JP3528336B2 - インタンク式燃料ポンプ装置 - Google Patents

インタンク式燃料ポンプ装置

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JP3528336B2
JP3528336B2 JP16335395A JP16335395A JP3528336B2 JP 3528336 B2 JP3528336 B2 JP 3528336B2 JP 16335395 A JP16335395 A JP 16335395A JP 16335395 A JP16335395 A JP 16335395A JP 3528336 B2 JP3528336 B2 JP 3528336B2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インタンク式燃料ポン
プ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、特開平3−10505
5号公報に示されるように、燃料タンク内に設けた燃料
ポンプから吐出された燃料を吐出パイプを介して燃料タ
ンクの外部へ圧送し、圧送された燃料を燃料噴射弁から
エンジンの燃焼室に噴射供給し、余剰燃料をリターンパ
イプを通してサブタンク内に戻すようにしたものが知ら
れている。
【0003】また、車両のコスト低減などの目的から燃
料タンク廻りの部品の樹脂化が進められている。このた
め、燃料ポンプからの燃料をエンジン側へ圧送または保
持するため等の目的で設けられるフランジ部品を構成す
る材料についても、従来の金属からナイロンなどの電気
絶縁性樹脂へと変わってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、燃料タンクが
金属製であるため、上記のようにフランジを電気絶縁性
樹脂から構成すると、燃料の摩擦等により静電気が発生
して樹脂部品の損傷を引起こすおそれがあるので燃料タ
ンクの静電気対策が必要となる。専用のアース回路を設
けることにより静電気対策を講ずることも考えられる
が、この場合には部品点数が増えてコストアップになる
という問題がある。
【0005】本発明の目的は、簡単な構成で燃料タンク
の帯電を防止したインタンク式燃料ポンプ装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の請求項1記載のインタンク式燃料ポンプ
装置は、燃料タンクの内部に燃料ポンプおよびタンク内
部品を設けたインタンク式燃料ポンプ装置であって、燃
料ポンプまたはタンク内部品を支持する樹脂フランジ
と、前記樹脂フランジを固定する燃料タンクと、前記燃
料タンクに接触し、前記燃料タンクの内外を気密に保持
する導電性ガスケットと、前記導電性ガスケットに電気
的に接続される燃料タンクアース用マイナス側リード線
であって、前記燃料タンクの電荷を前記導電性ガスケッ
トを通して外部に逃がす燃料タンクアース用リード線
と、前記アース用リード線に接続され、前記導電性ガス
ケットと組付時に接続される導電性端子と、前記樹脂フ
ランジにコネクタを保持するためのコネクタ係止部を有
するコネクタ取付部と、前記樹脂フランジに前記導電性
端子を保持するための端子係止部を有する端子取付部と
を備え、前記コネクタ係止部および前記端子係止部は前
記樹脂フランジを同一の第1方向から加工して形成さ
れ、前記コネクタおよび前記導電性端子は同一の第2方
向から前記樹脂フランジに組付けられることを特徴とす
る。
【0007】また、本発明の請求項2記載のインタンク
式燃料ポンプ装置は、請求項1記載のインタンク式燃料
ポンプ装置であって、前記端子係止部は、前記樹脂フラ
ンジと前記導電性端子とをスナップフィット固定する形
状を有することを特徴とする。また、本発明の請求項3
記載のインタンク式燃料ポンプ装置は、請求項1または
2記載のインタンク式燃料ポンプ装置であって、前記端
子取付部の端子挿入側端部には前記樹脂フランジの径方
向に斜めに延び組付時に前記導電性端子を案内する傾斜
面が設けられており、前記傾斜面の両側には前記導電性
端子の周方向への動きを規制する側壁が形成されている
ことを特徴とする。
【0008】
【作用および発明の効果】本発明の請求項1記載のイン
タンク式燃料ポンプ装置によると、前記燃料タンクの静
電気を前記導電性ガスケットにおよび前記導電性端子を
通じて前記アース用リード線から外部へと逃がすことに
より、前記燃料タンクの帯電を防止することができる。
前記端子係止部は前記コネクタ係止部と同一方向から加
工されるので、簡素な成形型によって前記端子係止部お
よび前記コネクタ係止部を形成することができる。前記
コネクタと前記導電性端子とは同一方向から前記樹脂フ
ランジに組付けられるので組付けが容易である。このよ
うに、コネクタ係止部と同一方向から加工される端子係
止部に導電性ガスケットおよびアース用リード線に接続
される導電性端子をコネクタと同一方向から取付けると
いう簡単な構成により、燃料タンクの静電気を外部に逃
がして燃料タンクの帯電を防止することができる。
【0009】また、本発明の請求項2記載のインタンク
式燃料ポンプ装置によると、前記端子係止部が前記樹脂
フランジと前記導電性端子とをスナップフィット固定可
能な形状を有することにより、前記導電性端子の前記樹
脂フランジへの組付けが容易である。また、本発明の請
求項3記載のインタンク式燃料ポンプ装置によると、前
記導電性端子の前記挿入側端部に前記傾斜面が設けられ
ているので、前記導電性端子を前記端子固定部に挿入す
るときの抵抗が小さくなる。また、前記導電性端子の挿
入時、前記傾斜面および前記側壁がガイドとして機能す
るので、前記導電性端子を適切な方向から挿入すること
ができる。このため、前記導電性端子が変形したり前記
樹脂フランジおよび前記ガスケットのシール面が傷つい
たりすることが防止される。さらに、前記導電性端子の
取付後には、前記側壁により前記導電性端子の周方向の
動きを規制して前記導電性端子のがたつきを抑える効果
がある。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (第1実施例)本発明のインタンク式燃料ポンプ装置の
第1実施例を図1〜図7に示す。図7に示すように、燃
料タンク1の内部にインタンク式燃料ポンプ装置2が装
着されている。金属製の上タンク3と下タンク4はイン
シュレータ5とボルト11およびナット12により挾持
固定されている。上タンク3の給油口10にはゴムブー
ツ7を介在させて供給管6が接続されている。下タンク
4の内部にはサブタンク8が設置され、下タンク4のサ
ブタンク8の内部と外部とを連通する連通パイプ9が設
けられている。
【0011】サブタンク8の内部には燃料ポンプのポン
プフィルタ15、ポンプ部を内蔵するポンプケース1
6、供給管17、この供給管17から分岐される供給管
18と戻し管19、内部に設けられた不導体のダイアフ
ラムおよびばねにて圧力室内の圧力を調整する圧力調整
器22および内部に設けられた不導体のフィルタエレメ
ントにて燃料を濾過する燃料フィルタ23が設けられて
いる。圧力調整器22および燃料フィルタ23を吊下げ
固定するフランジ24は、上タンク3に取付けられてい
る。
【0012】ポンプケース16の内部のポンプ部にてポ
ンプフィルタ15を通して汲上げられる燃料は、供給管
17から圧送され戻し管19から燃料タンク1側の圧力
調整器22へ圧送され、この圧力調整器22により一定
圧力に調整され供給管18からエンジン側へ圧送され
る。余剰燃料は、圧力調整器22を通り、燃料フィルタ
23で濾過されて燃料タンク1内に戻される。
【0013】上タンク3に取付けられるフランジ24
は、ポリアセタール等の樹脂によりチューブ類と電気コ
ネクタ39とブラケット等の部品が一体成形されたもの
である。このフランジ24の燃料タンク1の内部側に
は、圧力調整器22と燃料フィルタ23が吊下げ等によ
り固定されている。電気コネクタ39は図示しない車両
用ワイヤハーネスに電気的に接続される。
【0014】図1(A)、(B)に示すように、電気コ
ネクタ39のタンク内部側には筒状の接続部27が形成
されており、フランジ24の径方向外側に位置する接続
部27の側面にはコネクタ係止部としての窓部28が開
口している。例えばポンプケース16内部のポンプ部か
ら延びるリード線の図示しないコネクタにはスナップフ
ィット部が設けられており、このコネクタを接続部27
に挿入すると前記スナップフィット部が窓部28に嵌合
する。これにより、前記コネクタが接続部27に保持さ
れるとともに電気コネクタ39を介して車両用ワイヤハ
ーネスに電気的に接続される。
【0015】フランジ24には、外周近傍からタンク内
部側に円弧状の突起26が形成されている。図6に示す
ように、突起26の径方向外側にはカーボン含有ゴムな
どからなる導電性のガスケット35が装着されており、
燃料タンク1にインタンク式燃料ポンプ装置2を取付け
ると、上タンク3に設けられたフランジ取付穴内周端部
3a、フランジ24の外周下側面であるシール面24a
および突起26の径方向外側面によってガスケット35
が挟持される。
【0016】図1(A)、(B)に示すように、突起2
6の接続部27付近には後述する端子31を装着するた
めの端子取付部41が設けられ、端子取付部41の下端
付近には端子係止部としての窓部42が形成されてい
る。この窓部42は接続部27の窓部28と同じ方向に
開口しているため、窓部28の成形方向C1 と窓部42
の成形方向C2 とは同一のスライド方向である。図2に
示すように、端子取付部41の下端内側には窓部42の
下側壁面から端子取付部41の下端面41aに向けて窓
部42と同じ幅の傾斜面41bが設けられており、傾斜
面41bの幅方向の両側に側壁41cが形成されてい
る。また、図1(B)に示すように、突起26には、フ
ランジ24の周方向に対して端子取付部41の両側に凹
部43、44が形成されている。
【0017】次に、燃料タンク1のアースに用いられる
端子31について、その形状および機能を図4〜6に基
づいて説明する。端子31は、ガスケット接触部31
1と、フランジ係止部315と、リード線接触部3
17とからなり、りん青銅、冷間圧延銅板、ばね銅など
の導電材をプレス加工して成型される。 ガスケット接触部311 ガスケット接触部311は略長方形の形状であって、円
弧状の曲面部312とこの曲面部312の両側に形成さ
れる折曲部313とからなる。
【0018】図6に示すように、端子取付部41に端子
31を装着した状態では、曲面部312が端子取付部4
1の外側に位置し、曲面部312の図6で上端の外側面
にガスケット35の内径側が接触する。曲面部312の
曲率半径Rtは、ガスケット35の内径側の装着前の曲
率半径Rgより大きく、かつフランジ24の突起26の
円弧の半径Rfと同じかまたは大きい。したがって、端
子取付部41に端子31を装着したとき、曲面部312
は突起26の外周面に沿うか、または周方向の両端部分
が突起26の外周面からやや外側に突出している。これ
により、曲面部312の外側面とガスケット35の内周
面とが弾性力により密着するため両者の電気的導通が確
保される。さらに端子31の導通性を向上するために、
端子31の表面に錫メッキ等の表面処理を施してもよ
い。
【0019】折曲部313は、曲面部312の両端から
ガスケット35の内径側に折曲げられており、この折曲
部313によりガスケット装着時にガスケット35の破
損破壊を防止するようにしている。ガスケット35の装
着時、図1(B)に示す凹部43、44内は折曲部31
3の逃げ部として機能する。また、この端子31はプレ
スにて成型されているが、ガスケット装着時にガスケッ
ト35の破損破壊を防止するためにガスケット側がプレ
スR側となるように成型されている。
【0020】 フランジ係止部315 フランジ係止部315は、曲面部313の下端中央部に
続いて形成されガスケット35の内径側にL字状に折曲
げられた底部314と、この底部314のガスケット3
5の内径側両端から上方に延びる二つのスナップフィッ
ト部316とからなる。
【0021】スナップフィット部316は、底部314
に続きガスケット35の内径側に斜め上方に延びる第1
斜面316aと、第1斜面316aの上端から曲面部3
12側に底部314とほぼ平行に延びる係止部316b
と、係止部316bの曲面部312側端部からガスケッ
ト35の内径側に斜め上方に延びる第2斜面316c
と、第2斜面316cの上端から上方に延び先端がガス
ケット35の内径側にL字状に折曲げられた先端部31
6dとからなる。
【0022】図6に示すように、端子取付部41への装
着時には、係止部316bと第2斜面316cとから形
成される爪部320が窓部42内に位置し、係止部31
6bが窓部42の下側壁面に係止される。また、先端部
316dが端子取付部41の内径側壁面に、第1斜面3
16aが傾斜面41bに、底部314が下端面41aに
それぞれ当接する。端子31の端子取付部41への装着
を容易にするため、フランジ係止部315の幅hは窓部
42の幅Hよりも若干小さくなるように形成されてい
る。
【0023】 リード線接触部317 リード線接触部317は、底部314のガスケット35
の内径側中央部からスナップフィット部316とは反対
側方向に延びている。リード線接触部317の先端部に
は二本の爪が延びる絶縁かしめ部318が形成され、こ
の絶縁かしめ部318から底部314側には二本の爪状
の導電かしめ部319が形成されている。取付時、図6
に示すように、ポンプ部のマイナス側アース用リード線
37の端部の絶縁被覆部が絶縁かしめ部318でかしめ
固定され、芯線が導電かしめ部319によりかしめ固定
される。
【0024】このように、ガスケット35の内周側に接
触するガスケット接触部311およびポンプ部のマイナ
ス側アース用リード線37に接続されるリード線接触部
317とを有する端子31により、燃料タンク1の静電
気のアース回路が形成される。すなわち、燃料タンク1
の静電気は、導電性のガスケット35から端子31を通
じてポンプ部のマイナス側アース用リード線37へと逃
がされる。
【0025】この端子31は、次のようにして図6の矢
印A方向からフランジ24の端子取付部41に装着され
る。側壁41cをガイドとして、先端部316dと曲面
部312との間に下端面41aが挿入されるように端子
31を矢印A方向に移動させると、先端部316dに続
いて第2斜面316cおよび係止部316bが傾斜面4
1bを乗越え、端子31の有する弾性により爪部320
が窓部42に引掛かり固定される。
【0026】このとき、端子取付部41の下端には傾斜
面41bが設けられているため、端子31の端子取付部
41への装着が容易である。また、傾斜面41bの両側
に形成された側壁41cにより端子31が案内されるの
で、端子31を適切な方向から挿入できる。このため、
フランジ24のシール面24aが端子31により傷つく
ことが防止される。端子31の装着後には、係止部31
6bが窓部42の下側壁面に係止されることにより端子
31が反矢印A方向に抜けることが防止される。さら
に、第1斜面316aの外側端面が側面41cによって
規制されるため端子31のがたつきを抑えることができ
る。また、図1(A)に示すように、この端子31の取
付方向Aは、接続部27に組付けられるコネクタの取付
方向と同一である。
【0027】以上説明したように、本発明の第1実施例
のインタンク式燃料ポンプ装置によると、導電性のガス
ケット35に接触しポンプ部のマイナス側アース用リー
ド線37に接続される端子31を設けるという簡単な構
成により燃料タンク1の帯電を防止することができる。
端子31は端子取付部41の窓部42にスナップフィッ
トで固定されるため、端子31の取付けが容易である。
端子取付部41の下端に形成された傾斜面41bおよび
側壁41cにより、端子取付部41に端子31が容易に
適切に装着され、また装着後の端子31のがたつきが抑
えられる。窓部42は接続部27の窓部28と同じ方向
に開口しているため、窓部28と窓部42とを同一方向
から加工することができる。したがって、成形型の構造
が簡素化できるという効果がある。また、コネクタおよ
び端子31は同一方向からフランジ24に組付けられる
ため、インタンク式燃料ポンプ装置2の組立てが容易で
ある。
【0028】(第2実施例)本発明のインタンク式燃料
ポンプ装置の第2実施例を図8〜図14に示す。この第
2実施例は、第1実施例とは端子および端子取付部の形
状が異なる例である。なお、第2実施例において、第1
実施例と同じ符号は第1実施例と実質的に同じ部材を示
す。
【0029】図8に示すように、電気コネクタ39に対
応するフランジ24のタンク内部側には筒状の接続部2
7が延びている。接続部27のフランジ24の径方向外
側に位置する側面には、平坦部25の周方向の中心部に
凸部29が形成されており、この凸部29に図示しない
コネクタをスナップフィットで固定するための窓部28
が設けられている。
【0030】第2実施例では、接続部27の外側壁面が
端子取付部141となっている。平坦部25に対してほ
ぼ直角な端子取付部141の両側面には、一方の長辺側
が丸く膨らんだ長板状のレール145が図8の上下方向
に延びている。レール145の下端には、接続部27の
下端からレール145の外側端面に向けて拡がる傾斜面
145aが形成されている。また、図8で凸部29の左
側の平坦部25には、端子係止部としての爪部142が
設けられている。図10に示すように、爪部142は縦
断面が直角三角形状であり、直角側を上方として形成さ
れている。この爪部142の成形方向C3 は、窓部28
の成形方向C4 と同一である。
【0031】図9に示すように、フランジ24の外周近
傍のタンク内部側に円弧状に形成された突起126に
は、フランジ24の周方向に対して接続部27の両側に
切欠部143および凹部144が形成されている。次
に、端子131の形状および機能について、図11〜1
4に基づいて説明する。端子131は、ガスケット接
触部111と、フランジ係止部115と、リード線
接触部120とからなり、第1実施例と同様にりん青
銅、冷間圧延銅板、ばね銅などの導電材をプレス加工し
て成型される。
【0032】 ガスケット接触部111 ガスケット接触部は略長方形の形状であって、円弧状の
曲面部112とこの曲面部112の両側に形成される折
曲部113とからなる。図14に示すように、端子取付
部141に端子131を装着した状態では、曲面部11
2が端子取付部141の外側に位置し、曲面部112の
図14で上端の外側面にガスケット35の内径側が接触
することにより端子131とガスケット35とが電気的
に導通する。ガスケット35の破損破壊を防止するため
に、折曲部113は曲面部112の両端からガスケット
35の内径側に折曲げられており、また端子131はガ
スケット側がプレスR側となるようにプレス成型されて
いる。ガスケット35の装着時、図9に示す切欠部14
3および凹部144は折曲部113の逃げ部として機能
する。
【0033】 フランジ係止部115 フランジ係止部115は、曲面部112の中央部から下
方に続いて形成され窓部28に対応する位置に窓部11
6aを有する背面部116、端子取付部141の爪部1
42に嵌合可能な位置に鉤部117aを有し平坦部25
に対応する形状の平面部117、平面部117に垂直で
あり曲面部112の下端および背面部116の両側辺と
平面部117とを連結するL字型の側壁118、平面部
117の両側下部からフランジ24の内径側に延びる二
つの腕部119からなる。腕部119の先端は互いに向
かい合うようにL字型に曲げられて係止部119aを形
成している。また、係止部119aの図11で上側端部
には、反平面部117側に傾斜した導入部119bが設
けられている。
【0034】図14に示す矢印B方向から端子取付部1
41に端子131を装着するとき、この導入部119b
により係止部119aがレール145のガスケット内径
側へと導かれ、レール145の下端に設けられた傾斜面
145aにより腕部119がレール145の長辺外側へ
と導かれる。鉤部117aは、平面部117のコの字型
の切込みを入れ、その内部を爪部142に引掛け可能に
折曲げて形成される。爪部142が鉤部117aに挿入
されやすいように、鉤部117aの先端は背面部116
側に曲げられている。端子131は、レール145およ
び端子取付部141の外側面によって案内されることに
より適切な方向から端子取付部141に装着され、爪部
142が鉤部117aに嵌合した位置で端子131の取
付けが終了する。
【0035】 リード線接触部120 リード線接触部120は、導入部119bに隣接する位
置の腕部119から係止部119aとは反対側方向に延
びている。このリード線接触部120の先端は第1実施
例と同様にポンプのマイナス側アース用リード線に接続
されている。これにより、燃料タンク1の静電気は、導
電性のガスケット35から端子131を通じてポンプ部
のマイナス側アース用リード線へと逃がされる。
【0036】本発明の第2実施例のインタンク式燃料ポ
ンプ装置によると、導電性のガスケット35に接触しポ
ンプ部のマイナス側アース用リード線に接続される端子
131により、第1実施例と同様に燃料タンク1の帯電
を防止することができる。端子131の鉤部117aを
端子取付部141の爪部142に引掛けることにより、
端子131が反矢印B方向に抜けることが防止される。
また、端子取付部141の両側面に設けられたレール1
45により端子131の装着後のがたつきが抑えられ
る。さらに、爪部142は接続部27の窓部28と同じ
方向から成形可能であるため成形型の構造が簡素化でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1実施例によるインタンク
式燃料ポンプ装置のフランジを示す要部側面図であり、
(B)は(A)のI方向矢視図である。
【図2】図1(A)のII−II線断面図である。
【図3】本発明の第1実施例によるインタンク式燃料ポ
ンプ装置の端子を示すもので、図4のIII −III 線断面
図である。
【図4】本発明の第1実施例によるインタンク式燃料ポ
ンプ装置の端子を示す側面図である。
【図5】図4のV方向矢視図である。
【図6】本発明の第1実施例によるインタンク式燃料ポ
ンプ装置を示す要部断面図である。
【図7】本発明の第1実施例によるインタンク式燃料ポ
ンプ装置を燃料タンクに取付けた状態を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の第2実施例によるインタンク式燃料ポ
ンプ装置のフランジを示す要部側面図である。
【図9】図8のIX方向矢視図である。
【図10】図8のX方向矢視図である。
【図11】本発明の第2実施例によるインタンク式燃料
ポンプ装置の端子を示す側面図である。
【図12】図11のXII 方向矢視図である。
【図13】図12のXIII方向矢視図である。
【図14】本発明の第1実施例によるインタンク式燃料
ポンプ装置を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 燃料タンク 2 インタンク式燃料ポンプ装置 3 上タンク 4 下タンク 16 ポンプケース 24 フランジ(樹脂フランジ) 26 突起 27 接続部(コネクタ取付部) 28 窓部(コネクタ係止部) 31 端子(導電性端子) 35 ガスケット(導電性ガスケット) 39 電気コネクタ 41 端子取付部 41b 傾斜面 41c 側壁 42 窓部(端子係止部) 111 ガスケット接触部 112 曲面部 113 折曲部 115 フランジ係止部 120 リード線接触部 131 端子(導電性端子) 141 端子取付部 142 爪部(端子係止部) 145 レール 311 ガスケット接触部 312 曲面部 313 折曲部 314 底部 315 フランジ係止部 316 スナップフィット部 317 リード線接触部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−277954(JP,A) 特開 平3−64661(JP,A) 特開 平2−30971(JP,A) 特開 平3−105055(JP,A) 実開 平4−17656(JP,U) 実開 昭60−188868(JP,U) 実開 昭62−191067(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02B 77/00 F02M 37/08 - 37/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクの内部に燃料ポンプおよびタ
    ンク内部品を設けたインタンク式燃料ポンプ装置であっ
    て、 燃料ポンプまたはタンク内部品を支持する樹脂フランジ
    と、 前記樹脂フランジを固定する燃料タンクと、 前記燃料タンクに接触し、前記燃料タンクの内外を気密
    に保持する導電性ガスケットと、 前記導電性ガスケットに電気的に接続される燃料タンク
    アース用マイナス側リード線であって、前記燃料タンク
    の電荷を前記導電性ガスケットを通して外部に逃がす燃
    料タンクアース用リード線と、 前記アース用リード線に接続され、前記導電性ガスケッ
    トと組付時に接続される導電性端子と、 前記樹脂フランジにコネクタを保持するためのコネクタ
    係止部を有するコネクタ取付部と、 前記樹脂フランジに前記導電性端子を保持するための端
    子係止部を有する端子取付部とを備え、 前記コネクタ係止部および前記端子係止部は前記樹脂フ
    ランジを同一の第1方向から加工して形成され、前記コ
    ネクタおよび前記導電性端子は同一の第2方向から前記
    樹脂フランジに組付けられることを特徴とするインタン
    ク式燃料ポンプ装置。
  2. 【請求項2】 前記端子係止部は、前記樹脂フランジと
    前記導電性端子とをスナップフィット固定する形状を有
    することを特徴とする請求項1記載のインタンク式燃料
    ポンプ装置。
  3. 【請求項3】 前記端子取付部の端子挿入側端部には前
    記樹脂フランジの径方向に斜めに延び組付時に前記導電
    性端子を案内する傾斜面が設けられており、前記傾斜面
    の両側には前記導電性端子の周方向への動きを規制する
    側壁が形成されていることを特徴とする請求項1または
    2記載のインタンク式燃料ポンプ装置。
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