JP3527410B2 - コプレーナーストリップライン - Google Patents

コプレーナーストリップライン

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MMIC(モノリ
シックマイクロ波集積回路)やMIC(マイクロ波集積
回路)等に用いられるマイクロ波帯またはミリ波帯の高
周波伝送線路のようなマイクロ波伝送線路の一形態であ
るコプレーナーストリップラインに関し、より詳細に
は、コプレーナーストリップラインを構成するストリッ
プ導体に周期的なスリットからなるコルゲート構造を形
成し、近接する伝送線路との間のクロストークが生じに
くくなるようにしたコプレーナーストリップラインに関
する。
【0002】
【従来の技術】MMICやMIC等に用いられるマイク
ロ波帯またはミリ波帯の高周波伝送線路、即ちマイクロ
波伝送線路の一形態であるコプレーナーストリップライ
ンは、誘電体基板上に形成された一対のストリップ導体
からなる共平面型分布定数線路である。
【0003】図4は、従来のコプレーナーストリップラ
インの形状と共に、伝送モードの電界および磁界の様子
を示す説明図である。図4において、101は誘電体基
板を、104は誘電体基板101上に任意の間隔を隔て
て形成されたストリップ導体102および103からな
る一対のストリップ導体をそれぞれ示し、コプレーナー
線路の導体パターンと相補的な関係となるように形成さ
れている。また、401は伝送モードの電界を、402
は磁界をそれぞれ示しており、電界401はストリップ
導体102および103の間に、磁界402は各ストリ
ップ導体102および103の周りにそれぞれ生じるこ
とが知られている。
【0004】このコプレーナーストリップラインは、マ
イクロストリップラインやコプレーナー線路と比較して
損失が大きくなる点やマイクロストリップラインへの変
換が複雑になることから、従来においてあまり多く用い
られることはなかった。
【0005】ところが、近年、MMIC等に見られるよ
うに回路の小型化が進んだ結果、実際に回路中において
電磁波が伝送される距離が短くなり、伝送線路の損失は
あまり問題とならなくなってきた。また、高周波回路の
主流がマイクロストリップラインを用いた回路からユニ
プレーナー回路へと移りつつある中で、コプレーナース
トリップラインやスロットライン等が再び注目され始め
ている。特に、コプレーナー線路やスロットラインが理
想的には半無限の導体幅を仮定しているのに対し、コプ
レーナーストリップラインは有限の導体幅で構成できる
ため、回路の小型化の点で有利であると考えられてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コプレ
ーナーストリップラインは有限の導体幅で構成できるた
め回路の小型化の点で有利であるとされているが、本発
明の発明者は、従来のコプレーナーストリップラインを
そのまま用いると近接する他の伝送線路との間でクロス
トークが生じやすく、複数の伝送線路を近接して配置す
ることができないという問題が存在していることを見出
した。このことは、本発明の発明者による研究の結果、
コプレーナーストリップラインにおける伝送モードの電
界401および磁界402の様子が、図4に示したもの
とは多少異なっていることが判明したことによるもので
ある。以下、この点ついて具体的に説明する。
【0007】図5は、本発明の発明者による研究の結果
に基づいて得られた従来のコプレーナーストリップライ
ンにおける伝送モードの電界および磁界の様子を示す説
明図である。図5に示すように、本発明の発明者は、図
4に示した一対のストリップ導体104の間に発生する
伝送モードの電界401に加え、電界501として示す
ように、一対のストリップ導体104の外側(コプレー
ナーストリップラインの外側)にも別な電界が集中して
いることを見出した。なお、ここで、一対のストリップ
導体104の外側とは、各ストリップ導体102および
103の進行方向(長手方向)に平行な二つの端部のう
ち、それぞれ他方のストリップ導体と対向していない側
の端部(ストリップ導体102については図5における
左側の端部、ストリップ導体103については図5にお
ける右側の端部)のことを意味する。以下の説明におい
てこの端部のことを外側端部と、他方のストリップ導体
と対向している側の端部を内側端部と記述することにす
る。
【0008】図5に示すように、ストリップ導体102
および103の外側端部に強い電界501がかかると、
近接した他の伝送線路との間でクロストークが大きくな
るため、複数の伝送線路を近接して配置することができ
なくなるという問題が発生する。したがって、このよう
な問題が存在する以上、有限の導体幅で構成できるため
回路の小型化に有利である、というコプレーナーストリ
ップラインの特徴を十分に生かすことはできない。
【0009】図5に示したような電界分布は、図6に示
すようなストリップ導体102および103上に生じる
電流分布に応じて生じるものである。図6において、6
01および602はストリップ導体102および103
上に生じる電流を示し、矢印の向きは電流の向きを表し
ている。ここで、電流601は従来から知られていたス
トリップ導体102および103間にかかる電界401
に対応するものであり、電流602はストリップ導体1
02および103の外側端部にかかる電界501に対応
するものである。
【0010】図6に示す矢印から明らかなように、スト
リップ導体102および103と平行な向きを持つ電流
が、ストリップ導体102および103の内側端部のみ
ならず、外側端部にも生じている。図5に示した電界5
01は、このストリップ導体102および103と平行
な向きを持つ電流602によって誘起され、隣接する伝
送線路とのクロストークの原因となる。
【0011】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、コプレーナーストリップラインの伝送モードの電界
が各ストリップ導体の外側端部で強くならないようにし
て、近接する伝送線路との間のクロストークを生じにく
くすることにより、複数の伝送線路を近接して配置する
ことが可能なコプレーナーストリップラインを実現する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1のコプレーナーストリップラインは、誘電
体基板上に任意の間隔を隔てて形成された一対のストリ
ップ導体からなるコプレーナーストリップラインにおい
て、前記ストリップ導体が、それぞれ他方のストリップ
導体と対向していない側の端部に形成された周期的なス
リットからなるコルゲート構造を有するものである。
【0013】また、請求項2のコプレーナーストリップ
ラインは、請求項1に記載のコプレーナーストリップラ
インにおいて、前記コプレーナーストリップラインにお
いて伝送される電磁波の実効波長をλ、前記スリットの
深さをCLとした場合に、前記実効波長λおよびスリッ
トの深さCLが、CL>(λ/10)の関係を有するも
のである。
【0014】また、請求項3のコプレーナーストリップ
ラインは、請求項1または2に記載のコプレーナースト
リップラインにおいて、前記コプレーナーストリップラ
インにおいて伝送される電磁波の実効波長をλ、前記ス
リットの幅をCWとした場合に、前記実効波長λおよび
スリットの幅CWが、CW<(λ/4)の関係を有する
ものである。
【0015】また、請求項4のコプレーナーストリップ
ラインは、請求項1〜3のいずれか一つに記載のコプレ
ーナーストリップラインにおいて、前記スリットの深さ
をCL、幅をCWとした場合に、前記深さCLおよび幅
CWが、CL>CWの関係を有するものである。
【0016】さらに、請求項5のコプレーナーストリッ
プラインは、請求項1〜4のいずれか一つに記載のコプ
レーナーストリップラインにおいて、前記スリットが、
前記コプレーナーストリップラインにおいて伝送される
電磁波の進行方向に対して略直交する角度で形成される
ものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコプレーナー
ストリップラインの一実施の形態について、添付の図面
を参照しつつ詳細に説明する。
【0018】図1は本実施の形態に係るコプレーナース
トリップラインの斜視図、図2はその平面図である。図
1および図2に示すコプレーナーストリップラインは、
従来技術で説明したように、誘電体基板101上に任意
の間隔を隔てて形成されたストリップ導体102および
103からなる一対のストリップ導体104で構成さ
れ、また、各ストリップ導体102および103には、
それぞれ他方のストリップ導体と対向していない側の端
部、即ち、外側端部に周期的に形成された複数のスリッ
トからなるコルゲート構造部105が設けられている。
なお、図2において、201および202は、ストリッ
プ導体102および103上の電流(電流分布)を示
し、矢印の向きは電流の向きを示している。
【0019】また、図3は、図2中の領域Aの拡大図で
あり、コルゲート構造部105を説明するためのもので
ある。図3において、106はストリップ導体102お
よび103の外側端部に周期的に形成されたスリットを
示し、また、CLはスリット106の深さ(長さ)を、
CWはスリット106の幅を、CPはスリット106の
周期をそれぞれ示している。図1〜図3に示すように、
各スリット106は、一定の周期CPで形成される。
【0020】図1〜図3に示したコルゲート構造部10
5をストリップ導体102および103の外側端部に設
けることにより、ストリップ導体102および103の
外側端部に流れる電流の向きは、図2において電流20
2に該当する矢印で示す向きに制限されることになる。
その結果、ストリップ導体102および103の外側端
部に、図6に示した電流602に含まれるストリップ導
体102および103と平行な向きを持つ電流が流れな
いようにすることができる。なお、スリット106は、
図1〜図3に示すように周期CPで周期的に形成される
ため、ストリップ導体102および103の部分毎に電
流分布が異なってしまうことはない。
【0021】このように、ストリップ導体102および
103の外側端部において、ストリップ導体102およ
び103と平行な向きを持つ電流が流れないようにする
ことができるため、図5に示したコプレーナーストリッ
プラインのストリップ導体102および103の外側端
部に発生する電界501が抑制され、隣接する伝送線路
とのクロストークを抑えることが可能となる。
【0022】また、コルゲート構造部105がコプレー
ナーストリップラインにおいて伝送される電磁波に対し
て効果的に機能するようにするために、コプレーナース
トリップラインにおいて伝送される電磁波の実効波長を
λとした場合に、実効波長λおよびコルゲート構造部1
05を構成するスリット106の深さCLが、 CL>(λ/10) の関係を有するようにコルゲート構造部105を形成す
ることが望ましい(第1の条件:スリット106の深さ
(長さ)CLの寸法がλ/10より長い)。
【0023】このように、コルゲート構造部105がコ
プレーナーストリップラインにおいて伝送される電磁波
に対して効果的に機能するようにするために、スリット
106の深さ(長さ)CLの寸法をλ/10より長くな
るようにするのは、当業者の間で使われる一般論に基づ
くものである。なお、スリット106の深さCLは、上
記CL>(λ/10)という条件を満たすと共に、一般
論として、 (ストリップ導体幅)−(スリットの深さCL)>(λ
/10) という条件を満たすように形成されることが好ましい。
【0024】また、コルゲート構造部105によりスト
リップ導体102および103と平行な向きを持つ電流
を抑制するためには、上記実効波長λおよびコルゲート
構造部105を構成するスリット106の幅CWが、 CW<(λ/4) の関係を有するようにコルゲート構造部105を形成す
ることが望ましい(第2の条件:スリット106の幅C
Wの寸法がλ/4より短い)。
【0025】これは、ストリップ導体と平行な向きを持
つ電流の向きが変わる周期がλ/4であることから、コ
ルゲート構造部105のスリット106の幅CWを少な
くともλ/4より狭い幅にすることにより、ストリップ
導体102および103と平行な向きを持つ電流(図6
の電流602を参照)の向きを変えることができるから
である。
【0026】また、コルゲート構造部105によりスト
リップ導体102および103と平行な向きを持つ電流
をより効果的に抑制するためには、電流が流れる方向の
寸法であるスリット106の深さCL,および電流を抑
制する方向の寸法である幅CWが、 CL>CW の関係を有するように、コルゲート構造部105を形成
することが望ましい(第3の条件:スリット106の深
さ(長さ)CLの寸法が幅CWの寸法より長い)。
【0027】一般論として、矩形の形状をした導体に高
周波電流が流れる場合、その導体形状に応じた固有モー
ドが発生することになるが、この固有モードが存在する
下限の周波数はスリット106の深さCLおよびCWの
うち長い方の寸法で決定される。そこで、CL>CWと
することにより、CL方向の固有モードの方が安定とな
り、希望の方向に電流の向きを制限することができる。
【0028】さらに、コルゲート構造部105により、
ストリップ導体102および103と平行な向きを持つ
電流を最も効果的に抑制するためには、コプレーナース
トリップラインにおいて伝送される電磁波の進行方向に
対して略直交する角度で各スリット106を形成するこ
とが好ましい(第4の条件)。
【0029】このようにスリット106を形成すること
により、ストリップ導体102および103と平行な向
きを持つ電流成分が0になる方向、即ちストリップ導体
102および103の長さ方向と直交する方向に電流2
02の方向を制限することができるからである。
【0030】そこで、コプレーナーストリップラインに
おいて伝送される35GHzの電磁波の実効波長3.7
7mmに対し、上述したコルゲート構造部105に関す
る第1〜第4の条件を満たすように、図1〜図3に示し
た構成と同様のコプレーナーストリップラインを作製し
た。具体的には、誘電体基板101として、誘電率1
0.2のRT−Dudoid 6010基板を用い、そ
の厚さを0.76mmとした。また、誘電体基板101
上に、ストリップ導体102および103の間隔が0.
14mmとなるように、それぞれ厚さ18μm,導体幅
0.82mmのストリップ導体102および103をエ
ッチングによりパターン形成した。また、ストリップ導
体102および103の外側端部に、深さCLが0.4
mm,幅が0.2mm,周期CPが0.4mmのスリッ
ト106をコプレーナーストリップラインを伝播する電
磁波の進行方向に対して略直交する角度となるように形
成して、コルゲート構造部105を形成した。
【0031】すなわち、電磁波の実効波長λである3.
77mmに対し、スリット106の深さCLは0.4m
m,幅CWは0.2mmであるため、第1の条件である
CL>(λ/10)および第2の条件であるCW<(λ
/4)を満たしている。また、スリット106の深さC
Lは0.4mm,幅CWは0.2mmであるため、第3
の条件であるCL>CWを満たしている。さらに、図1
〜図3に示したように、スリット106をコプレーナー
ストリップラインを伝播する電磁波の進行方向に対して
略直交する角度で形成したため、第4の条件を満たして
いる。そして、このような寸法を有するコプレーナース
トリップラインを使用することにより、隣接する伝送線
路との間におけるクロストークを抑えることが可能とな
る。
【0032】このように、本実施の形態に係るコプレー
ナーストリップラインによれば、ストリップ導体102
および103の外側端部にコルゲート構造部105を設
けたことにより、図5を用いて説明したストリップ導体
102および103の外側端部に発生する電界501が
抑制されるため、隣接する伝送線路とのクロストークを
抑えることができる。したがって、複数の伝送線路を近
接して配置することが可能なコプレーナーストリップラ
インを実現することが可能となる。
【0033】なお、本実施の形態の説明において示した
誘電体基板101の誘電率や厚さ、動作周波数等はあく
までも一例であって、用途によって適宜変更可能なもの
である。また、図1〜図3には、矩形状のスリット10
6からなるコルゲート構造部105を示したが、前述し
たコルゲート構造部105の機能を果たすことが可能で
あれば、スリット106の形状はいかなる形状であって
も良い。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコプレー
ナーストリップライン(請求項1)によれば、誘電体基
板上に任意の間隔を隔てて形成された一対のストリップ
導体からなるコプレーナーストリップラインにおいて、
ストリップ導体に、それぞれ他方のストリップ導体と対
向していない側の端部に形成された周期的なスリットか
らなるコルゲート構造を設けたことにより、ストリップ
導体の外側端部に発生する電界が抑制されるため、隣接
する伝送線路とのクロストークを抑えることができる。
したがって、複数の伝送線路を近接して配置することが
可能なコプレーナーストリップラインを実現することが
可能となる。
【0035】また、本発明のコプレーナーストリップラ
イン(請求項2)によれば、請求項1に記載のコプレー
ナーストリップラインにおいて、コプレーナーストリッ
プラインにおいて伝送される電磁波の実効波長をλ、ス
リットの深さをCLとした場合に、実効波長λおよびス
リットの深さCLが、CL>(λ/10)の関係を有す
るようにスリットを形成したことにより、ストリップ導
体の外側端部に発生する電界が効果的に抑制されるた
め、隣接する伝送線路とのクロストークを抑えることが
できる。したがって、複数の伝送線路を近接して配置す
ることが可能なコプレーナーストリップラインを実現す
ることが可能となる。
【0036】また、本発明のコプレーナーストリップラ
イン(請求項3)によれば、請求項1または2に記載の
コプレーナーストリップラインにおいて、コプレーナー
ストリップラインにおいて伝送される電磁波の実効波長
をλ、スリットの幅をCWとした場合に、実効波長λお
よびスリットの幅CWが、CW<(λ/4)の関係を有
するようにスリットを形成したことにより、ストリップ
導体の外側端部に発生する電界が効果的に抑制されるた
め、隣接する伝送線路とのクロストークを抑えることが
できる。したがって、複数の伝送線路を近接して配置す
ることが可能なコプレーナーストリップラインを実現す
ることが可能となる。
【0037】また、本発明のコプレーナーストリップラ
イン(請求項4)によれば、請求項1〜3のいずれか一
つに記載のコプレーナーストリップラインにおいて、ス
リットの深さをCL、幅をCWとした場合に、深さCL
および幅CWが、CL>CWの関係を有するようにスリ
ットを形成したことにより、ストリップ導体の外側端部
に発生する電界が効果的に抑制されるため、隣接する伝
送線路とのクロストークを抑えることができる。したが
って、複数の伝送線路を近接して配置することが可能な
コプレーナーストリップラインを実現することが可能と
なる。
【0038】さらに、本発明のコプレーナーストリップ
ライン(請求項5)によれば、請求項1〜4のいずれか
一つに記載のコプレーナーストリップラインにおいて、
スリットが、コプレーナーストリップラインにおいて伝
送される電磁波の進行方向に対して略直交する角度で形
成されるようにしたことにより、ストリップ導体の外側
端部に発生する電界が効果的に抑制されるため、隣接す
る伝送線路とのクロストークを抑えることができる。し
たがって、複数の伝送線路を近接して配置することが可
能なコプレーナーストリップラインを実現することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るコプレーナーストリ
ップラインの斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るコプレーナーストリ
ップラインの平面図である。
【図3】図2中の領域Aの拡大図である。
【図4】従来のコプレーナーストリップラインの形状,
伝送モードの電界,および磁界の様子を示す説明図であ
る。
【図5】従来のコプレーナーストリップラインにおける
伝送モードの電界および磁界の様子を示す説明図である
(本発明の発明者による研究の結果に基づいて得られた
もの)。
【図6】従来のコプレーナーストリップラインを構成す
るストリップ導体上の電流分布を示す説明図である。
【符号の説明】
101 誘電体基板 102,103 ストリップ導体 104 一対のストリップ導体 105 コルゲート構造部 106 スリット 201,202,601,602 電流 401,501 電界 402 磁界 CL スリットの深さ CW スリットの幅
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−29809(JP,A) 特開 平9−232820(JP,A) 特開 昭46−4710(JP,A) 特開 昭56−138302(JP,A) 特開 平10−98310(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 3/02 H01P 3/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体基板上に任意の間隔を隔てて形成
    された一対のストリップ導体からなるコプレーナースト
    リップラインにおいて、 前記ストリップ導体は、それぞれ他方のストリップ導体
    と対向していない側の端部に形成された周期的なスリッ
    トからなるコルゲート構造を有することを特徴とするコ
    プレーナーストリップライン。
  2. 【請求項2】 前記コプレーナーストリップラインにお
    いて伝送される電磁波の実効波長をλ、前記スリットの
    深さをCLとした場合に、前記実効波長λおよびスリッ
    トの深さCLが、 CL>(λ/10) の関係を有することを特徴とする請求項1に記載のコプ
    レーナーストリップライン。
  3. 【請求項3】 前記コプレーナーストリップラインにお
    いて伝送される電磁波の実効波長をλ、前記スリットの
    幅をCWとした場合に、前記実効波長λおよびスリット
    の幅CWが、 CW<(λ/4) の関係を有することを特徴とする請求項1または2に記
    載のコプレーナーストリップライン。
  4. 【請求項4】 前記スリットの深さをCL、幅をCWと
    した場合に、前記深さCLおよび幅CWが、 CL>CW の関係を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か一つに記載のコプレーナーストリップライン。
  5. 【請求項5】 前記スリットは、前記コプレーナースト
    リップラインにおいて伝送される電磁波の進行方向に対
    して略直交する角度で形成されることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか一つに記載のコプレーナーストリッ
    プライン。
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