JP3525875B2 - 位相同期装置及び位相同期方法 - Google Patents

位相同期装置及び位相同期方法

Info

Publication number
JP3525875B2
JP3525875B2 JP2000246350A JP2000246350A JP3525875B2 JP 3525875 B2 JP3525875 B2 JP 3525875B2 JP 2000246350 A JP2000246350 A JP 2000246350A JP 2000246350 A JP2000246350 A JP 2000246350A JP 3525875 B2 JP3525875 B2 JP 3525875B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
oscillator
phase
frame pulse
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000246350A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002064477A (ja
Inventor
秀一 染谷
智 浅羽
康能 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2000246350A priority Critical patent/JP3525875B2/ja
Publication of JP2002064477A publication Critical patent/JP2002064477A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3525875B2 publication Critical patent/JP3525875B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数同期回路を
用いた位相同期技術に係り、特に簡易に外部基準クロッ
クの位相に1S周期フレームパルスの位相を合わせるこ
とができ、またノイズ等の影響により1S周期フレーム
パルスの位相が外部基準8KHzクロックに対してずれ
込んだ場合でも発振器の周波数を同期させるスピードで
位相を合わせることができるようになる位相同期装置及
び位相同期方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の周波数同期回路を用いた位相同期
技術としては、例えば、特開平10−224336号公
報に記載のものがある(第1従来技術)。すなわち、第
1従来技術は、入力された基準クロックと、再生クロッ
クとの位相同期を高速に確立することを目的とするもの
であって、入力された制御電圧に応じた周波数を有する
再生クロックを出力する電圧制御型発振器を備え、入力
された基準クロックに同期した再生クロックを形成する
位相同期回路において、基準クロック及び再生クロック
の位相差を検出する位相差検出手段と、電圧制御型発振
器に試行制御電圧を入力し、そのときの位相差検出手段
からの位相差を取り込み、試行制御電圧と検出された位
相差とに基づいて、電圧制御型発振器における入力制御
電圧と出力発振周波数との特性情報を得る特性近似手段
と、位相差検出手段からの現在の位相差をなくすように
させる電圧制御型発振器の発振周波数を決定する発振周
波数決定手段と、決定された発振周波数と、特性近似手
段が得た特性情報とに基づいて、電圧制御型発振器に入
力させる制御電圧を決定する制御電圧決定手段とを有す
る位相同期回路である。
【0003】また、上記第1従来技術には、入力された
制御電圧に応じた周波数を有する再生クロックを出力す
る電圧制御型発振器を備え、入力された基準クロックに
同期した再生クロックを形成する位相同期回路におい
て、基準クロック及び再生クロックの位相差を検出する
位相差検出手段と、電圧制御型発振器に試行制御電圧を
入力し、そのときの位相差検出手段からの位相差を取り
込み、試行制御電圧と検出された位相差とに基づいて、
電圧制御型発振器における入力制御電圧と出力発振周波
数との特性情報を得る特性近似手段と、位相差検出手段
からの現在の位相差をなくすようにさせる電圧制御型発
振器の発振周波数を決定する発振周波数決定手段と、決
定された発振周波数と、特性近似手段が得た特性情報と
に基づいて、電圧制御型発振器に入力させる制御電圧を
決定する制御電圧決定手段と、位相差検出手段からの位
相差に対してフィルタリングを行なって、電圧制御型発
振器に入力させる制御電圧を決定するフィルタ手段と、
基準クロックと再生クロックとの位相同期処理の初期状
態において、制御電圧決定手段が決定した制御電圧を電
圧制御型発振器に入力させ、初期状態以降において、フ
ィルタ手段が決定した制御電圧を電圧制御型発振器に入
力させる制御電圧選択手段とを有する位相同期回路も開
示されている。
【0004】このような第1従来技術によれば、高速に
同期を確立することができること、また、位相同期確立
までの時間を短縮でき、かつ再生クロックにおける残留
ジッタを低減することができるといった効果が開示され
ている。
【0005】また、他の従来技術としては、例えば、特
開平9−205362号公報に記載のものがある(第2
従来技術)。すなわち、第2従来技術は、磁気記録再生
装置の再生信号処理回路において、回路特性変動に対す
る位相同期応答の変動を最小限に抑えることを目的とす
るものであって、入力信号に同期した出力信号を生成す
る位相同期装置であって、入力信号に対する位相同期応
答をあらかじめ決定した位相同期応答に調整する調整手
段を有する位相同期装置である。
【0006】また、上記第2従来技術には、入力信号に
同期した出力信号を生成する位相同期装置であって、既
知の入力信号に対する位相同期応答が、あらかじめ一義
に決定した位相同期応答に一致する位相同期装置も開示
されている。
【0007】また、上記第2従来技術には、入力信号に
同期した出力信号を生成する位相同期装置であって、既
知の入力信号に対する第1、第2、第3の時刻での位相
同期応答のうち、第3の時刻の位相同期応答は、第2の
位相同期応答をもとに決定され、また、第2の位相同期
応答は第1の位相同期応答をもとに決定され、少なくと
も第3の時刻の位相同期応答があらかじめ一義に決定し
た位相同期応答に一致することを特徴とする位相同期装
置も開示されている。
【0008】このような第2従来技術によれば、位相同
期装置の特性変動による位相同期時間のバラツキを低減
でき、情報記録再生装置の記録容量低下を最低限に抑え
ることができ、位相同期装置のばらつきを抑えることが
でき、標準的な位相同期期間15バイトで位相同期を完
了することができ、さらに、12.3バイトの位相同期
時間になる位相同期装置の特性にすることもできるとい
った効果が開示されている。
【0009】また、他の従来技術としては、例えば、特
開平8−107532号公報に記載のものがある(第3
従来技術)。すなわち、第3従来技術は、従来の通信回
路に対する互換性を損なうことなく、伝送されている信
号のレベルを正確に検出することができる通信回路を提
供することを目的とするものであって、全二重方向通信
又は一方向通信を行う通信手段と、少なくとも1つの外
部装置から上記通信手段を介して供給される動作情報を
検出する検出手段と、上記検出手段の検出結果に応じて
内部入力と外部入力の切換え制御を行う制御手段とを備
え、上記制御手段は、上記検出手段により動作情報が検
出された場合には、検出された動作情報に対応する外部
装置からの入力に切り換えて動作情報に基いた動作を行
うように制御する入力切換え制御装置である。
【0010】また、上記第3従来技術には、送信側の伝
送レベルを検出して全二重双方向通信又は一方向通信を
行う通信回路であって、受信側の伝送信号の電圧V1、
受信側の伝送インピーダンスR1、送信側の伝送信号の
電圧V2、送信側の伝送インピーダンスR2、送信側と
受信側とを接続する制御線を介して受信側に伝送される
伝送信号の電圧V3を持って、K=R1/(R1+R
2)V4=V3−K×V1なる演算を行う第1の演算手
段と、上記第1の演算手段の演算結果V4を持って、V
5=2×V4なる演算を行う第2の演算手段とを備え、
上記第1の演算手段及び第2の演算手段により得られた
電圧V5を上記送信側の伝送信号の電圧V2として送信
側の伝送レベルを検出する通信回路も開示されている。
【0011】このような第3従来技術によれば、上記入
力切換え制御装置を備える機器に接続されている機器か
らの動作情報に応じて、内部入力と外部入力とを自動的
に切換えることができるため、従来の機器と接続するこ
とができるとともに、機器間の接続を容易に行うことが
できるといった効果が開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1従来技術乃至第3従来技術は、周波数同期回路を構成
する外部装置からの基準クロックに対して発振器クロッ
クの周波数の同期を行うことはできるものの、発振器の
クロックから生成する分周クロック及びフレームパルス
に対しては、外部装置からの基準クロックと随時位相を
合わせることはできないという問題点があった。そのた
め、分周クロック及びフレームパルスを外部装置との基
準クロックと位相合わせを実施するには、周波数同期回
路とは別に位相合わせ回路を構成しなければならないと
いう問題点があった。
【0013】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、簡易に外部基準ク
ロックの位相に1S周期フレームパルスの位相を合わせ
ることができ、またノイズ等の影響により1S周期フレ
ームパルスの位相が外部基準8KHzクロックに対して
ずれ込んだ場合でも発振器の周波数を同期させるスピー
ドで位相を合わせることができるようになる位相同期装
置及び位相同期方法を提供する点にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に記
載の発明の要旨は、外部装置から受信した外部基準8K
Hzクロックを分周して発振器のクロックの周波数同期
を実施するための分周4KHzクロックを生成・出力す
る第1分周器と、前記発振器のクロックを使用して1秒
周期のフレームパルスである1S周期フレームパルスを
生成・出力するクロック変換部と、前記発振器のクロッ
クを使用して前記1S周期フレームパルスの立ち上がり
エッジから所定時間後に前記発振器のクロックの周波数
同期を実施するための分周8KHzクロックを生成・出
力する第2分周器と、前記発振器のクロックを使用して
前記分周4KHzクロックと前記分周8KHzクロック
の位相差を生成・出力する位相比較器と、前記位相差が
前記所定時間になるように前記発振器に入力される発振
器制御電圧を制御する制御手段を備えたことを特徴とす
る位相同期装置に存する。また、この発明の請求項
記載の発明の要旨は、前記クロック変換部より受信した
前記1S周期フレームパルスを前記第2分周器のカウン
タのロード信号に入力するとともに、前記第2分周器の
カウンタを動作するクロックとして前記発振器からの1
6.384MHzクロックを使用するように構成されて
いることを特徴とする請求項に記載の位相同期装置に
存する。また、この発明の請求項に記載の発明の要旨
は、前記分周8KHzクロックの出力位相を、前記1S
周期フレームパルスの立ち上がりエッジから62.5μ
sec後に出力する手段を有することを特徴とする請求
1乃至2に記載の位相同期装置に存する。また、この
発明の請求項に記載の発明の要旨は、前記位相比較器
は、前記分周4KHzクロックの立ち上がりエッジから
前記分周8KHzクロックの立ち上がりエッジまでをカ
ウントするカウンタを備え、該カウンタにより前記位相
差を位相差カウント値として生成・出力することを特徴
とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の位相同期
装置に存する。また、この発明の請求項に記載の発明
の要旨は、前記制御手段は、前記位相差を基に前記発振
器のクロックを周波数同期させるための制御データを出
力する制御部と、前記制御部からの前記制御データを前
記発振器制御電圧に変換して前記発振器に出力するD/
A変換部を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のい
ずれか一項に記載の位相同期装置に存する。また、この
発明の請求項に記載の発明の要旨は、前記D/A変換
部は、前記制御部からの前記制御データを前記発振器制
御電圧に変換するとともに、前記発振器を制御する手段
を有していることを特徴とする請求項に記載の位相同
期装置に存する。また、この発明の請求項に記載の発
明の要旨は、前記クロック変換部は、前記発振器のクロ
ックから前記期フレームパルスを生成する機能、
前記1S周期フレームパルスに同期して自己のカウンタ
をリロードするとともに、前記第2分周器へ前記1S周
期フレームパルスを出力する手段を有していることを特
徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の位相同
期装置に存する。また、この発明の請求項に記載の発
明の要旨は、運用系と非運用系を用いて二重化を行う場
合、運用系と非運用系とで前記1S周期フレームパルス
を送受信する手段と、前記クロック変換部のロード信号
の入力部分の前段にセレクタを設け、前記セレクタから
のセレクト信号で前記ロード信号を制御するように構成
されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか
一項に記載の位相同期装置に存する。また、この発明の
請求項に記載の発明の要旨は、外部装置から受信した
外部基準8KHzクロックを分周して発振器のクロック
の周波数同期を実施するための分周4KHzクロックを
第1分周器を用いて生成・出力する工程と、前記発振器
のクロックを使用して1秒周期のフレームパルスである
1S周期フレームパルスを生成・出力する工程と、前記
1S周期フレームパルスの立ち上がりエッジから所定時
間後に前記発振器のクロックの周波数同期を実施するた
めの分周8KHzクロックを第2分周器を用いて生成・
出力する工程と、前記発振器のクロックを使用して前記
分周4KHzクロックと前記分周8KHzクロ ックの位
相差を生成・出力する工程と、前記位相差が前記所定時
間になるように前記発振器に入力される発振器制御電圧
を制御する工程を有することを特徴とする位相同期方法
に存する。また、この発明の請求項10に記載の発明の
要旨は、前記1S周期フレームパルスを前記第2分周器
のカウンタのロード信号に入力するとともに、前記発振
器からのクロックを使用してカウンタを動作させ前記分
周8KHzクロックを生成・出力する工程を有すること
を特徴とする請求項に記載の位相同期方法に存する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、周波数同期回路を構成
する位相比較器で位相比較するための発振器からのクロ
ックを分周したクロックの位相を、周期的にクロック変
換部で生成する1S周期フレームパルスの位相と位相合
わせを第2分周器で実施することで、外部装置(不図
示)から受信した基準クロックと、周波数同期回路の後
段のクロック変換部で生成される1S周期フレームパル
スの周波数と位相の同期をとることができることを特徴
とする。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0016】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る位相同期装置100を説明するた
めの機能ブロック図、図2は上記第1の実施の形態の動
作を説明するためのタイミングチャートである。図1に
おいて、10は第1分周器、20は第2分周器、30は
位相比較器、40は制御部、50はD/A変換部、60
は発振器、70はクロック変換部、100は位相同期装
置を示している。
【0017】図1を参照すると、本実施の形態の位相同
期装置100は、第1分周器10と、第2分周器20
と、位相比較器30と、制御部40と、D/A変換部5
0と、発振器60と、クロック変換部70を中心にして
構成されている。
【0018】図1に示すように、本実施の形態では、外
部基準8KHzクロックを分周して発振器60のクロッ
クの周波数同期を実施するための分周4KHzクロック
を生成・出力する第1分周器10と、発振器60からの
1秒周期のフレームパルスである1S周期フレームパル
スを分周して発振器60のクロックの周波数同期を実施
するための分周8KHzクロックを生成・出力する第2
分周器20を設けている。
【0019】ここで、発振器60からのクロックを分周
する第2分周器20においては、クロック変換部70よ
り受信した1秒周期のフレームパルス(1S周期フレー
ムパルス)をカウンタのロード信号に入力し、カウンタ
を動作するクロックとして、発振器60の16.384
MHzのクロック(16.384MHzクロック)を使
用する。
【0020】また、図2に示す分周8KHzクロックの
出力位相は、1S周期フレームパルスの立ち上がりエッ
ジから62.5μsec(所定時間)後に出力するよう
に構成している。
【0021】位相比較器30は、分周4KHzクロック
の立ち上がりエッジから分周8KHzクロックの立ち上
がりエッジまでをカウントするカウンタを備えている。
【0022】制御部40は、位相差カウント値を基に周
波数同期を行うとともに、D/A変換部50に制御デー
タを送信する機能を有している。
【0023】D/A変換部50は、制御部40からの制
御データを発振器制御電圧に変換するとともに、発振器
60を制御する機能を有している。
【0024】クロック変換部70は、16.384MH
zクロックから1秒周期のフレームパルスを生成する機
能、1S周期フレームパルスに同期して自己のカウンタ
をリロードする機能、第2分周器20へカウンタをロー
ドする機能を有している。
【0025】次に、本実施の形態の位相同期装置100
の動作について説明する。
【0026】図1を参照すると、本実施の形態の位相同
期装置100では、外部装置(不図示)からの基準クロ
ックに対し、周波数同期を実施するために、図1に示す
第1分周器10において、外部基準8KHzクロックを
1/2分周して分周4KHzクロックを生成・出力す
る。
【0027】また、周波数同期させる発振器60の1
6.384MHzクロックを第2分周器20で1/20
48分周して分周8KHzのクロック(分周8KHzク
ロック)として出力する。
【0028】位相比較器30において外部基準8KHz
クロックを分周して生成した分周4KHzクロックと発
振器60からのクロックを分周した8KHzクロックの
位相差を、発振器60からのクロック(16.384M
Hzクロック)を基にカウントして位相差カウント値を
生成・出力するとともに、当該位相差カウント値を制御
部40に送信する。
【0029】これに応じて制御部40は、位相比較器3
0からの位相差カウント値を基に発振器60のクロック
を周波数同期させるための制御データをD/A変換部5
0に送信する。
【0030】これに応じてD/A変換部50は、制御部
40からの制御データを発振器制御電圧に変換するとと
もに、当該発振器制御電圧を発振器60に印加して当該
発振器60の制御を実施する。
【0031】クロック変換部70は、周波数同期した発
振器60の16.384MHzクロックから8.192
MHzクロック、2ms周期のフレームパルス、1S周
期フレームパルス等を生成・出力する。
【0032】クロック変換部70のカウンタで生成した
1S周期フレームパルスは、第2分周器20のカウンタ
にロードされる。また、第2分周器20の分周8KHz
クロックは1S周期フレームパルスの位相合わせに用い
られる。
【0033】以上説明したように第1の実施の形態は、
周波数同期回路を構成する位相比較器30で位相比較す
るための発振器60からのクロックを分周したクロック
の位相と、周期的にクロック変換部70で生成する1S
周期フレームパルスの位相との位相合わせを第2分周器
20で実施することで、外部装置(不図示)から受信し
た基準クロックと、周波数同期回路の後段のクロック変
換部70で生成される1S周期フレームパルスの周波数
と位相の同期をとることができるようになるといった効
果を奏する。
【0034】次に、位相同期方法の一実施の形態につい
て図1、図2を参照して説明する。
【0035】図1、図2に示すように、本実施の形態の
位相同期方法では、まず、分周4KHzクロックを用い
て、外部基準8KHzクロックの立ち上がりエッジで第
1分周器10のカウンタを動作させる。
【0036】また、発振器60の16.384MHzク
ロックを基に、クロック変換部70より生成した1S周
期フレームパルスの位相を任意に決定する。
【0037】その後、図2に示すタイミングチャートに
示すように、第2分周器20が分周8KHzクロックを
生成する際に、1S周期フレームパルスの立ち上がりエ
ッジから62.5μsec(所定時間)後に分周8KH
zクロックの立ち上がりエッジが生成されるように第2
分周器20のカウンタ値を設定する。これにより、1S
周期フレームパルスに対して分周8KHzクロックの立
ち上がりエッジが、1S周期フレームパルスの立ち上が
りエッジから62.5μsec(所定時間)後に出力さ
れるようになる。
【0038】これと同期して、位相比較器30が、分周
4KHzクロックの立ち上がりから分周8KHzクロッ
クの立ち上がりまでを16.384MHzクロックでカ
ウントし、制御部40において周波数同期するように位
相差カウント値を基に制御データを算出する。このた
め、周波数同期がとれたときは、分周4KHzクロック
の立ち上がりエッジに対して62.5μsec(所定時
間)後に分周8KHzクロックの立ち上がりエッジが出
力されるようになる。
【0039】すなわち、発振器60のクロックを分周し
た分周8KHzクロックは、クロック変換部70より生
成された1S周期フレームパルスと位相が確定してお
り、同時に、外部基準8KHzクロックを分周した分周
4KHzクロックは、外部基準8KHzクロックと位相
が確定しているため、上記のように周波数同期をとるこ
とで、クロック変換部70が生成する1S周期フレーム
パルスと外部基準8KHzクロックとの位相同期をとる
ことができるようになる。
【0040】以上説明したように第1の実施の形態によ
れば以下に掲げる効果を奏する。まず第1の効果は、外
部基準8KHzクロックに同期させた発振器60のクロ
ックにより生成した1S周期フレームパルスを、周波数
同期回路の分周部で位相合わせすることで、簡易に外部
基準クロックの位相に1S周期フレームパルスの位相を
合わせることができることである。
【0041】そして第2の効果は、ノイズ等の影響によ
り1S周期フレームパルスの位相が外部基準8KHzク
ロックに対してずれ込んだ場合でも、発振器60の周波
数を同期させるスピードで位相を合わせることができる
ことである。
【0042】(第2の実施の形態)以下、本発明の第2
の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、
第1の実施の形態において既に記述したものと同一の部
分については、同一符号を付し、重複した説明は省略す
る。
【0043】図3は、本発明の第2の実施の形態に係る
位相同期装置100を説明するための機能ブロック図で
ある。図3において、80はセレクタを示している。
【0044】図3を参照すると、本実施の形態は、図3
に示すように、本構成を基に運用系と非運用系を用いて
二重化を行う場合、運用系と非運用系とで1S周期フレ
ームパルスを送受信する手段と、クロック変換部70の
ロード信号の入力部分の前段にセレクタ80を設け、セ
レクト信号でロード信号を制御するように構成する点に
特徴を有している。これにより、運用系と非運用系の1
S周期フレームパルスを外部基準8KHzクロックに位
相同期することができるようになるといった効果を奏す
る。
【0045】なお、本発明が上記各実施の形態に限定さ
れず、本発明の技術思想の範囲内において、上記各実施
の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また上
記構成部材の数、位置、形状等は上記各実施の形態に限
定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状
等にすることができる。また、各図において、同一構成
要素には同一符号を付している。
【0046】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。まず第1の効果は、外
部基準8KHzクロックに同期させた発振器のクロック
により生成した1S周期フレームパルスを、周波数同期
回路の分周部で位相合わせすることで、簡易に外部基準
クロックの位相に1S周期フレームパルスの位相を合わ
せることができることである。
【0047】そして第2の効果は、ノイズ等の影響によ
り1S周期フレームパルスの位相が外部基準8KHzク
ロックに対してずれ込んだ場合でも、発振器の周波数を
同期させるスピードで位相を合わせることができること
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る位相同期装置
を説明するための機能ブロック図である。
【図2】第1の実施の形態の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る位相同期装置
を説明するための機能ブロック図である。
【符号の説明】
10…第1分周器 20…第2分周器 30…位相比較器 40…制御部 50…D/A変換部 60…発振器 70…クロック変換部 80…セレクタ 100…位相同期装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−335875(JP,A) 特開 平10−224336(JP,A) 特開 平9−205362(JP,A) 特開 平8−107532(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 7/033 H03L 7/08 H04J 3/06

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部装置から受信した外部基準8KHzク
    ロックを分周して発振器のクロックの周波数同期を実施
    するための分周4KHzクロックを生成・出力する第1
    分周器と、前記発振器のクロックを使用して1秒周期のフレームパ
    ルスである1S周期フレームパルスを生成・出力するク
    ロック変換部と、 前記発振器のクロックを使用して前記 1S周期フレーム
    パルスの立ち上がりエッジから所定時間後に前記発振器
    のクロックの周波数同期を実施するための分周8KHz
    クロックを生成・出力する第2分周器と、前記発振器のクロックを使用して前記分周4KHzクロ
    ックと前記分周8KHzクロックの位相差を生成・出力
    する位相比較器と、 前記位相差が前記所定時間になるように前記発振器に入
    力される発振器制御電圧を制御する制御手段を備えた
    とを特徴とする位相同期装置。
  2. 【請求項2】前記クロック変換部より受信した前記1S
    周期フレームパルスを前記第2分周器のカウンタのロー
    ド信号に入力するとともに、前記第2分周器のカウンタ
    を動作するクロックとして前記発振器からの16.38
    4MHzクロックを使用するように構成されていること
    を特徴とする請求項に記載の位相同期装置。
  3. 【請求項3】前記分周8KHzクロックの出力位相を、
    前記1S周期フレームパルスの立ち上がりエッジから
    2.5μsec後に出力する手段を有することを特徴と
    する請求項1乃至2に記載の位相同期装置。
  4. 【請求項4】前記位相比較器は、前記分周4KHzクロ
    ックの立ち上がりエッジから前記分周8KHzクロック
    の立ち上がりエッジまでをカウントするカウンタを備
    、該カウンタにより前記位相差を位相差カウント値と
    して生成・出力することを特徴とする請求項1乃至3
    いずれか一項に記載の位相同期装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、前記位相差を基に前記発
    振器のクロックを周波数同期させるための制御データを
    出力する制御部と、前記制御部からの前記制御データを
    前記発振器制御電圧に変換して前記発振器に出力するD
    /A変換部を備えたことを特徴とする請求項1乃至4
    いずれか一項に記載の位相同期装置。
  6. 【請求項6】前記D/A変換部は、前記制御部からの
    制御データを前記発振器制御電圧に変換するととも
    に、前記発振器を制御する手段を有していることを特徴
    とする請求項に記載の位相同期装置。
  7. 【請求項7】前記クロック変換部は、前記発振器のクロ
    ックから前記1S周期フレームパルスを生成する機能、
    前記1S周期フレームパルスに同期して自己のカウンタ
    をリロードするとともに、前記第2分周器へ前記1S周
    期フレームパルスを出力する手段を有していることを特
    徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の位相同
    期装置。
  8. 【請求項8】運用系と非運用系を用いて二重化を行う場
    合、運用系と非運用系とで前記1S周期フレームパルス
    を送受信する手段と、前記クロック変換部のロード信号
    の入力部分の前段にセレクタを設け、前記セレクタから
    のセレクト信号で前記ロード信号を制御するように構成
    されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか
    一項に記載の位相同期装置。
  9. 【請求項9】外部装置から受信した外部基準8KHzク
    ロックを分周して発振器のクロックの周波数同期を実施
    するための分周4KHzクロックを第1分周器を用いて
    生成・出力する工程と、前記発振器のクロックを使用して1秒周期のフレームパ
    ルスである1S周期フレームパルスを生成・出力する工
    程と、 前記 1S周期フレームパルスの立ち上がりエッジから所
    定時間後に前記発振器のクロックの周波数同期を実施す
    るための分周8KHzクロックを第2分周器を用いて生
    成・出力する工程と、前記発振器のクロックを使用して前記分周4KHzクロ
    ックと前記分周8KHzクロックの位相差を生成・出力
    する工程と、 前記位相差が前記所定時間になるように前記発振器に入
    力される発振器制御電圧を制御する工程 を有することを
    特徴とする位相同期方法。
  10. 【請求項10】前記1S周期フレームパルスを前記第2
    分周器のカウンタのロード信号に入力するとともに、前
    記発振器からのクロックを使用してカウンタを動作させ
    前記分周8KHzクロックを生成・出力する工程を有す
    ることを特徴とする請求項9に記載の位相同期方法。
JP2000246350A 2000-08-15 2000-08-15 位相同期装置及び位相同期方法 Expired - Fee Related JP3525875B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000246350A JP3525875B2 (ja) 2000-08-15 2000-08-15 位相同期装置及び位相同期方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000246350A JP3525875B2 (ja) 2000-08-15 2000-08-15 位相同期装置及び位相同期方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002064477A JP2002064477A (ja) 2002-02-28
JP3525875B2 true JP3525875B2 (ja) 2004-05-10

Family

ID=18736680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000246350A Expired - Fee Related JP3525875B2 (ja) 2000-08-15 2000-08-15 位相同期装置及び位相同期方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3525875B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002064477A (ja) 2002-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2512586B2 (ja) フレ―ム同期依存型ビット同期抽出回路
JP3850063B2 (ja) 位相同期ループにおいてフィードバック分周比を決定する方法および装置
US6166606A (en) Phase and frequency locked clock generator
JPH08265141A (ja) デジタル位相同期ループを制御する方法および装置ならびにコードレス電話
JP3525875B2 (ja) 位相同期装置及び位相同期方法
US5923704A (en) Transmit clock generation system and method
RU2138907C1 (ru) Устройство синхронизации цифрового приемника
JP2697371B2 (ja) スタッフ多重通信受信回路
JPH0884071A (ja) 完全2次系dpllおよびそれを用いたデスタッフ回路
JP2998716B2 (ja) フレーム同期制御回路
JPH07273648A (ja) Pll回路
JP2840569B2 (ja) 局間クロック同期回路
JP3353372B2 (ja) 液晶表示装置
JP3348840B2 (ja) 装置内クロック選択切替時における低速伝送信号出力方式
JP2766837B2 (ja) 時刻データ送信装置
KR100560434B1 (ko) 범용 망 동기 시스템 클럭 공급 장치
JP2795008B2 (ja) 位相同期発振回路の耐入力クロック断回路方式
JP2766838B2 (ja) 時刻データ受信装置
JP2628564B2 (ja) 位相固定ループ回路及び信号送受信装置
JP2678172B2 (ja) 時刻データ受信装置および時刻修正装置
JP3050896B2 (ja) ハイビジョン受信機
JPH0964859A (ja) 適時位相比較回路
JP2000151724A (ja) 位相同期制御装置及び位相同期制御方法
JPH07101865B2 (ja) 無線送信装置の周波数設定方式
JPH1155115A (ja) 外部同期クロック発生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040209

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees