JP3523779B2 - エンジン用ピストンリングへの吹付け装置 - Google Patents

エンジン用ピストンリングへの吹付け装置

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JP3523779B2 JP06373998A JP6373998A JP3523779B2 JP 3523779 B2 JP3523779 B2 JP 3523779B2 JP 06373998 A JP06373998 A JP 06373998A JP 6373998 A JP6373998 A JP 6373998A JP 3523779 B2 JP3523779 B2 JP 3523779B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばピストンリ
グにペイント用の塗料、テフロン、エポキシ、ポリア
ミドイミド、モリブデン又はこれらの混合剤等のコーテ
ィング用の塗料、その他の各種塗料又は洗浄液等を吹付
けるエンジン用ピストンリングへの吹付け装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種のワークの一つとして、エンジン
用のピストンの外周に嵌合させるピストンリングがあ
る。このピストンリングAは図9(a)に示す様に一部
に開口部Bを有する円形リング状の形状をしており、摩
耗を低減させるために、その表面にテフロン、エポキ
シ、ポリアミドイミド、モリブデン又はこれらの混合剤
等の塗料が吹付けられてコーティングされている。この
吹付けは、従来は図9(b)、(c)に示す様にして行
なわれていた。具体的にはコンベアCにピストンリング
Aを載せて矢印X方向に搬送し、同コンベアCの上方に
配置された吹付けノズルDから搬送中のピストンリング
Aに連続的に塗料を吹付けるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9に示す吹
き付け方法には次の様な課題があった。 .コンベアCの上に並べられた複数のピストンリング
Aに一度に塗装を吹付けるものであるため、吹付けノズ
ルDから塗料を広角に噴射する必要がある。しかし、吹
付けノズルDの真下を通過するピストンリングAに吹付
けられる塗料の量と、それより外側を通過するピストン
リングAに吹付けられる塗料の量とに差が生じ、多くの
ピストンリングAに均一厚の塗装を施すことが困難とな
り、塗装精度が低くなる。 .ピストンリングAの塗装面以外のコンベアCにも塗
料が吹付けられてしまうため、塗料の無駄が多い。特に
ピストンリングAは塗装面が小さいため、実際にピスト
ンリングAに吹付けられる塗料の量よりも、コンベヤB
に吹付けられて無駄になる塗料の量の方が遥かに多くな
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、塗料や
洗浄液を多くのエンジン用ピストンリングに均一厚に、
無駄なく吹付け可能な吹付け装置を提供することにあ
る。
【0005】本件出願の第1の発明は、回転可能なター
ンテーブル1と、ターンテーブル1の上面の外周縁寄り
にその周方向に沿って間隔を空けて設けられ且つターン
テーブル1の回転とは別に回転可能に設けられた複数の
回転台2と、回転台2にセットされて回転中のエンジン
用ピストンリング3に塗料、洗浄液等を吹付ける吹付け
機構4と、回転台2にセットされたエンジン用ピストン
リング3を予熱する予熱用加熱部5と、吹付け機構4に
よりエンジン用ピストンリング3に吹付けられた塗料、
洗浄液等を乾燥、硬化させる後処理用加熱部6を有し、
当該吹付け機構4をターンテーブル1の外側に設け、
記ターンテーブル1は回転台2が吹付け機構4の正面ま
で移動すると一時停止し、各回転台2はターンテーブル
1が吹付け機構4の正面で一時停止しても回転し、回転
台2の支持具15にはエンジン用ピストンリング3を上
方から落とし込んでセットすることができるセット溝2
6が形成され、セット溝26の深さをエンジン用ピスト
ンリング3の肉厚と同程度にして、セット溝26内にセ
ットされたエンジン用ピストンリング3の上面がセット
溝26の上面(支持具15の上面)と同一面かそれより
も稍高くなるようにし、予熱用加熱部5は吹付け機構4
よりもターンテーブル1の回転方向手前に設けられ、後
処理用加熱部6は吹付け機構4よりもターンテーブル1
の回転方向先方に設けられ、予熱用加熱部5及び後処理
用加熱部6は高周波加熱装置であることを特徴とする
ンジン用ピストンリングへの吹付け装置である。
【0006】本件出願の第2の発明は請求項1記載の
ンジン用ピストンリングへの吹付け装置において、吹付
け機構4は噴射ノズル35を備え且つ噴射ノズル35の
向きを変更できるように回転可能であることを特徴とす
エンジン用ピストンリング への吹付け装置である。
【0008】
【発明の実施の形態1】本発明のエンジン用ピストンリ
ングへの吹付け装置の実施形態の第1の例を図1〜図6
に基づいて詳細に説明する。このエンジン用ピストンリ
ングへの吹付け装置は図1に示す様に回転可能なターン
テーブル1と、当該ターンテーブル1の上にその回転と
は別に回転可能に設けた複数の回転台2と、回転台2に
セットされて回転中のエンジン用ピストンリング3に塗
料、洗浄液等を吹付ける吹付け機構4とを備えたもので
ある。
【0009】ターンテーブル1は図1、図2に示す様に
金属製の円板であり、その外周縁寄りには周方向に沿っ
て一定間隔で回転台2が配置されている。このターンテ
ーブル1は底面中央に突設されている回転軸に連結され
たモーターMによって図1の矢印a方向に回転台2の配
置間隔毎のストロークで間欠的に回転させられて、各回
転台2が吹付け機構4の正面まで移動する度毎に一次停
止するようにしてある。
【0010】前記回転台2は図3に示す様に、金属製の
丸棒状の回転軸13の上部の円板状の受板14の上に樹
脂製の支持具15をビス16で取り付けた回転体17
を、ターンテーブル1の外周縁寄りに、その周方向に一
定間隔で取り付けられている受治具18に回転可能に差
し込み、更に、ターンテーブル1の裏面から突出した回
転軸13の突出部19にV溝20が形成されたプーリー
21を被せ、その下から当該突出部19にナット22を
螺合させて、回転体17をターンテーブル1に回転可能
に取り付けてある。前記受治具18は円筒状の軸受部2
2の下端周縁に円板状のフランジ23が突設されてお
り、そのフランジ23がボルト24、ナット25により
ターンテーブル1に固定されている。
【0011】回転台2の支持具15は図1、図2に示す
様にワーク(エンジン用ピストンリング)3をセットす
るためのものであり、その形状及び大きさは円形リング
状のエンジン用ピストンリング3を支持し易くなるよう
にしてある。そのために図示したものは、平面形状を円
形にし、また、エンジン用ピストンリング3を嵌合可能
な直径及び幅を有するリング状のセット溝26を形成し
て、そのセット溝26内にエンジン用ピストンリング
を上方から落し込んでセットすることができるようにし
てある。この場合、セット溝26の深さをエンジン用ピ
ストンリング3の肉厚と同程度にして、セット溝26内
にセットされたエンジン用ピストンリング3の上面がセ
ット溝26の上面(支持具15の上面)と同一面かそれ
よりも稍高くなるようにして、吹付け機構4から吹付け
られる塗料、洗浄液等がエンジン用ピストンリング3の
上面に確実に吹付けられ、また、エンジン用ピストンリ
ング3の上面以外の箇所(例えばエンジン用ピストンリ
ング3の側面)に吹付けられないようにしてある。
【0012】図4、図5に示す様に、複数の回転台2の
プーリー21のV溝20と、ターンテーブル1の外側に
配置された駆動用モーターmと、補助プーリー27には
Vベルト等の駆動用ベルト28が掛けられており、この
駆動用ベルト28は駆動用モーターmによって図中の矢
印b方向に回転されて、駆動用ベルト28が掛けられて
いる複数の回転台2のプーリー21を回転させるように
してある。図5では駆動用ベルト28が掛かる回転台2
の数は3個としてあり、しかも、駆動用ベルト28が掛
かる回転台2はターンテーブル1の回転により回転台2
が移動することにより変化するが、いずれの場合でも、
ターンテーブル1の回転により吹付け機構4の正面に移
送されてきた回転台2とその前後の回転台2の計3個の
回転台2のプーリー21に掛かって、吹付け機構4から
塗料や線材等の液体を吹付けるときに、吹付け機構4の
近くの3個の回転台2が確実に回転するようにしてあ
る。図示した駆動用ベルト28はターンテーブル1の回
転方向と同じ方向に回転するようにしてあるが、駆動用
ベルト28はターンテーブル1の回転方向と逆方向に回
転するようにしてもよい。
【0013】吹付け機構4は既存のものであり、図6に
示す様に本体30の左右側面に突設された接続部31に
エアーホース32を接続してエアーを供給すると共に、
上面に突設された連結部33に塗料や洗浄液等の液体を
供給する液体供給パイプ34を接続して液体を供給する
と、正面に突設された噴射ノズル35の先端から液体が
噴射されるようにしたものである。尚、本体30の下面
から突設された摘み35は液体の供給量を調節するため
のものであり、右側面に突設された接続部31に設けら
れた摘み36はエアーの供給量を調節するためのもので
ある。
【0014】この吹付け機構4は図1、図6に示す様に
ターンテーブル1の外側に突設された細長の支持棒37
の上部に、本体30の背面に連設されたクランプ38を
用いて固定されている。この支持棒37の設置位置は、
そこに取付けられた吹き付け機構4の前記噴射ノズル3
5の先に、ターンテーブル1の回転によって吹付け機構
4の正面に移送されてきた回転台2にセットされたエン
ジン用ピストンリング3の表面が位置するように、噴射
ノズル35の長さを考慮して設定してある。また、支持
棒37への吹付け機構4の取付け位置は吹付け機構4の
噴射ノズル35から噴射される液体がエンジン用ピスト
ンリング3の表面にのみ噴射されて、それ以外の支持具
15の表面等に無駄に噴射されないように噴射角度を考
慮して設定してある。吹付け機構4は既存のものではな
く新規に開発されたものを使用することもできる。
【0015】以上の構造を有する図1〜図6に示す吹付
け装置の動作を、エンジン用ピストンリング3に塗料を
吹付ける場合を例にとって説明する。 .作業者がセット位置において、ターンテーブル1の
回転によって当該セット位置に間欠的に移送されてくる
回転台2の支持具15のセット溝26に未塗装のエンジ
ン用ピストンリング3を順次セットすると、ターンテー
ブル1は図1の矢印a方向に回転することでエンジン用
ピストンリング3がセットされた回転台2を吹付け機構
4の方向に順次移送し、回転台2が吹付け機構4の正面
に移動すると回転を一次停止する。 .ターンテーブル1が回転を停止すると吹付け機構4
がエンジン用ピストンリング3に向けて塗料を噴射す
る。このとき、吹付け機構4の正面に移動してきた回転
台2は前記の通り図1の矢印b方向に回転しているた
め、吹付け機構4から噴射された塗料はエンジン用ピス
トンリング3の表面に均一に塗布される。 .吹付け機構4による塗料の吹付けが終了すると、タ
ーンテーブル1は回転を再開し、塗装済みのエンジン用
ピストンリング3がセットされている前記回転台2を先
方に移送すると共に、未塗装のエンジン用ピストンリン
グ3がセットされている後方の回転台2を吹付け機構4
の正面に移送する。先方に移送された塗装済みのエンジ
ン用ピストンリング3は作業者によって支持具15から
離脱される。 .塗装済みのエンジン用ピストンリング3が離脱され
た回転台2はターンテーブル1の回転によって再度セッ
ト位置に移送され、そこで前記同様に当該支持具15に
エンジン用ピストンリング3がセットされる。 .以上の工程を順次繰返すことで多数のエンジン用
ストンリング3の表面に塗料を吹付ける。 .以上はエンジン用ピストンリング3を塗装する場合
の例であるが、エンジン用ピストンリングク3を洗浄す
る場合には吹付け機構4によって洗浄液を吹付ける。
【0016】
【発明の他の実施形態】エンジン用ピストンリング3の
上面ではなく、その側面に塗料や洗浄液を吹付けたいと
きには、吹付け機構4を図5の矢印e方向に90度回転
させる等して噴射ノズル35の先をエンジン用ピストン
リング3の側面に向ける。
【0017】回転台2を回転させるための前記駆動用ベ
ルト28は、これ以外の平ベルトとすることもでき、ま
た、回転台2の回転軸13の突出部19に前記プーリー
21に代えてギヤ等を取付ければ同ギヤ等に噛み合うチ
ェーンとすることもできる。
【0018】吹付け機構4は1つに限らず複数設けるこ
ともできる。本実施例では3つの回転台2が同時に回転
可能であるため、吹付け機構4を3つまで増設すること
ができる。もっとも同時に回転する回転台2の数を増や
せば、これに応じて吹付け機構4を増設することが可能
である。
【0019】図1に示す様に吹付け機構4よりターンテ
ーブル1の回転方向手前に、回転台2にセットされてい
る未塗装のエンジン用ピストンリング3を予熱して塗装
の質を向上させるための予熱用加熱部5を設けることも
できる。また、吹付け機構4よりターンテーブル1の回
転方向先方には吹付け機構4によってエンジン用ピスト
ンリング3に吹付けられた塗料、洗浄液を乾燥、硬化さ
せる後処理用加熱部6を設けることもできる。これら予
熱用加熱部5又は後処理用加熱部6としては高周波加熱
装置や電気式の加熱ヒーター等を使用し、ターンテーブ
ル1の回転によって回転台2が移送されると、同回転台
2が予熱用加熱部5又は後処理用加熱部6の内部を通過
し、その通過中にそこにセットされているエンジン用ピ
ストンリング3が加熱されるようにするとよい。このと
き予熱用加熱部5及び後処理用加熱部6を通過中も回転
台2が回転するようにすることもでき、このようにする
とより均一な加熱や乾燥を行なうことができる。
【0020】前記予熱用加熱部5又は後処理用加熱部6
として使用する高周波加熱装置は、3相、200Vの交
流を350Vの直流に変換して出力する電源部と、同電
源部により出力される電流や電圧を所望の値に調整する
コントローラと、電源部が出力したDC350Vの電流
を200KHzの高周波に変換する発振部と、同発振部
より出力される高周波のインピーダンスのマッチングを
取るマッチング部(整合部ともいう)と、マッチング部
によってマッチングが取られた高周波が出力される加熱
部とにより構成され、加熱部を回転台2が通過する際に
そこにセットされているエンジン用ピストンリング3が
加熱されるようにしたものとすることが望ましい。
【0021】
【発明の効果】本件出願の第1の発明は、次の様な効果
を有する。 .エンジン用ピストンリング3に個別に塗料や洗浄液
等を吹付けるため、吹付け精度が高く、均質な塗装や洗
浄を行なうことができる。 .エンジン用ピストンリング3の表面のうち必要な面
にのみ塗料や洗浄液を吹付けることができるため、塗料
や洗浄液等の無駄がない。 .エンジン用ピストンリング3がセットされた回転台
2は吹付け機構4による塗料や洗浄液の吹付け中に回転
しているため、塗料や洗浄液がワーク3の表面に均一に
吹付けられ、塗装ムラや洗浄ムラが発生しない。
【0022】本件出願の第の発明は、回転台2にセッ
トされたエンジン用ピストンリング3を予熱する予熱用
加熱部5を、吹付機構4よりもターンテーブル1の回転
方向手前に設けたので次の様な効果がある。 .塗装前のエンジン用ピストンリング3を十分に加熱
して塗装の質を向上させることができる。 .別の加熱炉等でまとめて予熱したエンジン用ピスト
ンリング3を作業者が回転台2にセットする場合は、最
初にセットされたエンジン用ピストンリング3と最後に
セットされたエンジン用ピストンリング3では塗装まで
の経過時間に差があるため、当初同じ温度にまで予熱し
ておいても塗装時には温度が異なり、塗装の仕上りにば
らつきが生じるが予熱用加熱部5を、吹付け機構4の直
前に設ければ、予熱直後に吹付けを行なうことができる
ため、上記のような問題が発生しない。 .また、予熱されたエンジン用ピストンリング3を作
業者が手作業で回転台2にセットする必要がないため、
安全性が高いと共に作業負担が軽減される。
【0023】本件出願の第1の発明は、吹付け機構4に
よりエンジン用ピストンリング3に吹付けられた塗料、
洗浄液等を乾燥、硬化させる後処理用加熱部6を、吹付
け機構4よりもターンテーブル1の回転方向先方に設け
たので次の様な効果がある。 .強い塗膜が形成されるため、上質の塗装が可能とな
る。 .塗装されたエンジン用ピストンリング3を別に設置
された乾燥炉等に移動させる必要がないため、作業効率
が向上する。
【0024】本件出願の第2の発明は、吹付け機構4を
回転させることにより噴射ノズル35の向きを変えて塗
装や印刷したい箇所に塗装や印刷を、洗浄したい箇所に
洗浄 液を吹付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジン用ピストンリングへの吹付け
装置の実施形態の一例を示す説明図。
【図2】図1に示すエンジン用ピストンリングへの吹付
け装置における回転台2を示す斜視図。
【図3】図1に示すエンジン用ピストンリングへの吹付
け装置における回転台2の構造を示す断面図。
【図4】回転台2の駆動方法の一例を示す底面図。
【図5】回転台2の駆動方法の一例を示す説明図。
【図6】吹付け機構4を示す斜視図。
【図7】支持具15の他の例を示す斜視図。
【図8】支持具15のさらに他の例を示す斜視図。
【図9】(a)はエンジン用ピストンリングの一例を示
す斜視図、(b)及び(c)は従来の吹き付け方法の一
例を示す説明図。
【符号の説明】
1 ターンテーブル 2 回転台 3 エンジン用ピストンリング 4 吹付け機構 5 予熱用加熱部 6 後処理用乾燥部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 13/02 B05B 15/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転可能なターンテーブル(1)と、ター
    ンテーブル(1)の上面の外周縁寄りにその周方向に沿
    って間隔を空けて設けられ且つターンテーブル(1)
    回転とは別に回転可能に設けられた複数の回転台(2)
    と、回転台(2)にセットされて回転中のエンジン用ピ
    ストンリング(3)に塗料、洗浄液等を吹付ける吹付け
    機構(4)と、回転台(2)にセットされたエンジン用
    ピストンリング(3)を予熱する予熱用加熱部(5)
    と、吹付け機構(4)によりエンジン用ピストンリング
    (3)に吹付けられた塗料、洗浄液等を乾燥、硬化させ
    る後処理用加熱部(6)を有し、当該吹付け機構(4)
    をターンテーブル(1)の外側に設け、前記ターンテー
    ブル(1)は回転台(2)が吹付け機構(4)の正面ま
    で移動すると一時停止し、各回転台(2)はターンテー
    ブル(1)が吹付け機構(4)の正面で一時停止しても
    回転し、回転台(2)の支持具(15)にはエンジン用
    ピストンリング(3)を嵌合可能な直径及び幅で、エン
    ジン用ピストンリング(3)を上方から落とし込んでセ
    ットすることができるリング状のセット溝(26)が形
    成され、セット溝(26)の深さをエンジン用ピストン
    リング(3)の肉厚と同程度にして、セット溝(26)
    内にセットされたエンジン用ピストンリング(3)の上
    面がセット溝(26)の上面(支持具15の上面)と同
    一面かそれよりも稍高くなるようにし、予熱用加熱部
    (5)は吹付け機構(4)よりもターンテーブル(1)
    の回転方向手前に設けられ、後処理用加熱部(6)は吹
    付け機構(4)よりもターンテーブル(1)の回転方向
    先方に設けられ、予熱用加熱部(5)及び後処理用加熱
    部(6)は高周波加熱装置であることを特徴とするエン
    ジン用ピストンリングへの吹付け装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のエンジン用ピストンリング
    への吹付け装置において、吹付け機構(4)は噴射ノズ
    ル(35)を備え且つ噴射ノズル(35)の向きを変更
    できるように回転可能であることを特徴とするエンジン
    用ピストンリングへの吹付け装置。
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