JP3527435B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F13/00—Bandages or dressings; Absorbent pads
- A61F13/15—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
- A61F13/45—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the shape
- A61F13/49—Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers
- A61F13/494—Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers characterised by edge leakage prevention means
- A61F13/49406—Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers characterised by edge leakage prevention means the edge leakage prevention means being at the crotch region
- A61F13/49413—Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers characterised by edge leakage prevention means the edge leakage prevention means being at the crotch region the edge leakage prevention means being an upstanding barrier
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-
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- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Tires In General (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、使い捨ておむつに
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】特開平５−３０５１０９号公報は、肌当
て上面シートの中央部にその長手方向へ長い開口部が形
成され、その開口部の周縁に沿って長手方向へ伸縮する
弾性部材が環状に取り付けられた使い捨ておむつを開示
している。
て上面シートの中央部にその長手方向へ長い開口部が形
成され、その開口部の周縁に沿って長手方向へ伸縮する
弾性部材が環状に取り付けられた使い捨ておむつを開示
している。
【０００３】特開平８−３２２８７８号公報は、吸液性
コアが股下域において長手方向前後に二分されて所要の
距離だけ離間し、その離間部位でトップシートとバック
シートとが接合され、離間部位の上面に幅方向へ延びる
フラップが形成された使い捨ておむつを開示している。
コアが股下域において長手方向前後に二分されて所要の
距離だけ離間し、その離間部位でトップシートとバック
シートとが接合され、離間部位の上面に幅方向へ延びる
フラップが形成された使い捨ておむつを開示している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】特開平５−３０５１０
９号公報に開示のおむつは、排泄物を開口部に確実に流
入させることを意図している。しかし、排泄物が軟便の
場合、それがおむつの股下域または後胴周り域に排泄さ
れたとしても、軟便がトップシート上を拡散流動して前
胴周り域に達し、軟便によって泌尿器や性器を汚してし
まう場合がある。
９号公報に開示のおむつは、排泄物を開口部に確実に流
入させることを意図している。しかし、排泄物が軟便の
場合、それがおむつの股下域または後胴周り域に排泄さ
れたとしても、軟便がトップシート上を拡散流動して前
胴周り域に達し、軟便によって泌尿器や性器を汚してし
まう場合がある。
【０００５】特開平８−３２２８７８号公報に開示のお
むつは、軟便の前胴周り域への流動を防止することを意
図している。しかし、このおむつは、排泄された軟便を
排泄位置近傍で閉じこめておくことができず、軟便が股
下域および後胴周り域においてトップシート上を流動拡
散してしまう場合がある。
むつは、軟便の前胴周り域への流動を防止することを意
図している。しかし、このおむつは、排泄された軟便を
排泄位置近傍で閉じこめておくことができず、軟便が股
下域および後胴周り域においてトップシート上を流動拡
散してしまう場合がある。
【０００６】本発明の目的は、排泄された便が前胴周り
域に向かって流動することがなく、股下域や後胴周り域
において便が流動拡散することがない使い捨ておむつを
提供することにある。
域に向かって流動することがなく、股下域や後胴周り域
において便が流動拡散することがない使い捨ておむつを
提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための本発明は、透液性トップシートと不透液性バック
シートとの間に吸液性コアが介在する積層パネルから構
成され、互いに対向して長手方向へ延びる両側縁部と、
互いに対向して幅方向へ延びる両端縁部とを有し、長手
方向に前胴周り域と、後胴周り域と、前記前後胴周り域
の間に位置する股下域とを有する使い捨ておむつを改良
することにある。
ための本発明は、透液性トップシートと不透液性バック
シートとの間に吸液性コアが介在する積層パネルから構
成され、互いに対向して長手方向へ延びる両側縁部と、
互いに対向して幅方向へ延びる両端縁部とを有し、長手
方向に前胴周り域と、後胴周り域と、前記前後胴周り域
の間に位置する股下域とを有する使い捨ておむつを改良
することにある。
【０００８】改良に係る本発明が特徴とするところは、
前記パネルが、該パネルの上面で幅方向へ互いに対向離
間して長手方向へ延びる一対の液抵抗性第１上面シート
と、前記第１上面シートの間で長手方向へ互いに対向離
間して幅方向へ延びる一対の液抵抗性第２上面シートと
を有して少なくとも前記股下域と前記後胴周り域との間
で開口する開口部を備え、前記開口部は、前記第１上面
シートの長手方向へ延びる固定側部が前記パネルの上面
に固着され、前記第２上面シートの幅方向へ延びる固定
側部が前記パネルの上面に固着され、かつ、前記第１上
面シートの固定側部から前記パネルの幅方向内側へ延び
る該第１上面シートの部分と前記第２上面シートの固定
側部から前記パネルの長手方向内側へ延びる該第２上面
シートの部分とが互いに重なり合う領域で固着されるこ
とにより形成され、前記第１上面シートの固定側部が、
前記コアの両側縁部の内側に位置し、前記第１上面シー
トと前記第２上面シートとが、前記開口部の縁部に沿っ
て弾性的な伸縮性を有することにある。
前記パネルが、該パネルの上面で幅方向へ互いに対向離
間して長手方向へ延びる一対の液抵抗性第１上面シート
と、前記第１上面シートの間で長手方向へ互いに対向離
間して幅方向へ延びる一対の液抵抗性第２上面シートと
を有して少なくとも前記股下域と前記後胴周り域との間
で開口する開口部を備え、前記開口部は、前記第１上面
シートの長手方向へ延びる固定側部が前記パネルの上面
に固着され、前記第２上面シートの幅方向へ延びる固定
側部が前記パネルの上面に固着され、かつ、前記第１上
面シートの固定側部から前記パネルの幅方向内側へ延び
る該第１上面シートの部分と前記第２上面シートの固定
側部から前記パネルの長手方向内側へ延びる該第２上面
シートの部分とが互いに重なり合う領域で固着されるこ
とにより形成され、前記第１上面シートの固定側部が、
前記コアの両側縁部の内側に位置し、前記第１上面シー
トと前記第２上面シートとが、前記開口部の縁部に沿っ
て弾性的な伸縮性を有することにある。
【０００９】本発明の実施の形態の一例としては、前記
第１上面シートが、前記パネルの両端縁部の間に延び、
前記パネルの両端縁部に位置する前記第１上面シートの
両端縁部が、前記パネルの幅方向内側へ倒伏された状態
で該パネルの上面に固着されている。
第１上面シートが、前記パネルの両端縁部の間に延び、
前記パネルの両端縁部に位置する前記第１上面シートの
両端縁部が、前記パネルの幅方向内側へ倒伏された状態
で該パネルの上面に固着されている。
【００１０】
【００１１】本発明の実施の形態の他の一例としては、
前記パネルの上面から上方へ起立性向を有する一対の防
漏カフが、前記パネルの両側縁部と前記第１上面シート
の両側縁部との間に配置され、前記防漏カフが、弾性的
な伸縮性を有して長手方向へ延びる自由側縁部と、前記
パネルの上面に固着された基側縁部と、前記パネルの両
端縁部に位置して該パネルの上面に固着された長手方向
両端部とを有する。
前記パネルの上面から上方へ起立性向を有する一対の防
漏カフが、前記パネルの両側縁部と前記第１上面シート
の両側縁部との間に配置され、前記防漏カフが、弾性的
な伸縮性を有して長手方向へ延びる自由側縁部と、前記
パネルの上面に固着された基側縁部と、前記パネルの両
端縁部に位置して該パネルの上面に固着された長手方向
両端部とを有する。
【００１２】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照して、本発明に
係る使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下のとおり
である。
係る使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下のとおり
である。
【００１３】図１は、積層パネル１から構成されたおむ
つの部分破断斜視図である。おむつを構成するパネル１
は、透液性トップシート２と、不透液性バックシート３
と、トップシート２とバックシート３との間に介在して
それらシート２，３のうちの少なくとも一方の内面に接
合された吸液性コア４とから形成されている。パネル１
は、幅方向と交差する長手方向に前胴周り域２０および
後胴周り域２２と、前後胴周り域２０，２２の間に位置
する股下域２１とを有し、互いに対向して長手方向へ延
びていて股下域２１においてパネル１の内方へ湾曲する
両側縁部１ａと、互いに対向して幅方向へ延びる両端縁
部１ｂとを有する。
つの部分破断斜視図である。おむつを構成するパネル１
は、透液性トップシート２と、不透液性バックシート３
と、トップシート２とバックシート３との間に介在して
それらシート２，３のうちの少なくとも一方の内面に接
合された吸液性コア４とから形成されている。パネル１
は、幅方向と交差する長手方向に前胴周り域２０および
後胴周り域２２と、前後胴周り域２０，２２の間に位置
する股下域２１とを有し、互いに対向して長手方向へ延
びていて股下域２１においてパネル１の内方へ湾曲する
両側縁部１ａと、互いに対向して幅方向へ延びる両端縁
部１ｂとを有する。
【００１４】パネル１は、股下域２１と後胴周り域２２
との間で長手方向へ延びる一対の液抵抗性第１上面シー
ト５と、第１上面シート５の間で幅方向へ延びる一対の
液抵抗性第２上面シート６とから画成された開口部１０
を有する。開口部１０は、股下域２１のほぼ中央部から
後胴周り域２２の端縁部１ｂ近傍の間に開口している。
第１上面シート５は、パネル１の 上面で幅方向へ互いに
対向離間している。第１上面シート５は、固定側部５ｂ
と、固定側部５ｂから幅方向内側へ延びる部分５ａとを
有する。第１上面シート５の部分５ａには、長手方向へ
延びる弾性部材７が伸長状態で取り付けられている。第
２上面シート６は、股下域２１と後胴周り域２２とに位
置し、パネル１の上面で長手方向へ互いに対向離間して
いる。第２上面シート６は、固定側部６ｂと、固定側部
６ｂから長手方向内側へ延びる部分６ａとを有する。第
２上面シート６の部分６ａには、幅方向へ延びる弾性部
材８が伸長状態で取り付けられている。
との間で長手方向へ延びる一対の液抵抗性第１上面シー
ト５と、第１上面シート５の間で幅方向へ延びる一対の
液抵抗性第２上面シート６とから画成された開口部１０
を有する。開口部１０は、股下域２１のほぼ中央部から
後胴周り域２２の端縁部１ｂ近傍の間に開口している。
第１上面シート５は、パネル１の 上面で幅方向へ互いに
対向離間している。第１上面シート５は、固定側部５ｂ
と、固定側部５ｂから幅方向内側へ延びる部分５ａとを
有する。第１上面シート５の部分５ａには、長手方向へ
延びる弾性部材７が伸長状態で取り付けられている。第
２上面シート６は、股下域２１と後胴周り域２２とに位
置し、パネル１の上面で長手方向へ互いに対向離間して
いる。第２上面シート６は、固定側部６ｂと、固定側部
６ｂから長手方向内側へ延びる部分６ａとを有する。第
２上面シート６の部分６ａには、幅方向へ延びる弾性部
材８が伸長状態で取り付けられている。
【００１５】パネル１の上面には、パネル１の両側縁部
１ａと第１上面シート５との間に位置し、コア４の両側
縁部４ａの外側近傍で長手方向へ延びる一対の防漏カフ
９が取り付けられている。カフ９は、股下域２１におい
てトップシート２とバックシート３とのいずれにも固着
されていない自由側縁部９ａと、長手方向へ延びる基側
縁部９ｂと、前後胴周り域２０，２２に位置する長手方
向両端部９ｃとを有する。基側縁部９ｂから幅方向外方
へ延びるカフ９の部分と両端部９ｃとの形状は、バック
シート３の外側域の形状と同じである。
１ａと第１上面シート５との間に位置し、コア４の両側
縁部４ａの外側近傍で長手方向へ延びる一対の防漏カフ
９が取り付けられている。カフ９は、股下域２１におい
てトップシート２とバックシート３とのいずれにも固着
されていない自由側縁部９ａと、長手方向へ延びる基側
縁部９ｂと、前後胴周り域２０，２２に位置する長手方
向両端部９ｃとを有する。基側縁部９ｂから幅方向外方
へ延びるカフ９の部分と両端部９ｃとの形状は、バック
シート３の外側域の形状と同じである。
【００１６】カフ９は、基側縁部９ｂがコア４の両側縁
部４ａの外側に位置してトップシート２の外面に固着さ
れ、両端部９ｃがパネル１の外側に倒伏された状態でト
ップシート２の外面に固着されている。カフ９の自由側
縁部９ａには、長手方向へ延びる弾性部材１３が伸長状
態で取り付けられている。図１では、パネル１がその上
面を内側にして長手方向へ湾曲し、カフ９が弾性部材１
３の収縮によってパネル１の上方へ起立している。
部４ａの外側に位置してトップシート２の外面に固着さ
れ、両端部９ｃがパネル１の外側に倒伏された状態でト
ップシート２の外面に固着されている。カフ９の自由側
縁部９ａには、長手方向へ延びる弾性部材１３が伸長状
態で取り付けられている。図１では、パネル１がその上
面を内側にして長手方向へ湾曲し、カフ９が弾性部材１
３の収縮によってパネル１の上方へ起立している。
【００１７】パネル１の両側縁部１ａには、カフ９の自
由側縁部９ａの外側に位置して長手方向へ延びる脚周り
用弾性部材１１が伸長状態で取り付けられている。脚周
り用弾性部材１１は、裏面シート３と防漏カフ９との間
に介在し、それらのうちの少なくとも一方の内面に固着
されている。パネル１の両端縁部１ｂには、幅方向へ延
びる胴周り用弾性部材１２が伸長状態で取り付けられて
いる。胴周り用弾性部材１２は、トップシート２とバッ
クシート３との間に介在し、それらシート２，３のうち
の少なくとも一方の内面に固着されている。パネル１の
後胴周り域２２には、テープファスナ１４がパネル１の
両側縁部１ａから幅方向内側へ延びている。
由側縁部９ａの外側に位置して長手方向へ延びる脚周り
用弾性部材１１が伸長状態で取り付けられている。脚周
り用弾性部材１１は、裏面シート３と防漏カフ９との間
に介在し、それらのうちの少なくとも一方の内面に固着
されている。パネル１の両端縁部１ｂには、幅方向へ延
びる胴周り用弾性部材１２が伸長状態で取り付けられて
いる。胴周り用弾性部材１２は、トップシート２とバッ
クシート３との間に介在し、それらシート２，３のうち
の少なくとも一方の内面に固着されている。パネル１の
後胴周り域２２には、テープファスナ１４がパネル１の
両側縁部１ａから幅方向内側へ延びている。
【００１８】前胴周り域２０におけるパネル１の下面に
は、テープファスナ１４の止着域となるターゲットテー
プが取り付けられている（図示せず）。テープファスナ
１４をその内面に塗布された粘着剤（図示せず）を介し
てターゲットテープに止着すると、胴周り開口と左右一
対の脚周り開口とが形成される（図示せず）。
は、テープファスナ１４の止着域となるターゲットテー
プが取り付けられている（図示せず）。テープファスナ
１４をその内面に塗布された粘着剤（図示せず）を介し
てターゲットテープに止着すると、胴周り開口と左右一
対の脚周り開口とが形成される（図示せず）。
【００１９】図２，３は、図１のＡ−Ａ線端面図と、図
１のＢ−Ｂ線矢視断面図とである。第１上面シート５
は、パネル１の長手方向へ延びる固定側部５ｂがコア４
の両側縁部４ａの内側に位置してトップシート２の外面
に接着剤（図示せず）を介して固着されている。股下域
２１に位置する第２上面シート６は、パネル１の幅方向
へ延びる固定側部６ｂがトップシート２の外面に接着剤
（図示せず）を介して固着されている。後胴周り域２２
に位置する第２上面シート６は、パネル１の幅方向へ延
びる固定側部６ｂがコア４の端縁部４ｂの内側に位置し
てトップシート２の外面に接着剤（図示せず）を介して
固着されている。
１のＢ−Ｂ線矢視断面図とである。第１上面シート５
は、パネル１の長手方向へ延びる固定側部５ｂがコア４
の両側縁部４ａの内側に位置してトップシート２の外面
に接着剤（図示せず）を介して固着されている。股下域
２１に位置する第２上面シート６は、パネル１の幅方向
へ延びる固定側部６ｂがトップシート２の外面に接着剤
（図示せず）を介して固着されている。後胴周り域２２
に位置する第２上面シート６は、パネル１の幅方向へ延
びる固定側部６ｂがコア４の端縁部４ｂの内側に位置し
てトップシート２の外面に接着剤（図示せず）を介して
固着されている。
【００２０】第１上面シート５の部分５ａと第２上面シ
ート６の部分６ａとは、それら部分５ａ，６ａのうちの
互いに重なり合う領域が第１上面シート５を上にした状
態で接着剤（図示せず）を介して固着されている。第１
上面シート５と第２上面シート６との部分５ａ，６ａの
一部は、パネルの内側へ折曲され、弾性部材７，８がそ
れらシート５，６の部分５ａ，６ａに被覆されている。
ート６の部分６ａとは、それら部分５ａ，６ａのうちの
互いに重なり合う領域が第１上面シート５を上にした状
態で接着剤（図示せず）を介して固着されている。第１
上面シート５と第２上面シート６との部分５ａ，６ａの
一部は、パネルの内側へ折曲され、弾性部材７，８がそ
れらシート５，６の部分５ａ，６ａに被覆されている。
【００２１】パネル１では、トップシート２と第１上面
シート５との間にパネル１の幅方向内側に向かって開口
するポケットＰ１が形成され、トップシート２と第２上
面シート６との間にパネル１の長手方向内側に向かって
開口するポケットＰ２が形成されている。
シート５との間にパネル１の幅方向内側に向かって開口
するポケットＰ１が形成され、トップシート２と第２上
面シート６との間にパネル１の長手方向内側に向かって
開口するポケットＰ２が形成されている。
【００２２】パネル１は、トップシート２がコア４の両
側縁部４ａの外側近傍で終わり、トップシート２の外側
域から幅方向外側へ延びるバックシート３の外側域とカ
フ９の基側縁部９ｂから幅方向外側へ延びる部分とが互
いに固着されている。カフ９は、その自由側縁部９ａが
パネル１の内側へ折曲され、弾性部材１３がカフ９の自
由側縁部９ａに被覆されている。
側縁部４ａの外側近傍で終わり、トップシート２の外側
域から幅方向外側へ延びるバックシート３の外側域とカ
フ９の基側縁部９ｂから幅方向外側へ延びる部分とが互
いに固着されている。カフ９は、その自由側縁部９ａが
パネル１の内側へ折曲され、弾性部材１３がカフ９の自
由側縁部９ａに被覆されている。
【００２３】パネル１は、第１上面シート５の固定側部
５ｂがコア４の両側縁部４ａの内側でトップシート２に
固着されているので、排泄された尿がカフ９と第１上面
シート５の間を流動しても、カフ９と第１上面シート５
の間に位置するコア４の両側縁部４ａで尿を吸収するこ
とができる。
５ｂがコア４の両側縁部４ａの内側でトップシート２に
固着されているので、排泄された尿がカフ９と第１上面
シート５の間を流動しても、カフ９と第１上面シート５
の間に位置するコア４の両側縁部４ａで尿を吸収するこ
とができる。
【００２４】パネル１は、後胴周り域２２に位置する第
２上面シート６の固定側部６ｂがコア４の端縁部４ｂの
内側でトップシート２に固着されているので、排泄され
た尿がパネル１の端縁部１ｂの側へ流動しても、コアの
端縁部４ｂで尿を吸収することができる。
２上面シート６の固定側部６ｂがコア４の端縁部４ｂの
内側でトップシート２に固着されているので、排泄され
た尿がパネル１の端縁部１ｂの側へ流動しても、コアの
端縁部４ｂで尿を吸収することができる。
【００２５】図４，５は、図１とは異なる態様のパネル
１の部分破断斜視図と、図４のＣ−Ｃ線端面図とであ
る。パネル１は、トップシート２と、バックシート３
と、それらシート２，３の間に介在するコア４を有し、
股下域２１のほぼ中央部から後胴周り域２２の端縁部１
ｂ近傍の間に開口する開口部１０と、パネルの長手方向
へ延びる防漏カフ９とを有する点において図１のパネル
１と同一である。
１の部分破断斜視図と、図４のＣ−Ｃ線端面図とであ
る。パネル１は、トップシート２と、バックシート３
と、それらシート２，３の間に介在するコア４を有し、
股下域２１のほぼ中央部から後胴周り域２２の端縁部１
ｂ近傍の間に開口する開口部１０と、パネルの長手方向
へ延びる防漏カフ９とを有する点において図１のパネル
１と同一である。
【００２６】第１上面シート５は、パネル１の上面で幅
方向へ互いに対向離間し、パネル１の両端縁部１ｂの間
に延びている。パネル１の両端縁部１ｂに位置する第１
上面シート５の両端縁部５ｃは、パネル１の内側へ倒伏
された状態でトップシート２に固着されている。第１上
面シート５の固定側部５ｂからパネル１の幅方向内側へ
延びる部分５ａには、長手方向へ延びる弾性部材７が伸
長状態で取り付けられている。第２上面シート６は、股
下域２１と後胴周り域２２とに位置し、第１上面シート
５の間で幅方向へ延びている。第２上面シート６の固定
側部６ｂからパネル１の長手方向内側へ延びる部分６ａ
には、幅方向へ延びる弾性部材８が伸長状態で取り付け
られている。第１上面シート５の部分５ａと第２上面シ
ート６の部分６ａとのうちの互いに重なり合う領域は、
第１上面シート５を上にした状態で互いに固着されてい
る。
方向へ互いに対向離間し、パネル１の両端縁部１ｂの間
に延びている。パネル１の両端縁部１ｂに位置する第１
上面シート５の両端縁部５ｃは、パネル１の内側へ倒伏
された状態でトップシート２に固着されている。第１上
面シート５の固定側部５ｂからパネル１の幅方向内側へ
延びる部分５ａには、長手方向へ延びる弾性部材７が伸
長状態で取り付けられている。第２上面シート６は、股
下域２１と後胴周り域２２とに位置し、第１上面シート
５の間で幅方向へ延びている。第２上面シート６の固定
側部６ｂからパネル１の長手方向内側へ延びる部分６ａ
には、幅方向へ延びる弾性部材８が伸長状態で取り付け
られている。第１上面シート５の部分５ａと第２上面シ
ート６の部分６ａとのうちの互いに重なり合う領域は、
第１上面シート５を上にした状態で互いに固着されてい
る。
【００２７】図４のパネル１は、弾性部材７がパネル１
の両端縁部１ｂの間に延びている。パネル１がその上面
を内側にして長手方向へ湾曲すると、弾性部材７がパネ
ル１の両端縁部１ｂ間で収縮する。ゆえに、第１上面シ
ート５の部分５ａがパネル１の上方へ起立し易い。第２
上面シート６の部分６ａは、第１上面シート５の部分５
ａの起立にともなってパネル１の上方へ持ち上げられて
起立する。パネル１では、第１上面シート５と第２上面
シート６とが起立することで、ポケットＰ１，Ｐ２が大
きく口を開けるので、多量の排泄物をポケットＰ１，Ｐ
２に収容することができる。
の両端縁部１ｂの間に延びている。パネル１がその上面
を内側にして長手方向へ湾曲すると、弾性部材７がパネ
ル１の両端縁部１ｂ間で収縮する。ゆえに、第１上面シ
ート５の部分５ａがパネル１の上方へ起立し易い。第２
上面シート６の部分６ａは、第１上面シート５の部分５
ａの起立にともなってパネル１の上方へ持ち上げられて
起立する。パネル１では、第１上面シート５と第２上面
シート６とが起立することで、ポケットＰ１，Ｐ２が大
きく口を開けるので、多量の排泄物をポケットＰ１，Ｐ
２に収容することができる。
【００２８】トップシート２には、不織布や開孔プラス
チックフィルム等の透液性のシート、好ましくは透液性
であって疎水性のシートが使用される。バックシート３
には、不透液性のプラスチックフィルムまたはプラスチ
ックフィルムと疎水性不織布とのラミネートシート、好
ましくは通気不透液性のシートが使用される。
チックフィルム等の透液性のシート、好ましくは透液性
であって疎水性のシートが使用される。バックシート３
には、不透液性のプラスチックフィルムまたはプラスチ
ックフィルムと疎水性不織布とのラミネートシート、好
ましくは通気不透液性のシートが使用される。
【００２９】第１および第２上面シート５，６と防漏カ
フ９とには、通気不透液性の不織布または通気不透液性
の伸縮性不織布が使用される。第１および第２上面シー
ト５，６に伸縮性不織布を使用する場合は、第１上面シ
ート５を長手方向へ伸長させた状態でパネル１に固着
し、第２上面シート６を幅方向へ伸長させた状態でパネ
ル１に固着する。カフ９に伸縮性不織布を使用する場合
は、カフ９を長手方向へ伸長させた状態でパネル１に固
着する。第１および第２上面シート５，６や防漏カフ９
に伸縮性不織布を使用すると、第１および第２上面シー
ト５，６の部分５ａ，６ａとカフ９の自由側縁部９ａと
に対する弾性部材７，８，１３の取り付けを省くことが
できる。
フ９とには、通気不透液性の不織布または通気不透液性
の伸縮性不織布が使用される。第１および第２上面シー
ト５，６に伸縮性不織布を使用する場合は、第１上面シ
ート５を長手方向へ伸長させた状態でパネル１に固着
し、第２上面シート６を幅方向へ伸長させた状態でパネ
ル１に固着する。カフ９に伸縮性不織布を使用する場合
は、カフ９を長手方向へ伸長させた状態でパネル１に固
着する。第１および第２上面シート５，６や防漏カフ９
に伸縮性不織布を使用すると、第１および第２上面シー
ト５，６の部分５ａ，６ａとカフ９の自由側縁部９ａと
に対する弾性部材７，８，１３の取り付けを省くことが
できる。
【００３０】不織布としては、スパンレース、ニードル
パンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパンポン
ド、ケミカルボンド等の不織布を使用することができ
る。目付としては、１５〜８０ｇ／ｍ2、好ましくは、
２０〜６０ｇ／ｍ2である。不織布の構成繊維として
は、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド
系、の各繊維、ポリエチレン／ポリプロピレンまたはポ
リエステルの複合繊維等を使用することができる。
パンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパンポン
ド、ケミカルボンド等の不織布を使用することができ
る。目付としては、１５〜８０ｇ／ｍ2、好ましくは、
２０〜６０ｇ／ｍ2である。不織布の構成繊維として
は、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド
系、の各繊維、ポリエチレン／ポリプロピレンまたはポ
リエステルの複合繊維等を使用することができる。
【００３１】コア４は、フラッフパルプと高吸収性ポリ
マー粒子との混合物であり、所要の厚みに圧縮され、全
体がティッシュペーパー等の透水シート（図示せず）に
よって被覆されている。シート２，３，５，６どうしの
固着、シート２，３に対するコア４の接合、シート２，
３，５，６に対する弾性部材の固着には、ホットメルト
接着剤等の接着剤や粘着剤、または、熱溶着の技術を利
用することができる。
マー粒子との混合物であり、所要の厚みに圧縮され、全
体がティッシュペーパー等の透水シート（図示せず）に
よって被覆されている。シート２，３，５，６どうしの
固着、シート２，３に対するコア４の接合、シート２，
３，５，６に対する弾性部材の固着には、ホットメルト
接着剤等の接着剤や粘着剤、または、熱溶着の技術を利
用することができる。
【００３２】
【発明の効果】本発明に係る使い捨ておむつによれば、
開口部に収容された軟便や固形の便等の排泄物は、トッ
プシートと第１および第２上面シートとの間に形成され
るポケットに保持され、トップシートを透過してコアに
吸収されるので、それらの排泄物が前胴周り域へ流動し
たりすることや股下域と後胴周り域とで流動、拡散する
ことを防止することができる。このおむつは、排泄物の
うちの尿と便とが第１および第２上面シートによって分
離されるので、それらが混じり合うことによる不快感を
与えることがない。
開口部に収容された軟便や固形の便等の排泄物は、トッ
プシートと第１および第２上面シートとの間に形成され
るポケットに保持され、トップシートを透過してコアに
吸収されるので、それらの排泄物が前胴周り域へ流動し
たりすることや股下域と後胴周り域とで流動、拡散する
ことを防止することができる。このおむつは、排泄物の
うちの尿と便とが第１および第２上面シートによって分
離されるので、それらが混じり合うことによる不快感を
与えることがない。
【図１】おむつの部分破断斜視図。
【図２】図１のＡ−Ａ線端面図。
【図３】図１のＢ−Ｂ線断面図。
【図４】図１とは異なる態様のおむつの斜視図。
【図５】図４のＣ−Ｃ線断面図。
１ 積層パネル
１ａ 両側縁部
１ｂ 両端縁部
２ 透液性トップシート
３ 不透液性バックシート
４ 吸液性コア
４ａ 両側縁部
５ 第１上面シート
５ａ 部分
５ｂ 固定側部
５ｃ 両端縁部
６ 第２上面シート
６ａ 部分
６ｂ 固定側部
７ 弾性部材
８ 弾性部材
９ 防漏カフ
９ａ 自由側縁部
９ｂ 基側縁部
９ｃ 両端部
１０ 開口部
２０ 前胴周り域
２１ 股下域
２２ 後胴周り域
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平11−113958（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−322878（ＪＰ，Ａ)
特開 平３−202057（ＪＰ，Ａ)
特開 平10−295723（ＪＰ，Ａ)
特開 平10−179633（ＪＰ，Ａ)
特開 平11−128268（ＪＰ，Ａ)
実開 平６−21623（ＪＰ，Ｕ)
特表 平11−506955（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A61F 13/15 - 13/84
Claims (3)
- 【請求項１】 透液性トップシートと不透液性バックシ
ートとの間に吸液性コアが介在する積層パネルから構成
され、互いに対向して長手方向へ延びる両側縁部と、互
いに対向して幅方向へ延びる両端縁部とを有し、長手方
向に前胴周り域と、後胴周り域と、前記前後胴周り域の
間に位置する股下域とを有する使い捨ておむつにおい
て、 前記パネルが、該パネルの上面で幅方向へ互いに対向離
間して長手方向へ延びる一対の液抵抗性第１上面シート
と、前記第１上面シートの間で長手方向へ互いに対向離
間して幅方向へ延びる一対の液抵抗性第２上面シートと
を有して少なくとも前記股下域と前記後胴周り域との間
で開口する開口部を備え、 前記開口部は、前記第１上面シートの長手方向へ延びる
固定側部が前記パネルの上面に固着され、前記第２上面
シートの幅方向へ延びる固定側部が前記パネルの上面に
固着され、かつ、前記第１上面シートの固定側部から前
記パネルの幅方向内側へ延びる該第１上面シートの部分
と前記第２上面シートの固定側部から前記パネルの長手
方向内側へ延びる該第２上面シートの部分とが互いに重
なり合う領域で固着されることにより形成され、前記第１上面シートの固定側部が、前記コアの両側縁部
の内側に位置し、 前記第１上面シートと前記第２上面シ
ートとが、前記開口部の縁部に沿って弾性的な伸縮性を
有することを特徴とする前記おむつ。 - 【請求項２】 前記第１上面シートが、前記パネルの両
端縁部の間に延び、前記パネルの両端縁部に位置する前
記第１上面シートの両端縁部が、前記パネルの幅方向内
側へ倒伏された状態で該パネルの上面に固着されている
請求項１記載のおむつ。 - 【請求項３】 前記パネルの上面から上方へ起立性向を
有する一対の防漏カフが、前記パネルの両側縁部と前記
第１上面シートの両側縁部との間に配置され、前記防漏
カフが、弾性的な伸縮性を有して長手方向へ延びる自由
側縁部と、前記パネルの上面に固着された基側縁部と、
前記パネルの両端縁部に位置して該パネルの上面に固着
された長手方向両端部とを有する請求項１または請求項
２に記載のおむつ。
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|---|---|---|---|
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| JP14235599A JP4375838B2 (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | ゴム組成物 |
| CA002308895A CA2308895C (en) | 1999-05-21 | 2000-05-17 | Disposable diaper |
| IDP20000414D ID26056A (id) | 1999-05-21 | 2000-05-17 | Popok sekali pakai |
| KR1020000026589A KR100639632B1 (ko) | 1999-05-21 | 2000-05-18 | 일회용 기저귀 |
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| BRPI0001826-0A BR0001826B1 (pt) | 1999-05-21 | 2000-05-19 | fralda descartÁvel. |
| SG200002757A SG80097A1 (en) | 1999-05-21 | 2000-05-19 | Disposable diaper |
| DE60021475T DE60021475T2 (de) | 1999-05-21 | 2000-05-19 | Wegwerfwindel |
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| MYPI20002208A MY123995A (en) | 1999-05-21 | 2000-05-19 | Disposable diaper |
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|---|---|---|---|
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|---|---|
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|---|---|---|---|
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| SE0000729L (sv) * | 2000-03-06 | 2001-09-07 | Sca Hygiene Prod Ab | Absorberande alster med förbättrad läckagesäkerhet |
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| JP3683811B2 (ja) * | 2000-12-28 | 2005-08-17 | ユニ・チャーム株式会社 | 使い捨ての体液吸収性着用物品 |
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| US7825134B2 (en) | 2003-05-19 | 2010-11-02 | Othera Holding, Inc. | Amelioration of cataracts, macular degeneration and other ophthalmic diseases |
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