JP3525811B2 - 音楽処理手段の設定方法、波形データ生成手段の設定方法、楽音生成方法、および、プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

音楽処理手段の設定方法、波形データ生成手段の設定方法、楽音生成方法、および、プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP3525811B2
JP3525811B2 JP18599299A JP18599299A JP3525811B2 JP 3525811 B2 JP3525811 B2 JP 3525811B2 JP 18599299 A JP18599299 A JP 18599299A JP 18599299 A JP18599299 A JP 18599299A JP 3525811 B2 JP3525811 B2 JP 3525811B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音楽処理手段の設
定方法、波形データ生成手段の設定方法、楽音生成方
法、およびこれらの方法をコンピュータに実行させるた
めのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能
記録媒体に関するものであり、複数の要素手段、複数
の波形データ生成手段、あるいは、複数の生成プログラ
ムに関する設定を画面を見ながら行うものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の音源方式を備え、その中か
ら使用する音源方式を、任意のもの、あるいは、音色な
どに適合するものを選択して使用することができる音源
装置が知られている。しかし、音源方式の選択あるい
は、各音源方式の各種動作条件やパラメータの設定に際
しては、操作性のよいGUI(Graphical User Interfa
ce)を用いて、ユーザが画面を見ながらマウス等で容易
に設定を行うことができるものがなかった。また、音源
装置に限らず、音源装置の上位概念としての音楽処理手
段、より具体的には、楽音を生成したり、生成された楽
音に効果を付加したり、生成される楽音あるいは生成さ
れた楽音を制御する演奏データを加工したり、楽音の演
奏を制御するなど、楽音およびまたは演奏に関する方式
一般についても、複数の方式から任意の、あるいは、音
色などに適合するものを選択して使用する際に、方式の
選択、各方式の各種動作条件やパラメータの設定に際し
て、操作性のよいGUIを用いて容易に設定を行うもの
がなかった。
【0003】音源装置についてみれば、パーソナルコン
ピュータ,ワークステーション等の汎用のコンピュータ
において、外部装置から入力された演奏情報、あるい
は、記憶装置から読み出された演奏データに応じて、ソ
フトウェアプログラムにより楽音を生成するソフト音源
がある。このようなソフト音源についても、複数の音源
方式を使用可能なものも提案されるようになってきてい
る。本出願人は、このような統合ソフト音源を、例え
ば、特願平10−85106号、特願平10−1337
61号として出願している。この統合ソフト音源では、
音源方式の追加と削除とを行うことができる。
【0004】このような汎用コンピュータを使用するこ
とが前提のソフト音源では、汎用コンピュータで採用さ
れているウインドウシステムにおけるGUIを積極的に
利用し、波形生成に関する設定を行うことが操作性の向
上につながり、また、ソフトウエア開発も容易になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたもので、楽音およびまた
は演奏に関する音楽処理手段において、複数の方式から
少なくとも1つの方式を選択して使用する際に、方式の
選択、各方式の各種動作条件やパラメータの設定を、操
作性よく容易に行うことができる音楽処理手段の設定方
法、これらの方法をコンピュータに実行させるためのプ
ログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録
媒体を提供することを目的とするものである。より具体
的には、波形データを生成する複数の生成手段あるいは
生成プログラムに関する設定を、ユーザが画面を見なが
ら容易に設定することができる波形データ生成手段の設
定方法および楽音生成方法、これらの方法をコンピュー
タに実行させるためのプログラムが記録されたコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、それ
ぞれ異なる音楽処理を行う複数の要素手段を有する音楽
処理手段における前記要素手段の設定を行う音楽処理手
段の設定方法であって、前記複数の要素手段の少なくと
も2つが共有するタブ、および、前記複数の要素手段の
うち、登録された要素手段のタブ、が表示された設定画
面を表示させるステップ、複数の前記タブの選択に応じ
て、設定項目の表示されたダイアログを表示させるステ
ップ、および、前記設定項目への入力に応じて、前記複
数の要素手段の少なくとも2つが共有する設定または前
記各登録された要素手段の設定を行うステップ、を有す
るものである。また、上述した音楽処理手段の設定方法
を、コンピュータに実行させるための音楽処理手段設定
用プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な
記録媒体である。したがって、音楽処理を行う複数の要
素手段の少なくとも2つが共有する設定、および、各登
録された要素手段の設定をユーザが画面を見ながら容易
に行うことができる。
【0007】本発明においては、また、演奏データに応
じて波形データを生成する複数の生成手段を有する波形
データ生成手段の設定を行う波形データ生成手段の設定
方法であって、前記複数の生成手段が共有するタブ,前
記複数の各生成手段のタブが表示された設定画面を表示
させるステップ、複数の前記タブの選択に応じて、設定
項目の表示されたダイアログを表示させるステップ、お
よび、前記設定項目への入力に応じて、前記複数の生成
手段が共有する設定または前記各生成手段の設定を行う
ステップ、を有するものである。また、上述した波形デ
ータ生成手段の設定方法を、コンピュータに実行させる
ためのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可
能な記録媒体である。したがって、波形データを生成す
る複数の生成手段が共有する設定、および、各生成手段
の設定をユーザが画面を見ながら容易に設定することが
できる。
【0008】本発明においては、また、楽音生成方法に
おいて、演奏データに応じて波形データを生成する複数
の生成プログラムを登録するステップ、および、登録さ
れた前記複数の各生成プログラムの設定を行うステップ
を有するとともに、音色選択情報に基づいて、登録され
た前記複数の生成プログラムから少なくとも1つの生成
プログラムを選択し、選択された前記生成プログラムに
より生成される音色を選択するステップ、入力された演
奏データを、選択された前記生成プログラムに供給する
ステップ、および、前記入力された演奏データに応じて
前記選択された生成プログラムを制御して前記選択され
た音色の楽音を生成するステップを有し、前記登録され
た複数の生成プログラムの設定を行うステップは、前記
登録された複数の生成プログラムが共有するタブ,登録
された前記複数の各生成プログラムのタブが表示された
設定画面を表示させるステップ、複数の前記タブの選択
に応じて、設定項目の表示されたダイアログを表示させ
るステップ、および、前記設定項目への入力に応じて、
前記登録された複数の生成プログラムが共有する設定ま
たは前記各登録された生成プログラムの設定を行うステ
ップ、を有するものである。また、この楽音生成方法
を、コンピュータに実行させるためのプログラムが記録
されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。し
たがって、波形データを生成する複数の生成プログラム
を登録することができ、登録された生成プログラムから
音色に応じたものを選択することができる。また、波形
データを生成する複数の生成プログラムが共有する設
定、および、各生成プログラムの設定をユーザが画面を
見ながら容易に設定することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】統合ソフト音源は、ソフト音源ド
ライバのソフトウェアと、それに登録される音源モジュ
ール等の生成モジュールのソフトウェアで構成される。
統合ソフト音源プログラムを実行することにより、それ
ぞれ演奏データに応じて波形データを生成する複数の生
成プログラムを制御して楽音を生成する。楽音を生成す
るステップは、音色選択情報に基づいて、あらかじめ登
録された複数の生成プログラムから少なくとも1つの生
成プログラムを選択するとともに、選択された生成プロ
グラムの音色を選択するステップと、入力する演奏デー
タを、選択された生成プログラムに供給するステップを
有する。
【0010】登録された生成モジュールの設定は、設定
画面上にタブが表示され、そのタブを指定することによ
りその生成モジュールの設定画面が表示され、設定指示
に応じてこの設定画面を表示するステップを備えてい
る。この設定画面には、統合ソフト音源プログラムの設
定画面を選択するための共有タブと、登録された生成プ
ログラムの設定画面を選択するためのタブが同じ態様で
表示されており、タブの指定によりぞれぞれ対応する設
定画面が表示される。
【0011】図1は、本発明の波形データ生成手段の設
定方法および楽音生成方法の実施の一形態を説明するた
めの、第1の表示画面である。図中、1はプロパティシ
ート、2はコモン設定タブ、3はプラグイン登録タブ、
4はPCM音源タブ、5は情報タブ、6はコモン設定の
ダイアログ、7はテキストボックス、8はドロップダウ
ンリストボックス、9はOKボタンである。
【0012】このプロパティシート1は、統合ソフト音
源TG(Tone Generator)の設定をウィンドウ画面上で
設定するための表示画面である。タブを持った複数のタ
ブダイアログが表示される。図示の状態では、コモン設
定タブ2を有するタブダイアログが表示されており、ダ
イアログ6の部分に、「コモン設定」に関する複数の設
定項目の表示と、その設定値を入力するためのテキスト
ボックス7およびドロップダウンリストボックス8が表
示されている。「コモン設定」は、個別の音源モジュー
ルに関する設定項目ではなく、個々のモジュールが共有
するソフト音源全体に関する設定項目を入力する設定モ
ードである。言い換えれば、個々の音源モジュールおよ
びエフェクタで構成された音源システムに対する設定項
目である。
【0013】図示の例では、「コモン設定」において、
最大CPU(Central Processing Unit)使用率を設定
する。この最大CPU使用率に応じて、ソフト音源のC
PU負荷の最大値が制限され、同時発音数が減らされ
る。音源方式によらず生成された楽音全体に付加するエ
フェクトを設定するための、リバーブ効果,コーラス効
果,バリエーション効果の各効果の付与の有無も設定さ
れる。
【0014】動作周波数の設定も行うようになってい
る。この動作周波数で指定されるサンプリング周波数
で、上述した各エフェクト(効果)の処理が行われ、か
つ、このサンプリング周波数で、出力デバイス、すなわ
ち、波形ドライバおよび波形インターフェースにより生
成波形の再生が行われる。つまり、この設定は出力デバ
イスのサンプリング周波数も制御している。この他、出
力デバイスを設定するためのドロップダウンリストボッ
クスも表示されている。
【0015】各設定を実行したり取り消したりするため
の機能ボタンとしてOKボタン9の他、キャンセルボタ
ン、適用(A)ボタンが並んでいる。その他のタブダイ
アログに関しては、プラグイン登録タブ3,PCM音源
タブ4,情報タブ5といったようにタブのみが表示され
ている。なお、情報タブ5をクリックすると表示される
ダイアログでは、この統合ソフト音源自体のバージョン
情報、および、使用されるデバイスドライバ,仮想デバ
イスドライバ,ダイナミックリンクライブラリ,PCM
音源のウエーブテーブル,アプリケーションファイル等
のファイル名およびバージョン情報が表示される。ま
た、複数の楽音合成方式の音源モジュールのバージョン
情報が表示される。
【0016】図2は、本発明の波形データ生成手段の設
定方法および楽音生成方法の実施の一形態を説明するた
めの、第2の表示画面である。図中、図1と同様な部分
には同じ符号を付して説明を省略する。11は物理モデ
ルタブ、12はプラグイン登録のダイアログ、13は登
録済み音源リストボックス、14は追加ボタン、15は
削除ボタン、16は登録候補音源リストボックス、17
はフォルダ指定のリストボックス、18はドライブ指定
のドロップダウンリストボックスである。
【0017】図示のプロパティシート1では、プラグイ
ン登録タブ3をマウスでクリックしたり、キーボードの
TABキーとCTRLキーの同時キーオンによりタブを
選択する操作などをすることにより、プラグイン登録の
ダイアログ12が表示されている。既に、物理モデル音
源が登録された状態を示している。したがって、図1に
比べて、物理モデルタブ11が新たに追加表示されてい
る。
【0018】登録済み音源リストボックス13は、統合
ソフト音源の登録テーブルに登録された音源モジュール
を表示する部分である。ここで、プラグイン(Plug
−in)とは、機能の追加削除を自由に行えることを意
味し、統合ソフト音源に音源モジュールを追加削除自在
に設定登録できることを意味する。この統合ソフト音源
の例では、PCM音源がインストール時にデフォルトと
して登録されており、そのPCM音源だけは削除できな
いようにしてある。
【0019】ここで、統合ソフト音源に新たな楽音合成
方式のソフト音源モジュールを追加する手順を説明す
る。コンピュータのハードディスク記憶領域内の所定の
フォルダに、楽音合成方式およびそのバージョンの異な
る複数の音源モジュールのソフトウエアが記憶されてい
る。ドライブドロップダウンリストボックス18でドラ
イブ名を選択し、フォルダリストボックス17でそのド
ライブにある上述したフォルダの名前を選択する。そう
すると、登録候補音源リストボックス16に記憶されて
いる複数の音源モジュールが表示される。登録テーブル
に登録されていない音源モジュール名をマウスでクリッ
クして選択し、次に、追加ボタン14をクリックするこ
とにより、選択された音源モジュールが登録済み音源リ
ストボックス13にも表示される。次に、OKボタン9
をクリックすればここで登録が完了する。
【0020】登録されている音源モジュールを削除する
手順を説明する。登録済み音源リストボックス13に表
示されている削除したい音源モジュール名をマウスでク
リックして選択し、次に、削除ボタン15をクリックす
ることにより、登録済み音源リストボックス13から、
削除したい音源モジュールの表示が消える。次に、OK
ボタン9をクリックすればここで登録リストからの削除
が完了する。
【0021】図3は、本発明の波形データ生成手段の設
定方法および楽音生成方法の実施の一形態を説明するた
めの、第3の表示画面である。図中、図1,図2と同様
な部分には同じ符号を付して説明を省略する。21は音
声合成音源タブ、22は物理モデル音源ダイアログ、2
3〜25はドロップダウンリストボックスである。図示
のプロパティシート1では、物理モデルタブ11がクリ
ックされたことにより、物理モデル音源ダイアログ22
が表示されている。また、既に、音声合成音源が登録済
みである状態を示している。したがって、図1に比べ
て、音声合成タブ21が新たに追加表示されている。
【0022】物理モデル音源では、登録された物理モデ
ルの音源モジュールの設定を行う。ドロップダウンリス
トボックス23による動作のオン/オフは、登録リスト
に物理モデル音源が登録されている状態で、動作のオン
/オフ切換を行うためのものである。物理モデルの音源
モジュールを、素早くオン/オフ切換することが可能と
なる。ドロップダウンリストボックス24によるアルゴ
リズムサイズは、実行する物理モデルの波形生成アルゴ
リズムのサイズを大(ラージ)、中(ミディアム)、小
(スモール)の中から1つ選択するものである。アルゴ
リズムが大きいほど複雑な音色の楽音を生成できるが、
CPU負荷は大きくなる。ドロップダウンリストボック
ス25による動作周波数は、物理モデル音源モジュール
で生成する波形のサンプリング周波数である。動作周波
数が低いほど、この音源モジュールのCPU負荷が小さ
くなるが、生成される楽音の周波数帯域が狭くなる。
【0023】図1に示したコモン設定のダイアログで、
本体ドライバの動作周波数が設定されるが、これとは異
なる動作周波数が物理モデル音源モジュールで設定され
た場合、物理モデル音源モジュールで生成した波形デー
タのサンプリング周波数を、本体ドライバのサンプリン
グ周波数に変換する。ドロップダウンリストボックス2
4により設定されるアルゴリズムは、物理モデル特有の
設定であり、複雑なアルゴリズムから簡略化されたアル
ゴリズムまでを選択することができる。
【0024】上述した、動作のオン/オフおよび動作周
波数は、登録リストに登録された、図示しない各音源モ
ジュールのほとんどのダイアログにおいても設定するよ
うになっている。この他にも、各音源モジュールの種類
に応じて、その音源方式に特有の設定がある。音声合成
音源モジュールとは、歌詞の発音もできるフォルマント
シンギング音源であって、「最大フォルマント数」の設
定を行う。また、FM音源モジュールであれば、「オペ
レータ数」,「EG(エンベロープジェネレータ)セグ
メント数」、PCM音源であれば、「波形データセット
の選択」,「DCFの次数」等がある。なお、DCF
(Digital Controlled Filter)は、楽音の音色を制御
するディジタルフィルタである。
【0025】上述したように、複数の音源モジュールが
共有する設定は、プロパティシートのコモン設定のタブ
ダイアログで行うことができる。また、プロパティシー
トには、登録リストに登録された音源モジュールのタブ
が表示されている。このタブを見ることによりどの音源
モジュールが登録してあるか認識できるとともに、その
タブを選択することにより各音源モジュールごとに個別
の設定を行うタブダイアログを表示させることができ
る。なお、本実施例では、プロパティシートのプラグイ
ン登録タブダイアログで音源モジュールの登録を行うよ
うになっているが、必ずしもこのソフト音源のプロパテ
ィシートで行う必要はない。別の専用のメニュー画面で
行ってもよい。
【0026】図4は、本発明の波形データ生成手段の設
定方法および楽音生成方法の実施に使用するハードウエ
ア構成の一例を説明するブロック図である。図中、31
はCPUバス、32はハードディスクドライブ(HD
D)、33はCD−ROMドライブ等のリムーバブルデ
ィスクドライブ、34は表示器、35はキーボードおよ
びマウス、36は波形インターフェース、37はMID
I(Musical InstrumentDigital Interface)インター
フェース、38はタイマ、39はマイクロプロセッサ
(CPU)、40はリードオンリメモリ(ROM)、4
1はランダムアクセスメモリ(RAM)である。各ブロ
ックは、CPUバス31を介してデータを転送する。
【0027】本発明の波形データ生成手段の設定方法お
よび楽音生成方法は、CPU39の制御の下で、楽音生
成の制御プログラムによる処理として実行されるととも
に、その他のアプリケーションプログラム等の処理が実
行される。ROM40には基本入出力システム(Basic
I/O System)のプログラムが記憶されている。RAM4
1にはCPU39のワークエリアが設定され、外部記憶
装置であるハードディスク32やリムーバブルディスク
33から読み出されたオペレーティングシステムのプロ
グラムおよびアプリケーションのプログラム、および、
演奏データ等がロードされるエリアも設定されている。
タイマ38は、タイマ割込処理のタイミングをCPU3
9に指示するハードウエアブロックである。MIDIイ
ンターフェース37は、外部のMIDI機器からMID
Iデータ等の演奏データが入力されるとともに、生成さ
れたMIDIデータを他のMIDI機器へ出力するため
のインターフェースである。
【0028】表示器34は、本発明の波形データ生成手
段の設定方法および楽音生成方法に使用するCRT(ブ
ラウン管)やLCD(液晶)のディスプレイである。キ
ーボードおよびマウス35は、本発明の波形データ生成
手段の設定方法および楽音生成方法に使用する数字、文
字等の入力用キーボードおよびマウスである。波形イン
ターフェース36は、RAM41に格納された生成楽音
波形を読み出してアナログ信号に変換した後、図示しな
いサウンドシステムから放音させるためのインターフェ
ースである。また、LAN(Local Area Network)やイ
ンターネット等の通信インターフェースを設けてもよ
い。
【0029】上述した構成は、パーソナルコンピュー
タ,ワークステーション等の構成と同様であり、本発明
の波形データ生成手段の設定方法および楽音生成方法
は、汎用のコンピュータにより実行させることができ
る。また、専用の音源装置で実行させてもよい。本発明
の波形データ生成手段の設定方法および楽音生成方法を
実行する制御プログラムは、例えば、この制御プログラ
ムが記録されたCD−ROMで提供され、リムーバブル
ディスクドライバ33としてのCD−ROMドライブ装
置に装填し、ハードディスクドライブ32の記録媒体に
インストールする。
【0030】図5ないし図8は、本発明の楽音生成方法
の実施の一形態を用いて楽音を生成する動作を説明する
ためのフローチャートである。図5は、コンピュータの
システム起動時の処理を説明するためのフローチャート
である。以下、オペレーティングシステムとして、Wi
ndows95(マイクロソフト社の登録商標)がイン
ストールされたパーソナルコンピュータを前提に説明す
るが、特にこれに限定されるものではない。
【0031】S51においては、コンピュータのメイン
メモリ(図4のRAM41)にメモリ領域を確保して統
合ソフト音源の本体ドライバをロードする。次のS52
においては、メモリ領域を確保して統合ソフト音源が管
理する登録テーブルに登録済みの音源モジュール指示デ
ータをロードし、次のS53においては初期設定を行
う。
【0032】図6は、設定コマンド発生時の処理を説明
するためのフローチャートである。以下に例示するいず
れかの操作を行うことにより、ソフト音源の設定コマン
ドが発生する。第1に、タスクバーにあるスタートボタ
ンをクリックし、次に、「プログラム」をクリックする
ことにより、プログラムメニューを開き、その中からソ
フト音源プログラムをクリックして、メニューの中から
「ソフト音源の設定」を選択する。第2に、コントロー
ルパネルウインドウ内の「ソフト音源」のアイコンをク
リックする。第3に、デスクトップ画面のタスクバーに
表示されている「ソフト音源」のミニアイコンをクリッ
クする。
【0033】S61においては、ウィンドウ画面上に設
定画面を表示する。設定画面は、図1〜図3に示したプ
ロパティシートである。S62においてはコマンド入力
を調べ、S63において、コマンド入力の有無を判定
し、コマンド入力があったときにはS64に処理を進
め、コマンド入力がないときにはS62に処理を戻す。
コマンド入力は、キーボード、マウス等のポインティン
グデバイスを使用して行う。S64においてはコマンド
入力であるか否かを判定し、終了のコマンド入力である
ときにはS65に処理を進め設定画面を消去して処理を
終了する。終了のコマンド入力でなければS66に処理
を進め、S63に処理を戻す。終了のコマンドは、プロ
パティシート右上の閉じるボタン、OKボタン9,キャ
ンセルボタンのいずれかがクリックされることにより発
生する。
【0034】図2の設定画面表示中に、S62で音源モ
ジュールの追加命令が入力されたときには、S66にお
いて、図5のS51において説明した、登録テーブルに
追加する音源モジュールの指示データ(モジュール名、
モジュール番号等)を書き込むことにより、該音源モジ
ュールが本体ドライバに登録される。逆に、登録を削除
するためには、その登録テーブルから削除すればよい。
なお、各音源モジュールのタブダイアログにおいて動作
がオフにされているときには、登録テーブルに登録され
ていても、この音源モジュールが楽音生成に使用されな
いようにされる。このS62において、タブの選択命令
が入力されたときには、S66において、選択されたタ
ブに対応するタブダイアログの表示処理を実行する。図
1の「コモン設定」のタブダイアログの表示中に、S6
2で新たな動作周波数の設定命令が入力されたときは、
S66において、ソフト音源のエフェクト処理等のサン
プリング周波数が変更されるとともに、波形ドライバお
よび波形インターフェースのサンプリング周波数も変更
される。図3の「物理モデル」のタブダイアログ表示中
に、S62で動作のオフ命令が入力されたときには、S
66において、物理モデル音源モジュールの動作停止処
理を行うとともに、その時点で、この物理モデル音源モ
ジュールが設定されていた後述するパートに対し、類似
の音色を発生可能な代替の音源モジュールを登録する。
【0035】上述した説明では、システム起動後に、登
録された音源モジュールの追加削除の設定、および、登
録された音源モジュールの設定変更を行うようにしてい
る。そしてこの設定は、OKボタン9のクリックまたは
適用ボタンのクリックにより直ちに統合ソフト音源に反
映されるようにしている。この設定は、システムを終了
しても保存される。なお、上述した設定に代えて、登録
された音源モジュールの追加削除の設定に関しては、シ
ステムを一旦終了して再起動させたときに、初めて統合
ソフト音源に反映され、以後設定が保存されるようにし
てもよいし、ソフトウエアの再インストール時のみ可能
とするようにしてもよい。
【0036】図7は、MIDIイベント発生時の処理を
説明するためのフローチャートである。MIDIイベン
トは、シーケンスソフトウエアが実行されているとき
に、このソフトウエアの時間管理にしたがって発生す
る。あるいは、外部機器から図4のMIDIインターフ
ェース37を通して入力されるMIDIデータを受信し
て発生する。S71においては、イベントの内容をED
(イベントデータ)レジスタにセットし、イベントの時
刻(絶対時刻)をET(イベント時間)レジスタにセッ
トする。次の、S72においては、イベントが音色指定
であるか否かを判定し、音色指定であるときにはS73
に処理を進め、音色指定でなければS74に処理を進め
る。各処理を終えると処理を終了する。
【0037】音色を指定するイベントとして、バンクセ
レクト,プログラムチェンジがある。これらのイベント
にはパートが指定されており、したがって、S73にお
いては、イベントのあったパートの指定音色に最適な音
源モジュールと、その音色とを設定する。すなわち、選
択された音色ごとに、最適な音源方式が予め対応付けて
決められており、それにしたがって、統合ソフト音源の
デフォルトのPCM音源、あるいは、登録された音源モ
ジュールの中から1つが選択される。例えば、指定され
た音色に対応付けられた音源方式の音源モジュールが、
登録されており、かつ、オン状態とされている場合に
は、その最適な音源方式の音源モジュールとその指定音
色が選択される。
【0038】それ以外の場合には、デフォルトのPCM
音源の中から、似たような音色が自動的に選択される。
なお、似たような音色を再現できる、PCM音源以外の
他の音源方式の音源モジュールを選択してもよい。 バ
ンクセレクトおよびプログラムチェンジによる音色選択
は、MIDIのパートごとに独立して行われる。したが
って、上述した態様で選択された音源モジュールおよび
音色は、各パートについて独立に設定される。
【0039】イベントがノートオンのときには、S74
に処理が進む。S74においては、イベントのあったパ
ートに設定された音源モジュールに対して、S71でセ
ットされたEDおよびETを送出する。図示を省略する
が、このEDおよびETを受け取った音源モジュールで
は、対応するMIDIイベントの処理ルーチンを実行す
る。たとえば、ノートオンであれば、このノートオンに
対応した楽音を生成するための複数のパラメータを音源
レジスタに設定する。アフタータッチであれば、この音
源レジスタに設定されている音量制御パラメータや音色
制御パラメータの変更処理を行う。
【0040】図8は、波形生成トリガ発生時の処理を説
明するためのフロチャートである。この波形生成トリガ
は、ほぼ一定時間おきにオペレーティングシステムから
供給され、この波形生成トリガに応じて、実行順番に入
っている音源モジュールが順番に起動される。S81に
おいては、生成済み時刻と現在時刻に基づいて、これか
ら生成するサンプルの数を決定し、これに応じた第0〜
第3のバッファを準備する。次のS82においては、登
録モジュールの実行順番の1番を指定する。いずれかの
パートに設定された音源モジュールは、波形生成トリガ
発生時に「実行順番」に組み入れられる。この実行順番
は、物理モデル音源等の重要なパートを受け持つことの
多い音源モジュールが優先され、負荷に応じて発音数を
増減可能なPCM音源等の音源モジュールが後の順番に
される。
【0041】次のS83においては、指定された音源モ
ジュールに生成トリガを送出して、S84に処理を進め
る。図示を省略するが、生成トリガを受け取った音源モ
ジュールでは、楽音生成ルーチンを実行し、音源レジス
タのパラメータに応じた楽音の波形データを、S81に
おいて指定されたサンプル数だけ生成し、各バッファご
とに重み付けして第0〜第3のバッファに足し込む。S
84においては、実行順番の最後の音源モジュールの処
理まで終了したか否かを判定し、終了しないときにはS
85に処理を進め、終了したときにはS86に処理を進
める。最後の音源モジュールが処理を終了した時点で、
第0〜第3のバッファには、複数の音源モジュールで生
成された波形データの4系統のミキシング波形が、それ
ぞれS81で指定されたサンプル数ずつ記憶されてい
る。
【0042】S85においては、次の順序の登録音源モ
ジュールを指定してS83に処理を戻す。最後の音源モ
ジュールの実行後、S86に処理が進み、第0〜第3の
バッファに記憶された波形データに対してエフェクト付
与処理が行われる。このエフェクト処理は、リバーブ,
コーラス,バリエーションの3つで構成されている。各
エフェクト処理の入力用の第1〜第3のバッファと直接
出力用の第0のバッファが用意されており、指定された
音源モジュールで生成された波形データはセンドレベル
という重み付けを行って各バッファに足し込まれてい
る。3つの第1〜第3のバッファの波形データに対し、
リバーブ,コーラス,バリエーションのエフェクト処理
がそれぞれ施され、各エフェクト処理を施された波形デ
ータは、直接出力用の第0バッファの波形データに足し
込まれた後、S87において、直接出力用の第0バッフ
ァの記憶する前記指定されたサンプル数の波形データ
が、再生すべき波形データとして波形ドライバに渡され
る。波形ドライバは、過去に渡されていた波形データの
再生に続けて、今回渡された波形データの再生を行う。
【0043】最後に、複数のソフト音源モジュールを備
えた統合ソフト音源プログラムのソフトウエア構造を、
エフェクトモジュールも含めた形態で説明しておく。オ
ペレーティングシステムに、統合ドライバと、複数の音
源モジュール、複数のエフェクトモジュールが組み込ま
れている。各モジュールは、統合ドライバから呼び出さ
れる。登録された音源モジュールのモジュール名を記憶
するTGMテーブル(先に説明した登録テーブルと同じ
もの)と、登録されたエフェクトモジュールのモジュー
ル名を記憶するEFMテーブルがある。
【0044】一方、演奏のパートデータは、MIDIの
16パートに対応したデータを記憶している。各パート
データの中には、そのパートで使用する音源モジュール
を指定するデータとしてトーンモジュールナンバが音色
番号やパン(Pan )データとともに記憶されている。統
合ドライバの中にあるMIDIデータの分配機能を有す
るMIDIイベント処理モジュールは、発生したMID
Iデータを上述したパートデータの指定にしたがって、
複数の音源モジュールに選択的に供給する。この処理ル
ーチンが、図7のフローチャートに示した、MIDIイ
ベント発生時の処理ルーチンに対応する。なお、MID
Iデータによっては、エフェクトモジュールに送られ
て、音色に応じたエフェクトモジュールが選択される場
合もある。
【0045】複数の音源モジュールは、生成した楽音波
形データを統合ドライバのトリガ管理およびバッファ管
理をする処理モジュールに送り、この処理モジュールに
送られてきた楽音波形データを各エフェクトモジュール
に送り、各エフェクトモジュールの出力波形データと、
エフェクトモジュールに送られる前の波形データとを足
し合わせた波形データをCODECドライバ(先に説明
した波形ドライバと同じもの)に送り、CODECドラ
イバは、CODECに波形データを送り、ここで波形デ
ータがD/A変換される。なお、各音源モジュールと統
合ソフト音源は、互いに異なる動作周波数を設定するこ
とができるので、音源モジュールでは、この音源モジュ
ールの動作周波数で生成した波形データのサンプリング
周波数を、図1の画面で設定される統合ソフト音源の動
作周波数に変換するサンプリング周波数変換処理を行っ
てから、上述した第0〜第3のバッファに足し込むよう
にしている。
【0046】上述した説明では、波形生成モジュールの
一例として、音源モジュールを例示し、タブダイアログ
を使用して、登録された音源モジュールの各種設定、お
よび、登録された音源モジュールの追加削除の設定を行
った。この他に、例えば、エフェクトモジュール、演奏
データのフィルタリング,変換等を行う演奏データ処理
モジュールなどの各種モジュールでも、同様にしてタブ
ダイアログを使用して同様の設定を行うことができる。
【0047】上述した説明では、統合ソフト音源におけ
る波形生成モジュールの設定について説明した。一方、
複数の波形データ生成手段を備えた音源装置が知られて
いる。例えば、本出願人は、「MU100」としてこの
ような音源装置を製品化している。拡張ボードを増設す
るプラグインシステムにより、本体の波形メモリ音源
に、物理モデル音源、フォルマントシンギング音源を加
えて使用することができる。そして、これらの複数の波
形データ生成手段の設定をする際に、音源装置に接続さ
れたパーソナルコンピュータの画面表示を見ながら上述
した波形データ生成手段の設定方法により設定を容易に
行うことができる。そのための波形データ生成設定プロ
グラムは、パーソナルコンピュータにインストールして
おけばよい。
【0048】次に、音源装置の上位概念である音楽処理
手段(音楽システム)一般において、複数の方式から少
なくとも1つの方式を選択して使用する際に、方式の選
択、各方式の各種動作条件やパラメータの設定を統一的
に行う方法の一例を説明する。音源モジュール,エフェ
クトモジュール等の波形生成に関する要素モジュールに
対する設定を、タブおよびタブダイアログが表示される
1つのプロパティシート上で行う。上述した音源モジュ
ールと同様に、エフェクトモジュールについても、音楽
処理手段に登録された要素モジュール名を記憶するテー
ブルを持ち(既に説明した例では、エフェクトモジュー
ルの場合には、EFMテーブルを持つように、機能別に
登録テーブルを持つが、全ての要素モジュールを1つの
登録テーブルで管理してもよい )、音楽処理手段への
追加削除が可能である。
【0049】上述した波形生成に関する要素モジュール
に加えて、他の種類の要素モジュールを備えることがで
きる。演奏データ処理モジュールは、演奏データのフィ
ルタリング,変換等を行う。具体的には、例えば、演奏
データ中に含まれる特定の演奏データを削除(フィルタ
リング)したり、演奏データ中に含まれる音高情報を指
定された和音に応じてシフトするように変換したり、タ
ッチ情報を変換したり、タイミングが揺らぐようにタイ
ミング情報を変換する。また、自動演奏に関する要素モ
ジュールは、波形生成された楽音の自動演奏を行う。自
動演奏に関する要素モジュールを備える場合に、自動演
奏に関する具体的な要素モジュールの登録表示、設定、
および、登録の追加削除において、上述した音源モジュ
ール用のプロパティシートと同様なものを用いる。
【0050】すなわち、音源モジュール,エフェクトモ
ジュール,演奏データ処理モジュール,自動演奏に関す
る要素モジュール等は、異なる機能に属するが、各機能
には、その下に、処理の異なる1または複数の具体的な
方式がある。このようなそれぞれの具体的な方式に基づ
いてそれぞれ異なる処理を行う複数の要素モジュール
を、それらが属する機能の枠を超えて、タブおよびタブ
ダイアログが表示される1つのプロパティシート上にお
いて設定を行う。なお、選択される具体的な要素モジュ
ールの方式は、音源,エフェクト,自動演奏等の処理機
能の種類別にグループ化することができるが、後述する
自動演奏に関するモジュールのように、1つのグループ
から複数の方式が同時に選択可能な場合がある。逆に、
後述する演奏データ処理モジュールのように、選択しな
くてもよい場合もある。
【0051】上述した音楽処理手段が適用される装置
は、複数の形態をとる。大きく分けると3つの形態があ
る。第1の形態は、汎用のコンピュータである。第2の
形態は、専用の音楽処理装置であり、具体的には、専用
の音源装置、専用の電子楽器等である。第3の形態は、
汎用のコンピュータに専用の音楽処理装置が接続された
ものである。
【0052】汎用のコンピュータである第1の形態にお
いては、音源ボード等の拡張ボードが拡張スロットに装
着される場合が多い。この音源ボードには、ハードウエ
ア音源装置と波形インターフェース(DAC:Digital
Analogue Converter)とが搭載されているもの、DSP
(Digital Signal Processor)およびマイクロプログラ
ムを有するハードウエア音源装置と波形インターフェー
スとが搭載されているもの、あるいは、波形インターフ
ェースのみが搭載されているものなどがある。一方、汎
用のコンピュータ本体側においては、これらの音源ボー
ド上の音源装置を制御する音源ドライバと呼ばれるソフ
トウエアがインストールされる。この音源ボード上の音
源装置と音源ドライバとのセットが、1つの音源モジュ
ールとなる。さらに、汎用のコンピュータ本体側には、
この本体側のCPUにより実行されるソフト音源プログ
ラムが、音源モジュールとしてインストールされる場合
がある。このように、音源モジュールは、楽音を生成す
る機能を提供するソフトウエア、または、ハードウエア
音源装置およびソフトウエアのセットであり、この音源
モジュールが選択されれば、楽音信号を生成し、波形イ
ンターフェースを介して楽音信号が出力される。
【0053】なお、拡張ボードとしては、音源ボードに
限らず、例えば、エフェクトボード等もあり、汎用のコ
ンピュータの本体側には、拡張ボード上のエフェクト装
置を制御するためのドライバがインストールされる。こ
の拡張ボード上の1つのエフェクト装置とそのドライバ
とのセットが、音源ボード若しくはソフトウエア音源で
生成された波形データ、または、外部から入力された波
形データにエフェクトを付与する機能を有する、1つの
要素モジュールとなる。また、1つの拡張ボード上に、
音源装置およびまたはその他の要素として機能する装置
が、合わせて複数個搭載される場合もあり、それぞれの
音源装置とドライバとのセット、およびまたは、他の要
素装置とそのドライバとのセットが、それぞれ、個別の
要素モジュールとなる。また、エフェクトボードを使用
するエフェクトの要素モジュール以外に、エフェクトボ
ードを使用せず、本体側のソフトウエアのみでエフェク
ト処理を行う要素モジュールもある。
【0054】また、専用の音源装置である第2の形態に
おいても、同様に、本体の音源とは別に音源装置を搭載
した拡張ボードを装着したものがある。汎用のコンピュ
ータのシリアルポートに専用の音源装置が接続された第
3の形態においては、第1の形態の汎用のコンピュータ
と第2の形態の専用の音源装置とを組み合わせた多様な
形態をとるが、説明は省略する。上述した形態のいずれ
においても、具体的な方式に応じてそれぞれ異なる処理
を行う複数の要素モジュールを、それらが属する機能グ
ループの枠を超えて、タブおよびタブダイアログが表示
される1つのプロパティシート上において登録表示およ
び設定を行う。
【0055】汎用コンピュータのCPUを用いるソフト
音源である音源モジュールでは、ハードディスクの所定
のフォルダに記憶されたソフト音源プログラムを音楽処
理手段の登録テーブルに追加することにより、ソフト音
源モジュールが、楽音生成処理において選択可能な状態
になる。なお、ソフト音源は、音源モジュール(ソフト
ウエア)とドライバ(ソフトウエア)とのセットの形態
をとる場合と、音源モジュール自体がドライバとなる場
合がある。汎用のコンピュータの音源ボード上の音源装
置とそのドライバとからなる音源モジュールでは、ま
ず、音源ボードを汎用のコンピュータに装着した後に、
その音源ボード上の音源装置用のドライバをインストー
ルする。その後、音楽システムの設定プログラムを起動
して、音楽処理手段の登録テーブルへこの音源モジュー
ルを追加する。このようにして、この音源モジュールが
楽音生成処理において選択可能な状態になる。
【0056】専用の音源装置の内蔵音源装置およびこの
専用の音源装置の拡張ボード上の音源装置の場合は、ま
ず、専用の音源装置を汎用のコンピュータに接続した後
に、専用の音源装置用のドライバを汎用のコンピュータ
にインストールする。その後、音楽システムの設定プロ
グラムを起動して、音楽システムの登録テーブルに、こ
の専用の音源装置の内蔵音源装置およびドライバのセッ
トからなる音源モジュール、および、拡張ボード上の音
源装置およびドライバのセットからなる音源モジュール
を追加する。このようにして、これらの音源モジュール
が楽音生成処理において選択可能な状態になる。いずれ
の場合も、最終的な選択は、各音源のタブダイアログに
おいて動作ONが設定され、かつ、イベントのあったパ
ートの指定音色に最適な音源方式または代替の音源方式
である場合に選択される。
【0057】図9,図10は、本発明の音楽処理手段の
設定方法の実施の一形態を説明するための、第1,第2
の表示画面である。音楽処理手段のこの実施の形態にお
いて、音楽処理手段は、音源モジュール、エフェクトモ
ジュールに加えて、自動演奏モジュールを有している。
また、汎用コンピュータの拡張ボードである音源ボード
A上に、音源装置および波形インターフェースを備え
る。外部の専用の音源装置はこの汎用コンピュータに接
続されていない。
【0058】図6に示したソフト音源の設定コマンドと
同様に、以下に例示するいずれかの操作を行うことによ
り、音楽処理手段の設定コマンドが発生する。第1に、
タスクバーにあるスタートボタンをクリックし、次に、
「プログラム」をクリックすることにより、プログラム
メニューを開き、その中から「音楽システムプログラ
ム」をクリックして、メニューの中から「音楽システム
の設定」を選択する。第2に、コントロールパネルウイ
ンドウ内の「音楽システム」のアイコンをクリックす
る。第3に、デスクトップ画面のタスクバーに表示され
ている「音楽システム」のミニアイコンをクリックす
る。上述したいずれかの操作により、表示画面上に図
9,図10に示したプロパティシートを表示する。
【0059】図9中、91はプロパティシート、92〜
95はテキストボックス、96はドロップダウンリスト
ボックスである。図1と同様な部分には同じ符号を付し
て説明を省略する。なお、情報タブ5が選択されること
により表示されるタブダイアログでは、この音楽処理手
段のバージョン情報、および、使用されるデバイスドラ
イバ,仮想デバイスドライバ,ダイナミックリンクライ
ブラリ,PCM音源のウエーブテーブル,この音楽処理
手段のアプリケーションファイル等のファイル名および
バージョン情報を表示する。加えて、登録された要素モ
ジュールのバージョン情報を表示してもよい。図10
中、101はVHエフェクトタブ、102は自動演奏A
タブ、103は自動演奏Cタブ、104はAM音源拡張
ボードタブ、105は登録済み要素リストボックス、1
06は登録候補要素リストボックスである。図1,図
2,図9と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略
する。ここで、AM音源(アナログモデル音源)とは、
アナログシンセサイザの動作をディジタル演算でシミュ
レートすることにより楽音波形を生成する音源である。
【0060】図9において、プロパティシート91は、
音源モジュール、エフェクトモジュール、自動演奏モジ
ュール、および、演奏データ処理モジュール等の要素モ
ジュールに対する登録表示、登録された要素モジュール
の設定、および、登録の追加削除を行うための表示画面
である。図示の状態では、コモン設定タブ2を有するコ
モン設定のタブダイアログ6が表示されており、複数の
設定項目の表示と、その設定値を入力するためのテキス
トボックス92〜95、および、ドロップダウンリスト
ボックス96が表示されている。
【0061】「コモン設定」は、原則として、個々の要
素モジュールが共有する音楽処理手段(音楽システム)
全体に関する設定項目を入力する設定モードである。コ
モン設定では、また、後述するように、プラグイン登録
用に用意されている複数の要素モジュールの中の少なく
とも2つの要素モジュールに対して共有される動作機能
やパラメータ等の中で、1つのタブダイアログでまとめ
て設定すると便利な動作機能やパラメータ等について設
定を行う設定モードである。図示の例では、要素モジュ
ールの機能の種類別に、最大CPU使用率を設定すると
ともに、出力デバイスを設定する。
【0062】ここで、機能の種類とは、図示の例では、
音源,エフェクト,自動演奏,演奏データ処理を指す。
テキストボックス92〜95において、機能の種類別に
最大CPU使用率をパーセント単位で設定する。これら
の最大CPU使用率の合計が、音楽処理手段全体の最大
CPU使用率となる。ここで設定される最大CPU使用
率に応じて、各機能に対するCPU負荷の最大値が制限
される。なお、テキストボックス92〜95には、最初
に標準的な値を表示するようにしてもよい。汎用コンピ
ュータに使用されているCPUの製品データを自動的に
取り込み、この製品の処理能力に応じた標準的な値を最
初に表示するようにしてもよい。
【0063】音源に関する要素モジュールの場合には、
最大CPU使用率に応じて、例えば、同時発音数が決め
られる。エフェクトに関する要素モジュールの場合に
は、例えば、エフェクト処理のサンプリング周波数、処
理アルゴリズムの種類やサイズ、同時に実行される複数
のエフェクト処理数等が制御される。これらがエフェク
トのタブダイアログにおいて設定される場合には、設定
された最大CPU使用率に応じて、その設定内容、例え
ば、設定値の上限が制限される。演奏データ処理に関す
る要素モジュールの場合には、例えば、最大CPU使用
率に応じて、演奏データを処理する処理アルゴリズムの
種類や、処理の時間精度、同時に実行される複数の演奏
データの処理数等が制御される。演奏データ処理のタブ
ダイアログにおいて、これらが設定される場合には、そ
の設定内容が制限される。
【0064】音源ボードを汎用コンピュータに複数枚装
着可能とし、ドロップダウンリストボックス96では、
登録された音源モジュールのうちの、汎用コンピュータ
本体のソフト音源の音源モジュールにより生成された波
形データ、およびまたは、登録されたエフェクトモジュ
ールによりエフェクト処理された波形データを、どの音
源ボード上の波形インターフェース(DAC)に供給す
るかを指定する。出力デバイスは、波形データを再生す
る機能を意味し、波形インターフェース(DAC)とそ
のドライバとのセットである。したがって、図示のよう
に、音源ボードAが選択されているときには、音源ボー
ドA上のDACとこのDACを制御するドライバとのセ
ットが選択されている。
【0065】上述したコモン設定においては、汎用コン
ピュータの音源ボードA上の音源装置(要素装置)と本
体側のドライバとからなる音源モジュール(要素モジュ
ール)に関する設定は行っていない。これは、このドラ
イバによるCPUの使用率が低いため、特に、設定する
必要がないためである。また、ここで設定される最大C
PU使用率は、同じ機能グループに属する要素モジュー
ルの間でのみ共有されるパラメータである。このよう
に、コモン設定は、実際に登録されている要素モジュー
ルの全てに共有されるパラメータを設定する場合に限ら
ず、提供される全ての要素モジュールが登録されている
としたときに、その中の少なくとも2つの要素モジュー
ルに対して共有される動作条件やパラメータ等に対する
設定を行うモードである。
【0066】なお、ある機能グループに属する要素モジ
ュールが1つも登録されていない場合がある。例えば、
図示の例では、演奏データ処理に関する要素モジュール
は登録されていない。このような場合には、図9に示す
ように、演奏データ処理に関する要素モジュールの最大
CPU使用率のテキストボックスを網掛け表示するなど
して、この要素モジュールが登録されていないことを明
示してもよい。
【0067】図10において、プロパティシート91で
は、プラグイン登録のダイアログ12が表示されてい
る。既に、物理モデル音源モジュール(ver.1.2)、V
Hエフェクトモジュール(ver.1.0)、自動演奏Aモジ
ュール(ver.1.0),自動演奏Cモジュール(ver.1.
0),AM音源モジュール(音源ボードA)が登録され
た状態を示している。したがって、図9に比べて、物理
モデルタブ11,VHエフェクトタブ101,自動演奏
Aタブ102,自動演奏Cタブ103,AM音源(音源
ボード)タブ104が新たに追加表示されている。登録
済み要素リストボックス105は、音楽システムの登録
テーブルに登録された音源モジュール等の要素モジュー
ルを表示する部分である。図示の例では、ソフト音源に
おいてデフォルトで登録されるPCM音源(ver.2.1)
を表示していない。
【0068】図示の例では、図2の場合とは異なり、ド
ライブ指定のドロップダウンリストボックスとフォルダ
指定のリストボックスがない。音楽処理手段に登録され
てソフトウエアのみによって実行される要素モジュール
のソフトウエアは、音楽処理手段のソフトウエアの制作
者が指定したフォルダにインストールされ、登録候補要
素テーブルに取り込まれる。また、拡張ボード上の音源
装置とそのドライバからなる音源モジュールは、拡張ボ
ードを装着してソフトウエアを汎用のコンピュータにイ
ンストールするときに、上述したドライバが、オペレー
ティングシステムの管理する所定のフォルダにインスト
ールされる。音楽処理手段の設定プログラムが起動され
たとき、この設定プログラムは、上述した所定のフォル
ダにおいて、この音楽処理手段で使用可能なドライバを
検出し、登録候補要素テーブルに取り込む。
【0069】拡張ボード上の音源以外の他の要素装置と
そのドライバからなる要素モジュールの場合には、この
ドライバは、拡張ボードを装着してソフトウエアを汎用
のコンピュータにインストールするときに、ソフトウエ
アの制作者が指定した所定のフォルダにインストールさ
れるようにする。音楽処理手段の設定プログラムが起動
されたとき、この設定プログラムは、上述した所定のフ
ォルダにおいて、このドライバを検出し、登録候補要素
テーブルに取り込む。専用の音源装置の内蔵音源装置お
よびこの専用の音源装置の拡張ボード上の音源装置の場
合は、説明を省略するが、上述した汎用コンピュータの
拡張ボード上の音源以外の他の要素装置と同様な方法
で、登録候補要素テーブルに取り込まれる。
【0070】音楽システムに新たな要素モジュールを追
加する手順を説明する。既に、音楽処理手段の設定プロ
グラムが起動され、プラグイン登録タブ3が選択されて
いる。登録候補要素リストボックス106に、登録候補
要素テーブルに記憶されている複数の要素モジュールが
表示される。候補要素が多数ある場合には、スクロール
バーが表示され、これを操作することにより他の候補要
素が見えるようにする。登録候補要素モジュール名をク
リックして選択し、次に、追加ボタン14をクリックす
ることにより、要素モジュール名の表示は、登録候補要
素リストボックス106から登録済み要素リストボック
ス105に移動する。次に、OKボタン9をクリックす
れば、選択された要素モジュールが、登録候補要素テー
ブルから登録テーブルに移動して、登録が完了する。
【0071】なお、OKボタン9をクリックする前に、
別の登録候補要素モジュール名をクリックし、次に追加
ボタン14をクリックするという操作を複数回繰り返せ
ば、複数の登録候補要素モジュール名の表示が、登録候
補要素リストボックス106から登録済み要素リストボ
ックス105に移動する。ここで、OKボタン9をクリ
ックすれば、この間に選択された登録候補要素モジュー
ルが、登録候補要素テーブルから登録テーブルに移動し
て登録が完了するとともに、プロパティシート91が閉
じる。OKボタン9の代わりに、適用(A)ボタンをク
リックすれば、登録が完了しても、プロパティシート9
1は閉じない。また、キャンセルボタンをクリックすれ
ば、この間に選択された登録候補要素モジュールの表示
が、登録済み要素リストボックス105から登録候補要
素リストボックス106に移動し、登録候補要素モジュ
ールは、登録されずに元の表示位置に戻る。
【0072】音源ボード上の要素装置とそのドライバか
らなる要素モジュールの登録、専用の音源装置の内蔵音
源装置とそのドライバからなる音源モジュールの登録、
専用の音源装置の拡張ボード上の音源装置とそのドライ
バからなる音源モジュールの登録についても、このプラ
グイン登録のダイアログ12において行う。以下、音源
ボードAを一例として説明する。音源ボードA上の音源
装置のドライバ名は、登録候補要素テーブルに取り込ま
れている段階から説明する。この段階で、音源ボードA
上の音源装置およびこのドライバは、オペレーティング
システムの下で動作可能な状態になっている。しかし、
音楽処理手段には登録されていないので、この音楽処理
手段の設定プログラムでは、まだこの音源装置の設定が
できない。
【0073】図10に示す登録のダイアログ12を選択
したときに、「AM音源 音源ボードA」が、登録候補
要素リストボックス106に表示される。この「AM音
源音源ボードA」の表示位置をクリックして選択し、追
加ボタン14をクリックすることにより、「AM音源
音源ボードA」の表示が、登録済み要素リストボックス
105に移動する。次に、OKボタン9をクリックする
ことにより、「AM音源 音源ボードA」が、登録候補
要素テーブルから登録テーブルに移動することにより、
音楽処理手段に登録される。
【0074】次に、登録されている要素モジュールを削
除する手順を説明する。登録済み要素リストボックス1
05に表示されている、削除したい登録要素モジュール
名をクリックして選択し、次に、削除ボタン15をクリ
ックすることにより、登録要素モジュール名が登録済み
要素リストボックス105から、登録候補要素リストボ
ックス106に移動し、次に、OKボタン9をクリック
すれば、この要素モジュールは、登録テーブルから削除
され、登録候補要素テーブルに書き込まれる。
【0075】なお、OKボタン9をクリックする前に、
別の登録要素モジュール名をクリックし、次に削除ボタ
ン15をクリックするという操作を複数回繰り返せば、
複数の登録要素モジュール名の表示が、登録済み要素リ
ストボックス105から登録候補要素リストボックス1
06に移動する。ここで、OKボタン9をクリックすれ
ば、この間に選択された登録要素モジュールが、登録テ
ーブルから登録候補要素テーブルに移動して登録の抹消
が完了するとともに、プロパティシートが閉じる。
【0076】OKボタン9の代わりに、適用(A)ボタ
ンをクリックすれば、登録の抹消が完了しても、プロパ
ティシートは閉じない。また、キャンセルボタンをクリ
ックすれば、この間に選択された登録要素モジュールの
表示が、登録候補要素リストボックス106から登録済
み要素リストボックス105に戻り、選択された登録要
素モジュールは、抹消されずに元の表示位置に戻る。O
Kボタン9、適用(A)ボタン、キャンセルボタンのい
ずれかをクリックするまでは、任意の要素モジュールの
上述した追加と削除を行うことができ、それまでの間、
要素モジュールの表示のみが、登録済み要素リストボッ
クス105と登録候補要素リストボックス106との間
で移動し、要素モジュールの登録テーブルと登録候補要
素テーブル間の移動はない。
【0077】エフェクトに関する要素モジュールとして
は、リバーブ効果モジュール,コーラス効果モジュー
ル,バリエーション効果モジュール等がある。また、ボ
ーカルハーモニー(VH)エフェクトモジュールがあ
る。ボーカルハーモニーエフェクトとは、音源ボードの
アナログ入力端子に入力された波形(例えば、ユーザの
歌声)に、ハーモニーを付加する効果である。VHエフ
ェクトが登録されたとき、VHエフェクトタブ101が
新たに追加される。そして、VHエフェクトタブ101
を選択したときに表示される、図示しないタブダイアロ
グにおいては、ボーカルハーモニーエフェクトのオン/
オフの設定、エフェクトのタイプの設定、アルゴリズム
サイズの設定、動作周波数等の設定をする。
【0078】エフェクトタイプとしては、音源ボードの
MIDI入力端子に接続されたMIDI鍵盤を弾いた音
高に基づいて、入力された波形にハーモニー音を付加す
るボコーダーハーモニー,そのMIDI鍵盤で弾いた和
音の構成音に基づいて入力された波形にハーモニーを付
加するコーダルハーモニー,入力された波形を微妙にピ
ッチシフトさせたコーラス音を付加するデチューンハー
モニー,入力された波形から固定ピッチ分をシフトさせ
たハーモニーを付加するクロマチックハーモニー等があ
り、これらの中から1つを選択する。
【0079】アルゴリズムサイズは、実行するエフェク
トのアルゴリズムのサイズを大、中、小の中から1つ選
択するものである。動作周波数は、エフェクトを実現す
る各種のパラメータを処理する周期の逆数である。この
動作周波数は、出力デバイスにおける生成波形の再生サ
ンプリング周波数と独立に設定してもよいが、再生サン
プリング周波数およびこの整数分の1に相当する動作周
波数の中から選択して設定するようにしてもよい。ま
た、エフェクトに関する具体的な要素モジュールそれぞ
れによって、選択できる動作周波数の範囲を異ならせて
もよい。
【0080】自動演奏に関する要素モジュールとして
は、自動演奏A〜Cがある。自動演奏Aのモジュール
は、リズムパートやフレーズパートの自動演奏をするパ
ターン演奏用のモジュールである。フレーズ単位で演奏
パターンが複数種類用意されており、それぞれの演奏パ
ターンにフレーズ番号が割り当てられている。自動演奏
の指定は、演奏する順序に従って、フレーズ番号を順次
指定することにより行う。自動演奏Bのモジュールは、
SMF(Standard MIDI File)等の曲データが汎用コン
ピュータのハードディスク等の記憶装置に記憶されてお
り、記憶装置からこの曲データを読み出して、MIDI
イベント等の演奏イベントを伴奏として再生するための
ソング用のモジュールである。
【0081】自動演奏Cのモジュールは、音源ボードの
MIDI入力端子に接続されたMIDI鍵盤によって入
力されたアカンパニメント鍵域のキーコードに応じてコ
ードパートのキーコードを指定して和音伴奏を発生させ
るための要素モジュールである。自動演奏Dのモジュー
ルは、曲データを編集して記憶させたり、フレーズ単位
の演奏パターンを作り、これをフレーズ番号を付して記
憶させたりする自動演奏のための素材編集用のモジュー
ルである。
【0082】例えば、自動演奏Cが登録されたとき、自
動演奏Cタブ103が追加される。そして、この自動演
奏Cタブ103を選択したときに表示される、図示しな
いタブダイアログにおいては、自動演奏Cのオン/オ
フ,テンポクロックの分解能,プレイエフェクト(自動
演奏に対してもエフェクトを付加する)のオン/オフ等
が設定される。その他の自動演奏A,B,Dが登録され
たときにも、上述した自動演奏Cと同様な、オン/オ
フ,テンポクロックの分解能,プレイエフェクトのオン
/オフ等がタブダイアログに表示され、これらの設定が
可能となる。
【0083】AM音源用の音源ボードAがこの音楽シス
テムに登録されたときに、AM音源プラグインインボー
ドタブ104が追加表示される。このタブを選択したと
きに表示される、図示しないタブダイアログにおいて
は、AM音源プラグインインボードの動作のオン/オ
フ、アルゴリズムサイズ、動作周波数等を設定する。動
作周波数は、AM音源モジュールで生成する波形のサン
プリング周波数である。このAM音源は、音源ボードA
上のDSPで波形生成を行うので、汎用コンピュータ側
のCPUの負荷量は、このCPUにより実行されるソフ
ト音源に比べて小さい。なお、上述した説明では、拡張
ボード(音源ボードA)として、AM音源装置を搭載し
たものを示したが、汎用コンピュータ側のドライバとセ
ットとなって要素モジュールを構成する拡張ボード上の
要素装置としては、例えば、物理モデル音源装置,FM
音源装置,音声合成(フォルマントシンギング)音源装
置,アナログモデル(AM)音源装置,ボーカルハーモ
ニーエフェクト装置などがある。拡張ボードには、これ
らの複数の装置が搭載される場合もある。
【0084】上述したように、プロパティシート上に、
少なくとも2つの要素モジュールが共有するタブ、およ
び、登録された要素モジュールのタブが表示された設定
画面を表示させる。なお、要素モジュールは、拡張ボー
ド上の要素装置(ハードウエア)と本体側のドライバ
(ソフトウエア)とにより実行されるものであるか、ソ
フトウエアのみによって実行されるものであるかを問わ
ない。登録テーブルから削除された要素モジュールのタ
ブは表示されない。複数のタブの1つの選択に応じて、
設定項目の表示されたタブダイアログを表示させ、次
に、設定項目への入力に応じて、少なくとも2つの要素
モジュールが共有する設定または各要素モジュールの設
定を行うことにより、音楽処理手段の設定を行う。
【0085】プロパティシートには、登録テーブルに登
録された要素モジュールのタブが表示されているから、
このタブを見ることによりどの要素モジュールが登録さ
れているかを認識できるとともに、そのタブを選択する
ことにより、各要素モジュールごとに個別の設定を行う
タブダイアログを表示させることができる。なお、プラ
グイン登録のタブダイアログ12で要素モジュールの音
楽処理手段への登録を行うようにしているが、必ずしも
このタブダイアログで行う必要はない。別の専用のメニ
ュー画面で登録を行ってもよい。また、音源ボード等の
拡張ボード上の要素装置である場合には、拡張ボードの
ドライバをインストールする際に別の専用のメニュー画
面でこの音楽処理手段への登録を行ってもよい。
【0086】上述した音楽処理手段の設定方法を、特に
音源に関する複数の方式の要素モジュールのみに使用す
れば、音源方式の要素モジュールの設定方法となる。同
様にして、上述した音楽処理手段の設定方法は、エフェ
クト、その他、ある特定の機能に関する複数の方式の要
素モジュールのみに使用することもできる。このよう
に、機能別に使用した場合には、個別に、音源のプロパ
ティシート,エフェクトのプロパティシートというよう
に、複数のプロパティシートを用いてそれぞれの要素モ
ジュールの設定をすることができる。これらの複数のプ
ロパティシートを同一画面上に同時表示させ、それぞれ
の要素モジュールの設定を同一表示画面上で設定するこ
ともできる。
【0087】
【発明の効果】本発明は、上述した説明から明らかなよ
うに、楽音およびまたは演奏に関する音楽処理手段にお
いて、複数の方式から少なくとも1つの方式を選択して
使用する際に、方式の選択、各方式の各種動作条件やパ
ラメータの設定を、操作性よく容易に行うことができる
という効果がある。より具体的には、生成手段あるいは
生成プログラムの設定画面において、タブを見ただけで
どの生成手段あるいは生成プログラムが登録されている
かを、一目で確認することができるという効果がある。
さらに、そのタブを選択するだけで、その設定画面が直
ちに表示されるので、設定対象の切り替えが容易であ
る。また、このようなタブ表示画面を用いた選択方法
は、ワードプロセッサなど、各種のアプリケーションソ
フトウエアにおける設定画面と、基本的には同様な方式
であるためにユーザに慣れがある。その結果、選択操作
を容易に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の波形データ生成手段の設定方法およ
び楽音生成方法の実施の一形態を説明するための、第1
の表示画面である。
【図2】 本発明の波形データ生成手段の設定方法およ
び楽音生成方法の実施の一形態を説明するための、第2
の表示画面である。
【図3】 本発明の波形データ生成手段の設定方法およ
び楽音生成方法の実施の一形態を説明するための、第3
の表示画面である。
【図4】 本発明の波形データ生成手段の設定方法およ
び楽音生成方法の実施に使用するハードウエア構成の一
例を説明するブロック図である。
【図5】 本発明の楽音生成方法の実施の一形態を用い
て楽音を生成する動作を説明するための第1のフローチ
ャートである。
【図6】 本発明の楽音生成方法の実施の一形態を用い
て楽音を生成する動作を説明するための第2のフローチ
ャートである。
【図7】 本発明の楽音生成方法の実施の一形態を用い
て楽音を生成する動作を説明するための第3のフローチ
ャートである。
【図8】 本発明の楽音生成方法の実施の一形態を用い
て楽音を生成する動作を説明するための第4のフローチ
ャートである。
【図9】 本発明の音楽処理手段の設定方法の実施の一
形態を説明するための、第1の表示画面である。
【図10】 本発明の音楽処理手段の設定方法の実施の
一形態を説明するための、第2の表示画面である。
【符号の説明】
1,91 プロパティシート、2 コモン設定タブ、3
プラグイン登録タブ、4 PCM音源タブ、5 情報
タブ、6 コモン設定のダイアログ、11 物理モデル
タブ、12 プラグイン登録のダイアログ、13 登録
済み音源リストボックス、16 登録候補音源リストボ
ックス、21 音声合成音源タブ、22物理モデル音源
ダイアログ、101 VHエフェクトタブ、102 自
動演奏Aタブ、103 自動演奏Cタブ、104 AM
音源拡張ボードタブ、105登録済み要素リストボック
ス、106 登録候補要素リストボックス
フロントページの続き (56)参考文献 佐藤英一,Windowsユーザーイ ンターフェースデザインガイド,日本, 株式会社アスキー,1995年12月21日 土屋信明,WINDOWS 95 オフ ィシャルマニュアル,日本,株式会社ア スキー,1996年 3月 1日 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 G10G 1/00 G10H 1/18 G10H 7/00 - 7/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ異なる音楽処理を行う複数の要
    素手段を有する音楽処理手段における前記要素手段の設
    定を行う音楽処理手段の設定方法であって、 前記複数の要素手段の少なくとも2つが共有するタブ、
    および、前記複数の要素手段のうち、登録された要素手
    段のタブ、が表示された設定画面を表示させるステッ
    プ、 複数の前記タブの選択に応じて、設定項目の表示された
    ダイアログを表示させるステップ、および、 前記設定項目への入力に応じて、前記複数の要素手段の
    少なくとも2つが共有する設定または前記各登録された
    要素手段の設定を行うステップ、 を有する音楽処理手段の設定方法。
  2. 【請求項2】 それぞれ異なる音楽処理を行う複数の要
    素手段を有する音楽処理手段における前記要素手段の設
    定を、コンピュータに実行させるための音楽処理手段設
    定用プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能
    記録媒体であって、 前記複数の要素手段の少なくとも2つが共有するタブ、
    および、前記複数の要素手段のうち、登録された要素手
    段のタブ、が表示された設定画面を表示させるステッ
    プ、 複数の前記タブの選択に応じて、設定項目の表示された
    ダイアログを表示させるステップ、および、 前記設定項目への入力に応じて、前記複数の要素手段の
    少なくとも2つが共有する設定または前記各登録された
    要素手段の設定を行うステップ、 をコンピュータに実行させるための、音楽処理手段設定
    用プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体。
  3. 【請求項3】 演奏データに応じて波形データを生成す
    る複数の生成手段を有する波形データ生成手段の設定を
    行う波形データ生成手段の設定方法であって、 前記複数の生成手段が共有するタブ,前記複数の各生成
    手段のタブが表示された設定画面を表示させるステッ
    プ、 複数の前記タブの選択に応じて、設定項目の表示された
    ダイアログを表示させるステップ、および、 前記設定項目への入力に応じて、前記複数の生成手段が
    共有する設定または前記各生成手段の設定を行うステッ
    プ、 を有する波形データ生成手段の設定方法。
  4. 【請求項4】 演奏データに応じて波形データを生成す
    る複数の生成手段を有する波形データ生成手段の設定を
    行う波形データ生成手段の設定方法を、コンピュータに
    実行させるための波形データ生成手段設定用プログラム
    が記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
    って、 前記複数の生成手段が共有するタブ,前記複数の各生成
    手段のタブが表示された設定画面を表示させるステッ
    プ、 複数の前記タブの選択に応じて、設定項目の表示された
    ダイアログを表示させるステップ、および、 前記設定項目への入力に応じて、前記複数の生成手段が
    共有する設定または前記各生成手段の設定を行うステッ
    プ、 を有する波形データ生成手段の設定方法を、コンピュー
    タに実行させるための波形データ生成手段設定用プログ
    ラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  5. 【請求項5】 演奏データに応じて波形データを生成す
    る複数の生成プログラムを登録するステップ、および、
    登録された前記複数の各生成プログラムの設定を行うス
    テップを有するとともに、 音色選択情報に基づいて、登録された前記複数の生成プ
    ログラムから少なくとも1つの生成プログラムを選択
    し、選択された前記生成プログラムにより生成される音
    色を選択するステップ、 入力された演奏データを、選択された前記生成プログラ
    ムに供給するステップ、および、 前記入力された演奏データに応じて前記選択された生成
    プログラムを制御して前記選択された音色の楽音を生成
    するステップを有し、 前記登録された複数の生成プログラムの設定を行うステ
    ップは、 前記登録された複数の生成プログラムが共有するタブ,
    登録された前記複数の各生成プログラムのタブが表示さ
    れた設定画面を表示させるステップ、 複数の前記タブの選択に応じて、設定項目の表示された
    ダイアログを表示させるステップ、および、 前記設定項目への入力に応じて、前記登録された複数の
    生成プログラムが共有する設定または前記各登録された
    生成プログラムの設定を行うステップ、 を有する楽音生成方法。
  6. 【請求項6】 演奏データに応じて波形データを生成す
    る複数の生成プログラムを登録するステップ、および、
    登録された前記複数の生成プログラムの設定を行うステ
    ップを有するとともに、 音色選択情報に基づいて、登録された前記複数の生成プ
    ログラムから少なくとも1つの生成プログラムを選択
    し、選択された前記生成プログラムにより生成される音
    色を選択するステップ、 入力された演奏データを、選択された前記生成プログラ
    ムに供給するステップ、および、 前記入力された演奏データに応じて前記選択された生成
    プログラムを制御して前記選択された音色の楽音を生成
    するステップを有し、 前記登録された複数の生成プログラムの設定を行うステ
    ップは、 前記登録された複数の生成プログラムが共有するタブ、
    登録された前記複数の各生成プログラムのタブが表示さ
    れた設定画面を表示させるステップ、 複数の前記タブの選択に応じて、設定項目の表示された
    ダイアログを表示させるステップ、および、 前記設定項目への入力に応じて、前記登録された複数の
    生成プログラムが共有する設定または前記各登録された
    生成プログラムの設定を行うステップ、 を有する楽音生成方法を、コンピュータに実行させるた
    めの楽音生成用プログラムが記録されたコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
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