JP3526447B2 - 光ヘッド装置及びパワー測定用レーザ光取り込み装置及び光ディスク装置 - Google Patents
光ヘッド装置及びパワー測定用レーザ光取り込み装置及び光ディスク装置Info
- Publication number
- JP3526447B2 JP3526447B2 JP2001152641A JP2001152641A JP3526447B2 JP 3526447 B2 JP3526447 B2 JP 3526447B2 JP 2001152641 A JP2001152641 A JP 2001152641A JP 2001152641 A JP2001152641 A JP 2001152641A JP 3526447 B2 JP3526447 B2 JP 3526447B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- optical
- angle
- laser
- optical path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Optical Head (AREA)
- Semiconductor Lasers (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ビームを用い
て記録媒体に情報を記録し、また既に記録されている情
報を記録媒体から読み出す場合に利用される光ヘッド装
置及びこのような光ヘッド装置に有効なパワー測定用レ
ーザ光取り込み装置及び、このような光ヘッド装置を用
いた光ディスク装置に関するものである。
て記録媒体に情報を記録し、また既に記録されている情
報を記録媒体から読み出す場合に利用される光ヘッド装
置及びこのような光ヘッド装置に有効なパワー測定用レ
ーザ光取り込み装置及び、このような光ヘッド装置を用
いた光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、記録媒体の分野において、オーデ
ィオやデジタルデータを記録した従来のCDの直径(1
2cm)同じ大きさでありながら、高密度記録が可能な
デジタルバーサタイルディスク(DVD)が開発されて
いる。DVDはその記録密度が高いために、CDのデー
タを読み取る光の波長(780nm)よりも短い波長
(650nm)のビームを必要とされる。
ィオやデジタルデータを記録した従来のCDの直径(1
2cm)同じ大きさでありながら、高密度記録が可能な
デジタルバーサタイルディスク(DVD)が開発されて
いる。DVDはその記録密度が高いために、CDのデー
タを読み取る光の波長(780nm)よりも短い波長
(650nm)のビームを必要とされる。
【0003】記録再生装置としては、CD、DVDのい
ずれのディスクシステムも記録再生可能なものが望まれ
ている。したがって、半導体アレイを用いた光学ヘッド
装置(光ピックアップ)として、DVD用の光源(波長
650nm)(第1の光源)とCD用の光源(波長78
0nm)(第2の光源)を有するものが開発されてい
る。このように光ヘッド装置は、第1の光源(DVD用)
と、第2の光源(CD用)とを有する。
ずれのディスクシステムも記録再生可能なものが望まれ
ている。したがって、半導体アレイを用いた光学ヘッド
装置(光ピックアップ)として、DVD用の光源(波長
650nm)(第1の光源)とCD用の光源(波長78
0nm)(第2の光源)を有するものが開発されてい
る。このように光ヘッド装置は、第1の光源(DVD用)
と、第2の光源(CD用)とを有する。
【0004】第1の光源から出射されたレーザ光は、ホ
ログラムを透過し、光合成及び光分岐が可能なダイクロ
イックポラライズドビームスプリッタ(ダイクロイック
PBS)に入射する。このダイクロイックPBSを透過し
たレーザ光は、コリメータレンズを通り、コリメータ光
となり、対物レンズに入射する。対物レンズにて集光さ
れた光は、ディスクの記録面に照射される。ディスクか
ら反射された光は、対物レンズ、コリメータレンズ、ダ
イクロイックプリズムを通り、ホログラムに入射する。
ログラムを透過し、光合成及び光分岐が可能なダイクロ
イックポラライズドビームスプリッタ(ダイクロイック
PBS)に入射する。このダイクロイックPBSを透過し
たレーザ光は、コリメータレンズを通り、コリメータ光
となり、対物レンズに入射する。対物レンズにて集光さ
れた光は、ディスクの記録面に照射される。ディスクか
ら反射された光は、対物レンズ、コリメータレンズ、ダ
イクロイックプリズムを通り、ホログラムに入射する。
【0005】ホログラムは、反射光を回折してフォトダ
イオードを用いた光検出器に導くものである。光検出器
は、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、
読取り信号を出力する。
イオードを用いた光検出器に導くものである。光検出器
は、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、
読取り信号を出力する。
【0006】また第2の光源から出射されたレーザ光
は、前記ダイクロイックPBSに入射する。このダイクロ
イックPBSの内部で反射されて出射した光ビームは、
前記コリメータレンズを通り、コリメータ光となり、前
記対物レンズに入射する。対物レンズにて集光された光
は、ディスクの記録面に照射される。ディスクから反射
された光は、対物レンズ、コリメータレンズ、ダイクロ
イックPBSを通り、ホログラムに入射する。ホログラ
ムで回折された反射光は、フォトダイオードを用いた前
記光検出器に導かれる。
は、前記ダイクロイックPBSに入射する。このダイクロ
イックPBSの内部で反射されて出射した光ビームは、
前記コリメータレンズを通り、コリメータ光となり、前
記対物レンズに入射する。対物レンズにて集光された光
は、ディスクの記録面に照射される。ディスクから反射
された光は、対物レンズ、コリメータレンズ、ダイクロ
イックPBSを通り、ホログラムに入射する。ホログラ
ムで回折された反射光は、フォトダイオードを用いた前
記光検出器に導かれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の光ヘッド装置を
用いる装置では、ディスクに照射するレーザ光の強さを
安定化するために、オートパワーコントロール(APC)
回路が設けられている。このAPC回路は、例えば、ディ
スクからの反射光をダイクロイックPBSで分岐して光
検出器に導き、その光量を測定している。そして、光量
測定結果に応じて現在使用している光源の駆動電力(供
給電流)を制御し、ディスクに照射される光ビームの強
さを安定化させている。
用いる装置では、ディスクに照射するレーザ光の強さを
安定化するために、オートパワーコントロール(APC)
回路が設けられている。このAPC回路は、例えば、ディ
スクからの反射光をダイクロイックPBSで分岐して光
検出器に導き、その光量を測定している。そして、光量
測定結果に応じて現在使用している光源の駆動電力(供
給電流)を制御し、ディスクに照射される光ビームの強
さを安定化させている。
【0008】上記従来のAPC回路によると、レーザ光の
基幹系(照射経路、反射経路)の光を直接用いているた
めに、基幹系のレーザ光のパワーをロスし、効率を低下
させる傾向にある。また、光検出器を配置する場合、そ
の配置位置に制約が生じ、全体装置の設計自由度を低下
させている。光検出器の配置位置を任意の位置に選択す
ると、この光検出器まで光を導くための部品(プリズム
やレンズ)が必要となり、全体の構成を複雑化する傾向
がある。
基幹系(照射経路、反射経路)の光を直接用いているた
めに、基幹系のレーザ光のパワーをロスし、効率を低下
させる傾向にある。また、光検出器を配置する場合、そ
の配置位置に制約が生じ、全体装置の設計自由度を低下
させている。光検出器の配置位置を任意の位置に選択す
ると、この光検出器まで光を導くための部品(プリズム
やレンズ)が必要となり、全体の構成を複雑化する傾向
がある。
【0009】そこでこの発明は、基幹系のレーザ光(対
物レンズで採用される有効なレーザ光)のロスをなく
し、効率を高めるとともに、構成を複雑化させることな
く、光検出器の配置位置を任意に選択することができ、
設計自由度を高くすることができる光ヘッド装置及び及
びパワー測定用レーザ光取り込み装置及び光ディスク装
置を提供することを目的とする。
物レンズで採用される有効なレーザ光)のロスをなく
し、効率を高めるとともに、構成を複雑化させることな
く、光検出器の配置位置を任意に選択することができ、
設計自由度を高くすることができる光ヘッド装置及び及
びパワー測定用レーザ光取り込み装置及び光ディスク装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、レーザ光を
出射する光源と、前記レーザ光を対物レンズを介してデ
ィスクに照射するために、前記光源と前記対物レンズ間
に光学路を形成した光学経路部品と、前記レーザ光のパ
ワーを制御するためのパワー測定用の光を取り込むため
に、前記光学路を形成した有効光の領域の周囲であって
前記対物レンズに入射しない非有効光の領域に一方の端
の受光面を配置し、他方の端を光検出素子の受光面上に
配置した光ガイド部材とを具備し、前記レーザ光の最大
の広がり角θ1と、この角θ1の内側に広がる前記有効
光の領域が有効角θ2として設定され、前記広がり角θ
1と有効角θ2との間に生じた領域が前記非有効光の領
域として設定され、前記広がり角θ1で形成される境界
線(最外周に位置する光路方向の傾き面)に対して、前
記光ガイド部材の一方の端の受光面が鋭角となるように
配置され、かつ前記受光面に入射した光が屈折して前記
光検出素子へガイドされるように構成している。
出射する光源と、前記レーザ光を対物レンズを介してデ
ィスクに照射するために、前記光源と前記対物レンズ間
に光学路を形成した光学経路部品と、前記レーザ光のパ
ワーを制御するためのパワー測定用の光を取り込むため
に、前記光学路を形成した有効光の領域の周囲であって
前記対物レンズに入射しない非有効光の領域に一方の端
の受光面を配置し、他方の端を光検出素子の受光面上に
配置した光ガイド部材とを具備し、前記レーザ光の最大
の広がり角θ1と、この角θ1の内側に広がる前記有効
光の領域が有効角θ2として設定され、前記広がり角θ
1と有効角θ2との間に生じた領域が前記非有効光の領
域として設定され、前記広がり角θ1で形成される境界
線(最外周に位置する光路方向の傾き面)に対して、前
記光ガイド部材の一方の端の受光面が鋭角となるように
配置され、かつ前記受光面に入射した光が屈折して前記
光検出素子へガイドされるように構成している。
【0011】前記光ガイド部材は、前記光学路の周囲に
漏れている光領域)(対物レンズに入射しない光領域)
に配置される前記受光面が配置される非有効領域は、前
記レーザ光が放射角をもつ部分であり、前記受光面は、
前記光領域の光を前記光学路から離れる方向へ屈折させ
るように配置されている。受光面は、前記光領域の境界
線(最外周に位置する光路方向への傾き面)との成す角
が鋭角となるように配置されている。
漏れている光領域)(対物レンズに入射しない光領域)
に配置される前記受光面が配置される非有効領域は、前
記レーザ光が放射角をもつ部分であり、前記受光面は、
前記光領域の光を前記光学路から離れる方向へ屈折させ
るように配置されている。受光面は、前記光領域の境界
線(最外周に位置する光路方向への傾き面)との成す角
が鋭角となるように配置されている。
【0012】
【発明の実施形態】以下、この発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0013】図1(A)、図1(B)はこの発明の一実施
の形態を示し、光ヘッド装置の基本構成を示している。
図1(A)は平面図であり、図1(B)は側面図である。
以下この両方の図を参照しながら説明する。
の形態を示し、光ヘッド装置の基本構成を示している。
図1(A)は平面図であり、図1(B)は側面図である。
以下この両方の図を参照しながら説明する。
【0014】シャーシ101の一方の側壁102には、
第1の光源ユニット201が取り付けられている。なお
図示していないが、この第1の光源ユニット201内に
は、ディスクからの反射光がホログラム301により回
折されて照射され、再生信号、フォーマスエラー信号、
トラッキングエラー信号を得るために光電変換を行う光
検出器が設けられている。
第1の光源ユニット201が取り付けられている。なお
図示していないが、この第1の光源ユニット201内に
は、ディスクからの反射光がホログラム301により回
折されて照射され、再生信号、フォーマスエラー信号、
トラッキングエラー信号を得るために光電変換を行う光
検出器が設けられている。
【0015】第1の光源ユニット201は、波長650
nmのレーザビームを出射するDVD用の光源(第1の
光源)である。また、シャーシ101の側壁102に
は、第2の光源ユニット202が取り付けられている。
この第2の光源ユニット202は、波長780nmのレ
ーザ光を出射するCD用の光源(第2の光源)である。
nmのレーザビームを出射するDVD用の光源(第1の
光源)である。また、シャーシ101の側壁102に
は、第2の光源ユニット202が取り付けられている。
この第2の光源ユニット202は、波長780nmのレ
ーザ光を出射するCD用の光源(第2の光源)である。
【0016】このように光ヘッド装置は、第1の光源
(DVD用)と、第2の光源(CD用)とを有する。第1の光
源から出射されたレーザ光は、シャーシ101の平面上
で、この平面ほぼ平行な方向へ放射され、ホログラム3
01を介してダイクロイックPBS302に入射する。第1
の光源からのレーザ光は、ダイクロイックPBS302を
直進し、コリメートレンズ303で平行光となり、チル
ト補正素子304、λ/4板(偏光板)305を介して
反射ミラー(プリズム)306に入射する。反射ミラー
306で反射された光は、この反射ミラー306の上部
に配置された対物レンズ307に入射する。
(DVD用)と、第2の光源(CD用)とを有する。第1の光
源から出射されたレーザ光は、シャーシ101の平面上
で、この平面ほぼ平行な方向へ放射され、ホログラム3
01を介してダイクロイックPBS302に入射する。第1
の光源からのレーザ光は、ダイクロイックPBS302を
直進し、コリメートレンズ303で平行光となり、チル
ト補正素子304、λ/4板(偏光板)305を介して
反射ミラー(プリズム)306に入射する。反射ミラー
306で反射された光は、この反射ミラー306の上部
に配置された対物レンズ307に入射する。
【0017】対物レンズ307で合焦された光は、対物
レンズ307の上部に位置するディスク400の反射層
(情報記録面)に照射される。情報記録面で反射された
光は、対物レンズ307、反射ミラー306を介してλ
/4板305に戻ってくる。λ/4板305を透過した
光は、チルト補正素子304を介して、ダイクロイック
PBS302に入射する。このダイクロイックPBS302に
対して、入射した反射光は、直進し、ホログラム301
により回折されて、再生信号、フォーマスエラー信号、
トラッキングエラー信号を得るために光電変換を行う光
検出器(図示せず)に入射される。
レンズ307の上部に位置するディスク400の反射層
(情報記録面)に照射される。情報記録面で反射された
光は、対物レンズ307、反射ミラー306を介してλ
/4板305に戻ってくる。λ/4板305を透過した
光は、チルト補正素子304を介して、ダイクロイック
PBS302に入射する。このダイクロイックPBS302に
対して、入射した反射光は、直進し、ホログラム301
により回折されて、再生信号、フォーマスエラー信号、
トラッキングエラー信号を得るために光電変換を行う光
検出器(図示せず)に入射される。
【0018】CD用の光源(第2の光源)から出射された
シャーシ101の平面上で、この平面ほぼ平行な方向へ
放射され、λ/2板311を介して、ダイクロイックPB
S302に入射する。第2の光源からのレーザ光は、ダ
イクロイックPBS302内部で反射されて、方向変換さ
れ、コリメートレンズ303に入射する。コリメートレ
ンズ303に入射したレーザ光は、平行光となり、チル
ト補正素子304、λ/4板(偏光板)305を介して
反射ミラー(プリズム)306に入射する。反射ミラー
306で反射された光は、この反射ミラー306の上部
に配置された対物レンズ307に入射する。
シャーシ101の平面上で、この平面ほぼ平行な方向へ
放射され、λ/2板311を介して、ダイクロイックPB
S302に入射する。第2の光源からのレーザ光は、ダ
イクロイックPBS302内部で反射されて、方向変換さ
れ、コリメートレンズ303に入射する。コリメートレ
ンズ303に入射したレーザ光は、平行光となり、チル
ト補正素子304、λ/4板(偏光板)305を介して
反射ミラー(プリズム)306に入射する。反射ミラー
306で反射された光は、この反射ミラー306の上部
に配置された対物レンズ307に入射する。
【0019】対物レンズ307で合焦された光は、対物
レンズ307の上部に位置するディスク400の反射層
(情報記録面)に照射される。情報記録面で反射された
光は、対物レンズ307、反射ミラー306を介してλ
/4板305に戻ってくる。λ/4板305を透過した
光は、チルト補正素子304を介して、ダイクロイック
PBS302に入射する。このダイクロイックPBS302に
対して、入射した反射光は、直進し、ホログラム301
により回折されて、再生信号、フォーマスエラー信号、
トラッキングエラー信号を得るために光電変換を行う光
検出器(図示せず)に入射される。
レンズ307の上部に位置するディスク400の反射層
(情報記録面)に照射される。情報記録面で反射された
光は、対物レンズ307、反射ミラー306を介してλ
/4板305に戻ってくる。λ/4板305を透過した
光は、チルト補正素子304を介して、ダイクロイック
PBS302に入射する。このダイクロイックPBS302に
対して、入射した反射光は、直進し、ホログラム301
により回折されて、再生信号、フォーマスエラー信号、
トラッキングエラー信号を得るために光電変換を行う光
検出器(図示せず)に入射される。
【0020】ここで、本発明の光ヘッド装置には、自動
パワーコントロールのために、光源から出射されている
レーザ光のうち一部の光のパワーを検出する手段が設け
られている。
パワーコントロールのために、光源から出射されている
レーザ光のうち一部の光のパワーを検出する手段が設け
られている。
【0021】即ち、光検出器501がシャーシ101の
側壁104に取り付けられている。この光検出器501
の受光部に対しては、例えば光ファイバ511の一端が
対向し、この光ファイバ511の他方端は、第1の光源
201から出力されているレーザ光のレーザ光の光学路
の周囲であって、対物レンズ307に入射しない光の光
領域に配置されている。これにより、対物レンズ307
に入射する光量に影響を与えないで、レーザ光の一部を
利用し、レーザ光のパワーを検出することができる。こ
の光ファイバ511の先端部(レーザ光側の端部)は、
シャーシ101に設けられている位置決め部512によ
り保持されて安定化されている。
側壁104に取り付けられている。この光検出器501
の受光部に対しては、例えば光ファイバ511の一端が
対向し、この光ファイバ511の他方端は、第1の光源
201から出力されているレーザ光のレーザ光の光学路
の周囲であって、対物レンズ307に入射しない光の光
領域に配置されている。これにより、対物レンズ307
に入射する光量に影響を与えないで、レーザ光の一部を
利用し、レーザ光のパワーを検出することができる。こ
の光ファイバ511の先端部(レーザ光側の端部)は、
シャーシ101に設けられている位置決め部512によ
り保持されて安定化されている。
【0022】同様に、第2の光源202のレーザ光のパ
ワーを検出するための手段が設けられる。即ち、光ファ
イバ521の一方の端は、光検出器501の受光部に対
向している。光ファイバ511の他方端は、第2の光源
202から出力されているレーザ光のレーザ光の光学路
の周囲であって、対物レンズ307に入射しない光(対
物レンズ307で活用されない光)の光領域に配置され
ている。これにより、対物レンズ307に入射する光量
に影響を与えないで、レーザ光の一部を利用し、レーザ
光のパワーを検出することができる。この光ファイバ5
21の先端部(レーザ光側の端部)は、シャーシ101
に設けられている位置決め部522により保持されて安
定化されている。位置決め部512,522は、光ファ
イバを挟む溝部を有し、ここに光ファイバが配置され、
接着剤などで固定される。
ワーを検出するための手段が設けられる。即ち、光ファ
イバ521の一方の端は、光検出器501の受光部に対
向している。光ファイバ511の他方端は、第2の光源
202から出力されているレーザ光のレーザ光の光学路
の周囲であって、対物レンズ307に入射しない光(対
物レンズ307で活用されない光)の光領域に配置され
ている。これにより、対物レンズ307に入射する光量
に影響を与えないで、レーザ光の一部を利用し、レーザ
光のパワーを検出することができる。この光ファイバ5
21の先端部(レーザ光側の端部)は、シャーシ101
に設けられている位置決め部522により保持されて安
定化されている。位置決め部512,522は、光ファ
イバを挟む溝部を有し、ここに光ファイバが配置され、
接着剤などで固定される。
【0023】尚、図示していないが対物レンズ307
は、レンズホルダにより保持されている。レンズホルダ
は、複数本のワイヤの一端部で支持されており、フォー
カス方向、トラッキング方向へ微動制御可能である。前
記複数本のワイヤは、シャーシに取り付けられるワイヤ
ホルダにより保持されている。また、レンズホルダに
は、例えば、小形のフォーカス制御用永久磁石、トラッ
キング制御用永久磁石が取り付けられている。これら永
久磁石に近接して、シャーシにはフォーカス制御用コイ
ル、トラッキング制御用ヨークコイルが配置されてい
る。そして、これらのフォーカス制御用コイル、トラッ
キング制御用ヨークコイルにそれぞれフォーカス制御信
号、トラッキング制御信号を供給することにより、対物
レンズをフォーカス制御方向及びトラッキング制御方向
へ微動制御することができる。
は、レンズホルダにより保持されている。レンズホルダ
は、複数本のワイヤの一端部で支持されており、フォー
カス方向、トラッキング方向へ微動制御可能である。前
記複数本のワイヤは、シャーシに取り付けられるワイヤ
ホルダにより保持されている。また、レンズホルダに
は、例えば、小形のフォーカス制御用永久磁石、トラッ
キング制御用永久磁石が取り付けられている。これら永
久磁石に近接して、シャーシにはフォーカス制御用コイ
ル、トラッキング制御用ヨークコイルが配置されてい
る。そして、これらのフォーカス制御用コイル、トラッ
キング制御用ヨークコイルにそれぞれフォーカス制御信
号、トラッキング制御信号を供給することにより、対物
レンズをフォーカス制御方向及びトラッキング制御方向
へ微動制御することができる。
【0024】まず、上述した構成の光ヘッド装置である
と、基幹系(対物レンズで採用される)の光ビームのロ
スをなくすことができる。このことはレーザ光の利用効
率を高めることができることになる。また光ファイバ
(もしくは光ガイド)により自由にレーザ光の一部を光
検出器501に導くことができる。この結果、装置全体
の構成を複雑化させることなく、光検出器の配置位置を
任意に選択することができ、設計自由度を高くすること
ができる。
と、基幹系(対物レンズで採用される)の光ビームのロ
スをなくすことができる。このことはレーザ光の利用効
率を高めることができることになる。また光ファイバ
(もしくは光ガイド)により自由にレーザ光の一部を光
検出器501に導くことができる。この結果、装置全体
の構成を複雑化させることなく、光検出器の配置位置を
任意に選択することができ、設計自由度を高くすること
ができる。
【0025】上記の実施の形態は、2つの光源のレーザ
光のパワーを検出する場合、1つの光検出器501を用
いて検出することが可能である。しかしこの発明の基本
的な構成は、光源が複数である必要はなく、1つの光源
を備えた光ヘッドにも有効である。
光のパワーを検出する場合、1つの光検出器501を用
いて検出することが可能である。しかしこの発明の基本
的な構成は、光源が複数である必要はなく、1つの光源
を備えた光ヘッドにも有効である。
【0026】またこの発明の装置は、前記光ファイバの
受光面とレーザ光との位置関係(ファイバへの光量の取
り込み方法)にも特徴を有する。
受光面とレーザ光との位置関係(ファイバへの光量の取
り込み方法)にも特徴を有する。
【0027】図2(A)には、光源から放射されたレー
ザ光Rと光ガイド(例えば光ファイバ511)の端部の
受光面Aとの関係を示している。
ザ光Rと光ガイド(例えば光ファイバ511)の端部の
受光面Aとの関係を示している。
【0028】光源ユニット201から出射されるレーザ
光は、通常は放射し、角度θ1を持ち広がったレーザ光
となる。ここで、このレーザ光Rは、光軸を中心にして
コリメータレンズで平行光に変換される。この平行光が
対物レンズに入射し、集光される。ここで対物レンズに
入射した光をみると、角度θ2の範囲の光束である。
光は、通常は放射し、角度θ1を持ち広がったレーザ光
となる。ここで、このレーザ光Rは、光軸を中心にして
コリメータレンズで平行光に変換される。この平行光が
対物レンズに入射し、集光される。ここで対物レンズに
入射した光をみると、角度θ2の範囲の光束である。
【0029】このために、結果的に対物レンズ307に
入射する光を基幹系の光(基幹系光路)とすると、基幹
系外の光領域(図2(A))の斜線部分(通常は使用さ
れない光束)Dが存在する。このような基幹系光路(あ
るいは有効領域)からずれている光を迷光という場合も
ある。
入射する光を基幹系の光(基幹系光路)とすると、基幹
系外の光領域(図2(A))の斜線部分(通常は使用さ
れない光束)Dが存在する。このような基幹系光路(あ
るいは有効領域)からずれている光を迷光という場合も
ある。
【0030】そこでこの発明では、この光領域D(ある
いは非有効領域)の光束(いわゆる迷光)を有効に活用
するものである。つまりこの光領域に光ファイバ511
の受光面Aを配置すれば、基幹系の光束にロスを与える
ことなく(基幹系の光束の利用率を低下させることな
く)、レーザ光Rの一部を光検出器501に導くことが
できる。
いは非有効領域)の光束(いわゆる迷光)を有効に活用
するものである。つまりこの光領域に光ファイバ511
の受光面Aを配置すれば、基幹系の光束にロスを与える
ことなく(基幹系の光束の利用率を低下させることな
く)、レーザ光Rの一部を光検出器501に導くことが
できる。
【0031】ここで、更に本発明では、光ファイバ51
1の先端の受光面が光領域(斜線部分)の光束をできる
だけ多く受光できるように対策し、かつ、光領域の光が
光ファイバ511に入射した際、その屈折方向が光ファ
イバ511の光軸方向となるように対策している。つま
り、受光する光の効率を上げている。
1の先端の受光面が光領域(斜線部分)の光束をできる
だけ多く受光できるように対策し、かつ、光領域の光が
光ファイバ511に入射した際、その屈折方向が光ファ
イバ511の光軸方向となるように対策している。つま
り、受光する光の効率を上げている。
【0032】受光する光の効率を上げるためには、光フ
ァイバ511の受光面Aの光が、放射状態にあるレーザ
光Rの進行方向に対して外方向へ離れる方向へ屈折され
るように、受光面Aを設計することが好ましい。従っ
て、好ましくは、図2(B)に拡大して示すように、迷
光が光ファイバ511に取り込まれたとき、光ファイバ
511の光軸と平行な方向へ屈折するように、受光面A
の傾斜を設定する方が良い。また、受光効率を上げるた
めに、受光面Aの径Wは、領域Dの断面の全体に渡って
位置するように配置することが好ましい。
ァイバ511の受光面Aの光が、放射状態にあるレーザ
光Rの進行方向に対して外方向へ離れる方向へ屈折され
るように、受光面Aを設計することが好ましい。従っ
て、好ましくは、図2(B)に拡大して示すように、迷
光が光ファイバ511に取り込まれたとき、光ファイバ
511の光軸と平行な方向へ屈折するように、受光面A
の傾斜を設定する方が良い。また、受光効率を上げるた
めに、受光面Aの径Wは、領域Dの断面の全体に渡って
位置するように配置することが好ましい。
【0033】つまりこの発明によると、レーザ光を出射
する光源を有する。レーザ光の最大の広がり角θ1の内
側に相似的に、更に、前記レーザ光を実質的に利用する
光学路とする有効角θ2を設定する。これは、配列され
る光学部品により決まる。
する光源を有する。レーザ光の最大の広がり角θ1の内
側に相似的に、更に、前記レーザ光を実質的に利用する
光学路とする有効角θ2を設定する。これは、配列され
る光学部品により決まる。
【0034】すると広がり角θ1と有効角θ2との間に
生じた非有効領域(斜線)内に、光ガイド部材(光ファ
イバ)の受光面Aが進入する。ここで受光面Aは、前記
広がり角θ1で形成されている境界線に対して鋭角な角
度で配置され、かつ、最大進入位置は、前記レーザ光の
有効角θ内の領域よりも外にある。
生じた非有効領域(斜線)内に、光ガイド部材(光ファ
イバ)の受光面Aが進入する。ここで受光面Aは、前記
広がり角θ1で形成されている境界線に対して鋭角な角
度で配置され、かつ、最大進入位置は、前記レーザ光の
有効角θ内の領域よりも外にある。
【0035】次に、上述した光ヘッド装置を用いた光デ
ィスク再生装置の基本構成を説明する。
ィスク再生装置の基本構成を説明する。
【0036】図3において、DTは、記憶媒体としての
光ディスクを保持するディスクテーブルである。ディス
クテーブルDTは、図示しないが、サーボ回路により制
御されるモータにより回転される。100は、光ヘッド
装置であり、図1で説明したように、ディスクテーブル
ODに保持されて所定の速度で回転される光ディスクO
Dの記録面にレーザビームを照射し、光ディスクODの
記録面で反射された反射レーザビームを取り込んで反射
レーザビームの光強度に対応する電気信号を出力する。
光ディスクを保持するディスクテーブルである。ディス
クテーブルDTは、図示しないが、サーボ回路により制
御されるモータにより回転される。100は、光ヘッド
装置であり、図1で説明したように、ディスクテーブル
ODに保持されて所定の速度で回転される光ディスクO
Dの記録面にレーザビームを照射し、光ディスクODの
記録面で反射された反射レーザビームを取り込んで反射
レーザビームの光強度に対応する電気信号を出力する。
【0037】光ヘッド装置100は、ディスクテーブル
DTに対して所定の位置関係に設けられたガイドレール
600に沿って、光ディスクODの記録面のトラックの
接線方向と直交する方向(光ディスクODの半径方向す
なわちトラッキング制御方向)に移動可能である。光ヘ
ッド装置100は、図示しないリニアモータによりガイ
ドレール600上を往復動される。
DTに対して所定の位置関係に設けられたガイドレール
600に沿って、光ディスクODの記録面のトラックの
接線方向と直交する方向(光ディスクODの半径方向す
なわちトラッキング制御方向)に移動可能である。光ヘ
ッド装置100は、図示しないリニアモータによりガイ
ドレール600上を往復動される。
【0038】光ヘッド装置100の第1の光源ユニット
201に内蔵され、ディスクからの反射光を受光する光
検出器(図示せず)からの出力信号は、信号処理回路7
01、トラッキング制御回路702、フォーカシング制
御回路703に導かれる。信号処理回路701は、ディ
スクに記録されている情報を再生するための演算処理を
を行う。また、トラッキング制御回路703は、ディス
クから再生された信号を演算処理してトラッキングエラ
ー信号を得、トラッキング制御信号を得る回路である。
またフォーカシング制御回路703は、ディスクから再
生された信号を演算処理してフォーカシングエラー信号
を得、フォーカシング制御信号を生成する回路である。
201に内蔵され、ディスクからの反射光を受光する光
検出器(図示せず)からの出力信号は、信号処理回路7
01、トラッキング制御回路702、フォーカシング制
御回路703に導かれる。信号処理回路701は、ディ
スクに記録されている情報を再生するための演算処理を
を行う。また、トラッキング制御回路703は、ディス
クから再生された信号を演算処理してトラッキングエラ
ー信号を得、トラッキング制御信号を得る回路である。
またフォーカシング制御回路703は、ディスクから再
生された信号を演算処理してフォーカシングエラー信号
を得、フォーカシング制御信号を生成する回路である。
【0039】APC回路704には、本発明の特徴部を
成す光検出器501からの検出信号が導かれる。APC
回路704は、この検出信号が予め設定しているレベル
の信号であるかどうかを判断し、その結果、得られた制
御信号をレーザ駆動回路705に与える。今、第1の光
源ユニット201が動作状態にあるとすると、レーザ駆
動回路705は、制御信号に応じて、第1の光源ユニッ
ト201のレーザ光のパワーを制御する。また、今、第
2の光源ユニット203が動作状態にあるとすると、レ
ーザ駆動回路705は、制御信号に応じて、第2の光源
ユニット201のレーザ光のパワーを制御する。
成す光検出器501からの検出信号が導かれる。APC
回路704は、この検出信号が予め設定しているレベル
の信号であるかどうかを判断し、その結果、得られた制
御信号をレーザ駆動回路705に与える。今、第1の光
源ユニット201が動作状態にあるとすると、レーザ駆
動回路705は、制御信号に応じて、第1の光源ユニッ
ト201のレーザ光のパワーを制御する。また、今、第
2の光源ユニット203が動作状態にあるとすると、レ
ーザ駆動回路705は、制御信号に応じて、第2の光源
ユニット201のレーザ光のパワーを制御する。
【0040】これにより、出力レーザ光のパワーあるい
はディスクからの反射光の光量が予め設定している規格
上の範囲内に納まるように自動制御されることになる。
はディスクからの反射光の光量が予め設定している規格
上の範囲内に納まるように自動制御されることになる。
【0041】上記の第1、第2の光源ユニット201、
202では、それぞれ、所定の波長の光ビーム(レーザ
ビーム)を放射する半導体レーザ素子が用いられてい
る。
202では、それぞれ、所定の波長の光ビーム(レーザ
ビーム)を放射する半導体レーザ素子が用いられてい
る。
【0042】また、対物レンズ307は、レンズホルダ
(図示せず)により、トラックの接線方向と直交する方
向(光ディスクODの半径方向)およびレーザビームの
通過方向(光ディスクODの記録面と直交する方向)の
それぞれに移動可能に支持されている。光ディスクOD
の半径方向は、トラッキング制御方向と呼ばれ、光ディ
スクODの記録面と直交する方向は、フォーカシング制
御方向と呼ばれる。
(図示せず)により、トラックの接線方向と直交する方
向(光ディスクODの半径方向)およびレーザビームの
通過方向(光ディスクODの記録面と直交する方向)の
それぞれに移動可能に支持されている。光ディスクOD
の半径方向は、トラッキング制御方向と呼ばれ、光ディ
スクODの記録面と直交する方向は、フォーカシング制
御方向と呼ばれる。
【0043】トラッキング制御回路702は、トラッキ
ングエラー信号からトラッキング制御信号を生成して、
トラッキングコイルへ与える。またフォーカシング制御
回路703は、フォーカスエラー信号からフォーカシン
グ制御信号を生成して、フォーカシングコイルへ与え
る。
ングエラー信号からトラッキング制御信号を生成して、
トラッキングコイルへ与える。またフォーカシング制御
回路703は、フォーカスエラー信号からフォーカシン
グ制御信号を生成して、フォーカシングコイルへ与え
る。
【0044】全体の回路の動作タイミングや、動作条件
(パラメータ等)の切換制御は、システム制御部710
からの制御信号により設定される。また図示していない
が、この装置には、電源装置、装置を動作させる際に読
み出されるプログラムが記憶されているROM(プログ
ラムメモリ)および光ディスクODから読み出されたデ
ータまたは図示しないホストコンピュータ等から入力さ
れるデータならびに制御データ等を一時的に記憶するR
AM(作業メモリ)等が設けられている。
(パラメータ等)の切換制御は、システム制御部710
からの制御信号により設定される。また図示していない
が、この装置には、電源装置、装置を動作させる際に読
み出されるプログラムが記憶されているROM(プログ
ラムメモリ)および光ディスクODから読み出されたデ
ータまたは図示しないホストコンピュータ等から入力さ
れるデータならびに制御データ等を一時的に記憶するR
AM(作業メモリ)等が設けられている。
【0045】上記の説明では光ディスクからの情報再生
時の動作について説明したが、この発明の装置は、RA
Mディスクに対する情報記録に対して適用できることは
勿論である。この時は、レーザ駆動回路705は、記録
情報に応じて変調制御されるとともに、APC回路70
4によりレーザ光の平均的なパワーが記録レベルに達す
るように制御されることは勿論である。
時の動作について説明したが、この発明の装置は、RA
Mディスクに対する情報記録に対して適用できることは
勿論である。この時は、レーザ駆動回路705は、記録
情報に応じて変調制御されるとともに、APC回路70
4によりレーザ光の平均的なパワーが記録レベルに達す
るように制御されることは勿論である。
【0046】次に、信号処理回路701、トラッキング
制御回路702、フォーカシング制御回路703と、第
1の光源ユニット201に収容されている光検出器との
関係を説明する。なお、以下説明する信号処理系統は、
一例であり、この発明の趣旨を限定するものではない。
制御回路702、フォーカシング制御回路703と、第
1の光源ユニット201に収容されている光検出器との
関係を説明する。なお、以下説明する信号処理系統は、
一例であり、この発明の趣旨を限定するものではない。
【0047】図4は、光学ヘッド装置により読み取られ
た信号を処理する電気信号の系統の一例を示している。
光検出器20には、フォトダイオード6A,6B,6
C,6D,6E,6Fが設けられている。各フォトダイ
オード6A,6B,6C,6D,6E,6Fの出力は、
それぞれバッファ増幅器23a,23b,23c,23
d,23e,23fに導入されている。バッファ増幅器
23a,23b,23c,23d,23e,23fから
出力される各A〜F信号は、以下のように演算される。
た信号を処理する電気信号の系統の一例を示している。
光検出器20には、フォトダイオード6A,6B,6
C,6D,6E,6Fが設けられている。各フォトダイ
オード6A,6B,6C,6D,6E,6Fの出力は、
それぞれバッファ増幅器23a,23b,23c,23
d,23e,23fに導入されている。バッファ増幅器
23a,23b,23c,23d,23e,23fから
出力される各A〜F信号は、以下のように演算される。
【0048】加算器234は(A+C)信号を生成し、
加算器235は(B+D)信号を生成する。加算器23
6は、加算器231からの(A+C)信号と、加算器2
32からの(C+D)信号を用いて、(A+B)+(C
+D)信号を生成している。この(A+B)+(C+
D)信号は、高周波信号HFとしてイコライザ24を介
して出力され信号処理回路701で処理される。
加算器235は(B+D)信号を生成する。加算器23
6は、加算器231からの(A+C)信号と、加算器2
32からの(C+D)信号を用いて、(A+B)+(C
+D)信号を生成している。この(A+B)+(C+
D)信号は、高周波信号HFとしてイコライザ24を介
して出力され信号処理回路701で処理される。
【0049】また加算器234からの(A+C)信号
と、加算器235からの(B+D)信号とは、位相差検
出器31に入力される。位相差検出器31の出力は、D
VD用のトラッキングエラー信号(DVD−TE)とし
て用いられる。また、加算器234からの(A+C)信
号と、加算器235からの(B+D)信号とは、減算器
233に入力される。この減算器233の出力である
(A+B)−(C+D)信号は、DVD用或はCD用フ
ォーカスエラー信号(FE)として用いられる。
と、加算器235からの(B+D)信号とは、位相差検
出器31に入力される。位相差検出器31の出力は、D
VD用のトラッキングエラー信号(DVD−TE)とし
て用いられる。また、加算器234からの(A+C)信
号と、加算器235からの(B+D)信号とは、減算器
233に入力される。この減算器233の出力である
(A+B)−(C+D)信号は、DVD用或はCD用フ
ォーカスエラー信号(FE)として用いられる。
【0050】減算器237は、(E−F)信号を生成す
る。このサブビームの検出信号に基づいて得られた(E
−F)信号は、DVD再生時には、スイッチ322がオ
フされることで無視される。
る。このサブビームの検出信号に基づいて得られた(E
−F)信号は、DVD再生時には、スイッチ322がオ
フされることで無視される。
【0051】(E−F)信号はCD用のトラッキングエ
ラー信号(CD−TE)として用いられる。即ち装置が
CD再生モードにあるときはスイッチ322がオンされ
る。
ラー信号(CD−TE)として用いられる。即ち装置が
CD再生モードにあるときはスイッチ322がオンされ
る。
【0052】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明では、基幹
系のレーザ光(対物レンズで採用される有効なレーザ
光)のロスをなくし、効率を高めるとともに、構成を複
雑化させることなく、光検出器の配置位置を任意に選択
することができ、設計自由度を高くすることができる。
系のレーザ光(対物レンズで採用される有効なレーザ
光)のロスをなくし、効率を高めるとともに、構成を複
雑化させることなく、光検出器の配置位置を任意に選択
することができ、設計自由度を高くすることができる。
【図1】この発明に係る光ヘッド装置の一実施の形態を
示す構成説明図。
示す構成説明図。
【図2】この発明に係るパワー測定用レーザ光取り込み
装置の要部を示す説明図。
装置の要部を示す説明図。
【図3】この発明に係る再生装置の基本部分を示す説明
図。
図。
【図4】この発明に係る光検出器の出力信号処理部を示
す図。
す図。
101…シャーシ、201…第1の光源、202…第2の
光源、301…ホログラム、302…ダイクロイックP
BS、303…コリメートレンズ、304…チルト補正
素子、305…λ/4板、306…反射ミラー、307
…対物レンズ、400…ディスク、501…光検出器、
511、521…光ファイバ。
光源、301…ホログラム、302…ダイクロイックP
BS、303…コリメートレンズ、304…チルト補正
素子、305…λ/4板、306…反射ミラー、307
…対物レンズ、400…ディスク、501…光検出器、
511、521…光ファイバ。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G11B 7/125
G11B 7/135
H01S 5/022
Claims (3)
- 【請求項1】レーザ光を出射する光源と、 前記レーザ光を対物レンズを介してディスクに照射する
ために、前記光源と前記対物レンズ間に光学路を形成し
た光学経路部品と、 前記レーザ光のパワーを制御するためのパワー測定用の
光を取り込むために、前記光学路を形成した有効光の領
域の周囲であって前記対物レンズに入射しない非有効光
の領域に一方の端の受光面を配置し、他方の端を光検出
素子の受光面上に配置した光ガイド部材とを具備し、 前記レーザ光の最大の広がり角θ1と、この角θ1の内
側に広がる前記有効光の領域が有効角θ2として設定さ
れ、前記広がり角θ1と有効角θ2との間に生じた領域
が前記非有効光の領域として設定され、 前記広がり角θ1で形成される境界線(最外周に位置す
る光路方向の傾き面)に対して、前記光ガイド部材の一
方の端の受光面が鋭角となるように配置され、かつ前記
受光面に入射した光が屈折して前記光検出素子へガイド
されるように構成していることを特徴とする光ヘッド装
置。 - 【請求項2】前記光ガイド部材は、光ファイバーである
ことを特徴とする請求項1記載の光ヘッド装置。 - 【請求項3】光ディスクの情報記録面に対して、光源か
らのレーザ光を光学部品で形成された光学路を介して照
射し、前記情報記録面で反射された反射光が前記光学路
を介して戻ってくるのをホログラムを介して再生信号を
検出するための光検出器に導き、記録情報を再生する光
ディスク装置において、 照射される前記レーザ光の最大の広がり角θ1の内側
に、前記レーザ光を実質的に利用する光学路とする有効
角θ2を設定した前記光学部品と、 前記広がり角θ1と有効角θ2との間に生じた非有効光
の領域内に受光面が進入し、前記受光面は、前記広がり
角θ1で形成されている境界線(最外周に位置する光路
方向の傾き面)に対して鋭角な角度で配置され、最大進
入位置は、前記レーザ光の有効角θ2内の領域よりも外
にあり、かつ前記受光面に入射した光が屈折してガイド
される光ガイド部材と、 前記光ガイド部材の他方の端に設けられてレーザ光のパ
ワーを検出するための光検出器と、 この光検出器の出力信号に基づいて、前記光源に供給さ
れる電流量を制御する自動パワー制御手段と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001152641A JP3526447B2 (ja) | 2001-05-22 | 2001-05-22 | 光ヘッド装置及びパワー測定用レーザ光取り込み装置及び光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001152641A JP3526447B2 (ja) | 2001-05-22 | 2001-05-22 | 光ヘッド装置及びパワー測定用レーザ光取り込み装置及び光ディスク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002352458A JP2002352458A (ja) | 2002-12-06 |
JP3526447B2 true JP3526447B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
ID=18997276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001152641A Expired - Fee Related JP3526447B2 (ja) | 2001-05-22 | 2001-05-22 | 光ヘッド装置及びパワー測定用レーザ光取り込み装置及び光ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3526447B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1783761A1 (de) * | 2005-11-08 | 2007-05-09 | Deutsche Thomson-Brandt Gmbh | Gerät zum Lesen und/oder Beschreiben optischer Aufzeichnungsträger |
-
2001
- 2001-05-22 JP JP2001152641A patent/JP3526447B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002352458A (ja) | 2002-12-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3112841B2 (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JPH10199018A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP3526447B2 (ja) | 光ヘッド装置及びパワー測定用レーザ光取り込み装置及び光ディスク装置 | |
JP2542577B2 (ja) | 情報記録再生装置 | |
JP3438482B2 (ja) | 受発光素子とこれを用いた光学ピックアップ | |
JP3822406B2 (ja) | 光ヘッド装置 | |
JP2003257064A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP2003228868A (ja) | 光ヘッド装置及び光ディスク装置 | |
KR20070028533A (ko) | 광 픽업 헤드에서 주사 빔을 발생하는 장치 및 방법, 소형광 픽업 헤드와, 소형 픽업 헤드를 구비한 광학 저장시스템 | |
JP2005339617A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP2585827B2 (ja) | 光磁気ディスク装置 | |
JPH1091996A (ja) | 光ヘッド及びこの光ヘッドを用いた情報処理装置 | |
JP3608046B2 (ja) | 光ディスク装置 | |
KR100269121B1 (ko) | 광픽업장치 | |
JPH02121129A (ja) | 光ヘッド | |
JP2760410B2 (ja) | 光学的情報記録再生装置 | |
JP2003203407A (ja) | 光磁気記録再生装置 | |
JPH08255371A (ja) | 情報記録再生装置ならびにこの情報記録再生装置に適した光学ヘッド装置 | |
JP2001084635A (ja) | 光ディスク装置 | |
JP2001155376A (ja) | 光ディスク装置 | |
JPH0785485A (ja) | 光学ヘッド | |
JP2004178762A (ja) | ピックアップ装置及びこのピックアップ装置を用いたディスク装置 | |
KR20050116266A (ko) | 빔 스팟의 조절을 위한 광픽업 장치 | |
JPH05166222A (ja) | 分離型光ピックアップ装置 | |
JPH01302536A (ja) | 情報記録装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040119 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040210 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040213 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |