JP3533414B2 - 堆積治具 - Google Patents

堆積治具

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JP3533414B2
JP3533414B2 JP17733096A JP17733096A JP3533414B2 JP 3533414 B2 JP3533414 B2 JP 3533414B2 JP 17733096 A JP17733096 A JP 17733096A JP 17733096 A JP17733096 A JP 17733096A JP 3533414 B2 JP3533414 B2 JP 3533414B2
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清二 土肥
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コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基板を堆積させる堆
積治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンパクトディスク(CD:Comp
act Disk)等の光ディスクを製造する工程において、一
定量の基板をまとめて保管するために、堆積治具が使用
されている。一般的な堆積治具は、基板の直径より大き
い径の円形上の堆積治具ベースと、基板の中心孔を貫通
する支柱で構成している。支柱は、堆積治具ベースの中
心に垂直に立てられ、支柱に基板の中心孔を通すことに
より、基板を堆積することができる。
【0003】基板の片方の面の内周側には、スタックリ
ングという円形の凸部が形成されており、基板を堆積し
た時に、上または下の基板と重なり合わないように、基
板と基板との間に隙間をつくるものである。このスタッ
クリングが下になるようにして、基板を堆積治具に堆積
させる。1個の堆積治具には、約300枚程度の基板を
堆積させることが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、高密度記録の光
ディスクが開発されており、例えばデジタルビデオディ
スク(DVD:Digital Video Disk)等がある。DVD
は、基板の厚さが約0.6mmであり、CDの基板厚の
略1/2である。この厚さ約0.6mmの基板を2枚貼
り合わせることにより、1枚のDVDとなる。
【0005】DVDの基板厚が0.6mmと薄いため、
貼り合わせる前の基板をCDに用いている堆積治具に堆
積させた場合、一定時間経過すると、自重によりオワン
型の反りが発生する。
【0006】したがって本発明の目的は、基板厚の薄い
基板を堆積させる場合に、基板厚が薄いために生じる反
りを低減させる堆積治具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の堆積治具は、基板に形成された中心孔に支柱を通して
複数枚の基板を堆積治具ベース上に堆積する堆積治具に
おいて、前記支柱は、前記堆積治具ベースの前記支柱取
り付け位置から前記堆積治具ベースの端部までの長さと
略等しい長さで折り曲げられる上端部を具備するもので
ある
【0008】本発明の請求項2に記載の堆積治具は、
求項1記載の堆積治具であって、前記堆積治具ベースは
多角形形状であるものである。
【0009】本発明によれば、堆積治具ベースと、堆積
治具ベース上に立てられた支柱とを具備する堆積治具に
おいて、支柱の上端部が、支柱と堆積治具ベースの端部
と略等しい長さで折れ曲がるようにする。基板を複数枚
堆積させた後、支柱の上端部を折り曲げ、上端部と堆積
治具ベースの端部が接地するように、堆積治具を横にし
て保管するため、基板が縦置きの状態で保持され、自重
による基板の反りが発生しない。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の堆積治具の一実
施例の概略構成を示す模式図である。(a)は、上面図
であり、(b)は、側面図である。堆積治具は、図1
(a)に示すように、保持する基板1の直径より大きい
径を有する堆積治具ベース2と、図1(b)に示すよう
に、基板1の中心孔が通る支柱3と、支柱3の上端で一
方向に折れ曲がる上端部4で構成されている。
【0011】図1(a)に示すように、支柱3は、堆積
治具ベース2の略中心に立てられて配置している。支柱
3から堆積治具ベース2の端部までの長さと略等しい長
さの上端部4が、支柱3の上端に配置されている。
【0012】堆積治具に、基板を配置した状態について
説明する。図2は、本発明の堆積治具において基板を堆
積した場合を示す模式図である。(a)は、厚い基板を
堆積させた場合であり、(b)は、薄い基板を堆積させ
た場合である。ここで一例として、基板は、同じ材質で
あり、厚さが異なるものであり、厚い基板をCDとし、
薄い基板をDVDの貼り合わせ前の基板とする。
【0013】図2(a)に示すように、厚い基板1aを
堆積させる場合、基板1aの中心孔を支柱3に通して基
板1aを堆積させる。厚い基板1aの場合、自重により
反りが発生することがないため、基板1aを横置きの状
態で堆積させる。
【0014】図2(b)に示すように、薄い基板1bを
堆積させる場合、基板1bの中心孔を支柱3に通して基
板1bを堆積させる。その後、支柱3に配置した上端部
4を略90゜折り曲げ、堆積治具を横にし、堆積治具ベ
ース2の端部と上端部4で堆積治具を支えるようにす
る。この状態では、堆積した基板1bは、縦置き状態と
なり、すなわち地面に対して垂直に位置して保持される
ため、自重により反りが発生することない。
【0015】以上のように、厚い基板及び薄い基板兼用
の堆積治具であり、堆積ベース上に配置した支柱の上端
に、支柱と堆積ベースの端部の長さと略等しい長さで折
れ曲がる上端部を設け、複数の基板を堆積した後、上端
部を略90゜に折り曲げ、堆積治具を横置きの状態にす
ることにより、堆積した基板は、縦置き状態となり、基
板の自重により反りが発生することがない。
【0016】前述した堆積治具において、堆積治具ベー
ス2の形状が円形であったが、例えば、四角形、三角形
等の角形形状であってもよい。角形形状である場
合、角形形状の一辺と上端部4により、安定した状態
となる。
【0017】
【発明の効果】本発明の堆積治具によれば、堆積された
基板に生じる反りを防止することができる。また、本発
明の堆積治具によれば、堆積治具を横置きにした場合、
堆積治具を安定して置くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の堆積治具の一実施例の概略構成を示す
模式図である。(a)は、上面図であり、(b)は、側
面図である。
【図2】本発明の堆積治具において基板を堆積された場
合を示す模式図である。(a)は、厚い基板を堆積させ
た場合であり、(b)は、薄い基板を堆積させた場合で
ある。
【符号の説明】
1a、1b ・・・基板 2 ・・・堆積治具ベース 3 ・・・支柱 4 ・・・上端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−199883(JP,A) 特開 平8−10735(JP,A) 特開 平6−255693(JP,A) 特開 平7−89585(JP,A) 実開 昭61−94918(JP,U) 実開 平3−102175(JP,U) 実開 昭64−6286(JP,U) 実開 平5−86163(JP,U) 実開 平5−82312(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 85/57 G11B 23/03 601

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に形成された中心孔に支柱を通して複
    数枚の基板を堆積治具ベース上に堆積する堆積治具にお
    いて、前記支柱は、前記堆積治具ベースの前記支柱取り
    付け位置から前記堆積治具ベースの端部までの長さと略
    等しい長さで折り曲げられる上端部を具備することを特
    徴とする堆積治具。
  2. 【請求項2】請求項1記載の堆積治具であって、前記堆
    積治具ベースは多角形形状であることを特徴とする堆積
    治具。
JP17733096A 1996-06-18 1996-06-18 堆積治具 Expired - Fee Related JP3533414B2 (ja)

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JPS61104787A (ja) * 1984-10-26 1986-05-23 Toyo Jozo Co Ltd Pvaゲルによる多孔性固定化酵素含有物の製法
JP5563546B2 (ja) * 2011-12-08 2014-07-30 治 古市 変形スピンドルケース

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