multiple groups of conduits connected in series or parallel and arranged inside common casing the conduit assemblies having an annular shape; the conduits being assembled around a central distribution tube
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Description
くは水管を略垂直に配列した立型水管ボイラに関するも
のである。
ラを示す図であり、図20は水管ボイラの横断面図であ
り、図21は縦断面図である。図20及び図21に示す
ように、従来の立型水管ボイラは、多数本の水管81を
円筒状に二重に配列してその中央に燃焼室82を形成
し、該水管81の上下端に接続される上部管寄せ83と
下部管寄せ84とを設け、また燃焼室82の上部にバー
ナ85を設けて構成されている。ここで、水管81によ
って形成される内側の円筒中には隙間86が設けられて
おり、また水管85によって形成される内側と外側の円
筒の間にはガス通過通路87が形成されている。そし
て、バーナ85によって燃焼室82内に火炎88を形成
し、その燃焼ガスを隙間86からガス通過通路87に導
入し、煙道89から排気するが、その間に水管81は、
燃焼室82での輻射と燃焼ガスの対流による伝熱を受け
る。
バーナ85の火炎88が水管81に対して平行に吹き出
されるので、多くの場合、各水管81で形成する燃焼室
82及びガス通路87を通過する燃焼ガスの縦方向の各
部の温度分布が均一でなくなり、有効に伝熱を受ける水
管81は少なく、伝熱効率という点では無駄な空間が多
かった。
の存在する領域に水管81を配して燃焼域とし、火炎8
8を水管81により冷却して低NOx化を図る方式のボ
イラが提案されている。この方式は低NOx化には有効
であるが、火炎88を冷却するため一酸化炭素(CO)
が発生し易く、この残存COを酸化させるため、新たな
燃焼空間(断熱空間)90を備える従来とは異なった特
殊形状になっている。この場合、従来の円筒形の燃焼室
を内蔵する環状の缶体構造とは異なるため、製造効率及
び生産性に劣り、又、耐久性、メンテナンス性において
必ずしも充分なものではなかった。
に鑑みて為されたもので、製作が容易な従来の環状構造
を採用しつつボイラの中央部に燃焼室を設けなくとも合
理的な燃焼空間を確保した水管配列構造により、高効率
で低NOx、低COが可能な省スペースの水管ボイラを
提供することを目的とする。
上部管寄せと下部管寄せを内列、外列2列の略環状に配
列した水管群で連結して缶体を構成し、水管に対して交
差方向に燃焼ガスを流す水管ボイラにおいて、内側水管
列と外側水管列のピッチ差(D1−D2)を大きくしそ
の間の空間が広くなるように配置し、外側水管列の所定
の場所に開口部を設け、この開口部の外側に燃焼ガスを
概略水平方向に噴出するバーナを配置し、バーナの下流
側の内側水管列と外側水管列の空間の外側水管列側に外
側水管列を含む1列以上のある距離をもって配置した複
数本の水管で構成するバーナ部水管群を配置し、バーナ
部水管群の反対側の外側水管列に1個所以上の隙間を設
けて煙道に接続し、燃焼ガスがバーナからバーナ部水管
群を経て左右に分岐して内側水管列と外側水管列の空間
を通り、さらに分岐した燃焼ガスが合流して煙道を通過
するように構成したものである。
きくすることにより、バーナ部水管群の下流側の水管間
の空間に多数の水管壁により構成される後部水管群を設
けることが可能となり、燃焼ガスがバーナ→バーナ部水
管群→左右に分岐して→内側水管列と外側水管列の空間
→後部水管群→煙道と流れることも可能である。水管を
伝熱促進用のひれ付き水管、又は伝熱促進板付き水管で
構成することも可能である。また、前記のように内側水
管列、外側水管列を同心円上に配置しなくても、内側水
管列と外側水管列を偏心させて、その隙間が煙道側にな
るほど狭くなるように配置することも可能である。
向に配列された多数本の水管と、略水平方向に燃焼ガス
を噴出するバーナを具備し、前記燃焼ガスを前記水管に
対して交差する方向に流す構造の水管ボイラにおいて、
前記多数本の水管は、概略水平に所定の間隔を設けて複
数本の水管を連結して内側水管列と外側水管列で燃焼空
間を形成し、この外側水管列の所定の場所に開口部を設
け、この開口部に燃焼ガスを概略水平方向に噴出するバ
ーナを配置し、この開口部の片側の端部の水管と内側水
管列を複数本の水管を連結して水管列(D)を配置し、
更に、外側水管列または内側水管列の端部には燃焼ガス
出口を設け、燃焼ガスが外側水管列と内側水管列の間を
通過して燃焼ガス出口に案内された後に、外側水管列の
背面を流れて煙道に案内されるように構成されている。
群(A)を形成してもよい。この水管群(A)は、バー
ナの下流であって該バーナの火炎が当たる位置に複数本
の水管を所定距離ずつ離して1列以上配置することによ
って構成される。また前記水管群(A)を形成する複数
本の水管を、他の燃焼ガス通過通路を形成する水管と比
べて異径の水管で形成してもよい。
する燃焼空間を設けて、前記多数本の水管の一部を内側
水管列と外側水管列の間にそれぞれ所定のガス通過通路
を設けて複数本の水管で構成する水管群(B)を配置
し、燃焼ガスを前記ガス通過通路を通して燃焼ガス出口
へと通過させる構成とする。なお前記燃焼空間は、燃焼
が完了するのに必要なだけの広さがあればよい。言い替
えれば燃焼完了後のガスが下流側のガス通過通路を通過
していくのであれば、該燃焼空間の広さの大小は問題で
はない。
所定のガス通過通路を設けて水管列を形成し、燃焼ガス
が前記ガス通過通路をジグザグに蛇行してOne−Th
roughで通過した後に燃焼ガス出口を通過する構成
とする。そして更に前記内側水管列、外側水管列、及び
水管群(B)を、伝熱促進用のひれ付き水管、又は伝熱
促進板付き水管で構成してもよい。また前記バーナを偏
心させて配置して、或いは内側水管列と外側水管列の間
にバーナを配置して、前記空間に燃焼ガスを噴出するよ
うに構成してもよい。なお前記の水管配列は、同心円、
弧状には限らず偏心させたり、或いは直線で多角形に構
成してもよい。
に対して常に略垂直に流し伝熱面の有効利用を促進する
ボイラにおいて、従来のように中央部に燃焼室を設けな
くとも、先ずバーナ近傍に複数本のバーナ部水管群を配
置することにより伝熱効率を高め、同時に火炎温度を低
下させ低NOx化を図ることができる。また、逆に過度
の火炎冷却はCOを発生させるが、ピッチ差(D1−D
2)を大きくした内側水管列と外側水管列の間の広い空
間でCOをCO2 に酸化することができるので、低CO
化が可能となる。更に複数の水管壁により構成される水
管群を配置することにより、伝熱面を多くでき、低圧損
で伝熱効果を高くすることができる。また、ひれ付き水
管や伝熱促進用板付き水管で構成すれば、より伝熱効果
が上がることは当然である。さらに、内側水管列と外側
水管列を偏心させ、煙道部に近いほど隙間が狭くなるよ
うに水管配列を構成すれば同様に伝熱効率を高めること
ができる。
に燃焼室を設ける必要がないので、外形を小さくするこ
とができ、製作が容易な従来の環状構造でいながら、高
効率、低NOx、低COの水管ボイラを提供できる。
に長い長方形のバーナを用いて、燃焼ガスを水管に対し
て常に略垂直に流すことができるので、燃焼ガスの縦方
向の各部の温度分布が均一となり各水管の伝熱面を有効
に利用できる。またバーナ近傍に複数本の水管群(A)
を配置することで熱の伝達効率が高められると同時に、
火炎温度を低下させ、低NOx化を図ることができる。
火炎温度を約1300℃以下に低下させると、COが発
生するが、水管群(A)の下流側において水管壁で構成
された燃焼空間内でCOをCO2 に酸化することができ
る。つまり低NOx化と低CO化が可能となる。
面を多くできて伝熱効果が上がり、また水管群(B)を
燃焼ガスがOne−Throughで通過するように構
成すれば、燃焼ガス流速を高く維持したまま伝熱面を有
効に利用でき、伝熱効率を高めることができる。更にひ
れ付き水管や伝熱促進用板付き水管を用いたりすれば、
より伝熱効果が上がることは当然である。また水管の配
列を偏心させたり、直線で多角形に構成することも可能
である。そしてバーナを偏心させて配置したり、或いは
内側水管列と外側水管列の間にバーナを配置すれば、バ
ーナの下流側の空間への燃焼ガスの噴出角度が自由に設
定可能となり、バーナの選択肢が広げられる。
構造でありながら、水管配列構造の変更によって、中央
に燃焼室をもたない構造としたので、省スペース化が図
れ、且つ高性能で低NOx化、低CO化の図れる水管ボ
イラを提供できる。
ついて添付図面を参照して説明する。まず、図1乃至図
10を参照して本発明の第1の態様の実施例を説明す
る。図1は本発明の第1の態様の第1実施例に係る水管
ボイラの横断面図であり、図2はその縦断面図である。
図3は本発明の第1の態様の第2実施例に係る水管ボイ
ラの横断面図である。
ラは、立設した水管に対して交差方向に燃焼ガスを流す
立型水管ボイラである。水管ボイラは上部管寄せ1と下
部管寄せ2を内列、外列2列の同心円上の略環状に配列
した水管7で連結して缶体を構成している。内側水管列
3と外側水管列4のピッチ径の差(D1−D2)は出来
るだけ大きく設定されており、また外側水管列4の所定
の場所に開口部13が設けられている。そして、この開
口部13に、外側水管列4を含む1列以上のある距離を
もって配置した複数本の水管7で構成されるバーナ部水
管群8が配置されている。また水管群8の外側に燃焼ガ
スを概略水平方向に噴出するバーナ5が配置されてい
る。
間9A、9Bの下流側には、複数の水管から構成される
後部水管群12A、12Bが配置されている。また反バ
ーナ側の外側水管列4に開口部14が設けられ、この開
口部14には煙道11が接続されている。符号10はケ
ーシングである。燃焼ガスは、バーナ5からバーナ部水
管群8を通過した後左右に分岐し、水管間の空間9A、
9Bを経由し、後部水管群12A、12Bを通り、外側
水管列の開口部14を通過した後合流して煙道11より
排出される。
の通りである。燃料ガスは送風機(図示しない)により
押し込まれた空気と混合してバーナ5で燃焼し火炎6が
生じる。バーナ5は短炎を形成する、例えば表面燃焼バ
ーナであることが好ましいが、これに限定されるもので
はなく、他の予混合バーナや先混合バーナであっても良
い。図1及び図2に示す実施例ではバーナ5を平面で構
成しているが、外側水管列のピッチ径以上の半径の曲面
で構成することも可能である。火炎6はバーナ部水管群
8に衝突して熱交換され、火炎6の温度が低下する。過
度の火炎温度の低下は、NOxを低減させるが逆にCO
を発生しやすくする。高濃度のCOが発生した場合で
も、燃焼ガスは左右2方向に分岐して水管間の広い空間
9A、9Bに流入し、ここで残存COを酸化してCO2
ガスとし燃焼反応が完了するので、COは無くなる。そ
の後、燃焼ガスは、後部水管群12A、12B内を高速
で流れて、後部水管群12A、12Bに熱伝達を行い煙
道11より排出される。
いては、バーナ部水管群8によって高い伝熱効果と低N
Ox化を達成し、水管間の空間9A、9Bでの燃焼によ
り低CO化を達成し、燃焼ガスを水管7に対して略垂直
に高速で通過させる後部水管群12A、12Bの水管配
列構造により高効率化を達成している。この結果、従来
のように、中央部に燃焼室を設けない構造でも伝熱効率
が高く、低NOx、低COで省スペースの水管ボイラと
することができる。
管7を内側水管列3や外側水管列4と同径で構成してい
るが、水管7を小径で構成しバーナ部水管群8と内側水
管列3までの距離(L)を長くすることも可能である。
さらに燃焼ガスの流れを水管間の空間9A、9Bに完全
に2分割させるために、図4に示すようにバーナ部水管
群8と内側水管列3を水管7により密接し2分割するこ
とも可能である。
12Bの水管配列の1例を示す図である。前記のよう
に、中央部に燃焼室を設けない構成及び内側水管列3、
外側水管列4のピッチ差(D1−D2)を大きくするこ
とにより、多数の水管壁による後部水管群12の構成が
可能となる。このため図5に示すように、内側水管列
3、外側水管列4及びその間に設ける水管壁15A、1
5Bの傾斜角α及びピッチLを同一にして後部水管群1
2A、12Bの配列を定め、内側水管列3及び外側水管
列4をヒレ付き水管20で構成し、水管壁15A、15
Bを水管7で構成すれば、水管間が密着せず一定の隙間
を持たせて配置できる。これによって、水管壁15A、
15Bの全周に燃焼ガスを流すことが可能となり、死水
域が無くなり、伝熱面が有効に利用できるとともに、ガ
ス流れは一方向なので圧損が少なく伝熱特性の良好な配
列が可能となる。なお水管壁15A、15Bは密着させ
たり、ヒレ付き水管20を用いたり、あるいはフィン付
き水管を用いて構成することも可能である。
A、12Bを4列で構成しているが、4列に限定するも
のでなく、3列以上の構成が可能である。図6に示す例
のようにヒレ付き水管20を使用し任意なガス流れにす
ることも可能である。
は、後部水管群12A、12Bを設けた構造としている
が、図3に示す第2実施例のように後部水管群12A、
12Bを除いた構造にすることも可能である。
の横断面図である。本実施例においては、内側水管列3
と外側水管列4は同心円上ではなく、水管間の空間9
A、9Bが煙道側になるほど狭くなるように距離Lだけ
偏心させて構成したものである。本実施例によれば、燃
焼ガスの低温側ほど通過流速を早くして熱効率の向上を
図るとともに水管間の空間9A、9Bを広くし、バーナ
の選択範囲を広く出来る。
横断面図であり、図9はその縦断面図である。本実施例
においては、反バーナ側の外側水管列4は密着させ、代
わりに反バーナ側の内側水管列3に隙間16を設けて、
燃焼ガスを内側水管列3の内側から上部管寄せ1を経由
し上部の煙道17から排出するように構成されている。
この構成により、外形寸法を小さくすることが可能にな
る。
配置しない水管配列で構成することも可能である(図示
せず)。この場合、水管間の空間9A、9Bが大きくな
り、燃焼を完結させるに必要な空間を有しているのでバ
ーナの選択範囲が広がる。
例の横断面図である。本実施例は、図2に示す実施例に
比較してボイラ外形寸法、特に全長を短くコンパクトに
配置できるものである。即ち、外側水管列4の所定の個
所に、バーナ5を内部に取り付けることができる広さを
有する開口部を設け、内側水管列3と外側水管列4の空
間部に、空間に対して略垂直にバーナ5を設けている。
そして、バーナ5の下流側には、バーナ部水管群8を設
けている。なお内側水管列3を図7に示す実施例のよう
に外側水管列4に対して偏心させて設け、また図8に示
す実施例のように燃焼ガスを上部管寄せ1を経由して上
部から排出することもできる。図10に示す実施例で
は、後部水管群を設けていないが、設けることも可能で
ある。
1乃至図19を参照して説明する。図11は本発明の第
2の態様の第1実施例に係る水管ボイラの構造を示す横
断面図であり、図12はその縦断面図である。図13は
変形例を示す横断面図である。図11及び図12に示す
とおり、本発明の第2の態様の水管ボイラは、その上下
を上部管寄せ31と下部管寄せ32に接続されてケーシ
ング42内に略垂直上下方向に立設して配列された多数
本の水管35と、該ケーシング42の外周側面の所定の
位置に略水平方向に燃焼ガスを噴出するように取り付け
られたバーナ33と、該ケーシング42のバーナ33と
反対側の位置に設けられた排気用の煙道43とを具備し
ている。
3と反対側の位置に設けているが、この位置に限ること
はなく、例えば図13に示すように偏心させたり(図中
43A)、バーナ33側(図中43B)に設けてもよ
い。以下の実施例においても同様に煙道を偏心させて配
置できる。図11及び図12に示す水管ボイラは、立設
した水管35に対して交差する方向に燃焼ガスを流す立
型水管ボイラである。以下各構成部分について詳細に説
明する。多数本の水管35は、外側水管列37と、内側
水管列39と、水管群(A)36と、水管群(B)41
と、水管列(D)40とを構成するように配列されてい
る。
状に密接して連結して構成されており、所定の場所に開
口部36aと、端部に燃焼ガス出口45とが設けられて
いる。前記開口部36aには、水管群(A)36が2列
配置されており、各列の水管35は、その間を燃焼ガス
が通過できるように所定の距離づつ離間している。バー
ナ33は、前記水管群(A)36の上流側直前に配置さ
れている。バーナ33はその幅が狭く縦に長い長方形状
のバーナである。このバーナ33は、短炎を形成する、
例えば表面燃焼バーナであることが好ましいが、これに
限定するものではなく、他の予混合バーナや先混合バー
ナであっても良い。
の間隔をもって複数本の水管35を環状に密接して連結
して構成されている。水管列(D)40は、前記水管群
(A)36の一方の端部と内側水管列39とを接続する
ように複数本の水管35を密接して構成されている。
流側に所定の距離を有する燃焼空間38をおいて、内側
水管列39と外側水管列37の間に所定のガス通過通路
41aを設けて複数本の水管35を連接して2列配置し
てある。そして、ケーシング42と外側水管列37の間
には、所定の隙間42aが設けてあり、該隙間42aに
はバッフル60が設けてある。
は次の通りである。燃料ガスは送風機(図示しない)に
より押し込まれた空気と混合してバーナ33で燃焼し火
炎34が生じる。火炎34は水管群(A)36に衝突し
て熱交換され、火炎34の温度が低下する。これにより
NOxの発生は低減するが、同時にCOが発生する。高
濃度のCOを含む燃焼ガスは、燃焼空間38に流入し、
ここで残存COを酸化してCO2 ガスとし燃焼反応が完
了する。燃焼完了後の燃焼ガスは、ガス通過通路41a
へ流入し水管35の表面を高速で流れて水管35に熱伝
達を行う。そして、燃焼ガス出口45から隙間42aに
流入し外側水管列37の背面を流れて外側水管列37へ
熱伝達を行い、煙道43より排出される。前記隙間42
aには、燃焼ガスがスムーズに煙道43より排出される
ようにバッフル60を設けてある。この間、下部管寄せ
32から各水管35へ供給された水は、各水管35内で
加熱され、温水又は蒸気となって上部管寄せ31から取
り出される。
スを各水管35に対して常に略垂直に交差する方向に流
すので、燃焼ガスの縦方向の各部が略均一な温度分布と
なり、水管35全体の伝熱面を有効に利用できる。しか
も、この水管ボイラは、従来の缶体構造とほぼ同一で、
水管の配列構造を変更することによって製造できるの
で、その製作が容易であり、また中央に燃焼室をもたな
い構造なので、省スペース化が可能になる。
に複数本の水管群(A)36を配置することで、効率よ
く伝熱されると同時に低NOx化が図れ、また燃焼空間
38によって低CO化が図れ、且つ外側ケーシング4
2、外側水管列37、内側水管列39と水管群(B)4
1とで構成したガス通過通路41a、42aを燃焼ガス
が各水管35に対して略垂直に高速で通過する構造とし
たので、さらに伝熱効率を高くできる。また本実施例に
おいては、所定のガス通過通路を設けて複数本の水管3
5を密接して配置して水管群(B)41を構成したが、
前記水管35を所定の隙間を設けて配置すればより伝熱
面が有効に利用でき、伝熱効率が高められる。
群(A)36を配置したが、その理由は前述のように燃
焼ガスの低NOx化を図るためであり、その効果が必要
なければ配置する必要はない。この場合、火炎34の冷
却による燃焼方式での低NOx化は図れないが、より安
定した燃焼が行えるので、いろいろな形式のバーナの選
択が容易に可能となる。また、この場合であっても、低
NOx化以外の前記第1実施例の効果は全て発揮する。
つまり水管35全体の伝熱面を有効に利用でき、且つ燃
焼ガスがガス通過通路41a、42aを各水管35に対
して略垂直に高速で通過するので、その伝熱効率を高く
でき、またその製作が容易であり、省スペース化が可能
になるという効果を生じる。
に係る水管ボイラを示す横断面図である。尚、前記第1
実施例と同一または相当部分には同一符号を附してその
詳細な説明は省略する。本実施例において前記第1実施
例と相違する点は、第1実施例において設けた2列の水
管群(B)41を、ガス通過通路41a、41bを設け
て複数本の水管35を密接して形成する水管群(B)5
1を1列配置して、片方のガス通過通路51bの上流側
をフィン状部材47で閉鎖してある。そして、内側水管
列39には所定の場所に隙間39a、39bを設け、更
に水管群(B)51の下流に水管間の隙間46cを設け
て、且つガス通過通路45aを形成するように内側水管
列39と外側水管列37の間を密接して水管35を配置
している。また内側水管列39の内側にガス通過通路4
8aを設けて内側ケーシング48を設けてある。
は、ガス通過通路51aへ流入し、水管間の隙間46c
でターンして、次にガス通過通路51bを通って隙間3
9aからガス通過通路48a、隙間39b、ガス通過通
路45aを通って燃焼ガス出口45から水管35とケー
シング間の隙間42aと蛇行してジグザグにOne−T
hroughで流れて煙道43より排出される。
ング42、外側水管列37、水管群(B)51、内側水
管列39、内側ケーシング48で構成するガス通過通路
をOne−Throughで通過させることで、伝熱面
を無駄なく、高い流速を維持したまま流れて高い伝熱効
果が得られる。
に係る水管ボイラを示す横断面図である。本実施例にお
いては、図14に示す実施例に係る水管ボイラの水管群
(A)36を、他の水管と比べて小径の異径水管35A
で本数を増やして構成してある。このように小径の異径
水管35Aとすることで前述の火炎冷却の燃焼方法によ
り発生するCOを酸化させるための燃焼空間38を広く
でき、そして水管本数を増やすことで伝熱面を広くで
き、伝熱効果を高められる。
に係る水管ボイラを示す横断面図である。本実施例は、
図11に示す第1実施例に係る水管ボイラの水管群
(B)41を取り外した構造としている。この実施例
は、例えば法規上、伝熱面に制約等ある場合に、該伝熱
面を制限するのに利用できる。なお所定の燃焼空間38
の下流側の内側水管列39と外側水管列37の間の燃焼
ガス通路を狭くして(図示せず)、燃焼ガスを高速で通
過させれば、伝熱効果が高められる。
に係る水管ボイラを示す横断面図である。本実施例は、
図11に示す第1実施例に係る水管ボイラの水管群
(B)41を、燃焼ガスの流れと略平行に伝熱促進用の
ひれを取り付けたひれ付き水管50をガス通過通路41
aを設けてジグザグに配置して構成し、更に内側水管列
39と外側水管列37をひれ付き水管49で構成して熱
伝達をさらに向上させるようにしたものである。
に係る水管を示す横断面図である。本実施例は、図11
に示す第1実施例に係る水管ボイラの水管群(A)36
を、外側水管列37に所定の開口部36aを設けて、こ
の端部と内側水管列39を結ぶ線上に前述の第3実施例
に示すように小径の異径水管35Aを複数本配置して形
成してある。そして該水管群(A)36の上流側直前に
バーナ33を取り付けてある。このように構成すること
で、バーナ33と燃焼空間38がより直線的に位置する
ことになり、バーナ33から噴出された燃焼ガスはスム
ーズに燃焼空間38へ流入して燃焼完了することができ
る。よってバーナの選択が容易になる。
に係る水管ボイラを示す横断面図である。本実施例は、
図14に示す実施例に係る水管ボイラに取り付けた火炎
34の冷却のための水管群(A)36を配置していない
構造としている。図11に示す第1実施例においても説
明したが、この実施例によれば、火炎34の冷却による
燃焼方式での低NOx化は図れないが、それ以外の第2
実施例の効果は全て発揮する。なお水管群(A)36を
配置しない構造は、前記全ての実施例にも適用できる。
によれば、以下に列挙する優れた効果を奏する。 従来のように、ボイラの中央部に燃焼室を設けなくと
も高効率、低NOx、低COで省スペースの水管ボイラ
が可能である。 内側水管列、外側水管列のピッチ差(D1−D2)を
大きくしたことにより、多数の水管壁による水管群の配
列が可能となるので、圧損が低くかつ高効率の水管ボイ
ラが可能となる。 燃焼ガスを水管に対して交差方向に流す缶体構造なの
で、伝熱面が有効に利用でき、伝熱効率がよい。 従来の缶体製作技術で製作可能であり、製造効率及び
生産性が高く、低コストで製造できる。
列挙する優れた効果を奏する。 燃焼ガスを各水管に対して交差する方向に噴出するバ
ーナで、燃焼ガスを一方向に流す缶体構造なので、燃焼
ガスの流速を高く維持して各水管の伝熱面が有効に利用
でき、伝熱効率がよい。 従来の缶体製作技術で製作可能であり、製造効率及び
生産性が高く、低コストで製造できる。 従来のように中央に燃焼室をもたない構造なので省ス
ペース化が図れる。 バーナの下流側直前に水管群(A)を設けた場合は、
低NOx化と低CO化が同時に図れる。
イラの横断面図である。
イラの縦断面図である。
の横断面図である。
イラにおけるバーナ部水管群の詳細を示す横断面図であ
る。
イラにおける後部水管群の詳細を示す横断面図である。
イラにおける後部水管群の詳細を示す横断面図である。
イラの横断面図である。
イラの横断面図である。
イラの縦断面図である。
ボイラの横断面図である。
ボイラの横断面図である。
ボイラの縦断面図である。
係る水管ボイラの横断面図である。
ボイラの横断面図である。
ボイラの横断面図である。
ボイラの横断面図である。
ボイラの横断面図である。
ボイラの横断面図である。
ボイラの横断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 上部管寄せと下部管寄せを内列、外列2
列の略環状に配列した水管群で連結して缶体を構成し、
水管に対して交差方向に燃焼ガスを流す水管ボイラにお
いて、内側水管列と外側水管列のピッチ差を大きくしそ
の間の空間が広くなるように配置し、外側水管列の所定
の場所に開口部を設け、この開口部の外側に燃焼ガスを
概略水平方向に噴出するバーナを配置し、バーナの下流
側の内側水管列と外側水管列の空間の外側水管列側に外
側水管列を含む1列以上のある距離をもって配置した複
数本の水管で構成するバーナ部水管群を配置し、バーナ
部水管群の反対側の外側水管列に1個所以上の隙間を設
けて煙道に接続し、燃焼ガスがバーナからバーナ部水管
群を経て左右に分岐して内側水管列と外側水管列の空間
を通り、さらに分岐した燃焼ガスが合流して煙道を通過
するように構成したことを特徴とする水管ボイラ。 - 【請求項2】 前記バーナ部水管群の下流側煙道部近傍
の内側水管列、外側水管列の間に後部水管群を配置し、
燃焼ガスがバーナからバーナ部水管群を経て左右に分岐
して内側水管列と外側水管列の空間を通り、さらに後部
水管群を経て分岐した燃焼ガスが合流して煙道を通過す
るように構成したことを特徴とする請求項1記載の水管
ボイラ。 - 【請求項3】 前記バーナの反対側の外側水管列の隙間
を無くして密着させ、バーナの反対側の内側水管列に1
個所以上の隙間を設けて、燃焼ガスを内側水管列、外側
水管列の空間から内側水管列の内側に導入し、上部管寄
せ開口部より外部に排出するように構成したことを特徴
とする請求項1又は2に記載の水管ボイラ。 - 【請求項4】 前記バーナ部水管群を配置しないことを
特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の水管
ボイラ。 - 【請求項5】 略垂直上下方向に配列された多数本の水
管と、略水平方向に燃焼ガスを噴出するバーナを具備
し、前記燃焼ガスを前記水管に対して交差する方向に流
す構造の水管ボイラにおいて、前記多数本の水管は、概
略水平に所定の間隔を設けて複数本の水管を連結して内
側水管列と外側水管列で燃焼空間を形成し、この外側水
管列の所定の場所に開口部を設け、この開口部に燃焼ガ
スを概略水平方向に噴出するバーナを配置し、この開口
部の片側の端部の水管と内側水管列を複数本の水管を連
結して水管列(D)を配置し、更に、外側水管列または
内側水管列の端部には燃焼ガス出口を設け、燃焼ガスが
外側水管列と内側水管列の間を通過して燃焼ガス出口に
案内された後に、外側水管列の背面を流れて煙道に案内
されるように構成したことを特徴とする水管ボイラ。
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---|---|---|---|
JP15241395A JP3533461B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 水管ボイラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15241395A JP3533461B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 水管ボイラ |
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JPH08327004A JPH08327004A (ja) | 1996-12-10 |
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Family Applications (1)
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JP15241395A Expired - Fee Related JP3533461B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 水管ボイラ |
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-
1995
- 1995-05-26 JP JP15241395A patent/JP3533461B2/ja not_active Expired - Fee Related
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