JP3527052B2 - 運転操作装置 - Google Patents

運転操作装置

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JP3527052B2
JP3527052B2 JP06883797A JP6883797A JP3527052B2 JP 3527052 B2 JP3527052 B2 JP 3527052B2 JP 06883797 A JP06883797 A JP 06883797A JP 6883797 A JP6883797 A JP 6883797A JP 3527052 B2 JP3527052 B2 JP 3527052B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タッチオペレー
ションを適用したプラント運転操作装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】原子力プラントの安全系設備は、系を構
成するいかなる機器またはチャンネルの単一故障が発生
した場合であっでも、安全保護機能を失わない機能(い
わゆる単一故障基準)が要求されるため、分離独立した
多重性または多様性を有する設備である必要がある。
【0003】上記の要求基準を満足させる従来例とし
て、例えば、文献1「新ディジタル制御システムを備え
たBWR安全保護システムの開発」、原子力設備機器お
よび制御に関するIAEA国際シンポジウム、東京、日
本、18−22、1992年5月(“DEVELOPM
ENT OF THE BWR SAFETY PRO
TECTION SYSTEM WITH A NEW
DIGITAL CONTROL SYSTEM”、
IAEA INTERNATIONAL SYMPOS
IUM ON NUCLEAR POWER PLAN
T INSTRUMENT AND CONTROL
TOKYO,JAPAN,18−22 MAY,199
2)に示す技術がある。
【0004】図16は、上記した文献1内に示されたタ
ッチオペレーション装置を含む安全保護系の従来システ
ムを示す構成図であり、図において、152,153,
154,155はDIV−1,DIV−2,DIV−
3,DIV−4の4つの部に分かれトレンを制御するト
レンの制御装置である。即ち、従来のシステムの設備は
4トレン構成となっている。
【0005】159は中央制御盤であり、このトレンの
制御装置DIV−1,DIV−2,DIV−3,DIV
−4に対応した複数のフラットディスプレイを備えてい
る。各トレン152〜155は、分離手段151により
物理的に分離されている。
【0006】図16に示す従来システムの中央制御盤1
59内で、分離が要求されるフラットディスプレイパネ
ル(FDP)等の監視操作装置は、分離基準を満足させ
るため下流の安全保護設備と同様、物理的にも完全に独
立した構成を採らざるを得なかった。
【0007】例えば、図16で「DIV−1フラットデ
ィスプレイへ」と記載されているように、トレン毎にそ
れぞれ独立した監視操作パネルであるフラットディスプ
レイを設ける必要があった。このように、各トレン毎に
監視操作パネルが分割され、即ち各トレン毎に中央制御
盤159内に監視操作パネルが設けられると、監視員の
操作性が低下し、また各トレン毎にフラットディスプレ
イを設けるので装置の規模が大きくなるという課題があ
った。
【0008】図16に示した従来システムの例では、監
視操作用のフラットディスプレイは、各トレンに1台設
置するので最小の構成でも3台必要とし、各トレン内で
二重のフラットディスプレイを設ける場合は、最低でも
合計6台のフラットディスプレイ設置が必要となってい
た。
【0009】また、上記した分離されたフラットディス
プレイに加え、信頼性向上や保守作業の容易化のために
必要とされる多重化設備と上記の切り替え装置は、従来
から一般に用いられているものである。例えば、特公昭
62−75704号公報に開示されたプロセス制御装置
がある。
【0010】図17は、上記した特公昭62−7570
4号公報に開示の従来のプロセス制御装置を示すブロッ
ク図である。このプロセス制御装置では、操作員が操作
パネル111を操作すると、補助制御器110および多
重化制御器を構成する制御器101〜103が操作信号
を生成し出力する。そして、操作パネル111での操作
により切替器202が、多重化制御器から送信された出
力信号と補助制御器110から出力された出力信号とを
切り替え、選択された出力信号はプロセス300へ出力
される。
【0011】これにより、保守作業性が向上され信頼性
が向上する。つまり、多重化制御器の制御器101〜1
03により設備を3重化し、制御器の出力としてこの中
間値を採用する事により制御器101〜103の何れか
が故障した場合でも、正常な制御出力を実行できる。さ
らに、制御機能の変更時には、切替器202により補助
制御器110へ切り替えてプロセス制御を行うことがで
きる。
【0012】しかしながら、上記した一般的な多重化さ
れた制御器と切替器とからなる構成では、一般的な要求
である信頼性・保守性を確保可能であっても、高度な安
全性要求から見た厳しい単一故障基準(分離独立性)を
要求される原子力プラントの安全系設備への適用は不可
能であった。
【0013】なぜならぱ、原子力プラントの安全系設備
では、構成機器の如何なる単一故障に対しても安全保護
機能を保証する必要があるのに対し、図17に示した従
来例では、例えば切替器202が故障した場合の故障の
波及の可能性、また補助制御器110の故障時における
各制御器101〜103への故障の波及の可能性、また
火災が発生し制御装置l00全体の機能が喪失した場
合、安全機能の喪失の可能性があるという課題があっ
た。
【0014】上記した従来例の様に、一般的な多重化及
び切替え機構では、分離基準を充分に満足できないた
め、従来の原子炉の安全保護系では独立した2から4ト
レン化(分割設備化)を行い、さらに各トレン内で適切
な装置を多重化する、即ち多重化設計を行って対処して
いた。
【0015】図18は、従来の多重化設計に基づくトレ
ン分離の概念図である。図18に示す従来のトレン分離
では、中央制御盤170内に監視操作用フラットディス
プレイ(FDP)l71〜174が設置され、FDP1
71とFDP172がAトレン、FDP173とFDP
174がBトレンに属しており、各トレンは中央制御盤
170内において金属板等の分離手段であるセパレータ
により火災防護上の分離を施している。
【0016】FDPから出力される操作信号は、FDP
コントローラ175〜178、マルチプレクサ(MP
X)179〜182を経て安全保護設備183〜186
によりプラントプロセス内のプラント機器の操作がなさ
れるが、これら下流側の設備も全てトレン分離が行わ
れ、FDPコントローラ175〜178以下は、制御盤
を別々に設けることで分離を行っている。
【0017】これらの設備は、全て火災防護上の分離及
び設備構成機器の故障時の故障波及を防止するため、原
則として相互に接続された箇所は存在しない(例外的
に、渡り配線が必要な部分に関しては、通常、適切な分
離デバイスを介している)。上記のように構成すること
で、仮にAトレン側のある構成機器が故障した場合に、
Bトレン側は機能を維持することができ動作の保証がな
される。
【0018】ここで、原子炉の安全確保に必要な機能を
Aトレンのみ、およびBトレンのみでも有するものとし
ておけば、あらゆる単一故障に対してプラントの安全機
能を維持することができる。
【0019】また、各トレン内でも、必要に応じて多重
化構成を行う場合がある。例えば、前述した図17の従
来例では、FDPコントローラ、マルチプレクサ等もト
レン内で二重化した場合を示しているが、これはトレン
内の構成部品の信頼性に依存して適切な設計を行えばよ
いのであり、トレン構成による分離設計とは全く異なる
概念に基づくものである。
【0020】従って、各トレン内の多重化設計は、従来
通りの信頼性分析手法などを用いて必要に応じて実行す
ればよい。図16に示す従来の安全系の監視操作設備の
場合も、この考え方で設計され構成されている。図16
に示した従来例では、DIV−1〜DIV−3の3トレ
ン構成で分離されており、各トレン内では、SLU、D
TMなど必要な部分が多重化されている。
【0021】以下では、このトレン内で適用される一般
的な多重化設計に関する説明は省略し、本発明の運転操
作装置に関連する単一故障基準を満足させるためのトレ
ン分離を満足し、かつ監視操作パネルを統合する方式に
おける従来の課題について説明する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来の運転操作装置は
以上のように構成されているので、原子力における安全
保護設備に対するタッチオペレーション装置に関して
は、原子炉の安全保護系と同様、安全設計審査指針、火
災防護指針等に基づいて、以下に記載する(1)〜
(4)の事項が要求される。
【0023】(1)多重性もしくは多様性 系を構成するいかなる機器または、チャンネルに単一故
障が起こった場合であっても、安全保護機能を喪失され
ない事(即ち、単一故障基準)が要求され、安全保護系
の設備は、多重性または多様性を持つことが必要とな
る。
【0024】(2)独立性 上記(1)の場合と同様の理由から、系を構成するチャ
ンネル相互を分離し、重複したそれぞれのチャンネル間
の独立性を、実用上可能な限り考慮して設計することが
要求される。この要求を満足させる分離としては、電気
的分離、物理的分離が考慮される必要があるので、分離
に適用可能なデバイスは一般に制限されている。
【0025】(3)計測制御系との分離 上記(1)および(2)に記載した要求に適合しない一
般の計測制御系から引き起こされる故障の波及を防止す
るため、計測制御系とは分離した設計とする必要があ
る。
【0026】(4)火災の発生防止、検知及び消化、及
び影響の軽減 火災の影響を軽減する対策として、耐火壁、隔壁、間隔
(距離)等に基づく分離が要求される。
【0027】上記(1)〜(4)に示した厳格な要求を
満足させる関係上、従来の安全系のタッチオペレーショ
ン装置は、分離基準(物理的分離、電気的分離、火災防
護上の延焼防止のための分離)を満足させるため各トレ
ン毎に完全に分離された監視操作パネルを設置する必要
があり、このため物量の増大、運転員のワークスペース
の増大、これに伴う操作員の作業の負担の増加、また設
備コストの増加が発生するといった課題があった。
【0028】さらに、分離基準を満足させながら、一方
で監視作業の操作性の向上、及びコストを低減するため
設備物量を低減可能な運転操作装置を得ることが課題で
あった。
【0029】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、ソフトウェア(S/W)的にトレ
ンを選択する選択機構に加えてハードウェア(H/W)
的なトレンの選択装置を備えた構成により、多様性を有
するトレン分離手段を得て、安全系のタッチオペレーシ
ョン操作パネルを統合化した運転操作装置を得ることを
目的とする。また、トレンの選択状態を効果的に表示し
て操作の煩雑化を防止し、人為的なミスの発生を防止で
きる運転操作装置を得ることを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る運転操作装置は、操作パネルが共通のタッチオペレー
ション操作のためのパネルスイッチを含み、操作パネル
上での画面表示及びタッチオペレーション操作を制御
し、安全保護系の監視操作装置等の多重性、多様性およ
び独立性を確保するためにそれぞれが独立した分離が必
要な安全保護系設備としての複数のトレンのいずれかを
選択するために、操作画面制御装置およびトレン制御装
置が操作パネルから出力された操作信号に基づいてソフ
トウェア的にトレンの選択を行い、選択装置がモーメン
タリ型プッシュボタンを有し、あるトレンを選択する際
の前記プッシュボタンの操作時に、他のプッシュボタン
をハードウェア的にリセットし、選択された前記プッシ
ュボタンに対応するトレンのみを選択する制御信号を出
力する。これにより、操作画面制御装置と、トレン制御
装置と、選択装置とにより多様性を有するトレン選択機
構を実現し、かつ分離基準を満足させ、誤動作の発生を
回避するものである。
【0031】請求項2記載の発明に係る運転操作装置
は、選択装置があるトレンを選択する際のプッシュボタ
ンの操作時に、他のトレンに対応したプッシュボタン内
の自己保護回路をソフトウェア的なロジックに基づいて
リセットし、誤操作の発生を防止するものである。
【0032】請求項3記載の発明に係る運転操作装置
は、選択装置が各トレンに対応させたプッシュボタンの
出力に分離デバイスとしてのアイソレータを設け、トレ
ン選択機構を制御装置とは独立したものである。
【0033】請求項4記載の発明に係る運転操作装置
は、選択装置があるトレンを選択する際には、機械リセ
ット方式のプッシュボタンを用いて、他のトレンに対応
したプッシュボタンを機械的にリセットし、誤操作の発
生を防止するものである。
【0034】請求項5記載の発明に係る運転操作装置
は、選択装置があるトレンを選択する際には対応するオ
ルタネイト型プッシュボタンを用いて選択し、あるトレ
ン以外の他のトレンを選択する際には、手動であるトレ
ンに対応するオルタネイト型プッシュボタンをリセット
して他のトレンを選択するように構成され、これにより
誤操作の発生を防止するものである。
【0035】請求項6記載の発明に係る運転操作装置
は、選択装置が複数チャンネルのモジュールスイッチを
有し、常に単一のトレンのみが選択されるようにして、
誤操作の発生を防止するものである。
【0036】請求項7記載の発明に係る運転操作装置
は、選択装置が機械的なギア型スイッチを有し、常に単
一のトレンのみが選択されるようにして、誤操作の発生
を防止するものである。
【0037】請求項8記載の発明に係る運転操作装置
は、選択装置内の機械的なギア型スイッチが、トレンの
非選択時にどの前記トレンをも選択しない中立位置に位
置していて、これにより誤操作の発生を防止するもので
ある。
【0038】請求項9記載の発明に係る運転操作装置
は、選択装置から出力されるトレンの選択状態等の操作
情報を複数の操作員が共通して見ることの可能な大型表
示装置と、トレンの選択状態等の操作情報を大型表示装
置へ表示する制御を行う大型表示用計算機をさらに備え
て、トレンを選択する複数の操作員が同時にトレンの選
択状態を相互に監視し、操作員による誤操作の発生を防
止するものである。
【0039】請求項10記載の発明に係る運転操作装置
は、操作画面制御装置から出力されたトレンの選択状態
を表示する選択トレン表示灯と、選択装置から出力され
たトレンの選択状態を表示する制御トレン表示灯とをさ
らに有し、操作員は選択トレン表示灯に表示されたトレ
ンの選択状態を見て、選択装置でトレンを選択し、選択
されたトレンに対応する制御トレン表示灯が点灯するこ
とで、操作員による誤操作の発生を防止するものであ
る。
【0040】請求項11記載の発明に係る運転操作装置
は、操作画面制御装置が操作パネル上に表示されるプラ
ントの系統図上で、操作対象のプラント機器の該当する
位置に、プラント機器の選択状態を表示させ、これによ
り操作員による誤操作の発生を防止するものである。
【0041】請求項12記載の発明に係る運転操作装置
は、選択装置がモーメンタリ型プッシュボタンをモーメ
ンタリーに押下することであるトレンを選択する際に、
選択されたあるトレン以外の複数の他のトレンに対応す
るモーメンタリ型プッシュボタンが同時に押下された場
合でも、複数の他のトレンが選択され、動作信号の出力
を防止する論理回路を有して、誤操作の発生を防止する
ものである。
【0042】請求項13記載の発明に係る運転操作装置
は、操作画面制御装置が操作パネルから出力される操作
信号内の操作対象機器や操作内容の情報を基に該当する
トレンを選択するトレン識別テーブルを有し、このトレ
ン識別テーブルをもとに操作対象機器の該当するトレン
を選択し、トレン選択の信頼性を向上するものである。
【0043】請求項14記載の発明に係る運転操作装置
は、操作画面制御装置から出力された制御信号内の操作
対象機器や操作内容の情報を基に該当するトレンを選択
するトレン識別テーブルをさらに有し、このトレン識別
テーブルをもとに操作対象機器の該当するトレンを選択
し、トレン選択の信頼性を向上するものである。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 基本構成 図1は、この発明の運転操作装置の基本構成を示すブロ
ック図であり、フラットディスプレイ(以下、FDPと
する)が1台設置された場合を示している。図におい
て、11はFDPを含むタッチオペレーション用の操作
パネルであり複数画面を設置可能である。12は操作パ
ネル11での操作により生成され送信されてきた操作信
号に基づいて、各トレンを制御する制御信号を生成し該
当するトレンへ出力する操作画面制御装置である。13
は選択装置であり複数の選択装置13−a,13−b,
13−c,13−dからなる。この選択装置は同時に2
接点がONしないように作られている。14はトレンを
制御する制御装置であり、各トレンA,B,C,Dを制
御するトレンの制御装置14−a,14−b,14−
c,14−dからなる。
【0045】各トレンは、一点鎖線で示しているように
防火分離用のセパレータで分離されている。17−a,
17−b,17−c,17−dおよび18−a,18−
b,18−c,18−dは分離デバイスとしてのアイソ
レータ(以下、ISOとする)であり、ISO17−
a,17−b,17−c,17−dとISO18−a,
18−b,18−c,18−d間は、配線19−a,1
9−b,19−c,19−dで接続されている。この配
線19−a,19−b,19−c,19−dは、金属外
装等で防火処理を施したプレハブケーブル又は光ファイ
バケーブルにより電気的に互いに分離されている。
【0046】図2は、本発明の運転操作装置の他の基本
構成を示すブロック図であり、FDP、選択装置がそれ
ぞれ2台設置された場合を示している。図において、1
1はFDPからなるタッチオペレーション用の操作パネ
ルであり複数画面を設置可能である。12は操作パネル
11での操作により生成され送信されてきた操作信号に
基づいて、各トレンを制御する制御信号を生成し該当す
るトレンへ出力する操作画面制御装置である。13は選
択装置であり、図2の場合では、2つの選択装置が設け
られている。各選択装置は、複数の選択装置13−a,
13−b,13−c,13−dからなる。複数の選択装
置では、同時に2接点がONしないように構成されてい
る。
【0047】14はトレンを制御するトレン制御装置で
あり、各トレンA,B,C,Dに対応し、各トレンを制
御するトレンの制御装置14−a,14−b,14−
c,14−dからなる。各トレンは、一点鎖線で示して
いるように防火分離用のセパレータで分離されている。
17−a,17−b,17−c,17−dおよびISO
18−a,18−b,18−c,18−dは分離デバイ
スとしてのアイソレータ(以下、ISOとする)であ
り、ISO17−a,17−b,17−c,17−dと
ISO18−a,18−b,18−c,18−d間は配
線19−a,19−b,19−c,19−dで接続され
ている。この配線19−a,19−b,19−c,19
−dもまた図1に示した運転操作装置の基本構成の場合
と同様に、金属外装等で防火処理を施したプレハブケー
ブル又は光ファイバケーブルにより電気的に互いに分離
されている。
【0048】図1および図2に示す運転操作装置の基本
構成では、操作パネル11を含む中央制御盤内には、金
属板等による防火分離が施され、各ボタン等の設備は、
相互に独立しているため電気・物理的分離が施されてい
る。また、各装置間の配線等は金属外装ケーブルで防火
分離され、さらにアイソレータ又は光ファイバケーブル
等により電気的・物理的分離が施されている。トレン制
御装置14(あるいはトレンマルチプレクサ(MP
X))より下流の部分は、制御盤をそれぞれ別個の制御
盤として配置することで、防火および電気・物理的分離
が施されている。
【0049】次に動作について説明する。FDP故障時
の監視操作機能を維持するためには、図2に示す構成の
運転操作装置が基本的に必要とされるが、ここでは説明
の簡略化のため、図1に示す構成の運転操作装置に基づ
いて基本動作を説明する。
【0050】図1に示すタッチオペレーション用の操作
パネル11のFDP上に、各トレンに属するプラント機
器として、Aトレン,Bトレン,Cトレン,Dトレンの
各トレンのバルブ11−a,11−b,11−c,11
−dが表示されている。各バルブを操作する場合には、
操作パネル11上のシンポルをタッチすると、対応する
操作器20が操作パネル11上に表示される。操作員
が、この操作器20の「開」、「閉」をタッチして操作
を指示する事ができる。
【0051】しかし、操作対象の各バルブ及びこのバル
ブを制御する制御装置は、トレン分離が必要とされるの
で、トレン制御装置14は、各トレンA,B,C,D用
の制御装置14−a,14−b,14−c,14−dに
分離されている。そして、単一の操作画面制御装置12
から出力される選択信号等の制御信号を各トレンへ送信
するため、例えば、操作画面制御装置12を各トレンの
制御装置14−a,14−b,14−c,14−dへ単
純に接続した構成では、操作画面制御装置12が誤信号
を出力した場合、各トレンの制御装置14−a,14−
b,14−c,14−dが同時に誤動作し危険が発生す
る可能性がある。これでは、分離基準を充分に満足した
構成の運転操作装置を得ることはできない。つまり、操
作画面制御装置12の故障により、複数のトレンの制御
装置14−a,14−b,14−c,14−dが誤動作
してしまう可能性があり、分離要求を満足しないことに
なる。
【0052】この問題を解決するため、この発明の運転
操作装置の基本構成では、操作画面制御装置12、また
は各トレン制御装置14を構成する各トレンの制御装置
14−a,14−b,14−c,14−dによるソフト
ウェア(以下、S/Wとする)的なトレン選択手段と、
分離の選択装置13によるハードウェア(H/W)的な
トレン選択手段とを組み合わせて構成し、これらにより
選択されたトレンのみの制御を行うものである。
【0053】これにより、S/W的なトレンの選択と、
H/W的スイッチに基づくトレン選択装置により多様性
を有するトレンの選択手段を実現し、分離要求を充分に
満足させる誤動作の発生のない運転操作装置を得るもの
である。操作員が、操作パネル11の操作を行うと、操
作パネル11で生成された操作信号であるタッチ操作信
号は、操作画面制御装置12へ送信され、操作画面制御
装置12で処理される。操作画面制御装置12は、この
操作信号を基に、プラントの操作指令である出力信号を
生成し出力する。このとき、選択された機器の識別記号
とトレンの識別記号とから該当するトレンを判断および
選択し、制御信号を該当するトレン制御装置14を経由
して該当するトレンヘ出力する。
【0054】この制御信号をトレン制御装置14が受信
し、受信した制御信号を基にプラントの制御を行う。ま
た、制御信号が、弁番号等のプラントでユニークな識別
記号のみを含む場合には、この識別記号からこの弁の属
するトレンを判断する構成にしてもよい。この処理によ
って、基本的に、当該トレンのみのプラント制御を行う
ことができる。このとき、操作パネル11、操作画面制
御装置12、及び操作画面制御装置12からトレン制御
装置14までの設備は、複数個設置して単一故障の発生
に対しても、プラント運転操作の機能を維持し安全を保
持することが可能となる。以下の各実施の形態の説明で
は、説明の簡略上、操作パネル11、操作画面制御装置
12、及びISO18−a,18−b,18−c,18
−dおよびISO17−a,17−b,17−c,17
−d間の配線は一式の場合のみ図示する。
【0055】さらに、操作画面制御装置12の故障(即
ち、単一故障の発生)を仮定した場合、機器識別信号と
トレン選択信号を誤って付加した制御信号を出力する可
能性もある。例えば、操作パネル11でAトレンの弁1
1aを操作し、「弁11a、Aトレン,開」という操作
信号を出力すべき時に、「弁11a,Aトレン,開」だ
けでなく、「弁11b,Bトレン,開」などの制御信号
を同時に出力してしまう場合もあり、この場合、操作画
面制御装置12の単一故障の発生で複数トレンに影響が
及ぶ事となり、これではトレンの独立性を確保できな
い。
【0056】これを回避するため、この発明の運転操作
装置では、上記したS/W的なトレンの選択制御処理と
H/W的な選択装置13によるトレンの選択機構とを組
み合わせて構成されている。操作対象のトレンは、選択
装置13内の選択スイッチから13−a,13−b,1
3−c,13−dを選択する事で指定される。即ち、各
トレンの制御装置14−a,14−b,14−c,14
−d内のAND回路15−a,15−b,15−c,1
5−dのANDロジックの成立により、初めてプラント
の制御装置へ操作信号に基づく制御信号の出力を実行す
るものである。
【0057】各トレンの制御装置14−a,14−b,
14−c,14−dは、操作画面制御装置12でトレン
の情報を付加された操作信号に基づく制御信号と各トレ
ン制御装置に属するトレン情報とが合致し、かつこの合
致信号と選択装置13から出力されるハードウェア選択
信号20−a,20−b,20−c,20−dとの間
で、AND回路15−a,15−b,15−c,15−
dによるANDロジックが成立した時のみプラントに対
する動作制御信号を出力し、プラントの動作を最終的に
実行させる。
【0058】これにより、この発明の運転操作装置で
は、操作画面制御装置12およびトレン制御装置14で
のS/W的トレンの選択操作のみでは実現不可能な単一
故障に対するトレンの独立性および安全性を維持可能と
なる。さらにまた、選択装置13内のH/Wスイッチ部
の単一故障、または、操作員、即ち、運転員の単一誤操
作に対しても分離基準を満足させる必要があり、選択装
置13は、あるトレンが選択された場合に、誤動作や誤
操作による他のトレンヘの接続を強制的に、自動的に切
断し非選択のトレンへの接続を排除できる機構を付加
し、排他的に単一のトレンのみが確実に選択される構成
とし、スイッチ故障もしくは誤操作時においてもトレン
の分離が損なわれない構成とする。
【0059】上記したこの発明の運転操作装置の基本構
成をもとに、以下では、各実施の形態に関して説明を行
う。以下の各実施の形態では、上記した要求を満足させ
る構成として、S/W的トレンの判別と、排他的に単一
のトレンのみの選択が可能なH/W的なスイッチである
選択装置13の組み合わされた構成の運転操作装置に関
して説明する。即ち、以下の実施の形態1から実施の形
態8では、多様化されたトレン分離手段に関する説明を
行い、実施の形態9から実施の形態11では、トレン選
択機構に関する説明を行い、実施の形態12および13
では、S/Wによるトレン選択手段に関する説明を行
う。
【0060】実施の形態1.図3は、この発明の実施の
形態1による運転操作装置を示すブロック図であり、図
において、11はFDPを含むタッチオペレーション用
の操作パネルであり複数画面を設置可能である。12は
操作員が操作パネル11を操作することで生成され送信
された操作信号に基づいて、各トレンを制御する制御信
号を生成し該当するトレン制御装置14へ出力する操作
画面制御装置である。130は選択装置であり、複数の
選択装置130−a,130−b,130−c,130
−dからなる。この選択装置130は同時に2接点が閉
(つまり、ON)しないよう、かつ単一トレンの排他的
な選択ロジックを組み合わせたハードウェア(H/W)
的な構成を有する。例えば、選択装置130を構成する
各トレンに対応したプッシュボタンを含む選択装置13
0−a,130−b,130−c,130−dは、トレ
ン選択スイッチ(PB−A,PB−B,...)21お
よび28、リレー(RyA,RyB,...)22,2
9、接点23〜26,30〜33からそれぞれ構成され
ている。
【0061】14はトレンを制御するトレン制御装置で
あり、各トレンA,B,C,Dをそれぞれ制御するトレ
ンの制御装置14−a,14−b,14−c,14−d
からなる。16−a,16−b,16−c,16−dは
自己診断モジュールである。15−a,15−b,15
−c,15−dは、自己診断モジュール16−a,16
−b,16−c,16−dから出力された制御信号と選
択装置130内の各選択装置130−a,130−b,
130−c,130−dから出力された制御信号20−
a,20−b,20−c,20−dとの間のAND演算
を行い、演算結果としての制御信号を出力するAND回
路である。
【0062】各トレン制御装置は、一点鎖線で示してい
るように防火分離用のセパレータで分離されている。I
SO17−a,17−b,17−c,17−dおよびI
SO18−a,18−b,18−c,18−dは分離デ
バイスとしてのアイソレータ(以下、ISOとする)で
あり、ISO17−a,17−b,17−c,17−d
とISO18−a,18−b,18−c,18−d間は
配線19−a,19−b,19−c,19−dで接続さ
れている。配線19−a,19−b,19−c,19−
dは、金属外装等で防火処理を施したプレハブケーブル
又は光ファイバケーブルにより電気的に互いに分離され
ている。
【0063】図3に示す実施の形態1の運転操作装置で
は、図1、2に示した運転操作装置の基本構成と同様
に、操作パネル11を含む中央制御盤内では、金属板等
による防火分離が施され、各ボタン等の設備は、相互に
独立しているため電気的・物理的分離が施されている。
また、各装置間の配線等は金属外装ケーブルで防火分離
され、さらにアイソレータまた光ファイバケーブル等に
より電気的・物理的分離が施されている。トレン制御装
置14やトレンMPXより下流の箇所は、制御盤をそれ
ぞれ別個の制御盤として配置することで、防火および電
気的・物理的分離が施されている。
【0064】実施の形態1の運転操作装置では、操作パ
ネル11および操作画面制御装置12およびトレン制御
装置14によるS/W的なトレンの選択と、選択装置1
30によるH/W的なスイッチによるトレンの選択とを
組み合わせて併用し、トレンの分離を多様化させ、単一
故障基準を満足させるものである。
【0065】次に動作について説明する。図3に示す実
施の形態1の運転操作装置では、操作画面制御装置12
が、操作員の操作により操作パネル11から出力された
タッチ操作信号に基づいて、どのトレンが選択され操作
されるかを識別し、該当するトレンの制御装置に対して
のみ制御信号を出力する。この時、どのトレンに対する
制御信号を生成し出力するかはS/W的な処理により排
他的に識別される。
【0066】次に、選択装置130によるH/W的なス
イッチのトレン選択に関する動作を説明する。選択装置
130では、各々選択装置130−aがAトレン、選択
装置130−bがBトレン、選択装置130−cがCト
レン、選択装置130−dがDトレンに対応して設けら
れている。また、火災防護上の延焼防止のため、各選択
装置130−a,130−b,130−c,130−d
間に、防火分離用セパレータが設置されている。
【0067】図3に示す運転操作装置において、Aトレ
ン用の選択スイッチ21を押下すると、リレー(Ry
A)22が励磁され、Aトレンの接点23が閉、他のB
トレン,Cトレン,Dトレン用の接点24,25,26
が自動的に開となり、選択されたAトレンのみ制御装置
(またはマルチプレクサMPX)にて、Aトレンのみの
制御動作を実行する。
【0068】同様に、Bトレン選択スイッチ(PB−
B)28を押下すると、リレー(RyB)29が励磁さ
れ、Bトレンの接点30が閉、他のAトレン,Cトレ
ン,Dトレンの接点31,32,33が自動的に開とな
り、選択されたBトレンのみ制御動作を実施できる。
【0069】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、操作画面制御装置およびトレン制御装置によるS/
W的なトレンの選択と、選択装置によるH/W的なスイ
ッチによるトレンの選択とを組み合わせて併用し、トレ
ンの分離を多様化させこれにより単一故障基準を満足さ
せる運転操作装置を得ることができる。
【0070】実施の形態2.図4は、この発明の実施の
形態2による運転操作装置を示すブロック図であり、図
において、230はH/W的な選択装置であり複数のプ
ッシュボタン型の選択スイッチ231−a,231−
b,231−c,231−dからなる。この選択装置2
30は同時に2接点がONしないよう、かつ単一トレン
の排他的な選択ロジックを組み合わせた構成となってい
る。選択装置230は、トレンの選択スイッチ231−
a,231−b,231−c,231−d、アイソレー
タ(ISO)232から構成される。各トレンの制御装
置14−a,14−b,14−c,14−d(あるいは
マルチプレクサ(MPX))は、論理回路234を含む
ものである。図4では、トレンの制御装置14−a,1
4−b内のトレンの選択を行う論理回路234を主とし
て示したが、他のトレンの制御装置14−c,14−d
に関しても同様である。232はアイソレータ(IS
O)である。なお、その他の構成要素は実施の形態1の
ものと同じものなので、同一符号を用いてここではそれ
らの説明を省略する。
【0071】実施の形態2の運転操作装置は、操作画面
制御装置12およびトレン制御装置14によるS/W的
なトレンの選択によるトレン間の分離手段に加え、選択
装置14内でのモーメンタリスイッチとマイクロプロセ
ッサからなる回路等によるソフトウェア的な論理回路2
34を用いて、実施の形態1の運転操作装置と同様に、
トレンの分離を多様化させて単一故障基準を満足させる
ようにしたものである。
【0072】次に動作について説明する。図3におい
て、選択装置230内のAトレン用の選択スイッチ23
1−aが押下されると、Aトレンを選択する選択信号が
生成され、この選択信号がトレン制御装置14(あるい
は、マルチプレクサ)へ出力され、Aトレンの選択制御
動作を行う。次に、他のBトレン,Cトレン,Dトレン
用の選択スイッチ231−b,231−c,231−d
が押下されるとトレン用の選択信号が生成され、電気的
・物理的に分離されたこの選択信号は、アイソレータ2
32を介してトレン制御装置14へ入力され、論理回路
234により、前回行われたAトレンの選択がリセット
される。
【0073】このように、他のトレンが選択された場合
の選択動作は、上記したAトレン用の選択スイッチ23
1−aが押下された場合と同様の動作を行うので、選択
されたトレンのみの選択制御動作を実施することができ
る。火災防護上、各トレンの分離は、実施の形態1の場
合と同様、防火用セパレータと金属外装ケーブル等によ
り施されている。
【0074】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、操作画面制御装置およびトレン制御装置によるS/
W的なトレンの選択によるトレン間の分離手段に加え、
選択装置でのモーメンタリスイッチとマイクロプロセッ
サからなる回路等によるソフトウェア的な論理回路をさ
らに用いて、実施の形態1の運転操作装置と同様に、ト
レンの分離を多様化させて単一故障基準を満足させるこ
とができる。
【0075】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3による運転操作装置を示すブロック図であり、図
において、330はハードウェアから構成される選択装
置であり、同時に2接点がONしないよう、かつ単一ト
レンの排他的な選択ロジックを組み合わせた構成となっ
ている。例えば、選択装置330は、トレン選択スイッ
チ331−a、331−b,331−c,331−d、
アイソレータ(ISO)332から構成される。各トレ
ンの制御装置14−a,14−b,14−c,14−d
(あるいはマルチプレクサ(MPX))は、論理回路3
34を含むものである。図5では、トレンの制御装置1
4−a,14−b内のトレンの選択を行う論理回路33
4を主として示したが、他のトレンの制御装置14−
c,14−dに関しても同様である。なお、その他の構
成要素は実施の形態1のものと同様なので、同一符号を
用いてそれらの説明を省略する。
【0076】図4に示す実施の形態2の運転操作装置で
は、トレン選択ボタンは各々のトレンに属するので、各
選択スイッチ231−a,231−b,231−c,2
31−dから延びる配線を互いに分離させる必要があ
る。このため配線の設計の負担が大きくなる場合があっ
た。実施の形態3の運転操作装置では、排他的に単一の
トレンを選択するための各トレンに対応させた選択スイ
ッチの出力に、分離デバイスとしてのアイソレータ(I
SO)332を設け、選択スイッチ機構がどのトレンに
も属さない構成にして各FDPに対する電源供給を分離
する事によりFDP間の分離性を向上するものである。
【0077】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、排他的に単一のトレンを選択するための各トレンに
対応させた選択スイッチの出力に、分離デバイスとして
のアイソレータ(ISO)332を設けることで、選択
スイッチ機構がどのトレンにも属さない構成にしたので
配線の分離を容易化でき、操作画面制御装置およびトレ
ン制御装置によるS/W的なトレンの選択によるトレン
間の分離手段に加え、配線の分離を容易化でき、トレン
の分離を多様化させて単一故障基準を満足させるトレン
選択機構を得ることができる。
【0078】実施の形態4.図6は、この発明の実施の
形態4による運転操作装置を示すブロック図であり、図
において、430はH/W的なトレンの選択装置であ
り、プッシュボタン式のトレンの選択スイッチ451−
a,451−b,451−c,451−dを有してい
る。なお、その他の構成要素は実施の形態1のものと同
様なので、同一符号を用いてそれらの説明を省略する。
【0079】実施の形態4の運転操作装置では、操作画
面制御装置12およびトレン制御装置14によるS/W
的なトレンの選択によるトレンの分離手段に加え、H/
W的なスイッチとしてのトレンの選択スイッチ451−
a,451−b,451−c,451−dでトレンを選
択することで、多様化されたトレンの分離手段を実現す
るものである。
【0080】次に動作について説明する。プッシュボタ
ン式の選択スイッチ451−a,451−b,451−
c,451−dのいずれかを押下してトレンを選択する
と、非選択のトレンは機械的にリセットされる。例え
ば、Aトレンに対応する選択スイッチ451−aを押下
すると、機械的にBトレン,Cトレン,Dトレンに対応
する選択スイッチ451−b,451−c,451−d
がリセットされ、同時に2接点以上が選択されない構成
となっている。そして、選択されたトレンに対する選択
信号が送信される。
【0081】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、プッシュボタン式の選択スイッチで選択されたトレ
ンのみが選択され選択信号が出力される。それ以外の他
のトレンは機械的に非選択状態となるので、操作画面制
御装置およびトレン制御装置によるS/W的なトレンの
選択によるトレン間の分離手段に加え、トレンの分離を
多様化させて単一故障基準を満足させるトレン選択機構
を得ることができる。
【0082】実施の形態5.図7は、この発明の実施の
形態5による運転操作装置を示すブロック図であり、図
において、513はH/W的な選択装置である。この選
択装置513はトレンの選択スイッチであるオルタネイ
ト型プッシュボタン561(561−a、561−b,
561−c,561−d)および接点562(562−
a,562−b,562−c,562−d)を有する。
プッシュボタン561は、それぞれ誤操作防止カバー5
64−a,564−b,564−c,564−dを備え
ている。なお、その他の構成要素は実施の形態1のもの
と同じものなので、同一符号を用いてここではそれらの
説明を省略する。
【0083】実施の形態5の運転操作装置では、操作画
面制御装置12およびトレン制御装置14によるS/W
的なトレンの選択によるトレンの分離手段に加え、H/
W的な選択装置としてのトレン選択スイッチであるプッ
シュボタン561を設けている。このプッシュボタン5
61は同時に2つ以上のプッシュボタンが押下されない
ように誤動作防止カバー564−a,564−b,56
4−c,564−d,接点562(562−a,562
−b,562−c,562−d)を備えている。そし
て、選択対象のトレンに対応するプッシュボタンを押下
した場合、押下されたプッシュボタンの接点のみが閉状
態となり、それ以外のプッシュボタンの接点は開状態と
なって他のプッシュボタンは押下されないようにしたも
のである。
【0084】次に動作について説明する。選択対象のト
レンに対応するプッシュボタン561(561−a,5
61−b,561−c,561−d)が押下されると、
押下されたプッシュボタン561の接点が閉となり、押
下されなかった他のプッシュボタンの接点は開となり、
押下されたプッシュボタンからのみ選択信号が対応する
トレン制御装置14へ出力される。この場合、同時に2
つ以上のトレンが押下され選択されないように、誤操作
防止カバー564−a,564−b,564−c,56
4−dが働いて排他的な単一トレン選択手段を実現す
る。
【0085】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、トレンの制御装置が誤操作防止カバー付きのプッシ
ュボタンを備えているので、操作画面制御装置およびト
レン制御装置によるS/W的なトレンの選択によるトレ
ン間の分離手段に加え、トレンの分離を多様化させて単
一故障基準を満足させるトレン選択機構を得ることがで
きる。
【0086】実施の形態6.図8は、この発明の実施の
形態6による運転操作装置を示すブロック図であり、図
において、613は選択装置である。この選択装置61
3は、4チャンネルのモジュールスイッチ672を備え
ている。671は、4チャンネルのモジュールスイッチ
672のハンドルである。尚、その他の構成要素は実施
の形態1のものと同じものなので、同一符号を用いてこ
こではそれらの説明を省略する。
【0087】実施の形態6の運転操作装置では、選択装
置613がモジュールスイッチ672を備えることで、
排他的に単一のトレンを選択し、選択されたトレンの選
択信号のみをトレン制御装置へ出力するものである。
【0088】次に動作について説明する。対象とするト
レンを選択するため、選択装置613内にある4チャン
ネルモジュールスイッチ672のハンドル671を操作
員が回転させると、ハンドル671の位置により、例え
ば、Aトレンが選択対象である場合、Aトレンの接点が
閉となり、その他のトレンの接点は必ず開の状態に設定
される。これにより、排他的に1つのトレンを選択し、
選択されたトレンの選択信号をトレン制御装置14へ出
力する。
【0089】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、操作画面制御装置12およびトレン制御装置14に
よるS/W的なトレンの選択と、選択装置613による
H/Wスイッチによるトレンの排他的な選択とを組み合
わせて併用し、トレンの分離を多様化させて単一故障基
準を満足させることができる。
【0090】実施の形態7.図9は、この発明の実施の
形態7による運転操作装置を示すブロック図であり、図
において、713は選択装置である。この選択装置71
3は、ギア型スイッチ780を備えている。781はギ
ア型スイッチ780のハンドル、781−a,781−
b,781−c,781−dは、それぞれAトレン,B
トレン,Cトレン,Dトレンを選択する場合のハンドル
を移動する接点である。尚、その他の構成要素は実施の
形態1のものと同じものなので、同一符号を用いてここ
ではそれらの説明を省略する。
【0091】実施の形態7の運転操作装置では、選択装
置713がギア型スイッチ780を備えることで、排他
的に単一のトレンを選択し、選択されたトレンの選択信
号を選択装置へ出力するものである。
【0092】次に動作について説明する。ギア型スイッ
チ780のハンドル781を移動させ、その移動位置で
目的のトレンを選択する。例えば、ハンドル781を接
点の位置782−aに移動させると接点が閉となり、そ
の結果、Aトレンのみが選択され、Aトレンを選択する
選択信号がトレン制御装置14へ出力される。その他の
トレンに対しては、ハンドル781は、接点782−
b,782−c,782−dが開の状態を維持するの
で、同時に2つのトレンが選択されることはない。
【0093】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、操作画面制御装置12およびトレン制御装置14に
よるS/W的なトレンの選択と、H/W的な選択装置7
13によるトレンの排他的選択とを組み合わせて両者を
併用し、これによりトレンの分離を多様化させて単一故
障基準を満足させることができる。
【0094】実施の形態8.図10は、この発明の実施
の形態8による運転操作装置を示すブロック図であり、
図において、813は選択装置である。この選択装置8
13は、ギア型スイッチ890を備えている。893,
894は操作パネル11上のタッチボタンであり、操作
員がこのボタンを押下することでS/W的なトレンの選
択を行う。なお、その他の構成要素は実施の形態1のも
のと同じものなので、同一符号を用いてここではそれら
の説明を省略する。
【0095】実施の形態8の運転操作装置では、S/W
的なトレン選択によるトレン間の分離手段に加え、ギア
型スイッチ890による排他的な単一トレンの選択手段
を併用してトレンの選択スイッチを実現するものであ
る。尚、このギア型スイッチ890は、通常時にハンド
ル891の位置が中心位置に固定されるようにスプリン
グ等で拘束される。各トレンを選択する時は、モーメン
タリーに、操作員が所定の位置にギア型スイッチ890
のハンドル891を移動させH/W的にトレンを選択
し、同時に操作パネル11上のタッチボタン893,8
94を押下しS/W的にトレンの選択を行うものであ
る。
【0096】次に動作について説明する。選択装置81
3内のギア型スイッチ890のハンドル891は、通常
時、ハンドル895の位置に示す通り、中心位置に拘束
されている。例えば、Aトレンを選択する場合は、ハン
ドルを892−aに示す接点位置(上部方向)に操作員
が移動させ、同時に操作パネルのソフトウェアで動作す
るタッチポタン893,894を操作する。これらの操
作により所定の操作を行う。同様に、Bトレン,Cトレ
ン,Dトレンのいずれかを選択する場合には、892−
b,892−c,892−dのいずれかの接点位置にハ
ンドル891を移動させて選択する。
【0097】以上のように、この実施の形態8によれ
ば、操作画面制御装置12およびトレン制御装置による
S/W的なトレンの選択と、選択装置813によるH/
Wスイッチによるトレンの排他的な選択とを組み合わせ
て併用し、トレンの分離を多様化させて単一故障基準を
満足させることができる。
【0098】実施の形態9.図11は、この発明の実施
の形態9による運転操作装置を示すブロック図であり、
図において、101は操作対象の機器を選択する操作パ
ネル(タッチパネル)、102は操作画面制御装置、1
03は選択装置、105はAND回路、108はトレン
の選択状態を表示する大型表示装置、107は大型表示
装置108上に表示する内容を計算する大型表示用計算
機である。ISOは分離デバイスとしてのアイソレータ
である。尚、その他の構成要素は実施の形態1のものと
同様なので、それらの説明を省略する。
【0099】実施の形態9の運転操作装置では、大型表
示装置108を設け、操作パネル101でS/W的に選
択されたトレンの機器の名称や、選択装置103でH/
W的に選択されたトレンの情報を同時に表示し、それを
複数の操作員が見ることで相互理解させトレンの選択に
係わる人的過誤の発生を軽減するものである。
【0100】次に動作について説明する。操作員が操作
パネル101を操作し、トレンの機器を選択すると、大
型表示装置108上にトレンの選択状態などが表示され
る。例えば、図11に示すように、操作パネル101で
選択されたトレンの機器の名称を、大型表示用計算機1
07の制御のもとで、大型表示装置108内の大型表示
画面108−e上に表示する。また、トレン選択装置1
03でH/W的に選択されたトレンの状態を、大型表示
装置108の大型表示画面108−f〜108−i(図
示せず)上に表示する。また、大型表示装置108上に
は、対応するプラント系統図上の該当する位置に、操作
器の操作状況、選択状態、矩形記号108−aや、文字
「選択」109等のメッセージを表示させる。
【0101】以上のように、この実施の形態9によれ
ば、ある操作員が行ったトレンの機器の選択状態、操作
状態を伴う運転操作伏況を、大型表示装置を介して他の
操作員が相互確認でき、これにより運転クルーとして
の、トレン選択に係わる人的過誤の発生を軽減すること
ができる。
【0102】実施の形態10.図12は、この発明の実
施の形態10による運転操作装置を示すブロック図であ
り、図において、114はトレン制御装置であり、各ト
レンの制御装置114−a,114−b,114−c,
114−dに分かれている。115はAND回路であ
り、各トレンの制御装置114−a,114−b,11
4−c,114−dに対応したAND回路115−a,
115−b,115−c,115−dに分かれている。
116は選択されたトレンの状況をランプの点灯で表示
する選択トレン表示灯、117は操作可能な状態を示す
制御トレン表示灯である。トレン制御装置114、AN
D回路115のそれぞれは、実施の形態1の運転操作装
置のトレン制御装置14、AND回路15と同じ動作を
行う。ISOは分離デバイスとしてのアイソレータであ
る。なお、その他の構成要素は実施の形態1のものと同
様なので、ここではそれらの説明を省略する。
【0103】実施の形態10の運転操作装置では、選択
されたトレンに対応する選択トレン表示灯116が点灯
し、また制御トレン表示灯117がトレンの操作可能状
態を表示させて、トレン選択時における操作員の過度の
負担を軽減させ、確実なトレンの選択操作を容易に実行
させるものである。
【0104】次に動作について説明する。操作パネル1
1上において、操作員が操作する対象、例えばAトレン
に属するバルブ111−aを選択すると、操作画面制御
装置12はAトレンの機器が選択された事を、選択トレ
ン表示灯116−aを点灯させて表示する。操作員は、
選択装置13によりAトレンの選択ボタン13−aを押
下すると、Aトレンの操作が実質的に可能となり、トレ
ン制御装置114は、Aトレン制御装置の操作可能な状
態を、制御トレン表示灯117−aを点灯させて表示す
る。この状態で、操作パネル11上のトレンに関するS
/W的な操作器111−e,111−fの操作を実行で
きる。
【0105】以上のように、この実施の形態10によれ
ば、選択されたトレンに対応する選択トレン表示灯11
6が点灯し、また制御トレン表示灯117がトレンの操
作可能状態を表示するので、トレン選択時における操作
員の過度の負担を軽減させ、確実なトレンの選択操作を
容易に実行させることができる。
【0106】実施の形態11.図13は、この発明の実
施の形態11による運転操作装置を示すブロック図であ
り、図において、235はトレン制御装置であり、各ト
レンに対応したトレンの制御装置235−a,235−
b,235−c,235−dから構成されている。23
6は各トレンの制御装置235−a,235−b,23
5−c,235−dを構成する論理回路である。230
は、H/W的な選択装置であり、トレン選択スイッチ2
31−a,231−b,231−c,231−dを含
む。なお、その他の構成要素は、実施の形態2の運転操
作装置のものと同様なので、ここではそれらの説明を省
略する。
【0107】実施の形態11の運転操作装置では、選択
装置230内のあるトレン選択スイッチが押下された
際、誤操作で他のトレン選択スイッチのいずれかが押下
された場合でも、論理回路236により、誤操作に基づ
くトレンの選択信号の出力を防止するものである。
【0108】次に動作について説明する。操作員によ
り、Aトレンの選択のため選択スイッチ231−aが押
下される。このとき、操作員の誤操作で、同時にBトレ
ン,Cトレン,Dトレンの選択に対応するトレン選択ス
イッチ231−b,231−c,231−dのいずれか
が押下された場合に、論埋回路135によりこの誤操作
に基づく選択信号の出力を防止する。そして、この実施
の形態11の運転操作装置は、実施の形態2の運転操作
装置にと同様に、H/W的な選択装置230内のトレン
選択スイッチ、即ち、プッシュボタンをモーメンタリー
に押下し、これとS/W的な操作パネル11とを同時に
操作したときのみ、操作出力を行う。
【0109】以上のように、この実施の形態11によれ
ば、選択されたトレンに対応するトレン選択スイッチと
これ以外のトレン選択スイッチが同時に押下されたよう
な誤操作が発生した場合でも、論理回路により選択信号
の出力を防止することができる。従って、操作パネル1
1および操作画面制御装置12によるS/W的なトレン
の選択と、選択装置230によるH/W的なスイッチに
よるトレンの排他的な選択とを組み合わせて併用し、ト
レンの分離を多様化させて単一故障基準を満足させるこ
とができる。
【0110】実施の形態12.図14は、この発明の実
施の形態12による運転操作装置を示すブロック図であ
り、図において、121は操作画面制御装置、121−
aは操作画面制御装置121内にあるトレン識別テーブ
ルである。尚、その他の構成要素は、実施の形態1の運
転操作装置のものと同様なので、ここではそれらの説明
を省略する。
【0111】例えば、実施の形態1の運転操作装置で
は、操作員の操作により操作パネル11で生成され送信
される操作信号の操作情報として、「対象機器」、「操
作内容」、「所属トレン」に関する情報が操作画面制御
装置12へ送られる。操作画面制御装置12は、この操
作信号内の操作情報のうち、「所属トレン」の情報から
操作信号を出力する制御装置を判断し、該当トレンのみ
に選択制御信号を出力する。これに対して、実施の形態
12の運転操作装置では、操作パネル11から出力され
る操作信号には、操作信号として「対象機器」、「操作
内容」のみの情報が含まれる。
【0112】実施の形態12の運転操作装置では、S/
W的なトレンの選択方式として、操作パネル11から、
操作信号として「対象機器」、「操作内容」のみの情報
が送信され、操作画面制御装置121内にあるトレン識
別テーブル121−aを用いて「所属トレン」に関する
制御情報を得るものである。
【0113】次に動作について説明する。操作員の操作
により、操作パネル11は、操作信号の操作情報とし
て、「対象機器」、「操作内容」のみを生成し出力す
る。操作画面制御装置121はこの操作信号を入力し、
トレン識別テーブル121−aを用いて「所属トレン」
に関する制御情報を決定する。そして、選択対象のトレ
ンに関する選択信号をトレン制御装置に14へ出力す
る。トレン識別テーブル121−aは、プラントでユニ
ークな「対象機器番号」と、各々の機器が属する「トレ
ン」の情報を対応づけたものであり、このテーブルを基
に操作画面制御装置が選択信号を出力するトレン制御装
置を判断する。これにより、操作パネル11の構成は、
どの情報が、どのトレンに属するものであるか判別する
機能を持たせる必要がなくなり、設計上の負担を軽減で
きる。
【0114】以上のように、この実施の形態12によれ
ば、S/W的なトレンの選択方式として、操作パネル1
1から、操作信号として「対象機器」、「操作内容」の
みの情報が送信され、操作画面制御装置121内にある
トレン識別テーブル121−aを用いて「所属トレン」
に関する制御情報を得ることができ、これにより、操作
パネル11の構成は、どの情報がどのトレンに属するも
のであるか判別する機能を持たせる必要がなくなり、設
計上の負担を軽減できる。
【0115】実施の形態13.図15は、この発明の実
施の形態13による運転操作装置を示すブロック図であ
り、図において、514はトレン制御装置であり、Aト
レン、Bトレン,Cトレン,Dトレンに対応した各トレ
ンの制御装置514−a,514−b,514−c,5
14−dから構成されている。121−aは各トレン制
御装置内にあるトレン識別テーブルである。このトレン
識別テーブル121−aは、実施の形態12のものと同
じものである。なお、その他の構成要素は、実施の形態
1の運転操作装置のものと同様なので、ここではそれら
の説明を省略する。
【0116】例えば、実施の形態1の運転操作装置で
は、操作員の操作により操作パネル11で生成され送信
される操作信号の操作情報として、「対象機器」、「操
作内容」、「所属トレン」に関する情報が操作画面制御
装置12へ送られる。操作画面制御装置12は、この操
作信号内の操作情報のうち、「所属トレン」の情報か
ら、操作信号を出力する制御装置を判断し、該当トレン
のみに選択制御信号を出力する。これに対して、実施の
形態13の運転操作装置では、操作パネル11から出力
される操作信号や、操作画面制御装置12から出力され
る選択信号には「対象機器」、「操作内容」のみの情報
が含まれる。
【0117】実施の形態13の運転操作装置では、S/
W的なトレンの選択方式として、操作パネル11から操
作信号として「対象機器」、「操作内容」のみの情報が
送信され、トレン制御装置514内にあるトレン識別テ
ーブル121−aを用いて「所属トレン」に関する制御
情報を得るものである。
【0118】次に動作について説明する。操作員の操作
により、操作パネル11は、操作信号の操作情報とし
て、「対象機器」、「操作内容」のみを生成し出力す
る。操作画面制御装置12はこの操作信号を入力し、ト
レン制御装置514へ選択情報を出力する。この選択信
号は所属トレンに関する情報を含んでいない。トレン制
御装置514は、この選択信号を入力し、トレン識別テ
ーブル121−aを用いて「所属トレン」に関する制御
情報を決定する。トレン識別テーブル121−a内に
は、プラントでユニークな「対象機器番号」と、各々の
機器が属する「トレン」の情報を対応づけたものであ
り、このテーブルを基にトレン制御装置514がトレン
を判断する。これにより、操作パネル11および操作画
面制御装置12の構成は、どの情報が、どのトレンに属
するものであるか判別する機能を持たせる必要がなくな
り、設計上の負担を軽減できる。
【0119】以上のように、この実施の形態13によれ
ば、S/W的なトレンの選択方式として、操作パネル1
1から操作信号として「対象機器」、「操作内容」のみ
の情報が送信され、また操作画面制御装置12からは所
属トレン以外の情報を出力し、トレン制御装置514内
のトレン識別テーブル121−aを用いて「所属トレ
ン」に関する制御情報を得ることができ、これにより、
操作パネル11および操作画面制御装置12の構成は、
どの情報がどのトレンに属するものであるか判別する機
能を持たせる必要がなくなり、設計上の負担を軽減でき
る。
【0120】以上詳細に説明したように、この発明の運
転操作装置では、分離性が要求される操作パネルについ
て、S/W的トレンの選択手段に加えH/W的なトレン
選択スイッチを併用したトレン選択分離方式を適用し、
これにより操作パネルの統合化が図れ、操作性の向上が
実現できる。その反面、操作員によるトレン選択操作の
作業が増加するが、人的な操作過誤の低減を図ることが
でる。
【0121】ここで、安全系に要求される単一故障基準
を満足させるこの発明の運転操作装置に関して説明す
る。安全系に要求される単一故障基準を考慮すると、こ
の発明の運転監視装置の構成要素は、(1)FDP(操
作パネル)、(2)FlDPコントローラ(操作画面制
御装置)、(3)トレン選択スイッチ(選択装置)のそ
れぞれに対しても単一故障基準を満足させる事が必要と
なる。
【0122】上記の各々の構成要素の故障時の概略の影
響評価を以下に示すが、本発明の運転操作装置が分離方
式を満足していることを説明する。 (1)FDP(操作パネル) コントローラを除くタッチパネル側の誤動作に関して
は、通常のデータフォーマット、伝送プロトコル以外で
伝送された場合には、FDPコントローラ側が受け取る
事ができず、また、パネルの故障をコントローラ側が検
知できる事から故障波及しない。このため、影響波及が
生じうる故障としては、正常な伝送プロトコルで、運転
員が意図しない操作信号が誤信号を発信した場合を考慮
すればよい。具体的には、オペレータの操作時に、FD
Pのタッチエリアのズレ等により「表示画面の識別記号
+タッチ位置情報」の誤信号が発生した場合を考慮すれ
ばよい。この場合でも、この発明により、トレン選択ス
イッチは同時に2接点以上の選択がなされない構造にな
っているため、選択されないプラント機器の操作は、単
一のトレンで限定できる。また、電気的事故、火災等に
対しては、FDPコントローラの出力側にアイソレータ
を設け、かつケーブルを金属外装とした構成なので、故
障波及を防止できる。
【0123】(2)FDPコントローラ FDPコントローラの誤動作に関しては、各種故障要因
を考慮しても、CPU部分であるため自己診断が可能で
あり、設計上想定しうる誤信号出力はないが、自己診断
範囲を安全側に考えて、万一誤信号出力があると仮定し
ても、「対象機器+操作内容」の誤信号出力で故障を代
表化できる((1)と同様の理由による)。このとき、
この発明の運転操作装置により、トレン選択スイッチが
健全で、2接点以上の選択が同時に発生しない構造とな
っているので、マルチプレクサ(MPX)により、故障
波及は単一のトレンのみに限定できる。また、電気的事
故、火災等に対しては、FDPコントローラの出力側に
アイソレータを設け、かつケーブルを金属外装としてい
るため、故障波及を防止できる。
【0124】(3)トレン選択スイッチ トレン選択スイッチの故障により、「トレン選択信号」
の誤信号が出力される場合を考慮しても、この発明の運
転操作装置により、ソフトウェア的なトレン選択手段を
併用しているため、操作信号が誤出力されることはな
く、故障は波及しない。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、操作パネルが共通のタッチオペレーション
操作のためのパネルスイッチを含み、操作パネル上の画
面表示及びタッチオペレーション操作を制御し、原子炉
等の安全保護系の監視操作装置等の多重性、多様性およ
び独立性を確保するためにそれぞれが独立した分離が必
要な安全保護系設備としての複数のトレンのいずれかを
選択するために、操作画面制御装置およびトレン制御装
置が、操作パネルから出力された操作信号に基づいてソ
フトウェア的にトレンの選択を行い、選択装置がモーメ
ンタリ型プッシュボタンを有し、あるトレンを選択する
際の前記プッシュボタンの操作時に、他のプッシュボタ
ンをハードウェア的にリセットし、選択された前記プッ
シュボタンに対応するトレンのみを選択する制御信号を
出力するように構成したので、操作画面制御装置と、ト
レン制御装置と、選択装置とにより多様性を有するトレ
ン選択機構を実現し、かつ分離基準を満足させ、誤動作
の発生をなくすことができる効果がある。
【0126】請求項2記載の発明によれば、選択装置が
あるトレンを選択する際のプッシュボタンの操作時に、
他のトレンに対応したプッシュボタン内の自己保護回路
をソフトウェア的なロジックに基づいてリセットするよ
うに構成したので、誤操作の発生を防止できる効果があ
る。
【0127】請求項3記載の発明によれば、選択装置が
各トレンに対応させたプッシュボタンの出力に分離デバ
イスとしてのアイソレータを設けるように構成したの
で、配線上の設計の負担を軽減できる効果がある。
【0128】請求項4記載の発明によれば、選択装置が
あるトレンを選択する際には、機械リセット方式のプッ
シュボタンを用いて、他のトレンに対応したプッシュボ
タンを機械的にリセットするように構成したので、誤操
作の発生を防止できる効果がある。
【0129】請求項5記載の発明によれば、選択装置が
あるトレンを選択する際には対応するオルタネイト型プ
ッシュボタンを用いて選択し、あるトレン以外の他のト
レンを選択する際には、手動であるトレンに対応するオ
ルタネイト型プッシュボタンをリセットして他のトレン
を選択するように構成したので、これにより誤操作の発
生を防止できる効果がある。
【0130】請求項6記載の発明によれば、選択装置が
複数チャンネルのモジュールスイッチを有し、常に単一
のトレンのみが選択されるように構成したので、誤操作
の発生を防止できる効果がある。
【0131】請求項7記載の発明によれば、選択装置が
機械的なギア型スイッチを有し、常に単一のトレンのみ
が選択されるように構成したので、誤操作の発生を防止
できる効果がある。
【0132】請求項8記載の発明によれば、選択装置内
の機械的なギア型スイッチが、トレンの非選択時にどの
トレンをも選択しない中立位置に位置するように構成し
たので、誤操作の発生を防止できる効果がある。
【0133】請求項9記載の発明によれば、選択装置か
ら出力されるトレンの選択状態等の操作情報を複数の操
作員が共通して見ることの可能な大型表示装置と、トレ
ンの選択状態等の操作情報を大型表示装置へ表示する制
御を行う大型表示用計算機をさらに備えるように構成し
たので、トレンを選択する複数の操作員が同時にトレン
の選択状態を相互に監視し、操作員による誤操作の発生
を防止できる効果がある。
【0134】請求項10記載の発明によれば、操作画面
制御装置から出力されたトレンの選択状態を表示する選
択トレン表示灯と、選択装置から出力されたトレンの選
択状態を表示する制御トレン表示灯とをさらに有し、操
作員は選択トレン表示灯に表示されたトレンの選択状態
を見て、選択装置でトレンを選択し、選択されたトレン
に対応する制御トレン表示灯が点灯するように構成した
ので、操作員による誤操作の発生を防止できる効果があ
る。
【0135】請求項11記載の発明によれば、操作画面
制御装置が操作パネル上に表示されるプラントの系統図
上で、操作対象のプラント機器の該当する位置に、プラ
ント機器の選択状態を表示させるように構成したので、
これにより操作員による誤操作の発生を防止できる効果
がある。
【0136】請求項12記載の発明によれば、選択装置
がモーメンタリ型プッシュボタンをモーメンタリーに押
下することであるトレンを選択する際に、選択されたあ
るトレン以外の複数の他のトレンに対応するモーメンタ
リ型プッシュボタンが同時に押下された場合でも、複数
の他のトレンが選択され動作信号の出力を防ぐ論理回路
を有するように構成したので、誤操作の発生を防止でき
る効果がある。
【0137】請求項13記載の発明によれば、操作画面
制御装置が操作パネルから出力される操作信号内の操作
対象機器や操作内容の情報を基に該当するトレンを選択
するトレン識別テーブルを有し、このトレン識別テーブ
ルをもとに操作対象機器の該当するトレンを選択するよ
うに構成したので、操作パネルの設計上の負担を軽減で
きる効果がある。
【0138】請求項14記載の発明によれば、操作画面
制御装置から出力された制御信号内の操作対象機器や操
作内容の情報を基に該当するトレンを選択するトレン識
別テーブルをさらに有し、このトレン識別テーブルをも
とに操作対象機器の該当するトレンを選択するように構
成したので、操作パネルや操作画面制御装置の設計上の
負担を軽減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の基本構成による運転操作装置を示
すブロック図である。
【図2】 この発明の他の基本構成による運転操作装置
を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による運転操作装置
を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による運転操作装置
を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による運転操作装置
を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による運転操作装置
を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態5による運転操作装置
を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態6による運転操作装置
を示すブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態7による運転操作装置
を示すブロック図である。
【図10】 この発明の実施の形態8による運転操作装
置を示すブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態9による運転操作装
置を示すブロック図である。
【図12】 この発明の実施の形態10による運転操作
装置を示すブロック図である。
【図13】 この発明の実施の形態11による運転操作
装置を示すブロック図である。
【図14】 この発明の実施の形態12による運転操作
装置を示すブロック図である。
【図15】 この発明の実施の形態13による運転操作
装置を示すブロック図である。
【図16】 タッチオペレーション装置を含む安全保護
系の従来システムを示すブロック図である。
【図17】 従来のプロセス制御装置を示すブロック図
である。
【図18】 従来の多重化設計に基づくトレン分離のシ
ステムを示す概念図である。
【符号の説明】
11,101 操作パネル、12,102 操作画面制
御装置、13,103,130,230,330,43
0,513,613,713,813 選択装置、1
4,106,114,235,514 トレン制御装
置、107 大型表示用計算機、108 大型表示装
置、116 選択トレン表示灯、117 制御トレン表
示灯、121−a トレン識別テーブル、234,23
6,334 論理回路、561−a,561−b,56
1−c,561−d オルタネイト型プッシュボタン、
672 モジュールスイッチ、780,890 ギア型
スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 門原 穂積 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−131901(JP,A) 特開 平4−32901(JP,A) 特開 昭61−226801(JP,A) 特開 平5−37980(JP,A) 岡崎 亘 他,大飯3・4号機向け計 装制御システム,三菱電機技報,日本, 三菱電機技報社,1990年,vol.64, No.3,P.202−206 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 9/03

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通のタッチオペレーション操作のため
    のパネルスイッチを含む操作パネルと、前記操作パネル
    上での画面表示及び前記タッチオペレーションでの操作
    を制御し、安全保護系の監視操作装置等の多重性、多様
    性および独立性を確保するため各々が独立した分離が必
    要な安全保護系設備である複数のトレンのいずれかを選
    択する際、前記操作パネルから出力された操作信号に基
    づいてソフトウェア的にトレンの選択を行う操作画面制
    御装置および前記操作画面制御装置からの制御信号を入
    力し前記選択されたトレンへ制御信号を出力するトレン
    制御装置と、モーメンタリ型プッシュボタンを有し、あ
    るトレンを選択する際の前記プッシュボタンの操作時
    に、他のプッシュボタンをハードウェア的にリセット
    し、選択された前記プッシュボタンに対応する前記トレ
    ンのみを選択する制御信号を出力する選択装置とを備
    え、前記操作画面制御装置と、前記トレン制御装置と、
    前記選択装置とで多様性を有するトレン選択機構を実現
    し、かつ分離基準を満足させる運転操作装置。
  2. 【請求項2】 選択装置は、あるトレンを選択する際の
    プッシュボタンの操作時に、他のトレンに対応したプッ
    シュボタン内の自己保護回路をソフトウェア的なロジッ
    クに基づいてリセットするように構成されていることを
    特徴とする請求項1記載の運転操作装置。
  3. 【請求項3】 選択装置は、各トレンに対応させたプッ
    シュボタンの出力に分離デバイスとしてのアイソレータ
    を設けていることを特徴とする請求項2記載の運転操作
    装置。
  4. 【請求項4】 選択装置は、あるトレンを選択する際に
    は、機械リセット方式のプッシュボタンを用いて、他の
    トレンに対応したプッシュボタンを機械的にリセットす
    るように構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の運転操作装置。
  5. 【請求項5】 選択装置は、あるトレンを選択する際に
    は対応するオルタネイト型プッシュボタンを用いて選択
    し、前記あるトレン以外の他のトレンを選択する際に
    は、手動で前記あるトレンに対応する前記オルタネイト
    型プッシュボタンをリセットして、前記他のトレンを選
    択するように構成されていることを特徴とする請求項1
    記載の運転操作装置。
  6. 【請求項6】 選択装置は、複数チャンネルのモジュー
    ルスイッチを有し、常に単一のトレンのみが選択される
    ように構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    運転操作装置。
  7. 【請求項7】 選択装置は、機械的なギア型スイッチを
    有し、常に単一のトレンのみが選択されるように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の運転操作装
    置。
  8. 【請求項8】 選択装置内の機械的なギア型スイッチ
    は、トレンの非選択時にどの前記トレンをも選択しない
    中立位置に位置していることを特徴とする請求項7記載
    の運転操作装置。
  9. 【請求項9】 選択装置から出力されるトレンの選択状
    態等の操作情報を複数の操作員が共通して見ることの可
    能な大型表示装置と、前記トレンの選択状態等の操作情
    報を前記大型表示装置へ表示する制御を行う大型表示用
    計算機をさらに備え、トレンを選択する前記複数の操作
    員が同時に前記トレンの選択状態を相互に監視可能に
    し、前記操作員による誤操作の発生を防止することを特
    徴とする請求項1から請求項8のうちのいずれか1項記
    載の運転操作装置。
  10. 【請求項10】 操作画面制御装置から出力されたトレ
    ンの選択状態を表示する選択トレン表示灯と、前記選択
    装置から出力されたトレンの選択状態を表示する制御ト
    レン表示灯とをさらに有し、操作員は前記選択トレン表
    示灯に表示された前記トレンの選択状態を見て、前記選
    択装置で前記トレンを選択し、選択されたトレンに対応
    する前記制御トレン表示灯が点灯することで、前記操作
    員による誤操作の発生を防止することを特徴とする請求
    項1から請求項8のうちのいずれか1項記載の運転操作
    装置。
  11. 【請求項11】 操作画面制御装置は、操作パネル上に
    表示されるプラントの系統図上で、操作対象のプラント
    機器の該当する位置に、前記プラント機器の選択状態を
    表示させ、これにより操作員による誤操作の発生を防止
    することを特徴とする請求項1から請求項8のうちのい
    ずれか1項記載の運転操作装置。
  12. 【請求項12】 選択装置は、モーメンタリ型プッシュ
    ボタンをモーメンタリーに押下することであるトレンを
    選択する際に、前記選択されたあるトレン以外の複数の
    他のトレンに対応するモーメンタリ型プッシュボタンが
    同時に押下された場合でも、前記複数の他のトレンが選
    択されて動作信号の出力を防止する論理回路を有し、誤
    操作の発生を防止することを特徴とする請求項2または
    請求項5記載の運転操作装置。
  13. 【請求項13】 操作画面制御装置は、操作パネルから
    出力される操作信号内の操作対象機器や操作内容の情報
    を基に該当するトレンを選択するトレン識別テーブルを
    有し、このトレン識別テーブルをもとに操作対象機器の
    該当するトレンを選択することを特徴とする請求項1記
    載の運転操作装置。
  14. 【請求項14】 操作画面制御装置から出力された制御
    信号内の操作対象機器や操作内容の情報を基に該当する
    トレンを選択するトレン識別テーブルをさらに有し、こ
    のトレン識別テーブルをもとに操作対象機器の該当する
    トレンを選択することを特徴とする請求項1記載の運転
    操作装置。
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