JP3405164B2 - 演奏情報のパラメータ設定装置およびパラメータ設定方法並びにパラメータ設定制御プログラムを記録した媒体 - Google Patents

演奏情報のパラメータ設定装置およびパラメータ設定方法並びにパラメータ設定制御プログラムを記録した媒体

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JP3405164B2 JP35289497A JP35289497A JP3405164B2 JP 3405164 B2 JP3405164 B2 JP 3405164B2 JP 35289497 A JP35289497 A JP 35289497A JP 35289497 A JP35289497 A JP 35289497A JP 3405164 B2 JP3405164 B2 JP 3405164B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子楽器やコンピ
ュータミュージック等において、自動演奏で用いられる
複数パートで構成された演奏情報の作成、編集あるいは
演奏情報の微調整等を行う際に、パートの音量パラメー
タ等を設定する演奏情報のパラメータ設定装置および
ラメータ設定方法並びにパラメータ設定プログラムを記
録した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動演奏に用いられる演奏情報
は、例えば楽器の種類や曲の声部などに対応して複数パ
ートで構成されるのが一般的である。また、演奏情報は
各パートに対応させたトラックデータから構成され、各
トラックデータは、発生する楽音の音高(ノートコー
ド)(ドラムのパートは打楽器音の種類)、発音タイミ
ングと消音タイミング(あるいは音長)のデータなどを
所定のフォーマットで記録したものであり、楽譜に対応
するようなデータとなっている。また、各トラックデー
タは、対応するパートの全体の音量を指定する音量パラ
メータや、対応するパートのビブラートの深さを指定す
るパラメータ、あるいは対応するパートのリバーブの深
さを指定するパラメータなどをもっており、これらのパ
ラメータは各トラック毎に独立に設定できるようになっ
ている。
【0003】このように複数パートで構成される演奏情
報は、その作成時、編集時、あるいは自動演奏時に、特
にパート間の音量のバランスを調整することが極めて重
要であり、従来は各トラック毎の音量パラメータを設定
することで各パートの音量を決めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子楽器や
コンピュータミュージック等で行う自動演奏はデータ処
理に基づいており、演奏情報の各種のデータはデジタル
データとされている。例えば電子楽器やコンピュータミ
ュージックの分野で広く普及しているMIDI規格で
は、音量パラメータは“0〜127”の数値データであ
り、パラメータ値が“0”で無音、パラメータ値が大き
くなるほど音量が大きくなり、“127”で最大音量が
指定される。
【0005】しかし、このように音量パラメータは下限
値が“0”で上限値が“127”と決められているの
で、従来のように各トラックの音量パラメータをそれぞ
れ設定することで各パート間の音量のバランスを調整し
ようとすると、作業が煩雑になるという問題がある。例
えば、第1のパートの音量を第2のパートより大きくし
ようとしたとき、第2のパートの音量が最大音量に近く
設定されていると、音量パラメータを“127”より大
きくできないので第1のパートと第2のパート間で所望
の音量差を付けられなくなることがあり、第2のパート
の音量を下げるような操作をしなければならない。さら
に、この場合は第2のパートだけではなくその他のパー
トについても同時に音量を下げるように調整しなければ
ならなくなる。特に、パート数が多くなると極めて煩雑
な作業となってしまう。また、このような問題はパート
間のビブラートの深さやリバーブの深さなどを調整する
場合にも生じる。
【0006】本発明は、複数パートから構成された演奏
情報の各パート間で、音量など同種の楽音要素のバラン
ス調整などを行う際に、この楽音要素を制御するパラメ
ータの設定作業を容易に行えるようにすることを課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
演奏情報のパラメータ設定装置は、複数パートから構成
された演奏情報のパートごとに記憶されている特定音楽
要素を制御するパラメータに新たな値を設定するパラメ
ータ設定装置において、前記特定音楽要素を制御するパ
ラメータは設定限界値をもつパラメータであって、この
パラメータの値を変更するパートを選択するパート選択
手段と、前記選択されたパートのパラメータの変更値を
入力するパラメータ値入力手段と、前記変更値が前記設
定限界値を越える場合、前記選択されたパートに設定さ
れていたパラメータの値を前記設定限界値に変更すると
ともに、前記選択されたパート以外のそれぞれのパート
に設定されていたパラメータの値を、該パラメータの値
と前記変更値と前記設定限界値を使って、前記選択され
たパートの変更値と前記選択されたパート以外のそれぞ
れのパートに設定されていたパラメータの値との相対的
な関係を保つように変更するパラメータ値変更手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0008】なお、楽音要素としては、音量、ビブラー
トやリバーブの深さなどがある。また、パラメータの
限界値とはパラメータ値の変更可能な範囲の上限値ま
たは下限値のことであり、この明細書において、入力さ
れたパラメータ値が設定限界値を越える場合とは、入力
されたパラメータ値が上限値を上回る場合、または、入
力されたパラメータ値が下限値を下回る場合をいう。
【0009】上記のように構成された請求項1記載の演
奏情報のパラメータ設定装置において、パート選択手段
によりパラメータの値を変更する所望のパートが選択さ
れ、このパート選択手段で選択されたパート(以後、
「選択パート」という。)のパラメータの変更値がパラ
メータ値入力手段から入力される。そして、パラメータ
値変更手段は、この変更値が前記設定限界値を越える場
合、選択されたパートに設定されていたパラメータの値
を設定限界値に変更するとともに、選択されたパート以
外のそれぞれのパート(以後、「非選択パート」とい
う。)に設定されていたパラメータの値を、該パラメー
タの値と変更値と設定限界値を使って、この選択された
パートの変更値と選択されたパート以外のそれぞれのパ
ートに設定されていたパラメータの値(非選択パートの
パラメータの値)との相対的な関係を保つように変更す
る。なお、請求項2記載の演奏情報のパラメータ設定装
置においては変更テーブルに基づき変更し、請求項1と
同様な作用効果が得られる。
【0010】すなわち、選択パートの入力されたパラメ
ータ値が設定限界値を越えるような仮想的なパラメータ
値であったとしても、この選択パートのパラメータ値は
実際には設定限界値に設定される。しかし、この選択パ
ートに設定された設定限界値(パラメータ値)と変更さ
れた非選択パートのパラメータ値との関係は、入力され
た仮想的なパラメータ値と非選択パートの変更前のパラ
メータ値との相対的な関係に対応したものとなる。した
がって、選択パートの音量等のバランスを調整する場合
など、他のパートの音量等も自動的に調整されるので、
操作が容易になる。
【0011】なお、非選択パートのパラメータ値につい
て、該パラメータ値の変更率をパートに応じて異ならせ
るようにしてもよい。これによれば、非選択パートのパ
ラメータ値がそのパートに応じて設定された変更率で変
更されるので、パラメータ値の変更量と楽音要素の変化
量との関係がパートに設定された音色等(楽器の種類
等)によって異なっていても、変更率をそのパートに応
じて設定しておけば、パラメータ値の変更に対して楽音
要素が適正に変化する。
【0012】例えば、対象とするパラメータが音量パラ
メータである場合、音量はパート毎の音色によって、音
量パラメータの変更量に対する実際の音量の変化量(聞
こえ方)がパート毎に異なることがある。したがって、
パートに応じて音量パラメータの変更率を設定しておけ
ば、音色に応じた適正な音量で調節される。
【0013】また、請求項3の演奏情報のパラメータ設
定装置のように設定限界値を設定可能にすると、入力さ
れたパラメータ値に応じて非選択パートのパラメータ値
を変更する場合の基準を設定することができるので、例
えば音量パラメータの入力されたパラメータ値が“0”
以下でなくても非選択パートの音量パラメータを変更す
ることができるなど、楽音要素を全体的なレベルに応じ
て調整することができる。
【0014】なお、請求項4または5の演奏情報のパラ
メータ設定方法によれば、前記請求項1または2に対応
する作用効果が得られる。また、請求項6及び7のパラ
メータ設定制御プログラムを記録した媒体によれば、そ
のパラメータ設定制御プログラムをコンピュータで実行
することにより、前記請求項1または2に対応する作用
効果が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図3は本発明を適用した電子楽器のブロッ
ク図であり、CPU1はROM2に格納された制御プロ
グラムに基づいてRAM3のワーキングエリアを使用し
て電子楽器全体の制御を行う。鍵盤演奏時には、CPU
1は鍵盤4からのノートナンバやキーオン信号等を検出
回路4aを介して取り込み、音源回路5に対してノート
ナンバ、ベロシティおよびノートオン/ノートオフを設
定することで発音処理および消音処理を行う。
【0016】音源回路5は時分割多重処理により複数チ
ャンネル(例えば16チャンネル)同時発音可能になっ
ており、CPU1から設定されるノートナンバ、ノート
オン、ベロシティに基づいて所定の音色(例えば、鍵盤
のキーオンでは鍵盤に割り当てられた音色、また、自動
演奏のトラックのキーオンではトラックに設定されてい
る音色)の楽音信号を発生する。音源回路5で発生され
た楽音信号には効果回路6で各種効果が付与され、サウ
ンドシステム7で楽音が発生される。
【0017】自動伴奏時には、CPU1は後述説明する
自動演奏データ中のテンポデータに基づいてタイマ8に
テンポを設定し、タイマ8は設定されたテンポに応じて
クロック信号(テンポクロック)を発生する。CPU1
はこの1クロック信号毎に割込み処理を行い、RAM3
に記憶された自動演奏データからノートナンバとベロシ
ティを読み出してノートオン/ノートオフと共に音源回
路5に設定することで自動演奏の処理を行う。
【0018】また、CPU1は自動演奏の開始時に、自
動演奏曲の各パートに対応する各トラック毎に、音量を
決める音量パラメータ、パンニングを決めるパラメー
タ、ビブラートやリバーブの深さを決めるパラメータな
どを自動演奏データから読み出し、各トラックに対応し
て効果回路6に設定する。さらに、CPU1は自動演奏
時に、音源回路5から各トラックの楽音信号を出力する
タイミングでそのトラックを効果回路6に指定する。こ
れにより、効果回路6はトラック毎に設定されたパラメ
ータに基づいてトラック毎の音量やパンニングの制御、
あるいはビブラートやリバーブの制御を行う。
【0019】スイッチ9は電子楽器の操作パネルに配設
されており、CPU1はスイッチ9からの入力データを
検出回路9aを介して取り込み、スイッチ操作に応じた
各種の処理を行う。表示回路10は液晶パネル等で構成
されており、ユーザーの入力操作等は、スイッチ9の他
に表示回路10の液晶パネル等を利用した所謂GUI
(グラフィカル・ユーザーズ・インターフェイス)も併
用される。
【0020】例えば、自動演奏モードや自動演奏データ
の編集モードでは、表示回路10の液晶パネルに自動演
奏の曲名(曲番号等)やパート(トラック番号)等を表
示し、スイッチ9の操作で液晶パネルに表示されるカー
ソルを移動し、設定スイッチ等により自動演奏の曲の選
択やパートの選択を行う。また、液晶パネルに画面スイ
ッチをグラフィック表示し、上記同様にカーソルを画面
スイッチ上に設定し、スイッチ9のアップ/ダウンスイ
ッチ等を操作することにより、その画面スイッチに対応
付けたデータの値を変更するなど、各種の入力処理が行
える。このデータの値を変更する入力操作としては、編
集モードにおいて、自動演奏データの選択したパートの
音量パラメータやパンニングパラメータあるいはビブラ
ートの深さやリバーブの深さなどを指定するパラメータ
値を入力指定する操作などがある。
【0021】外部記憶装置11はハードディスク装置、
フロッピィディスク装置、CD−ROM装置、光磁気デ
ィスク(MO)装置等であり、自動演奏データなどの各
種データの入力と記憶に用いることもできる。また、イ
ンターフェース12はMIDI機器あるいは外部コンピ
ュータとの通信インターフェースであり、他のMIDI
機器や外部コンピュータとの間で自動演奏データなどの
各種データの授受を行えるようになっている。
【0022】自動演奏データは、例えば鍵盤4の演奏操
作により各トラック毎に演奏データを入力したり、鍵盤
4とスイッチ9の操作で1音ずつ演奏データを入力する
ことでユーザーが新規に作成したもの、あるいは外部記
憶装置11やインターフェース12から入力されたもの
であり、それぞれRAM3に記憶される。そして、この
RAM3に記憶された自動演奏データは、編集モードに
おいてスイッチ9と表示回路10を利用した入力操作
で、編集できるようになっている。
【0023】図4は実施例における自動演奏データのフ
ォーマットを示す図である。1曲分の自動演奏データ
は、自動演奏の各パートに対応する複数のトラックデー
タで構成されており、各トラックデータはトラックナン
バ(“1”〜“N”)、初期設定データ、および演奏デ
ータで構成されている。初期設定データは、テンポを指
定するテンポデータ、音量を指定する音量パラメータ、
パンニングを指定するパンニングデータ等で構成されて
いる。
【0024】また、演奏データは、「タイミング」、
「ノートナンバ」、「ベロシティ」および「ゲートタイ
ム」の4つ1セットのデータを1つの楽音に対応する1
発音分のデータとして、発音数に相当するデータをトラ
ックデータの終了を示す「エンドデータ」まで記憶した
ものである。「タイミング」は楽音の発音開始タイミン
グに対応するクロック値を表すデータ、「ノートナン
バ」は音高(ドラムについては打楽器音種類)を表すデ
ータである。また、「ベロシティ」は楽音の強さや微妙
な音色を制御するためのデータであり、「ゲートタイ
ム」は発音する楽音のキーオンからキーオフまでの時間
長を表すデータである。なお、「ベロシティ」で制御さ
れる楽音の強さはそのパート(トラック)での一つ一つ
の楽音の強さに対応するものであり、各パート毎にパー
ト全体の音量を指定する音量パラメータとは異なるもの
である。
【0025】図1および図2は実施例における音量パラ
メータの変更例を概念的に示す図であり、図1は選択パ
ートの音量パラメータ値を上限値“127”(設定限界
値)を越えて変更しようとした場合、図2は選択パート
の音量パラメータ値を下限値“50”(設定限界値)を
越えて(下回って)変更しようとした場合を示す。な
お、この実施例では、下限値は演奏情報データ中の各パ
ートに設定されている音量パラメータ中の最小値(図2
の例ではトラックナンバ「3」のパートの値)として設
定されている。
【0026】図1の場合は、トラックナンバ「1」の選
択パートの変更前の音量パラメータ値が“120”で、
トラックナンバ「2」,「3」,「4」,…のその他の
非選択パートの音量パラメータ値がそれぞれ“10
0”,“70”,“110”,…であったとする。選択
パートの音量パラメータ値を“17”だけ増加させよう
としたとき、この選択パートの音量パラメータ値は仮想
的な値である“137”となり設定限界値“127”を
越えた値(以後、「過剰値」という。)は“10”とな
る。そこで、選択パートの音量パラメータ値を設定限界
値“127”に設定するとともに、その他の非選択パー
トの音量パラメータ値を過剰値に相当する“10”ずつ
減少させ、それぞれトラックナンバ「2」,「3」,
「4」,…のパートに対して、音量パラメータ値を“9
0”,“60”,“100”,…として設定する。
【0027】これにより、各非選択パートの音量パラメ
ータ値に対する選択パートの音量パラメータ値の相対的
な増加分がぞれぞれ“17”となり、この変更後の選択
パートと非選択パートの音量パラメータ値の関係は、選
択パートに対して入力指定された仮想的な音量パラメー
タ値“137”と非選択パートの変更前のパラメータ値
“100”,“70”,“110”,…との相対的な関
係に対応したものとなる。
【0028】図2の場合は、トラックナンバ「1」の選
択パートの変更前の音量パラメータ値が“60”で、ト
ラックナンバ「2」,「3」,「4」,…のその他の非
選択パートの音量パラメータ値がそれぞれ“70”,
“50”,“80”,…であったとする。選択パートの
音量パラメータ値を“20”だけ減少させようとしたと
き、この選択パートの音量パラメータ値は“40”とな
設定限界値“50”を越えた値(下回った値)すなわ
ち過剰値は“10”となる。そこで、選択パートの音量
パラメータ値を設定限界値“50”に設定するととも
に、その他の非選択パートの音量パラメータ値を過剰値
に相当する“10”ずつ増加させ、それぞれトラックナ
ンバ「2」,「3」,「4」,…のパートに対して、音
量パラメータ値を“80”,“60”,“90”,…と
して設定する。
【0029】これにより、各非選択パートの音量パラメ
ータ値に対する選択パートの音量パラメータ値の相対的
な減少分がそれぞれ“20”となり、この変更後の選択
パートと非選択パートの音量パラメータ値の関係は、選
択パートに対して入力指定された音量パラメータ値“4
0”と非選択パートの変更前のパラメータ値“70”,
“50”,“80”,…との相対的な関係に対応したも
のとなる。
【0030】ところで、音色が異なると音量パラメータ
が同じ値でも実際の聴感上の音量感が全く異なることが
ある。そこで、この実施例では、異なる音色間の音量感
を考慮して音量パラメータを変更するために、選択パー
トに対して他の非選択パートの音量パラメータをどの程
度変更させるかを、音色に応じてそれぞれ設定した変更
テーブルをROM2に記憶している。なお、この実施例
では各トラックの音色は予め決められており、変更テー
ブルは音色間の関係をトラック間の関係として作成され
ている。
【0031】図5は変更テーブルの一例であり、選択パ
ートに対応するトラックナンバ(選択トラックナンバ)
とその他の非選択パートに対応するトラックナンバ(対
応トラックナンバ)をそれぞれ引数として、選択パート
の音量パラメータの過剰値に対する非選択パートの変更
値の割合をそれぞれ記憶したものである。例えば、図5
の例で、選択トラックナンバが「4」に対する対応トラ
ックナンバ「1」の変更値の割合“3”の意味は、選択
トラックナンバ「4」の音量パラメータの過剰値が
“1”であれば対応トラックナンバ「1」の音量パラメ
ータの変更値を“3”とするという意味である。また、
同様に選択トラックナンバが「1」に対する対応トラッ
クナンバ「4」の変更値の割合“1/3”の意味は、選
択トラックナンバ「1」の音量パラメータの過剰値が
“3”であれば対応トラックナンバ「4」の音量パラメ
ータの変更値を“1”とするという意味である。なお、
この実施例では、変更テーブルを使用する場合と使用し
ない場合とを選択するようにしている。
【0032】図6は実施例におけるパラメータ設定制御
プログラムを含む制御プログラムのメインルーチンのフ
ローチャート、図7〜図9はサブルーチンのフローチャ
ートであり、各フローチャートに基づいて実施例の動作
を説明する。先ず、電源の投入等によってCPU1が図
6のメインルーチンの処理を開始すると、ステップS1
で音源回路5やRAM3のレジスタや各種フラグのリセ
ット等の初期設定を行う。次に、ステップS2で、所望
パート(選択パート)と音量パラメータの入力があった
か否かを判定し、少なくとも何れかが入力されなければ
ステップS4に進み、所望パートと音量パラメータの両
方の入力があればステップS3で図7の音量設定処理を
行ってステップS4に進む。
【0033】ステップS4では、自動演奏データの編集
モードの選択、自動演奏データの選択、変更テーブルを
使用するかしないかのモードの選択、選択された自動演
奏データの音量を変更するパートを選択するパート選択
入力処理、音量パラメータ値を入力する音量入力処理、
あるいは自動演奏のスタート/ストップの指定など電子
楽器に関するその他の処理を行う。そして、ステップS
5で電源オフなどによる動作終了であるか否かを判定
し、動作終了であれば処理を終了し、動作終了でなけれ
ばステップS2に戻る。なお、音量入力処理は、自動演
奏データの編集モードで行ってもよいし、自動演奏中に
行うようにしてもよい。
【0034】図7の音量設定処理では、ステップS11
で、入力された新たな音量パラメータ値が設定限界値で
ある上限値もしくは下限値を越えるか否かを判定し、何
れも越えなければステップS15に進み、何れかを越え
ればステップS12で音量パラメータ値が上限値を越え
るか否かを判定する。上限値を越える場合はステップS
13で図8の上限値処理を行ってステップS15に進
み、上限値を越えない場合すなわち下限値を越える場合
はステップS14で図9の下限値処理を行ってステップ
S15に進む。そして、ステップS15で、入力された
音量パラメータ値に基づいて選択パートの音量パラメー
タ値を変更して設定し、元のルーチンに復帰する。な
お、このステップS15で選択パートの音量パラメータ
値として設定する値は、ステップS13の上限値処理を
行った場合は設定限界値としての上限値であり、ステッ
プS14の下限値処理を行った場合は設定限界値として
の下限値であり、上限値処理および下限値処理の何れも
行わなかった場合は入力された音量パラメータ値そのも
のである。
【0035】図8の上限値処理では、ステップS21で
音量パラメータの設定限界値としての上限値を越えた数
値すなわち過剰値を検出し、ステップS22で変更テー
ブルを使用するモードか否かを判定し、使用するモード
であればステップS23で過剰値と変更テーブルの読み
出しデータ(割合)に基づいて各非選択パートの減少音
量を決定し、ステップS24で非選択パート毎に決定値
に基づいて音量パラメータを減少させて設定する。そし
て元のルーチンに復帰する。変更テーブルを使用しない
モードであれば、ステップS25で過剰値分だけ非選択
パートの音量パラメータを減少させ(図1参照)、元の
ルーチンに復帰に復帰する。
【0036】図9の下限値処理では、ステップS31で
音量パラメータの入力値が“0”であるか否かを判定
し、“0”であればステップS32で選択パートの音量
パラメータを“0”にすることで消音と設定し、元のル
ーチンに復帰する。また、入力値が“0”でなければ、
ステップS33で音量パラメータの設定限界値としての
下限値を越えた数値すなわち過剰値を検出し、ステップ
S34で変更テーブルを使用するモードか否かを判定
し、使用するモードであればステップS35で過剰値と
変更テーブルの読み出しデータ(割合)に基づいて各非
選択パートの増大音量を決定し、ステップS36で非選
択パート毎に決定値に基づいて音量パラメータを増大さ
せて設定し、元のルーチンに復帰する。変更テーブルを
使用しないモードであれば、ステップS37で過剰値分
だけ非選択パートの音量パラメータを増大させ(図2参
照)、元のルーチンに復帰に復帰する。
【0037】以上の処理により、選択パートに対して
限界値としての上限値または下限値を越えるような音
量パラメータを入力したとき、変更テーブルを使用しな
い場合は、その越えた値である過剰値分だけ非選択パー
トの音量パラメータ値が減少または増大され、変更テー
ブルを用いる場合は過剰値分に変更値の割合を乗算した
値だけ減少または増大される。また、選択パートの音量
パラメータ値は設定限界値に設定される。
【0038】以上の実施例では、パートの音色がそのト
ラックに対して予め設定されている場合について説明し
たが、トラックに対して音色を任意に選択できる場合
は、変更テーブルとして音色間の関係で変更値の割合を
設定しておき、選択パートと非選択パートに対応するト
ラックの音色に基づいて変更テーブルを参照するように
すればよい。
【0039】また、上記の実施例では設定限界値として
の下限値を自動演奏データ中の各パートの音量パラメー
タ値の最小値(例えば図2の変更前のトラック3の値)
に設定するようにしているが、この下限値は数値的に予
め設定入力できるようにしてもよく、予め設定された値
でもよい。また、各パートに設定されている音量パラメ
ータ値から自動的に適当な下限値が設定されるようにし
てもよい。例えば各パートの設定されている音量パラメ
ータ値が全体的に大きい場合には、下限値側の設定限界
値がなるべく大きめに設定され、全体的に小さい場合に
は、下限値側の設定限界値がなるべく小さめ(例えば、
数値的に1桁の値)に設定されるようにするなどが考え
られる。
【0040】実施例では、変更テーブルを使用しない場
合、図1および図2に一例を示したように非選択パート
の音量パラメータ値の増減量を選択パートにおける過剰
値分そのものとしているが、選択パートの音量パラメー
タ値を設定限界値に設定するとともに、非選択パートの
各音量パラメータ値がこの設定限界値に対して、選択パ
ートに対して入力した音量パラメータと変更前の非選択
パートの音量パラメータ値との比と同じ比率となるよう
に、非選択パートの各音量パラメータ値を増減するよう
にしてもよい。例えば、各パートの音量パラメータ値の
初期値が全て“100”であったとし、選択パートの音
量パラメータ値を1.5倍にしたいとき、この選択パー
トの音量パラメータ値を“127”にするとともに、非
選択パートの音量パラメータ値を1/1.5×1.27
(=0.8467)倍にすればよい。
【0041】また、例えば音色によっては音量感と音量
パラメータ値とがリニアな関係にない場合もあるので、
例えば選択パートの音量感を1.5倍として入力し、関
数等を用いて音量感をそれに相当する音量パラメータ値
に変換するなどの処理を付加してもよい。
【0042】前記のように選択パートおよび非選択パー
トの音量パラメータ値を相対的に制御すると、全体とし
ての音量が下がったり、上がったりすることがあるが、
これを補正するために、例えば効果回路6のマスターボ
リュームを同時に制御してもよい。また、外部に音量の
制御が可能な例えばデジタルミキサーが接続されている
場合には、マスターボリュームに代えてデジタルミキサ
ーを連動させて全体の音量を制御するようにしてもよ
い。
【0043】上記の実施例では、音量を指定する音量パ
ラメータを制御する場合について説明したが、ビブラー
トやリバーブの深さを制御するパラメータなど、他のパ
ラメータについて、音量パラメータの場合と同様に選択
パートに対して非選択パートのパラメータを相対的に制
御するようにしてもよい。
【0044】ところで、各パートの音量パラメータは曲
全体を通してのそのパートの楽器等の音量の基準を設定
するものであるが、実際に発音される楽音の音量は一定
とは限らず、自動演奏データに含まれる前記ベロシティ
やエクスプレッションというコントロール情報によって
変化する。ここで、エクスプレッションは曲の流れの中
での抑揚表現として音量を制御する情報である。すなわ
ちマスターボリュームのコントロール情報と同様に音量
を制御するパラメータであり、このエクスプレッション
の値もMIDI規格では“0〜127”の数値データで
ある。
【0045】このため、エクスプレッションを用いても
っと大きな音量にしたいのに、エクスプレッションの設
定値が上限値“127”に到達してしまい、これ以上の
音量表現が不可能になる場合がある。そこで、前述のよ
うなパート間の音量パラメータの相対的な制御およびマ
スターボリュームの制御と同様に、このエクスプレッシ
ョンとマスターボリュームとを相対的に制御するように
してもよい。例えば、自動演奏データ中のエクスプレッ
ションのデータの使用範囲を検索し、その結果が“a”
〜“b”であったとする。ここで自動演奏データの編集
時にエクスプレッションを“b”を越えて大きな値にし
ようとしたとき“127”を越えてしまうこともありう
る。そこで、その入力設定されるエクスプレッションの
値を見込んで、エクスプレッションの使用範囲を、 (a×0.9)〜(b×0.9) といった具合に、全体として、0.9倍に低下させる。
そして、これと共に音量感を一定に保つために、マスタ
ーボリュームの値を1/0.9倍に設定する。なお、音
量感と設定値の関係に前述の関数等が必要であれば、同
様に用いればよいし、他のパートとの音量バランスを保
つことも同様に行う。
【0046】実施例における自動演奏データは、楽音発
生イベントの発生時刻を1つ前のイベントからの時間
(クロック数で示すデュレーション)で表した「イベン
ト+相対時間」という形式であるが、これに限らず、楽
音の発生イベントの発生時刻を曲や小節内における絶対
時間で表した「イベント+絶対時間」という形式でもよ
い。また、自動演奏データは、発生すべき音符の音高と
符長あるいは休符と休符長で表した「音高(休符)+符
長」という形式でもよい。あるいは、楽音発生イベント
の最小分解能毎(実施例のクロック)にメモリの領域を
確保し、楽音発生イベントの発生する時刻に対応するメ
モリ領域にノートナンバやベロシティ等のデータを記憶
したいわゆる「ベタ方式」の形式など、どのような形式
でもよい。
【0047】また、自動演奏のテンポを変更する方法
は、テンポクロック(割込み信号)の周期を変更するも
のや、テンポクロックの周期はそのままでテンポに応じ
てタイミングデータの値を修正するもの、1回の処理に
おいてタイミングデータをカウントする値(例えば減数
する数量)を変更するものなど、どのようなものであっ
てもよい。
【0048】上記の実施例では、パラメータ設定制御プ
ログラムがROM2に予め記憶されている場合について
説明したが、これに限らず次のようにしてもよい。例え
ば、CD−ROMにパラメータ設定制御プログラムを記
録しておき、CD−ROM装置からパラメータ設定制御
プログラムをハードディスクにロードする。そして、C
PU1が、このハードディスクのパラメータ設定制御プ
ログラムをRAM3に展開し、このRAM3のプログラ
ムに基づいて前記実施例同様にパラメータ設定の動作を
制御する。これにより、ROM2にパラメータ設定制御
プログラムを記憶している場合と同様の動作をCPUに
させることができる。このようにすると、パラメータ設
定制御プログラムの新規インストールや追加あるいはバ
ージョンアップ等が容易に行える。また、フロッピディ
スク、磁気ディスク(MO)等にパラメータ設定制御プ
ログラムを記録しておいて、RAM3あるいはハードデ
ィスクに供給するようにしてもよい。
【0049】また、インターフェース12を利用し、パ
ラメータ設定制御プログラムをダウンロードするように
してもよい。この場、例えば、LAN(ローカルエリア
ネットワーク)やインターネットあるいは電話回線等の
通信ネットワークに接続し、該通信ネットワークを介し
て、サーバコンピュータからパラメータ設定制御プログ
ラムの配信を受けることにより、それをハードディスク
に記録してダウンロードが完了する。
【0050】なお、本発明は上記実施例のような鍵盤式
の電子楽器に限らず、弦楽器タイプ、管楽器タイプ等の
形態でもよい。また、音源回路、自動演奏機能を内蔵し
た電子楽器に限らず、音源装置、シーケンサ、エフェク
タなどそれぞれが別体の装置であって、MIDIあるい
は各種ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接続
するようなものであってもよい。
【0051】以上の実施例は電子楽器に本発明を適用し
たものであるが、本発明のパラメータ設定装置は、パー
ソナルコンピュータとアプリケーションソフトウエアで
構成することこともできる。この場合、パーソナルコン
ピュータのCPUは例えばハードディスクにインストー
ルされたOSによりRAMのワーキングエリアを使用し
て制御を行うが、前記実施例のように外部記憶装置から
パラメータ設定制御プログラムをアプリケーションソフ
トウエアとしてハードディスク等に供給し、CPUによ
り前記実施例と同様の動作を行うことができる。自動演
奏データやパートの選択、音量パラメータの入力等を行
う場合、キーボードやマウス等の操作に応じたデータの
入力処理で容易に制御できる。また、パーソナルコンピ
ュータに搭載したサウンドボード等で音源回路を構成す
ることができる。また、このようにパーソナルコンピュ
ータを用いた場合も、前記同様に、ネットワークを介し
て供給するようにしてもよい。
【0052】なお、以上の実施例で説明したようなパラ
メータ設定制御プログラムが記録された媒体、すなわち
ROM、RAM、ハードディスク、CD−ROM、光磁
気ディスクあるいは通信ネットワークのサーバコンピュ
ータなど配信先の記憶装置は、本発明の請求項6または
請求項7のパラメータ設定制御プログラムを記録した媒
体に相当する。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
または2記載のパラメータ設定装置、請求項4または5
記載の演奏情報のパラメータ設定方法、請求項6または
記載の媒体に記録されたパラメータ設定制御プログラ
ムの実行によれば、選択パートの音量等のバランスを調
整する場合など、他のパートの音量等も自動的に調整さ
れるので、操作が容易になる。
【0054】
【0055】
【0056】また、請求項3記載のパラメータ設定装置
によれば、例えば音量パラメータの入力されたパラメー
タ値が“0”以下でなくても非選択パートの音量パラメ
ータを変更することができるなど、楽音要素を全体的な
レベルに応じて調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における音量パラメータについて上限値
を越えて変更しようとした場合の変更例を概念的に示す
図である。
【図2】実施例における音量パラメータについて下限値
を越えて変更しようとした場合の変更例を概念的に示す
図である。
【図3】本発明を適用した電子楽器のブロック図であ
る。
【図4】実施例における自動演奏データのフォーマット
を示す図である。
【図5】実施例における変更テーブルの一例を示す図で
ある。
【図6】実施例における制御プログラムのメインルーチ
ンのフローチャートである。
【図7】実施例における音量設定処理のフローチャート
である。
【図8】実施例における上限値処理のフローチャートで
ある。
【図9】実施例における下限値処理のフローチャートで
ある。
【符号の説明】 1…CPU、2…ROM、3…RAM、5…音源回路、
6…効果回路、9…スイッチ、10…表示回路、11…
外部記憶装置、12…インターフェース
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−103099(JP,A) 特開 平4−180094(JP,A) 特開 平7−56574(JP,A) 特開 平10−222163(JP,A) 特開 平10−268867(JP,A) 特開 平9−319369(JP,A) 特開 平5−323983(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 - 7/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数パートから構成された演奏情報のパ
    ートごとに記憶されている特定音楽要素を制御するパラ
    メータに新たな値を設定するパラメータ設定装置におい
    て、 前記特定音楽要素を制御するパラメータは設定限界値を
    もつパラメータであって、このパラメータの値を変更す
    るパートを選択するパート選択手段と、 前記選択されたパートのパラメータの変更値を入力する
    パラメータ値入力手段と、 前記変更値が前記設定限界値を越える場合、前記選択さ
    れたパートに設定されていたパラメータの値を前記設定
    限界値に変更するとともに、前記選択されたパート以外
    のそれぞれのパートに設定されていたパラメータの値
    を、該パラメータの値と前記変更値と前記設定限界値を
    使って、前記選択されたパートの変更値と前記選択され
    たパート以外のそれぞれのパートに設定されていたパラ
    メータの値との相対的な関係を保つように変更するパラ
    メータ値変更手段と、 を備えたことを特徴とする演奏情報のパラメータ設定装
    置。
  2. 【請求項2】 複数パートから構成された演奏情報のパ
    ートごとに記憶されている特定音楽要素を制御するパラ
    メータに新たな値を設定するパラメータ設定装置におい
    て、 前記特定音楽要素を制御するパラメータは設定限界値を
    もつパラメータであって、このパラメータの値を変更す
    るパートを選択するパート選択手段と、 前記選択されたパートのパラメータの変更値を入力する
    パラメータ値入力手段と、 前記変更値が前記設定限界値を越える場合、前記選択さ
    れたパートに設定されていたパラメータの値を前記設定
    限界値に変更するとともに、前記選択されたパート以外
    のそれぞれのパートに設定されていたパラメータの値
    を、該パラメータの値と前記変更値と前記設定限界値を
    使って、変更テーブルに基づき変更するパラメータ値変
    更手段と、 を備えたことを特徴とする演奏情報のパラメータ設定装
    置。
  3. 【請求項3】 前記設定限界値を設定可能にしたことを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の演奏情報のパ
    ラメータ設定装置。
  4. 【請求項4】 複数パートから構成された演奏情報のパ
    ートごとに記憶されている特定音楽要素を制御するパラ
    メータに新たな値を設定するパラメータ設定方法であっ
    て、 前記特定音楽要素を制御するパラメータは設定限界値を
    もつパラメータであって、このパラメータの値を変更す
    るパートを選択するステップと、 前記選択されたパートのパラメータの変更値を入力する
    ステップと、 前記変更値が前記設定限界値を越える場合、前記選択さ
    れたパートに設定されていたパラメータの値を前記設定
    限界値に変更するとともに、前記選択されたパート以外
    のそれぞれのパートに設定されていたパラメータの値
    を、該パラメータの値と前記変更値と前記設定限界値を
    使って、前記選択されたパートの変更値と前記選択され
    たパート以外のそれぞれのパートに設定されていたパラ
    メータの値との相対的な関係を保つように変更するステ
    ップと、 を実行することを特徴とする演奏情報のパラメータ設定
    方法。
  5. 【請求項5】 複数パートから構成された演奏情報のパ
    ートごとに記憶されている特定音楽要素を制御するパラ
    メータに新たな値を設定するパラメータ設定方法であっ
    て、 前記特定音楽要素を制御するパラメータは設定限界値を
    もつパラメータであって、このパラメータの値を変更す
    るパートを選択するステップと、 前記選択されたパートのパラメータの変更値を入力する
    ステップと、 前記変更値が前記設定限界値を越える場合、前記選択さ
    れたパートに設定されていたパラメータの値を前記設定
    限界値に変更するとともに、前記選択されたパート以外
    のそれぞれのパートに設定されていたパラメータの値
    を、該パラメータの値と前記変更値と前記設定限界値を
    使って、変更テーブルに基づき変更するステップと、 を実行することを特徴とする演奏情報のパラメータ設定
    方法。
  6. 【請求項6】 複数パートから構成された演奏情報のパ
    ートごとに記憶されている特定音楽要素を制御するパラ
    メータに新たな値を設定する処理をコンピュータで実行
    するためのパラメータ設定制御プログラムを記録した媒
    体であって、 前記特定音楽要素を制御するパラメータは設定限界値を
    もつパラメータであって、このパラメータの値を変更す
    るパートを選択するパート選択処理と、 前記選択されたパートのパラメータの変更値を入力する
    パラメータ値入力処理と、 前記変更値が前記設定限界値を越える場合、前記選択さ
    れたパートに設定されていたパラメータの値を前記設定
    限界値に変更するとともに、前記選択されたパート以外
    のそれぞれのパートに設定されていたパラメータの値
    を、該パラメータの値と前記変更値と前記設定限界値を
    使って、前記選択されたパートの変更値と前記選択され
    たパート以外のそれぞれのパートに設定されていたパラ
    メータの値との相対的な関係を保つように変更するパラ
    メータ値変更処理と、 を実行するパラメータ設定制御プログラムを記録した媒
    体。
  7. 【請求項7】 複数パートから構成された演奏情報のパ
    ートごとに記憶されている特定音楽要素を制御するパラ
    メータに新たな値を設定する処理をコンピュータで実行
    するためのパラメータ設定制御プログラムを記録した媒
    体であって、 前記特定音楽要素を制御するパラメータは設定限界値を
    もつパラメータであって、このパラメータの値を変更す
    るパートを選択するパート選択処理と、 前記選択されたパートのパラメータの変更値を入力する
    パラメータ値入力処理と、 前記変更値が前記設定限界値を越える場合、前記選択さ
    れたパートに設定されていたパラメータの値を前記設定
    限界値に変更するとともに、前記選択されたパート以外
    のそれぞれのパートに設定されていたパラメータの値
    を、該パラメータの値と前記変更値と前記設定限界値を
    使って、変更テーブルに基づき変更するパラメータ値変
    更処理と、 を実行するパラメータ設定制御プログラムを記録した媒
    体。
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