JP3530441B2 - 生活排水等の再利用装置 - Google Patents

生活排水等の再利用装置

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JP3530441B2
JP3530441B2 JP35702299A JP35702299A JP3530441B2 JP 3530441 B2 JP3530441 B2 JP 3530441B2 JP 35702299 A JP35702299 A JP 35702299A JP 35702299 A JP35702299 A JP 35702299A JP 3530441 B2 JP3530441 B2 JP 3530441B2
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徳介 福嶋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生活排水などを中水
源とし、再生して水洗トイレ用水、洗車、散水などの雑
用水として利用できるようにする装置に関するものであ
る。特に、本発明は中水源として雨水と生活雑用水を共
に利用する再利用装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、都市での水使用量のうち、飲料用
水として使用されているのはそのごく一部であり、大部
分は洗濯用、トイレ洗浄用、風呂用などの雑用水として
利用されている。上水処理にはオゾン処理などの高度処
理を適用し、高エネルギーを消費している。そのため、
今後の水供給の減少化や地球温暖化対策の節エネルギー
を考えると、水の用途を考慮した水利用方法を再検討す
る必要がある。このような状況から、洗濯すすぎ水や浴
槽排水などの生活排水を簡易処理した水を水洗トイレ用
水などの雑用水に利用する中水利用が関心をもたれるよ
うになってきている。
【0003】家庭用の雑用水の中水源としては雨水、洗
濯すすぎ水、浴槽排水が主なものである。これまで、中
水利用としては雨水のみを浄化して利用するものと、生
活排水のみを浄化して利用するものが中心であるが、雨
水と生活排水をともに利用する提案もなされている(実
用新案登録第3026875号公報参照)。雨水と生活
排水をともに利用する提案の方法では、雨水と生活排水
を区別することなく、ゴミを取るためのスクリーンから
木炭層と濾過材層を経てタンク内に取り込み、タンク内
で坑菌金属含有多孔質板により滅菌している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】雨水と生活排水をとも
に利用する場合、全てに吸着材の木炭層を適用すると、
吸着材の消耗が激しくなり、吸着材を交換するメンテナ
ンス費用や手間が増えることになる。一方、雑用水とし
て要求される水質を考えると、雨水については吸着材に
よる処理を殆ど必要としない。そこで、本発明は雨水と
生活排水とをともに利用できるようにするとともに、吸
着材のメンテナンスを容易にすることを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、雨水につい
ては吸着材による処理を施さないように、雨水と生活排
水とを別の流路でタンクに導入するようにする。そのた
めに、本発明の再利用装置は、再生水を貯留することが
でき、上面に開閉可能な蓋をもつタンクと、このタンク
に濾過材を経て雨水を取り込む雨水流路と、吸着材が充
填された吸着器を備え濾過材を経てこのタンクに生活排
水を取り込む生活排水流路と、少なくとも生活排水と接
するように配置されて滅菌作用を施す滅菌器と、このタ
ンク内の水を汲みだすための揚水ポンプを備えた揚水機
構とを備え、生活排水流路の入口は生活排水が供給され
る桝に取りつけられ、その桝には生活排水流路入口より
高い位置にオーバーフロー出口が設けられており、前記
吸着器からタンクへの排出口には下向きの弁座が設けら
れ、その弁座には球状体のフロートが弁として組み合わ
されて、雨水と生活排水をともに再利用するようにした
装置である。本発明の再利用装置は、地中に埋め込んで
使用する埋設型、地上に設置する据置き型、又はいずれ
の形式でも使用できる兼用型として設計することができ
る。
【0006】雨水については吸着材による処理を施さな
いようにしたので、吸着材の寿命が延び、交換の頻度が
少なくてすむ。吸着器の吸着材と滅菌器の滅菌剤は消耗
品であるため、メンテナンスが必要になる。そのためタ
ンクの上部に蓋を設け、吸着材や滅菌剤の交換又は補充
を行なう。この蓋は吸着器の位置と滅菌器の位置にそれ
ぞれ設けてもよく、又は両方で兼用できる大型のものと
してもよい。雨水は吸着器を経ないでタンクに導入され
るので、余分に導入された雨水を排出しても大して問題
はない。しかし、生活排水は吸着器を経由して導入され
るので、タンクに余分に導入された生活排水を排出して
いると吸着器の吸着材の消耗が激しくなり、交換の頻度
が高くなる。そこで、生活排水流路の入口を生活排水が
濾過材を介して供給される桝に取りつけ、その桝には生
活排水流路入口より高い位置にオーバーフロー出口を設
け、吸着器からタンクへの排出口には下向きの弁座を設
け、その弁座には球状体のフロートを弁として組み合わ
しておく。これにより、タンクにその弁座の位置まで水
があると、そのフロートが吸着器からタンクへの排出口
を閉じ、その後に供給される生活排水は桝のオーバーフ
ロー出口から排出されることになり、吸着材が無駄に消
耗するのを抑えることができる。本発明が再利用する中
水源は、雨水と生活排水である。生活排水に含まれるの
は主として洗濯すすぎ水と浴槽排水であり、トイレの排
水や台所排水は含まない。再生した中水を利用する雑用
水としては、トイレの洗浄水、洗車、庭への散水、冷却
用に屋根への散水、冬季の溶雪、洗濯用水などがある。
【0007】
【発明の実施の形態】吸着材としては、石炭系活性炭な
どの活性炭のほか、珪藻土、ゼオライト、イオン交換樹
脂など、種々の吸着材を使用することができる。滅菌器
としては、トリクロルイソシアヌル酸、クロラミン、二
酸化塩素などの塩素系滅菌剤を使用するもの、電気分解
により塩素を発生する電気分解滅菌器、オゾンを供給す
るオゾン発生器などを使用することができる。災害など
で上水が断水することがある。飲料水に比べてトイレ
水などの雑用水には多量の水が必要である。そのような
場合のために一定量の中水の貯留があることが好まし
い。そのため、請求項2では、タンク内の貯留下限水位
を検出して、タンク内の貯留量が下限水位以下になった
ときにこのタンク内に上水を補給する上水補給機構をさ
らに備えている。
【0008】近年多発している都市域における集中豪雨
による洪水対策を考えたとき、この再利用装置のタンク
に適当な容量の空間を空けておくことにより、豪雨時の
都市洪水防止機能を果たすことが期待できる。その際、
タンク内の上部に所定容量の空間を残すためには、その
水位まで水を排出する必要がある。タンクを土中に埋め
込む埋込型を考えると、タンクからの排出手段としてオ
ーバーフロー出口のみを利用した場合には、その位置は
タンクの中間位置又はそれよりも低位置に設けなければ
ならない。一方、公共下水道又は公共雨水道は地中のか
なり深い位置に埋設されているが、一般には地表面近く
に埋設された集水口を経て下水道に落とし込まれる構造
となっている。そして、タンクのオーバーフロー出口は
地表面近くの集水口に連結されるものであるため、オー
バーフロー出口を地表面から深い位置に設けることは困
難である。
【0009】そのため、本発明の好ましい態様の請求項
3では、サイホン管を利用して地表面近くの取水口を経
由して公共下水道又は公共雨水道にタンク内の水を徐々
に排出できるようにしている。集中豪雨の際にはいった
んタンクに収容した雨水を徐々に排出することが大切で
あり、そのためにサイホン管としては内径が10〜20
mmのものが適当である。これにより、タンク内の水位
を、所定の上部空間を確保できる水位に保つことができ
るようになる。サイホン管を備えた態様の再利用装置
は、埋込型に限らず、地上に設置する据置型としても実
現することができる。
【0010】据置型の場合には、この再利用装置のタン
クに適当な容量の空間を空けておくために、サイホン管
によらなくても適当な位置のタンク壁面に小径の放流口
を設けることができる。その小径の放流口は、例えば内
径が10〜20mmのオリフィスとすることができる。
また、埋込型であって近くに公共下水道や公共雨水道が
通っていない場合にはサイホン管を設けることができな
い。据置型であってタンクの側壁に穴を開けたくない場
合もある。そのような場合には、請求項5のように、所
定の位置までの水を徐々に排出する水中ポンプを備える
ことができる。
【0011】タンクに貯えられた再生水は、濾過材を経
て取り入れられているので、ゴミなどの異物は除かれて
いるが、長い期間の使用中にはタンク内への異物の混入
が起こる。水より比重の大きい混入物は沈降し、水より
比重の小さい混入物は浮かぶ。そのため、請求項6のよ
うに、濾過材を経て貯留の表面領域の水を汲みだすよう
にすれば、タンク内の良質の水から汲みだすことができ
るようになる。生活排水中の被吸着物質の除去率は使用
する吸着材の性能と使用量に依存する。吸着器の種類と
しては吸着材が流動可能に充填された流動床吸着器と、
吸着材が固定されて充填された固定床吸着器とがある。
いずれか一方のみを備えることも、両方を直列に配列し
て備えることもできる。
【0012】
【0013】滅菌器は少なくとも生活排水に接触させれ
ばよい。そのため、生活排水流路に設けることができ
る。またタンク内に導入された生活排水と雨水の両方に
接触させるために、タンク内の貯留水にフロートにより
浮かせることにより、貯留水量に関わらず、滅菌剤と水
との常に安定した接触状態を保つことができる。さら
に、雨水をタンクに導入する雨水流路にも滅菌剤を設置
し、タンクに導入される途中の雨水を滅菌剤に接触させ
るようにしてもよい。タンク内に紫外線ランプを設ける
と、紫外線による殺菌効果も加わり、再生水の水質がよ
り向上する。タンクの蓋は必要なとき以外は開けられな
いように施錠することにより、事故が起こるのを防ぐこ
とができる。
【0014】
【実施例】図1は参考例であり、本発明が適用される再
利用装置の一例を使用状態で表す概略断面図である。2
は土中に埋設され、再生水を貯留するタンクである。タ
ンク2の上部にはオーバーフロー出口4が設けられてお
り、オーバーフロー出口4により上限水位レベルHWL
が規定されている。タンク2内に所定容量の空間を確保
して豪雨時の洪水対策に供するために、中間水位レベル
MWLの位置に先端が来るように、内径が10〜20m
mのサイホン管6がオーバーフロー出口4を通って配置
されている。サイホン管6の外部の先端は公共の集水口
を経て公共下水道又は公共雨水道8に導かれている。中
間水位レベルMWLは公共下水道又は公共雨水道8の位
置よりも高く設定されている。サイホン管6の最も高い
位置まで水が導入されると、中間水位レベルMWLより
上の水はサイホン管6により徐々に排出されて、タンク
2内の水位は中間水位レベルMWLまで低下させられ
る。サイホン管6は必ずしもオーバーフロー出口4を通
らなければならないものではなく、それより低い位置で
タンク2の壁を貫通して配置してもよい。
【0015】ここで、タンク2の容量の一例を示すと、
上限水位レベルHWL以下の容量が約1500リット
ル、中間水位レベルMWL以下の容量が約500リット
ルである。したがって、豪雨時の洪水対策用の雨水貯留
槽として約1000リットルの雨水を収容することがで
きる。タンク2の容量は大きいほど、豪雨時の洪水対策
用の雨水貯留槽としての効果が大きい。
【0016】タンク2内には最低限の水が貯えられてい
るようにするために、中間水位レベルMWLの下に下限
水位レベルLWLが設定されている。水位が下限水位レ
ベルLWL以下になると、外部から上水を補給するため
に、下限水位レベルLWLの位置に上水供給ボールタッ
プ10が設けられており、そのボールタップ10が低下
することにより上水補給管12につながる弁14が開い
て上水を供給する上水補給機構が設けられている。下限
水位レベルLWLは、そのレベルまで貯えられた水量が
例えば100リットルになるように設定されている。
【0017】雨水をタンク2に導くために、家屋の屋根
などで集められた雨水が雨水桝16に集められる。雨水
桝16には砂にてなる濾過材18とその表面を被う繊維
状の濾過材19が設けられており、集められた雨水が濾
過材18,19を通り、さらに雨水管20の入口に充填
された繊維状の濾過材22を経て、雨水管20によりタ
ンク2に導かれる。タンク2内における雨水管20の先
端はT字形になって上下に分かれ、下端はタンク2の底
部に開口をもち、上端は上限水位レベルHWLよりも上
に開口をもっている。雨水管20により導入された雨水
は、先端のT字形の下向きの管に沿って流れ落ち、タン
ク2内の水を激しく撹拌することがない。先端のT字形
の上向き開口により、そのT字形の下向きの管を水が落
下する時に管内が負圧になるのが抑えられる。雨水桝1
6の上部にはオーバーフローした水を排出するためのオ
ーバーフロー出口24が設けられている。
【0018】生活排水をタンク2に導くために、雨水桝
16と同様の濾過材26,27が設けられた雑排水桝2
8が設けられており、生活排水はその濾過材26,27
を通りさらに繊維状濾過材31を経て雑排水管30に入
る。タンク2内の水が雨水桝16や雑排水桝28に逆流
するのを防ぐために、雨水管20と雑排水管30の入口
の高さがタンク2内の上限水位レベルHWLと同じかそ
れより上に設定されている。
【0019】雑排水管30の先端は、吸着材32として
活性炭を流動可能に充填した円筒状の流動床吸着器34
の下端部に導かれている。吸着器34の上端開口部には
吸着材が流出するのを防ぐ濾過材36が充填されてお
り、吸着器34の上端の開口から溢れ出た雑排水は、吸
着器34の外側に吸着器34と同軸上に配置された円筒
状の固定床吸着器38に入る。固定床吸着器38はその
下部に吸着材40として活性炭が固定されて充填されて
おり、底部に排出口42を備えている。生活排水は2つ
の吸着器34,38を経て被吸着物質が吸着により除去
されて浄化された後に、排出口42からタンク2内に導
かれる。固定床吸着器38の上端は開閉可能な蓋39に
より閉じられており、その蓋を開けることにより、吸着
器34,38内の吸着材を交換することができる。固定
床吸着器38の吸着材40は、交換が容易なように水が
透過する容器に収容して、その容器ごと交換するカート
リッジ式とするのがよい。
【0020】タンク2内の水44を滅菌するための滅菌
器として、水44上に浮かべられたフロート46に取り
つけられた滅菌器47に滅菌剤が収容されている。殺菌
剤は滅菌器47の下端で水44と接触し、徐々に溶解し
て滅菌作用を及ぼす。フロート46は中空容器として、
又は発泡スチロール樹脂などにより形成することができ
る。滅菌剤としてはトリクロルイソシアヌル酸の錠剤が
用いられている。トリクロルイソシアヌル酸は水中で加
水分解し、遊離塩素を発生して滅菌作用を及ぼす。水4
4の水位が変動しても滅菌剤はフロート46により水4
4の表面に浮かべられて常に安定した状態で滅菌作用を
及ぼす。雨水は滅菌剤により滅菌され、生活排水は吸着
器34,38による浄化と滅菌剤による滅菌が施されて
再生水となる。以後、タンク2内の水44を再生水と呼
ぶ。滅菌作用を強化するために、さらに雨水管20を流
れる水にも滅菌剤を接触させるようにしてもよい。
【0021】タンク2内の再生水44を汲み出して散水
や水洗トイレ洗浄水などの中水として利用するために、
タンク2の外部にポンプ48が設けられ、ポンプ48に
つながるタンク2内のフレキシブルなチューブ49の先
端の取水口がフロート50に取りけられており、その取
水口にはゴミなどの異物の侵入を防ぐストレーナが設け
られている。ポンプ48により汲み上げられる水は、タ
ンク2内の再生水44の表面領域の水である。タンク2
内の上部には紫外線ランプ55が設けられている。紫外
線ランプ55を設けることにより、紫外線による殺菌効
果も加わり、再生水の水質がより向上する。
【0022】タンク2には、吸着器34,38の上部と
滅菌器47が浮かべられている領域の上部に、それぞれ
蓋52,54が設けられており、それらの蓋52,54
を開けることにより吸着器34,38の活性炭の交換や
滅菌剤の補充を行なうことができる。蓋52,54は必
要なとき以外には開けることができないように施錠され
ている。
【0023】この再利用装置において、雨水は雨水管2
0を経てタンク2に直接導入される。雨水管20に滅菌
剤を設けた場合には、滅菌されながら導入される。一
方、生活排水は雑配水管30を経て導入され、流動床吸
着器34を通り、更に固定床吸着器38を通って浄化さ
れた後にタンク2内に導入される。タンク2内に導入さ
れた水は、タンク2内で滅菌器47の滅菌剤と接触して
滅菌作用が施される。図1はタンク2を土中に埋め込ん
だ状態を示しているが、地上に設置してもよい。その場
合には、雨水桝16や雑排水桝28は地面に設けられた
ものではなく、タンク2の上部位置に配置される。雨水
は建物の屋根から集められ、生活排水はポンプで汲み上
げられることになる。
【0024】図2も本発明が適用される他の参考例を使
用状態で表す図で、(A)は概略平面断面図、(B)は
概略正面断面図で、(A)は(B)におけるX−X’線
位置での断面図、(B)は(A)におけるY−Y’線位
置での断面図を表している。図1の参考例と比較する
と、図1の参考例で用いたサイホン管6は設けられてお
らず、タンク2内に所定の空き容量を確保するためにタ
ンク2内の再生水44を徐々に排出する水中ポンプ10
6が設けられている。水中ポンプ148は下限水位レベ
ルLWLよりやや高い水位以上に水があると作動してそ
の水位まで水を排出する。このような水中ポンプ106
としては、水位を検出するフロートを備えて動作をオン
・オフする市販のものを使用することができる。
【0025】水中ポンプ106により水を排出すること
により、タンク2内の水位は、上限水位レベルHWLと
下限水位レベルLWLの間の水位となる。その水位から
上の空間が豪雨時の洪水対策用の雨水貯留槽として作用
する。また、図1の参考例では吸着器34,38は同心
円状に配置されているが、図2の参考例では横に並べら
れている。流動床吸着器134aと固定床吸着器138
aの直列接続されたものと、流動床吸着器134bと固
定床吸着器138bの直列接続されたものが並列に接続
されて、吸着器の容量が大きくされ、かつ流路抵抗が小
さくされている。雑配水管30の先端が流動床吸着器1
34a,134bのそれぞれの下端に接続され、吸着器
134aと134bの上部が濾過材36を介してそれぞ
れ固定床吸着器138a,138bに接続されている。
各吸着器134a,134b,138a,138bに
は、上端に開閉可能な蓋35,39が設けられ、タンク
2の蓋52を開けることにより、外部からそれらの蓋3
5,39を開けて吸着材を交換できるようになってい
る。
【0026】固定床吸着器138a,138bを経た雑
排水流路は合流して流路130となってタンク2内の上
部を通る。その流路130の先端はT字形となり、その
下端と上端が開放されて下端からタンク2内に水が流出
するようになっている。雑排水流路130がタンク2内
の上部を通過する位置に、滅菌剤が収容された滅菌器1
47aが取りつけられている。滅菌器147aの下端で
滅菌剤が雑排水流路130を流れる水と接触して徐々に
溶解し、滅菌作用を及ぼす。また、雨水管20にも滅菌
剤が収容された滅菌器147bが取りつけられており、
滅菌器147bの下端で滅菌剤が雨水管20を流れる水
と接触して徐々に溶解し、滅菌作用を及ぼす。滅菌器1
47a,147bに収容される滅菌剤は図1の参考例
使用しているものと同じものを使用することができる。
【0027】図3は第1の実施例を使用状態で表す概略
正面断面図である。図1の参考例と比較すると、吸着器
が固定床吸着器38aのみになっている。吸着器38a
は底部の出口が狭くなった円筒状で、下部に吸着材40
aが充填され、その上に濾過材36aが充填されてい
る。その円筒の上部の開口は開閉可能な蓋39で閉じら
れている。吸着材40aはカセット式になっており、蓋
39を開けることにより、濾過材36aとともに取り出
すことができ、容易に交換することができる。
【0028】吸着器38aの出口は中間水位MWLの位
置に下向きに配置され、下方向にろう斗状に広がって弁
座60となっている。そのろう斗状の弁座60には中空
ボールにてなるフロート64がボール弁として設けられ
ている。弁座60から下方向に円筒状の籠62が伸びて
おり、フロート64はその籠62内に収容されている。
滅菌器は、フロートにより浮かべられたもの47の他
に、雨水管20にも滅菌器147bが設けられている。
【0029】図3の実施例では、タンク2内の再生水4
4が中間水位MWLまでくると、フロート64が上がっ
て弁座60に接触し、吸着器38aの出口を閉じる。こ
れにより、生活排水はタンク2内に導入されなくなり、
生活排水桝28のオーバーフロー出口29から排出され
るようになる。このように、不必要な量の生活排水が吸
着器38aを通過しないようになることにより、吸着材
の消耗を抑えることができる。図3の実施例は埋込型と
して示しているが、地上に設置する据置型として使用し
てもよい。
【0030】図4は第2の実施例を使用状態で表す概略
正面断面図である。この実施例は据置型専用である。図
3の実施例を変形したものであり、サイホン管6は設け
られておらず、タンク2内の水位を中間水位MWLまで
徐々に下げるために、タンク2のその中間水位MWLの
位置に水を徐々に排出するオリフィス70が設けられて
いる。オリフィス70の内径は10〜20mmである。
雨水桝16や雑排水桝28はタンク2の上部位置に配置
され、雨水は建物の屋根から集められ、生活排水はポン
プで汲み上げられる。
【0031】次に、図1の参考例における水質検査の結
果を示す。まず、実験条件を示す。吸着材として、流動
床吸着器34には9〜35メッシュの活性炭(三菱化学
株式会社製のダイヤホープ・S70(0.42〜2.0m
m))を2.8kg充填し、固定床吸着器38には10〜
35メッシュの活性炭(三菱化学株式会社製のダイヤホ
ープ・008(0.42〜1.7mm))を8.5kg充填
した。これらの吸着器34,38で処理した生活排水と
しては、浴槽排水量が180L/日、洗濯すすぎ水量が
480L/日で、それぞれの排水速度は浴槽排水が0.
500L/秒、洗濯すすぎ水が0.556L/秒であっ
た。
【0032】浴槽排水は入浴剤が入り着色したものであ
った。その浴槽排水の吸収特性を調べると、480nm
に吸収のあることがわかった。そこで、480nmの吸
光度をモニタすることによって、浴槽排水中の着色成分
が活性炭によって除去される際の除去率を調べた。得ら
れた結果を図5に示す。図5の横軸はテストをした日を
示している。このテストは18日間にわたって浴槽排水
をタンクに導き、3日に一度ずつ測定を行なったもので
ある。第1段目の流動床吸着器34だけで処理した場合
(A)は平均51.57%、第1段目の流動床吸着器3
4と第2段目の固定床吸着器38の両方で処理した場合
(B)は80.52%の着色成分が除かれていた。
【0033】次に、浴槽排水内の洗剤成分の除去率を調
べた。洗剤の中に蛍光物質が含まれていることに着目し
て、蛍光強度変化から除去率を求めた。得られた結果を
図6に示す。この測定の試料は図5のものと同じであ
る。蛍光物質に代表される洗剤は、第1段目の流動床吸
着器34のみで処理した場合(A)で54.87%、第
1段目の流動床吸着器34と第2段目の固定床吸着器3
8の両方で処理した場合(B)で99.58%まで除去
されていた。
【0034】次に、洗濯すすぎ水を中心に吸着器による
洗剤の除去率を調べた。この場合も蛍光強度の変化から
除去率を求めた。その結果を図7に示す。図7の横軸は
測定した日を表している。このテストは図5,6の結果
を得た測定と同様の装置を用い、20日間にわたって洗
濯すすぎ水をタンクに導き、3日に一度ずつ測定を行な
ったものである。蛍光物質に代表される洗剤類は、第1
段目の流動床吸着器34のみで処理した場合(A)で平
均83.32%、第1段目の流動床吸着器34と第2段
目の固定床吸着器38の両方で処理した場合(B)で9
8.15%まで除去されていた。
【0035】次に、滅菌剤の効果を測定した。滅菌剤と
して使用したトリクロルイソシアンヌル酸から発生する
遊離塩素についてもモニタしたところ、ほぼ2ppm前
後であった。この値は排水の再生水中の濃度としては適
正な値と考えられる。
【0036】図1の参考例の装置を用いて処理した再生
水の水質を測定した結果を表1から表4に示す。表1は
原水及び活性炭(流動床+固定床)処理後のBOD濃度
及び大腸菌濃度を示したものである。
【表1】 表1に示すように、いずれの処理水中にも大腸菌は検出
されず、またBOD(生物化学的酸素要求量)も処理水
中で6ppm以下である。これらの値は、排水再利用水
の水質基準とされている値を十分満足するものである。
【0037】表2は浴槽水の活性炭(流動床+固定床)
処理後のNTU及び濁度換算値を示したものである。測
定欄の1〜6の数値は図5,6の横軸と同じもので、測
定日に対応したものである。
【表2】 濁度は表2に示すように平均で1度以下とかなり透明に
なっている。表2で、NTUはアメリカ合衆国における
比濁度単位であり、濁度換算値はカオリンを用いた濁度
単位に換算したものである。
【0038】表3は浴槽水の活性炭(流動床+固定床)
処理後のTOC及びCOD換算値を示したものである。
測定欄の1〜6の数値は表2のものと同じである。
【表3】
【0039】表4は洗濯すすぎ水の活性炭(流動床+固
定床)処理後のTOC及びCOD換算値を示したもので
ある。測定欄の1〜7の数値は図7の横軸と同じもの
で、測定日に対応したものである。
【表4】 水中の有機物量に当るCOD(化学的酸素要求量)につ
いては、表3及び表4に示したように、平均で4.8m
g/L、最大でも7.38mg/Lであり、この値も排
水再利用水の水質基準とされている値を十分満足するも
のである。
【0040】このように、本参考例の処理水の水質は排
水再利用水の水質規準を全て充たしており、トイレの洗
い水、庭散水、屋根への散水、冬季の溶雪、さらには親
水用水にも使用できる水準である。また、洗車用水及び
清浄用水の水質目標とされる基準も達成していることか
ら、本発明の処理水はそれらの用途にも使用できるもの
である。さらに、本発明で得られた再利用水は良好な水
質が得られるため、散水・修景用水としても使用するこ
とができる。なお、本発明は生活排水流路で吸着器から
タンクへの排出口に下向きの弁座と球状体のフロート弁
を備えたことを特徴としているので、図1、図2の再利
用装置を参考例としているが、その最利用装置で処理さ
れた再利用水の水質に関しては参考例も実施例も同じ性
能をもっている。したがって、参考例について得られた
再利用水の水質についての測定結果は、実施例について
の測定結果としても利用できるものである。
【0041】
【発明の効果】本発明では、中水源として雨水と生活排
水をともに再利用するとともに、雨水については吸着材
による処理を施さないように、雨水と生活排水とを別の
流路でタンクに導入するようにしたので、吸着材の寿命
が延び、交換の頻度が少なくてすむ。また、生活排水流
路で吸着器からタンクへの排出口に下向きの弁座と球状
体のフロート弁を備えたので、タンクにその弁座の位置
まで水があると、そのフロート弁が吸着器からタンクへ
の排出口を閉じ、その後に供給される生活排水はタンク
には導入されなくなり、吸着材が無駄に消耗するのを抑
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の参考例を使用状態で示す概略正面断面図
である。
【図2】第2の参考例を使用状態で示す図で、(A)は
概略平面断面図、(B)は概略正面断面図で、(A)は
(B)におけるX−X’線位置での断面図、(B)は
(A)におけるY−Y’線位置での断面図を表してい
る。
【図3】第の実施例を使用状態で示す概略正面断面図
である。
【図4】第の実施例を使用状態で示す概略正面断面図
である。
【図5】活性炭による浴槽排水中の着色成分の除去率を
示す図である。
【図6】活性炭による浴槽排水中の洗剤成分の除去率を
示す図である。
【図7】活性炭による洗濯すすぎ水中の洗剤成分の除去
率を示す図である。
【符号の説明】
2 タンク 4 オーバーフロー出口 6 サイホン管 10 上水供給ボールタップ 12 上水補給管 14 弁 16 雨水桝 18,22,26,36 濾過材 20 雨水管 30 雑排水管 32,40 吸着材 34,134a,134b 流動床吸着器 38,138a,138b 固定床吸着器 35,39 蓋 44 再生水 46,50 フロート 47,147a,147b 滅菌器 48 ポンプ 52,54 蓋 55 紫外線ランプ 70 オリフィス 106 水中ポンプ 130 雑排水流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C02F 1/50 C02F 1/50 550H 560 560B 560C 560Z 9/00 502 9/00 502D 502H 502N 502R 503 503A 503F 504 504B 504E (72)発明者 吉田 健一 大阪府羽曳野市南恵我之荘5丁目198番 地の6 株式会社相互技研内 (56)参考文献 特開 平10−99845(JP,A) 特開 昭61−42393(JP,A) 特開 平7−166586(JP,A) 特開 平1−240484(JP,A) 特開 平9−302733(JP,A) 特開 昭61−185386(JP,A) 実開 昭63−48209(JP,U) 登録実用新案3026875(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/28 C02F 1/00 E03B 3/00 - 3/40

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生水を貯留することができ、上面に開
    閉可能な蓋をもつタンクと、 このタンクに濾過材を経て雨水を取り込む雨水流路と、 吸着材が充填された吸着器を備え濾過材を経てこのタン
    クに生活排水を取り込む生活排水流路と、 少なくとも生活排水と接するように配置されて滅菌作用
    を施す滅菌器と、 このタンク内の水を汲みだすための揚水ポンプを備えた
    揚水機構とを備え、 前記生活排水流路の入口は生活排水が供給される桝に取
    りつけられ、その桝には前記生活排水流路入口より高い
    位置にオーバーフロー出口が設けられており、前記吸着
    器から前記タンクへの排出口には下向きの弁座が設けら
    れ、その弁座には球状体のフロートが弁として組み合わ
    されている ことを特徴とする生活排水等の再利用装置。
  2. 【請求項2】 このタンク内の貯留下限水位を検出し
    て、タンク内の貯留量が下限水位以下になったときにこ
    のタンク内に上水を補給する上水補給機構をさらに備え
    た請求項1に記載の再利用装置。
  3. 【請求項3】 一端がこのタンク内で前記貯留上限水位
    より低い位置に配置され、他端がこのタンク外にあって
    前記一端よりも低位に配置されたサイホン管をさらに備
    えた請求項1又は2に記載の再利用装置。
  4. 【請求項4】 前記貯留上限水位より低い位置でタンク
    の壁面に貫通して開けられた小径の放流口が設けられて
    いる請求項1又は2に記載の再利用装置。
  5. 【請求項5】 前記貯留上限水位より低い所定の位置よ
    り上に水があるときに作動してその位置までの水を徐々
    に排出する水中ポンプをさらに備えた請求項1又は2に
    記載の再利用装置。
  6. 【請求項6】 前記揚水機構の取水口は貯留水に浮かぶ
    フロートに取りつけられ、濾過材を経て貯留水の表面領
    域の水が汲みだされる請求項1から5のいずれかに記載
    の再利用装置。
  7. 【請求項7】 前記吸着器は吸着材が流動可能に充填さ
    れた流動床吸着器と、吸着材が固定されて充填された固
    定床吸着器とが直列に配列されたものである請求項1か
    ら6のいずれかに記載の再利用装置。
  8. 【請求項8】 前記滅菌器は貯留水に浮かぶフロートに
    取りつけられて貯留水と接触している請求項1から
    いずれかに記載の再利用装置。
  9. 【請求項9】 前記滅菌器は前記生活排水流路に設けら
    れて生活排水と接触している請求項1からのいずれか
    に記載の再利用装置。
  10. 【請求項10】 前記滅菌器は前記雨水流路にも設けら
    れて雨水とも接触している請求項又はに記載の再利
    用装置。
  11. 【請求項11】 このタンク内の上方には紫外線ランプ
    が設けられている請求項1から10のいずれかに記載の
    再利用装置。
  12. 【請求項12】 前記蓋は施錠可能になっている請求項
    1から11のいずれかに記載の再利用装置。
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