JP3526212B2 - ヒューズ用プラー - Google Patents

ヒューズ用プラー

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JP3526212B2 JP15622498A JP15622498A JP3526212B2 JP 3526212 B2 JP3526212 B2 JP 3526212B2 JP 15622498 A JP15622498 A JP 15622498A JP 15622498 A JP15622498 A JP 15622498A JP 3526212 B2 JP3526212 B2 JP 3526212B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のヒ
ューズボックスからヒューズを取り外すために用いるヒ
ューズ用プラーに関し、より詳しくは、ヒューズを取り
外すばかりでなく、ヒューズボックスに対して容易にヒ
ューズを取り付けることもできるように改良されたヒュ
ーズ用プラーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車のヒューズボックス
には、電気回路に異常な電流が流れることを防止するヒ
ューズが取り付けられているが、図16および図17に
示したようなタイプのヒューズが使用されている。すな
わち、このヒューズ1は、導電性の金属板から打ち抜き
成形した導電部分2を有している。そして、一対のタブ
2a、2a間を接続する幅狭部2bに過大な電流が流れ
ると幅狭部2bが溶断し、電流を遮断するようになって
いる。また、前記導電部分2の上半分は、絶縁性樹脂材
料から成形したモールド部分3で覆われている。そし
て、モールド部分3の前後両側面には、上下方向に延び
る合計4個の凹溝4が凹設されている。さらに、凹溝4
の上端にはそれぞれ段差5が形成され、後述するプラー
6が係合するようになっている。
【0003】上述したタイプのヒューズ1は、ガラス管
の内部に導電性の金属線を配置した旧来のヒューズに比
較し、ヒューズ同士を互いに接近させて配置することが
できる。これにより、ヒューズボックスを小型化できる
反面、ヒューズボックスからヒューズを取り外すために
は専用のプラーを必要とする。
【0004】このようなプラーの一例を図16および図
17を参照して説明すると、プラー6は、前記ヒューズ
1のモールド部分3に外嵌可能な筒状の本体部分7と、
この本体部分の上端部に形成されたフランジ部8とを備
えている。また、本体部分7の内壁面には、段差5とそ
れぞれ係合可能な係合突起9が突設されている。そし
て、このプラー6を用いて、図示されないヒューズボッ
クスからヒューズ1を取り外す際には、フランジ部分8
を押圧してプラー6を押し下げ、図17に示したように
本体部分7をヒューズ1のモールド部分に外嵌させ、係
合突起9を段差5に係合させる。次いで、フランジ部分
8を指で摘んで上方に引き上げることにより、ヒューズ
1をヒューズボックスから取り外すことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したタ
イプのヒューズ1は、薄くかつ小さいものであるため、
指先で摘んでヒューズボックスに取り付ける作業が困難
である。しかしながら、上述したプラー6は、ヒューズ
1をヒューズボックスから取り外すことはできるもの
の、ヒューズ1をヒューズボックスに取り付けることが
できない。また、上述したプラー6は、ヒューズボック
スから取り外したヒューズ1をプラー6から取り除く際
に、プラー6を逆さまにひっくり返してヒューズ1を落
下させなければない。このとき、ヒューズ1がプラー6
の内部に引っ掛かるため、ヒューズ1をスムーズに取り
除くことができないという問題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、上述した従来技
術が有する問題点を解消し、ヒューズをヒューズボック
スから容易に取り外すことができるばかりでなく、ヒュ
ーズをヒューズボックスに容易に取り付けることもでき
るヒューズ用プラーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる上記課題
は、金属板から成形した一対のタブを有する導電部分の
上半分を絶縁性樹脂材料から成形したモールド部分で覆
ったヒューズをヒューズボックスに着脱するためのプラ
ーであって、前記モールド部分にスライド自在に外嵌可
能な筒状に成形されるとともに、前記モールド部分に係
脱自在に係合可能な係合突起がその内壁面に突設された
保持部材と、前記保持部材にスライド自在に内嵌される
とともに、前記ヒューズを押動して前記保持部材の内側
から押し出すための押動部材と、前記保持部材に外嵌さ
れ、前記係合突起を突設した壁部に外嵌する第1の位置
と前記壁部から離間した第2の位置との間でスライド可
能であり、かつ前記第1の位置で前記壁部が外方に撓ま
ないように固定する固定部材と、前記押動部材が前記保
持部材の内部から脱落するのを防止する第1の脱落防止
手段とを備えていることを特徴とするヒューズ用プラー
によって解決することができる。また、好ましくは、前
記保持部材の少なくとも前記係合突起を突設した壁部
が、外方に撓み可能である。
【0008】本発明に係る前記構成のヒューズ用プラー
においては、保持部材によってヒューズを保持するとと
もに、保持部材で保持したヒューズを押動部材によって
押動し保持部材から外すことができる。これにより、ヒ
ューズボックスに装着されたヒューズを外すことができ
るばかりでなく、ヒューズをヒューズボックスに装着す
ることができる。また、ヒューズと係合する係合突起を
突設した保持部材の壁部が外方に撓めるようにしたの
で、ヒューズと係合突起との係合を容易に解除すること
ができ、保持部材で保持したヒューズ押動部材で押動す
る際に、ヒューズを容易に保持部材から取り外すことが
できる。
【0009】た、好ましくは、前記固定部材が前記保
持部材から脱落するのを防止する第2の脱落防止手段が
設けられている。また、好ましくは、前記第2の脱落防
止手段が、前記保持部材若しくは前記固定部材のいずれ
か一方に突設した係合突起と、該係合突起と係脱自在に
係合可能でいずれか他方に設けた係合凹部である。ま
た、好ましくは、前記第2の脱落防止手段が、前記保持
部材に形成した雄テーパと、該雄テーパと嵌合する前記
固定部材に形成された雌テーパである。また、好ましく
は、前記ヒューズボックスに装着されたヒューズに前記
保持部材を外嵌するとき、前記固定部材が前記ヒューズ
ボックスの段部に当接して、前記第1の位置から前記第
2の位置にスライドさせられる。更に、好ましくは、前
記保持部材が、前記固定部材を前記第1の位置および前
記第2の位置にそれぞれ固定可能な固定手段を備えてい
る。
【0010】本発明に係る前記構成のヒューズ用プラー
においては、固定部材を第2のスライド位置に置くと、
保持部材の係合突起を突設した壁部は固定部材により、
外方に撓むことができなくなる。これにより、保持部材
の係合突起とヒューズとの係合が容易に外れない状態で
ヒューズを確実に保持することができる。
【0011】また、好ましくは、前記保持部材に貫設し
た貫通孔内に回転部材を収納するとともに、前記押動部
材と前記固定部材とにより前記回転部材を挟持し、前記
押動部材を前記保持部材に対して相対変位させるときに
生じる前記回転部材の回転により、前記押動部材が前記
保持部材に対して相対変位する方向とは反対方向に前記
固定部材を前記保持部材に対して相対変位させる。すな
わち、押動部材若しくは保持部材の上下動に連動させ
て、固定部材を昇降させることができるから、ヒューズ
の脱着作業をより一層容易に行うことができる。
【0012】更に、好ましくは、前記押動部材を前記ヒ
ューズを押動する方向に2分割するとともに、2分割し
た前記押動部材の間に両部材を離間させる方向に付勢す
る弾性手段を介装する。これにより、押動部材を保持部
材から上方に突出した状態に位置決めすることができる
から、保持部材の上端部に押動部材の上端部が接近する
ことを防止して、保持部材を下方に押圧してヒューズに
外嵌させる作業をより一層容易に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るヒューズ用プ
ラーの各実施形態を図1乃至図15を参照して詳細に説
明する。図1乃至図5は本発明のヒューズ用プラーの第
1実施形態を示し、図6および図7は本発明のヒューズ
用プラーの第2実施形態を示し、図8および図9は本発
明のヒューズ用プラーの第3実施形態を示し、図10乃
至図12は本発明のヒューズ用プラーの第4実施形態を
示し、図13乃至図15は本発明のヒューズ用プラーの
第5実施形態を示している。なお、以下の説明において
は、同一の部分には同一の符号を用いるとともに、詳細
な説明を省略する。
【0014】第1実施形態 図1乃至図5に基づいて第1実施形態のヒューズ用プラ
ーについて詳細に説明する。図1は本実施形態のヒュー
ズ用プラーの分解斜視図、図2は図1における組付け完
了状態の部分断面図、図3は図2におけるA−A矢視断
面図、図4は図2におけるヒューズボックスへの取付け
状態を示す断面図、図5は図4におけるB−B矢視断面
図である。
【0015】図1に示すように本実施形態のヒューズ用
プラー100は、絶縁性樹脂材料からそれぞれ射出成形
された3つの部品、すなわちヒューズ1のモールド部分
3にスライド自在に外嵌可能な筒状に成形された保持部
材10と、保持部材10にスライド自在に内嵌される厚
板状の押動部材20と、保持部材10にスライド自在に
外嵌される筒状の固定部材30とから構成されている。
【0016】保持部材10は、ヒューズ1のモールド部
分3にスライド自在に外嵌可能な筒状の本体部分11を
有している。この本体部分11の内壁面には、ヒューズ
1の凹溝4(図3参照)内に入り込んで係合可能な合計
4個の係合突起12がそれぞれ突設されている。そし
て、図3に示すように係合突起12は、その上端面12
aが平坦に形成されているが、その下部には傾斜面12
bが形成されている。
【0017】また、図1に示すように本体部分11の前
後の両壁部11a、11bには、係合突起12に隣接し
て合計4個の切り欠き13が形成され、係合突起12が
突設された壁部14をそれ以外の部分から区画してい
る。これにより、壁部14は、本体部分11のそれ以外
の壁部から独立して、外方に撓むことができる。また、
本体部分11の左右の両壁部11c、11dの上下方向
の中央部には、押動部材20が脱落するのを防止するた
めの上下方向に延びる長孔16(第1の脱落防止手段)
がそれぞれ貫設されている。さらに、左右の両壁部11
c、11dの下端部には、固定部材30が下方に脱落す
るのを防止するための係合突起15(第2の脱落防止手
段)がそれぞれ突設されている。
【0018】押動部材20は、保持部材10の内側にス
ライド自在に嵌合可能な厚板状の本体部分21を有して
いる。また、本体部分21の上端部には、矩形状の天板
22が連設されている。また、本体部分21の左右の両
壁部21a、21b(図2参照)には、保持部材10に
設けた長孔16内をスライド可能な係合突起23(第1
の脱落防止手段)が、それぞれ突設されている。
【0019】固定部材30は、保持部材10の外側にス
ライド自在に嵌合可能な筒状の本体部分31を有してい
る。そして、本体部分31の左右の内壁面31a、31
bの下端部には、保持部材10に設けた一対の係合突起
15とそれぞれ係合可能な一対の係合凹部32(第2の
脱落防止手段)がそれぞれ凹設されている。
【0020】上述した3つの部材、すなわち保持部材1
0と押動部材20および固定部材30は、ある程度の弾
性を有しているので、図2および図3に示すように容易
に組み立てることができる。すなわち、本実施形態のプ
ラー100を組み立てると、押動部材20は、その左右
一対の係合突起23が保持部材10の長孔16内を移動
可能な範囲で保持部材10に対して上下方向にスライド
変位することができる。しかしながら、両部材10、2
0が互いに分離することはない。また、固定部材30
は、その左右一対の係合凹部32が保持部材10に設け
た左右一対の係合突起15と係合するので、保持部材1
0に対して下方に脱落することはない。また、押動部材
20の天板22と係合するので、保持部材10に対して
上方に脱落することはない。
【0021】次に、本実施形態のプラー100の作動に
ついて、図2乃至図5を参照して説明する。本実施形態
のプラー100を用いてヒューズ1をヒューズボックス
から取り外す際には、固定部材30を保持部材10に対
して上方にスライドさせ、保持部材10の係合突起12
を突設した壁部14から上方に離間した第2のスライド
位置に置く。これにより、保持部材10の係合突起12
を突設した壁部14は、図5に示すように固定部材30
によって邪魔されることなく外方に撓むことができる。
【0022】次に、図2および図3に示すように保持部
材10の下端部をヒューズ1のモールド部分3に外嵌さ
せる。このとき、係合突起12の傾斜面12bとヒュー
ズ1のモールド部分3とが当接することで、保持部材1
0の壁部14は徐々に外方に変位させられ、やがて図5
に示したように外方に撓む。その後、さらに保持部材1
0を押し下げることにより係合突起12がヒューズ1の
凹溝4と対向する位置に達して、保持部材10の壁部1
4はその弾性復元力により通常位置に復帰する。これに
より、係合突起12は、ヒューズ1の凹溝4内に入り込
み、ヒューズ1の段差5と係合する。
【0023】その後、固定部材30を下方にスライドさ
せて、保持部材10の壁部14に外嵌する第1のスライ
ド位置に置くと、保持部材10の壁部14は外方に変位
できない状態となる。これにより、ヒューズ1は、プラ
ー100によって確実に保持される。したがって、押動
部材20の天板22を指で摘んでプラー100の全体を
持ち上げることで、ヒューズ1をヒューズボックスから
容易に抜き取ることができる。
【0024】また、本実施形態のプラー100を用いて
ヒューズ1をヒューズボックスに取り付ける際には、図
2および図3に示したようにヒューズ1を保持した状態
で、ヒューズ1を図示されないヒューズボックスに挿入
する。このとき、図4に示したように、例えば固定部材
30の下端面がヒューズボックス側の段部Dに当接する
ように構成することで、固定部材30を自動的に第2の
スライド位置に変位させ、保持部材10の壁部14を自
由に外方に撓ませることができる。次に、押動部材20
の天板を下方に押圧してプラー100をさらに押し下げ
ることにより、ヒューズ1をヒューズボックスに取り付
けることができる。
【0025】その後、押動部材20の天板22を下方に
押圧した状態で保持部材10を上方に強く引き上げる
と、図5に示したように、保持部材10の壁部14が外
方に撓んで、係合突起12とヒューズ1の段差5との係
合が解除される。これにより、保持部材10によるヒュ
ーズ1の保持状態が解除され、ヒューズ1をヒューズボ
ックスに取り付けることができる。
【0026】すなわち、本実施形態のヒューズ用プラー
100によれば、ヒューズ1をヒューズボックスから容
易に取り外すことができるばかりでなく、ヒューズ1を
容易にヒューズボックスに取り付けることができる。ま
た、保持部材10に切り欠き13を設け、保持部材10
の係合突起12を突設した壁部14が外方に撓めるよう
に構成したので、係合突起12をヒューズ1に対して係
脱自在に係合させることができる。さらに、保持部材1
0に外嵌した固定部材30を保持部材10の壁部14に
外嵌させて、保持部材10の壁部14が外方に撓まない
ように固定できるので、保持部材10によってヒューズ
1を確実に保持することができる。
【0027】なお、保持部材10の本体部分11の上端
部にフランジを設けることにより、押動部材20を下方
に押圧した状態で保持部材10を上方へ引き上げる作業
を容易に行うことができる。
【0028】第2実施形態 次に、本発明に係る第2実施形態のヒューズ用プラー2
00を図6および図7を参照して詳細に説明する。
【0029】上述した第1実施形態においては、保持部
材10に突設した左右一対の係合突起15と固定部材3
0に凹設した左右一対の係合凹部32とを係合させるこ
とで、固定部材30の脱落を防止していたが、本実施形
態のヒューズ用プラー200においては、保持部材をテ
ーパ状に形成することにより、固定部材の下方への脱落
を防止している。
【0030】すなわち、図6および図7に示すように本
実施形態のヒューズ用プラー200は、保持部材40の
筒状の本体部分41の下端部42が下側ほど末広がりと
なる雄テーパ状に形成されている。また、保持部材40
に外嵌する固定部材50の本体部分51は、保持部材4
0の下端部42に密着して外嵌可能な雌テーパ状に形成
されている。これにより、固定部材50が保持部材40
から下方に脱落することはない。また、第1実施形態の
ヒューズ用プラー100のように、保持部材40には固
定部材50と係合する係合突起が突設されていないの
で、図4に示したヒューズボックス側の段部Dに固定部
材50の下端面を容易に当接させることができる。
【0031】第3実施形態 次に、本発明に係る第3実施形態のヒューズ用プラー3
00を図8および図9を参照して詳細に説明する。
【0032】すなわち、図8および図9に示すように本
実施形態のヒューズ用プラー300は、保持部材60の
筒状の本体部分61には、その左右の両壁部61a、6
1bの上下両端部に左右一対の係合突起62、63がそ
れぞれ突設されている。また、保持部材60にスライド
自在に外嵌する固定部材70の本体部分71には、その
左右の両壁部71a、71bの上下両端に係合突起6
2、63とそれぞれ係脱自在に係合可能な左右一対の係
合凹部72、73がそれぞれ凹設されている。
【0033】これにより、保持部材60の上端に設けた
左右一対の係合突起62と固定部材70の上端部に設け
た係合凹部72とを係合させることで、固定部材70を
第2のスライド位置に保持することができる。したがっ
て、ヒューズボックスに取り付けるヒューズ1を保持部
材60の下端部に装着する作業を固定部材70によって
妨げられることなく、容易に行うことができる。
【0034】また、保持部材60の下端に設けた左右一
対の係合突起63と固定部材70の下端に設けた係合凹
部73とを係合させることで、固定部材70を第1のス
ライド位置に保持することができる。したがって、保持
部材60の係合突起64を突設した壁部65の外方への
撓みを防止して、保持部材60の下端部に装着したヒュ
ーズ1を確実に保持することができる。
【0035】第4実施形態 次に、本発明に係る第4実施形態のヒューズ用プラー4
00を図10乃至図12を参照して詳細に説明する。
【0036】図10に示すように本実施形態のヒューズ
用プラー400は、保持部材80の筒状の本体部分81
が、その前後両壁部にそれぞれ貫設された前後一対の貫
通孔82を有している。また、貫通孔82には、その軸
線が水平に延びる円柱状の回転ローラ83がそれぞれ収
納されている。さらに、図11に示すように回転ローラ
83は、押動部材20および固定部材30の本体部分3
1によって挟持され、両部材の表面上をスリップするこ
となく転動するようになっている。
【0037】図12に示すように、押動部材20を矢印
Dで示すように保持部材80に対して下方に相対変位さ
せると、一対の回転ローラ83が貫通孔82内で回転す
る。これにより、固定部材30は、回転ローラ83の回
転によって矢印Uで示すように保持部材80に対して上
方に相対変位させられる。また、押動部材20を保持部
材80に対して上方に相対変位させると、一対の回転ロ
ーラ83が貫通孔82内で回転する。これにより、固定
部材30は、回転ローラ83の回転によって保持部材8
0に対して下方に相対変位させられる。
【0038】したがって、本実施形態のヒューズ用プラ
ー400によれば、押動部材20の上下動に連動させて
固定部材30を昇降させることができるので、ヒューズ
ボックスにヒューズ1を着脱する作業をより一層容易に
行うことができる。また、図4に示した段部Dをヒュー
ズボックス側に設けることができない場合でも、確実に
固定部材30を上昇させることができる。
【0039】なお、上述した回転ローラ83に代えてピ
ニオンギヤを用いるとともに、押動部材および固定部材
の表面上にラックを形成することにより、押動部材の上
下動に連動した固定部材の昇降動作をより一層確実に行
わせることができる。
【0040】第5実施形態 次に、本発明に係る第5実施形態のヒューズ用プラー5
00を図13乃至図15を参照して詳細に説明する。
【0041】図13に示すように本実施形態のヒューズ
用プラー500は、ヒューズ1のモールド部分にスライ
ド自在に外嵌する保持部材110と、この保持部材11
0にスライド自在に内嵌する第1および第2の押動部材
120、130と、これら両押動部材120、130間
に介装されたコイルばね140と、保持部材110にス
ライド自在に外嵌する固定部材150とから構成されて
いる。
【0042】保持部材110は、前述した第1実施形態
のヒューズ用プラー100の保持部材10に対し、切り
欠き112を有するフランジ113がその上端部に設け
られているとともに、その左右の両壁部に貫設された長
孔114の上下方向の長さが長く構成されている。
【0043】第1の押動部材120は、その本体部分1
21の上下方向の長さが短く、その左右両壁面の下端部
に左右一対の係合突起123がそれぞれ突設されてい
る。第2の押動部材130は、第1の押動部材120の
本体部分121と断面形状が同一な本体部分131を有
している。そして、この本体部分131の上面には、コ
イルばね140を圧縮した状態で収納可能な収納凹部1
32が凹設されている。また、本体部分131の左右両
壁面には、保持部材110の長孔114の内側をスライ
ド可能な左右一対の係合突起133がそれぞれ突設され
ている。固定部材150は、その本体部分151の上端
部に上方に延びる前後一対の縦壁152が延設されてい
る。
【0044】次に、上述した構成の本実施形態のヒュー
ズ用プラー500の作動について、図14および図15
を参照して説明する。
【0045】図14に示すように、保持部材110に組
み付けられた第1および第2の押動部材120、130
は、コイルばね140の反発力により互いに上下方向に
離間するように付勢される。このとき、第1の押動部材
120は、その左右一対の係合突起123が保持部材1
10の長孔114の上端部に係合するので、保持部材1
10に対して上下方向に位置決めされる。これにより、
保持部材110のフランジ113と第1の押動部材12
0の天板122との間に上下方向の隙間ができるので、
フランジ113を指で押圧して保持部材110を下方に
変位させ、ヒューズボックスに装着されたヒューズ1の
モールド部分に保持部材110の下端部を外嵌する作業
を容易に行うことができる。
【0046】また、第2の押動部材130は、ヒューズ
1の上面に当接してヒューズ1を係合突起115に押圧
するので、ヒューズ1をガタ付かせることなく確実に保
持することができる。さらに、固定部材150に設けた
前後一対の縦壁152は、保持部材110に設けた切り
欠き112を通って第1の押動部材120の天板122
の下面に当接するので、固定部材150は保持部材11
0に対して上方に脱落することがない。
【0047】また、保持部材110で保持したヒューズ
1をヒューズボックスに装着する際には、第1の押動部
材120を押し下げることで、第1の押動部材120は
コイルばね140を徐々に圧縮し、第2の押動部材13
0に密着する。このとき、コイルばね140は、図15
に示すように第2の押動部材120に凹設した収納凹部
132内に収納される。そして、互いに密着した第1お
よび第2の押動部材120、130は、一体となってヒ
ューズ1を下方に押動するので、ヒューズ1を確実にヒ
ューズボックスに装着することができる。
【0048】なお、コイルばね140の反発力を適宜調
整することにより、第1および第2の押動部材120、
130を互いに密着させることなく下方に変位させて、
ヒューズ1を下方に押動することも可能である。
【0049】本発明に係るヒューズ用プラーの各実施形
態について詳しく説明したが、本発明は上述した実施形
態によって限定されるものではなく、種々の変更が可能
であることは言うまでもない。例えば、上述した第1実
施形態においては、保持部材10の下端面が一つの平面
上に乗るように揃えられているが、係合突起12を突設
した壁部14をそれ以外の壁部の下端面より下方に突出
させることで、ヒューズボックス内に装着されたヒュー
ズ1をより一層容易に保持できるようにすることができ
るとともに、切り欠き13を設けることなく壁部14を
外方に撓ませることができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るヒュー
ズ用プラーは、保持部材によってヒューズを保持すると
ともに、保持部材で保持したヒューズを押動部材によっ
て押動し保持部材から外すことができる。したがって、
ヒューズをヒューズボックスから容易に取り外すことが
できるばかりでなく、ヒューズをヒューズボックスに容
易に取り付けることもできるヒューズ用プラーを得るこ
とができる。また、ヒューズと係合する係合突起を突設
した保持部材の壁部を外方に撓めるようにしたので、ヒ
ューズと係合突起との係合を容易に解除することができ
る。これにより、保持部材で保持したヒューズを押動部
材で押動する際に、ヒューズを容易に保持部材から取り
外すことができる。
【0051】また、固定部材を第2のスライド位置に置
くと、保持部材の係合突起を突設した壁部は固定部材に
より外方に撓むことができなくなる。これにより、保持
部材の係合突起とヒューズとの係合が容易に外れないよ
うにして、ヒューズを確実に保持することができる。ま
た、押動部材若しくは保持部材の上下動に連動させて、
固定部材を昇降させるようにしたので、ヒューズの脱着
作業をより一層容易に行うことができる。
【0052】また、押動部材をヒューズ押動方向に2分
割するとともに、2分割した押動部材間に両部材を離間
させる方向に付勢する弾性手段を介装するので、押動部
材を保持部材から上方に突出した状態に位置決めして、
保持部材の上端部に押動部材の上端部が接近することを
防止して、保持部材を下方に押圧してヒューズに外嵌さ
せる作業をより一層容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヒューズ用プラーの第1実施形態
を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示したヒューズ用プラーを用いてヒュー
ズを保持した状態を示す縦断面図である。
【図3】図2に示したA−A矢視線に沿った断面図であ
る。
【図4】図1に示したヒューズ用プラーを用いてヒュー
ズをヒューズボックスに取り付ける状態を示す縦断面図
である。
【図5】図4に示したB−B矢視線に沿った断面図であ
る。
【図6】本発明に係るヒューズ用プラーの第2実施形態
を示す分解斜視図である。
【図7】図6に示したヒューズ用プラーを用いてヒュー
ズを保持した状態を示す縦断面図である。
【図8】本発明に係るヒューズ用プラーの第3実施形態
を示す分解斜視図である。
【図9】図8に示したヒューズ用プラーを用いてヒュー
ズを保持した状態を示す縦断面図である。
【図10】本発明に係るヒューズ用プラーの第4実施形
態を示す分解斜視図である。
【図11】図10に示したヒューズ用プラーを用いてヒ
ューズを保持した状態を示す縦断面図である。
【図12】図10に示したヒューズ用プラーを用いてヒ
ューズをヒューズボックスに取り付ける際の作用を示す
縦断面図である。
【図13】本発明に係るヒューズ用プラーの第5実施形
態を示す分解斜視図である。
【図14】図13に示したヒューズ用プラーを用いてヒ
ューズを保持した状態を示す縦断面図である。
【図15】図13に示したヒューズ用プラーを用いてヒ
ューズをヒューズボックスに取り付ける状態を示す縦断
面図である。
【図16】従来のヒューズ用プラーとヒューズを示す斜
視図である。
【図17】従来のヒューズ用プラーを用いてヒューズを
保持した状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ヒューズ 2 導電部分 3 モールド部分 4 凹溝 5 段差 6 従来のヒューズ用プラー 10、40、60、80 保持部材 12 係合突起 13 切り欠き 14 壁部 15 係合突起(第2の脱落防止手段) 16 長孔(第1の脱落防止手段) 20、120、130 押動部材 23 係合突起(第1の脱落防止手段) 30、50、70、150 固定部材 32 係合凹部(第2の脱落防止手段) 43 雄テーパ 52 雌テーパ 62、63 係合突起 72、73 係合凹部 83 回転ローラ 140 コイルばね 152 縦壁 100 本発明に係る第1実施形態のヒューズ用プラ
ー。 200 本発明に係る第2実施形態のヒューズ用プラ
ー。 300 本発明に係る第3実施形態のヒューズ用プラ
ー。 400 本発明に係る第4実施形態のヒューズ用プラ
ー。 500 本発明に係る第5実施形態のヒューズ用プラ
ー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 85/02

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板から成形した一対のタブを有する
    導電部分の上半分を絶縁性樹脂材料から成形したモール
    ド部分で覆ったヒューズをヒューズボックスに着脱する
    ためのプラーであって、 前記モールド部分にスライド自在に外嵌可能な筒状に成
    形されるとともに、前記モールド部分に係脱自在に係合
    可能な係合突起がその内壁面に突設された保持部材と、 前記保持部材にスライド自在に内嵌されるとともに、前
    記ヒューズを押動して前記保持部材の内側から押し出す
    ための押動部材と、前記保持部材に外嵌され、前記係合突起を突設した壁部
    に外嵌する第1の位置と前記壁部から離間した第2の位
    置との間でスライド可能であり、かつ前記第1の位置で
    前記壁部が外方に撓まないように固定する固定部材と、 前記押動部材が前記保持部材の内部から脱落するのを防
    止する第1の脱落防止手段と を備えていることを特徴と
    するヒューズ用プラー。
  2. 【請求項2】 前記保持部材の少なくとも前記係合突起
    を突設した壁部が、外方に撓み可能であることを特徴と
    する請求項1に記載のヒューズ用プラー
  3. 【請求項3】 前記固定部材が前記保持部材から脱落す
    るのを防止する第2の脱落防止手段が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のヒューズ用プラー
  4. 【請求項4】 前記第2の脱落防止手段が、前記保持部
    材若しくは前記固定部材のいずれか一方に突設した係合
    突起と、該係合突起と係脱自在に係合可能でいずれか他
    方に設けた係合凹部であることを特徴とする請求項3に
    記載のヒューズ用プラー。
  5. 【請求項5】 前記第2の脱落防止手段が、前記保持部
    材に形成した雄テーパと、該雄テーパと嵌合する前記固
    定部材に形成された雌テーパであることを特徴とする請
    求項3に記載のヒューズ用プラー。
  6. 【請求項6】 前記ヒューズボックスに装着されたヒュ
    ーズに前記保持部材を外嵌するとき、前記固定部材が前
    記ヒューズボックスの段部に当接して、前記第1の位置
    から前記第2の位置にスライドさせられることを特徴と
    する請求項3 〜5のいずれかに記載のヒューズ用プラ
    ー。
  7. 【請求項7】 前記保持部材が、前記固定部材を前記第
    1の位置および前記第2の位置にそれぞれ固定可能な固
    定手段を備えていることを特徴とする請求項3〜6のい
    ずれかに記載のヒューズ用プラー。
  8. 【請求項8】 前記保持部材に貫設した貫通孔内に回転
    部材を収納するとともに、前記押動部材と前記固定部材
    とにより前記回転部材を挟持し、前記押動部材を前記保
    持部材に対して相対変位させるときに生じる前記回転部
    材の回転により、前記押動部材が前記保持部材に対して
    相対変位する方向とは反対方向に前記固定部材を前記保
    持部材に対して相対変位させることを特徴とする請求項
    3〜7のいずれかに記載のヒューズ用プラー。
  9. 【請求項9】 前記押動部材を前記ヒューズを押動する
    方向に2分割するとともに、2分割した前記押動部材の
    間に両部材を離間させる方向に付勢する弾性手段を介装
    したことを特徴とする請求項2〜8のいずれかに記載の
    ヒューズ用プラー。
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