JP3528152B2 - 豆腐製造用撹拌器具 - Google Patents

豆腐製造用撹拌器具

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JP3528152B2 JP2000007283A JP2000007283A JP3528152B2 JP 3528152 B2 JP3528152 B2 JP 3528152B2 JP 2000007283 A JP2000007283 A JP 2000007283A JP 2000007283 A JP2000007283 A JP 2000007283A JP 3528152 B2 JP3528152 B2 JP 3528152B2
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雅夫 宮塚
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として絹ごし
豆腐用に用意された豆乳に凝固剤を合わせる場合に用い
られるようにした豆腐製造用の撹拌器具に関し、板状の
器具本体の下部に返しを設けたことを特長とするもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、豆乳に凝固剤を合わせる場合に用
いられる撹拌器具は、機械的には、例えば特開平9−2
71342号、同9−163951号、同9−6584
6号公報とか、実開平7−25794号公報に示される
ように、垂直な回転軸の下端に撹拌翼を取り付けたもの
がある。また、手動的には、特開平8−336367号
公報に示されるように、豆乳を収容した四角箱型の容器
内に包丁型の撹拌器具を挿入して箱の内壁に沿って円を
描くようにして豆乳を撹拌するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般的に豆腐の製造
は、家内生産により行われるので、数量的には後者の手
動式包丁型の撹拌器具を使用する方が圧倒的に多い。凝
固剤と豆乳との結合は瞬間的に進むので、上記のように
包丁型の器具を扱う場合は、特に容器内の豆乳全体を上
下、縦横、内外ともむらなく均一に、かつ、ほどよく固
まるよう撹拌に熟練を要するので、専門技術者にあって
もつねに緊張して慎重に作業を進める必要があった。
【0004】手動撹拌による凝固むらを解消するため
に、上記公報以外に、容器内でパンチング板を上下動さ
せて豆乳の凝固を均一化する方法も知られているが、容
器内で所望の程度に凝固が進んだときにパンチング板が
底近くにあるときはその引き上げにより撹拌しすぎとな
って凝固した豆腐を崩してしまうおそれがあった。その
ため、凝固程度を目視しながら慎重な撹拌操作を必要と
するという欠点を生じていた。このようなことから本発
明が解決しようとする課題は、主として手動的に使用さ
れるこの種の撹拌器具の撹拌機能を高めるとともに、よ
り扱い易く改良することによって、凝固むらのない品質
の一定した豆腐を製造できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、豆乳容
器の内壁に両側を沿わせて容器内に垂直に嵌合する板状
の器具本体は、容器の一方の内壁と他方の内壁との間を
垂直な嵌合状態を維持したまま往復移動する幅と、容器
の底部近くに接近する長さとを有し、該本体の下縁に、
適宜の幅と角度で折り曲げられて、上記容器の底面とほ
ぼ平行に沿う返し部を一体に設けたことを特徴とする豆
腐製造用撹拌器具を提供するものである。
【0006】上記のように構成した本発明撹拌器具は、
図1、図2に示すように用いられる。すなわち、豆乳を
満たした容器内に垂直に板状の器具本体を縦に挿入し、
図中、虚線矢印で示すように、一方の内壁から他方の内
壁の間を横に往復させるように用いる。それによって、
板状の器具本体の前後、両側と、容器の内壁とに沿った
渦流を生ずる。また、同時に、下縁の返し部の移動にと
もなって容器の底部に縦方向の渦流を生じ、比較的に撹
拌されにくい底部の豆乳と上層の豆乳とが混ざり合って
理想の撹拌状態を形成する。また、本発明撹拌器具は、
豆乳の凝固が所望の程度に進んだときに、容器内のどこ
の位置にあっても移動操作を止めて真っ直ぐ上に引き上
げることにより、渦流にブレーキをかけるようにして撹
拌の進行を抑えることができる。また、板面に沿って器
具が引き上げられるので過度の撹拌も生じない。
【0007】上記撹拌器具本体の適宜位置に、表裏に貫
通する複数個の孔を開口させた請求項2の発明は、パン
チング板を上下に移動させていた前記従来の場合と異な
り、器具の引き上げ時に豆乳を孔に通過させないので、
操作を止めた後の撹拌の行き過ぎとか撹拌むらを防止で
きる。その上に、器具本体を往復させる際に発生する渦
流を更に複雑化させるという撹拌効果も付加される利点
があり、本発明器具の撹拌機能をよりいっそう向上させ
ることができる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面について説明す
る。図1は、本発明器具を従来周知の縦型容器に用いら
れるようにしたした実施例1をその使用状態とともに示
す一部切欠斜視図、図2は、同じく従来周知の横型容器
に用いられるようにした実施例2の使用状態を示す斜視
図である。
【0009】図において、1は、上部にそれぞれ把手部
2を設けた板状の器具本体、3は、器具本体1の下縁を
適宜の幅と適宜の角度で一方に折り曲げて器具本体1と
一体に形成した返し部、4は、豆乳5を満たす四角の箱
型容器、6は、器具本体1に、表裏に貫通させて設けた
孔である。
【0010】図1に示す実施例1の場合、器具本体1は
包丁型である。また、容器4はステンレス製の縦型容器
である。図示するように、器具本体1は、両側に適宜の
余裕を残して容器4内に垂直に嵌合し、返し部3を容器
4の底近くに達しさせている。豆乳5は、容器4の上部
に余裕を残して満たされている。なお、孔6は、器具本
体1の中央に沿って上下に適宜の間隔を隔てて二つ設け
られている。
【0011】図1の状態において、把手部2を持ち、容
器4の縦長の方向に一方の内壁4aから他方の内壁4b
へ向けて、虚線矢印方向に器具本体1を静かに往復移動
させると、容器の底部では縦の渦流が返し部3に沿って
生じ、豆乳5の上下の層が入れ替わると同時に、板状の
本体1の前後、両側と内壁との間、孔6の背後側にそれ
ぞれ主として横方向の渦流を生じ、上下、左右、内外同
時の撹拌が行われる。図示しない凝固剤を入れる時機
は、豆乳5を満たす前か後、または満たしつつ入れるこ
とは適宜で、従来の凝固剤合わせの場合と同様に、にが
り、すまし粉等、使用する凝固剤の種類、濃度に応じて
そのタイミングは随時である。
【0012】次に、図2に示す実施例2は、ステンレス
製の横型容器4に、仕切板型に形成した器具本体1を使
用した場合を示すものである。実施例2の器具本体1
は、上縁を図示裏側に折り返して把手部2を形成し、容
器4の底に達するように具えた下縁を図示手前側に折り
曲げて返し部3を設け、両側に容器4の内壁と適宜の余
裕を形成させるとともに、中間にガイド兼用の突部7を
設け、底側にいくらか偏って上下2段に計9個の孔6を
開口させている。
【0013】以上のように構成した実施例2の器具本体
1を、図中虚線矢印で示すように、容器4の短径方向に
沿って一方の内壁4aから他方の内壁4b間を往復移動
させると、前記実施例1の場合と同様に、容器4の底部
に返し部3の移動にともなう縦の渦流が生じて、下層と
上層の豆乳5が入れ替わり、同時に、器具本体1の前
後、左右並びに孔6の回りに渦流を生じて、容器内全体
として豆乳5の均一な撹拌状態が形成される。
【0014】さらに、本発明のもう一つの利点は、豆乳
5の凝固が所望の程度にまで進んで撹拌を中止し、器具
本体1を容器4内から引き上げるときにある。前述のよ
うに、パンチング板を上下動させるようにしていた従来
の場合は、器具の板面がほぼ水平に容器内から引き上げ
られるので、その途中で孔を通ったり板の周囲から流れ
る豆乳によって撹拌操作中止後も流動が継続し、同時
に、一旦凝固した豆乳が崩されるおそれがあるが、器具
本体1を、板面を垂直にして引き上げられる本発明によ
れば、引き上げの途中で逆に豆乳の流動にブレーキない
しはストップがかかる。しがって、所望の凝固状態ぎり
ぎりまで撹拌を続けることができ、それによっても均質
な豆腐を製造できる。また、上記のような凝固状態の豆
乳(半分固まった豆腐)のこわれも生じない。
【0015】本発明の実施に際し、縦型、横型を問わず
器具本体1の幅とか容器に占める高さの割合ならびに外
形形状と、器具本体の下縁に形成する返し部3の幅とか
角度は、本発明の要旨にそって適宜に設計変更すること
ができ、実施例の態様に限定されないことはいうまでも
ない
【0016】また、図示を省略しているが、返し部3の
みを付けた器具本体1と、孔6を付けた器具本体1とを
別々に備える場合もある。
【0017】
【発明の効果】前記のように構成され、上記のように用
いられるようにした本発明撹拌器具によれば、上述のよ
うに豆乳の撹拌が容器内均一に、かつ、凝固のタイミン
グに合わせて理想的な撹拌ができるので、それほど習熟
を要することなく質のよい豆腐を製造できる。また、構
造が簡単で安価に製作できるなど、多くの優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施例1の使用状態を示す一部切欠斜視
【図2】図2は実施例2の使用状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 器具本体 2 把手部 3 返し部 4 容器 4a 一方の内壁 4b 他方の内壁 5 豆乳 6 孔 7 突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】豆乳容器の内壁に両側を沿わせて容器内に
    垂直に嵌合する板状の器具本体は、容器の一方の内壁と
    他方の内壁との間を垂直な嵌合状態を維持したまま往復
    移動する幅と、容器の底部近くに接近する長さとを有
    し、該本体の下縁に、適宜の幅と角度で折り曲げられ
    て、上記容器の底面とほぼ平行に沿う返し部を一体に設
    けたことを特徴とする豆腐製造用撹拌器具。
  2. 【請求項2】 前記器具本体の適宜位置に、表裏に貫通
    する複数個の孔を開口させたことを特徴とする請求項1
    記載の豆腐製造用撹拌器具。
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