JP3529629B2 - 光ケーブルの製造方法 - Google Patents
光ケーブルの製造方法Info
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Description
イバケーブル(以下、光ケーブルと呼ぶ)の製造方法に
関する。
000心)の光ファイバを集合させた光ケーブルの構造
としては、例えば、図3に示すようなスロット型ケーブ
ル30、図4に示すようなルーズチューブ型ケ一ブル4
0、および図5に示すようなセンターチューブ型ケーブ
ル50が周知である。
トロッド33の外周面に形成された溝内に光ファイバテ
ープ心線31が収納され、スロットロッド33の外周上
に不織布および/または合成樹脂フィルムからなる抑え
巻きテープ34および外被35が順次形成されている。
抗張力体32はスロットロッド33の中心に配置され、
抑え巻き止水テープ34と外被35との間には引裂き紐
36が配置されている。
抗張力体42の外周面に防水性ジェリー43を配置し、
その上に単心の光ファイバ心線41を単数ないし複数収
納したルーズチューブ44が集合され、この集合体上に
抑え巻きテープ45および外被46が順次形成されてい
る。ルーズチューブ44内には防水性ジェリー43が充
填されており、抑え巻き止水テープ45と外被46との
間には引裂き紐47が配置されている。
は、光ファイバテープ心線51を収納したセンターチュ
ーブ53が中心に配置され、その外周面に外被55が形
成されている。抗張力体52は外被55内に埋め込まれ
ており、センターチューブ53には防水性ジェリー54
が充填されている。また、センターチューブ53と外被
55との間には引裂き紐56が配置されている。
部には、図6に示すような引落し光コード撚ケーブル6
0が導入されている。この例では、チューブ61内に光
コード62が複数で収納され、その外周面に外被63が
形成され、外被63の上部に外被63で被覆されたメッ
センジャーワイヤー64を持っている。光コード62は
8字型であり、単心の光ファイバ65、外被63および
鋼鉄ワイヤー66からなっている。
は、それぞれ次のような問題点があった。すなわち、ス
ロット型ケーブル30はスロットロッド33を用いるた
め、多心の光ケーブルを構成するには適した構造である
が、スロットロッド33のコストがかかるので、少心の
光ケ一ブルの場合には非常に割高になるという問題があ
った。
単心の光ファイバ心線41を用いて少心の光ケーブルを
構成するには適した構造であるが、ルーズチューブ44
を形成する工程と複数のルーズチューブ44を抗張力体
42の周囲に集合させる工程がそれぞれ必要なので工程
数が多い。また光ファイバテープ心線を用いた光ケーブ
ル、あるいは多心の光ケーブルを構成する際には外径が
大きくなるという問題があった。さらに、ルーズチュー
ブ44は、光ファイバ心線41を挿入しつつ合成樹脂を
押出・成形するという方法で製造されているので、押出
成形時に溶融した合成樹脂が光ファイバ心線41に付着
するのを防止するためにも、ルーズチューブ44内全体
に防水性ジェリー43を充填することが不可欠であっ
た。このため防水性ジェリー43のコストがかかり、ま
た光ケーブルの接続時には接続点で防水性ジェリー43
を除去する必要があり、接続作業が難しく、著しく時間
を要するという不都合があった。
が単純で製造工程数も比較的少なくてすむが、光ファイ
バテープ心線51を挿入しつつセンターチューブ53を
押出・成形し、さらにセンターチューブ53内での光フ
ァイバテープ心線51の長さ方向の移動を防止するため
に防水性ジェリー54の充填が必要であり、製造費用が
嵩み、接続作業が難しく、時間を要するという問題があ
った。
0は、構造が単純で製造工程も非常に少なくてすむが、
光コード62を挿入しつつチューブ61を押出・成形す
るため、製造費用が嵩むという問題があった。
々の問題があり、価格も高価になるので、特に光ケーブ
ルの製造工程数が少なく、安価で、光ケーブルの接続作
業が容易で、接続時間をあまり費やさない新しい構造の
光ケーブルの開発が切望されていた。
接続作業が容易で、接続時間を余り費やさない新規構造
の光ケ一ブルとしては、例えば、図2に示すような構造
が検討されている。すなわち、この新規光ケーブル20
は、帯状の止水テープ21上に充填材22を長さ方向に
間隔を置いて一定量付着させると同時に成形機を用いて
円筒体に成形しながら光ファイバテープ心線23(また
は光ファイバ心線)を止水テープ21の円筒中に挿入
し、ついで、円筒上に引裂き紐26および抗張力体25
を挿入しつつ外被24を押出して製造される。なお、架
空引落し光コード撚ケーブル60の場合は、上記の長さ
方向に間隔を置いて付着させた充填剤22は不要であ
る。
ープ心線23(または光ファイバ心線)が収納される円
筒体は帯状の止水テープ21を円筒形に成形して作製さ
れ、押出成形で作製されるものでないので、防水性ジェ
リー、スロットロッド、ルーズチューブ、センターチュ
ーブ等を用いずに製造でき、ほぼ一工程で製造できる。
そのため、製造が容易で製造コストが低く、接続作業が
容易で、接続作業に余り時間を費やさずにすむ。円筒体
に成形された止水テープ21内には充填材22が長さ方
向に一定間隔を置いて充填されているので、防水性ジェ
リーを用いずに円筒体内に光ファイバ心線23を固定す
ることができ、円筒体内で光ファイバ心線23が長さ方
向に移動するのが防止され、取扱い性も良い。また充填
材22を円筒体の内部全体に充填しなくてよいので材料
コストも低く抑えられる。
プ21として、従来のスロット型光ケーブル、ルーズチ
ューブ型光ケーブル、センターチューブ型光ケーブル等
に通常使用される公知の抑え巻きテープを使用すること
が考えられる。従来の各種光ケーブル用抑え巻きテープ
としては、目付35〜90g/m2 のポリエステル長繊
維スパンボンド法不織布テープ、厚さ19〜50μmの
ポリエチレンテレフタレートからなるポリエステルフィ
ルムテープ、またはこれらテープの併用、または上記不
織布とポリエステルフィルムの貼り合わせテープが使用
されている。
ーブル20の円筒体に成形できる止水テープ21とし
て、上記従来の抑え巻きテープを検討した結果、いずれ
の抑え巻きテープも以下に示すような問題点があること
が判明した。すなわち、先ず第一に、不織布タイプの抑
え巻きテープは剛性(腰)が弱く、帯状のままでは円筒
体に成形できない。二番目に、ポリエチレンフィルムタ
イプ、または不織布とポリエステルフィルムの貼り合わ
せタイプの抑え巻きテープは、円筒体に成形しても、成
形された円筒体が単に帯状テープを丸めただけなので、
すぐに帯状体に戻り、円筒に固定できず光ファイバ心線
を挿入できない。三番目に、ポリエチレンフィルムタイ
プ、または不織布とポリエステルフィルムの貼り合わせ
タイプの抑え巻きテープは、例えば、接着剤等を用いて
円筒の重ね部分を接着させて円筒体に成形できても、外
被が形成されたケーブルを曲げた際、止水テープ21の
円筒体が曲げ箇所の底部で折れ曲がり、止水テープ21
が円筒体内で突出し、光ファイバ心線または光ファイバ
テープ心線に過度の側圧を与え、心線の伝送特性を著し
く低下させ実用に供せない。このように、これら従来の
抑え巻きテープでは、上記新規光ケーブル20を得るこ
とはできない。
る課題は、従来のスロット型光ケーブル、ルーズチュー
ブ型光ケーブル、センターチューブ型光ケーブル等に比
べて製造工程が削減され、光ケーブルの接続作業が容易
で、かつ短時間で行え、光ケーブルのコストが削減され
た光ケーブルを得ることが可能な光ケーブルの製造方法
を提供することにある。
フィルムからなる耐熱性補強材層と、この耐熱性補強剤
層下に形成された熱接着剤層とを有する光ケーブル用抑
え巻きテープの耐熱性補強材層上に、充填材を盛り、こ
の充填材上に光ファイバテープ心線または光ファイバ心
線を布設し、光ケーブル用抑え巻きテープを、光ファイ
バテープ心線または光ファイバ心線の布設された側を内
側に向けて円筒体に成形し、この円筒体を外被とともに
押出機より押出し、熱接着剤層と外被とを接着すること
を特徴とする光ケーブルの製造方法により解決される。
て、合成繊維の織物、合成繊維の編物および合成繊維の
不織布からなる群から選ばれる少なくとも1種以上から
なる凹凸層が、上記耐熱性補強材層上に形成されたもの
を用いてもよい。また、かかる課題は、合成樹脂フィル
ムからなる耐熱性補強材層と、この耐熱性補強材層の上
下に形成された熱接着剤層とを有する光ケーブル用抑え
巻きテープ上に、充填材を盛り、この充填材上に光ファ
イバテープ心線または光ファイバ心線を布設し、光ケー
ブル用抑え巻きテープを、光ファイバテープ心線または
光ファイバ心線の布設された側を内側に向けて円筒体に
成形し、この円筒体を外被とともに押出機より押出し、
熱接着剤層と外被とを接着することを特徴とする光ケー
ブルの製造方法により解決される。
られる光ケーブル用抑え巻きテープを詳細に説明する。
図1(a)は、本発明で用いられる光ケーブル用抑え巻
きテープの一形態例を示す断面図であり、合成樹脂フィ
ルムからなる耐熱性補強材層1、および熱接着剤層2よ
り順次構成されている。
ブル用抑え巻きテープの別の形態例を示す断面図であ
り、合成樹脂フィルムからなる耐熱性補強材層1と、こ
の耐熱性補強材層の上下に形成された熱接着剤層2,2
とから構成されている。
ブル用抑え巻きテープの別の形態例を示す断面図であ
り、合成繊維の織物、合成繊維の編み物および合成繊維
の不織布からなる群から選ばれる少なくとも1種以上か
らなる凹凸層3と、合成樹脂フィルムからなる耐熱性補
強材層1と、熱接着剤層2とから順次構成されている。
テープにおける耐熱性補強材層1としては、光ケーブル
への適用時の張力に耐える機械的強度を有し、円筒体に
成形できる剛性(腰)を持ち、微生物で分解されず、外
被の押出時の熱に耐える耐熱性を有するものであればよ
く、大抵の合成樹脂フィルムが使用できる。材質面から
は、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリカーボ
ネート、ポリブテン−1、ポリエチレンナフタレート、
ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエステルイミド、
ポリスルホン、ポリエーテルスルホン等が好適である。
ただし、硝酸繊維素、エチルセルロース、酢酸繊維素、
酪酸繊維素等の繊維素誘導体は、微生物で分解されて光
ファイバに有害な水素ガスを発生するので使用できな
い。円筒体の成形性、耐熱性および価格の面から、ポリ
エステルが好適である。
テープの剛性(腰)は、耐熱性補強材層1の厚さ、剛性
(腰)の適宜な組合せによって好適に調整できる。耐熱
性補強材層1の厚さとしては、25〜200μmが好適
である。25μm未満だと、円筒体の成形に必要な剛性
(腰)が不足し、200μmを超えると剛性(腰)が強
くなりすぎ、経済的に不利だからである。
テープおける熱接着剤層2としては、テープを円筒体に
成形した際に重ね部分(接着部分)が熱風吹き付けまた
は光ケーブルの外被押出時の熱で接着し、かつ光ケーブ
ルの外被押出時の熱で外被に接着し、微生物で分解され
ない熱接着性樹脂をすべて使用できる。例えば、外被が
ポリエチレンの場合、ポリエチレン、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレ
ン・アクリル酸エチル共重合体、エチレン・メチルアク
リレート共重合体、アイオノマー樹脂(エチレン・α,
β−不飽和カルボン酸共重合体を金属イオンで部分的ま
たは完全に中和した樹脂)、高接着機能性ポリオレフィ
ン系ポリマーアロイ(例えば、大日本インキ化学工業
(株)製ディックサーム)、エチレン・無水マレイン酸
共重合体、エチレン・エチルアクリレート共重合体の酸
変性物、エチレン,グリシジル(メタ)アクリレート共
重合体、エチレン・酢酸ビニル・グリシジル(メタ)ア
クリレートターポリマー、エチレン・エチルアクリレー
ト・グリシジル(メタ)アクリレートターポリマー、共
重合エステル・エチレン・グリシジル(メタ)アクリレ
ートターポリマー(住友化学工業(株)製ポンドファー
ストVC−40)等が単独または二種以上の組合せで使
用できる。
合、熱接着剤性樹脂としては、ポリ塩化ビニル、塩化ビ
ニル・酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル・酢酸ビニル・
マレイン酸ターポリマー、エチレン・酢酸ビニル・塩化
ビニルグラフト樹脂、飽和ポリエステル、塩素化ポリエ
チレン、共重合エステル・エチレン・グリシジル(メ
タ)アクリレートターポリマー等が単独または二種以上
の組合せで使用できる。
テープにおける凹凸層3は、合成繊維の織物、編物、ま
たは不織布からなる。耐熱性補強材層1の片面のみに熱
接着剤層2を持つ光ケーブル用抑え巻きテープの場合、
円筒体の重ね部分(接着部分)における熱接着剤層2の
熱接着性樹脂と耐熱補強材層1の合成樹脂フィルムとの
接着力は弱い。これを改善するため、凹凸層3を耐熱性
補強材層1の他面に設け、熱接着剤層2の凹凸層3に対
する投錨効果により円筒体の重ね部分の接着力を向上さ
せる。
ステル繊維、ナイロン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリ
エチレン繊維、アクリル繊維が単独または二種以上組み
合わせて使用できる。ただし、ナイロン繊維の場合、貼
り合わせ後の吸湿によりシワが発生しやすいのであまり
好ましくない。また、木綿、スフ、ポリノジック等の天
然または化繊は、微生物で分解されて光ファイバに有害
な水素ガスを発生するので使用できない。
布は、熱接着剤層2の凹凸層3に対する投錨効果により
接着力を改善するものなので、経済上、薄いもので十分
である。薄い織物、編物、または不織布としては、例え
ば、寒冷紗、割布、目付5〜20g/m2 の不織布等が
好適である。なお、高価ではあるが、例えば、共重合エ
ステル樹脂を用いた熱接着性繊維からなる不織布も使用
できる。
え巻きテープの製造方法を説明する。本発明で用いられ
る光ケーブル用抑え巻きテープは、前記の耐熱性補強材
層1の合成樹脂フィルムを熱接着剤層2の熱接着性樹脂
フィルムに、必要に応じて接着剤を用いて、ドライラミ
ネート法、押出ラミネート法、または熱ラミネート法で
貼り合わせて得られる。熱接着性樹脂が、有機溶剤に可
溶であれば、有機溶剤に溶解して直接合成樹脂フィルム
からなる耐熱性補強材層1に塗布・乾燥してもよい。耐
熱性補強材層1の両面に熱接着剤層2を設ける場合も、
同様の方法が使用できる。また、耐熱性補強材層1の一
方の面に、接着剤を用いて、ドライラミネート法、ウエ
ットラミネート法、押出ラミネート法、または熱ラミネ
ート法によって、合成繊維からなる織物、編物、または
不織布を貼り合わせ、凹凸層3を設けることができる。
このようにして得られた光ケーブル用抑え巻きテープ
は、スリット機を用いて所望の幅に裁断される。
機で加熱し、溶融状態でTダイから押出し、耐熱性補強
材層1上にラミネートする方法であり、熱接着剤層2と
耐熱補強材層1間の接着力が弱ければ、これらの間にア
ンカーコート剤層を介在させて、接着力を改善できる。
アンカーコート剤としては、例えば、有機チタン系、イ
ソシアネート系、ポリエチレンイミン系、ポリブタジエ
ン系等のアンカーコート剤が使用できる。
例えば、テトライソプロピルチタネート、テトライソプ
ロピルチタネートポリマー、テトラブチルチタネート、
テトラブチルチタネートポリマー、テトラステアリルチ
タネート、2−エチルヘキシルチタネート等のアルキル
チタネート;ブトキシチタニウムステアレート等のチタ
ンシアレート;チタニウムアセチルアセトネートチタニ
ウムラクテート等のチタンキレートなどが挙げられる。
は、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシ
リレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート
等の一液型、およびポリイソシアネートとポリオール、
あるいはこれらの水酸基末端ポリウレタンポリマーとポ
リイソシアネートとを使用直前に混合する二液型があ
る。通常、これらの一液型や二液型が最も多く使用され
ている。
は、3員環構造のイミノ基を有する非常に反応性に富む
エチレンイミンの重合によって得られる高分子量の水溶
性樹脂である。ポリブタジエン系アンカーコート剤は、
最近開発されたもので、その組成は公開されていない
が、液状ポリブタジエンの変性樹脂と言われている。
液、水溶液、あるいは水分散液として市販されている。
有機チタン系化合物は、3〜5重量%の濃度に希釈し
て、ドライ付着量2〜4g/m2 で使用できる。ここ
で、ドライ付着量とは、アンカーコート剤の塗布・乾燥
後における単位面積当たりの乾燥塗布重量のことであ
る。イソシアネート系アンカーコート剤は、3〜8重量
%の濃度に希釈して、ドライ付着量2〜5g/m2 で使
用できるが、貼り合わせ後架橋させる必要があり、一般
に30〜50℃の温度で24〜48時間、加熱処理す
る。ポリエチレンイミン系アンカーコート剤は、耐熱補
強材層1の合成樹脂フィルムへの濡れ性と乾燥条件を考
慮して、水と低分子量アルコールの混合比率を変えて、
0.5〜1重量%の濃度に希釈して、ドライ付着量2〜
4g/m2 で使用できる。いずれのアンカーコート剤を
使用するかは、耐熱性補強材層1と熱接着剤層2の種類
および接着力を考慮して決定される。
ずに、市販されている易接着性フィルムを使用してもよ
い。さらに、アンカーコート剤の代わりに、耐熱性補強
材層1の合成樹脂フィルム表面にコロナ処理を施すか、
アンカーコート剤とコロナ処理を併用してもよい。
層1の合成樹脂フィルムに水性型、溶剤型、または液状
(100%)の接着剤を塗布・乾燥した後、これと熱接
着剤層2の熱接着性樹脂フィルムを2本のロール間で圧
着して貼り合わせる方法である。ドライラミネート用接
着剤としては、アクリル系、ポリアミド系、エポキシ
系、ゴム系、およびウレタン系接着剤があり、中でもウ
レタン系溶剤型接着剤が好適に用いられる。
と二液型がある。一液型は、湿気硬化型であり、イソシ
アネート基を末端に持つプレポリマーポリウレタンを単
独で使用し、空気中の水分や合成樹脂フィルム表面に吸
着している水分との反応で尿素結合を形成して硬化する
ものである。二液型は、高分子末端に水酸基を有するポ
リオール成分とイソシアネート基を有するポリイソシア
ネート成分とからなり、水酸基とイソシアネート基の反
応でウレタン結合を形成して硬化するものである。一般
に、これら二液型のウレタン系溶剤型接着剤は、有機溶
剤で、例えば、酢酸エチルで20〜30重量%の濃度に
希釈してドライ付着量1.5〜20g/m2 で使用でき
る。また、貼り合わせ後、30〜60℃の温度で24〜
48時間加熱して、接着剤を架橋させる必要がある。な
お、ウレタン系溶剤型接着剤を用いる場合、大きな接着
力を得るために、予め耐熱性補強材層1の合成樹脂フィ
ルム表面にコロナ処理を施しておくことが好ましい。さ
らに、最近、無溶剤型接着剤も開発されており、これも
接着剤として使用することができる。
貼り合わせた後、耐熱補強材層1の他方の面に、合成繊
維からなる織物、編物、または不織布を貼り合わせる時
に用いられるラミネート法の中でも、ウエットラミネー
ト法が好適に用いられる。ウエットラミネート法は、耐
熱性補強材層1に接着剤を塗布し、接着剤が湿潤状態に
あるうちに合成繊維からなる織物、編物、または不織布
を貼り合わせ、接着剤を乾燥させる方法である。接着剤
としては、水溶性樹脂、水性合成樹脂エマルジョン、合
成樹脂溶剤溶液があり、中でも耐熱性の点から合成樹脂
溶剤溶液が好ましい。合成樹脂溶剤溶液からなる接着剤
としては、前記ドライラミネート用接着剤が使用でき
る。接着剤のドライ付着量は、ドライラミネート法より
若干多めに使用する。それは、一部の接着剤が合成繊維
からなる織物、編物、または不織布に浸透するからであ
る。
は周知の方法、例えば、ロールコーティング、バーコー
ティング、グラビアコーティング、リバースロールコー
ティング、コンマドクターコーティング等により、耐熱
性補強材層1に塗布される。
た本発明の光ケーブルの製造方法の一例を図2を用いて
説明する。まず、帯状の光ケーブル用抑え巻きテープ2
1をロールから送り出し、この光ケーブル用抑え巻きテ
ープ21上に、充填材22を長さ方向に間隔をあけて盛
り、この充填材22上に複数の光ファイバテープ心線2
3(または光ファイバ心線)を布設する。この光ファイ
バテープ心線23を布設した光ケーブル用抑え巻きテー
プ21を成形機に通し、光ファイバテープ心線23の布
設された側を内側に向けて円筒体に成形し、この円筒体
の重ね部分に熱風を吹き付け凹型ロールで抑えて円筒体
の重ね部分を接着する。この円筒体と、抗張力体25
と、引裂き紐26とを押出機より外被24とともに押出
して、光ケーブル20を得る。
テープにあっては、合成樹脂フィルムからなる耐熱性補
強材層1が抑え巻きテープに剛性(腰)を付与する。ま
た、熱接着剤層1が、円筒体成形時に重ね部分と接着
し、また光ケーブルの外被押出時の熱により外被と接着
するので、円筒体に成形しても綺麗な円筒体が成形で
き、また外被が円筒体に綺麗に押出でき、さらに完成し
た光ケーブルを曲げても、円筒体の曲げ箇所の底部の抑
え巻きテープが突出せず、光ファイバ心線または光ファ
イバテープ心線の伝送特性に悪影響を及ぼさない。
抑え巻きテープは、(1)熱接着剤層2を耐熱補強材層
1の両面に設けることによって、円筒体の重ね部分の接
着性を改善でき、(2)耐熱性補強材層1の一方の面に
熱接着剤層2を設け、他方の面に合成繊維の織物、編
物、または不織布からなる凹凸層3を設けることによっ
て、円筒体の重ね部分の接着性を改善できる。
光ケーブル用抑え巻きテープを詳細に説明する。 (参考例1) 厚さ75μmのポリエステルフィルム(耐熱性補強材
層)の片面にウレタン系二液型接着剤(日本ポリウレタ
ン工業(株)製、ニッポランN−3124/コロネート
L)をドライ付着量15g/m2 で塗布・乾燥し、これ
とインフレーション法で押出して製造された厚さ50μ
mの共重合エステル・エチレン・グリシジルアクリレー
トターポリマーフィルム(熱接着剤層)を、70℃に加
熱した金属ロールとゴムロールの間に通して貼り合わ
せ、常温で7日間エージングし、テープ状に裁断して、
耐熱性補強材層と熱接着剤層とからなる光ケーブル用抑
え巻きテープを得た。
層)の片面にロールコーターを用いてイソシアネート系
アンカーコート剤(日本曹達(株)製チタンボンドT−
160/T−125)をドライ付着量0.2g/m2 で
塗布し、90℃で乾燥し、直ちにTダイ押出機を用い
て、300℃に加熱溶融させた低密度ポリエチレンをア
ンカーコート剤層上に押出し、厚さ40μmの低密度ポ
リエチレン層(熱接着剤層)を形成し、同様にして他方
の面に厚さ20μmの低密度ポリエチレン層(熱接着剤
層)を形成し、40℃で48時間加熱処理し、テープ状
に裁断して、耐熱性補強材層の両面に熱接着剤層が形成
された光ケーブル用抑え巻きテープを得た。
層)の片面にロールコーターを用いてイソシアネート系
アンカーコート剤(日本曹達(株)製チタンボンドT−
160/T−125)をドライ付着量0.2g/m2 で
塗布し、90℃で乾燥し、直ちにTダイ押出機を用い
て、300℃に加熱溶融させた低密度ポリエチレンをア
ンカーコート剤層上に押出し、厚さ40μmの低密度ポ
リエチレン層(熱接着剤層)を形成し、40℃で48時
間加熱処理した。ついで、低密度ポリエチレン層の形成
されていないポリエステルフィルム面にグラビアコータ
ーを用いて、ウレタン系二液型接着剤(大日本インキ化
学工業(株)製、EPS747/KR90)をドライ付
着量20g/m2 で塗布し、直ちに厚さ約90μmのポ
リエステル不織布(旭化成工業(株)製スパンボンド不
織布、E0−5012)をロールで軽く押さえて貼り合
わせた後、100℃で1分間乾燥させ、常温で7日間放
置し、テープ状に裁断して、凹凸層と、耐熱性補強材層
と、熱接着剤層とからなる光ケーブル用抑え巻きテープ
を得た。
層)の片面にウレタン系二液型接着剤(日本ポリウレタ
ン工業(株)製、ニッポランN−312/コロネートL
/)をドライ付着量20g/m2 で塗布し、直ちに厚さ
0.20μmのポリエステル不織布(旭化成工業(株)
製、スパンボンド不織布EO−1030)をロールで軽
く押さえて貼り合わせた後、100℃で1.5分間乾燥
させ、常温で7日間放置し、テープ状に裁断して、従来
の光ケーブル用抑え巻きテープを得た。
よび従来の光ケーブル用抑え巻きテープを下記の諸試験
に供した。その結果を表1に示す。 (円筒体成形製試験) 直径6.2mm、長さ30cmのステンレス鋼棒に光ケ
ーブル用抑え巻きテープを熱接着剤層がステンレス鋼棒
側とは反対側になるように長さ方向にタテ添えし、その
上に綿糸を15mm間隔で螺旋状に巻き付け、抑え巻き
テープの重ね部分に200℃の熱風を5秒間吹き付けな
がら、直ちに重ね部分に雨戸用戸車を押し付け、圧着す
る。室温まで放冷後、綿糸を取り外し、抑え巻きテープ
の円筒体からステンレス鋼棒を引抜き、円筒体の状態を
目視で観察し、円筒体が形成されているものを○、重ね
部分が剥がれて円筒体を形成できないものを×と評価し
た。
側が外側に向くように直径約13.2mmの円筒に成形
して、200℃の熱風を10秒間吹き付けて重ね部分を
接着させ、その上に外被用黒色ポリエチレンコンパウン
ドを円形に押出し、放冷後、長さ30cmを切り出し、
この円筒体を曲げて、曲げ部分底部の浮き上がり(突
出)の有無を目視で観察した。
で用いられる光ケーブル用抑え巻きテープは、いずれも
円筒体の成形性良好で、外被とも接着しているので、外
被を施した円筒体を曲げても、円筒体の曲げ部分の底部
が突出しない。一方、従来の光ケーブル用抑え巻きテー
プは、円筒体の重ね部分が接着しないので外被なしでは
円筒体に成形できず、また、外被にも接着しないので、
外被を施した円筒体を曲げると円筒体の曲げ部分の底部
が突出する。
る光ケーブル用抑え巻きテープにあっては、合成樹脂フ
ィルムからなる耐熱性補強材層が抑え巻きテープに剛性
(腰)を付与し、熱接着剤層が、円筒体成形時に重ね部
分と接着しているので、光ケーブル用抑え巻きを円筒体
に成形することができ、かつその円筒体の形状を充分に
保持することができる。さらに、光ケーブルの外被押出
時の熱により外被と接着しているので、完成した光ケー
ブルを曲げても、円筒体の曲げ箇所の底部の抑え巻きテ
ープが突出せず、光ファイバ心線または光ファイバテー
プ心線の伝送特性に悪影響を及ぼさない。
抑え巻きテープは、熱接着剤層を耐熱補強材層の両面に
設けることによって、円筒体の重ね部分の接着性を改善
できる。また、耐熱性補強材層の一方の面に熱接着剤層
を設け、他方の面に合成繊維の織物、編物、または不織
布からなる凹凸層を設けることによって、円筒体の重ね
部分の接着性を改善できる。
用いることによって、従来のスロット型光ケーブル、ル
ーズチューブ型光ケーブル、センターチューブ型光ケー
ブル等に比べ、製造工程を削減することができ、光ケー
ブルの接続作業も容易で時間がかからず、光ケーブルの
コスト削減に大きく貢献する新規構造の光ケーブルを得
ることが可能となり、その産業上の利用価値は極めて大
きい。
ル用抑え巻きテープの種々の形態を示す断面図である。
例を示す断面図である。
面図である。
示す断面図である。
を示す断面図である。
例を示す断面図である。
・凹凸層
Claims (3)
- 【請求項1】 合成樹脂フィルムからなる耐熱性補強材
層と、この耐熱性補強剤層下に形成された熱接着剤層と
を有する光ケーブル用抑え巻きテープの耐熱性補強材層
上に、充填材を盛り、 この充填材上に光ファイバテープ心線または光ファイバ
心線を布設し、 光ケーブル用抑え巻きテープを、光ファイバテープ心線
または光ファイバ心線の布設された側を内側に向けて円
筒体に成形し、 この円筒体を外被とともに押出機より押出し、熱接着剤
層と外被とを接着する ことを特徴とする光ケーブルの製
造方法。 - 【請求項2】 合成樹脂フィルムからなる耐熱性補強材
層と、この耐熱性補強材層の上下に形成された熱接着剤
層とを有する光ケーブル用抑え巻きテープ上に、充填材
を盛り、 この充填材上に光ファイバテープ心線または光ファイバ
心線を布設し、 光ケーブル用抑え巻きテープを、光ファイバテープ心線
または光ファイバ心線の布設された側を内側に向けて円
筒体に成形し、 この円筒体を外被とともに押出機より押出し、熱接着剤
層と外被とを接着する ことを特徴とする光ケーブルの製
造方法。 - 【請求項3】 合成繊維の織物、合成繊維の編物および
合成繊維の不織布からなる群から選ばれる少なくとも1
種以上からなる凹凸層が、上記耐熱性補強材層上に形成
されていることを特徴とする請求項1記載の光ケーブル
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15336398A JP3529629B2 (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | 光ケーブルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15336398A JP3529629B2 (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | 光ケーブルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11344655A JPH11344655A (ja) | 1999-12-14 |
JP3529629B2 true JP3529629B2 (ja) | 2004-05-24 |
Family
ID=15560824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP15336398A Expired - Fee Related JP3529629B2 (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | 光ケーブルの製造方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3529629B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4143651B2 (ja) * | 2006-04-04 | 2008-09-03 | 株式会社フジクラ | 光ファイバテープ心線及び前記光ファイバテープ心線を収納した光ファイバケーブル |
JP2014077877A (ja) * | 2012-10-10 | 2014-05-01 | Fujikura Ltd | 光ファイバケーブル |
-
1998
- 1998-06-02 JP JP15336398A patent/JP3529629B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH11344655A (ja) | 1999-12-14 |
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