JP3523921B2 - アザスピロ誘導体およびその製造法 - Google Patents

アザスピロ誘導体およびその製造法

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JP3523921B2
JP3523921B2 JP30530394A JP30530394A JP3523921B2 JP 3523921 B2 JP3523921 B2 JP 3523921B2 JP 30530394 A JP30530394 A JP 30530394A JP 30530394 A JP30530394 A JP 30530394A JP 3523921 B2 JP3523921 B2 JP 3523921B2
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敏文 秋葉
貞博 清水
立 齋藤
勉 江幡
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第一製薬株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗菌化合物の合成原料
として有用な化合物およびその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】式(V)
【0003】
【化18】
【0004】(式中、nは2から5までの整数を意味
し、R3 はフェニル基に置換基を有することもあるフェ
ニルアルキル基、トリチル基、ベンズヒドリル基、水素
原子または炭素数1から6までのアルキル基を意味す
る。)で表される化合物(以下、化合物(V)と表し、
他の番号の式で表される化合物も同様とする。)は抗菌
性化合物の製造中間体として有用である(特開平5−2
21947号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来、この化
合物(V)の製造法は多くの工程を要する等の問題点が
あり、その工業的製造には未だ改良の余地があった。
【0006】すなわち、本発明の目的は、化合物(V)
を安価に、かつより簡便に製造する方法を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記実情に鑑み、本発明
者らは鋭意研究した結果、化合物(I)
【0008】
【化19】 (式中、nは2から5までの整数を意味し、R1 および
2 は各々独立して水素原子または炭素数1から6まで
のアルキル基を意味し、R3 はフェニル基に置換基を有
することもあるフェニルアルキル基、トリチル基、ベン
ズヒドリル基、水素原子または炭素数1から6までのア
ルキル基を意味する。)および化合物(II)
【0009】
【化20】 (式中、nは2から5までの整数を意味し、R2 は水素
原子または炭素数1から6までのアルキル基を意味し、
3 はフェニル基に置換基を有することもあるフェニル
アルキル基、トリチル基、ベンズヒドリル基、水素原子
または炭素数1から6までのアルキル基を意味する。)
を製造中間体として経由する方法を用いることによっ
て、化合物(V)をより簡便に得られることを見いだし
本発明を完成させた。
【0010】すなわち、本発明は、化合物(I)
【0011】
【化21】 (式中、n、R1 、R2 およびR3 は前記と同じ。)お
よび化合物(II)
【0012】
【化22】 (式中、n、R2 およびR3 は前記と同じ。)に関す
る。
【0013】また、本発明は、化合物(III)
【0014】
【化23】 (式中、nは2から5までの整数を意味し、R1 は水素
原子または炭素数1から6までのアルキル基を意味し、
4 は水酸基またはハロゲン原子を意味する。)と化合
物(IV)
【0015】
【化24】 (式中、R2 は水素原子または炭素数1から6までのア
ルキル基を意味し、R3はフェニル基に置換基を有する
こともあるフェニルアルキル基、トリチル基、ベンズヒ
ドリル基、水素原子または炭素数1から6までのアルキ
ル基を意味する。)を縮合剤または塩基の存在下に処理
することを特徴とする化合物(I)の製造法に関する。
【0016】さらに、化合物(I)を塩基の存在下に処
理することを特徴とする化合物(II)の製造法に関す
る。
【0017】あるいは、化合物(II)を酸の存在下に
処理することを特徴とする、化合物(V)
【0018】
【化25】 (式中、nは2から5までの整数を意味し、R3 はフェ
ニル基に置換基を有することもあるフェニルアルキル
基、トリチル基、ベンズヒドリル基、水素原子または炭
素数1から6までのアルキル基を意味する。)の製造法
に関する。
【0019】そして、化合物(VI)
【0020】
【化26】 (式中、nは2から5までの整数を意味し、R1 は水素
原子または炭素数1から6までのアルキル基を意味す
る。)と化合物(IV)を塩基の存在下に処理すること
を特徴とする化合物(II)の製造法に関する。
【0021】本発明を以下に詳しく説明する。まず、化
合物(I)
【0022】
【化27】 (式中、nは2から5までの整数を意味し、R1 および
2 は各々独立して水素原子または炭素数1から6まで
のアルキル基を意味し、R3 はフェニル基に置換基を有
することもあるフェニルアルキル基、トリチル基、ベン
ズヒドリル基、水素原子または炭素数1から6までのア
ルキル基を意味する。)および化合物(II)
【0023】
【化28】 (式中、nは2から5までの整数を意味し、R2 は水素
原子または炭素数1から6までのアルキル基を意味し、
3 はフェニル基に置換基を有することもあるフェニル
アルキル基、トリチル基、ベンズヒドリル基、水素原子
または炭素数1から6までのアルキル基を意味する。)
の置換基について説明する。
【0024】置換基R1 およびR2 としては、それぞれ
炭素数1から6までのアルキル基が好ましく、特に、エ
チル基が好ましい。
【0025】置換基R3 としては、フェニル基に置換基
を有することもあるフェニルアルキル基が好ましい。
【0026】ここで「フェニル基に置換基を有すること
もあるフェニルアルキル基」とは、フェニルアルキル基
の、フェニル基部分に置換基があってもよいことを意味
している。このフェニル基の置換基としては、炭素数1
から6のアルキル基、炭素数1から6のアルコキシル基
またはニトロ基が挙げられ、これらのうちでは、メチル
基、メトキシ基およびニトロ基が好ましい。これらは同
時に複数個、複数種が存在してもよい。
【0027】フェニルアルキル基としては、メチル基ま
たはエチル基にフェニル基が置換した構造の、フェニル
メチル基またはフェニルエチル基が好ましく、特にフェ
ニルメチル基(ベンジル基)が好ましい。
【0028】置換基R3 としては、ベンジル基、p−メ
チルベンジル基、p−メトキシベンジル基、p−ニトロ
ベンジル基が好ましく、特にベンジル基が好ましい。
【0029】置換基R4 としては、ハロゲン原子が好ま
しく、特に塩素原子が好ましい。
【0030】nとしては、2が好ましい。
【0031】本発明の製造工程は化29に示した通りで
あるが、次にこれらの各工程について説明する。
【0032】
【化29】 (式中、nは2から5までの整数を意味し、Rおよび
は各々独立して水素原子または炭素数1から6まで
のアルキル基を意味し、Rはフェニル基に置換基を有
することもあるフェニルアルキル基、トリチル基、ベン
ズヒドリル基、水素原子または炭素数1から6までのア
ルキル基を意味し、Rは水酸基またはハロゲン原子を
意味する。)
【0033】工程(a) 工程(a)は、化合物(I)を得る工程である。化合物
(I)は、化合物(III)のうちの置換基R4 が水酸
基である化合物と化合物(IV)を溶媒中、縮合剤存在
下で処理することによって得ることができる。また、化
合物(III)のうちの置換基R4 がハロゲン原子であ
る化合物と化合物(IV)を溶媒中、塩基存在下で処理
することによっても得ることができる。
【0034】溶媒としては、反応に不活性なものであれ
ば特に制限はないが、芳香族炭化水素系、エ−テル系、
ハロゲン化炭化水素系、その他、水、アセトン等を用い
ることができ、用いる縮合剤または塩基に応じて、好ま
しいものを選択すればよい。
【0035】縮合剤としては、N,N−ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド(DCC)等を用いることができる。
【0036】塩基としては、有機または無機のいずれで
あっても良く、アルカリ金属またはアルカリ土類金属、
例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、マグネシウ
ム、カルシウム等の水酸化物、炭酸塩および炭酸水素塩
等、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化リチウ
ム等の金属水素化物、トリエチルアミン、N,N−ジイ
ソプロピルエチルアミン等の三級アミン類、その他、
1,8−ジアザビシクロ[5. 4. 0]ウンデセ−7−
エン(DBU)、1,5−ジアザビシクロ[4.3.
0]ノン−5−エン(DBN)、ジメチルアニリン、N
−メチルモルフォリン等の複素環化合物を用いることが
できる。
【0037】塩基の使用量は通常、化合物(III)に
対し1から10当量の範囲でよく、好ましくは1から3
当量程度である。なお、過剰の塩基を使用すると化合物
(I)が閉環し、化合物(II)を生成することもあ
る。
【0038】置換基R4 が水酸基である化合物(II
I)は、文献(Bull. Soc. Chim. Fr.,1965, 2118)記載
の方法等によって得ることができる。
【0039】置換基R4 がハロゲン原子である化合物
は、置換基R4 が水酸基である化合物(III)を、チ
オニルクロリド、スルフリルクロリド、オキシ塩化リ
ン、三塩化リン、五塩化リン、オキザリルクロリド等の
ハロゲン化試薬で処理することによって得ることができ
る。
【0040】さらに、置換基R4 が水酸基である化合物
(III)の場合はこの化合物を酸無水物へと変換した
後、化合物(IV)と反応させても化合物(I)を得る
ことができる。
【0041】この反応で使用する溶媒としては、反応に
不活性なものであれば特に制限はないが、炭化水素類、
ケトン類、エ−テル類、ハロゲン化炭化水素類が挙げら
れる。
【0042】酸無水物としては通常、混合酸無水物がよ
く、より脱離し易いアシル部分を化合物(III)のカ
ルボン酸部分(−COR4 のR4 が水酸基。)と結合し
たものを用いる。酸無水物としては炭酸モノエステルと
の酸無水物を用いるのが最も一般的である。
【0043】工程(b)および工程(c)は、化合物
(III)を得る工程である。
【0044】工程(b) 化合物(II)は、化合物(I)を適当な溶媒中、塩基
の存在下に処理することによって得ることができる。
【0045】溶媒としては、芳香族炭化水素系、アルコ
−ル系、エ−テル系、アミド系、ハロゲン化炭化水素
系、その他、アセトニトリル、アセトン、酢酸エステ
ル、水等を用いることができ、用いる塩基に応じて、好
ましいものを選択すればよい。また、これらを混合溶媒
として使用することもできる。
【0046】溶媒の使用量は通常、化合物(I)に対し
1から20倍量(体積/重量、すなわち、化合物(I)
1gに対し1mlから20mlの範囲で使用することを
意味する。以下同じ。)の範囲でよく、好ましくは3〜
10倍量程度である。
【0047】処理温度は溶媒の沸点までの範囲でよく、
好ましくは0℃から25℃の範囲で、必要に応じて加温
しても良い。
【0048】塩基としては、アルコキサイド、金属水素
化物、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化
物、三級アルキルアミン、四級アンモニウム塩、有機リ
チウム,リチウムアミド、その他、リチウムヘキサメチ
ルジシラジド、ナトリウムヘキサメチルジシラジド、カ
リウムヘキサメチルジシラジド、1,8−ジアザビシク
ロ[5. 4. 0]ウンデセ−7−エン(DBU)、1,
5−ジアザビシクロ[4. 3. 0]ノン−5−エン(D
BN)、ジメチルアニリン、N−メチルモルフォリン等
の複素環化合物を用いることができる。
【0049】塩基の使用量は通常、化合物(I)に対し
1から10当量の範囲でよく、好ましくは1から3当量
程度である。
【0050】工程(c) 化合物(II)は化合物(IV)と化合物(VI)を溶
媒中、塩基の存在下に処理することによって得ることが
できる。
【0051】溶媒としては、芳香族炭化水素系、アルコ
−ル系、エ−テル系、アミド系、ハロゲン化炭化水素
系、その他、アセトニトリル、アセトン、酢酸エステ
ル、水等を用いることができ、用いる塩基に応じて、好
ましいものを選択すればよい。また、これらを混合溶媒
として使用することもできる。
【0052】これらの溶媒のうち、エ−テル系溶媒が好
ましく、特に、ジエチルエ−テル、テトラヒドロフラン
(THF)、ジメトキシエタン、1,4−ジオキサン等
が好ましい。
【0053】溶媒の使用量は通常、化合物(VI)に対
し1倍量から30倍量の範囲でよく、好ましくは5から
20倍量程度である。
【0054】処理温度は、室温から溶媒の沸点の範囲で
よく、好ましくは溶媒の沸点程度である。
【0055】塩基としては、アルコキサイド、金属水素
化物、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化
物、四級アンモニウム塩、有機リチウム,リチウムアミ
ド、その他、リチウムヘキサメチルジシラジド、ナトリ
ウムヘキサメチルジシラジド、カリウムヘキサメチルジ
シラジド等を用いることができる。
【0056】これらの塩基のうち、水素化ナトリウム、
水素化カリウム等の金属水素化物が好ましい。
【0057】塩基の使用量は通常、化合物(VI)に対
し1から10当量の範囲でよく、好ましくは1から3当
量程度である。
【0058】工程(d)、工程(e)および工程(f)
は化合物(V)を得る工程である。
【0059】工程(d) 化合物(V)は、化合物(II)を溶媒中あるいは無溶
媒で、酸の存在下に処理し、脱炭酸することによって得
ることができる。Rがアルキル基の場合は、酸処理に
よって、当該エステル部分が加水分解された後、脱炭酸
される。
【0060】溶媒としては、水または水と混和するもの
が好ましく、アルコ−ル系、エ−テル系、アミド系、そ
の他、アセトニトリル、アセトン、酢酸等を用いること
ができ、用いる酸に応じて、好ましいものを選択すれば
よい。また、これらを混合溶媒として使用することもで
きる。
【0061】溶媒の使用量は通常、化合物(II)に対
し1から20倍量の範囲でよく、好ましくは1から10
倍量程度である。
【0062】酸としては、塩酸、臭化水素酸、硫酸等の
無機酸類が使用できるが、これらの中では塩酸が好まし
く、特に濃塩酸が好ましい。
【0063】酸の使用量は通常、化合物(II)に対し
1から20倍量を使用すればよく、好ましくは3から1
0倍量程度である。
【0064】反応温度は、室温から溶媒の沸点の範囲内
でよく、好ましくは溶媒の沸点程度である。
【0065】工程(e) 化合物(V)は化合物(I)を溶媒中、塩基の存在下に
処理して閉環させた後、酸で処理し、脱炭酸することに
よって得ることができる。Rがアルキル基の場合は、
酸処理によって当該エステル部分が加水分解された後、
脱炭酸される。
【0066】溶媒としては、水または水と混和するもの
が好ましく、アルコ−ル系、エ−テル系、アミド系、そ
の他、アセトニトリル、アセトン、酢酸等を用いること
ができ、用いる塩基および酸に応じて、好ましいものを
選択すればよい。また、これらを混合溶媒として使用す
ることもできる。
【0067】溶媒の使用量は通常、化合物(I)に対し
1から20倍量の範囲でよく、好ましくは3から10倍
量程度である。
【0068】処理には、工程(b)で挙げた塩基および
工程(d)で挙げた酸を用いることができ、使用量等も
同じで良い。
【0069】処理温度は、室温から溶媒の沸点の範囲で
よく、好ましくは溶媒の沸点程度である。
【0070】工程(f) 化合物(V)は化合物(IV)と化合物(VI)を塩基
の存在下に処理して閉環させた後、酸で処理し、脱炭酸
することによって得ることができる。Rがアルキル基
の場合は、酸処理によって当該エステル部分が加水分解
された後、脱炭酸される。
【0071】溶媒としては、水または水と混和するもの
が好ましく、アルコ−ル系、エ−テル系、アミド系、そ
の他、アセトニトリル、アセトン、酢酸等を挙げること
ができ、用いる塩基および酸に応じて、好ましいものを
選択すればよい。また、これらを混合溶媒として使用す
ることもできる。
【0072】これらの溶媒のうち、ジエチルエ−テル、
テトラヒドロフラン(THF)、ジメトキシエタン、
1,4−ジオキサン等のエ−テル系溶媒が好ましい。
【0073】溶媒の使用量は通常、化合物(VI)に対
し1から30倍量の範囲でよく、好ましくは5から20
倍量程度である。
【0074】処理には、工程(c)で挙げた塩基および
工程(d)で挙げた酸を用いることができ、使用量等も
同じで良い。
【0075】処理温度は、室温から溶媒の沸点の範囲で
よく、好ましくは溶媒の沸点程度である。
【0076】本発明の各工程で用いられる溶媒につい
て、以下に説明する。
【0077】芳香族炭化水素系としては、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等が挙げられる。アルコ−ル系として
は、メタノ−ル、エタノ−ル、プロパノ−ル、イソプロ
パノ−ル(IPA)、ブタノ−ル、t−ブタノ−ル等が
挙げられる。エ−テル系としては、ジエチルエ−テル、
テトラヒドロフラン(THF)、ジメトキシエタン、
1,4−ジオキサン等が挙げられる。アミド系としては
ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミ
ド(DMAC)等が挙げられる。ハロゲン化炭化水素系
としては、クロロホルム、メチレンクロリド、1,2−
ジクロルエタン(EDC)等が挙げられる。
【0078】次に、本発明の各工程で用いられる塩基に
ついて、説明する。
【0079】アルコキサイドとしては、ナトリウムメト
キシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムt−ブトキ
シド、t−ブトキシカリウム、マグネシウムエトキシド
等が挙げられる。金属水素化物としては水素化ナトリウ
ム、水素化カリウム、水素化リチウム等が挙げられる。
アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物として
は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウ
ム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等が挙げら
れる。三級アルキルアミンとしてはトリエチルアミン、
N,N−ジイソプロピルエチルアミン等が挙げられる。
四級アンモニウム塩としてはベンジルトリメチルアンモ
ニウムハイドロキサイド、テトラブチルアンモニウムヒ
ドロキサイド等が挙げられる。有機リチウム,リチウム
アミドとしては、n−ブチルリチウム、リチウムジイソ
プロピルアミド等が挙げられる。
【0080】ここで得られた化合物(V)は、特開平3
−95176号公報、特開平4−149174号公報記
載の方法で抗菌剤の合成中間体に導くことができる。
【0081】次に、実施例を挙げて本発明を説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0082】
【実施例】
実施例1:N−[(エトキシカルボニル)メチル]−N
−ベンジル−1−(エトキシカルボニル)シクロプロパ
ンカルボキサミド N−ベンジルグリシンエチルエステル22.87gおよ
びトリエチルアミン23.56mlをトルエン200m
lに溶解した。氷冷下撹拌しながら、1−(クロロカル
ボニル)−1−(エトキシカルボニル)シクロプロパン
20.01gをトルエン100mlに溶解したものを20
分かけて滴下した。このとき内温を10℃以下に保っ
た。氷冷下で30分撹拌した後、室温で3時間撹拌し
た。反応液に1規定塩酸250mlを加え、トルエン層
を分液し、水層をトルエン150mlで再抽出した。ト
ルエン層を合わせ、水300mlで洗浄し、トルエン層
を硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキ
サン(1:4)流分より油状の標題化合物34.91g
を得た。
【0083】1H−NMR(CDCl)δ:1.22
(3H,t,J=7Hz),1.24(3H,t,J=
7Hz),1.39〜1.56(4H,m),3.98
(1H,s),4.11(2H,q,J=7Hz),
4.14(2H,q,J=7Hz),4.73(1H,
s),7.22 〜7.39(5H,m) IR(KBr)cm−1:2988,1746,172
8,1660,1436,1306,1200,102
6 MS(m/z):334,288,260,192,1
41,91
【0084】実施例2:5−ベンジル−4,7−ジオキ
ソ−6−(エトキシカルボニル)−5−アザスピロ
[2.4]ヘプタン N−[(エトキシカルボニル)メチル]−N−ベンジル
−1−(エトキシカルボニル)シクロプロパンカルボキ
サミド9.91gをテトラヒドロフラン(THF)99
mlに溶解した。氷冷下撹拌しながらt−ブトキシカリ
ウム4.0gを加えた。このとき内温を15℃以下に保
った。氷冷下で30分撹拌した後、室温で1時間撹拌し
た。反応液に氷冷下、2規定塩酸70mlを加え、溶媒
を減圧留去した後、クロロホルム150mlで抽出し
た。有機層を飽和食塩水50mlで洗浄し、硫酸ナトリ
ウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ノルマルヘキ
サン(1:4)流分より油状の標題化合物7.69gを
得た。
【0085】1H−NMR(CDCl)δ:1.27
(3H,t,J=7Hz),1.64 〜1.69、
1.79〜1.84( 各2H,m),4.13(1
H,d,J=14.5Hz) 4.22(2H,q,J
=7Hz),4.40(1H,s),5.32(1H,
d,J=14.5Hz),7.22〜7.38(5H,
m) IR(KBr)cm−1:2988,2944,177
0,1740,1712,1414,1200,117
2,1104,1022,702 MS(m/z):287,214,91
【0086】実施例3:5−ベンジル−4,7−ジオキ
ソ−6−(エトキシカルボニル)−5−アザスピロ
[2.4]ヘプタン N−[(エトキシカルボニル)メチル]−N−ベンジル
−1−(エトキシカルボニル)シクロプロパンカルボキ
サミド5.55gをエタノール50mlに溶解した。氷
冷下、撹拌しながらソジウムエトキサイド1.36gを
加え、氷冷下で30分撹拌した後、室温で2時間撹拌し
た。反応液に氷冷下、2規定塩酸40mlを加え、溶媒
を減圧留去した後、クロロホルム100mlで抽出し
た。有機層を飽和食塩水30mlで洗浄し、硫酸ナトリ
ウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ノルマルヘキ
サン(1:4)流分より油状の標題化合物4.07gを
得た。NMRスペクトルは実施例2で得たものと一致し
た。
【0087】実施例4:5−ベンジル−4,7−ジオキ
ソ−6−(エトキシカルボニル)−5−アザスピロ
[2.4]ヘプタン N−[(エトキシカルボニル)メチル]−N−ベンジル
−1−(エトキシカルボニル)シクロプロパンカルボキ
サミド5.55gをエタノール50mlに溶解した。室
温下、撹拌しながら水酸化ナトリウム0.8gを加え、
室温で2時間撹拌した。反応液に氷冷下、2規定塩酸4
0mlを加え、溶媒を減圧留去した後、クロロホルム1
00mlで抽出した。有機層を飽和食塩水30mlで洗
浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチ
ル−ノルマルヘキサン(1:4)流分より油状の標題化
合物3.59gを得た。NMRスペクトルは実施例2で
得たものと一致した。
【0088】実施例5:5−ベンジル−4,7−ジオキ
ソ−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン 5−ベンジル−4,7−ジオキソ−6−(エトキシカル
ボニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン2.00
gをエタノール20mlに溶解した。反応液に濃塩酸2
0mlを加え、3時間加熱還流した後、エタノールを留
去した。反応液を25%水酸化ナトリウム水溶液で中和
した後、クロロホルム200mlで抽出した。有機層を
水100mlで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒
を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付し、酢酸エチル−トルエン(1:4)流分より標
題化合物1.27gを得た。
【0089】1H−NMR(CDCl3 )δ:1.51
〜1.82(4H,m),3.79(2H,s),4.
68(2H,s),7.19〜7.41(5H,m)
【0090】実施例6:5−ベンジル−4,7−ジオキ
ソ−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン N−[(エトキシカルボニル)メチル]−N−ベンジル
−1−(エトキシカルボニル)シクロプロパンカルボキ
サミド5.55gをテトラヒドロフラン(THF)50
mlに溶解した。氷冷下、撹拌しながらソジウムt−ブ
トキシド1.92gを加え、氷冷下で30分撹拌した
後、室温で1時間撹拌した。反応液に氷冷下、濃塩酸5
0mlを加え、3時間加熱還流した後、THFを留去し
た。反応液を25%水酸化ナトリウム水溶液で中和した
後、クロロホルム400mlで抽出した。有機層を水2
00mlで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留
去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
付し、酢酸エチル−トルエン(1:4)流分より標題化
合物2.51gを得た。NMRスペクトルは実施例5で
得たものと一致した。
【0091】実施例7:5−ベンジル−4,7−ジオキ
ソ−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン N−[(エトキシカルボニル)メチル]−N−ベンジル
−1−(エトキシカルボニル)シクロプロパンカルボキ
サミド5.55gをエタノール50mlに溶解した。氷
冷下、撹拌しながらt−ブトキシカリウム2.24gを
加え、氷冷下で30分撹拌した後、室温で30分撹拌し
た。反応液に氷冷下、濃塩酸50mlを加え、5時間加
熱還流した後エタノールを留去した。反応液を25%水
酸化ナトリウム水溶液で中和した後、クロロホルム40
0mlで抽出した。有機層を水200mlで洗浄し、硫
酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ト
ルエン(1:4)流分より標題化合物2.29gを得
た。NMRスペクトルは実施例5で得たものと一致し
た。
【0092】実施例8:5−ベンジル−4,7−ジオキ
ソ−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン N−[(エトキシカルボニル)メチル]−N−ベンジル
−1−(エトキシカルボニル)シクロプロパンカルボキ
サミド5.55gをテトラヒドロフラン(THF)50
mlに溶解した。氷冷下、撹拌しながら水素化ナトリウ
ム(60%)0.8gを加えた後、氷冷下で30分撹拌
した。さらに、室温で2時間撹拌した後、氷冷下、濃塩
酸50mlを加え、3時間加熱還流し、THFを留去し
た。反応液を25%水酸化ナトリウム水溶液で中和した
後、クロロホルム400mlで抽出した。有機層を水2
00mlで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留
去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
付し、酢酸エチル−トルエン(1:4)流分より標題化
合物2.40gを得た。NMRスペクトルは実施例5で
得たものと一致した。
【0093】実施例9:5−ベンジル−4,7−ジオキ
ソ−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン 水素化ナトリウム(60%)1.29gをテトラヒドロ
フラン(THF)20mlに懸濁した。氷冷下撹拌しな
がらN−ベンジルグリシンエチルエステル6.23gの
THF30ml溶液を滴下した。氷冷下で15分撹拌し
た後、THF50mlに溶解した1,1−シクロプロパ
ンジカルボン酸ジエチルエステル5.00gを加え、室
温で40分撹拌した後、1時間加熱還流した。反応液に
濃塩酸50mlを加え5時間加熱還流した後、THFを
留去した。反応液を25%水酸化ナトリウム水溶液で中
和し、クロロホルム300mlで抽出した。有機層を水
150mlで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を
留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付し、酢酸エチル−トルエン(1:4)流分より標題
化合物1.64gを得た。NMRスペクトルは実施例5
で得たものと一致した。
【0094】実施例10:5−ベンジル−4,7−ジオ
キソ−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン 水素化カリウム(35%)3.69gをテトラヒドロフ
ラン(THF)30mlに懸濁した。氷冷下、撹拌しな
がらTHF30mlに溶解したN−ベンジルグリシンエ
チルエステル6.23gを滴下した。氷冷下で15分撹
拌した後、THF40mlに溶解した1,1−シクロプ
ロパンジカルボン酸ジエチルエステル5.00gを加
え、室温で40分撹拌した。反応液を2時間加熱還流し
た後、氷冷下、濃塩酸50mlに加え、終夜加熱還流
し、THFを留去した。反応液を25%水酸化ナトリウ
ム水溶液で中和した後、クロロホルム300mlで抽出
した。有機層を水150mlで洗浄し、硫酸ナトリウム
で乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−トルエン(1:
4)流分より標題化合物0.62gを得た。NMRスペ
クトルは実施例5で得たものと一致した。
【0095】実施例11:5−ベンジル−4,7−ジオ
キソ−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン 水素化ナトリウム(60%)3.22gおよび1,1−
シクロプロパンジカルボン酸ジエチルエステル5.00
gをテトラヒドロフラン(THF)35mlに懸濁し
た。加熱還流下、THF15mlに溶解したN−ベンジ
ルグリシンエチルエステル15.57g溶液を滴下し、
1時間30分加熱還流した。反応液に濃塩酸50mlを
加え、更に7時間加熱還流し、THFを留去した。反応
液を25%水酸化ナトリウム水溶液で中和した後、クロ
ロホルム300mlで抽出した。有機層を水150ml
で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢
酸エチル−トルエン(1:4)流分より標題化合物1.
94gを得た。NMRスペクトルは実施例5で得たもの
と一致した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江幡 勉 東京都江戸川区北葛西1丁目16番13号 第一製薬株式会社 東京研究開発センタ ー内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 209/54 C07C 233/63 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 (式中、nは2から5までの整数を意味し、R1 および
    2 は各々独立して水素原子または炭素数1から6まで
    のアルキル基を意味し、R3 はフェニル基に置換基を有
    することもあるフェニルアルキル基、トリチル基、ベン
    ズヒドリル基、水素原子または炭素数1から6までのア
    ルキル基を意味する。)で表される化合物
  2. 【請求項2】 R1 およびR2 がエチル基、R3 がベン
    ジル基、nが2である請求項1に記載の化合物
  3. 【請求項3】 式(II) 【化2】 (式中、nは2から5までの整数を意味し、R2 は水素
    原子または炭素数1から6までのアルキル基を意味し、
    3 はフェニル基に置換基を有することもあるフェニル
    アルキル基、トリチル基、ベンズヒドリル基、水素原子
    または炭素数1から6までのアルキル基を意味する。)
    で表される化合物
  4. 【請求項4】 R2 がエチル基、R3 がベンジル基、n
    が2である請求項3に記載の化合物
  5. 【請求項5】 式(III) 【化3】 (式中、nは2から5までの整数を意味し、R1 は水素
    原子または炭素数1から6までのアルキル基を意味し、
    4 は水酸基またはハロゲン原子を意味する。)で表さ
    れる化合物と式(IV) 【化4】 (式中、R2 は水素原子または炭素数1から6までのア
    ルキル基を意味し、R3はフェニル基に置換基を有する
    こともあるフェニルアルキル基、トリチル基、ベンズヒ
    ドリル基、水素原子または炭素数1から6までのアルキ
    ル基を意味する。)で表される化合物を縮合剤または塩
    基の存在下に処理することを特徴とする式(I) 【化5】 (式中、n、R1 、R2 およびR3 は前記と同じ。)で
    表される化合物の製造法
  6. 【請求項6】 R4 が水酸基である式(III)で表さ
    れる化合物を縮合剤の存在下に処理することを特徴とす
    る、請求項5に記載の製造法
  7. 【請求項7】 R4 が塩素原子である式(III)で表
    される化合物を塩基の存在下に処理することを特徴とす
    る請求項5に記載の製造法
  8. 【請求項8】 R1 およびR2 がエチル基、R3 がベン
    ジル基、nが2である請求項5、請求項6または請求項
    7に記載の製造法
  9. 【請求項9】 式(I) 【化6】 (式中、nは2から5までの整数を意味し、R1 および
    2 は各々独立して水素原子または炭素数1から6まで
    のアルキル基を意味し、R3 はフェニル基に置換基を有
    することもあるフェニルアルキル基、トリチル基、ベン
    ズヒドリル基、水素原子または炭素数1から6までのア
    ルキル基を意味する。)で表される化合物を塩基の存在
    下に処理することを特徴とする式(II) 【化7】 (式中、n、R2 およびR3 は前記と同じ。)で表され
    る化合物の製造法
  10. 【請求項10】 R1 およびR2 がエチル基、R3 がベ
    ンジル基、nが2である請求項9に記載の製造法
  11. 【請求項11】 式(II) 【化8】 (式中、nは2から5までの整数を意味し、R2 は水素
    原子または炭素数1から6までのアルキル基を意味し、
    3 はフェニル基に置換基を有することもあるフェニル
    アルキル基、トリチル基、ベンズヒドリル基、水素原子
    または炭素数1から6までのアルキル基を意味する。)
    で表される化合物を酸の存在下に処理することを特徴と
    する式(V) 【化9】 (式中、n、R3 は前記と同じ。)で表される化合物の
    製造法
  12. 【請求項12】 R2 がエチル基、R3 がベンジル基、
    nが2である請求項11に記載の製造法
  13. 【請求項13】 式(I) 【化10】 (式中、nは2から5までの整数を意味し、R1 および
    2 は各々独立して水素原子または炭素数1から6まで
    のアルキル基を意味し、R3 はフェニル基に置換基を有
    することもあるフェニルアルキル基、トリチル基、ベン
    ズヒドリル基、水素原子または炭素数1から6までのア
    ルキル基を意味する。)で表される化合物を塩基の存在
    下に処理した後、続いて酸で処理することを特徴とする
    式(V) 【化11】 (式中、nおよびR3 は前記と同じ。)で表される化合
    物の製造法
  14. 【請求項14】 RおよびRがエチル基、Rがベ
    ンジル基、nが2である請求項13に記載の製造法
  15. 【請求項15】 式(VI) 【化12】 (式中、nは2から5までの整数を意味し、R1 は水素
    原子または炭素数1から6までのアルキル基を意味す
    る。)で表される化合物と式(IV) 【化13】 (式中、R2 は水素原子または炭素数1から6までのア
    ルキル基を意味し、R3はフェニル基に置換基を有する
    こともあるフェニルアルキル基、トリチル基、ベンズヒ
    ドリル基、水素原子または炭素数1から6までのアルキ
    ル基を意味する。)で表される化合物を塩基の存在下に
    処理することを特徴する式(II) 【化14】 (式中、n、R2 およびR3 は前記と同じ。)で表され
    る化合物の製造法
  16. 【請求項16】 式(VI) 【化15】 (式中、nは2から5までの整数を意味し、R1 は水素
    原子または炭素数1から6までのアルキル基を意味す
    る。)で表される化合物と式(IV) 【化16】 (式中、R2 は水素原子または炭素数1から6までのア
    ルキル基を意味し、R3はフェニル基に置換基を有する
    こともあるフェニルアルキル基、トリチル基、ベンズヒ
    ドリル基、水素原子または炭素数1から6までのアルキ
    ル基を意味する。)で表される化合物を塩基の存在下に
    処理した後、続いて酸で処理することを特徴とする式
    (V) 【化17】 (式中、n、R3 は前記と同じ。)で表される化合物の
    製造法
  17. 【請求項17】 R1 およびR2 がエチル基、R3 がベ
    ンジル基、nが2である請求項15または請求項16に
    記載の製造法
  18. 【請求項18】 塩基が水素化ナトリウムまたは水素化
    カリウムである請求項15、請求項16または請求項1
    7に記載の製造法
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