JP3530832B2 - 医療用ゴム栓 - Google Patents
医療用ゴム栓Info
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Description
凍結乾燥製剤を保存するバイアルの開口部を、密封又は
止栓する医療用ゴム栓に関する。
は、まず、秤量工程にて原料を量りとり、液調整工程に
て、その原料を注射用水に溶かし、pH調整などを行い
無菌ろ過する。次に、バイアル洗浄・滅菌工程にて薬液
を充填するバイアル瓶を洗浄・滅菌し、充填工程にてそ
のバイアル瓶に無菌ろ過された薬液を一定量ずつ充填す
る。
液を凍結乾燥させるための開口部として洗浄・滅菌を行
った医療用ゴム栓を半打栓し、バイアル瓶を凍結乾燥庫
内の5〜10枚の棚板に順番に挿入し、凍結乾燥する。
性を保持するために、半打栓状態のバイアル瓶を凍結乾
燥庫内の棚板にて、バイアル瓶の天面と底面を挟みなが
ら押圧し、1バイアル瓶あたり1kg〜10kgの圧力
にて、1〜20分間圧力をかけながら医療用ゴム栓を全
打栓する。全打栓回数は1回〜3回行う。この全打栓時
に棚板と医療用ゴム栓が密着しないように、ゴム栓の天
面部には、突起部が設けられている。この突起部の形状
は蒲鉾型や半球形など多種のものが開示されている。
乾燥製剤を気密に保ち、品質の安定性を維持するために
は、水分、空気などのバリアー性に優れたブチルゴムが
使用される。しかしながら、ブチルゴム成型品は、その
原料自体の特徴、すなわちイソプレン・イソブチレン共
重合成分の大部分を占めるイソブチレンが架橋しないこ
とによって、ゴム表面の粘着性が高いという特徴があ
る。
て凍結乾燥後、全打栓のバイアル瓶を取り出すためのス
ペースが必要なため、凍結乾燥庫内の棚板を持ち上げも
しくは引き下げる。このとき、棚板と医療用ゴム栓が密
着してバイアル瓶が棚板から落下したり、棚板内にて整
列が乱れたりする。棚板からの落下は、バイアル瓶の破
瓶による凍結乾燥製剤への異物混入のおそれや凍結乾燥
庫内での異種コンタミネーションにつながる。また、そ
れらを回避するための凍結乾燥庫の清掃や確認作業に多
大なる時間を浪費するとともに、凍結乾燥製剤の不良品
発生率の増加につながる。また、バイアル瓶の棚板内の
整列乱れについては、最近の凍結乾燥機の技術の進歩に
より凍結乾燥庫へのバイアル瓶の挿入、取り出しを自動
搬入搬出機で行う方法が主流になりつつあり、このバイ
アル瓶の棚板内の整列乱れが発生した状態にて自動搬出
した場合は、自動搬入搬出機のアームやシャッターなど
が、この乱れたバイアル瓶に接触し、多量のバイアル瓶
を棚板奥から凍結乾燥庫に落下させることになる。
部はつぶれにくくなり、ゴム栓天面と凍結乾燥庫内の棚
板との密着面積は小さくすることができ、密着性の問題
は改善される。しかし、凍結乾燥庫内の棚板による押圧
時に突起部が腰折れして倒れ、打栓時の荷重を解除した
ときによじれることによってバイアルが移動する。ま
た、突起部の面積を大きくすると、つぶれにくくなる
が、凍結乾燥庫内の棚板との接触面積が増え、密着性の
問題が改善されにくい。
方法が開示されている。まず、凍結乾燥庫の棚板表面に
溝を加工し、医療用ゴム栓との接触面積を小さくしてゴ
ム栓天面部との密着性を防止したり、棚板表面をバフ仕
上げや梨地仕上げなどの処理を施す方法がある。しか
し、棚板に溝を加工する場合は棚板の洗浄性に問題があ
り、棚板表面仕上げによる医療用ゴム栓との密着性の防
止効果はあまり得られない。また、ゴム栓表面をオイル
タイプあるいは硬化タイプのシリコーンでコートする方
法があるが、コート量を多くすると用時溶解時に製剤の
微粒子増加の原因となるため、コート量は少なくする必
要がある。シリコーンの効果としては、洗浄、滅菌、乾
燥、検査工程での密着防止、使用されるまでの包装袋内
での密着防止、バイアル瓶への搬送性、打栓性改善に効
果が認められるが、凍結乾燥庫の棚板との密着防止を改
善するには完全ではない。さらに、最も効果のある方法
として、ゴム栓天面にフッ素系フィルムあるいは、超高
分子量ポリエチレンフィルムを成型時にラミネートして
棚板との密着性を防ぐ方法が開示されている。しかし、
この方法は、フィルムが高価であり製品コストが高くな
るという問題点を有する。また、これらのフィルムは弾
性体でないために、針刺し時にゴム部と追随しない。そ
のために起こるコアリングやフィルム自体の剥離の発
生、抜針時の液漏れ(再封性)が問題となる。
術的課題は、全打栓時に凍結乾燥庫内の棚板との密着を
防止することができる医療用ゴム栓を提供することであ
る。
は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成の医
療用ゴム栓を提供する。
れる脚部と、前記脚部と一体的に構成されその天面部中
央に針刺用の凹部を有し打栓時に該バイアル口上縁部と
接するフランジ部とを備えたものである。そして、台部
より上部が小さく構成された多段構造を有し打栓時に接
触する棚板との密着防止用の複数の突起部が、前記天面
の凹部の周縁近傍に互いに独立して設けられる。
起部は、上部が台部よりも小さく構成されている多段構
造であることにより、まず、凍結乾燥庫内の棚板と突起
部の上部が接触する。そして、その上部が凍結乾燥庫内
の棚板によって押しつぶされてはじめて凍結乾燥庫内の
棚板が台部に接触する。したがって、凍結乾燥庫内の棚
板によって加わる最大圧力は突起部の上部にかかり、天
面部には大きな圧力がかからない。したがって、フラン
ジ部の天面部に凹部が設けられていても、ゴム栓が棚板
に吸盤のように貼り付くことを防止することができる。
また、多段構造によってゴム栓の天面部の棚板に加圧さ
れたときに最大圧力を受ける部分の接触面積を小さくす
ることができ、密着を防止することができる。さらに、
棚板が天面部に強く押しつけられ、台部まで変形された
ような場合であっても、突起部が凹部の周縁近傍に設け
られているため、凹部と天面との間に空気の排出路を形
成する。よって、棚板がゴム栓に吸盤のように貼り付く
ことを防止することができる。また、突起の高さが高い
場合であっても台部は上部より大きく構成されているた
め突起部が腰折れすることがない。
ゴム栓の接触面積を最小限にして密着性を減少させると
ともに、ゴム栓の持つ弾性を利用してゴムの反発力を最
大限に引き出した構造である。したがって、全打栓時に
棚板との密着を防止することができる。
のように種々の態様で構成することができる。
周に沿って等間隔に配置される。
4〜12個配置される。
れば、突起が押しつぶされて凍結乾燥庫内の棚板の天面
部への圧力が大きくなり凍結乾燥庫内の棚板との密着が
強くなる一方、12個を超えると突起部が接触する面積
が大きくなり、凍結乾燥庫内の棚板との密着が強くな
る。したがって、突起部の数が上記範囲内であれば、全
打栓時に凍結乾燥庫内の棚板との密着を防止することが
できる。
5mmの高さを有し、かつ下段である台部の高さが0.
2mm以上である。
を大きくすることなく、また、突起部が腰折れすること
なくゴム栓を全打栓することができる。
前記天面部がブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、臭素
化イソブチレン・p−メチルスチレン共重合体で形成さ
れている。
の水分および空気等の侵入を遮断し、あるいはバイアル
内部の気密性を維持することができるとともに、弾性が
弱い材料が用いられたときに、天面部が凍結乾燥庫内の
棚板に密着するのを防止する効果が大きい。したがっ
て、全打栓時に凍結乾燥庫内の棚板との密着を防止する
ことができる。
医療用ゴム栓について、図面を参照しながら説明する。
用ゴム栓を示し、(a)は平面図、(b)は、バイアル
口内に完全に嵌入した状態にある(a)のゴム栓をI―
Iで切断した場合の縦断面図である。
ル2の開口3内に嵌入される脚部4と、同バイアル口3
の上縁部3aに接し、その天面に天面部6を有するフラ
ンジ部5とを有している。そしてフランジ部の天面であ
る天面部6には、中央部分に、刺針用の凹部7が設けら
れており、その周りにから放射状に伸びる6つの突起部
10が等間隔に設けられている。
断した断面図である。突起部は、図2に示すように、外
縁を一段高くして段差を設けた多段構造であり、蒲鉾形
状の台部11と、その台部11に設けられた半球形の上
部12とから構成されている。上部12は、天面部6に
対して外側方向の台部11の端部に設けられている。突
起部10の高さは、0.3〜1.5mm程度である。ま
た、台部11の高さは0.2mm以上であり、台部11
と上部12の高さはどちらが高くてもよい。
12個であることが好ましい。突起部が4個未満の場合
は、ゴム栓の天面部と凍結乾燥庫内の棚板との接触面積
が大きくなり密着を完全に防止できず、また12個を超
えると、ゴム栓の突起部と凍結乾燥庫内の棚板との接触
面積が大きくなり密着しやすくなる。
は、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、臭素化イソブ
チレン・p−メチルスチレン共重合体、イソプレンゴ
ム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、エチ
レン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ブタジ
エンゴム、アクリルニトリルゴム、クロロプレンゴム、
などを単独又は2種以上混合して用いることができる。
バイアル2の口部3内に半打栓状態で装着し、薬液を凍
結真空乾燥した後、凍結乾燥庫内の棚板(図示なし)に
よりゴム栓1の天面部6を押圧し、ゴム栓1をバイアル
2の口内へ完全に嵌入する。このとき、凍結乾燥庫内の
棚板は、突起部10の上部12にまず接触し、上部12
がつぶれた後、突起部12の台部11に接触する。した
がって、凍結乾燥庫内の棚板はフランジ部5の天面に比
較的弱い圧力で押し付けられるため、ゴム栓1が凍結乾
燥庫内の棚板に密着しにくくなる。また、突起部10が
2段構造になっているため、腰折れを起こすこともな
い。
庫内の棚板を押しつけたときの圧力分布を示す。これ
は、感圧紙を貼付した押圧版をバイアル1つあたり5k
gfの圧力で押しつけた結果として得られたものであ
る。図3に示すように、圧力は、突起部10に相当する
領域10xが濃いことから、主に突起部10に圧力がか
かっていることがわかる。特に、上部12が最も圧力を
受けており、突起部10の土台部11は、これに比べて
弱い圧力を受けている。また、天面部6に相当する領域
である6xは、全体的にさらに圧力が弱く、さらに突起
部10の周辺には、凹部7に相当する領域7xと連通す
る圧力がほとんど加わっていない領域20が存在してい
る。すなわち、強い圧力で凍結乾燥庫内の棚板と接触し
ている部分は、突起部に相当する部分のみであり、凍結
乾燥庫内の棚板が天面部6と強く密着することがない。
また、突起部の周辺に存在する中央の凹部7に連通する
空気の抜け口より空気が連通し、凹部7によってゴム栓
1が吸盤のように凍結乾燥庫内の棚板に貼りつくことも
ない。したがって、ゴム栓1の凍結乾燥庫内の棚板への
密着を防止することができる。
な、従来のゴム栓についても同様に圧力分布を測定して
みても、本実施形態に見られたような圧力分布は見られ
ない。すなわち、これらの従来のゴム栓の圧力分布は、
それぞれ図9、図12、図10に示すように、凹部を除
く天面部全体に圧力がかかっており、図3に示した本発
明にかかるゴム栓の圧力分布のように、突起部にのみ高
い圧力がかかるように構成されていない。
の中央に径4mm、深さ0.4mmの凹部53と、その
周囲に等間隔に放射状に配置され、図8(b)の断面図
に示すような高さ0.4mmの3つの蒲鉾状の突起部5
2を有する。このゴム栓50は、図9に示すように、凍
結乾燥庫内の棚板により圧力を加えると、突起部52が
ほぼ完全に押しつぶされる。その結果、突起部52に相
当する領域52xと天面部51に相当する領域51xと
の圧力の差が少なく、天面部51全体にほぼ一様に圧力
が加わる。よって、広い面積で凍結乾燥庫内の棚板に密
着する。また、中央の凹部53に相当する領域53xに
は圧力がほとんど加わっておらず、ゴム栓が吸盤のよう
に凍結乾燥庫内の棚板に貼りつきやすい。
面部74の中央に針刺し位置を示す円形に配置された高
さ0.3mmの薄壁75と、その周囲に等間隔に放射状
に配置された図16(b)及び(c)の断面図に示すよ
うな高さ0.3mmの4つの蒲鉾状の突起部76を有す
る。このゴム栓73についても、図10の圧力分布図に
示すように、突起部76に相当する領域76xと、薄壁
75に相当する領域75xに若干大きい荷重がかかって
いるが、天面部74全体に広く大きい圧力が加わり、広
い面積で凍結乾燥庫内の棚板に密着する。また、中央の
薄壁75に囲まれた領域75xには、圧力が加わらず、
ゴム栓が吸盤のように凍結乾燥庫内の棚板に貼りつきや
すい。
天面部55の中央に径10mm、深さ0.5mmの凹部
57と、その周囲に等間隔に配置された図11(b)の
断面図に示すような径1.4mm高さ0.3mmの4つ
の半球形の突起部56を有する。このゴム栓54は、図
12の圧力分布図に示すように、凍結乾燥庫内の棚板に
より圧力を加えると、突起部56がほぼ完全に押しつぶ
され、その結果、突起部56に相当する領域56xと天
面部55に相当する領域55xとの圧力の差が少なく、
天面部55全体にほぼ一様に圧力が加わる。よって、広
い面積で凍結乾燥庫内の棚板に密着する。したがって、
広い面積で凍結乾燥庫内の棚板と密着し、凍結乾燥庫内
の棚板に貼りつきやすい。また、中央の凹部57に相当
する領域57xには、上記と同様に圧力がほとんど加わ
っておらず、ゴム栓54が吸盤のように凍結乾燥庫内の
棚板に貼りつきやすい。
した実施形態のほかに、各種の形状の突起部を採用する
ことができる。図4(a)は、本発明の第2実施形態の
ゴム栓の平面図を示し、図4(b)は図4(a)のA−
A断面図である。図4に示すように、このゴム栓1aの
天面部6には、中央に設けられた刺針用の凹部7aの周
囲に等間隔に放射状に伸びる2段構造の突起部10aが
設けられている。突起部10aは、図4(b)に示すよ
うに、蒲鉾型の台部11aの中央部分に半球形の上部1
2aを有している。
ム栓の平面図を示し、図5(b)は図5(a)のB−B
断面図である。図5に示すように、このゴム栓1bの天
面部6bには、中央に設けられた刺針用の凹部7bの周
囲に同一円周上に等間隔に配置された2段構造の突起部
10bが設けられている。突起部10bは、図5(b)
に示すように、蒲鉾型の台部11bの中央部分に半球形
の上部12bを有している。
ム栓の平面図を示し、図6(b)は図6(a)のC−C
断面図である。図6に示すように、このゴム栓1cの天
面部6cには、中央に設けられた刺針用の凹部7cの周
囲に同一円周上に等間隔に配置された2段構造の突起部
10cが設けられている。突起部10cは、図6(b)
に示すように、略円板形の台部11cの中央部分に半球
形の上部12cを有している。
ム栓の平面図を示し、図7(b)は図7(a)のD−D
断面図である。図7に示すように、このゴム栓1dの天
面部6dには、中央に設けられた刺針用の凹部7dの周
囲に同一円周上に等間隔に配置された3段構造の突起部
10dが設けられている。突起部10dは、図7(b)
に示すように、略円板形の台部11cの中央部分に円錐
台形状の中部12dが設けられ、中部12dの中央部分
に半球形の上部13dを有している。
ゴム栓をブチルゴムを用いて作成した。なお、比較例1
のゴム栓69は、図13(b)に示すように6個の断面
半球形の突起部72を天面部70に有している。また、
比較例2のゴム栓73は図14(b)及び(c)に示す
ように、4個の蒲鉾形の突起部を天面部に有している。
アルに半打栓した試料を9本用意した。凍結乾燥庫内の
棚板がSUS鏡面仕上げの打栓試験機に試料を3列×3
段に並べてセットし、1試料あたり5kfの荷重で全打
栓した。20分間加圧状態で放置後、圧力を解除し天面
が密着しているかどうかについて観察した。評価は、ゴ
ム栓の凍結乾燥庫内の棚板への密着又はバイアルの動き
の有無、及び、バイアルの列の乱れの有無について行っ
た。これらの実験を実施例、比較例ともに5回ずつ行
い、その結果を表2に示す。
については、凍結乾燥庫内の棚板への密着も列の乱れも
まったく見られず、全打栓時における凍結乾燥庫内の棚
板との密着が防止できていることが認められた。また、
突起部の腰折れが認められず、バイアルの列の乱れも生
じなかった。
用ゴム栓は、多段構造の突起部を有することにより、ゴ
ム栓の天面部が凍結乾燥庫内の棚板に加圧されたとき
に、最大圧力を受ける部分の接触面積を小さくするとと
もに、放射状に伸びる台部はゴム栓の天面が吸盤のよう
になって凍結乾燥庫内の棚板に密着することを防止する
ことができる。
ものではなく、その他種々の態様で実施可能である。例
えば、突起部の上部は、上記例においてはすべて半球形
であるが、これを円錐台形、円板形、四角板形又は蒲鉾
型などにすることも可能である。また、上記の突起部の
形状は天面針刺し部に凹みがないゴム栓形状にも有効で
ある。
を示し、(a)は平面図、(b)は、バイアル口内に完
全に嵌入した状態にある(a)のゴム栓をI―Iで切断
した場合の縦断面図である。
る。
板を押しつけたときの圧力分布を示す図である。
を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面
図である。
を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B断面
図である。
を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C断面
図である。
を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のD−D断面
図である。
平面図、(b)は(a)のE−E断面図である。
板を押しつけたときの圧力分布を示す図である。
の棚板を押しつけたときの圧力分布を示す図である。
平面図、(b)は(a)のF−F断面図である。
の棚板を押しつけたときの圧力分布を示す図である。
平面図、(b)は突起部の断面図を示す。
平面図、(b)及び(c)は突起部の断面図を示す。
した状態の部分断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 バイアル(2)の口部(3)に嵌入され
る脚部(4)と、前記脚部(4)と一体的に構成されそ
の天面部(6)中央に針刺用の凹部(7)を有し打栓時
に該バイアル口上縁部(3a)と接するフランジ部
(5)とを備えた、医療用ゴム栓であって、台部(11)より上部(12)が小さく構成された多段
構造を有し打栓時に接触する棚板との密着防止用の複数
の突起部(10)が、前記天面(6)の凹部(7)の周
縁近傍に互いに独立して設けられていること を特徴とす
る医療用ゴム栓。 - 【請求項2】 前記突起部(10,10a)は、放射状
又は円周に沿って等間隔に配置されることを特徴とする
請求項1記載の医療用ゴム栓。 - 【請求項3】 前記突起部(10,10a〜10d)
は、前記天面部に4〜12個配置されることを特徴とす
る請求項1または2記載の医療用ゴム栓。 - 【請求項4】 前記突起部(10,10a〜10d)
は、0.3〜1.5mmの高さを有し、かつ台部(1
1)の高さが0.2mm以上であることを特徴とする請
求項1〜3いずれか1つに記載の医療用ゴム栓 - 【請求項5】 少なくとも前記天面部(6)がブチルゴ
ム、ハロゲン化ブチルゴム、臭素化イソブチレン・p−
メチルスチレン共重合体で形成されていることを特徴と
する請求項1〜4いずれか1つに記載の医療用ゴム栓。
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