JP3526334B2 - 紙葉類の裁断装置及び紙葉類の処理装置 - Google Patents

紙葉類の裁断装置及び紙葉類の処理装置

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JP3526334B2
JP3526334B2 JP00189195A JP189195A JP3526334B2 JP 3526334 B2 JP3526334 B2 JP 3526334B2 JP 00189195 A JP00189195 A JP 00189195A JP 189195 A JP189195 A JP 189195A JP 3526334 B2 JP3526334 B2 JP 3526334B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、有価証券等の
紙葉類を裁断する紙葉類の裁断装置及び紙葉類の処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の処理装置は、紙葉類を収納する
収納部を備え、この収納部内の紙葉類を取出手段により
1枚ずつ取り出し、この紙葉類を裁断すべきものと、そ
れ以外のものとに区分する。裁断すべきものはシュレッ
ダ(裁断手段)に送り、このシュレッダ(裁断手段)で
紙葉類を裁断したのち、気送管を介して集積箱に集積さ
れるようにしている。
【0003】この種の処理装置では、シュレッダの入り
口となる搬送路とシュレッダカッタの駆動部が一体化さ
れ、1つのモ−タでシュレッダ入り口搬送路及びシュレ
ッダカッタを駆動するようにしている。そして、シュレ
ッダ入り口搬送路に載ったときに、裁断枚数を+1する
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、停電が発生し
て、その1つのモ−タが停止すると、シュレッダ入り口
搬送路とシュレッダカッタも同時に停止する。従って、
停電が発生した時にシュレッダ入り口搬送路上にあった
紙葉類は、そのままシュレッダ入り口搬送路上に残るた
め、裁断枚数が+1されているにもかかわらず、裁断済
みとされている紙葉類がシュレッダ入り口搬送路上に残
ってしまうという問題がある。
【0005】このように、裁断済みとされている紙葉類
がシュレッダ入り口搬送路に残った場合、それを不正に
搾取した場合で何ら発見することはできないという問
題点もある。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は停電等が発生した場合でも、シュレッダ
に噛み込まれた紙葉類を確実に裁断することができる紙
葉類の裁断装置及び紙葉類の処理装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の紙葉類の裁断装置は、紙葉類を搬送路に沿
って上流側から下流側へと搬送し、少なくとも破棄すべ
き紙葉類とそれ以外の紙葉類とに区分し、破棄すべき紙
葉類として区分された紙葉類裁断手段で裁断し、この
裁断手段で裁断された紙葉類の枚数を計数手段で計数
る紙葉類の裁断装置において、上記搬送路を駆動する駆
動モ−タと、上記搬送路の上流側に設けられ、上記駆動
モ−タからクラッチを介して駆動され、上記紙葉類を搬
送する第1の搬送ベルトと、この第1の搬送ベルトの動
作に制動を加えるブレ−キと、上記駆動モ−タにより駆
動され、上記第1の搬送ベルトよりも下流側に設けら
れ、上記第1の搬送ベルトと独立して動作し、上記紙葉
類を搬送する第2の搬送ベルトと、異常発生時に上記ク
ラッチを切り、上記ブレーキを作動させることにより上
記第1の搬送ベルトを停止させる制御手段と、上記第1
の搬送ベルト及び第2の搬送ベルトを包む筐体と、こ
筐体の一面に設けられた施錠可能な扉と、を具備した
とを特徴とする。
【0008】また、本発明の紙葉類の際断装置は、紙葉
類を搬送路に沿って上流側から下流側へと搬送し、少な
くとも破棄すべき紙葉類とそれ以外の紙葉類とに区分
し、破棄すべき紙葉類として区分された紙葉類裁断手
段で裁断し、この裁断手段で裁断された紙葉類の枚数を
計数手段で計数る紙葉類の裁断装置において、上記搬
送路を駆動する駆動モ−タと、上記搬送路の上流側に設
けられ、上記駆動モ−タからクラッチを介して駆動さ
、上記紙葉類を搬送する第1の搬送ベルトと、この第
1の搬送ベルトの動作に制動を加えるブレ−キと、上記
駆動モ−タにより駆動され、上記第1の搬送ベルトより
も下流側に設けられ、上記第1の搬送ベルトと独立して
動作し、上記紙葉類を搬送する第2の搬送ベルトと、こ
第2の搬送ベルトの終端近傍に設けられた裁断手段
と、この裁断手段を駆動する裁断用モ−タと、この裁断
モ−タの回転の慣性力を増加させるために設けられた
フライホイ−ルと、異常発生時に上記クラッチを切り、
上記ブレーキを作動させることにより上記第1の搬送ベ
ルトを停止させる制御手段と、上記第1の搬送ベルト及
び第2の搬送ベルトを包む筐体と、この筐体の一面に
けられた施錠可能な扉と、を具備したことを特徴とす
る。
【0009】また、本発明の紙葉類の処理装置は、紙葉
類を搬送路に沿って上流側から下流側へと搬送し、少な
くとも破棄すべき紙葉類とそれ以外の紙葉類とに区分
し、破棄すべき紙葉類として区分された紙葉類裁断手
段で裁断し、この裁断手段で裁断された紙葉類の枚数を
計数手段で計数する紙葉類の処理装置において、上記搬
送路を駆動する駆動モ−タと、上記搬送路の上流側に設
けられ、上記駆動モ−タからクラッチを介して駆動され
る第1の搬送ベルトと、この第1の搬送ベルトの動作に
制動を加えるブレ−キと、上記駆動モ−タにより駆動さ
れ、この第1の搬送ベルトよりも下流側に設けられ、上
記第1の搬送ベルトと独立して動作する第2の搬送ベル
トと、異常発生時に上記クラッチを切り、上記ブレ−キ
作動させることにより上記第1の搬送ベルトを停止さ
せ、上記第2の搬送ベルトに進入した紙葉類は裁断手段
まで搬送された後、裁断手段により裁断させる制御手段
と、上記第1の搬送ベルト及び第2の搬送ベルトを包む
筐体と、この筐体の一面に設けられた施錠可能な扉と、
を具備したことを特徴とする。
【0010】また、本発明の紙葉類の処理装置は、紙葉
類を搬送路に沿って上流側から下流側へと搬送し、少な
くとも破棄すべき紙葉類とそれ以外の紙葉類とに区分
し、破棄すべき紙葉類として区分された紙葉類裁断手
段で裁断し、この裁断手段で裁断された紙葉類の枚数を
計数手段で計数する紙葉類の処理装置において、上記搬
送路を駆動する駆動モ−タと、上記搬送路の上流側に設
けられ、上記駆動モ−タからクラッチを介して駆動され
る第1の搬送ベルトと、この第1の搬送ベルトの動作に
制動を加えるブレ−キと、上記駆動モ−タにより駆動さ
れ、この第1の搬送ベルトよりも下流側に設けられ、上
記第1の搬送ベルトと独立して動作する第2の搬送ベル
トと、この第2の搬送ベルトの終端近傍に設けられた裁
断手段と、この裁断手段を駆動する裁断用モ−タと、こ
の裁断モ−タの回転の慣性力を増加させるために設け
られたフライホイ−ルと、異常発生時に上記クラッチを
切り、上記ブレ−キを作動させることにより上記第1の
搬送ベルトを停止させ、上記第2の搬送ベルトに進入し
た紙葉類は裁断手段まで搬送された後、裁断手段により
裁断させる制御手段と、上記第1の搬送ベルト及び第2
の搬送ベルトを包む筐体と、この筐体の一面に設けられ
施錠可能な扉と、を具備したことを特徴とする。
【0011】さらに、本発明の紙葉類の処理装置は、紙
葉類を搬送し、所定種類の紙葉類について裁断処理を行
う紙葉類の処理装置において、紙葉類を搬送する第1の
搬送手段と、この第1の搬送手段によって搬送される紙
葉類のうち、上記所定種類の紙葉類を搬送する第2の搬
送手段と、上記第1の搬送手段にクラッチを介して駆動
せしめ、上記第2の搬送手段に上記第1の搬送手段と独
立して駆動せしめる第1の駆動手段と、上記第1の搬送
手段の動作に制動を加えるブレーキと、上記第2の搬送
手段の終端近傍に設けられ、上記第2の搬送手段によっ
て搬送された上記紙葉類を挟みこんで裁断するカッタと
このカッタに設けられたフライホイ−ルとを備えた裁断
手段と、この裁断手段を駆動せしめる第2の駆動手段
と、異常発生時に上記クラッチを切り、上記ブレ−キを
作動させることにより上記第1の搬送手段を停止させ、
上記第2の搬送手段に進入した紙葉類は裁断手段まで搬
送された後、裁断手段により裁断させる制御手段と、を
備え、上記第1及び第2の駆動手段停止していると
、上記フライホイ−ルによる慣性力によって上記カッ
タは所定時間裁断動作を行うことを特徴とする。
【0012】
【0013】
【作用】紙葉類を搬送路に沿って上流側から下流側へと
搬送し、少なくとも破棄すべき紙葉類とそれ以外の紙葉
類とに区分し、破棄すべき紙葉類として区分された紙葉
類は裁断手段で所定の大きさに裁断し、その裁断手段で
裁断された紙葉類の枚数を係数手段で係数している紙葉
類の処理装置において、第1の搬送ベルトと、この第1
の搬送ベルトよりも下流に設けられ上記第1の搬送ベル
トと独立して動作する第2の搬送ベルトを設け、この第
2の搬送ベルトの終端近傍に設けられた裁断手段を駆動
する裁断用モータにその回転の慣性力を増加させるため
に設けられたフライホイールを設けておき、異常発生時
にクラッチを切り、ブレーキをかけることにより第1の
搬送ベルトを停止させ、第2の搬送ベルトに進入した紙
葉類は裁断手段まで搬送された後、裁断手段により裁断
させるようにしている。
【0014】このように第2の搬送ベルトに進入した紙
葉類は確実に裁断手段で裁断するようにしたので、計数
手段で計数している計数値と実際に裁断した枚数とを一
致させることができる。
【0015】さらに、第1の搬送ベルト及び第2の搬送
ベルトを筐体で包み、その筐体の一面に施錠可能な扉を
設けるようにしている。このように筐体で包み、扉を設
けることにより、不正行為を防止することができる。
【0016】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例につい
て説明する。図3は紙葉類の処理装置を示すもので、こ
の紙葉類処理装置は、多数枚の紙葉類を積層した紙葉類
群を1枚ずつ計測、検査して、適、不適、排出の3様に
分類し、前記排出紙葉類については搬送される都度、、
シュレッダによって裁断、排出するものである。
【0017】図3において、1は収納部としてのホッパ
で、このホッパ1内には紙葉類を積層してなる紙葉類群
N1、N2が収納されている。前記紙葉類群N1、N2
内の紙葉類は、取出手段としての取出ロータ2により上
から順に1枚ずつ取り出して搬送路3に送り込まれる。
前記搬送路3には複数のセンサを含むセンサシステム4
が配設されており、紙葉類は前記搬送路3で搬送される
間に適、不適、排出の3様に分類される。適に分類され
た紙葉類は適紙葉積層部5aに積層され、不適に分類さ
れた紙葉類は不適紙葉積層部5bに積層される。
【0018】また、上記搬送路3には、裁断装置として
のシュレッダ8が接続され、このシュレッダ8を使用す
る場合には、不適に分類された紙葉類が上記シュレッダ
8に送られてここで裁断される。前記積層部5a、5b
において、紙葉類が一定枚数、例えば100枚積層され
ると、これらの積層体n1、n2はそれぞれ積層部5
a、5bの下方にあるバンダー6a、6bに送られ、こ
こで、それぞれの分類を識別し得るバンドにより把束さ
れる。バンドの掛けの終わった紙葉類の積層体は、排出
コンベア7により装置の外部に搬出される。
【0019】図1はシュレッタ8の一部の詳細な構成を
示す図である。図1において、搬送路より搬送されてき
た有価証券はゲート装置10により正券と裁断券(損
券)とに区分される。裁断券は搬送路(第1の搬送ベル
ト)11、次いで搬送路(第2の搬送ベルト)12に送
り出されてシュレッダ8にて失効サイズになるまで裁断
される。
【0020】第1の搬送ベルト11は駆動モ−タ13が
クラッチ14を介して駆動され、この第2の搬送ベルト
12は駆動モ−タ13により直接駆動されており、第1
の搬送ベルト11と第2の搬送ベルト12とは互いに独
立に動作する。また、第1の搬送ベルト11に搬送を停
止させるブレ−キ15が設けられている。
【0021】また、シュレッダ8は以下に述べるように
構成されている。図中、16はホッパで、このホッパ1
6内にはカッタ群17及びカッタ群18が噛み合った状
態で収納されている。
【0022】上記カッタ群18のシャフト18aの一端
部にはプ−リ18bが取り付けられ、このプ−リ18b
は駆動ベルト19を介して駆動モ−タ20のシャフト2
1aに取り付けられたプ−リ21aに連結されている。
なお、22は上記駆動ベルト19にテンションを与える
ためのテンションロ−ラである。
【0023】上記カッタ群17及び18は上記第2の搬
送ベルト12の終端部近傍に設けられている。上記ホッ
パ16の下部にはガイド23を介して気送管24の一端
が接続され、この気送管24の他端は集積部としての集
積箱(図示しない)に接続されている。
【0024】また、上記ガイド23の内部には検出パイ
プ25がその先端を鉛直下方(気流の流れと平行な方
向)に向けて設置されている。検出パイプ25の他端は
ガイド23の外側に延出され、この他端部にはチュ−ブ
26を介して気送管24の圧力を検出するための検出手
段(図示しない)に接続されている。
【0025】駆動モ−タ20のシャフト21aのプ−リ
21aが取り付けられている側と反対側に図2に示すよ
うにフライホイ−ル27が取り付けられている。ここ
で、カッタ群17,18が紙葉類M1を噛み込む力F
は、第2の搬送ベルト12の駆動系から紙葉類M1を引
き出す力F1よりも大きくなるように、フライホイ−ル
27の慣性力が設定されている。
【0026】ところで、第1の搬送ベルト11及び第2
の搬送ベルト12の外周部を覆うようにセキュリティカ
バー31が設けられている。このセキュリティカバ−3
1の前面には開閉可能なセキュリティドア32が取り付
けられている。このセキュリティドア32にはカギ33
が付けてある。
【0027】このカギ33が掛けてある状態では第2の
搬送ベルト12あるいはカッタ群17、18の上側に残
留した券を取りだせない構造となっている。次に、上記
のように構成された本発明の一実施例の動作について説
明する。第1の搬送ベルト11は駆動モータ13に直接
ではなくクラッチ14、ブレーキ15を介して駆動さ
れ、第2の搬送ベルト12は駆動モータ13に直接駆動
されていることとなる。このように、搬送路を第1の搬
送ベルト(上流側)12、第2の搬送ベルト(下流側)
3bの2個に分割し、それらを各独立の駆動系によって
駆動するようにしているため、分割した搬送路それぞれ
の起動、停止が独立に行われる。例えば、クラッチ14
の二次側を一次側から切り離すと同時にブレーキ15を
作動させれば、第1の搬送ベルト11を急停止させるこ
とができ、第2の搬送ベルト12の駆動はそのままとす
ることができる。従って、搬送されている紙葉の異常が
センサS1で検出されたときに、クラッチ14、ブレー
キ15に対するクラッチ切り離し、ブレーキ作動の指令
を発生させるようにして、異常紙葉類の第1の搬送ベル
ト(上流側)11への検出された異常紙葉類を含むそれ
以降の紙葉類の停止、残留、前記検出された異常紙葉類
より前に搬送されてきた紙葉類の確実な送出を行わせる
ことができる。
【0028】一方、第2の搬送ベルト12に進入した紙
葉類は第1の搬送ベルト11が停止しても、第2の搬送
ベルト12の引っ張り力により駆動モータ13および駆
動モータ20の駆動により、確実に裁断される。
【0029】次に、異常が発生した場合の停止態様を図
5のフローチャートにより説明する。異常が発生(ステ
ップS1)した場合先ず、駆動モータ13の電源を切る
(ステップS2)と同時にクラッチ14を切り(ステッ
プS3)、ブレーキ15をかける(ステップS3)こと
により、第1の搬送ベルト11を瞬時に停止させる(ス
テップS4)。
【0030】一方、第2の搬送ベルト12に進入した券
は駆動モータ13の駆動により、第2の搬送ベルト12
で搬送され(ステップS5)シュレッダ8まで到達し、
カッタ群17、18に噛み込まれることにより裁断され
裁断片M2となる。その後、駆動モ−タ13が停止して
第2の搬送ベルト12が停止させ(ステップS6)、駆
動モ−タ20の電源をオフし(ステップS7)、駆動モ
−タ20を停止させる(ステップS8)。
【0031】この際、通常のジャム発生時には最後の1
枚が裁断されるまで駆動モータ13および駆動モータ2
0を駆動し続けるため、確実に裁断されるが、停電など
により、駆動モータ13、20の電源が切れた場合で
も、駆動モータ20に取りつけられたフライホイール2
7により、カッタ群17、18が紙葉類M1をかみ込む
力Fは第2の搬送ベルト12から紙葉類M1を引き出す
力F1よりも大きくなるように設定してあるので、カッ
タ群17,18はしばらく回転し続け、そのカッタ群1
7、18にかみ込まれた紙葉類を確実に裁断することが
できる。
【0032】ところで、例えばカッタ群17、18に券
が詰まって動かなくなってしまった場合、図4に示すよ
うに紙葉類M1がカッタ群17,18手前側で停止して
残留してしまうことが予測される。この残留券は、機械
として裁断済みとして計上されるため、万一、オペレー
タ等が残留した券を取り出し、それを不正に使用して
も、何ら発見されることがない場合がありうが、第1の
搬送ベルト11及び第2の搬送ベルトの外周部をおおう
セキュリティカバー31を設け、その前面に開閉可能な
セキュリティドア32を取りつけてあるので、セキュリ
ティドア32にはカギ33がつけてあり、カギがかけて
ある状態では第1の搬送ベルト12あるいはカッタ群1
7、18の上側に残留した券を取りだせない構造となっ
ている。
【0033】ここで、残留した券を取り除く場合は、責
任者がカギ33をあけてセキュリティドア32を開くこ
とにより残留した券を取り出すことができる。 以上の
ように、裁断装置8の入り口となる第2の搬送ベルト1
2が停止していても、紙葉類がカッタ群17、18に噛
み込まれていれば、カッタ群17、18の駆動あるいは
慣性力により、紙葉類を確実に裁断することが可能であ
る。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、停
電等が発生した場合でも、シュレッダに噛み込まれた紙
葉類を確実に裁断することができる紙葉類の裁断装置及
び紙葉類の処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる紙葉類の処理装置に
使用される裁断装置の一部詳細な構成図。
【図2】カッタ群を駆動する駆動モ−タの側面図。
【図3】同実施例に係わる紙葉類の処理装置の構成を示
す図。
【図4】同実施例に係わり、第1の搬送ベルト及び第2
の搬送ベルトの外周を覆うセキュリティカバ−の取り付
け位置を示す図。
【図5】同実施例の動作を説明するためのフロ−チャ−
ト。
【符号の説明】
1…ホッパ、2…取出ロ−タ、3…搬送路、4…センサ
システム、8…シュレッダ、11…第1の搬送ベルト、
12…第2の搬送ベルト、13…駆動モ−タ、14…ク
ラッチ、15…ブレ−キ、16…ホッパ、17,18…
カッタ群、27…フライホイ−ル、31…セキュリティ
カバー、32…セキュリティドア、33…カギ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 18/00 G07D 9/00 401

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類を搬送路に沿って上流側から下流
    側へと搬送し、少なくとも破棄すべき紙葉類とそれ以外
    の紙葉類とに区分し、破棄すべき紙葉類として区分され
    た紙葉類裁断手段で裁断し、この裁断手段で裁断され
    紙葉類の枚数を計数手段で計数る紙葉類の裁断装置
    において、 上記搬送路を駆動する駆動モ−タと、 上記搬送路の上流側に設けられ、上記駆動モ−タからク
    ラッチを介して駆動され、上記紙葉類を搬送する第1の
    搬送ベルトと、 この第1の搬送ベルトの動作に制動を加えるブレ−キ
    と、 上記駆動モ−タにより駆動され、上記第1の搬送ベルト
    よりも下流側に設けられ、上記第1の搬送ベルトと独立
    して動作し、上記紙葉類を搬送する第2の搬送ベルト
    と、異常発生時に上記クラッチを切り、上記ブレーキを作動
    させることにより上記第1の搬送ベルトを停止させる制
    御手段と、 上記第1の搬送ベルト及び第2の搬送ベルトを包む筐体
    と、 の筐体の一面に設けられた施錠可能な扉と、 を具備した ことを特徴とする紙葉類の裁断装置。
  2. 【請求項2】 紙葉類を搬送路に沿って上流側から下流
    側へと搬送し、少なくとも破棄すべき紙葉類とそれ以外
    の紙葉類とに区分し、破棄すべき紙葉類として区分され
    た紙葉類裁断手段で裁断し、この裁断手段で裁断され
    紙葉類の枚数を計数手段で計数る紙葉類の裁断装置
    において、 上記搬送路を駆動する駆動モ−タと、 上記搬送路の上流側に設けられ、上記駆動モ−タからク
    ラッチを介して駆動され、上記紙葉類を搬送する第1の
    搬送ベルトと、 この第1の搬送ベルトの動作に制動を加えるブレ−キ
    と、 上記駆動モ−タにより駆動され、上記第1の搬送ベルト
    よりも下流側に設けられ、上記第1の搬送ベルトと独立
    して動作し、上記紙葉類を搬送する第2の搬送ベルト
    と、 この第2の搬送ベルトの終端近傍に設けられた裁断手段
    と、 この裁断手段を駆動する裁断用モ−タと、 この裁断モ−タの回転の慣性力を増加させるために設
    けられたフライホイ−ルと、異常発生時に上記クラッチを切り、上記ブレーキを作動
    させることにより上記第1の搬送ベルトを停止させる制
    御手段と、 上記第1の搬送ベルト及び第2の搬送ベルトを包む筐体
    と、 の筐体の一面に設けられた施錠可能な扉と、 を具備した ことを特徴とする紙葉類の裁断装置。
  3. 【請求項3】 紙葉類を搬送路に沿って上流側から下流
    側へと搬送し、少なくとも破棄すべき紙葉類とそれ以外
    の紙葉類とに区分し、破棄すべき紙葉類として区分され
    た紙葉類裁断手段で裁断し、この裁断手段で裁断され
    紙葉類の枚数を計数手段で計数する紙葉類の処理装置
    において、 上記搬送路を駆動する駆動モ−タと、 上記搬送路の上流側に設けられ、上記駆動モ−タからク
    ラッチを介して駆動される第1の搬送ベルトと、 この第1の搬送ベルトの動作に制動を加えるブレ−キ
    と、 上記駆動モ−タにより駆動され、この第1の搬送ベルト
    よりも下流側に設けられ、上記第1の搬送ベルトと独立
    して動作する第2の搬送ベルトと、 異常発生時に上記クラッチを切り、上記ブレ−キを作動
    させることにより上記第1の搬送ベルトを停止させ、上
    記第2の搬送ベルトに進入した紙葉類は裁断手段まで搬
    送された後、裁断手段により裁断させる制御手段と、 上記第1の搬送ベルト及び第2の搬送ベルトを包む筐体
    と、 の筐体の一面に設けられた施錠可能な扉と、 を具備した ことを特徴とする紙葉類の処理装置。
  4. 【請求項4】 紙葉類を搬送路に沿って上流側から下流
    側へと搬送し、少なくとも破棄すべき紙葉類とそれ以外
    の紙葉類とに区分し、破棄すべき紙葉類として区分され
    た紙葉類裁断手段で裁断し、この裁断手段で裁断され
    紙葉類の枚数を計数手段で計数する紙葉類の処理装置
    において、 上記搬送路を駆動する駆動モ−タと、 上記搬送路の上流側に設けられ、上記駆動モ−タからク
    ラッチを介して駆動される第1の搬送ベルトと、 この第1の搬送ベルトの動作に制動を加えるブレ−キ
    と、 上記駆動モ−タにより駆動され、この第1の搬送ベルト
    よりも下流側に設けられ、上記第1の搬送ベルトと独立
    して動作する第2の搬送ベルトと、 この第2の搬送ベルトの終端近傍に設けられた裁断手段
    と、 この裁断手段を駆動する裁断用モ−タと、 この裁断モ−タの回転の慣性力を増加させるために設
    けられたフライホイ−ルと、 異常発生時に上記クラッチを切り、上記ブレ−キを作動
    させることにより上記第1の搬送ベルトを停止させ、上
    記第2の搬送ベルトに進入した紙葉類は裁断手段まで搬
    送された後、裁断手段により裁断させる制御手段と、 上記第1の搬送ベルト及び第2の搬送ベルトを包む筐体
    と、 の筐体の一面に設けられた施錠可能な扉と、 を具備した ことを特徴とする紙葉類の処理装置。
  5. 【請求項5】 紙葉類を搬送し、所定種類の紙葉類につ
    いて裁断処理を行う紙葉類の処理装置において、 紙葉類を搬送する第1の搬送手段と、 この第1の搬送手段によって搬送される紙葉類のうち、
    上記所定種類の紙葉類を搬送する第2の搬送手段と、上記第1の搬送手段にクラッチを介して駆動せしめ、上
    記第2の搬送手段に上記第1の搬送手段と独立して 駆動
    せしめる第1の駆動手段と、上記第1の搬送手段の動作に制動を加えるブレーキと、 上記 第2の搬送手段の終端近傍に設けられ、上記第2の
    搬送手段によって搬送された上記紙葉類を挟みこんで裁
    断するカッタとこのカッタに設けられたフライホイ−ル
    を備えた裁断手段と、 この裁断手段を駆動せしめる第2の駆動手段と、異常発生時に上記クラッチを切り、上記ブレ−キを作動
    させることにより上記第1の搬送手段を停止させ、上記
    第2の搬送手段に進入した紙葉類は裁断手段まで搬送さ
    れた後、裁断手段により裁断させる制御手段と、を備
    え、 上記 第1及び第2の駆動手段停止しているとき、上記
    フライホイ−ルによる慣性力によって上記カッタは所定
    時間裁断動作を行うことを特徴とする紙葉類の処理装
    置。
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