JP3532833B2 - 油圧ショベルの制御回路 - Google Patents

油圧ショベルの制御回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、油圧ショベルの
制御回路、特にブーム、アーム及びバケットを複合操作
する場合の油圧回路に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来は、図4に示すように押し付け掘削時
にはアームと旋回を同時操作する場合でも旋回を確保で
きるようにパラレル油路8’に旋回可変優先弁9’を設
け、該旋回可変優先弁9’のパイロット制御部9a’に
旋回パイロット弁11’のパイロット圧を導出し、パラ
レル油路8’を絞ることにより旋回力を確保していた。
また、高速の床掘時にアーム閉じ速度を確保するためブ
ーム用方向制御弁2’でセンターバイパス油路30’が
遮断されることによりパラレル油路8’から圧油の供給
が十分行われるように旋回可変優先弁9’の油路開放側
ポジション9d’のパイロット制御部9b’にブーム用
パイロット弁13’のパイロット圧を作用させている。
しかし、この図4に示す従来の油圧回路ではバケット閉
じ、アーム閉じ及びブーム上げを同時操作した場合で特
殊アタッチメントの重量Wがバケットより重い場合はア
ーム及びバケットの駆動圧が低圧となり、ブーム用方向
制御弁2’、19’がパラレル油路8’、24’で夫々
アーム用方向制御弁4’、21’及びバケット用方向制
御弁20’に接続されているため回路圧がブーム上げの
圧まで上昇せず、ブームが上がらないという不具合が生
じた。
【0003】一方、図5に示す従来の油圧回路において
押し付け掘削をする場合は、図示していないアーム閉じ
パイロット圧、旋回パイロット圧及び主油圧ポンプ1の
吐出圧を圧力センサで検出し、これを制御装置で判断す
ることで電磁方向切換弁26’を切り換え、パラレル油
路8’の旋回可変優先弁9’のパイロット制御部9a’
にパイロットポンプ27’からのパイロット圧を作用さ
せ、パラレル油路8’を絞ることにより、旋回力を確保
している。この図5に示す従来の油圧回路においては、
先に説明した図4における不具合、すなわち、バケット
閉じ、アーム閉じ及びブーム上げの同時操作時にブーム
が上がらないという不具合に対しては、図6に示すよう
にパラレル油路24’からバケット用方向制御弁20’
の入力ポートへの分岐油路31’に絞り弁32’及び該
絞り弁32’のパイロット制御部32a’にブーム上げ
パイロット圧を導出する方向切換弁33’を配設し、ア
ーム閉じ、ブーム上げを同時操作した場合前記分岐回路
31’を絞ることにより、ブーム上げの圧を確保し、ブ
ーム上げを可能としている。しかし、この図5及び図6
に示す従来の油圧回路においては、バケット用方向制御
弁20’への圧油の供給は前記絞り弁32’が介在する
分岐油路31’からのみ行われるので、同時操作時のバ
ケット用方向制御弁20’へ十分な圧油が供給されず、
バケットの動きが悪くなると共に、バルブの数が増えコ
ストが高くなるという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑
みなされたものであり、その目的はバケット閉じ、アー
ム閉じ及びブーム上げを同時操作する場合においても、
ブーム上げに必要な圧油を十分確保してブームの上げを
良くし、作業性を向上させることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明ではブーム2速、旋回及びアーム1速の各方
向制御弁をタンデム接続すると共に、該方向制御弁を夫
々パラレル接続した第1油圧回路とブーム1速、バケッ
ト及びアーム2速の各方向制御弁をタンデム接続すると
共に、該方向制御弁を夫々パラレル接続した第2油圧回
路から構成される油圧回路において、請求項1に記載の
発明は、前記アーム1速方向制御弁の閉じ側油路に再生
回路を設けると共に、前記第1油圧回路のアーム1速方
向制御弁の上流側パラレル油路に絞り状態と連通状態が
切換え可能な旋回可変優先弁を挿入し、該旋回可変優先
弁のパイロット制御部を方向切換弁の出力ポートを接続
し、該方向切換弁の入力ポートに油タンクとブーム用パ
イロット弁の上げ操作側出力油路とを夫々接続し、該方
向切換弁のパイロット制御部にバケット用パイロット弁
の閉じ操作側出力油路を接続し、前記バケット用パイロ
ット弁の閉じ操作したときに該方向切換弁の出力ポート
が油タンク圧と連通し、閉じ操作以外のときは該方向切
換弁の出力ポートはブーム用パイロット弁の上げ操作側
出力油路と連通するように構成し、かつ、前記旋回可変
優先弁の前記パイロット制御部にブーム用パイロット弁
の上げ操作側のパイロット圧が作用したときは連通状態
になり、油タンク圧が作用したときは絞り状態となるよ
うに構成したことを特徴とし、請求項2記載の発明は、
前記アーム1速方向制御弁の閉じ側油路に再生回路を設
けると共に、前記第1油圧回路のアーム1速方向制御弁
の上流側パラレル油路に絞り状態と連通状態が切換え可
能な旋回可変優先弁を挿入し、該旋回可変優先弁のパイ
ロット制御部にバケット用パイロット弁の閉じ側出力油
路と所定の信号により切り換わる電磁弁の出力油路とを
シャトル弁を介して接続し、該旋回可変優先弁のパイロ
ット制御部にパイロット圧が作用したときは絞り状態に
なり、パイロット圧が作用しないときは連通状態になる
ように構成したことを特徴とし、請求項3記載の発明
は、前記アーム1速方向制御弁の閉じ側油路に再生回路
を設けると共に、前記第1油圧回路のアーム1速方向制
御弁の上流側パラレル油路に絞り状態と連通状態が切換
え可能な旋回可変優先弁を挿入し、該旋回可変優先弁の
パイロット制御部にバケット用パイロット弁の閉じ側出
力油路と旋回用パイロット弁の出力油路とをシャトル弁
を介して接続し、該旋回可変優先弁のパイロット制御部
にパイロット圧が作用したときは絞り状態になり、パイ
ロット圧が作用しないときは連通状態になるように構成
したことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図1乃至
図3に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態
に係る油圧回路図を示し、図2は本発明の第2実施形態
に係る油圧回路図を示し、図3は本発明の第3実施形態
に係る油圧回路図を示す。
【0007】図1において、第1油圧回路は主油圧ポン
プ1の吐出油供給油路5にブーム2速用方向制御弁2、
旋回用方向制御弁3及びアーム1速用方向制御弁4がタ
ンデム接続され、更に、旋回用方向制御弁3及びアーム
1速用方向制御弁4の入力ポートは吐出油供給油路5か
ら分岐した油路8、8aによりパラレル接続されてい
る。ブーム2速用方向制御弁2は2本のブームシリンダ
6、6と、旋回用方向制御弁3は図示していない旋回モ
ータと、アーム1速用方向制御弁4はアームシリンダ7
とが夫々接続されている。また、アーム1速用方向制御
弁4の上流側パラレル油路8には旋回可変優先弁9が挿
入されている。旋回可変優先弁9の一方のパイロット制
御部9aはシャトル弁10を介して旋回用パイロット弁
11に接続され、旋回可変優先弁9の他方のパイロット
制御部9bは方向切換弁12の出力ポートAに接続され
ている。方向切換弁12の入力ポートPはブーム上げ用
パイロット弁13にパイロット油路14により接続され
ている。従って、ブーム上げ用パイロット弁13のパイ
ロット圧が旋回可変優先弁9の他方のパイロット制御部
9bに作用した場合は旋回可変優先弁9が連通側ポジシ
ョン9dに切り換えられる。なお、ブーム上げ用パイロ
ット弁13はブーム2速用方向制御弁2のパイロット制
御部にも接続され、方向切換弁12のTポートはタンク
15に接続されている。方向切換弁12のパイロット制
御部12aはバケット用パイロット弁16の閉じ側パイ
ロット油路17に接続されている。なお、アーム1速用
方向制御弁4の閉じ側ポジションの油路には図示省略の
再生回路が設けられている(以下の実施例においても同
じ)。
【0008】次に、第2油圧回路は主油圧ポンプ18、
ブーム1速用方向制御弁19、バケット用方向制御弁2
0及びアーム2速用方向制御弁21を含み、主油圧ポン
プ18とブーム1速用方向制御弁19は吐出油供給油路
22で接続され、ブーム1速用方向制御弁19とバケッ
ト用方向制御弁20及びバケット用方向制御弁20とア
ーム2速用方向制御弁21は夫々タンデム接続され、ブ
ーム1速用方向制御弁19は2本のブームシリンダ6、
6と、バケット用方向制御弁20はバケットシリンダ2
3と、アーム2速用方向制御弁21はアームシリンダ7
と夫々接続されている。そして、前記吐出油供給油路2
2から分岐したパラレル油路24a、24はバケット用
方向制御弁20及びアーム2速用方向制御弁21の入力
ポートに夫々接続され、前記ブーム上げ用パイロット弁
13はブーム1速用方向制御弁19のパイロット制御部
に、また、前記バケット用パイロット弁16はバケット
用方向制御弁20のパイロット制御部に夫々接続されて
いる。
【0009】次に、図2において、第1油圧回路は主油
圧ポンプ1の吐出油供給油路5にブーム2速用方向制御
弁2、旋回用方向制御弁3及びアーム1速用方向制御弁
4がタンデム接続され、更に、旋回用方向制御弁3及び
アーム1速用方向制御弁4の入力ポートは前記吐出油供
給油路5から分岐したパラレル油路8、8aによってパ
ラレル接続されている。ブーム2速用方向制御弁2は2
本のブームシリンダ6、6と、旋回用方向制御弁3は図
示していない旋回モータと、アーム1速用方向制御弁4
はアームシリンダ7とが夫々接続されている。また、ア
ーム1速用方向制御弁4の上流側パラレル油路8には旋
回可変優先弁9が挿入されている。そして、旋回可変優
先弁9のパイロット制御部9aはシャトル弁25を介し
て図示してない制御装置からの信号で切り換わる電磁切
換弁26の出力ポートAに接続されている。電磁切換弁
26の入力ポートPはパイロットポンプ27に、また、
入力ポートTポートは油タンク15に夫々接続されてい
る。シャトル弁25の他方の入力ポートにはパイロット
油路28によりバケット用パイロット弁16の閉じ側出
力油路に接続されている。従って、旋回可変優先弁9の
パイロット制御部9aにバケット用パイロット弁16の
閉じ側パイロット油圧、或いは、パイロットポンプ27
のパイロット圧が作用した場合には旋回可変優先弁9は
絞り側ポジション9cに切り換えられる。
【0010】次に、第2油圧回路は主油圧ポンプ18、
ブーム1速用方向制御弁19、バケット用方向制御弁2
0及びアーム2速用方向制御弁21を含み、主油圧ポン
プ18とブーム1速用方向制御弁19は吐出油供給油路
22で接続され、ブーム1速用方向制御弁19とバケッ
ト用方向制御弁20及びバケット用方向制御弁20とア
ーム2速用方向制御弁21は夫々タンデム接続され、ブ
ーム1速用方向制御弁19は2本のブームシリンダ6、
6と、バケット用方向制御弁20はバケットシリンダ2
3と、アーム2速用方向制御弁21はアームシリンダ7
と夫々接続されている。そして、前記吐出油供給油路2
2から分岐したパラレル油路24a、24はバケット用
方向制御弁20及びアーム2速用方向制御弁21の入力
ポートに夫々接続され、前記バケット用パイロット弁1
6はバケット用方向制御弁20のパイロット制御部に接
続されている。
【0011】次に、図3において、第1油圧回路は主油
圧ポンプ1の吐出油供給油路5にブーム2速用方向制御
弁2、旋回用方向制御弁3及びアーム1速用方向制御弁
4がタンデム接続され、更に、旋回用方向制御弁3及び
アーム1速用方向制御弁4の入力ポートは前記吐出油供
給油路5から分岐したパラレル油路8、8aによってパ
ラレル接続されている。ブーム2速用方向制御弁2は2
本のブームシリンダ6、6と、旋回用方向制御弁3は図
示していない旋回モータと、アーム1速用方向制御弁4
はアームシリンダ7とが夫々接続されている。また、ア
ーム1速用方向制御弁4の上流側パラレル油路8には旋
回可変優先弁9が挿入されている。旋回可変優先弁9の
パイロット制御部9aはシャトル弁29及びシャトル弁
10を介して旋回用パイロット弁11に接続されてい
る。シャトル弁29の他方の入力ポートはパイロット油
路28によりバケット用パイロット弁16の閉じ側出力
油路に接続されている。そして、旋回可変優先弁9のパ
イロット制御部9aにバケット用パイロット弁16の閉
じ側パイロット圧、或いは、旋回用パイロット弁11の
パイロット圧が作用した場合に前記旋回可変優先弁9は
絞り側ポジション9cに切り換えられる。
【0012】次に、第2油圧回路は主油圧ポンプ18、
ブーム1速用方向制御弁19、バケット用方向制御弁2
0及びアーム2速用方向制御弁21を含み、主油圧ポン
プ18とブーム1速用方向制御弁19は吐出油供給油路
22で接続され、ブーム1速用方向制御弁19とバケッ
ト用方向制御弁20及びバケット用方向制御弁20とア
ーム2速用方向制御弁21は夫々タンデム接続され、ブ
ーム1速用方向制御弁19は2本のブームシリンダ6、
6と、バケット用方向制御弁20はバケットシリンダ2
3と、アーム2速用方向制御弁21はアームシリンダ7
と夫々接続されている。そして、前記吐出油供給油路2
2から分岐したパラレル油路24a、24はバケット用
方向制御弁20及びアーム2速用方向制御弁21の入力
ポートに夫々接続され、前記バケット用パイロット弁1
6はバケット用方向制御弁20のパイロット制御部に接
続されている。
【0013】次に本発明の作用を説明する。先ず、図1
において、バケット用パイロット弁16の閉じ操作しな
い場合は、方向切換弁12はポジション12bにあり、
ブーム用パイロット弁13のパイロット圧は該方向切換
弁12を介して前記旋回可変優先弁9のパイロット制御
部9bへ導出される。しかし、バケット用パイロット弁
16を閉じ操作した場合はバケット用パイロット弁16
からのパイロット圧により方向切換弁12はポジション
12cの位置に切り換えられ、旋回可変優先弁9のパイ
ロット制御部9bは油タンク圧が作用し、旋回可変優先
弁9は絞りポジション9cの位置に切り換えられる。そ
のため、バケット閉じ、アーム閉じ及びブーム上げを同
時に操作すると前記パラレル油路8は絞られ回路圧が上
昇する。ブーム2速方向制御弁2からブームシリンダ
6、6に供給されるため、バケット閉じ、アーム閉じ及
びブーム上げを同時に操作してもバケット速度が著しく
遅くなることはない。また、アーム1速用方向制御弁4
の上流でパラレル油路8が絞られるためアーム1速用方
向制御弁4への圧油の供給が低下するが、アーム1速用
方向制御弁4の閉じ側ポジションの油路には図示してい
ない再生回路が設けられており、再生回路により圧油の
供給量が増加し、アーム閉じ操作も同時に可能となる。
また、方向切換弁12のバネ12dのバネ定数を強くし
てバケットフル操作時にだけパラレル油路8を絞るよう
にすれば通常の作業においては、パラレル油路8は連通
状態になり、絞りによる無駄な圧力損失を防止できる。
【0014】次に、図2の場合は、バケット閉じ操作を
すると、バケット用パイロット弁16からのバケット閉
じパイロット圧がシャトル弁25を介して旋回可変優先
弁9のパイロット制御部9aに導出され、旋回可変優先
弁9は絞りポジション9cの位置に保持され、パラレル
油路8は絞られる。従って、バケット閉じ、アーム閉じ
及びブーム上げを同時に操作した場合は回路圧が上昇し
ブーム2速方向制御弁2からブームシリンダ6、6に供
給されるためブーム上げ操作が円滑に行える。一方、ブ
ーム上げ操作により、主油圧ポンプ18からブーム1速
用制御弁19に流れる圧油流量が減少し、バケット用方
向制御弁4に流れる圧油流量が増加する。このために、
バケット閉じ速度が著しく遅くなることはない。また、
図1で説明したように、再生回路が設けられており、ア
ーム閉じ速度が著しく遅くなることもない。更に、押し
付け掘削時のように、アーム閉じ操作と旋回操作を同時
にしたい場合は、両方の操作を圧力センサで検出し、検
出信号を図示省略の制御装置に入力し、オン信号が制御
装置から出力されるように構成しておけば、オン信号が
電磁切換弁26のソレノイドに出力され、パイロットポ
ンプ27のパイロット圧が旋回可変優先弁9のパイロッ
ト制御部9aに導出され、旋回可変優先弁9は絞りポジ
ション9cの位置に保持される。これによってパラレル
油路8は絞られ、旋回方向制御弁3への圧油供給が確保
され、押し付け掘削時における旋回操作が可能になる。
【0015】次に、図3において、バケット用パイロッ
ト弁16からのバケット閉じパイロット圧をシャトル弁
29を介して旋回可変優先弁9のパイロット制御部9a
に導出することにより旋回可変優先弁9は油路絞りポジ
ション9cの位置に保持され、前記パラレル油路8は絞
られ、バケット閉じ、アーム閉じ及びブーム上げを同時
に操作した場合、回路圧が上昇しブーム2速方向制御弁
2からブームシリンダ6、6に供給されるため、バケッ
ト閉じ、アーム閉じ及びブーム上げを同時に操作しても
バケットの速度が著しく遅くなることはなく、制御装置
やセンサを使用することなく前記図1に示す第1実施形
態及び図2に示す第2実施形態と同様の効果を得ること
ができる。
【0016】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0017】
【発明の効果】この発明は、上記実施形態に於いて詳述
した構成により、バケット閉じ、アーム閉じ及びブーム
上げを同時操作する場合においても、ブーム上げに必要
な圧油を十分確保してブームの上げを良くし、作業性を
向上させることができる等きわめて顕著な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る油圧回路図を示
す。
【図2】 本発明の第2実施形態に係る油圧回路図を示
す。
【図3】 本発明の第3実施形態に係る油圧回路図を示
す。
【図4】 従来の実施形態に係る油圧回路図を示す。
【図5】 従来の他の実施形態に係る油圧回路図を示
す。
【図6】 図5のA部詳細図を示す。
【符号の説明】
1 主油圧ポンプ 2 ブーム2速用方向制御弁 3 旋回用方向制御弁 4 アーム1速用方向制御弁 8 パラレル油路 9 旋回可変優先弁 10 シャトル弁 11 旋回用パイロット弁 12 方向切換弁 13 ブーム用パイロット弁 16 バケット用パイロット弁 18 主油圧ポンプ 19 ブーム1速用方向制御弁 20 バケット用方向制御弁 21 アーム2速用方向制御弁 24 パラレル油路 25 シャトル弁 26 電磁切換弁 27 パイロットポンプ 29 シャトル弁

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブーム2速、旋回及びアーム1速の各方
    向制御弁をタンデム接続すると共に該方向制御弁を夫々
    パラレル接続した第1油圧回路と、ブーム1速、バケッ
    ト及びアーム2速の各方向制御弁をタンデム接続すると
    共に該方向制御弁を夫々パラレル接続した第2油圧回路
    とからなる油圧回路において、前記アーム1速方向制御
    弁の閉じ側油路に再生回路を設けると共に、前記第1油
    圧回路のアーム1速方向制御弁の上流側パラレル油路に
    絞り状態と連通状態が切換え可能な旋回可変優先弁を挿
    入し、該旋回可変優先弁のパイロット制御部を方向切換
    弁の出力ポートを接続し、該方向切換弁の入力ポートに
    油タンクとブーム用パイロット弁の上げ操作側出力油路
    とを夫々接続し、該方向切換弁のパイロット制御部にバ
    ケット用パイロット弁の閉じ操作側出力油路を接続し、
    前記バケット用パイロット弁の閉じ操作したときに該方
    向切換弁の出力ポートが油タンク圧と連通し、閉じ操作
    以外のときは該方向切換弁の出力ポートはブーム用パイ
    ロット弁の上げ操作側出力油路と連通するように構成
    し、かつ、前記旋回可変優先弁の前記パイロット制御部
    にブーム用パイロット弁の上げ操作側のパイロット圧が
    作用したときは連通状態になり、油タンク圧が作用した
    ときは絞り状態となるように構成したことを特徴とする
    油圧ショベルの制御回路。
  2. 【請求項2】 ブーム2速、旋回及びアーム1速の各方
    向制御弁をタンデム接続すると共に該方向制御弁を夫々
    パラレル接続した第1油圧回路と、ブーム1速、バケッ
    ト及びアーム2速の各方向制御弁をタンデム接続すると
    共に該方向制御弁を夫々パラレル接続した第2油圧回路
    とからなる油圧回路において、前記アーム1速方向制御
    弁の閉じ側油路に再生回路を設けると共に、前記第1油
    圧回路のアーム1速方向制御弁の上流側パラレル油路に
    絞り状態と連通状態が切換え可能な旋回可変優先弁を挿
    入し、該旋回可変優先弁のパイロット制御部にバケット
    用パイロット弁の閉じ側出力油路と所定の信号により切
    り換わる電磁弁の出力油路とをシャトル弁を介して接続
    し、該旋回可変優先弁のパイロット制御部にパイロット
    圧が作用したときは絞り状態になり、パイロット圧が作
    用しないときは連通状態になるように構成したことを特
    徴とする油圧ショベルの制御回路。
  3. 【請求項3】 ブーム2速、旋回及びアーム1速の各方
    向制御弁をタンデム接続すると共に該方向制御弁を夫々
    パラレル接続した第1油圧回路と、ブーム1速、バケッ
    ト及びアーム2速の各方向制御弁をタンデム接続すると
    共に該方向制御弁を夫々パラレル接続した第2油圧回路
    とからなる油圧回路において、前記アーム1速方向制御
    弁の閉じ側油路に再生回路を設けると共に、前記第1油
    圧回路のアーム1速方向制御弁の上流側パラレル油路に
    絞り状態と連通状態が切換え可能な旋回可変優先弁を挿
    入し、該旋回可変優先弁のパイロット制御部にバケット
    用パイロット弁の閉じ側出力油路と旋回用パイロット弁
    の出力油路とをシャトル弁を介して接続し、該旋回可変
    優先弁のパイロット制御部にパイロット圧が作用したと
    きは絞り状態になり、パイロット圧が作用しないときは
    連通状態になるように構成したことを特徴とする油圧シ
    ョベルの制御回路。
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