JP3527095B2 - 磁気記録媒体処理装置 - Google Patents
磁気記録媒体処理装置Info
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Description
気情報を書き込んだり読み取ったりする磁気処理と、文
字や記号等を印字する印字処理とを行う磁気記録媒体処
理装置に関する。
は、例えば、各種の料金精算機やカード発行機などに備
えられた各種のカードリーダライタが知られている。こ
のような磁気記録媒体処理装置では、搬送ベルトなどの
搬送手段で磁気記録媒体を搬送し、その磁気記録媒体に
対して、磁気処理や印字処理を連続して行うことが多
い。磁気処理と印字処理を連続して行う従来の磁気記録
媒体処理装置においては、通常、各処理の処理速度が異
なるため、次のように対処することにより、それぞれの
処理を行っている。 (1)搬送手段の構造を各処理毎に分離し、それぞれの
処理速度に応じた適正な搬送速度で各処理を行う。 (2)単一の搬送手段の搬送速度を低速から高速まで可
変とし、それぞれの処理に適した搬送速度に切替えて各
処理を行う。 (3)搬送手段の搬送速度を処理速度の遅いものに合わ
せ、同一の速度で各処理を行う。
では、次のような問題があった。上記(1)の場合は、
各処理をそれぞれの適正速度で行うためには、各処理領
域間での磁気記録媒体の受け渡しの際に、磁気記録媒体
を搬送手段の受け渡し部分(分離された各構造の間の部
分)に完全に取り込む必要があり、すなわち、搬送手段
の分離された各構造の両方に磁気記録媒体が跨がること
が許されないので、各処理領域間に十分な間隔が必要と
なる。従って、搬送方向の装置寸法が長くなるととも
に、全体の処理時間も長くなってしまう。また、搬送手
段を分離構造としているので、駆動モータや搬送部材な
どの部品点数も多くなる。さらに、搬送手段の分離され
た各構造の駆動状態によっては、各処理領域間の磁気記
録媒体の受け渡しの際に、次の処理に対応した搬送速度
を設定する必要が生じることもあって、処理時間が長く
なってしまう。また、(2)の場合は、搬送速度を低速
から高速まで可変にするトルクを確保するためには、速
度応答性が良くトルク変動が少ない、例えば、ステッピ
ングモータなどの駆動モータが必要となる。このため、
モータを制御する回路部品が多くなるとともに、駆動モ
ータのサイズも大きくなり、装置全体が大型化してしま
う。さらに、(3)の場合は、搬送手段の構造は簡略な
ものになるが、搬送速度を処理速度の遅い側に合わせる
ため、全体の処理時間が長くなってしまう。
連続して短時間で行うことを可能にするため、磁気記録
媒体に対して異なる速度で処理を行う複数の処理手段を
備えている磁気記録媒体処理装置において、複数の処理
手段の各処理領域に亘って設けられ、複数の処理処理手
段のうちの一つの処理手段の処理速度に応じた一定速度
で移動し、磁気記録媒体を挟持して搬送する搬送ベルト
と、他の処理手段の処理領域に設けられ、前記搬送ベル
トの挟持力よりも大きな力で磁気記録媒体を保持して前
記他の処理手段の処理速度に応じた速度で搬送する搬送
手段とを備えて構成された磁気記録媒体処理装置が、こ
の出願人により、特願平9−318518号明細書にお
いて、提案された。
に挿入された磁気記録媒体は、搬送ベルトに挟持されて
一つの処理手段に応じた速度で搬送され、その一つの処
理手段の処理領域では、磁気記録媒体が搬送ベルトに挟
持された状態で搬送されて処理が行われる。一方、他の
処理手段の処理領域では、磁気記録媒体が搬送ベルトの
挟持力よりも大きな力で搬送手段により保持されるた
め、磁気記録媒体の搬送速度が他の処理手段の処理速度
に応じた速度に切替えられて他の処理が行われる。
磁気記録媒体の搬送通路に面し、搬送ベルトの移動方向
の直交する軸を中心として前記他の処理手段の処理速度
に応じた速度で回転駆動されるローラと、そのローラの
外周面上に搬送された磁気記録媒体を前記ローラの方向
に搬送ベルトの挟持力よりも大きな力で押圧する押圧部
とを備えるものである。この処理手段が印字処理部であ
る場合は、印字ヘッドが前記押圧部を兼ね、印字用プラ
テンローラが前記ローラを兼ねる。この構成によれば、
磁気記録媒体は前記押圧部(印字ヘッド)により前記ロ
ーラ(プラテンローラ)に押し付けられ、ローラの回転
駆動に伴って搬送される。この時、押圧部とローラとに
よる挟持力が搬送ベルトの挟持力より大きいため、ロー
ラの周速度と移動速度が異なる搬送ベルトに対して磁気
記録媒体は滑りながら搬送される。
図6〜図9を参照しながら、さらに詳述する。図6は同
装置の要部の平面図、図7は同じく側面図、図8は同じ
く内部構成図である。図9は従来の磁気記録媒体処理装
置の印字ヘッドの幅と印字エリアの印字幅との関係を示
す説明図である。搬送部1は、搬送路の進入側上部に設
けられた駆動軸2の左右両側に固着されたプーリ3と搬
送路の進出側上部に設けられた従動軸4の左右両側に固
着されたプーリ5との間に搬送ベルト6(6´)を巻回
し、搬送路の進入側下部に設けられた駆動軸7の左右両
側に固着されたプーリ8と搬送路の進出側下部に設けら
れた従動軸9の左右両側に固着されたプーリ10との間
に搬送ベルト11(11´)を巻回して、上下一対の搬
送ベルト6,11(6´,11´)により磁気記録媒体
(以下、磁気カードという)Cを挾持搬送するように構
成されている。12は、とくに磁気処理部の付近におい
て搬送ベルトの挟持力を補助する搬送補助ローラであ
る。13a〜13eは磁気カードCの搬送位置を検出す
るためのセンサである。
11(6´,11´)の間において、搬送面の下側に設
けてある磁気ヘッド14aと、搬送面の上側から磁気ヘ
ッドに対向するように設けられた磁気ヘッド加圧ローラ
14bとからなり、磁気ヘッド加圧ローラ14bは、バ
ネなどの押圧部15により磁気ヘッド14aに向けて常
に付勢されている。印字処理部16は、左右の搬送ベル
ト6,11(6´,11´)の間において、搬送面の上
側に設けられたサーマル式印字ヘッド16aと、搬送面
の下側から印字ヘッドに対向するように設けられた印字
用のプラテンローラ16bとからなっている。印字ヘッ
ド16aは、押圧部15によりプラテンローラ16bに
向けて常に付勢されている。また、印字ヘッド16a
は、例えば、ソレノイド17aと、これにより揺動され
るクランク17bとからなる昇降手段17に結合され
て、プラテンローラ16bから離間又は押圧接触可能に
取付けられている。プラテンローラ16bには弾力性を
備えたゴムローラが用いられ、従動軸18に固着されて
いる。
1の減速機構20を構成する歯車列20a,20b,2
0c及び伝動手段を構成する歯車20c,20dを介し
て前記搬送手段の駆動軸2,7に伝達されるほか、前記
歯車20bと同軸上に固着されたプーリ21と、プラテ
ンローラ16bの従動軸18に固着されたプーリ22
と、この間に巻回された伝動ベルト23とから構成され
た第2の減速機構24を介して、プラテンローラ16b
に伝達されるように構成されている。従って、プラテン
ローラ16bは、搬送手段の一部をも構成している。
17により印字ヘッド16aを上昇させ、磁気処理部1
4の搬送速度で磁気カードCを搬送して、処理を行う。
印字処理時は、磁気カードCが印字ヘッド16aとプラ
テンローラ16bの間に入っていることをセンサ13d
で検出してから印字ヘッド16aを下降させ、押圧部1
5の押圧力で印字ヘッド16aを磁気カードCに密着さ
せ、駆動力を与えられているプラテンローラ16bの回
転により印字処理速度で磁気カードを搬送し、印字処理
を行う。このようにして、磁気処理と印字処理を行って
いた。
理装置による磁気カードの印字エリアPAは、一例とし
て、カード搬送方向の寸法PLが40mm、印字幅(カ
ード搬送方向と直交する方向の寸法)PWは32mm程
度である。このような印字エリアPAに印字するための
印字ヘッド16aの幅HWは80mm程度とされ、ま
た、プラテンローラ16bの長さも、印字ヘッドの幅と
ほぼ同一とされている。
磁気記録媒体処理装置における印字ヘッドの幅HWは、
磁気カードの最大印字エリアPAの幅PWに対応可能な
ように設定された比較的大きい幅であるため、磁気カー
ドの先端が印字ヘッドとプラテンローラの間に進入する
時の抵抗が大きく、搬送安定性が損なわれ易い。そのた
め、印字ヘッドの磁気カードに対する密着性を良くして
所要の印字品質を確保するためには、プラテンローラに
粘性係数が大きく、弾力性を有するゴムローラを用い、
プラテンローラと印字ヘッドの加圧力を大きくする必要
がある。
密度も、鮮明な印字品質が得られるように一般的に採用
されているものと同一であるため、印字処理に時間が掛
かるので、印字処理時の搬送速度を磁気処理時の搬送速
度よりも遅くしなければならない。すなわち、印字処理
時と磁気処理時の搬送速度が大きく異なっている。この
ため、磁気処理部の搬送系(搬送ベルト)と印字処理部
の搬送系(プラテンローラ)を、異なる減速比を有する
二つの減速機構20,24で駆動している。また、印字
処理をしない時は、粘性係数が大きい駆動されるプラテ
ンローラが印字ヘッドに常時押圧接触していては、印字
ヘッドが摩耗するので、これを防止するために、磁気処
理の際は印字ヘッドを搬送面から上昇離間させ、印字処
理の際は搬送面まで下降させる昇降手段17を必要とし
ていた。そのため、従来装置は、部品点数が多く、構造
が複雑であった。さらに、印字処理時の処理速度と磁気
処理時の処理速度との差がまだ大きいため、磁気カード
の全体処理時間の一層の短縮が望まれていた。
と、すなわち、磁気処理及び印字処理の処理時間の一層
の短縮化と、構造の一層の簡略化を図ることにある。
め、本発明は、磁気処理部と印字処理部を搬送方向に隔
てて有し、左右各一対の搬送ベルトを用いる搬送手段に
より搬送される磁気カードに対して磁気処理と印字処理
を連続的に行う磁気記録媒体処理装置において、印字処
理部の印字用プラテンローラを自由回転可能に取付ける
とともに、印字処理部の印字ヘッドを押圧手段により前
記印字用プラテンローラに常時密着させ、印字処理部の
付近に、搬送ベルトによる磁気カードに対する挾持力を
増大させる搬送補助ローラを設け、前記搬送手段を前記
磁気処理部から前記印字処理部に亘って単一の駆動系で
駆動させることにより、搬送ベルトにより搬送される磁
気カードを印字ヘッドと印字用プラテンローラの間に割
込ませて搬送するようにしたことことを特徴としてい
る。上記構成により、磁気カードは磁気処理部から印字
処理部に亘って左右各一対の搬送ベルトに挟持して搬送
される。印字処理部に進入する際は、搬送補助ローラに
より挟持力が増大されているので、印字ヘッドとプラテ
ンローラの間に円滑に進入することができる。また、プ
ラテンローラは自由回転可能に取付けてあるので、単一
の駆動系と搬送系を用いる搬送ベルトの挾持搬送力のみ
でカードの印字処理部での搬送が可能である。さらに、
磁気処理時に印字ヘッドとプラテンローラの間に磁気カ
ードが存在しない時は、印字ヘッドをプラテンローラか
ら離間させなくとも、印字ヘッドが摩耗されることは無
い。
幅を磁気カードの印字幅に応じて小さくすることが望ま
しい。このように小さくした場合は、搬送されてくる磁
気カードに対する印字ヘッド及びプラテンローラによる
進入抵抗が一層小さくなるので、印字へッドのプラテン
ローラに対する加圧力が小さくとも、印字ヘッドの磁気
カードに対する密着性が確保される。
方向の印字ドット密度を、印字内容が判読可能な程度ま
で粗にする印字制御部を備え、ドット密度を粗にするこ
とが望ましい。このように粗にした場合は、印字処理速
度を向上させ、磁気処理速度との差を一層少なくするこ
とができる。
硬質材料で作ることが好ましい。このようにした場合
は、搬送ベルトに挟持搬送される磁気カードの先端の印
字処理部への進入抵抗がさらに小さくなる。
て、図1〜図5に基づいて説明する。図1は本磁気記録
媒体処理装置の要部の平面図、図2は同じく側面図、図
3は同じく内部構成図である。図4は印字処理部の断面
図である。図5は本磁気記録媒体処理装置の印字ヘッド
の幅と印字エリアの印字幅との関係を示す説明図であ
る。先の提案に係る磁気記録媒体処理装置の構成部材と
同一部材又は相当部材に対しては同一の符号を用いて、
詳細な説明を省略する。
に搬送面の上下に設けられた左右一対の搬送ベルト6,
11(6´,11´)からなる点、磁気処理部14が磁
気ヘッド14aと磁気ヘッド加圧ローラ14bを有し、
磁気ヘッド加圧ローラ14bがバネなどの押圧部15に
より磁気ヘッド14aに押圧されている点、及び印字処
理部16が印字ヘッド16a´とプラテンローラ16b
´とを有し、印字ヘッド16a´はバネなどの押圧部1
5によりプラテンローラ16b´に押圧されている点
は、従来と同様である。
は、モータ19とこれにより駆動される搬送部1との間
には、一つの減速機構しか設けられていない。すなわ
ち、駆動モータ19の回転軸上に固着された歯車20a
に順次噛み合わされている歯車列20b,20c,20
dにより構成された減速機構20のみを有している。ま
た、図5に示すように、印字処理部16の印字ヘッド1
6a´及びプラテンローラ16b´の幅(磁気カードの
搬送方向と直交する方向の寸法)は、磁気カードCの幅
(搬送方向と直交する方向の寸法)に対して実質的に狭
く形成されている。すなわち、印字ヘッド16a´の幅
HWは、印字幅PWが数mm程度の印字エリアPAに印
字することができる程度の幅、例えば24mmとされて
いる。そして、本装置における印字制御部は、印字ヘッ
ド16a´による磁気カードの搬送方向のドット密度
を、狭隘化された上記印字エリアPAに印字される内容
が判読できる程度、例えば、従来のドット密度の二分の
一、あるいは三分の一程度に粗にするように構成されて
いる。さらに、プラテンローラ16b´は、駆動力を与
えられない支軸18に自由回転可能に支持されており、
そのプラテンローラの幅は、上記印字ヘッドの幅HWと
ほぼ等しい。そして、好ましくは、プラテンローラ16
b´は、摩擦係数が小さく、耐摩耗性に優れた硬質材料
で作られている。
態では、磁気ヘッド加圧ローラ14bは押圧部15によ
り磁気ヘッド14aに接触し、印字ヘッド16a´は押
圧部15によりプラテンローラ16b´に接触してい
る。磁気カードCが挿入され、センサ13aにより検出
されると、駆動モータ19が駆動され、その駆動力が減
速機構20を介して搬送ベルト6(6´),11(11
´)に伝達され、挿入された磁気カードCがその幅方向
両側辺を上下一対の搬送ベルト6,11(6´,11
´)に挟持されて搬送される。磁気処理部14では、搬
送補助ローラ12により搬送ベルト6,11(6´,1
1´)のカード挟持力が大きくなるため、磁気カードは
確実にベルト移動速度で搬送され、磁気ヘッド14aと
磁気ヘッド加圧ローラ14bにより磁気処理が行われ
る。
部16に向けて搬送されると、印字処理部においても、
搬送ベルトによる挟持部を上下から加圧する搬送補助ロ
ーラ12が設けてあるので、磁気カードCは安定した一
定の力で挟持され、ベルト搬送力により印字ヘッド16
a´とプラテンローラ16b´の間に割り込んで印字ヘ
ッド下に進入する。従って、磁気カードは高い搬送安定
性をもって印字処理部を通過される。磁気カードの印字
領域への進入をセンサにより検出されると、搬送制御部
により搬送速度が印字処理の処理速度に合致するように
やや低下され、印字処理が行われる。
テンローラ16b´に挟持されて搬送されると、磁気カ
ードの移動によりプラテンローラ16b´も回転される
ので、磁気カードは印字ヘッド16b´と密着し、ま
た、プラテンローラ16b´が搬送の抵抗となることも
ない。そして、印字ヘッド16a´の幅が従来よりも狭
くしてあるので、磁気カードの印字処理部への進入抵抗
が一層小さく、かつ、プラテンローラ16b´との密着
性が向上する。従って、従来装置と異なり、磁気カード
の進入抵抗による搬送速度の低下が生じないので、磁気
処理時の搬送速度と印字処理時の搬送速度との間の差
は、無に等しい。そして、印字ヘッド16a´による磁
気カードの搬送方向のドット密度が印字内容の判読が可
能な程度に粗くされているので、印字処理の処理速度を
磁気処理の処理速度と等しくさせることができるため、
上記のように単一の駆動系により駆動される搬送手段に
よる搬送速度を印字領域においてごく僅かに遅くするだ
けで、あるいは、磁気処理部から印字処理部に亘って終
始等速度で、磁気カードに対して磁気処理と印字処理を
連続して行うことが可能となった。さらに、プラテンロ
ーラ16b´を摩擦係数が小さく、耐摩耗性の良い硬質
材料で作る場合は、磁気カードの印字処理部進入時の搬
送速度低下がさらに小さくなり、かつ、プラテンローラ
16b´の寿命が伸長する。
搬送ベルト6,11(6´,11´)により搬送され、
従来と同様に、返却又は回収などの処理が行われる。
み時、磁気処理時、返却又は回収時は、印字ヘッド16
a´はプラテンローラ16b´に直接密着しているが、
プラテンローラ16b´は駆動されないので、磁気処理
などで磁気カードが搬送されていても、磁気カードが印
字位置に到達するまでは、プラテンローラ16b´は回
転されない。したがって、プラテンローラ16b´が印
字ヘッド16a´を摩耗させることがない。
ンローラを自由回転可能に取付け、印字ヘッドを押圧手
段によりプラテンローラに常時密着させ、印字処理部の
付近に、搬送ベルトによる磁気カードに対する挾持力を
増大させる搬送補助ローラを設け、搬送手段を単一の駆
動系で駆動させることにより、搬送ベルトにより搬送さ
れる磁気カードを印字ヘッドとプラテンローラの間に割
込ませて搬送するようにしたので、磁気カードは、印字
処理部に進入する際は、搬送補助ローラにより挟持力が
増大されているから、印字ヘッドとプラテンローラの間
に高い搬送安定性をもって円滑に進入することができ、
印字処理部における搬送速度を実質的に速くすることが
できる。従って、磁気処理と印字処理の処理時間の一層
の短縮が可能である。また、プラテンローラは自由回転
可能に取付けてあるので、単一の駆動系で駆動される搬
送ベルトのみでカードの印字処理部での搬送が可能であ
る。そして、従来と異なり、複数の減速機構や印字ヘッ
ド昇降手段を必要としないので、構造の一層の簡略化を
図ることができる。さらに、磁気処理時に印字ヘッドと
プラテンローラの間に磁気カードが存在しない時は、印
字ヘッドをプラテンローラから離間させなくとも、印字
ヘッドが摩耗されることが無い。
くした場合は、搬送される磁気カードの印字処理部への
進入抵抗が一層小さくなるので、印字へッドのプラテン
ローラに対する加圧力が小さくとも、印字ヘッドの磁気
カードに対する密着性が確保される。従って、磁気カー
ドの搬送速度が実質的に向上し、なおかつ、高い印字品
質が得られる。
を、印字内容が判読可能な程度まで粗にする印字制御部
を備え、ドット密度を祖にした場合は、印字処理速度を
さらに向上させ、磁気処理速度との差を一層少なくする
ことができる。
料で作った場合は、搬送ベルトに挟持搬送される磁気カ
ードの先端の印字処理部への進入抵抗がさらに小さくな
る。また、プラテンローラの寿命が伸長し、磁気カード
の損傷も軽減される。
である。
幅と印字幅との関係を示す説明図である。
平面図である。
ッドにの幅と印字幅との関係を示す説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 磁気処理部と印字処理部を搬送方向に隔
てて有し、左右各一対の搬送ベルトを用いる搬送手段に
より搬送される磁気記録媒体に対して磁気処理と印字処
理を連続的に行う磁気記録媒体処理装置において、 前記印字処理部の印字用プラテンローラを自由回転可能
に取付けるとともに、前記印字処理部の印字ヘッドを押
圧手段により前記印字用プラテンローラに常時密着さ
せ、前記印字処理部の付近に、前記搬送ベルトによる前
記磁気記録媒体に対する挾持力を増大させる搬送補助ロ
ーラを設け、前記搬送手段を前記磁気処理部から前記印
字処理部に亘って単一の駆動系で駆動させることによ
り、前記搬送ベルトにより搬送される磁気記録媒体を前
記印字ヘッドと前記印字用プラテンローラの間に割込ま
せて搬送するようにしたことを特徴とする磁気記録媒体
処理装置。 - 【請求項2】 印字ヘッド及び印字用プラテンローラの
搬送方向と直交する方向の寸法を小さくしたことを特徴
とする請求項1に記載された磁気記録媒体処理装置。 - 【請求項3】 印字ヘッドによる磁気記録媒体に対する
搬送方向の印字ドット密度を、印字内容が判読可能な程
度まで粗にする印字制御部を備えたことを特徴とする請
求項1又は2に記載された磁気記録媒体処理装置。 - 【請求項4】 印字用プラテンローラは摩擦係数の小さ
い硬質材料で作られていることを特徴とする請求項1,
2又は3に記載された磁気記録媒体処理装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP09397198A JP3527095B2 (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 磁気記録媒体処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP09397198A JP3527095B2 (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 磁気記録媒体処理装置 |
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JPH11272806A JPH11272806A (ja) | 1999-10-08 |
JP3527095B2 true JP3527095B2 (ja) | 2004-05-17 |
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Family Applications (1)
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JP09397198A Expired - Fee Related JP3527095B2 (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 磁気記録媒体処理装置 |
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JP5291561B2 (ja) * | 2009-07-28 | 2013-09-18 | 日本電産サンキョー株式会社 | 媒体処理装置 |
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1998
- 1998-03-23 JP JP09397198A patent/JP3527095B2/ja not_active Expired - Fee Related
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