JP3524698B2 - 加圧装置付き貼合シート材製造システム - Google Patents
加圧装置付き貼合シート材製造システムInfo
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Description
シート部材とを加圧して貼り合わせる貼合装置をそなえ
る、加圧装置付き貼合シート材製造システムに関する。
とを走行させながら貼り合わせる貼合装置をそなえ、貼
合シート材を製造する貼合シート材製造装置(加圧装置
付き貼合シート材製造システム)が開発されているが、
このような装置として、例えば、複数の紙を貼り合わせ
てコルゲート紙(即ち、両面段ボールシート、以下、段
ボール又は段ボールシートという)を製造する両面段ボ
ールシート製造装置(以下、コルゲートマシンという)
がある。
サ、ダブルフェーサ、スリッタスコアラ・カットオフ・
スタッカ等からなるドライエンド、積載部等から構成さ
れ、シングルフェーサ(図示せず)で形成された片面段
ボールシートとライナとが、ダブルフェーサで貼り合わ
せ、両面段ボールシートを形成し、この両面段ボールシ
ートをドライエンドで切断して分割板状の両面段ボール
シートを形成し、積載部に搬送されるようになってい
る。
ーサについて、さらに説明すると、図8はコルゲートマ
シンに備えられるダブルフェーサの全体構成を示す模式
的な側面図である。図8の模式的側面図に示すように、
コルゲートマシンのダブルフェーサは、ダブルフェーサ
の上流側(図8中、左端外側)のシングルフェーサ(図
示せず)で形成されて、糊付け装置24により糊付けさ
れた片面段ボールシート22と、ライナ原紙供給部(図
示せず)から搬送されるライナ(ライナ原紙)23とを
貼り合わせ、両面段ボールシート(又は、複両面段ボー
ルシート)1を製造するものであり、ヒーティングパー
ト11とクーリングパート21とから構成される。な
お、このダブルフェーサの上流側にはグルーイングマシ
ン32が配設されており、このグルーイングマシン32
の糊付け装置24で、片面段ボールシート22の段頂部
に糊付けがなされるようになっている。また、図8中、
FLはフロア面を示している。
ィングパート11は、図8に示すように、片面段ボール
シート22及びライナ23を加圧しながら加熱すること
により、片面段ボールシート22とライナ23とを接着
させて両面段ボールシート1を形成するものであり、プ
レヒート部25,熱板(ヒーティングボックス)12,
加圧ベルト15,加圧部26等により構成される。
巻き付けることによって片面段ボールシート22及びラ
イナ23を予熱及び調質するものである。熱板12は、
ヒーティングパート11の下側に配設され、蒸気によっ
て適度に加熱された板状部材によって構成される。加圧
ベルト(エンドレス加圧ベルト)15は、ヒーティング
パート11の上側に配設され、片面段ボールシート22
及びライナ23(即ち、両面段ボールシート1)を搬送
しながら、加圧するものである。
ように、エア加圧方式のものであり、圧縮空気の供給源
であるブロア29,圧縮空気の供給管30,エアチャン
バ31等から構成され、ブロア29から供給管30を介
してエアチャンバ31の内部へ送りこまれる圧縮空気に
よって、加圧ベルト15の背面を加圧し、片面段ボール
シート22とライナ23との貼り合わせに必要な押圧力
を発生するようになっている。
グパート21について説明する。クーリングパート21
は、図8に示すように、ヒーティングパート11により
製造された両面段ボールシート1を冷却し、貼着状態を
より確実にするとともに、冷却に際しての歪みや反り変
形等を修正する機能を有するものである。このクーリン
グパート21は、搬送ベルト27,加圧ベルト15,加
圧部28等によって構成され、両面段ボールシート1が
クーリングパート21の下側に配設された搬送ベルト2
7及びクーリングパート21の上側に配設された加圧ベ
ルト15により挟持されて搬送されながら、加圧部28
により加圧されるようになっている。なお、加圧部28
は複数のローラにより構成されており、加圧ベルト15
の背面を加圧するようになっている。
のように構成されているため、以下のように作用する。
つまり、シングルフェーサ(図示せず)で形成された片
面段ボールシート22はグルーイングマシン32の糊付
け装置24でその段頂部に糊付けされ、プレヒート部2
5で予熱及び調質されたライナ23とともに、蒸気によ
って適度に加熱されている熱板12と加圧ベルト15と
の間に搬入される。
23とは積層された状態で、共に加圧ベルト15と熱板
12に挟持されて搬送される。この際、加圧部26によ
り適度に押圧力が加えられるとともに、熱板12により
加熱され、これにより貼り合わされて両面段ボールシー
ト1が形成される。このようにして形成された両面段ボ
ールシート1は、冷却工程であるクーリングパート21
に搬送され、加圧ベルト15と搬送ベルト27とによっ
て挟持されて搬送される。この際、加圧部28によって
適度の押圧力が加えられ、ヒーティングパート11にお
いて貼り付けられた片面段ボールシート22とライナ2
3との貼着状態をより確実にされると共に、冷却に際し
ての歪みや反り変形等が修正される。
ーサのヒーティングパート11では、熱板に摺接して走
行する片面段ボールシート22とライナ23とを確実に
張り付けるために、片面段ボールシート22,ライナ2
3を最適な温度に加熱するとともに、最適な押圧力をシ
ート横幅方向の全域に亘って均一に作用させることが要
求される。
て種々の技術が提案されている。例えば、両面段ボール
シート1の横幅方向に掛渡した複数組のロールを走行方
向にそって並設し、加圧ベルト15を介して、両面段ボ
ールシート1を熱板12に押し付けるウェイトロール方
式の加圧装置があるが、この加圧装置では両面段ボール
シート1の前面に均一に押圧力を作用させることができ
ないため、両面段ボールシート1の品質を向上させるの
は困難である。
既に説明したエア加圧方式の加圧装置では、図9に示す
ように、複数組のエアチャンバ31を段ボールシート1
の走行方向に沿って並設し、加圧ベルト15を介して両
面段ボールシート1を熱板12に押し付けるものであ
り、圧縮空気の供給源であるブロア29,圧縮空気の供
給管30,エアチャンバ31等から構成され、ブロア2
9から供給管30を介してエアチャンバ31の内部へ送
りこまれる圧縮空気によって、加圧ベルト15の背面を
加圧し、片面段ボールシート22とライナ23との貼り
合わせに必要な押圧力を発生するようになっている。
ールシート1の最大横幅に対応した間隔(即ち、両面段
ボールシート1の最大横幅よりも大きい間隔)を有する
両側の側壁を備えて構成され、この側壁の下端は加圧ベ
ルト15の背面に直接摺接するようになっている。そし
て、このエアチャンバ31内に供給される圧縮空気によ
る加圧力を直接加圧ベルト15の背面に作用させ、両面
段ボールシート1を加圧するようにしたものである。
は、図10(a)に示すように、横幅方向に略均一にな
っている。このため、エアチャンバ31の両側壁の間隔
よりも小さい寸法の横幅の両面段ボールシート1が搬送
される場合、両面段ボールシート1の存在しない領域
(両面段ボールシート1の両側部よりも外側の部分)に
も加圧ベルト15を介して空気圧が作用し、この空気圧
の作用により、加圧ベルト15の側部が下方に曲がり変
形することになる。また、両面段ボールシート1の耐圧
潰力は、図10(b)に示すように、その側部では低く
なっている。
部は押しつぶされた状態(ダレた状態)になってしまう
ことがある。また、図10(c)に示すように、エアチ
ャンバ31の側壁下端と空気圧の作用で下方に曲がり変
形した加圧ベルト15との間に隙間が形成され、空気洩
れが大きくなるため、高圧で、かつ横幅方向において均
一な押圧力を発生させることが難しく、生産性を向上さ
せることもできない。また、空気洩れによるエネルギの
損失も無視できないものである。
15上側へ両面段ボールシート1の横幅方向に沿って複
数枚のプレート33を並設し、圧縮バネ34或いはエア
シリンダによる押圧力を、加圧ベルト15を介して、両
面段ボールシート1に作用させ、両面段ボールシート1
を熱板12に押し付けるプレート加圧方式の加圧装置も
提案されている。このようなプレート加圧方式の加圧装
置については、例えば、特開平6−328596号公報
に開示されている。
1に示すように、圧縮バネ34のバネ力をプレート33
を介して加圧ベルト15の背面に作用させ、両面段ボー
ルシート1を押圧するものである。つまり、加圧装置
は、熱板12の上側に配設され、両面段ボールシート1
の横幅方向へ掛渡され、チャンネルで形成されたビーム
35と、このビーム35の下面に、4本のリンク36
(図11では2本のみ図示している)を介して、揺動可
能に懸吊されたプレート33と、ビーム35とプレート
33との間に介装された圧縮バネ34とから構成され、
4本のリンク36により両面段ボールシート1の走行方
向への移動を規制できるようになっているとともに、圧
縮バネ34のバネ力により、プレート33及び加圧ベル
ト15を介して、両面段ボールシート1を加圧できるよ
うになっている。
ート1の横幅方向に複数個設けられており、熱板12の
横幅方向全体に亘って、隙間なく並設されており、プレ
ート33の下面は、加圧ベルト15の上側面(背面)に
対し、圧縮バネ34によるバネ力を作用させることがで
きるようになっている。なお、プレート33を懸吊する
4本のリンク36は互いに連結されており、同期して、
かつ、同角度でスイングするように構成されており、プ
レート33が傾きを変えることなく水平状態を維持した
ままで、昇降されるようになっている。
接する熱板は、両面段ボールシート1の横幅寸法、両面
段ボールシート1の走行速度、摺接する両面段ボールシ
ート1の温度、その他の種々の条件によって、表面から
の放熱量が変動し、両面段ボールシート1の進行方向へ
並設させた熱板12では、上流側と下流側において膨
張、或いは収縮変形の程度が大幅に異なるといった傾向
が発生する。
り芯紙、ライナの材質等の種々の条件に応じて押圧力を
適宜調整する必要がある。例えば、剛性の低い原紙に対
して押圧力を高くすると芯紙の山型段頂部が潰れ、ま
た、剛性の高い原紙に対して押圧力を低く設定すると貼
り合わせが不確実になるため付加する押圧力を適宜調節
する必要がある。
に、熱板12がその横幅方向中央で凹変形(又は、凸変
形)している場合、その横幅方向に複数配設された各プ
レート33の幅が広く、水平方向を維持して昇降するこ
とから、プレート33の押圧力が両面段ボールシート1
の横幅方向において片当たりし、図12(a)に示すよ
うに、両面段ボールシート1の横幅方向で押圧力の強弱
が(押圧力のムラ)が発生する場合がある。
を熱板12へ均一に押圧することができず(特に、熱板
12の上表面が湾曲変形している場合には両面段ボール
シート1を均一に押圧することができず)、片面段ボー
ルシート22とライナ23との糊付けを均一に行なうこ
とができないという課題がある。また、このような加圧
装置では、原紙の材質,その他の条件によって、押圧力
を増減調整させ、最適の加圧状態に設定することは難し
いという課題もある。
たもので、貼合シート材を均一、かつ確実に加圧できる
ようにするとともに、加圧力を調整できるようにした、
加圧装置付き貼合シート材製造システムを提供すること
を目的とする。
の本発明の加圧装置付き貼合シート材製造システムは、
表シート部材と裏シート部材とを貼り合わせる貼合装置
をそなえ、貼合シート材を製造する貼合シート材製造シ
ステムにおいて、該貼合装置が、該表シート部材及び該
裏シート部材を加熱する加熱部材と、該加熱部材に対向
するように設けられ、該表シート部材及び該裏シート部
材を該加熱部材に押し付ける加圧装置とを備え、該加圧
装置が、走行方向に対して横方向に延びるように配設さ
れた支持部材と、該支持部材に弾性部材を介して懸吊さ
れた複数のウェイトブロックと、支持部材を昇降駆動す
る昇降駆動手段とを備え、該ウェイトブロックの自重に
よって該表シート部材及び該裏シート部材を該加熱部材
に押し付けるように構成されることを特徴としている。
材を介して懸吊された複数のウェイトブロックが、その
自重により生じる鉛直方向への力を、表シート部材及び
裏シート部材に作用させ、その力によって表シート部材
及び裏シート部材が加熱部材に押し付けられて加熱され
る。この際、複数のウェイトブロックが懸吊された支持
部材を、昇降駆動手段により昇降させることで、複数の
ウェイトブロックによる貼合シート材への押圧力が調整
される。つまり、支持部材を上昇させると、弾性部材に
よるウェイトブロックに対する懸吊力が増加し、その分
だけウェイトブロックから貼合シート材に作用する押圧
力が減少し、これとは逆に、支持部材を下降させると、
弾性部材によるウェイトブロックに対する懸吊力が減少
し、ウェイトブロックから貼合シート材に作用する押圧
力が増加する。
シート材製造システムは、請求項1記載の構成装置にお
いて、該貼合装置が、該貼合シート材としての両面段ボ
ールシートを形成するダブルフェーサにより構成される
ことを特徴としている。このような構成により、シート
材料を走行させながら両面段ボールシートを製造するダ
ブルフェーサに設けられた支持部材に弾性部材を介して
懸吊された複数のウェイトブロックが、その自重により
鉛直方向への力を両面段ボールシートに作用させ、その
力によって両面段ボールシートが加熱部材に押し付けら
れて加熱される。この場合、複数のウェイトブロックが
懸吊された支持部材を、昇降駆動手段により昇降させ
て、複数のウェイトブロックによる両面段ボールシート
への押圧力が調整される。
シート材製造システムは、表シート部材と裏シート部材
とを貼り合わせる貼合装置をそなえ、貼合シート材を製
造する貼合シート材製造システムにおいて、該貼合装置
が、該表シート部材及び該裏シート部材を加熱する加熱
部材と、該加熱部材に対向するように設けられ、該表シ
ート部材及び該裏シート部材を該加熱部材に押し付ける
加圧装置とを備え、該加圧装置が、走行方向に対して横
方向に延びるように配設された支持部材と、該支持部材
に懸吊された複数のウェイトブロックとを備え、該ウェ
イトブロックの自重によって該表シート部材及び該裏シ
ート部材を該加熱部材に押し付けるように構成され、上
記複数のウェイトブロックが、該支持部材に弾性部材を
介して懸吊され、該弾性部材が、該支持部材と上記の各
ウェイトブロックとの間に介装されたバネにより構成さ
れ、該複数のウェイトブロックが、いずれも該走行方向
に延在する長尺形状、かつ、断面略正方形状に形成さ
れ、該走行方向に並列に設置されていることを特徴とし
ている。
イトブロックとの間に介装された弾性部材の引張力と、
各ウェイトブロックの自重による鉛直方向への作用力
(加圧力)とのバランスによって、表シート部材及び裏
シート部材への押圧力が設定される。特に、加熱装置が
熱変形している場合であっても、弾性部材により各ウェ
イトブロックによる押圧力がより均一に作用する。ま
た、走行方向に延在する長尺形状、かつ、断面略正方形
状に形成され、走行方向に並列に設置された複数のウェ
イトブロックにより、ウェイトブロックが走行方向へ安
定した姿勢を保持することができ、確実に表シート部材
及び裏シート部材が押圧されるとともに、加熱部材から
の熱伝導によるウェイトブロックの変形も少なくなる。
シート材製造システムは、請求項1〜3のいずれかに記
載の装置において、該加圧機構が、該ウェイトブロック
の該走行方向への動きを規制するとともに、上下方向へ
の動き及び該横方向への傾斜を許容するガイド部材を備
えることを特徴としている。このような構成により、ガ
イド部材によってウェイトブロックの走行方向への動き
が規制され、ウェイトブロックの自重が確実に表シート
部材及び裏シート部材に作用するようになる。また、ガ
イド部材によってウェイトブロックの上下方向への動き
及び該横方向への傾斜が許容されることで、ウェイトブ
ロックによる押圧力が表シート部材及び裏シート部材に
対してより均一に作用する。請求項5記載の本発明の加
圧装置付き貼合シート材製造システムは、請求項1〜4
のいずれかに記載の装置において、上記複数のウェイト
ブロックが、該支持部材に弾性部材を介して懸吊され、
該加圧装置が、該ウェイトブロックの自重及び該弾性部
材の引張力に応じて定まる押圧力を該表シート部材及び
該裏シート部材に作用させて該加熱部材に押し付けるよ
うに構成されることを特徴としている。このような構成
により、支持部材に弾性部材を介して懸吊された複数の
ウェイトブロックの自重及び弾性部材の引張力によって
複数のウェイトブロックによる表シート部材及び裏シー
ト部材への押圧力が調整される。請求項6記載の本発明
の加圧装置付き貼合シート材製造システムは、請求項3
〜5のいずれかに記載の装置において、該加圧装置が、
該支持部材を昇降駆動する昇降駆動手段を備え、該昇降
駆動手段によって該支持部材を昇降させることで該弾性
部材の引張力を調整しうるように構成されていることを
特徴としている。このような構成により、複数のウェイ
トブロックが懸吊された支持部材を、昇降駆動手段によ
り昇降させて、複数のウェイトブロックによる表シート
部材及び裏シート部材への押圧力が調整される。つま
り、支持部材を上昇させると、弾性部材によるウェイト
ブロックに対する懸吊力が増加し、その分だけウェイト
ブロックから表シート部材及び裏シート部材に作用する
押圧力が減少し、これとは逆に、支持部材を下降させる
と、弾性部材によるウェイトブロックに対する懸吊力が
減少し、ウェイトブロックから表シート部材及び裏シー
ト部材に作用する押圧力が増加する。
形態について説明すると、図1〜図6は本発明の一実施
形態にかかる加圧装置付き貼合シート材製造システムの
加圧装置を示すものである。本実施形態の加圧装置付き
貼合シート材製造システムは、表シート部材と裏シート
部材とを走行させながら貼り合わせ、貼合シート材を製
造するものであり、シングルフェーサ、ダブルフェー
サ、スリッタスコアラ・カットオフ・スタッカ等からな
るドライエンド、積載部を備えて構成される。
面段ボールシートとライナとが、ダブルフェーサで貼り
合わせ、両面段ボールシートを形成し、この両面段ボー
ルシートをドライエンドで切断して分割板状の両面段ボ
ールシートを形成し、積載部に搬送されるようになって
いる。また、本実施形態の加圧装置付き貼合シート材製
造システムは、例えば、複数の紙を貼り合わせてコルゲ
ート紙(両面段ボールシート、以下、段ボール又は両面
段ボールシートという)を製造するものであり、以下、
両面段ボールシート製造装置(以下、コルゲートマシン
又はコルゲータという)として説明する。
ように、表シート部材と裏シート部材とを走行させなが
ら加圧して貼り合わせる貼合装置としてのダブルフェー
サが備えられているが、本実施形態の加圧装置付き貼合
シート材製造システムでは、このダブルフェーサの加圧
装置が特徴的な部分であるため、まず、このダブルフェ
ーサについて説明する。
来技術(図8参照)で既に説明したように、ヒーティン
グパート11とクーリングパート21とから構成され、
ダブルフェーサの上流側のシングルフェーサ(図示せ
ず)で形成されて、糊付け装置24により糊付けされた
片面段ボールシート(裏シート部材)22と、ライナ原
紙供給部(図示せず)から搬送されるライナ(表シート
部材)23とを貼り合わせ、貼合シート材としての両面
段ボールシート(又は、複両面段ボールシート)1を製
造するものである。
ィングパート11は、片面段ボールシート22及びライ
ナ23を加圧しながら加熱することにより、片面段ボー
ルシート22とライナ23とを接着させて両面段ボール
シート1を形成するものであり、プレヒート部25と、
加熱部材としての熱板(ヒーティングボックス)12
と、加圧ベルト15,後述する加圧装置50を備えて構
成される。
ナ23は、プレヒート部25でローラに巻き付けられな
がら予熱及び調質され、ヒーティングパート11の上側
に、熱板(加熱部材)12に対向するように配設された
加圧ベルト(エンドレス加圧ベルト)15によって搬送
されながら、後述する加圧機構50により加圧され、ヒ
ーティングパート11の下側に配設された熱板12に押
し付けられて加熱され、両面段ボールシート1が形成さ
れるようになっている。
加熱された複数の板状部材によって構成され、両面段ボ
ールシート1を構成するライナ23(貼合シート材の裏
面)に接触しながら接触した両面段ボールシート1を加
熱するようになっている。なお、熱板12は、図1に示
すように、ヒーティングパート11の両側部下方に、走
行方向の全長に亘って配設されたメインフレーム40上
に取り付けられている。なお、メインフレーム40は図
示しない支柱によって支持されている。
グパート21は、ヒーティングパート11により製造さ
れた両面段ボールシート1を冷却し、貼着状態をより確
実にするとともに、冷却に際しての歪みや反り変形等を
修正する機能を有するものである。このクーリングパー
ト21は、搬送ベルト27,加圧ベルト15,加圧部2
8等によって構成され、両面段ボールシート1がクーリ
ングパート21の下側に配設された搬送ベルト27及び
クーリングパート21の上側に配設された加圧ベルト1
5により挟持されて搬送されながら、加圧部28により
加圧されるようになっている。なお、加圧部28は複数
のローラにより構成されており、加圧ベルト15の背面
を加圧するようになっている。
ト材製造システムにおいて特徴となる加圧装置について
説明すると、図1はその模式的断面図である。図1に示
すように、加圧装置50は、支持部材としての昇降プレ
ート4と、複数のウェイトブロック2と、この昇降プレ
ート4と各ウェイトブロック2との間に介装された弾性
部材としてのバネ3と、昇降プレート4を昇降駆動する
昇降駆動手段5とから構成される。この加圧装置50
は、加熱部材としての熱板12に対向するように設けら
れ、この熱板12に両面段ボールシート1を押し付けて
加圧するようになっている。昇降プレート4にバネ3を
介して懸吊された複数のウェイトブロック2の鉛直方向
への自重を、加圧力(押圧力)として、両面段ボールシ
ート1に作用させることができるようになっている。
2に示すように、いずれも両面段ボールシート1の走行
方向に延在する長尺形状に形成され、その横断面は、図
1に示すように、略正方形状になるように形成されてい
る。なお、各ウェイトブロック2の走行方向の上流側
は、両面段ボールシートを走行しやすくすべく、楔状に
形成されている。
面が略正方形状になるように形成しているのは、熱歪に
よる変形を少なくするとともに、細分することにより搬
送される両面段ボールシート1の両端部に部分的に過大
な荷重がかからないようにするためである。また、ウェ
イトブロック2は、例えば、約40mm程度の板厚にな
るように形成すればよい。これは、この板厚に形成する
ことによって、従来技術(図9参照)で説明した空気圧
式の加圧装置50において、片面段ボールとライナとを
貼り合わせて両面段ボールシート1を製造するのに必要
とされる最大300mmAg程度の圧力(加圧力)を得
ることができるからである。
わせて両面段ボールシート1を製造するのに必要とされ
る300mmAg程度の圧力は、300kg/m2 の荷
重に相当するため、ウェイトブロック2を鋼製とした場
合、このウェイトブロック2を熱板12上に敷きつめた
とすると300mm/7.8(比重)≒38mmとな
る。したがって、ウェイトブロック2を約40mmの板
厚に形成すればよいことになる。
ック2は、図1に示すように、両面段ボールシート1の
走行方向に対して並列に(即ち、両面段ボールシート1
の横幅方向に沿って)、かつ、間隔を狭めて、バネ(引
張バネ)3を介して昇降プレート4に懸吊されている。
そして、ウェイトブロック2は、図1及び図2に示すよ
うに、両面段ボールシート1を搬送する加圧ベルト15
の背面に摺接しながら、加圧するようになっている。
ェイトブロック2の走行方向に対して上流側と下流側の
2か所に取り付けられている。このバネ3は、コイルバ
ネであり、各ウェイトブロック2を引っ張る方向の力
(引張力)を生じるようになっており、ウェイトブロッ
ク2の鉛直下向きの自重とバネ3の鉛直上向きの引張力
とのバランスにより、両面段ボールシート1への押圧力
を調整できるようになっている。
に、走行方向に対して垂直な横方向に延びるように両面
段ボールシート1の走行方向に対して上流側と下流側と
に形成されたバネ取付用プレート部4a,4bと、これ
らのバネ取付用プレート部4a,4bを連結する連結プ
レート部4c,4dとから構成され、両面段ボールシー
ト1の走行方向に垂直な方向の断面が、図1に示すよう
に、コの字状になるように構成され、両面段ボールシー
ト1の走行方向に沿った方向の断面が、図2に示すよう
に、コの字状になるように構成されている。
シート1の横幅方向に沿って左右2か所に取り付けられ
たピン6を介して、溝型形状に形成された溝型横梁7に
取り付けられた後述する昇降駆動手段5に揺動自在に取
り付けられている。そして、昇降プレート4は、昇降駆
動手段5によって昇降されるようになっている。なお、
この際、後述する溝型横梁7に固着された側壁9a,9
bの内側面に沿って、昇降プレート4の両側部を構成す
る連結プレート部4d,4dが摺接するようになってい
る。
ブロック2を懸吊した昇降プレート4を昇降させるもの
であり、ウェイトブロック2を引き上げるバネ3の引張
力をエアシリンダ5aに付加する圧縮空気圧によって制
御するものである。この昇降駆動手段5は、図1及び図
4に示すように、昇降プレート4に取り付けられたピン
6に連結されたロッド20を備えるエアシリンダ5a
と、この単動式のエアシリンダ5aに圧縮空気を供給す
るコンプレッサ(圧縮空気源)16,配管17,レギュ
レータ18,電磁弁19を備えて構成される。
圧縮空気を配管17を介してエアシリンダ5aのロッド
収縮側の室(即ち、昇降プレート4を上昇させる側の
室)に供給することにより、エアシリンダ5a内に備え
られるロッド20を駆動して、昇降プレート4を昇降す
るようになっている。この際、コンプレッサ16から供
給される圧縮空気の圧力はレギュレータ18により調整
され、圧縮空気の供給は電磁弁19により制御されるこ
とになる。
操作するようにしても、制御装置を用いて自動制御する
ものでもよい。このように昇降駆動手段5によってウェ
イトブロック2の位置を調整することにより、両面段ボ
ールシート1への押圧力を調整できるようにしているの
は、両面段ボールシート1を構成する材料に応じて、適
切な押圧力を設定できるようにするためである。つま
り、軟弱なシート材料の場合には、両面段ボールシート
1を押し潰してしまうことになるため低い押圧力に設定
する必要がある一方、剛性の高いシート材料の場合に
は、確実に貼り合わせるために高い押圧力に設定する必
要があるからである。
されており、溝型横梁7に沿って、2つのエアシリンダ
5a,5aが取り付けられている。ここで、エアシリン
ダ5a,5aが取り付けられている溝型横梁7について
説明する。この溝型横梁7には、図2に示すように、走
行方向の前後に、その断面がL字形の前壁(ガイド部
材)8a、後壁(ガイド部材)8bが取り付けられてい
る。
(b)に示すように、櫛刃状に複数の切欠部8cが形成
されており、この切欠部8cに断面が幅方向に縮小され
たウェイトブロック2の後端部2bが係合されるように
なっている。なお、図3(a),(b)では、後壁8b
のみ示しているが、前壁8aの下端にも同様に、櫛刃状
に複数の切欠部8dが形成されており、この切欠部8d
に断面が幅方向に縮小されたウェイトブロック2の前端
部2aが係合されるようになっている。
ブロック2の走行方向への動きが規制されるとともに、
上下方向への動き及び横方向への傾斜が許容されるよう
になっている。このように、上下方向への動きが許容さ
れるように切欠部8cを形成しているのは、両面段ボー
ルシート1にかかる押圧力を調整し易くするためであ
る。また、横方向への傾斜が許容されるように切欠部8
cを形成しているのは、加圧面としての熱板12が熱等
により変形している場合に、ウェイトブロック2が傾斜
するようにして両面段ボールシート1を均一に押圧でき
るようにするためである。なお、切欠部8cは、横方向
への傾斜を許容するが、段ボールシート1の横幅方向に
対しての横振れは規制するようになっている。
の両側部には、図1に示すように、側壁9a,9bが溶
接等により固着されている。そして、これらの溝型横梁
7,側壁9a,9b,前壁8a,後壁8bによって加圧
ボックス10が形成されている。側壁9a,9bは、加
圧ボックス10の横幅方向への動きを規制するものであ
り、これによって、ウェイトブロック2の横幅方向への
動きを規制できるようになっている。
a,9bには、図1及び図2に示すように、ヒーティン
グパート11の略全長に亘って配設された可動フレーム
43,43が取り付けられている。この可動フレーム4
3は、架台フレーム13の上部に固着されたリフト装置
14に、ワイヤ60を介して懸吊されている。そして、
可動フレーム43をリフト装置14により昇降駆動する
ことによって、加圧ボックス10を上下動させて、加圧
ボックス10内に取り付けられているウェイトブロック
2を熱板12に対して離接させることができるようにな
っている。この場合、可動フレーム43,43の外側面
は、架台フレーム13,13の内側面を摺接するように
なっている。
て複数個配設されている。本実施形態の加圧装置付き貼
合シート材製造システムは、上述のように構成されるた
め、加圧装置において、以下のようにして加圧力の調整
を行ないながら貼合シート材を製造する。まず、図5
(c)に示すように、エアシリンダ5aのロッド20を
上昇させるように昇降駆動手段5を駆動して、昇降プレ
ート4を最上位置まで上昇させるとともに、リフト装置
14によって加圧ボックス10を所定位置まで上昇させ
る。このようにして、ウェイトブロック2の自重よる鉛
直下方への力までバネ3の引張力を発揮させるようにし
て、ウェイトブロック2が持ち上がるようにする。
ベルト15)と熱板12との間に所定の隙間が形成され
るので、この隙間に片面段ボールシート及びライナ(即
ち、両面段ボールシート)を搬送する。なお、熱板12
の上面の清掃作業等を行なう場合にも、このようにして
スペースを確保することができる。このようにして両面
段ボールシート1を搬送した後に、両面段ボールシート
1の貼合に当たって必要とする加圧力(シート押圧力)
に設定する。
なう。まず、両面段ボールシート1の剛性が高い場合
は、リフト装置14を作動させて加圧ボックス10を所
定高さに設定し、図5(a)に示すように、エアシリン
ダ5aに供給される空気圧を減らす(又は0にする)。
このようにして、昇降プレート4を最下位置まで下降さ
せ、バネ3の引張力を小さくし(又は、0にする)、加
圧ベルト15の背面にウェイトブロック2の全自重が作
用するようにする。
力及びバネ3の引張力(スプリング張力)は、図6中、
(a)で示す領域に示す値になっており、両面段ボール
シート1へかかる荷重(ウェイトブロック2による押圧
力)は、ウェイトブロック2の全自重に等しくなる。な
お、図6では、右に行くほど〔(a)の領域から(c)
の領域の方向に行くほど〕支持部材としての昇降プレー
ト4の高さは高くなることを意味している。
ート1には、加圧ベルト15及びウェイトブロック2の
全重量が作用することになり、剛性の高い両面段ボール
シート1であっても確実に押圧され、確実に貼り合わさ
れる。一方、両面段ボールシート1の剛性が低い場合
は、図5(b)に示すように、エアシリンダ5aに供給
される空気圧を徐々に増やすことによって、昇降プレー
ト4を上昇させ、バネ3の引張力を増加させる。これに
よって、ウェイトブロック2に対して鉛直上方への持ち
上げ力が徐々に大きくなるため、ウェイトブロック2に
よる両面段ボールシート1への押圧力は徐々に減少する
ことになる。
力及びバネ3の引張力(スプリング張力)は、図6中、
(b)で示す領域に示す値になっており、両面段ボール
シート1へかかる荷重(ウェイトブロック2による押圧
力)は、ウェイトブロック2の自重からバネ3の引張力
を引いた大きさになる。そして、図5(c)に示すよう
に、エアシリンダ5aへ供給される空気圧をさらに増や
すことによって、昇降プレート4をさらに上昇させて、
バネ3の引張力をさらに増加させる。これによって、バ
ネ3の引張力がウェイトブロック2の自重よりも大きく
なり、やがてウェイトブロック2が持ち上げられること
になる。このようにして、ウェイトブロック2による押
圧力を0とし、両面段ボールシート1へ作用する押圧力
を加圧ベルト15の重量のみとすることができる。
力及びバネ3の引張力(スプリング張力)は、図6中、
(c)で示す領域に示す値になっており、両面段ボール
シート1へかかる荷重(ウェイトブロック2による押圧
力)は、0になる。したがって、エアシリンダ5aへ供
給される空気圧を増減させることによって、ウェイトブ
ロック2によるシート押圧力を、ウェイトブロック2の
全重量から0までの範囲で任意に変更することが可能で
あり、最も適切な押圧力の設定することができることに
なる。
加圧装置は、このように作動するため、複数のウェイト
ブロック2において、常に垂直下方に作用する自重の力
を用いて、両面段ボールシート1を確実に加圧すること
ができるという利点がある。また、複数のウェイトブロ
ック2が備えられた昇降プレート4を昇降駆動手段5に
よって昇降させて、複数のウェイトブロック2の位置を
垂直方向の任意の位置に設定することで、ウェイトブロ
ック2を懸吊するバネ3の弾性力を増減調整して、ウェ
イトブロック2の自重による押圧力を増減調整すること
ができるという利点もある。
両面段ボールシート1を確実に加圧することができ、剛
性のより高い高品質の両面段ボールシート1を製造する
ことができるという利点がある。また、両面段ボールシ
ート1を製造する際に、その押圧力を任意に調整できる
ことから、種々多様な段ボールシート原紙に対応できる
という利点もある。
押しつぶされず、また、平面性のよい両面段ボールシー
ト1の製造が可能となる。また、複数のウェイトブロッ
ク2の下面が略均一の押圧力で貼合シート材を加圧する
ことができるという利点もある。加えて、シート前面に
亘って均一な貼合力を持つ、つまり剛性のより高い高品
質の両面段ボールシート1を製造することが可能となっ
た。また、押圧力を増大することによって製造速度の高
速化、即ち生産性の大幅な向上も図れる。
壁8bによって、ウェイトブロック2の走行方向への動
きを規制されるため、ウェイトブロック2の自重を確実
に押圧力として作用させることができ、上下方向への動
き及び横方向への傾斜を許容されるため、熱板12が変
形した場合であっても確実に加圧することができるとい
う利点もある。
は、装置横幅方向において複数個に細かく分割している
ため、ウェイトブロック2自体の熱変形が小さくなる。
また、両面段ボールシート1の走行方向に所定の隙間を
持たせ、例えば熱板1枚おきに加圧装置50を配設すれ
ば、両面段ボールシート1内に残る水分の抜け(蒸発)
機能が向上し、シートの反り、歪み変形を抑制すること
ができる。
ト材製造システムにおける加圧装置50は、複数のウェ
イトブロック2をバネ3を介して昇降プレート4に懸吊
させ、かつ昇降プレート4をピン6を介して揺動支持さ
せているため、ウェイトブロック2の前後が自由に揺動
昇降でき、加圧ベルト15を介して下方の熱板12の変
形に対応して両面段ボールシート1を安定的に押圧させ
ることができる。
貼合シート材製造システムの変形例について説明する
と、この貼合シート材製造用加圧装置は、図7に示すよ
うに、本実施形態のものと、昇降駆動手段が異なる。つ
まり、この実施形態では、エアシリンダに供給する圧縮
空気圧によって制御する昇降駆動手段に代えて、モータ
シリンダによって制御する昇降駆動手段としており、モ
ータシリンダ5bを駆動して、伸縮するロッド20を介
して、昇降プレート4を所定高さ位置に移動設定するこ
とができるようになっている。
様であるため、ここではその説明を省略する。本変形例
の加圧装置付き貼合シート材製造システムは、上述のよ
うに構成されているため、上述の実施形態と同様の効果
が得られる。なお、本変形例の昇降駆動手段では、両面
段ボールシート1の貼合状態を目視により確認し、マニ
ュアルで操作することとしているが、高さ位置の検知方
法としてエンコーダその他種々手段を設備し、制御装置
を介して自動制御することもできる。
て従来のように段ボール上表面へエンドレスの加圧ベル
トを併用することもできるが、フィールドロールを採用
することによって前記加圧ベルトを省略することも可能
で、この場合使用部品類の耐久性が増大し、かつ、保守
点検、修理に掛かるメンテナンスが容易になる。また、
本実施形態の加圧装置付き貼合シート材製造システムで
は、昇降駆動手段5のエアシリンダ5aを単動式のもの
としているが、これに限られるものではなく、他の形
式、例えば、エアシリンダの両側室へ圧縮空気を付加
し、圧力バランスによってピストン位置を制御するよう
なものでもよい。
ト材製造システムにおける昇降プレート4の昇降駆動手
段5及び加圧ボックス10のリフト装置14の構成は、
これに限られるものでなく、他の種々の構成のものを用
いてもよい。また、本実施形態の加圧装置付き貼合シー
ト材製造システムでは、複数のウェイトブロック2を弾
性部材としてのバネ(コイルバネ)3により懸吊するよ
うにしているが、例えば、他の種類のバネやゴム等を用
いるようにしてもよい。
発明の加圧装置付き貼合シート材製造システムによれ
ば、複数のウェイトブロックの自重を用いながら略均一
の押圧力で表シート部材及び裏シート部材を確実に加圧
することができるという利点がある。また、複数のウェ
イトブロックが備えられた支持部材を昇降駆動手段によ
って昇降させて、複数のウェイトブロックの位置を垂直
方向の任意の位置に設定することができるので、ウェイ
トブロックを懸吊する弾性部材の弾性力を増減調整し
て、ウェイトブロックの自重による押圧力を増減調整す
ることができるという利点もある。
シート材製造システムによれば、複数のウェイトブロッ
クにより両面段ボールシートを確実に加圧することがで
き、剛性のより高い高品質の両面段ボールシートを製造
することができるという利点がある。また、両面段ボー
ルシートを製造する際に、その押圧力を任意に調整でき
ることから、種々多様な段ボールシート原紙に対応でき
るという利点もある。
シート材製造システムによれば、ウェイトブロックの下
面が略均一の押圧力で表シート部材及び裏シート部材を
加圧することができるという利点がある。請求項4記載
の本発明の加圧装置付き貼合シート材製造システムによ
れば、ガイド部材によって、ウェイトブロックの走行方
向への動きを規制されるためウェイトブロック自重を確
実に押圧力として作用させることができ、上下方向への
動き及び横方向への傾斜を許容されるため、加熱部材が
変形した場合であっても確実に加圧することができると
いう利点がある。請求項5記載の本発明の加圧装置付き
貼合シート材製造システムによれば、ウェイトブロック
の自重及び弾性部材の引張力を調整して、表シート部材
及び裏シート部材に作用する押圧力を調整することがで
きるという利点がある。請求項6記載の本発明の加圧装
置付き貼合シート材製造システムによれば、複数のウェ
イトブロックが備えられた支持部材を昇降駆動手段によ
って昇降させて、複数のウェイトブロックの位置を垂直
方向の任意の位置に設定することができるので、ウェイ
トブロックを懸吊する弾性部材の弾性力を増減調整し
て、ウェイトブロックの自重による押圧力を増減調整す
ることができるという利点がある。
シート材製造システムを示す模式的正面図であり、図2
のC−C矢視断面図である。
シート材製造システムを示す模式的側面図である。
シート材製造システムを示す模式図であり、(a)は図
2のA−A矢視断面図、(b)は図2のB矢視図であ
る。
シート材製造システムの昇降駆動手段を示す模式的な側
面図である。
シート材製造システムにおけるウェイトブロックによる
押圧力の調整を説明するための図であり、(a)は昇降
プレートを最下位置にした場合、(b)は昇降プレート
を上昇させた状態、(c)は昇降プレートを最上位置に
した場合をそれぞれ示している。
シート材製造システムにおけるウェイトブロックによる
押圧力とバネの引張力(スプリング張力)との関係を説
明するための図である。
シート材製造システムの昇降駆動手段の変形例を示す模
式的な側面図である。
ェーサの全体構成を示す模式的な側面図である。
えられる加圧装置であって、エア加圧方式のものを示す
模式的な正面図である。
するための図である。
備えられる加圧装置であって、プレート加圧方式のもの
を示す模式的な側面図である。
説明するための図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 表シート部材と裏シート部材とを貼り合
わせる貼合装置をそなえ、貼合シート材を製造する貼合
シート材製造システムにおいて、 該貼合装置が、該表シート部材及び該裏シート部材を加
熱する加熱部材と、該加熱部材に対向するように設けら
れ、該表シート部材及び該裏シート部材を該加熱部材に
押し付ける加圧装置とを備え、 該加圧装置が、走行方向に対して横方向に延びるように
配設された支持部材と、該支持部材に弾性部材を介して
懸吊された複数のウェイトブロックと、該支持部材を昇
降駆動する昇降駆動手段とを備え、該ウェイトブロック
の自重によって該表シート部材及び該裏シート部材を該
加熱部材に押し付けるように構成されることを特徴とす
る、加圧装置付き貼合シート材製造システム。 - 【請求項2】 該貼合装置が、該貼合シート材としての
両面段ボールシートを形成するダブルフェーサにより構
成されることを特徴とする、請求項1記載の加圧装置付
き貼合シート材製造システム。 - 【請求項3】 表シート部材と裏シート部材とを貼り合
わせる貼合装置をそなえ、貼合シート材を製造する貼合
シート材製造システムにおいて、 該貼合装置が、該表シート部材及び該裏シート部材を加
熱する加熱部材と、該加熱部材に対向するように設けら
れ、該表シート部材及び該裏シート部材を該加熱部材に
押し付ける加圧装置とを備え、 該加圧装置が、走行方向に対して横方向に延びるように
配設された支持部材と、該支持部材に懸吊された複数の
ウェイトブロックとを備え、該ウェイトブロックの自重
によって該表シート部材及び該裏シート部材を該加熱部
材に押し付けるように構成され、 上記複数のウェイトブロックが、該支持部材に弾性部材
を介して懸吊され、 該複数のウェイトブロックが、いずれも該走行方向に延
在する長尺形状、かつ、断面略正方形状に形成され、該
走行方向に並列に設置されていることを特徴とする、加
圧装置付き貼合シート材製造システム。 - 【請求項4】 該加圧装置が、該ウェイトブロックの該
走行方向への動きを規制するとともに、上下方向への動
き及び該横方向への傾斜を許容するガイド部材を備える
ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の加
圧装置付き貼合シート材製造システム。 - 【請求項5】 上記複数のウェイトブロックが、該支持
部材に弾性部材を介して懸吊され、 該加圧装置が、該ウェイトブロックの自重及び該弾性部
材の引張力に応じて定まる押圧力を該表シート部材及び
該裏シート部材に作用させて該加熱部材に押し付けるよ
うに構成されることを特徴とする、請求項1〜4のいず
れかに記載の加圧装置付き貼合シート材製造システム。 - 【請求項6】 該加圧装置が、該支持部材を昇降駆動す
る昇降駆動手段を備え、該昇降駆動手段によって該支持
部材を昇降させることで該弾性部材の引張力を調整しう
るように構成されていることを特徴とする、請求項3〜
5のいずれかに記載の加圧装置付き貼合シート材製造シ
ステム。
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