JP3528693B2 - Ipパケット転送方法及び装置及びipパケット転送プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

Ipパケット転送方法及び装置及びipパケット転送プログラムを格納した記憶媒体

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JP3528693B2
JP3528693B2 JP22001899A JP22001899A JP3528693B2 JP 3528693 B2 JP3528693 B2 JP 3528693B2 JP 22001899 A JP22001899 A JP 22001899A JP 22001899 A JP22001899 A JP 22001899A JP 3528693 B2 JP3528693 B2 JP 3528693B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IPパケット転送
方法及び装置及びIPパケット転送プログラムを格納し
た記憶媒体に係り、特に、ユーザネットワークからユー
ザネットワークへインターネットなどのIPパケット転
送ネットワークを通して、コネクションレスパケットを
転送する場合に、IPパケット転送ネットワークの転送
能力向上を図り、広帯域バックボーンに適したパケット
転送処理を行うためのIPパケット転送方法及び装置及
びIPパケット転送プログラムを格納した記憶媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のIPパケット転送方法を以下に示
す。複数のユーザネットワークを複数のポートを介して
収容すると共に、ユーザネットワークから転送されるI
PパケットをIPとは異なるコネクションレス転送プロ
トコルにカプセル化して転送を行うユーザネットワーク
収容装置と、当該コネクションレス転送プロトコルを使
用して転送を行うパケット中継装置をリンクでつないで
構成し、フレームを固定長のセルに分割して転送するI
Pパケット転送ネットワークがある。
【0003】ユーザネットワークからIPパケット転送
ネットワークへパケットを転送する場合のユーザネット
ワーク収容装置において、ユーザネットワークから受信
したパケットをITU−T勧告I.363,5に規定さ
れたプロトコルであるAALタイプ5にカプセル化し、
当該カプセル化されたものをセル化し、セル化したもの
の前に当該パケットのヘッダ情報を元に生成されたコネ
クションレス転送プロトコルのヘッダ情報を含む新規セ
ルを1つ付加することにより、新規セルが先頭に位置
し、その後に一つのAALタイプ5形式のパケットをセ
ル化したものが続くというフォーマットであるコネクシ
ョンレス転送プロトコルのパケットへカプセル化を行
い、パケット中継装置へ転送する。
【0004】パケット中継装置において、コネクション
レス転送プロトコルのパケットを受信し、先頭のセルに
含まれるヘッダ情報により当該パケットを次のパケット
中継装置または、ユーザネットワーク収容装置へ転送す
る。パケット中継装置からユーザネットワークへパケッ
トを転送する場合のユーザネットワーク収容装置におい
て、受け取ったコネクションレス転送プロトコルのパケ
ットからコネクションレス転送プロトコルのヘッタ情報
を含むセルを除去することにより、AALタイプ5形式
のパケットをセル化したものへデカプセル化を行い、パ
ケットをユーザネットワークへ転送する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では、カプセル化を行う際に、一つのAALタイプ
5形式のパケットをセル化したものにコネクションレス
転送プロトコルのヘッダ情報を含む新規セルを一つ付加
するので、パケット転送ネットワーク内のパケット中継
装置で、カプセル化されたパケットの転送を行う際に
は、一つのパケットの転送につき、毎回プロトコル処理
を行う必要があり、パケット中継装置の転送能力の低下
を招くという問題がある。
【0006】また、一つのAALタイプ5形式のパケッ
トをセル化したものにつき、一つのセルを付加するの
で、付加セルの分だけパケット転送ネットワークの帯域
を浪費するという問題がある。本発明は、上記の点に鑑
みなされたもので、IPパケット転送ネットワーク内の
パケット中継装置の転送能力を向上させ、また、IPパ
ケット転送ネットワークの帯域を効率的に利用すること
で、IPパケット転送ネットワークの広帯域化を実現す
ることが可能なIPパケット転送方法及び装置及びIP
パケット転送プログラムを格納した記憶媒体を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
説明するための図である。本発明(請求項1)は、複数
のユーザネットワークを複数のポートを介して収容する
と共に、ユーザネットワークから転送されるIPパケッ
トをIPとは異なるコネクションレス転送プロトコルに
カプセル化して転送を行うユーザネットワーク収容装置
と、該コネクションレス転送プロトコルを使用して転送
を行うパケット中継装置を通信リンクでネットワーク状
に接続すると共に、フレームを固定長のセルに分割する
IPパケット転送ネットワークにおけるIPパケット転
送方法において、ユーザネットワークからIPパケット
転送ネットワークへパケットを転送する場合のユーザネ
ットワーク収容装置において、該ユーザネットワークか
ら受信したパケットを、ヘッダ情報によりIPパケット
転送ネットワークから該ユーザネットワークへ転送され
る際に通過する少なくとも1つのユーザネットワーク収
容装置を求め、各々のユーザネットワーク収容装置に対
して振り分け(ステップ1)、振り分けられた複数のパ
ケットを、ITU−T勧告I.363.5に規定された
プロトコルであるAALタイプ5にカプセル化し、セル
化したものの前に該パケットのヘッダ情報をもとに生成
されたコネクションレス転送プロトコルのヘッダ情報を
含む新規セルを付加することにより、該新規セルが先頭
に位置し、その後ろに複数のAALタイプ5形式のパケ
ットをセル化したものが並ぶというフォーマットである
コネクションレス転送プロトコルのパケットへカプセル
化を行い(ステップ2)、カプセル化されたパケットを
パケット中継装置へ転送し(ステップ3)、パケット中
継装置において、コネクションレス転送プロトコルのパ
ケットを受信し、先頭のセルに含まれるヘッダ情報によ
りコネクションレス転送プロトコルのパケットを次のパ
ケット中継装置または、ユーザネットワーク収容装置へ
転送し(ステップ4)、パケット中継装置からコネクシ
ョンレス転送プロトコルのパケットを受信したユーザネ
ットワーク収容装置において、該コネクションレス転送
プロトコルのパケットからコネクションレス転送プロト
コルのヘッダ情報を含むセルを除去することにより、A
ALタイプ5形式のパケットをセル化したものが複数並
んだものへデカプセル化を行い(ステップ5)、AAL
タイプ5形式のパケットをそれぞれ単独のパケットに分
離し(ステップ6)、ユーザネットワークへ転送する
(ステップ7)。
【0008】図2は、本発明の原理構成図である。本発
明(請求項2)は、複数のユーザネットワーク10を複
数のポートを介して収容すると共に、ユーザネットワー
ク10から転送されるIPパケットをIPとは異なるコ
ネクションレス転送プロトコルにカプセル化して転送を
行うユーザネットワーク収容装置20と、該コネクショ
ンレス転送プロトコルを使用して転送を行うパケット中
継装置50を通信リンクでネットワーク状に接続すると
共に、フレームを固定長のセルに分割するIPパケット
転送ネットワークにおけるIPパケット転送装置であっ
て、ユーザネットワーク10からIPパケット転送ネッ
トワークへパケットを転送する場合のユーザネットワー
ク収容装置20は、ユーザネットワーク10から受信し
たパケットを、ヘッダ情報によりIPパケット転送ネッ
トワークから該ユーザネットワークへ転送される際に通
過する少なくとも1つのユーザネットワーク収容装置を
求め、各々のユーザネットワーク収容装置に対して振り
分け、振り分けられた複数のパケットを、ITU−T勧
告I.363.5に規定されたプロトコルであるAAL
タイプ5にカプセル化し、セル化したものの前に該パケ
ットのヘッダ情報をもとに生成されたコネクションレス
転送プロトコルのヘッダ情報を含む新規セルを付加する
ことにより、該新規セルが先頭に位置し、その後ろに複
数のAALタイプ5形式のパケットをセル化したものが
並ぶというフォーマットであるコネクションレス転送プ
ロトコルのパケットへカプセル化を行うカプセル化手段
21と、カプセル化されたパケットをパケット中継装置
へ転送する第1の転送手段22と、パケット中継装置5
0からコネクションレス転送プロトコルのパケットを受
信すると、該コネクションレス転送プロトコルのパケッ
トからコネクションレス転送プロトコルのヘッダ情報を
含むセルを除去することにより、AALタイプ5形式の
パケットをセル化したものが複数並んだものへデカプセ
ル化を行い、AALタイプ5形式のパケットをそれぞれ
単独のパケットに分離するデカプセル化手段23と、分
離されたパケットをユーザネットワーク10へ転送する
第2の転送手段24とを有し、パケット中継装置50
は、ユーザネットワーク収容装置20からコネクション
レス転送プロトコルのパケットを受信し、先頭のセルに
含まれるヘッダ情報によりコネクションレス転送プロト
コルのパケットを次のパケット中継装置または、ユーザ
ネットワーク収容装置へ転送する中継手段51を有す
る。
【0009】本発明(請求項3)は、複数のユーザネッ
トワークを複数のポートを介して収容すると共に、ユー
ザネットワークから転送されるIPパケットをIPとは
異なるコネクションレス転送プロトコルにカプセル化し
て転送を行うユーザネットワーク収容装置と、該コネク
ションレス転送プロトコルを使用して転送を行うパケッ
ト中継装置を通信リンクでネットワーク状に接続すると
共に、フレームを固定長のセルに分割するIPパケット
転送ネットワークにおける該ユーザネットワーク収容装
置に搭載されるIPパケット転送プログラムを格納され
た記憶媒体であって、該ユーザネットワークから受信し
たパケットを、ヘッダ情報によりIPパケット転送ネッ
トワークから該ユーザネットワークへ転送される際に通
過する少なくとも1つのユーザネットワーク収容装置を
求め、各々のユーザネットワーク収容装置に対して振り
分け、振り分けられた複数のパケットを、ITU−T勧
告I.363.5に規定されたプロトコルであるAAL
タイプ5にカプセル化し、セル化したものの前に該パケ
ットのヘッダ情報をもとに生成されたコネクションレス
転送プロトコルのヘッダ情報を含む新規セルを付加する
ことにより、該新規セルが先頭に位置し、その後ろに複
数のAALタイプ5形式のパケットをセル化したものが
並ぶというフォーマットであるコネクションレス転送プ
ロトコルのパケットへカプセル化を行うカプセル化プロ
セスと、カプセル化されたパケットをパケット中継装置
へ転送させる第1の転送プロセスと、パケット中継装置
からコネクションレス転送プロトコルのパケットを受信
すると、該コネクションレス転送プロトコルのパケット
からコネクションレス転送プロトコルのヘッダ情報を含
むセルを除去することにより、AALタイプ5形式のパ
ケットをセル化したものが複数並んだものへデカプセル
化を行い、AALタイプ5形式のパケットをそれぞれ単
独のパケットに分離するデカプセル化プロセスと、分離
されたパケットをユーザネットワークへ転送させる第2
の転送プロセスとを有する。
【0010】上記のように、本発明は、ユーザネットワ
ーク収容装置において、ユーザネットワークから受信し
たパケットを、ヘッダ情報によりIPパケット転送ネッ
トワークからユーザネットワークへ転送される際、通過
するすべてのユーザネットワーク収容装置を求め、それ
によって複数のパケットに振り分け、カプセル化を行う
際には、振り分けられた複数のパケットをAALタイプ
5にカプセル化し、セル化したものの前に当該パケット
のヘッダ情報をもとに生成されたコネクションレス転送
プロトコルのヘッダ情報を含む新規セルを付加すること
によりカプセル化を行う。
【0011】また、デカプセル化を行う際は、IPパケ
ット転送ネットワークのパケット中継装置から受信した
パケットからコネクションレス転送プロトコルのヘッダ
情報を含むセルを除去することにより、複数のAALタ
イプ5形式のパケットをセル化したものが複数並んだも
のへデカプセル化を行い、AALタイプ5形式のパケッ
トをそれぞれ単独のパケットに分離し、ユーザネットワ
ークに転送する。
【0012】このように、複数のAALタイプ5形式の
パケットのセル化したものにつき、一つのコネクション
レス転送プロトコルのヘッダ情報を含む新規セルを付加
するだけでカプセル化を行うことにより、一つのAAL
タイプ5形式のパケットのセル化したものにつき、新規
セルを一つ付加するだけの従来の方式に比べて、ヘッダ
情報当たりのパケット数が増加し、IPパケット転送ネ
ットワーク内のパケット中継装置がパケットを転送する
際のパケット当たりのプロトコル処理頻度を削減するこ
とが可能となる。
【0013】また、同様に、ヘッダ情報を含むセル当た
りのパケット数が増加するので、ヘッダ情報を含むセル
の帯域が削減でき、IPパケット転送ネットワークの帯
域の効率的な利用が可能となる。これらにより、IPパ
ケット転送ネットワークの広帯域化の実現が可能とな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】図3は、本発明のIPパケット転
送装置の構成を示す。同図に示すIPパケット転送装置
は、ユーザネットワーク収容装置31〜36と、パケッ
ト中継装置41、42とをリンクでつないで構成されて
いる。ユーザネットワーク収容装置31〜36は、ユー
ザネットワーク201〜218を複数のポートを介して
収容すると共に、ユーザネットワーク201〜218か
ら転送されるIPパケットをIPとは異なるコネクショ
ンレス転送プロトコルにカプセル化して転送を行う。
【0015】パケット中継装置41、42は、当該コネ
クションレス転送プロトコルを使用して転送を行う。図
4は、本発明のユーザネットワーク収容装置の構成を示
す。ユーザネットワーク収容装置31は、ユーザネット
ワーク201〜203からパケットが入力されるユーザ
ネットワーク入力インタフェース(IF)部3111〜
3113、パケットを入力するバッファを決定するパケ
ット振り分け部312、入力されたパケットを読み出さ
れるまで保持する複数のバッファ3131〜3137、
バッファ3131〜3137に蓄積された複数のパケッ
トを連続して読み出し、カプセル化を行うカプセル化部
314、カプセル化されたパケットをIPパケット転送
ネットワークに出力するIPパケット転送ネットワーク
出力インタフェース(IF)部315、IPパケット転
送ネットワークからパケットが入力されるIPパケット
転送ネットワーク入力インタフェース(IF)部31
6、パケットをデカプセル化するデカプセル化部31
7、デカプセル化されたパケットをユーザネットワーク
へ出力するユーザネットワーク出力インタフェース(I
F)部3181〜3183から構成される。
【0016】なお、図4では、ユーザネットワーク収容
装置31についてのみ記載されているが、他のユーザネ
ットワーク収容装置32〜35についても同様の構成で
ある。パケット振り分け部312は、パケットのヘッダ
情報から、パケットがIPパケット転送ネットワークか
らユーザネットワークへ転送される際に、ユーザネット
ワーク収容装置31〜36のうちのいずれかを通過する
かを求め、それによってパケットを複数のバッファ31
31〜3137に振り分ける。
【0017】図5は、本発明のユーザネットワーク収容
装置のカプセル化部の構成を示す。カプセル化部314
は、ヘッダセル生成部3141と、ヘッダセル付加部3
142から構成され、ユーザネットワークから転送され
てきたIPパケットをIPパケット転送ネットワークで
用いられるコネクションレス転送プロトコルのパケット
にカプセル化する処理を行う。
【0018】ヘッダセル生成部3141は、各バッファ
3131〜3137に蓄積されたパケットのヘッダ情報
から、コネクション転送プロトコルのヘッダ情報を含む
セルを生成する。ヘッダセル付加部3142は、各バッ
ファ3131〜3137に蓄積された複数のパケットを
連続して読み出し、ヘッダセル生成部3141で生成し
たヘッダセルを読み出した複数パケットをAALタイプ
5にカプセル化し、セル化したものの前に付加する。
【0019】これにより、IPパケットをコネクション
レス転送プロトコルのパケットへカプセル化することが
できる。図6は、本発明のユーザネットワーク収容装置
のデカプセル化部の構成を示す。デカプセル化部317
は、ヘッダセル除去部3171とパケット分離部317
2から構成され、コネクション転送プロトコルのパケッ
トをIPパケットにデカプセル化する処理を行う。
【0020】ヘッダセル除去部3171は、コネクショ
ンレス転送プロトコルのパケットから先頭のヘッダ情報
を含むセルを除去する。これにより、コネクションレス
転送プロトコルのパケットは複数のAALタイプ5形式
のパケットのパケットのセル化したものが並んでいるだ
けの形になる。パケット分離部3172では、並んでい
る複数のAALタイプ5形式のパケットをそれぞれ単独
のパケットに分離する。これにより、コネクションレス
転送プロトコルのパケットからIPパケットへデカプセ
ル化することができる。
【0021】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を説明す
る。以下、図3〜図6に示すIPパケット転送装置の構
成に基づいて動作を説明する。なお、以下の例では、ユ
ーザネットワーク収容装置31、パケット中継装置41
を用いて説明する。
【0022】図7は、本発明の一実施例のIPパケット
転送動作のシーケンスチャートである。ステップ10
1) ユーザネットワーク収容装置31のユーザネット
ワーク入力IF部3111においてユーザネットワーク
201よりパケットを受信し、ユーザネットワーク入力
IF部3112において、ユーザネットワーク202よ
りパケットを受信し、ユーザネットワーク入力IF部3
113においてユーザネットワーク203よりパケット
を受信したものとする。
【0023】ステップ102)パケット振り分け部31
2において、少なくとも1つの転送するユーザネットワ
ーク収容装置を決定する。ステップ103) パケット
振り分け部312では、ユーザネットワーク収容装置に
転送するパケットを振り分け、バッファ3131〜31
37に格納する。ステップ104) カプセル化部31
4のヘッダセル生成部3141において、ステップ10
3において振り分けられた複数のパケットのヘッダ情報
を基に、コネクションレス転送プロトコルのヘッダ情報
を含む新規セルを生成し、ヘッダセル付加部3142に
おいて、ステップ103において振り分けられた複数の
パケットをセル化したものの前に当該新規セルを付加
し、新規セルが先頭に位置し、その後に複数のAALタ
イプ5形式のパケットをセル化したものが並ぶというフ
ォーマット(図8を用いて後述する)であるコネクショ
ンレス転送プロトコルのパケットへカプセル化する。
【0024】ステップ105) IPパケット転送ネッ
トワーク出力IF部315は、パケット中継装置41に
転送する。ステップ106) パケット中継装置41
は、コネクションレス転送プロトコルのパケットを受信
し、先頭のセルに含まれるヘッダ情報により当該パケッ
トをパケット中継装置42に中継し、当該パケット中継
装置42は、コネクションレス転送プロトコルのパケッ
トを受信し、先頭のセルに含まれるヘッダ情報により当
該パケットをユーザネットワーク収容装置に転送する。
【0025】ステップ107) パケットを受信したユ
ーザネットワーク収容装置は、コネクションレス転送プ
ロトコルのパケットをIPパケット転送ネットワーク入
力IF部で受信し、デカプセル化部のヘッダセル除去部
において、コネクションレス転送プロトコルのヘッダ情
報を含むセルを除去することによりAALタイプ5形式
のパケットをセル化したものが複数並んだものへデカプ
セル化する。
【0026】ステップ108) ユーザネットワーク収
容装置のデカプセル化部のパケット分離部において、A
ALタイプ5形式のパケットをそれぞれ単独のパケット
に分離する。ステップ109) ユーザネットワーク収
容装置のユーザネットワーク出力IF部からユーザネッ
トワークへ、分離された単独のパケットをそれぞれ転送
する。
【0027】次に、上記のステップ104において、カ
プセル化されたコネクションレス転送プロトコルフォー
マットについて説明する。図8は、本発明の一実施例の
コネクションレス転送プロトコルフォーマットを示す。
IPパケット転送網フレーム5の先頭にコネンクション
レス転送プロトコルのヘッダ情報を含むセル6が位置
し、その後に、複数のAALタイプ5形式のパケットの
セル化したものであるAAL5形式ユーザ網フレーム7
1〜73が並んでいる。
【0028】付加セル6は、ATMセルヘッダ61とペ
イロードから構成され、ペイロードは付加セルのLLC
/SNAPヘッダ62とコネクションレス転送プロトコ
ルのヘッダ63を含む。AALタイプ5形式のフレーム
の先頭セルは、ユーザ網フレームLLC/SNAPヘッ
ダ711とIPヘッダ712を含む。また、最後尾のセ
ルは、ユーザ網フレームのAALタイプ5トレーラ73
3を含む。
【0029】また、上記の実施例では、図4のユーザネ
ットワーク収容装置の構成に基づいて説明したが、ユー
ザネットワーク収容装置のパケット振り分け部、カプセ
ル化部、デカプセル化部をプログラムとして構築し、ユ
ーザネットワーク収容装置として利用されるコンピュー
タに接続されるディスク装置や、フロッピーディスク、
CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納しておき、本発明
を実施する際にインストールすることにより容易に本発
明を実現できる。
【0030】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
ることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能
である。
【0031】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、パケッ
トを転送する1つまたは、複数のユーザネットワーク収
容装置を決定し、パケット当該装置毎に振り分けて、振
り分けられたパケットをカプセル化して転送することに
より、IPパケット転送ネットワークの広帯域化が可能
となることにより、IPパケット転送ネットワークのコ
ストパフォーマンスが向上し、ユーザコストの削減が実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明のIPパケット転送装置の構成図であ
る。
【図4】本発明のユーザネットワーク収容装置の構成図
である。
【図5】本発明のユーザネットワーク収容装置のカプセ
ル化部の構成図である。
【図6】本発明のユーザネットワーク収容装置のデカプ
セル化部の構成図である。
【図7】本発明の一実施例のIPパケット転送動作のシ
ーケンスチャートである。
【図8】本発明の一実施例のコネクションレス転送プロ
トコルフォーマットである。
【符号の説明】
1 IPパケット転送装置 5 IPパケット転送網フレーム 6 付加セル 10 ユーザネットワーク 20 ユーザネットワーク収容装置 21 カプセル化手段 22 第1の転送手段 23 デカプセル化手段 24 第2の転送手段 31〜36 ユーザネットワーク収容装置 41,42 パケット中継装置 50 パケット中継装置 51 中継手段 61 ATMセルヘッダ 62 付加セルヘッダ 63 IPパケット転送網フレームヘッダ 71〜73 ユーザ網フレーム 201〜218 ユーザネットワーク 312 パケット振り分け部 314 カプセル化部 315 IPパケット転送ネットワーク出力インタフェ
ース部 316 IPパケット転送ネットワーク入力インタフェ
ース部 317 デカプセル部 711 ユーザ網フレームヘッダ 712 ユーザ網フレームヘッダ 733 ユーザ網フレームAAL5トレーラ 3111〜3113 ユーザネットワーク入力インタフ
ェース部 3141 ヘッダセル生成部 3142 ヘッダセル付加部 3171 ヘッダセル除去部 3172 パケット分離部 3181〜3183 ユーザネットワーク出力インタフ
ェース部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−98189(JP,A) 特開 平7−273801(JP,A) 特開2000−32004(JP,A) 特開2000−253018(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 H04L 12/28 H04L 12/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のユーザネットワークを複数のポー
    トを介して収容すると共に、ユーザネットワークから転
    送されるIPパケットをIPとは異なるコネクションレ
    ス転送プロトコルにカプセル化して転送を行うユーザネ
    ットワーク収容装置と、該コネクションレス転送プロト
    コルを使用して転送を行うパケット中継装置を通信リン
    クでネットワーク状に接続すると共に、フレームを固定
    長のセルに分割するIPパケット転送ネットワークにお
    けるIPパケット転送方法において、 前記ユーザネットワークからIPパケット転送ネットワ
    ークへパケットを転送する場合の前記ユーザネットワー
    ク収容装置において、該ユーザネットワークから受信し
    たパケットを、ヘッダ情報によりIPパケット転送ネッ
    トワークから該ユーザネットワークへ転送される際に通
    過する少なくとも1つのユーザネットワーク収容装置を
    求め、各々のユーザネットワーク収容装置に対して振り
    分け、 振り分けられた複数のパケットを、ITU−T勧告I.
    363.5に規定されたプロトコルであるAALタイプ
    5にカプセル化し、セル化したものの前に該パケットの
    ヘッダ情報をもとに生成されたコネクションレス転送プ
    ロトコルのヘッダ情報を含む新規セルを付加することに
    より、該新規セルが先頭に位置し、その後ろに複数のA
    ALタイプ5形式のパケットをセル化したものが並ぶと
    いうフォーマットであるコネクションレス転送プロトコ
    ルのパケットへカプセル化を行い、 カプセル化されたパケットを前記パケット中継装置へ転
    送し、 前記パケット中継装置において、前記コネクションレス
    転送プロトコルのパケットを受信し、 先頭のセルに含まれるヘッダ情報により前記コネクショ
    ンレス転送プロトコルのパケットを次のパケット中継装
    置または、ユーザネットワーク収容装置へ転送し、 前記パケット中継装置から前記コネクションレス転送プ
    ロトコルのパケットを受信したユーザネットワーク収容
    装置において、該コネクションレス転送プロトコルのパ
    ケットからコネクションレス転送プロトコルのヘッダ情
    報を含むセルを除去することにより、AALタイプ5形
    式のパケットをセル化したものが複数並んだものへデカ
    プセル化を行い、 AALタイプ5形式のパケットをそれぞれ単独のパケッ
    トに分離し、ユーザネットワークへ転送することを特徴
    とするIPパケット転送方法。
  2. 【請求項2】 複数のユーザネットワークを複数のポー
    トを介して収容すると共に、ユーザネットワークから転
    送されるIPパケットをIPとは異なるコネクションレ
    ス転送プロトコルにカプセル化して転送を行うユーザネ
    ットワーク収容装置と、該コネクションレス転送プロト
    コルを使用して転送を行うパケット中継装置を通信リン
    クでネットワーク状に接続すると共に、フレームを固定
    長のセルに分割するIPパケット転送ネットワークにお
    けるIPパケット転送装置であって、 前記ユーザネットワークからIPパケット転送ネットワ
    ークへパケットを転送する場合の前記ユーザネットワー
    ク収容装置は、 前記ユーザネットワークから受信したパケットを、ヘッ
    ダ情報によりIPパケット転送ネットワークから該ユー
    ザネットワークへ転送される際に通過する少なくとも1
    つのユーザネットワーク収容装置を求め、各々のユーザ
    ネットワーク収容装置に対して振り分け、振り分けられ
    た複数のパケットを、ITU−T勧告I.363.5に
    規定されたプロトコルであるAALタイプ5にカプセル
    化し、セル化したものの前に該パケットのヘッダ情報を
    もとに生成されたコネクションレス転送プロトコルのヘ
    ッダ情報を含む新規セルを付加することにより、該新規
    セルが先頭に位置し、その後ろに複数のAALタイプ5
    形式のパケットをセル化したものが並ぶというフォーマ
    ットであるコネクションレス転送プロトコルのパケット
    へカプセル化を行うカプセル化手段と、 カプセル化されたパケットを前記パケット中継装置へ転
    送する第1の転送手段と、 前記パケット中継装置から前記コネクションレス転送プ
    ロトコルのパケットを受信すると、該コネクションレス
    転送プロトコルのパケットからコネクションレス転送プ
    ロトコルのヘッダ情報を含むセルを除去することによ
    り、AALタイプ5形式のパケットをセル化したものが
    複数並んだものへデカプセル化を行い、AALタイプ5
    形式のパケットをそれぞれ単独のパケットに分離するデ
    カプセル化手段と、 分離されたパケットをユーザネットワークへ転送する第
    2の転送手段とを有し、 前記パケット中継装置は、 前記ユーザネットワーク収容装置から前記コネクション
    レス転送プロトコルのパケットを受信し、先頭のセルに
    含まれるヘッダ情報により前記コネクションレス転送プ
    ロトコルのパケットを次のパケット中継装置または、ユ
    ーザネットワーク収容装置へ転送する中継手段を有する
    ことを特徴とするIPパケット転送装置。
  3. 【請求項3】 複数のユーザネットワークを複数のポー
    トを介して収容すると共に、ユーザネットワークから転
    送されるIPパケットをIPとは異なるコネクションレ
    ス転送プロトコルにカプセル化して転送を行うユーザネ
    ットワーク収容装置と、該コネクションレス転送プロト
    コルを使用して転送を行うパケット中継装置を通信リン
    クでネットワーク状に接続すると共に、フレームを固定
    長のセルに分割するIPパケット転送ネットワークにお
    ける該ユーザネットワーク収容装置に搭載されるIPパ
    ケット転送プログラムを格納された記憶媒体であって、 前記ユーザネットワークから受信したパケットを、ヘッ
    ダ情報によりIPパケット転送ネットワークから該ユー
    ザネットワークへ転送される際に通過する少なくとも1
    つのユーザネットワーク収容装置を求め、各々のユーザ
    ネットワーク収容装置に対して振り分け、振り分けられ
    た複数のパケットを、ITU−T勧告I.363.5に
    規定されたプロトコルであるAALタイプ5にカプセル
    化し、セル化したものの前に該パケットのヘッダ情報を
    もとに生成されたコネクションレス転送プロトコルのヘ
    ッダ情報を含む新規セルを付加することにより、該新規
    セルが先頭に位置し、その後ろに複数のAALタイプ5
    形式のパケットをセル化したものが並ぶというフォーマ
    ットであるコネクションレス転送プロトコルのパケット
    へカプセル化を行うカプセル化プロセスと、 カプセル化されたパケットを前記パケット中継装置へ転
    送させる第1の転送プロセスと、 前記パケット中継装置から前記コネクションレス転送プ
    ロトコルのパケットを受信すると、該コネクションレス
    転送プロトコルのパケットからコネクションレス転送プ
    ロトコルのヘッダ情報を含むセルを除去することによ
    り、AALタイプ5形式のパケットをセル化したものが
    複数並んだものへデカプセル化を行い、AALタイプ5
    形式のパケットをそれぞれ単独のパケットに分離するデ
    カプセル化プロセスと、 分離されたパケットをユーザネットワークへ転送させる
    第2の転送プロセスとを有することを特徴とするIPパ
    ケット転送プログラムを格納した記憶媒体。
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