JP3529995B2 - 車両用バッテリ交換装置 - Google Patents

車両用バッテリ交換装置

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JP3529995B2 JP31190697A JP31190697A JP3529995B2 JP 3529995 B2 JP3529995 B2 JP 3529995B2 JP 31190697 A JP31190697 A JP 31190697A JP 31190697 A JP31190697 A JP 31190697A JP 3529995 B2 JP3529995 B2 JP 3529995B2
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両用バッテリ交
換装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、ディーゼル−電気ハイブリッドエ
ンジンの開発が進められているが、この種のディーゼル
−電気ハイブリッドエンジンは、ディーゼルエンジンの
フライホイールハウジング内に超薄型の三相交流機を内
蔵させ、エンジンの起動時には三相交流機をスタータと
して作動させ、車両の発進加速時には三相交流機をトル
クアシスト用モータとして作動させ、車両の制動時には
三相交流機を電気ブレーキとして作動させることによっ
て、三相交流機にディーゼルエンジンの補佐をさせ、デ
ィーゼルエンジンの負担を軽減して、ディーゼルエンジ
ンによる大気汚染物質の排出量を低減させるようにした
ものである。 【0003】このようなディーゼル−電気ハイブリッド
エンジンを搭載したバスなどの車両や、電気自動車や、
電動式のフォークリフトなどの大型のバッテリを必要と
する車両では、大型のバッテリが搭載されるので、車両
を使用する度にバッテリの充電を行うか、或いは、容量
が極端に低下するなどして、使用に適さなくなった時点
でバッテリの交換を行うかする必要があり、特にバッテ
リを交換する場合には、現在のところバッテリの重量が
500キログラムを越えてしまうので、油圧リフトが設
置された特別なバッテリ交換ステーションを設けて、車
両を油圧リフトの上に停止させ、油圧リフトによりバッ
テリを持上げた後、人力によりバッテリの着脱を行うこ
とが考えられている。 【0004】ところが、このようなやり方では、多数の
人手を要する作業となってバッテリを容易に交換するこ
とができない為、例えば実願平3−105810号など
のような車両用バッテリ交換装置が本出願人により既に
提案されており、この既出願の車両用バッテリ交換装置
の詳細については以下に示す通りである。 【0005】図3〜図7はディーゼル−電気ハイブリッ
ドエンジンを搭載したバスに適用した車両用バッテリ交
換装置を例示しており、大型のバッテリを必要とする車
両1の車両前後方向2中央部の下部に、車両幅方向3へ
延びて後述するバッテリトレイ11を収容可能なバッテ
リトレイ収容空間4が設けられ、該バッテリトレイ収容
空間4は、車両1の側面に開口してバッテリトレイ11
を出し入れ可能なバッテリトレイ出入口5を開口してお
り、該バッテリトレイ出入口5には、その上側辺を中心
として上下に開閉可能な開閉扉6が備えられている。 【0006】更に、バッテリトレイ収容空間4は、車両
1の下面に対して開放されており、該バッテリトレイ収
容空間4の両側面には、バッテリトレイ収容空間4の手
前側から奥側へ向け水平に配列されてバッテリトレイ1
1の両側部に形成したフランジ13下面を案内する複数
のローラベアリング9がフレーム8を介して取付けられ
ている。 【0007】ここで、前記バッテリトレイ11は、多数
のバッテリ12を収容可能な容器状に形成されており、
該バッテリトレイ11の車両幅方向3における両端部分
には、下端部にキャスタ15を備えた支持脚16を収容
する為の格納部14が設けられている。 【0008】特に図6に詳細に示す如く、前記支持脚1
6は、格納部14内部にその一端をピン17,18を介
して車両前後方向2へ揺動自在に枢着された一対の平行
なリンク19,20と、該一対のリンク19,20の他
端間にピン21,22を介して枢着されたキャスタ式の
キャスタ15を支持する為の支持部材23とで構成され
ており、バッテリトレイ11下面の四隅に配置されるよ
うになっている。 【0009】尚、ピン17,18,21,22は平行四
辺形の各頂点の位置に配置するものとし、支持脚16を
格納部14から出した時に、バッテリトレイ11のフラ
ンジ13がローラベアリング9に対して浮くように支持
脚16の長さをシム33にて調整してある。 【0010】更に、前記各格納部14のピン31とリン
ク19のピン32との間には、支持脚16を揺動するシ
リンダ24を介装し、バッテリトレイ11をバッテリト
レイ収容空間4に収容した時に手前側となる格納部14
に、外部の図示しない作動液供給源へ接続可能な作動液
供給口25と、作動液供給口25から供給された作動液
を各シリンダ24へ給排するポンプ26とを設け、且つ
手前側の格納部14には、各シリンダ24のヘッド側と
ロッド側の各ポートに対する作動液の給排を切換える切
換弁27を設けて、格納駆動装置29を構成するように
してある。 【0011】尚、図中30はバッテリトレイ収容空間4
にバッテリトレイ11を収納した時に支持脚16が位置
する部分の真下に配置されてキャスタ15の格納部14
からの出入りを規制する誤作動防止板を示している。 【0012】而して、バッテリ12を交換する場合、開
閉扉6を開けてローラベアリング9に上載されているバ
ッテリトレイ11を人力により手前側へ引き出し、奥側
の格納部14に設けられた支持脚16が手前側の誤作動
防止板30に干渉しない位置までバッテリトレイ11が
移動したら、該バッテリトレイ11の手前側の格納部1
4に設けられた作動液供給口25に作動液供給源を接続
し、ポンプ26を駆動状態にしてシリンダ24に接続さ
れた切換弁27を操作し、シリンダ24のヘッド側のポ
ートに作動液を供給してシリンダ24を伸長させること
により、シリンダ24に接続された支持脚16を格納部
14から出してキャスタ15を接地させる。 【0013】このようにして、各キャスタ15が接地さ
れると、バッテリトレイ11はローラベアリング9から
完全に浮いた状態となるので、バッテリトレイ11を各
支持脚16により支持させつつキャスタ15を利用して
搬出し、代りに支持脚16を出した状態の交換用のバッ
テリトレイ11を搬入して、前記とは反対の手順、即ち
奥側のフランジ13を最も手前側のローラベアリング9
に載せてから奥側のキャスタ15を折りたたみ、バッテ
リトレイ収容空間4にバッテリトレイ11を押し込んで
手前側のキャスタ15を折りたたみ、更に僅かにバッテ
リトレイ11を押し込み、作動液供給源と作動液供給口
25との接続を解除して開閉扉6を閉じるという手順を
行い、バッテリトレイ11をバッテリトレイ収容空間4
に収容してバッテリ交換を完了する。 【0014】以上に述べたように、既出願の車両用バッ
テリ交換装置によれば、バッテリトレイ11に支持脚1
6を折りたたみ可能に取付けたので、一人の作業員によ
って簡単にバッテリ交換を行うことができる。 【0015】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、斯かる
車両用バッテリ交換装置においては、重量物であるバッ
テリトレイ11を車両1から抜き出してしまうと、バッ
テリトレイ11の重量分だけ車両1が軽くなって浮き上
がってしまうので、バッテリトレイ11を再び収め入れ
ようとした際に、車両1が浮き上がった分だけバッテリ
トレイ11を持ち上げなければならないという事情があ
り、従来においては、車両1が浮き上がる分を予め考慮
した十分に高い位置にバッテリトレイ11が支持される
よう支持脚16の張り出し長さを設定してあるが、重量
の大きなバッテリトレイ11を持ち上げるように支持脚
16を張り出させる為には、前述した如き複雑で大掛か
りな油圧機構が必要となり、設備費の大幅な高騰を招い
てしまうという問題があった。 【0016】本発明は、上述の実情に鑑みて成したもの
で、複雑で大掛かりな油圧機構を必要とすることなく、
簡単に大型のバッテリを交換し得るようにした車両用バ
ッテリ交換装置を提供することを目的とするものであ
る。 【0017】 【課題を解決するための手段】本発明は、車両にバッテ
リトレイを出し入れし得るよう設けられたバッテリトレ
イ収容空間の両側面に、該バッテリトレイ収容空間の手
前側から奥側へ向け略水平に配列されてバッテリトレイ
の両側部に形成したフランジ下面を案内する複数のロー
ラベアリングを備えた車両用バッテリ交換装置におい
て、バッテリトレイ収容空間の最も手前側にあるローラ
ベアリングを一段下げて配置すると共に、バッテリトレ
イを収め入れる際に前記一段下げた手前側のローラベア
リングと最初に干渉するバッテリトレイのフランジ前端
部分をバッテリトレイ収容空間の奥側に向け上り勾配を
成すスロープ部として形成し、下端部にキャスタを有し
且つねじジャッキ機構により高さ方向に伸縮し得るよう
構成された複数本の支持脚を、バッテリトレイ下面の適
宜位置に対し着脱自在に装備したことを特徴とするもの
である。 【0018】而して、このようにすれば、重量物である
バッテリトレイを車両から抜き出した際に、バッテリト
レイの重量分だけ車両が軽くなって浮き上がってしまっ
ても、バッテリトレイを収め入れる際に、一段下げて配
置されている最も手前側のローラベアリングに対し、バ
ッテリトレイのフランジ前端部分に形成したスロープ部
を当接させて押し込めば、バッテリトレイのフランジが
容易にローラベアリングの列上に乗り上げてバッテリト
レイ収容空間の奥側に円滑に案内されるので、従来のよ
うに複雑で大掛かりな油圧機構を備えて重量の大きなバ
ッテリトレイを持ち上げるように支持脚を張り出させる
必要がなくなり、例えば支持脚を必要時だけバッテリト
レイに装着するようにした着脱式などとして構造の簡素
化を図ることが可能となる。 【0019】また、本発明においては、下端部にキャス
タを有し且つねじジャッキ機構により高さ方向に伸縮し
得るよう構成された複数本の支持脚を、バッテリトレイ
下面の適宜位置に対し着脱自在に装備した構成を採用
ているので、従来のように複雑で大掛かりな油圧機構を
備えなくても、必要時にだけバッテリトレイ下面の適宜
位置に複数本の支持脚を装着し、簡単な構造の機械式の
ねじジャッキ機構により各支持脚を高さ方向に伸長させ
てバッテリトレイを適宜な高さ位置にジャッキアップす
ることが可能となる。 【0020】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 【0021】図1及び図2は本発明を実施する形態の一
例を示すもので、前述した図3〜図7の従来例と同様に
ディーゼル−電気ハイブリッドエンジンを搭載したバス
に適用した例を示し、図中に図3〜図7と同一の符合を
付した部分については同一物を示している。 【0022】本形態例においては、その基本的構造に関
し、前述した図3〜図7の従来例と略同様であるが、バ
ッテリトレイ収容空間4の最も手前側にあるローラベア
リング9を一段下げて配置すると共に、バッテリトレイ
11を収め入れる際に前記一段下げた手前側のローラベ
アリング9と最初に干渉するバッテリトレイ11のフラ
ンジ13前端部分をバッテリトレイ収容空間4の奥側に
向け上り勾配を成すスロープ部34として形成している
点を特徴としている。 【0023】ここで、最も手前側にあるローラベアリン
グ9については、バッテリトレイ11を車両1から抜き
出した時に該車両1が軽くなって浮き上がる高さ変更分
に相当する程度の量x(図2参照)だけ下げておけば良
く、また、スロープ部34については、最も手前側にあ
るローラベアリング9を経て二番目のローラベアリング
9に到達した際に、その最上端部が前記二番目のローラ
ベアリング9の中心より上側に当接するようにして良好
な乗り上げが成されるようにしておくことは勿論、その
傾斜角度も無理のない比較的緩やかな勾配となるように
設定しておけば良い。 【0024】更に、本形態例において、バッテリトレイ
11を支える各支持脚35は、下端部にキャスタ36を
有し且つねじジャッキ機構により高さ方向に伸縮し得る
よう構成されており、しかも、バッテリトレイ11下面
の四隅に対し着脱自在に装備されている。 【0025】より具体的に述べれば、特に図2に示す如
く、前記各支持脚35は、バッテリトレイ11の下面に
配設した係合レール37に対し横方向から差し入れて係
合させるようにした支持脚ホルダ38と、該支持脚ホル
ダ38内に形成された雌ねじ部39に対し上端部を螺合
して下端部に前記キャスタ36を備えたスクリューロッ
ド40とにより構成され、前記支持脚ホルダ38は、そ
の上端の鍔部41が前記係合レール37下端のストッパ
42と上下方向に干渉することにより脱落しないように
なっており、また、前記スクリューロッド40は、その
中間部に穿設した貫通孔43に図示しない操作棒を挿入
して回動操作することにより前記支持脚ホルダ38に対
する螺合量を調節し得るようになっている。 【0026】ここで、奥側に配置される左右の支持脚3
5を装着する為の係合レール37は車両前後方向2に延
び、前記奥側に配置される左右の支持脚35をバッテリ
トレイ11の側方(車両前後方向2)へ取り外し得るよ
うにしてあり、また、手前側に配置される左右の支持脚
35を装着する為の係合レール37は車両幅方向3に延
び、前記手前側に配置される左右の支持脚35をバッテ
リトレイ11の後方(車両幅方向3)へ取り外し得るよ
うにしてある。 【0027】尚、本形態例のバッテリトレイ11では、
作動液供給口、ポンプ、切換弁、シリンダなどの油圧機
構を全て不要とし、また、支持脚35を着脱式としたこ
とにより該支持脚35の格納部も不要としてあり、バッ
テリトレイ収容空間4側においては、誤作動防止板を不
要としてある。 【0028】而して、バッテリ12を交換する場合、開
閉扉6を開けてローラベアリング9に上載されているバ
ッテリトレイ11を人力により手前側へ引き出し、バッ
テリトレイ11下面の手前側の係合レール37がバッテ
リトレイ収容空間4の外側まで移動したら、前記手前側
の係合レール37に支持脚35をバッテリトレイ11後
方から差し入れて装着し、各支持脚35の下端に備えた
キャスタ36を接地させる。 【0029】このとき、各支持脚35を装着してもキャ
スタ36が接地しない場合には、スクリューロッド40
の貫通孔43に図示しない操作棒を挿入して回動操作す
ることにより支持脚ホルダ38に対する螺合量を減ら
し、支持脚35を高さ方向に伸長させて前記キャスタ3
6を確実に接地するようにする。 【0030】次いで、バッテリトレイ11の手前側を各
支持脚35により支持させつつキャスタ36を利用して
手前側へ更に引き出し、バッテリトレイ11下面の奥側
の係合レール37がバッテリトレイ収容空間4の外側ま
で移動したら、前記奥側の係合レール37に支持脚35
をバッテリトレイ11側方から差し入れて装着し、前述
と同様に必要に応じ支持脚35を高さ方向に伸張して各
支持脚35の下端に備えたキャスタ36を接地させ、バ
ッテリトレイ11を各支持脚35により支持させつつキ
ャスタ36を利用して完全に抜き出す。 【0031】そして、全ての支持脚35を装着した状態
の交換用のバッテリトレイ11を搬入して、前記とは反
対の手順、即ち奥側のフランジ13を最も手前側のロー
ラベアリング9に載せてから奥側の支持脚35をバッテ
リトレイ11側方へ取り外し、バッテリトレイ収容空間
4にバッテリトレイ11を押し込んで手前側の支持脚3
5をバッテリトレイ11後方へ取り外し、更にバッテリ
トレイ11を押し込んで完全にバッテリトレイ収容空間
4に収め入れてから開閉扉6を閉じるという手順を行っ
てバッテリ12交換を完了する。 【0032】この際に、重量物であるバッテリトレイ1
1を車両1から抜き出したことによって、バッテリトレ
イ11の重量分だけ車両1が軽くなって浮き上がってし
まっても、バッテリトレイ11を収め入れる際に、一段
下げて配置されている最も手前側のローラベアリング9
に対し、バッテリトレイ11のフランジ13前端部分に
形成したスロープ部34を当接させて押し込めば、バッ
テリトレイ11のフランジ13が容易にローラベアリン
グ9の列上に乗り上げてバッテリトレイ収容空間4の奥
側に円滑に案内される。 【0033】これによって、従来のように複雑で大掛か
りな油圧機構を備えて重量の大きなバッテリトレイ11
を持ち上げるように支持脚35を張り出させる必要がな
くなり、本形態例に示した如く、支持脚35を必要時だ
けバッテリトレイ11に装着するようにした着脱式とし
て構造の簡素化を図ることが可能となる。 【0034】また、必要に応じて、各支持脚35のスク
リューロッド40の貫通孔43に図示しない操作棒を挿
入して回動操作することにより支持脚ホルダ38に対す
る螺合量を減らし、支持脚35を高さ方向に伸長させて
バッテリトレイ11を適宜な高さ位置にジャッキアップ
すれば、抜き出したバッテリトレイ11の重量分だけ軽
くなって浮き上がってしまった車両1側に対するバッテ
リトレイ11側の相対的な高さのずれ量を減少させるこ
とが可能となる。 【0035】従って、上記形態例によれば、従来のよう
に複雑で大掛かりな油圧機構を必要とすることなく、簡
単に大型のバッテリ12を交換することができるので、
支持脚35を必要時だけバッテリトレイ11に装着する
ようにした着脱式として構造の簡素化を図ることがで
き、これにより設備費の大幅な削減を図ることができ
る。 【0036】また、特に本形態例では、簡単な構造の機
械式のねじジャッキ機構により各支持脚35を高さ方向
に伸長させてバッテリトレイ11を適宜な高さ位置にジ
ャッキアップすることができるので、抜き出したバッテ
リトレイ11の重量分だけ軽くなって浮き上がってしま
った車両1側に対するバッテリトレイ11側の相対的な
高さのずれ量を減少させることができ、より一層容易に
バッテリトレイ11のフランジ13をローラベアリング
9の列上に乗り上げさせることができる。 【0037】尚、本発明は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、ディーゼル−電気ハイブリッドエン
ジンを搭載した車両にかぎらず電気自動車や電動式のフ
ォークリフトなどの大型のバッテリを必要とする車両一
般に適用可能であること、その他、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。 【0038】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用バ
ッテリ交換装置によれば、下記の如き種々の優れた効果
を奏し得る。 【0039】(I)従来のように複雑で大掛かりな油圧
機構を必要とすることなく、簡単に大型のバッテリを交
換することができるので、例えば支持脚を必要時だけバ
ッテリトレイに装着するようにした着脱式などとして構
造の簡素化を図ることができ、これにより設備費の大幅
な削減を図ることができる。 【0040】(II)簡単な構造の機械式のねじジャッ
キ機構により各支持脚を高さ方向に伸長させてバッテリ
トレイを適宜な高さ位置にジャッキアップすることがで
きるので、抜き出したバッテリトレイの重量分だけ軽く
なって浮き上がってしまった車両側に対するバッテリト
レイ側の相対的な高さのずれ量を減少させることがで
き、より一層容易にバッテリトレイのフランジをローラ
ベアリングの列上に乗り上げさせることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を実施する形態の一例を示す全体概略斜
視図である。 【図2】図1のバッテリトレイ部分を車両前方から見た
概略図である。 【図3】従来例を示す全体概略斜視図である。 【図4】図3のバッテリトレイ部分を車両側方から見た
概略図である。 【図5】図3のバッテリトレイの全体概略斜視図であ
る。 【図6】図3のバッテリトレイの油圧機構の詳細を示す
一部透視した正面図である。 【図7】図3の支持脚を格納した状態を示す一部破断し
た斜視図である。 【符号の説明】 1 車両 4 バッテリトレイ収容空間 9 ローラベアリング 11 バッテリトレイ 13 フランジ 34 スロープ部 35 支持脚 36 キャスタ 38 支持脚ホルダ(ねじジャッキ機構) 39 雌ねじ部(ねじジャッキ機構) 40 スクリューロッド(ねじジャッキ機構)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭49−37908(JP,U) 実開 平2−127554(JP,U) 実開 平2−88098(JP,U) 実開 昭51−112812(JP,U) 実開 平5−46527(JP,U) 実開 平5−49441(JP,U) 特表 昭57−501570(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 1/00 - 8/00 B60L 11/18 B60P 1/00 - 9/00 B60R 16/04 F16M 11/22 H01M 2/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車両にバッテリトレイを出し入れし得る
    よう設けられたバッテリトレイ収容空間の両側面に、該
    バッテリトレイ収容空間の手前側から奥側へ向け略水平
    に配列されてバッテリトレイの両側部に形成したフラン
    ジ下面を案内する複数のローラベアリングを備えた車両
    用バッテリ交換装置において、バッテリトレイ収容空間
    の最も手前側にあるローラベアリングを一段下げて配置
    すると共に、バッテリトレイを収め入れる際に前記一段
    下げた手前側のローラベアリングと最初に干渉するバッ
    テリトレイのフランジ前端部分をバッテリトレイ収容空
    間の奥側に向け上り勾配を成すスロープ部として形成
    、下端部にキャスタを有し且つねじジャッキ機構によ
    り高さ方向に伸縮し得るよう構成された複数本の支持脚
    を、バッテリトレイ下面の適宜位置に対し着脱自在に装
    備したことを特徴とする車両用バッテリ交換装置。
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