JP3532496B2 - 流量表示装置 - Google Patents

流量表示装置

Info

Publication number
JP3532496B2
JP3532496B2 JP2000134558A JP2000134558A JP3532496B2 JP 3532496 B2 JP3532496 B2 JP 3532496B2 JP 2000134558 A JP2000134558 A JP 2000134558A JP 2000134558 A JP2000134558 A JP 2000134558A JP 3532496 B2 JP3532496 B2 JP 3532496B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
signal
detected
time
pulse signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000134558A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001317980A (ja
Inventor
章 小泉
栄樹 本山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagano Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Nagano Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nagano Japan Radio Co Ltd filed Critical Nagano Japan Radio Co Ltd
Priority to JP2000134558A priority Critical patent/JP3532496B2/ja
Publication of JP2001317980A publication Critical patent/JP2001317980A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3532496B2 publication Critical patent/JP3532496B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Details Of Flowmeters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道管などを流れ
る流体の流速や積算流量を表示する流量表示装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の流量表示装置として、出願人
は、電子式水道メータに接続される遠隔表示器を既に提
案している(特開平10−111161号公報)。この
場合、電子式水道メータは、水道水の流れる方向に向け
て水道管内に回転自在に取り付けられた羽根車の回転を
検出し、遠隔表示器に対して、羽根車が1回転する毎に
2mS程度の短いパルス幅の回転パルスを出力する。し
たがって、回転パルスは、流量が多い程短い周期で出力
される。また、電子式水道メータは、一定の流量が流れ
る毎に100mS〜1000mS程度の長いパルス幅の
定量パルスを出力する。一方、遠隔表示器は、電池電源
で作動するマイクロコンピュータと、LCDパネルとを
備えている。この場合、マイクロコンピュータは、信号
線を介して電子式水道メータから出力されるパルス信号
を検出すると共にその種別を判別する。そして、回転パ
ルスが入力されたと判別したときには、図10(a)に
示すように、LCDパネル内に設けられた複数のパイロ
ット表示セグメントのうちの1つの消灯表示セグメント
を右回りで順次切り替える更新点灯処理を実行する。一
方、回転パルスの入力毎に更新点灯処理を行うとした場
合、マイクロコンピュータに対して高速で処理させる必
要がある。しかし、高速に処理させる場合、消費電力が
大きくなることに起因して電池寿命が短くなると共に肉
眼で確認しにくくなる。このため、この遠隔表示器で
は、回転パルスの間引き処理を行い、間引き後の回転パ
ルスの入力毎に更新点灯処理を行っている。
【0003】また、水道水が逆流している際には、マイ
クロコンピュータは、電子式水道メータから逆流情報を
入力すると共に回転パルスが順次入力される都度、同図
(b)に示すように、消灯表示セグメントを左回りで順
次切り替える更新点灯処理を実行する。以上により、検
針者は、水道水の流速および流れの向きを目視によって
認識することが可能となる。また、マイクロコンピュー
タは、信号線を介して電子式水道メータから定量パルス
信号が出力されたと判別した際には、LCDパネル内の
複数の7セグメント表示部に積算流量を更新表示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、出願人が既
に提案している遠隔表示器には、以下に述べる改善すべ
き点がある。すなわち、本来的には、この種の遠隔表示
器としては、電池交換が10年に1度程度であるのが望
ましい。しかし、上記した遠隔表示器では、マイクロコ
ンピュータが、常時、回転パルスの間引き処理を行い、
間引き後の回転パルスの入力毎に表示セグメントに対す
る更新点灯処理を行っている。したがって、マイクロコ
ンピュータ自体が連続的に電池電力を消費しているた
め、3年程度で電池寿命が尽きてしまい、これを改善す
べきとの要請がある。
【0005】本発明は、かかる改善すべき点に鑑みてな
されたものであり、消費電力の低減が可能な流量表示装
置を提供することを主目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の流量表示装置は、信号線を介して電子式流
量計から出力される短いパルス幅の回転パルス信号およ
び長いパルス幅の定量パルス信号を検出するパルス検出
処理を実行して回転パルス信号の検出時に表示器を所定
の順序で更新点灯する更新点灯処理を実行すると共に定
量パルス信号の検出時に積算流量を更新する積算更新処
理を実行するマイクロコンピュータを備えている流量表
示装置において、マイクロコンピュータは、待機状態に
おいて作動停止のスリープモードを維持すると共に、定
量パルスのパルス幅よりも短い時間毎に間欠的に起動し
た後にパルス検出処理を実行し、パルス検出処理によっ
て回転パルス信号を検出したときに、更新点灯処理を実
行した後に待機状態に移行し、長いパルス幅のパルス信
号を検出したときには、更新点灯処理を実行した後に
機状態に移行し、その後の起動時におけるパルス検出処
理によって定量パルス信号を検出したときに積算更新処
理を実行した後に待機状態に移行し、さらにその後の起
動時におけるパルス検出処理によって定量パルス信号の
終端または無信号を検出したときに待機状態に移行する
ことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の流量表示装置は、請求項1
記載の流量表示装置において、信号線を介して入力され
る接点信号をパルス信号に電圧変換するための電源を信
号線に供給する電源供給回路を備え、マイクロコンピュ
ータは、間欠的に起動した際に電源供給回路に対して電
源を信号線に供給させた後に待機状態に移行し、パルス
信号による割込みで起動してパルス検出処理を実行する
ことを特徴とする。
【0008】請求項3記載の流量表示装置は、請求項1
または2記載の流量表示装置において、マイクロコンピ
ュータは、パルス検出処理時に低速で作動し、かつ検出
したパルス信号のパルス幅を長短判別する際に高速で作
動することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る流量表示装置を水道用の電子カウンタに適用し
た実施の形態について説明する。
【0010】図9に示す検針システム1は、電子カウン
タ2、上記した電子式水道メータ3、および伝送装置4
から構成されている。電子式水道メータ3は、図8に示
すように、例えば2mSのパルス幅の回転パルスPR
と、例えば500mSのパルス幅の定量パルスPC とを
1つの共通する信号線に重畳させてオープンコレクタ方
式で電子カウンタ2に出力する。また、電子式水道メー
タ3は、他の信号線を介して逆流情報などの電文信号を
電子カウンタ2との間で受け渡しする。一方、伝送装置
4は、電子カウンタ2と公衆回線網との間に接続されて
いる。この伝送装置4は、積算流量情報などを収集する
中央収集装置から公衆回線網を介して検針命令が出力さ
れた際には、電子カウンタ2から積算流量情報や故障情
報を収集して中央収集装置に伝送する。なお、伝送装置
4は、必ずしも必要ではなく、ハンディターミナルを用
いることもできるし、パルス信号を直接的に出力する構
成を採用することもできる。
【0011】電子カウンタ2は、例えば4ビットのマイ
クロコンピュータ11(以下、「CPU11」とい
う)、前述したLCDパネル12、電源供給回路13、
電池14および抵抗15を備えている。CPU11は、
主たる動作を停止するいわゆるスリープモード、低速ク
ロックに同期して各種処理を実行する低速動作モード、
および高速クロックに同期して処理を実行する高速動作
モードのいずれかのモードで作動可能に構成され、スリ
ープモードで待機状態を維持し、内蔵の起動用タイマに
よって間欠的に起動させられる。また、CPU11は、
起動した際には、電源供給回路13を制御することによ
り、電池電源を信号線に供給させると共に、信号線を介
して電子式水道メータ3によって出力される回転パルス
PR および定量パルスPC の検出処理やパルス信号の
別判別処理、並びに、判別した種別に応じてのLCDパ
ネル12に対する表示制御などを実行する。電源供給回
路13は、CPU11の制御に従い、電池14の電池電
圧をパルス電源として抵抗15を介して信号線に出力す
ることにより、オープンコレクタ方式で出力される接点
信号を両パルス信号PR ,PC に電圧変換する。電池1
4は、例えば、リチウム電池で構成され、電子カウンタ
2内の各能動素子に電池電力を供給する。
【0012】次に、図1〜図7を参照して、主として電
子カウンタ2によるメイン処理について説明する。
【0013】この処理では、CPU11が、スリープ状
態から起動し、その際に、図1に示すように、電源供給
回路13を制御してパルス電源をオン状態に維持する
(ステップ21)。この場合、図6(b)に示すよう
に、この直後の時間をt1とする。次いで、CPU11
は、スリープモードに移行して動作を停止する(ステッ
プ22)。この後、図6(a)に示すように、時間t2
の時点で回転パルスPR が出力されると、CPU11
は、割込みによって起動すると共にパルス信号を検出し
(ステップ23)、その際に、低速動作モードに移行す
る(ステップ24)。次いで、CPU11は、パルス検
出処理を実行する(ステップ25)。
【0014】このパルス検出処理では、CPU11は、
図2および図7(a)に示すように、まず、時間t2か
ら時間T1を経過した時間t3の時点、時間t2から時
間T2を経過した時間t4の時点、および時間t2から
時間T3を経過した時間t5の時点でパルス信号の電圧
レベルをそれぞれチェックする(ステップ41〜4
3)。この場合、時間T1,T2,T3は、それぞれ、
例えば1.2mS、2.4mSおよび3.6mSに規定
されている。つまり、レベルチェックは、回転パルスP
R のパルス幅(2mS)の1/2よりも若干長い周期で
行われる。この周期でレベルチェックを行うことによ
り、図7(a)に示すように、例えば、時間t2におい
て回転パルスPR が入力されたとした場合、時間t3〜
t5の時点で、ハイレベル、ローレベルおよびローレベ
ルが順次検出され、定量パルスPC が入力されたとした
場合には、すべてハイレベルが検出される。一方、雑音
SN が入力したとした場合には、同図(b)に示すよう
に、時間t3〜t5の時点で、すべてローレベルが検出
される。したがって、後述するパルス信号の種別判別処
理において、各時間t3〜t5の検出結果に基づいて、
入力されたパルス信号の種別が正確に判別される。な
お、この周期は、これに限定されず、回転パルスPR の
1/2の周期よりも長くてもよく、レベルチェックの回
数に応じて適宜規定することができる。
【0015】次いで、CPU11は、時間t6の時点
で、電源供給回路13を制御してパルス電源をオフ状態
に維持する(ステップ44)。続いて、CPU11は、
時間t7の時点で、高速動作モードに移行した後(ステ
ップ45)、元のメイン処理を実行する(ステップ4
6)。これにより、この後に行われるパルス信号の種別
判別処理が高速に行われる。
【0016】次いで、CPU11は、入力されたパルス
信号の種別を判別する(パルス信号の種別判別処理)。
この際には、各検出時点(t3〜t5)における検出結
果がすべてハイレベルのときを条件A、および各検出時
点における検出結果がすべてローレベルのときを条件B
とし、図1に示すように、最初に、条件Aが満たされて
いるか否かを判別する(ステップ26)。満たされてい
ないと判別したときには、条件Bを満たしているか否か
を判別する(ステップ27)。満たしていると判別した
ときは、雑音SN を検出したため、上記したステップ2
1〜27を繰り返す。一方、条件A,条件Bを満たさな
いと判別したときには、回転パルスPR を検出したた
め、CPU11は、パイロット表示の表示セグメントを
更新点灯した後(更新点灯処理:ステップ28)、回転
パルス検出制限処理を実行する(ステップ29)。ま
た、上記ステップ26において、条件Aを満たすと判別
したときには、定量パルスPC を検出した可能性が高い
ため、CPU11は、パイロット表示の表示セグメント
を更新点灯した後(更新点灯処理:ステップ30)、定
量パルス検出処理を実行する(ステップ31)。
【0017】次に、図3を参照して回転パルス検出制限
処理(ステップ29)について説明する。この処理で
は、次々に入力される回転パルスPR の割込みによるC
PU11の頻繁な起動を回避することにより、CPU1
1の消費電力を低減する。最初に、CPU11は、起動
用タイマに時間Taを設定した後に、時間t8の時点
で、スリープモードに移行して動作を停止する(ステッ
プ51)。この場合、時間Taは、定量パルスPC の検
出に影響がないように、定量パルスPC のパルス幅の1
/2未満の時間(例えば125mS)に規定される。こ
の後、時間Taが経過した時間t9の時点で、CPU1
1は、タイマ割込みで起動した後に低速モードに移行す
る(ステップ52)。この際には、CPU11は、時間
t10の時点で、パルス電源をオン状態にした後(ステ
ップ21)、作動を停止する(ステップ22)。この
後、メイン処理において、時間t11のときに、割込み
によって起動してステップ24以降の処理を繰り返す
(ステップ24〜31)。
【0018】次に、図4を参照して、定量パルス検出処
理(ステップ31)について説明する。この処理では、
入力したパルス信号のレベルを間欠的に検出することに
より、その種別を判別する。これにより、CPU11の
消費電力を低減し、かつメイン処理のステップ26にお
いて条件Aを満たしたパルス信号に対する種別判別処理
の確実化を図る。なお、以下の説明において、図6
(b)に示す時間t12の時点で、条件Aを満たすパル
ス信号が検出されたものとする。最初に、CPU11
は、起動用タイマに時間Tbを設定した後に、時間t1
3の時点で、スリープモードに移行して動作を停止する
(ステップ61)。この場合、時間Tbは、定量パルス
PC の検出に影響がなく、かつ消費電力が十分に低減し
得る程度の時間に規定される。具体的には、定量パルス
PC のパルス幅の1/4未満の時間(例えば62.5m
S)に規定される。この後、時間Tbが経過した時間t
14の時点で、CPU11は、タイマ割込みで起動した
後に低速モードに移行する(ステップ62)。次いで、
時間t15の時点で、パルス電源をオン状態にした後
(ステップ63)、上記したパルス検出処理を実行する
(ステップ25)。この後、条件Aが満たされているか
否かを判別し(ステップ64)、満たされていないと判
別したときには、定量パルスPC が入力されていないた
め、メイン処理に戻る(ステップ65)。一方、条件A
を満たしていると判別したときには、定量パルスPC が
入力されているため、流量の積算値をカウントアップし
た後(積算更新処理:ステップ66)、定量パルス終端
検出処理を実行する(ステップ67)。
【0019】定量パルス終端検出処理(ステップ67)
では、入力した定量パルスPC の終端を検出することに
より、同一の定量パルスPC による積算値の重複したカ
ウントアップ処理を回避する。最初に、CPU11は、
起動用タイマに時間Tcを設定した後に、時間t16の
時点で、スリープモードに移行して動作を停止する(ス
テップ71)。この場合、時間Tcは、定量パルスPC
の終端検出に影響がなく、かつ消費電力が十分に低減し
得る程度の時間に規定される。具体的には、定量パルス
PC のパルス幅の1/2未満の時間(例えば125m
S)に規定される。この後、時間Tcが経過した時間t
17の時点で、CPU11は、タイマ割込みで起動した
後に低速モードに移行する(ステップ72)。次いで、
時間t18の時点で、パルス電源をオン状態にした後
(ステップ73)、上記したパルス検出処理を実行する
(ステップ25)。この後、条件Aが満たされているか
否かを判別し(ステップ74)、満たされていると判別
したときには、ステップ71に戻り、上記したステップ
71〜74を繰り返す。この後、時間t19の時点で起
動し、図6の例では、すべてのレベルチェックにおいて
ローレベルとなり、条件Aを満たすため、メイン処理に
戻り、上記した各処理を繰り返し実行する(ステップ7
5)。
【0020】このように、この電子カウンタ2によれ
ば、CPU11が、スリープモードで待機し(ステップ
22,51,61,71)、定量パルスPC のパルス幅
よりも短い時間毎に間欠的に起動して(ステップ23,
62,72)パルス検出処理(ステップ25)を実行す
ることにより、常時作動してパルス検出処理を行う方式
と比較して、その消費電力を激減させることができる。
この結果、電池14の電池寿命を大幅に長期化すること
ができる結果、より長期に亘って電子カウンタ2を連続
的に作動させることができる。また、長いパルス幅のパ
ルス信号を検出したと判別したときには、その後の起動
時におけるパルス検出処理(ステップ25)によって定
量パルスPC を検出したと判別したときに初めて積算値
のカウントアップ処理(ステップ66)を行うことによ
り、誤った積算値のカウントアップ処理を確実に回避す
ることができる。さらに、その後の起動時におけるパル
ス検出処理(ステップ25)によって定量パルスPC の
終端または無信号を検出したときに(ステップ74)待
機状態に移行することにより、同一の定量パルスPC に
よる積算値の重複したカウントアップ処理を確実に回避
することができる。
【0021】また、CPU11が、回転パルス検出制限
処理(ステップ29)を行って間欠的に電池電源を信号
線に供給させることにより、短い周期で次々と入力され
る回転パルスPR の入力に起因する電池14の消耗を防
止できるため、電池14のさらなる長寿命化を達成する
ことができる。加えて、CPU11が、短時間で行われ
パルス信号の種別判別処理の際にのみ高速で作動する
ことにより(ステップ45)、高速処理に伴う消費電力
の増大を最低限度に抑えつつ、パルス信号の種別判別処
理の確実化を図ることができる。
【0022】なお、本発明は、上記した本発明の実施の
形態に示した構成に限定されない。例えば、この検針シ
ステム1では、電源供給回路13を間欠的に駆動して消
費電力の低減を図っているが、信号線に電池電圧を常時
印加しておき、CPU11が、間欠的に起動して両パル
スPC ,PR の割込み時にパルス検出処理(ステップ2
5)を行う方式を採用してもよい。この方式であって
も、CPU11自体の消費電力が低減されているため、
出願人が既に提案している遠隔表示器の消費電力と比較
しても、十分に低減することができる。また、起動時に
おけるCPU11を常時高速モードで作動させておくこ
ともできる。この場合であっても、マイクロコンピュー
タが常時作動している上記遠隔表示器の消費電力と比較
しても、十分に低減することができる。さらに、すべて
の処理においてCPU11を低速動作および高速動作の
いずれか一方のみで作動させることもできる。また、上
記発明の実施の形態で示した各種時間Ta,Tb,Tc
についても、限定されるものでなく、適宜変更が可能で
ある。加えて、本発明は、水道水の電子カウンタ2だけ
でなく、ガスなどの流体使用量を表示する各種検針用流
量表示装置に適用が可能である。
【0023】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の流量表示
装置によれば、マイクロコンピュータが、待機状態にお
いてスリープモードを維持し、間欠的に起動してパルス
検出処理を実行することにより、その消費電力を激減さ
せることができる結果、電池を使用した場合に、より長
期に亘って連続的に作動させることができる。また、長
いパルス幅のパルス信号を検出したときには、その後の
起動時におけるパルス検出処理によって定量パルス信号
を検出したときに積算更新処理を行うことにより、誤っ
た積算更新処理を確実に回避することができる。さら
に、その後の起動時におけるパルス検出処理によって定
量パルス信号の終端または無信号を検出したときに待機
状態に移行することにより、同一の定量パルスによる積
算値の重複した積算更新処理を確実に回避することがで
きる。
【0024】また、請求項2記載の流量表示装置によれ
ば、マイクロコンピュータが間欠的に起動して電源供給
回路に対して電源を信号線に供給させることにより、短
い周期で次々と入力される回転パルスの入力に起因する
消費電力の増大を防止できるため、電池を使用した場合
に、その電池のさらなる長寿命化を達成することができ
る。
【0025】さらに、請求項3記載の流量表示装置によ
れば、マイクロコンピュータが、パルス幅の長短判別に
よってパルス信号の種別を判別する際に極く短時間の間
だけ高速で作動することにより、高速処理に伴う消費電
力の増大を最低限度に抑えつつ、パルス信号の種別判別
処理の確実化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子カウンタ2によ
るメイン処理のフローチャートである。
【図2】パルス検出処理のフローチャートである。
【図3】回転パルス検出制限処理のフローチャートであ
る。
【図4】定量パルス検出処理のフローチャートである。
【図5】定量パルス終端検出処理のフローチャートであ
る。
【図6】電子カウンタ2の動作を説明するためのタイミ
ングチャートであって、(a)はパルス入力の状態を示
すタイミングチャート、(b)はパルス電源の供給状態
を示すタイミングチャート、(c)はCPU11の動作
モードを示すタイミングチャートである。
【図7】(a)は回転パルスPR (または定量パルスP
C )が入力された際の入力処理を説明するためのタイミ
ングチャート、(b)は雑音SN が入力された際の入力
処理を説明するためのタイミングチャートである。
【図8】信号線に重畳される回転パルスPR および定量
パルスPC の信号波形図である。
【図9】検針システム1のブロック図である。
【図10】(a)は流体が正常に流れているときのパイ
ロット表示セグメントの表示状態図、(b)は流体が逆
流しているときのパイロット表示セグメントの表示状態
図である。
【符号の説明】
1 検針システム 2 電子カウンタ 3 電子式水道メータ 11 マイクロコンピュータ 12 LCDパネル 13 電源供給回路 14 電池 PC 定量パルス PR 回転パルス
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−126838(JP,A) 特開 平10−111161(JP,A) 実公 平7−50670(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 15/06 G01F 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号線を介して電子式流量計から出力さ
    れる短いパルス幅の回転パルス信号および長いパルス幅
    の定量パルス信号を検出するパルス検出処理を実行して
    当該回転パルス信号の検出時に表示器を所定の順序で更
    新点灯する更新点灯処理を実行すると共に当該定量パル
    ス信号の検出時に積算流量を更新する積算更新処理を実
    行するマイクロコンピュータを備えている流量表示装置
    において、 前記マイクロコンピュータは、待機状態において作動停
    止のスリープモードを維持すると共に、前記定量パルス
    のパルス幅よりも短い時間毎に間欠的に起動した後に前
    記パルス検出処理を実行し、 当該パルス検出処理によって前記回転パルス信号を検出
    したときに、前記更新点灯処理を実行した後に前記待機
    状態に移行し、 長いパルス幅のパルス信号を検出したときには、前記更
    新点灯処理を実行した後に前記待機状態に移行し、その
    後の起動時における前記パルス検出処理によって前記定
    量パルス信号を検出したときに前記積算更新処理を実行
    した後に前記待機状態に移行し、さらにその後の起動時
    における前記パルス検出処理によって前記定量パルス信
    号の終端または無信号を検出したときに前記待機状態に
    移行することを特徴とする流量表示装置。
  2. 【請求項2】 前記信号線を介して入力される接点信号
    を前記パルス信号に電圧変換するための電源を当該信号
    線に供給する電源供給回路を備え、前記マイクロコンピ
    ュータは、前記間欠的に起動した際に前記電源供給回路
    に対して前記電源を前記信号線に供給させた後に前記待
    機状態に移行し、前記パルス信号による割込みで起動し
    て前記パルス検出処理を実行することを特徴とする請求
    項1記載の流量表示装置。
  3. 【請求項3】 前記マイクロコンピュータは、前記パル
    ス検出処理時に低速で作動し、かつ前記検出したパルス
    信号のパルス幅を長短判別する際に高速で作動すること
    を特徴とする請求項1または2記載の流量表示装置。
JP2000134558A 2000-05-08 2000-05-08 流量表示装置 Expired - Fee Related JP3532496B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000134558A JP3532496B2 (ja) 2000-05-08 2000-05-08 流量表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000134558A JP3532496B2 (ja) 2000-05-08 2000-05-08 流量表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001317980A JP2001317980A (ja) 2001-11-16
JP3532496B2 true JP3532496B2 (ja) 2004-05-31

Family

ID=18642816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000134558A Expired - Fee Related JP3532496B2 (ja) 2000-05-08 2000-05-08 流量表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3532496B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008083028A (ja) * 2006-08-30 2008-04-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス料金算出システム及びガス供給システム
CN111964756B (zh) * 2020-07-23 2023-03-31 四川广安爱众股份有限公司 一种低功耗同时提高水表脉冲计量准确性的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001317980A (ja) 2001-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2762670B2 (ja) データ処理装置
JP4535170B2 (ja) マイクロコンピュータシステム
JP5231047B2 (ja) 制御装置
KR101350085B1 (ko) 전력 보존
CN112530056A (zh) 降低智能门锁功耗的方法、智能门锁和存储介质
US20100019837A1 (en) System and method for power management
US11436170B2 (en) Digital bus activity monitor
US20050101283A1 (en) Multiple-CPU portable terminal with communication function and control method
US20090292840A1 (en) Power efficient method for controlling an oscillator in a low power synchronous system with an asynchronous i2c bus
JP3532496B2 (ja) 流量表示装置
CN108762468B (zh) 低功耗控制方法及装置
JP3829916B2 (ja) マイクロコンピュータ
JP4731995B2 (ja) 電子機器装置及びその処理方法
CN112104997B (zh) 物联网计量表及其控制方法
JP3408149B2 (ja) 待機状態消費電力制御装置
JP2003315474A (ja) 電子制御装置及び半導体集積回路
US6219217B1 (en) Method for the energy-saving operation of a control unit
JP2003296292A (ja) ポートサンプリング回路装置およびマイクロコンピュータ
JP3903716B2 (ja) マイクロコンピュータ
CN215374078U (zh) 一种具有多级功耗管理的燃气表
CN216956887U (zh) 一种单线唤醒和按键检测的电路
JP2001186657A (ja) 省電力回路
CN219872322U (zh) 一种功耗控制系统及芯片
JP4037953B2 (ja) 車両用表示装置
JP3428398B2 (ja) 電力供給回路

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040303

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090312

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100312

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110312

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120312

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120312

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140312

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees