JP3531171B2 - パルス発生回路 - Google Patents
パルス発生回路Info
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Description
ルス信号であるいわゆるPWM信号を発生するパルス発
生回路に関するものである。 【0002】 【従来の技術】この種のPWM信号を発生するパルス発
生回路を図3に示す。このパルス発生回路は、特開昭6
2−222710号公報で開示されたものであり、マイ
クロコンピュータBから与えられるパルス信号のハイレ
ベル期間及びローレベル期間を設定するデータ(以下、
ハイレベル期間を設定するデータを”H”期間データと
呼び、ローレベル期間を設定するデータを”L”期間デ
ータと呼ぶ)を夫々保持するデータ保持手段としてのラ
ッチ回路1a,1bと、これらラッチ回路1a,1bに
記憶された夫々の期間データが夫々セットされ外部入力
されるクロックをカウントするカウント手段としてのカ
ウンタ3a,3bと、これらカウンタ3a,3bのリッ
プルキャリー信号(オーバフロー信号)RCYに基づい
てPWM信号を生成するパルス生成手段としてのJ−K
フリップフロップ7とで構成してある。 【0003】このパルス発生回路では、マイクロコンピ
ュータBがラッチ回路1aに”H”期間データを記憶さ
せると共に、ラッチ回路1bに”L”期間データを記憶
させる。カウンタ3a,3bはカウントアップ時にロー
ド端子LOADにローレベルの信号が入力されることに
より、ラッチ回路1a,1bに記憶した”H”期間デー
タと”L”期間データとがセットされ、外部クロックC
LOCKのカウントを開始する。そして、カウンタ3
a,3bのリップルキャリー信号RCYが出力されるこ
とにより、J−Kフリップフロップ7の出力Qが反転し
てPWM信号が出力される。ここで、カウンタ3a,3
bの夫々のイネーブル端子EPにはJ−Kフリップフロ
ップ4の出力Q及び反転出力QB(QBはQのバーを示
す)を入力してあり、他方のカウンタ3のカウント動作
時にはカウント動作を停止するようにしてある。 【0004】この種のパルス発生回路は、例えば図4に
示すインバータ方式の放電灯点灯装置に用いられる。こ
の放電灯点灯装置では、交流電源ACをダイオードブリ
ッジDBと平滑コンデンサC0 とで整流平滑して得た直
流電圧を、インバータ回路8を用いて高周波電圧に変換
し、この高周波電圧を放電灯Lに印加することにより、
放電灯Lを高周波点灯するものである。ここで、上記イ
ンバータ回路8としてはいわゆる一石式のものを用いて
あり、スイッチング素子としてのトランジスタQ1 をパ
ルス発生回路Aでオン,オフするようになっている。こ
こで、パルス発生回路Aは、トランジスタQ1 のオン,
オフを制御して放電灯Lに供給する電力を調整し、調光
制御や異常保護を行う場合などに用いられ、このパルス
発生回路Aの制御をマイクロコンピュータBで行う。 【0005】但し、インバータ回路8の制御を行う場合
に、マイクロコンピュータB側から一方的に制御を行う
だけでは、インバータ回路8をうまく制御することがで
きない。そこで、インバータ回路8側から動作状況を示
す信号をフィードバックすることにより、異常の発生や
インバータ回路8の出力のばらつきを補正する処理を行
っている。図4の場合には、トランジスタQ1 の両端電
圧を抵抗R1 ,R2 で分圧した電圧をマイクロコンピュ
ータBにフィードバックしている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにマイクロコンピュータBを介してインバータ回路
8の動作制御を行う場合、例えば異常が発生したときの
対応に遅れを生じ、インバータ回路8や放電灯Lにダメ
ージを与えたり、動作不良を発生させたりする問題があ
った。 【0007】本発明は上述の点に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、異常発生時などに遅れ
なく対応できるパルス発生回路を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、PWM信号に
従って動作する装置に使用され、その装置に生成したP
WM信号を出力するパルス発生回路であり、上記目的を
達成するために、マイクロコンピュータからのデータを
基に与えられるパルス信号のハイレベル期間及びローレ
ベル期間を設定するデータを夫々保持するデータ保持手
段と、上記装置側の異常発生時にその装置の出力を小さ
く抑えてダメージが加わらないようにその装置を保護す
るためのPWM信号のハイレベル期間及びローレベル期
間を設定するデータを記憶するデータ記憶手段と、上記
データ保持手段及びデータ記憶手段の各データを選択的
に出力するスイッチ手段と、このスイッチ手段の出力切
換を制御するものであって上記装置側の正常時にはスイ
ッチ手段からデータ保持手段のデータを出力するように
制御する一方、上記装置側の異常時にはスイッチ手段か
らデータ記憶手段のデータを出力するように制御する切
換制御手段と、上記スイッチ手段からのハイレベル期間
及びローレベル期間を設定するデータが夫々セットされ
外部入力されるクロックをカウントするカウント手段
と、夫々のカウント手段のリップルキャリー信号に基づ
いてPWM信号を生成するパルス生成手段とを備えてい
る。 【0009】 【作用】本発明は、上述のように構成することにより、
切換制御手段で装置(例えば放電灯点灯装置)側の異常
時にその検出信号が入力されるようにし、且つデータ記
憶手段にその装置を保護するためのデータを記憶させて
おくことにより、異常発生時に迅速に例えばインバータ
回路の出力を小さく抑えてインバータ回路や放電灯にダ
メージが加わらないようなパルス信号に切り換えること
ができる。 【0010】 【実施例】図1及び図2に本発明の一実施例を示す。本
実施例のパルス発生回路Aでは、マイクロコンピュータ
Bからのデータを基に与えられるパルス信号の”H”期
間データ及び”L”期間データを夫々保持するデータ保
持手段として、マイクロコンピュータBからのデータを
基に与えられるパルス信号の”H”期間データ及び”
L”期間データを夫々保持するラッチ回路1a,1b
と、これらラッチ回路1a,1bからのデータを同時に
記憶可能なラッチ回路2a,2bとの2段構成として、
高速制御を可能としてある。そして、特定の”H”期間
データ及び”L”期間データを記憶するデータ記憶手段
としてメモリ6を備え、本実施例の場合には放電灯点灯
装置に用いられるので、このメモリ6には異常発生時に
インバータ回路8の出力を小さく抑えてインバータ回路
8や放電灯Lにダメージが加わらないようなパルス信号
に切り換える保護データを記憶させてある。上記ラッチ
回路2a,2bとカウンタ3a,3bとの間には、ラッ
チ回路2a,2b及びメモリ6のデータを選択的に出力
するスイッチ手段としてのスイッチ回路5a,5bを設
けてあり、これらスイッチ回路5a,5bでいずれのデ
ータを選択的に出力するかの切換を制御するために切換
制御手段としての異常検知回路4を設けてある。この異
常検知回路4には抵抗R1 ,R2 により分圧したトラン
ジスタQ1 の両端電圧が入力されている。なお、本実施
例の場合には、一方のカウンタ3のリップルキャリー信
号RCYを他方のカウンタ3のロード信号LOADとし
て用いて、一方のカウンタ3のカウント時には他方のカ
ウンタ3のカウント動作を停止させる構成としてある。
また、カウンタ3a,3bのリップルキャリー信号RC
Yに基づいてPWM信号を生成するパルス生成手段とし
てRSフリップフロップ7を用いてある。 【0011】図2はスイッチ回路5a,5b及び異常検
出回路4の具体回路であり、スイッチ回路5a,5bと
してデータセレクタ501 〜50n を用い、異常検出回
路4としてDフリップフロップ40を用いてある。そし
て、インバータ回路8からの異常検知信号はDフリップ
フロップ40のクロック端子CKに入力されている。こ
のパルス発生回路では、インバータ回路8に異常が発生
すると、そのときトランジスタQ1 の両端電圧が高くな
り、抵抗R1 ,R2 で分圧した電圧が、Dフリップフロ
ップ40でクロック入力があったと判定されるレベルに
なる。従って、このときDフリップフロップ40の出力
Qがハイレベルとなり、データセレクタのセレクト端子
Sにハイレベルの信号が入力され、セレクタ501 〜5
0n がB入力側のデータを出力するように切り換えら
れ、メモリ6側に記憶してある保護データが選択出力さ
れる。この場合の保護データで、RSフリップフロップ
7から出力されるパルス信号が異常発生時にインバータ
回路8や放電灯Lにダメージが加わらないようなパルス
信号(例えば、 "H" 期間を4μsec、 "L" 期間を
5μsec)に切り換える。これにより、異常が検知さ
れると同時に迅速にインバータ回路8の出力が小さく抑
えられ、インバータ回路8や放電灯Lにダメージが加わ
ることが防止される。 【0012】以後、Dフリップフロップ40のリセット
端子Rにリセット信号が入力されるまで、保護データに
応じたパルス信号でインバータ回路8が動作する。な
お、上記Dフリップフロップ40のリセットは、別途設
けたリセットスイッチか、あるいはマイクロコンピュー
タBで行えばよい。このようにすれば、従来はマイクロ
コンピュータBで行われていた異常監視(常時あるいは
短い周期で定期的)を、パルス発生回路Aに分担させる
ことができ、マイクロコンピュータBの負担を軽減でき
る。なお、上述の説明はパルス発生回路Aを放電灯点灯
装置に用いた場合について説明したが、上記構成のパル
ス発生回路Aは例えば電動工具の異常保護などにも適用
することができる。 【0013】 【発明の効果】本発明は上述のように、PWM信号に従
って動作する装置に使用され、その装置に生成したPW
M信号を出力するパルス発生回路であって、マイクロコ
ンピュータからのデータを基に与えられるパルス信号の
ハイレベル期間及びローレベル期間を設定するデータを
夫々保持するデータ保持手段と、上記装置側の異常発生
時にその装置の出力を小さく抑えてダメージが加わらな
いようにその装置を保護するためのPWM信号のハイレ
ベル期間及びローレベル期間を設定するデータを記憶す
るデータ記憶手段と、上記データ保持手段及びデータ記
憶手段の各データを選択的に出力するスイッチ手段と、
このスイッチ手段の出力切換を制御するものであって上
記装置側の正常時にはスイッチ手段からデータ記憶手段
のデータを出力するように制御する一方、上記装置側の
異常時にはスイッチ手段からデータ保持手段のデータを
出力するように制御する切換制御手段と、上記スイッチ
手段からのハイレベル期間及びローレベル期間を設定す
るデータが夫々セットされ外部入力されるクロックをカ
ウントするカウント手段と、夫々のカウント手段のリッ
プルキャリー信号に基づいてPWM信号を生成するパル
ス生成手段とを備えているので、切換制御手段で装置
(例えば放電灯点灯装置)側の異常時にその検出信号を
入力し、且つデータ記憶手段にその装置を保護するため
のデータを記憶させておくことにより、異常発生時に迅
速に例えばインバータ回路の出力を小さく抑えてインバ
ータ回路や放電灯にダメージが加わらないようなパルス
信号に切り換えることができる。
る。 【符号の説明】 A パルス発生回路 B マイクロコンピュータ 1a,1b,2a,2b ラッチ回路 3a,3b カウンタ 4 異常検知回路 5a,5b スイッチ回路 6 メモリ 7 RSフリップフロップ 8 インバータ回路
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 PWM信号に従って動作する装置に使用
され、その装置に生成したPWM信号を出力するパルス
発生回路であって、マイクロコンピュータからのデータ
を基に与えられるパルス信号のハイレベル期間及びロー
レベル期間を設定するデータを夫々保持するデータ保持
手段と、上記装置側の異常発生時にその装置の出力を小
さく抑えてダメージが加わらないようにその装置を保護
するためのPWM信号のハイレベル期間及びローレベル
期間を設定するデータを記憶するデータ記憶手段と、上
記データ保持手段及びデータ記憶手段の各データを選択
的に出力するスイッチ手段と、このスイッチ手段の出力
切換を制御するものであって上記装置側の正常時にはス
イッチ手段からデータ保持手段のデータを出力するよう
に制御する一方、上記装置側の異常時にはスイッチ手段
からデータ記憶手段のデータを出力するように制御する
切換制御手段と、上記スイッチ手段からのハイレベル期
間及びローレベル期間を設定するデータが夫々セットさ
れ外部入力されるクロックをカウントするカウント手段
と、夫々のカウント手段のリップルキャリー信号に基づ
いてPWM信号を生成するパルス生成手段とを備えて成
ることを特徴とするパルス発生回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09568492A JP3531171B2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | パルス発生回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09568492A JP3531171B2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | パルス発生回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05291909A JPH05291909A (ja) | 1993-11-05 |
JP3531171B2 true JP3531171B2 (ja) | 2004-05-24 |
Family
ID=14144325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09568492A Expired - Fee Related JP3531171B2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | パルス発生回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3531171B2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-15 JP JP09568492A patent/JP3531171B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH05291909A (ja) | 1993-11-05 |
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