JP3523616B2 - バス最適化方法及び通信ノード - Google Patents

バス最適化方法及び通信ノード

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JP3523616B2
JP3523616B2 JP2001222940A JP2001222940A JP3523616B2 JP 3523616 B2 JP3523616 B2 JP 3523616B2 JP 2001222940 A JP2001222940 A JP 2001222940A JP 2001222940 A JP2001222940 A JP 2001222940A JP 3523616 B2 JP3523616 B2 JP 3523616B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/40052High-speed IEEE 1394 serial bus
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L43/00Arrangements for monitoring or testing data switching networks
    • H04L43/50Testing arrangements

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータネッ
トワークを構成する通信ノードに関し、特に、通信ノー
ドのポートを他の通信ノードのポートと1対1で接続
し、非サイクル有向グラフを形成するネットワークにお
いて、誤ってループ状に接続されたネットワークを論理
的に切断し、ループを無効にするパス最適化方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、通信ノードのポートを他の通信ノ
ードのポートと1対1で接続する形式のネットワークの
形式としては、ツリー型、デイジーチェーン型などが挙
げられる。このような通信ノードの接続形態を採るネッ
トワークの1つとして、アイ・イー・イー・イー規格
「1394 スタンダード・フォー・ア・ハイパフォー
マンス・シリアルバス(1394 Standard for a High
Performance Serial Bus)」(以下1394という)が
ある。
【0003】1394では、ネットワークの初期化時
に、各通信ノードがネットワーク上の位置関係によって
親子関係を形成し、アービトレーションを司るルートノ
ードへのパスが一意に決まっている。即ち、1394の
ネットワークは有向グラフとなっている。また、139
4では、この親子関係を基に各通信ノードに固有のアド
レスであるノード番号を動的に割り当てることが可能で
ある。この方式の詳細は、例えば特願平6−51531
6号の「非サイクル有向グラフに関わる固有アドレス割
り当て、ノード自己識別及びトポロジーマッピングの方
法及び装置」に述べられている。
【0004】この方式によるネットワークの初期化で
は、各通信ノードへのパスが一意に決まらなくてはなら
ないという制約がある。即ち、ネットワーク全体又はそ
の一部がループを構成していてはならない。そこで、仮
にネットワークがループ状に構築されてしまった場合に
は、何らかの方法でループを切断しなければならない。
【0005】1394では、ネットワークにループが存
在する場合、ネットワークの初期化が一定期間内に終了
しないようになっており、このような場合には、ループ
が存在することを示す内部レジスタのビットをセットす
ることにより、ユーザに対してループが存在することを
警告するという方法を採っている。また、特願平6−5
15318号の「ノードの任意トポロジー集合体を非サ
イクル有向グラフに変換する方法及び装置」に示すよう
な方法も考案されている。
【0006】更に、「P1394b ドラフト・スタン
ダード・フォー・ア・ハイ・パフォーマンス・シリアル
・バス(P1394b Draft Standard for a High Performan
ce Serial Bus)」では、新たな信号ケーブルの接続に
よってループが形成されたか否かを調べ、ループが形成
された場合には、その信号ケーブルの接続を論理的に無
視するということにより、ループを切断している。以
下、この動作を図7に従って説明する。
【0007】図7において、ステップ300でスタート
した後、ステップ301において信号ケーブルの新たな
接続が検知されれば、ステップ302において、この通
信ノードがアービトレーションを行う。ステップ303
では勝敗が判断され、勝った通信ノードはテストイニシ
エータとなり、アービトレーションに負けた通信ノード
はテストターゲットとなる。
【0008】前記テストイニシエータは、ステップ30
4において、アクティブなポートに対しループテストパ
ケット(以下、LTPという)を送信して、接続を検知
したポートに対しループテストシグナル(以下、LTS
という)を送信する。このとき、テストターゲットは、
ステップ308において接続を検知したポートに対して
LTSを送信している。即ち、テストイニシエータとテ
ストターゲットは、相互に相手のLTSを受信し合って
いる状態である。LTP、LTSは共にどの通信ノード
が送信したかを示す情報を持っている。
【0009】テストイニシエータは、ステップ305で
一定の時間が経過するか、又はステップ306でテスト
ターゲットが送信するLTSの内容が自己が送信したL
TPの内容と合致するまで待機する。
【0010】一方、テストターゲットは、ステップ30
9でLTPを受信すると、ステップ310において、送
信中のLTSの内容をこの受信したLTPと同じ内容に
変化させる。テストターゲットは、ステップ311で一
定時間経過したかを計測し、一定時間が経過するまでL
TSを送信し続ける。
【0011】テストイニシエータは、ステップ306に
おいてテストターゲットからのLTSの内容が送信した
LTPの内容と等しくなると、ループが形成されている
と判定し、最後に検知した信号ケーブルの接続、即ち、
このループ切断処理の開始のきっかけとなった信号ケー
ブルの接続を無効として、ループを切断する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来で
は、ユーザによって誤ってバス上にループが形成されて
しまった場合において、ループを切断する方法には以上
のような方法が提案されている。
【0013】しかしながら、従来では、ループの切断箇
所は、最後に信号ケーブルの接続を検知したポートであ
って、このポートの動作を無効にすることによってルー
プを切断するため、ループ切断箇所が固定されていて、
必ずしもネットワークでの信号転送効率が最善になると
はいえないという課題がある。
【0014】本発明は、前記課題に着目したものであ
り、その目的は、ループを形成する通信ノードのポート
のうちで、ループを切断するのに好適なポートでループ
を切断するようにして、ネットワークでの信号転送効率
を考慮したループ切断方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明では、誤ってループが形成された場合には、
このループを形成する通信ノードのポートに関する情報
を効率的に収集し、この収集した情報に基いてループの
切断に好適な個所を求めて、この箇所でループを切断す
る。
【0016】即ち、請求項1記載の発明のバス最適化方
法は、複数のポートを有する通信ノードを複数備え、前
記各通信ノードは、前記ポートが信号ケーブルを介して
他の通信ノードのポートと1対1に接続されて隣接する
通信ノードと信号の送受信を行うネットワークにおい
て、信号ケーブルの新たな接続を検知した際、ループテ
スト信号を各通信ノードに順次送信して巡回させる過程
と、前記ループテスト信号の巡回に際して、ループを切
断する候補となるポートの情報、又はループの切断に好
適なポートの情報を前記ループテスト信号に付加する過
程とを有することを特徴とする。
【0017】請求項2記載の発明のバス最適化方法は、
複数のポートを有する通信ノードを複数備え、前記各通
信ノードは、前記ポートが信号ケーブルを介して他の通
信ノードのポートと1対1に接続されて隣接する通信ノ
ードと信号の送受信を行うネットワークにおいて、2つ
の通信ノード間に信号ケーブルが新たに接続されたこと
を検知した際、前記2つの通信ノードのうち一方をテス
トイニシエータ、他方をテストターゲットとする過程
と、前記テストイニシエータが、前記信号ケーブルの接
続が検知された接続検知ポートの情報をループテスト信
号に付加し、この付加後のループテスト信号を前記接続
検知ポート以外のポートから他の通信ノードに送信する
送信過程と、前記ループテスト信号を受信した受信ポー
トを持つ通信ノードが、前記受信ポートの情報を前記ル
ープテスト信号に付加し、この付加後のループテスト信
号を前記受信ポート以外のポートから他の通信ノードに
転送するリピート過程と、前記ループテスト信号の受信
結果に基いてループの生成を検出する検出過程と、前記
検出過程においてループが検出された際、前記ループテ
スト信号に付加されたポート情報に基づき、ループを切
断すべき切断ポートを決定する決定過程と、前記決定過
程により決定された前記切断ポートを有する通信ノード
に対し、ポートを無効にする切断指示信号を出力する命
令出力過程とを有することを特徴とする。
【0018】請求項3記載の発明は、前記請求項2記載
のバス最適化方法において、前記リピート過程は、受信
したループテスト信号の後に、受信ポートの情報を含む
信号を連結することを特徴とする。
【0019】請求項4記載の発明は、前記請求項2記載
のバス最適化方法において、前記ループテスト信号は、
ノード番号、ポート番号及びポート情報を記憶するフィ
ールドを備え、前記リピート過程は、ループテスト信号
を受信した受信ポートの情報を前記ループテスト信号の
前記フィールドに記録されたポート情報と比較し、受信
ポートの方がループ切断に好適な場合には、前記フィー
ルドに記憶されたノード番号、ポート番号及びポート情
報を、前記受信ポートを持つ通信ノードのノード番号、
受信ポートのポート番号、及び受信ポートの情報により
更新し、この更新後のループテスト信号を前記受信ポー
ト以外のポートから他の通信ノードに送信することを特
徴とする。
【0020】請求項5記載の発明は、前記請求項4記載
のバス最適化方法において、前記送信過程は、テストイ
ニシエータがループテスト信号を送信した後もバス使用
権を保持し、前記命令出力過程は、前記切断指示信号の
出力を終了した後、前記バス使用権を放棄することを特
徴とする。
【0021】請求項6記載の発明は、前記請求項2記載
のバス最適化方法において、前記ポートの情報は、接続
先のポートとの間でネゴシエーションされた最大転送速
度であることを特徴とする。
【0022】請求項7記載の発明の通信ノードは、複数
のポートを有し、前記各ポートが個別の信号ケーブルを
介して他の複数の通信ノードのポートと1対1に接続さ
れ、信号ケーブルの新たな接続が検知された際に他の通
信ノードと、ポート情報が付加されたループテスト信号
を送受信する通信ノードであって、前記信号ケーブルの
新たな接続を検知し、ループテスト信号を送信するため
にアービトレーションを行うノード制御部と、前記ポー
ト情報が付加されたループテスト信号を前記複数のポー
トの何れかに受け、このループテスト信号をデコードす
るデコード部と、通信ノードの状態を、前記アービトレ
ーションに負けた後ループテスト信号を受信した場合に
はテストターゲットとし、アービトレーションに勝った
場合にはテストイニシエータとし、テストターゲットの
ときには第1の信号生成命令を出力し、テストイニシエ
ータのときには第2の信号生成命令を出力し、テストイ
ニシエータとなった後自らによって送信されたループテ
スト信号を受信した場合には、受信したループテスト信
号に付加されたポート情報からループの切断に好適な箇
所を特定し、第3の信号生成命令を出力するループ切断
処理部と、バスの初期化時に決定されたポートの情報を
格納するポート情報メモリと、前記第1の信号生成命令
を受信したときには前記ポート情報メモリからの情報に
基いて、前記ループテスト信号を受信した受信ポートの
ポート情報を有するループテスト信号を生成し、前記第
2の信号生成命令を受信したときには前記新たな接続が
検知されたポートのポート情報を有するループテスト信
号を生成し、前記第3の信号生成命令を受信したときに
は前記ループの切断に好適な箇所を切断する切断指示信
号を生成する信号生成部と、前記デコード部での前記ポ
ート情報が付加されたループテスト信号と前記信号生成
部で生成された信号との何れか一方を選択する出力信号
生成部とを備えたことを特徴とする。
【0023】請求項8記載の発明は、前記請求項7記載
の通信ノードにおいて、前記第1の信号生成命令を受信
した際の前記信号生成部でのループテスト信号は、受信
ポートの情報のみを持ち、前記ループテスト信号よりも
データ長が短いポート情報信号であることを特徴とす
る。
【0024】請求項9記載の発明の通信ノードは、複数
のポートを有し、前記各ポートが個別の信号ケーブルを
介して他の複数の通信ノードのポートと1対1に接続さ
れ、信号ケーブルの新たな接続が検知された際に他の通
信ノードと、ポート情報が付加されたループテスト信号
を送受信する通信ノードであって、前記信号ケーブルの
新たな接続を検知し、ループテスト信号を送信するため
にアービトレーションを行うノード制御部と、前記ポー
ト情報が付加されたループテスト信号を前記複数のポー
トの何れかに受け、このループテスト信号をデコードす
るデコード部と、通信ノードの状態を、前記アービトレ
ーションに負けた後ループテスト信号を受信した場合に
はテストターゲットとし、アービトレーションに勝った
場合にはテストイニシエータとし、テストターゲットの
ときにはイネーブル信号及び第1の信号生成命令を出力
し、テストイニシエータのときには第2の信号生成命令
を出力し、テストイニシエータとなった後自らによって
送信されたループテスト信号を受信した場合には、受信
したループテスト信号が有するポート情報をループの切
断に好適な箇所とし、第3の信号生成命令を出力するル
ープ切断処理部と、前記イネーブル信号を受信したとき
には、前記デコード部でデコードされたループテスト信
号が保持する前記ポート情報を、前記ループテスト信号
を受信した受信ポートのポート情報と比較して、ループ
の切断に好適な側のポート情報を判断する比較器と、前
記第1の信号生成命令を受信したときには前記比較器の
判断結果を受け、ループテスト信号が保持するポート情
報の方がループの切断に好適な場合には、このポート情
報を保持するループテスト信号を他の通信ノードに出力
し、一方、受信ポートのポート情報の方がループの切断
に好適な場合には、前記ループテスト信号が保持するポ
ート情報をこの受信ポートのポート情報に置換した更新
済みループテスト信号を生成し、前記第2の信号生成命
令を受信したときには前記新たな接続が検知されたポー
トのポート情報を有するループテスト信号を生成し、前
記第3の信号生成命令を受信したときには前記ループの
切断に好適な箇所を切断する切断指示信号を生成する出
力信号生成部とを備えたことを特徴とする。
【0025】請求項10記載の発明は、前記請求項7又
は9記載の通信ノードにおいて、ポート情報は、接続先
のポートとの間でネゴシエーションされた最大転送速度
であることを特徴とする。
【0026】以上により、本発明では、通信ノードに新
たに信号ケーブルが接続された場合には、その通信ノー
ドでは、信号ケーブルが接続されたポートの情報、例え
ばポート間の転送速度などをループテスト信号に付加し
て他の送信ノードに送信する。このループテスト信号を
他の通信ノードが受信すると、この通信ノードは、ルー
プテスト信号を受信した自己のポートの情報をループテ
スト信号に付加したり、又はループテスト信号に含まれ
るポート情報を、ループテスト信号を受信した自己のポ
ートの情報と比較して、その一方のポート情報をループ
切断に好適なポート情報としてループテスト信号に付加
して、他の通信ノードに送信する。更に他の通信ノード
がループテスト信号を受信する毎に、以上の動作を繰り
返す。
【0027】最終的に、ループテスト信号を送信した通
信ノードがそのループテスト信号を受信した場合、即
ち、ループが誤って形成されたと判断された際には、そ
のループテスト信号を送信した通信ノードは、ループテ
スト信号に付加されたポート情報に基いて、ループ切断
に好適なポートを特定できる。従って、ネットワークで
の信号転送効率を高く維持しながら、ループを切断する
ことが可能である。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0029】(第1の実施の形態)図1及び図2は本発
明の第1の実施の形態を構成を示す。図1は本実施の形
態の通信ノードの構成である。
【0030】図1において、40は他の通信ノードのポ
ートと信号ケーブルで接続されて信号の受信及び送信を
行う複数のポート、41はポート制御部であって、通信
ノード全体の動作を制御するノード制御部47からのポ
ート制御信号により各ポート40での信号の送信及び受
信を制御すると共に、各ポート40の接続状態などのポ
ートステータス信号を前記ノード制御部47に出力す
る。
【0031】42はデコード部であって、各ポート40
で受信した信号がポート制御部41を経て入力され、こ
の受信信号を解析し、この受信信号がループテスト信号
(以下、LT信号という)か否かを識別し、LT信号で
ある場合にはLT検出信号を出力すると共に、LT信号
に続くポート情報を認識し、出力する。43はループ切
断処理部であって、前記デコード部42からのLT検出
信及びポート情報号と、前記ノード制御部47が新たな
信号ケーブルの接続を検出した場合に出力される接続検
出信号とを受信して、ループ切断処理に必要な信号生成
命令及びセレクト信号を出力する。
【0032】また、46は通信ノードが備える各ポート
40の情報を保持するポート情報メモリ、44は信号生
成部であって、前記ループ切断処理部43からの信号生
成命令を受けて、自己の通信ノードの何れかのポート4
0に新たな信号ケーブルが接続された場合にはLT信号
を生成し、一方、前記デコード部42がLT信号を検出
した場合にはこのLT信号の後に連結すべきポート情報
信号を前記ポート情報メモリ46からのポート情報に基
いて生成し、出力する。45は出力信号生成部であっ
て、前記デコード部42が受信した信号をそのまま受け
ると共に、前記信号生成部44が生成したLT信号又は
ポート情報信号を受け、前記ループ切断処理部43から
のセレクト信号に従って前記デコード部42からの受信
信号と信号生成部44からのLT信号又はポート情報信
号との何れかを選択して、ポート制御部41及びポート
40を経て信号ケーブル上に送信出力する。
【0033】次に、本実施の形態の通信ノードの動作の
詳細を図2を用いて説明する。図2は通信ノードのルー
プ切断処理に関する動作を示すフローチャートである。
【0034】図2において、通信ノードは常にステップ
100からステップ118までの処理を繰り返してい
る。ステップ100で処理を開始する。先ず、ステップ
101では、これまで信号ケーブルが繋がっていなかっ
たポートに信号ケーブルが接続されたか否かを判定す
る。ポートの接続状態は、各ポート40が自己のポート
の状態を各々監視し、ポート制御部41が全ポート40
の状態をポートステータス信号としてノード制御部47
に通知するので、このポートステータス信号により知る
ことができる。このステップ101では、通信ノードは
自己がテストターゲットであるか否かも調べる。自己が
テストターゲットであるとは、以前に信号ケーブルの接
続を検知しつつもアービトレーションに負けて、ループ
切断処理のためにLT信号を送信できなかったことを示
している。つまり、切断すべきループが未処理のまま残
っている可能性があることを意味する。ポートステータ
ス信号により新しく信号ケーブルの接続を検知するか、
又は自己がテストターゲットであることを検出したノー
ド制御部47は、接続検出信号を出力して、ステップ1
02に処理を移す。新しい信号ケーブルの接続がなけれ
ば、処理をステップ112に移す。
【0035】ステップ102に処理が移ると、通信ノー
ドはLT信号を出力するためにアービトレーションを行
う。アービトレーションを行う通信プロトコルは如何な
るものでも良いが、ここでは説明を簡単にするために、
IEEE1394の通信プロトコルを前提として説明を
行う。
【0036】ステップ103では、アービトレーション
に勝ったか否かを判定する。アービトレーションはノー
ド制御部47によって行われ、その結果は処理ステータ
ス信号によってループ切断処理部43に通知される。ア
ービトレーションに勝った場合には、ループ切断処理部
43は第1の値の信号生成命令を出力し、第1の値のセ
レクト信号を出力する。同時に、ノード制御部47に対
してループ切断処理中であることを示す処理ステータス
信号を出力する。更に、通信ノードはステップ104に
おいてテストイニシエータとなり、ステップ105に処
理を移す。
【0037】一方、アービトレーションに負けた場合に
は、通信ノードはステップ111でテストターゲットと
なり、処理をステップ112に移す。このとき、ループ
切断処理部43はループ切断処理を中断し、LT信号を
受信するか又はノード制御部47が再度アービトレーシ
ョンを行って勝つのを待つ。
【0038】<テストイニシエータの動作>以下、テス
トイニシエータの動作について説明する。
【0039】ステップ105に処理が移ると、信号生成
部44は第1の値の信号生成命令(第2の信号生成命
令)を受信し、LT信号を生成する。このとき、LT信
号は、情報として少なくとも、LT信号であることを示
す識別子と、今回新しく信号ケーブルが接続されたポー
トの情報と、そのポート番号と、ノード番号とを含んで
いる必要がある。
【0040】ポートの情報はポート情報メモリ46から
取得する。ポートの情報としては、ポートの最大転送速
度、接続先のポートとネゴシエーションした結果のポー
ト間の転送速度、バス幅、転送プライオリティ、電源供
給能力等、様々なものが考えられる。ノード制御部47
は、これ等のうち必要な情報を、信号ケーブルが新たに
接続された後からループ切断処理が開始されるまでの間
に、ポート情報メモリ46に格納する。
【0041】以下の説明では、ポートの情報として、接
続先のポートとネゴシエーションした結果のポート間の
転送速度を用いることとし、この転送速度が遅いほどル
ープの切断個所として好適であると判断されることにす
る。
【0042】説明をステップ105に戻す。出力信号生
成部45は第1の値のセレクト信号を受信しているの
で、信号生成部44から受信したLT信号をポート制御
部41に出力する。このとき、同時に、ノード制御部4
7は、ポート制御部41に対して、信号ケーブルの接続
を検知したポート以外の全てのアクティブなポートにL
T信号を送信するようポート制御信号を出力している。
従って、ポート制御部41は、このポート制御信号に基
いて、前記信号ケーブルの接続を検知したポート以外の
アクティブなポートからLT信号を送信する。送信が終
了すると、ステップ106に処理を移す。
【0043】ステップ106では、出力信号生成部45
がLT信号を出力した時点からの経過時間を計測し、所
定の時間を経過したか否かを判定する。また、ステップ
107では、ループが検出されたか否かを判定する。つ
まり、LT信号を送信した時点から所定の時間が経過す
るまでにループが検出されたか否かを判定し、ループが
検出された場合にはステップ108へ、ループが検出さ
れなかった場合はステップ118に処理を移す。
【0044】前記ステップ107でのループ検出方法を
説明する。ネットワーク上にループが形成されていれ
ば、テストイニシエータが送信したLT信号が再びテス
トイニシエータで受信されるはずである。通信ノードは
他の通信ノードから信号を受信すると、デコード部42
で内容を解析し、解析結果であるポート情報を出力す
る。ループ切断処理部43はその内容が自分が送信した
LT信号と等しいかを調べ、等しい場合にはループが形
成されたとみなすことでループ検出を行う。
【0045】ループ検出方法は、必ずしも既述の方法で
なくても良く、例えば従来例で示したP1394bのよ
うにLTP信号とLTS信号との2種類のループテスト
信号を用いて、テストイニシエータとテストターゲット
との双方がループを検出できるようにしても良い。
【0046】ループを検出した場合は、処理はステップ
108に移る。ここでは、デコード部42は、LT信号
に連結しているポート情報信号を解析し、このポート情
報信号及びLT信号に含まれるポート情報をループ切断
処理部43に通知する。更に、ステップ109では、ル
ープ切断処理部43はポート情報の中からループを切断
するのに最も適当であるポート情報を選び、そのポート
情報を持った通信ノードのノード番号n及びポート番号
mを特定する。
【0047】次に、処理はステップ110に移って、ノ
ード番号nである通信ノードに対してポート番号mのポ
ートを非アクティブにする命令を送信する。この命令を
含む信号を切断指示信号と呼ぶ。この切断指示信号は、
ループ切断処理部43からの第3の信号生成命令を信号
生成部44が受けて、生成する。
【0048】IEEE1394及びP1394bなどの
一般的な通信プロトコルでは、省電力化のために、この
ように任意の通信ノードの任意のポートを非アクティブ
にする機能を持っている。つまり、ループ切断処理部4
3が処理ステータス信号によってノード番号nとポート
番号mとをノード制御部47に通知すれば、一般的なプ
ロトコルが備える任意の通信ノードの任意のポートを非
アクティブにする機能を利用して、ステップ110のル
ープ切断動作を容易に実現することができる。
【0049】ポートを非アクティブにする命令を送信し
た後、処理はステップ118に移り、テストイニシエー
タの処理を終了する。
【0050】<テストターゲット及びその他の通信ノー
ドの動作>次に、テストターゲット及びその他の通信ノ
ードの動作について説明する。
【0051】前記ステップ103においてアービトレー
ションに負けると、通信ノードはステップ111でテス
トターゲットとなり、ステップ112以下の処理を行
う。また、ステップ101で新しい信号ケーブルの接続
が検知されなかった通信ノードは、テストイニシエータ
でもテストターゲットでもない通常の通信ノードとし
て、ステップ112以下の処理を行う。
【0052】ステップ112において、他の通信ノード
から信号を受信すると、デコード部42はこの受信信号
を解析し、LT信号か否かを調べる。受信信号がLT信
号であった場合には、デコード部42はLT検出信号を
アサートし、ステップ113へ移る。受信信号がLT信
号でない場合には、ステップ118に処理を移す。
【0053】ステップ113では、LT検出信号を受信
したループ切断処理部43は、第2の値のセレクト信号
を出力する。出力信号生成部45は前記第2の値のセレ
クト信号を受信して、デコード部42からそのまま受信
したLT信号を出力する。このとき、ノード制御部47
は、ポートステータス信号に基いてどのポートでLT信
号を受信したかを特定しており、この受信ポート以外の
ポートに対して出力信号生成部45からのLT信号を送
信するように、ポート制御部41にポート制御信号を出
力する。従って、通信ノードは、受信したLT信号を受
信ポート以外のアクティブポートに転送する。
【0054】次に、ステップ114で転送が終了したか
を判定する。LT信号の転送はLT信号の受信の終了ま
で継続される。LT信号の受信中ではデコード部42は
LT検出信号をアサートしているので、LT検出信号が
ネゲートされたことにより、転送が完了したことを検知
できる。
【0055】LT信号の転送が終了すると、ステップ1
15においてバスのホールドを行う。通信ノードは、受
信したLT信号を転送した後に続けてポート情報信号を
送信したいので、他の通信ノードが信号の送信を開始し
ないように、バスをホールドしておく必要がある。ここ
では、LT信号の転送終了直後からポート情報信号の送
終了までの間、バスをホールドする。
【0056】一方、ループ切断処理部43では、LT信
号の転送が終了してLT検出信号がネゲートされると、
第1の値のセレクト信号を出力すると同時に、第2の値
の信号生成命令(第1の信号生成命令)を出力し、処理
をステップ116に移す。
【0057】ステップ116では、信号生成部44は、
前記ループ切断処理部43から第2の値の信号生成命令
を受信して、ポート情報信号を生成する。また、出力信
号生成部45は、前記ループ切断処理部43から第1の
値のセレクト信号を受信して、前記信号生成部44から
のポート情報信号を出力する。これにより、信号ケーブ
ル上には受信したLT信号に連結した形でポート情報信
号が出力されることになる。
【0058】ポート情報信号の出力が終了すると、ステ
ップ117に移り、バスを開放した後、ステップ118
に移って、テストターゲット及びその他の通信ノードの
処理が終了する。
【0059】<ネットワーク全体の動作>図3は本実施
の形態のループ切断処理の動作をネットワークレベルで
示した図を示す。図中の白円は通信ノードを示し、白円
中の数字はノード番号を示す。また、黒円は各通信ノー
ドが備えるポートを示し、#に続く数字はポート番号を
示す。図中の直線は信号ケーブルを示す。
【0060】同図中、61は通信ノード0が送信したL
T信号、62は通信ノード2が生成したポート情報信
号、63は通信ノード1が生成したポート情報信号、6
4は切断指示信号を示す。また、図中、LT信号61、
ポート情報信号62、63及び切断指示信号64に示さ
れた括弧内の数字は、その信号が持っているポート情報
のソースである通信ノードのノード番号とポート番号と
を示している。
【0061】図3(a)はネットワークの最初の状態を
示す。この状態で、通信ノード0と通信ノード2とは、
双方の通信ノードのポート1が信号ケーブルで接続され
ており、通信ノード1と通信ノード2とは双方の通信ノ
ードのポート0が信号ケーブルで接続されている。一
方、通信ノード0と通信ノード1との間は信号ケーブル
で接続されてはいない。ここでは、通信ノード0のポー
ト0と通信ノード1のポート1とを信号ケーブルで新た
に接続した場合の動作について説明する。
【0062】通信ノード0のポート0と通信ノード1の
ポート1とを信号ケーブルで新たに接続すると、通信ノ
ード0と通信ノード1とはその接続を検知し、アービト
レーションを行う。ここでは、通信ノード0がアービト
レーションに勝ってテストイニシエータとなり、通信ノ
ード1がテストターゲットとなったとする。通信ノード
0はアービトレーションに勝ったので、アクティブポー
トであるポート1にLT信号61を出力する。この状態
を示すのが図3(b)である。ここで、通信ノード0の
ポート0が接続ポートであるので、LT信号は通信ノー
ド0、ポート0のポート情報を持っている。
【0063】図3(c)は、通信ノード2がLT信号6
1を受信した際のネットワークの状態を示す。通信ノー
ド2はLT信号61を受信すると、アクティブポートで
あるポート0にそのLT信号61を転送する。転送が終
了すると、バスを開放する前にポート情報信号62を送
信する。通信ノード2はLT信号61をポート1で受信
しているので、ポート情報信号は通信ノード2、ポート
1のポート情報を持っている。
【0064】図3(d)は、通信ノード1がLT信号6
1を受信した際のネットワークの状態を示す。通信ノー
ド1はLT信号61を受信すると、アクティブポートで
あるポート1にそのLT信号61を転送する。LT信号
61とポート情報信号62との転送を終了すると、通信
ノード2と同様に、自己のポート情報信号63を続けて
送信する。通信ノード1はポート0でLT信号61を受
信しているので、ポート情報信号63は通信ノード1、
ポート0のポート情報を持っている。
【0065】その後、通信ノード0は自分自身が送信し
たLT信号61を受信する。自分自身が送信したLT信
号61を受信した通信ノード0は、ネットワーク中にル
ープが形成されたことを認識し、LT信号61、ポート
情報信号62及び63を持つポート情報の中から、ルー
プを切断するのに最適な個所を求める。ここでは、仮に
通信ノード0と通信ノード2とを結ぶ接続を切るのが最
適であったとすると、通信ノード0は図3(e)に示す
ように、通信ノード2に対してポート1を非アクティブ
にするように指示する切断指示信号を送信する。図3お
いて64は切断指示信号である。
【0066】通信ノード2は切断指示信号64を受信す
ると、指定されたポート(ここではポート1)を非アク
ティブとする。この結果、ネットワークは図3(f)に
示すような接続状態となる。
【0067】尚、ポート情報信号はLT信号と同様のフ
ォーマットでも良い。しかし、ポート情報信号は必ずL
T信号に連結した形で送信されるので、LT信号である
ことを示す情報などは冗長である。この冗長な部分をな
くしたフォーマットを持つことにより、ループ切断処理
において送信される全体の信号長を短縮でき、処理時間
もその分、短縮することができる。
【0068】(第2の実施の形態)続いて、図4及び図
5に沿って本発明の第2の実施の形態について説明す
る。
【0069】図4は本実施の形態の通信ノードの構成を
示す。同図において、50は他の通信ノードのポートと
信号ケーブルで接続されて信号の受信及び送信を行う複
数のポート、51はポート制御部であって、通信ノード
全体の動作を制御するノード制御部57からのポート制
御信号により各ポート50での信号の送信及び受信を制
御すると共に、各ポート50の接続状態などのポートス
テータス信号を前記ノード制御部57に出力する。
【0070】52はデコード部であって、各ポート50
で受信した信号がポート制御部51を経て入力され、こ
の受信信号を解析し、この受信信号がLT信号か否かを
識別し、LT信号である場合にはLT検出信号を出力す
ると共に、LT信号に含まれるポート情報を認識し、出
力する。53はループ切断処理部であって、前記デコー
ド部52からのLT検出信号及びポート情報と、前記ノ
ード制御部57が新たな信号ケーブルの接続を検出した
場合に出力される接続検出信号とを受信して、ループ切
断処理に必要な信号生成命令及びイネーブル信号を出力
する。
【0071】また、56は通信ノードの各ポート50の
情報を保持するポート情報メモリ、54は比較器であっ
て、前記ループ切断処理部53からのイネーブル信号を
受けて、前記デコード部52が抽出したLT信号に含ま
れるポート情報と、LT信号を受信した自己の通信ノー
ドのポート(受信ポート)のポート情報メモリ56から
のポート情報とを比較し、その何れのポート情報がルー
プ切断に好適かを判断し、その比較判断結果を出力す
る。
【0072】55は出力信号生成部であって、前記デコ
ード部52が受信した信号をそのまま受けると共に、前
記比較器54からの比較判断結果信号を受け、この比較
判断結果に応じて、デコード部52からの受信信号、即
ち、LT信号に含まれるポート情報をポート制御部51
及びポート50を経て信号ケーブル上に送信、出力した
り、又は前記LT信号に含まれるポート情報を前記自己
の通信ノードの受信ポート情報に置換し、この一連の置
換後のLT信号を、ポート制御部51及びポート50を
経て信号ケーブル上に送信、出力し、また自己の通信ノ
ードがテストイニシエータとなった場合には、LT信号
を出力する。
【0073】次に、本実施の形態の通信ノードの動作の
詳細を図5を用いて説明する。図5は通信ノードのルー
プ切断処理に関する動作を示すフローチャートである。
【0074】図5において、通信ノードは常にステップ
200からステップ218までの処理を繰り返してい
る。ステップ200で処理を開始する。先ず、ステップ
201では、これまで信号ケーブルが繋がっていなかっ
たポートに信号ケーブルが新たに接続されたか否かを判
定する。ポートの接続状態は、各ポート50がポート状
態を各々監視し、ポート制御部51が全ポート50の状
態をポートステータス信号によってノード制御部57に
通知するので、このポートステータス信号によって知る
ことができる。また、ここでは、通信ノードは自己がテ
ストターゲットであるか否かも調べる。自己がテストタ
ーゲットであるとは、以前に信号ケーブルの接続を検知
しつつも、アービトレーションに負けてループ切断処理
のためにLT信号を送信できなかったことを意味する。
つまり、切断すべきループが未処理のまま残っている可
能性があることを意味する。ノード制御部57がポート
ステータス信号により信号ケーブルが新しく接続された
ことを検知するか、又は自己の通信ノードがテストター
ゲットであることを検出した場合には、接続検出信号を
ループ切断処理部53に出力して、ステップ202に処
理を移す。信号ケーブルの新しい接続がなければ、処理
をステップ212に移す。
【0075】ステップ202に処理が移ると、通信ノー
ドはLT信号を出力するためにアービトレーションを行
う。アービトレーションを行う通信プロトコルは如何な
るものでも良いが、第1の実施の形態と同様に、ここで
は説明を簡単にするために、IEEE1394の通信プ
ロトコルを前提として説明を行う。
【0076】ステップ203では、アービトレーション
に勝ったか否かを判定する。アービトレーションはノー
ド制御部57により行われ、その結果は処理ステータス
信号によってループ切断処理部53に通知される。アー
ビトレーションに勝った場合は、ループ切断処理部53
は、信号生成命令とイネーブル信号をアサートする。同
時に、ノード制御部57に対してループ切断処理中であ
ることを示す処理ステータス信号を出力する。更に、通
信ノードはステップ204でテストイニシエータとな
り、ステップ205に処理を移す。
【0077】一方、アービトレーションに負けた場合に
は、通信ノードはステップ211でテストターゲットと
なり、処理をステップ212に移す。このとき、ループ
切断処理部53はループ切断処理を中断し、LT信号を
受信するか又はノード制御部57が再度アービトレーシ
ョンを行って勝つのを待つ。
【0078】<テストイニシエータの動作>以下にテス
トイニシエータの動作について説明する。
【0079】ステップ205に処理が移ると、比較器5
4はイネーブル信号がアサートされているので、デコー
ド部52が出力するポート情報と、ポート情報メモリ5
6が出力する接続ポートに関するポート情報との比較を
行う。しかし、現在、通信ノードはLT信号を受信して
いないので、デコード部52からはポート情報は出力さ
れていない。このため、比較器54は比較結果として第
1の値を出力する。
【0080】出力信号生成部55は、アサートされた信
号生成命令(第2の信号生成命令)を受けて、LT信号
を生成する。この場合、LT信号は、情報として少なく
とも、LT信号であることを示す識別子と、送信元のノ
ード番号と、信号ケーブルが新しく接続されたポートの
情報と、ポート番号と、ノード番号を含んでいる必要が
ある。ここでいうポートの情報は、既に第1の実施の形
態で説明したものと同様である。
【0081】説明をステップ205に戻す。出力信号生
成部55は、比較結果が第1の値であるので、自己が生
成したLT信号を出力、送信する。このとき、ノード制
御部57は、ポート制御部51に対して、接続を検知し
たポート以外の全てのアクティブなポートにLT信号を
送信するようポート制御信号を出力している。ポート制
御部51は、このポート制御信号に従って、接続を検知
したポート以外のアクティブなポートからLT信号を送
信し、送信が終了すると、ステップ206に処理を移
す。このとき、テストイニシエータはバスをホールドし
たままでよい。
【0082】次に、ステップ206では、出力信号生成
部55がLT信号を出力した後の経過時間を計測し、所
定の時間を経過したか否かを判定する。また、ステップ
207では、ループが検出されたか否かを判定する。つ
まり、LT信号を送信した時点から所定の時間が経過す
るまでにループが検出されたか否かを判定し、ループが
検出された場合にはステップ208へ、ループが検出さ
れなかった場合にはステップ218に処理を移す。この
とき、バスをホールドしている場合には、バスを開放し
た後にステップ218に移る必要がある。
【0083】前記ステップ207でのループの検出は、
受信したLT信号に含まれる送信元のノード番号と自己
のノード番号とを比較し、等しければ、ループとみなせ
ば良い。但し、ループ検出の方法はこの方法で行う必要
はなく、前記第1の実施の形態のステップ107でも述
べたように、P1394b等で用いられている方法でも
よいのは勿論である。
【0084】ループを検出した場合には、処理はステッ
プ208に移る。ここでは、デコード部52は、LT信
号が持っているポート情報を抽出し、ループ切断処理部
53に通知する。更に、ステップ209では、ループ切
断処理部53は、前記ステップ208で通知されたポー
ト情報のノード番号n及びポート番号mを最適な切断個
所として記憶する。
【0085】次に、処理はステップ210に移り、ノー
ド番号nの通信ノードに対してポート番号mのポートを
非アクティブにする命令の信号である切断指示信号を送
信する。この切断指示信号は、ループ切断処理部53か
らの第3の信号生成命令を出力信号生成部55が受け
て、生成する。第1の実施の形態でも述べたが、IEE
E1394及びP1394bなどの一般的な通信プロト
コルでは、省電力化のために、このように任意の通信ノ
ードの任意のポートを非アクティブにする機能を持って
いるので、この機能を利用すれば良い。つまり、ループ
切断処理部53が処理ステータス信号によりノード番号
nとポート番号mとをノード制御部57に通知し、一般
的なプロトコルが備える任意の通信ノードの任意のポー
トを非アクティブにする機能を利用すれば、ステップ2
10でのループ切断動作を容易に実現することができ
る。
【0086】前記ステップ205においてLT信号を送
信した際に、バスをホールドしたままの場合には、ポー
トを非アクティブにする命令を送信し、その後にバスを
開放する。この後、処理はステップ218に移り、テス
トイニシエータの動作を終了する。
【0087】<テストターゲット及びその他の通信ノー
ドの動作>次に、テストターゲット及びその他の通信ノ
ードの動作について説明する。
【0088】前記ステップ203においてアービトレー
ションに負けると、通信ノードはステップ211におい
てテストターゲットとなり、ステップ212以下の処理
を行う。また、ステップ201で信号ケーブルの新しい
接続が検知されなかった通信ノードは、テストイニシエ
ータでもテストターゲットでもない通常の通信ノードと
して、ステップ212以下の処理を行う。
【0089】ステップ212において、他の通信ノード
から信号を受信すると、デコード部52はこの受信信号
を解析し、LT信号か否かを調べる。受信信号がLT信
号でない場合には、ステップ218に処理を移す。受信
信号がLT信号であった場合には、デコード部52はL
T検出信号をアサートする。LT検出信号がアサートさ
れたことにより、ループ切断処理部53は、比較器54
に対するイネーブルと、出力信号生成部55に対する信
号生成命令(第1の信号生成命令)とをアサートする。
【0090】次に、ステップ213に移り、LT信号が
持っているポート情報を抽出し、ステップ214へ移
る。ステップ214に移ると、比較器54は、イネーブ
ル信号がアサートされているので、デコード部52が抽
出したポート情報(受信したLT信号に含まれていたポ
ート情報)と、ポート情報メモリ56から読み出された
ポート情報(LT信号を受信した受信ポートに関するポ
ート情報)との比較を行い、ステップ215において何
れのポート情報がループの切断に一層適しているかを判
断し、受信ポートに関するポート情報の方が適している
場合には、第1の値の比較結果信号を出力し、そうでな
ければ第2の値の比較結果信号を出力する。
【0091】出力信号生成部55は、デコード部52が
受けたLT信号に含まれるポート情報をそのまま受けて
おり、ループ切断処理部53で信号生成命令がアサート
されると、前記デコード部52からのポート情報を、L
T信号の受信ポートに関するポート情報メモリ56から
のポート情報に置換し、この置換した受信ポートに関す
るポート情報を含むLT信号を更新LT信号として生成
する。更に、出力信号生成部55は、比較器54からの
比較結果信号の値に基いて、その値が第1の値の場合に
はステップ216において自らが生成した更新LT信号
を出力し、第2の値の場合にはステップ217において
デコード部52から受信したポート情報を含むLT信号
出力する。このとき、ノード制御部57はポートステ
ータス信号に基いてどのポートでLT信号を受信したか
を特定しており、このLT信号の受信ポート以外のポー
トに対して、出力信号生成部55の出力信号を送信する
ようにポート制御信号をポート制御部51に出力する。
【0092】次に、処理はステップ218に移り、テス
トターゲット及びその他の通信ノードの処理は終了す
る。
【0093】<ネットワーク全体の動作>図6は、本実
施の形態のループ切断処理の動作をネットワークレベル
で示した図である。図中の白円は通信ノードを示し、白
円中の数字はノード番号を示す。また、黒円は各通信ノ
ードが備えたポートを示し、#に続く数字はポート番号
を示す。図中の直線は信号ケーブルを示す。
【0094】同図において、71は通信ノード0が送信
したLT信号、72はバスをホールドするホールド信
号、73は通信ノード2が送信したLT信号、74は通
信ノード1が送信したLT信号、75は通信ノード0が
送信した切断指示信号を示す。また、同図中において、
LT信号71、73、74及び切断指示信号75に示さ
れた括弧内の数字は、その信号が持っているポート情報
のソースである通信ノードのノード番号とポート番号と
を示している。
【0095】図6(a)はネットワークの最初の状態を
示している。この状態で、通信ノード0と通信ノード2
とは双方の通信ノードのポート1が信号ケーブルで接続
され、通信ノード1と通信ノード2とは双方の通信ノー
ドのポート0が信号ケーブルで接続されている。一方、
通信ノード0と通信ノード1との間は信号ケーブルで接
続されてはいない。ここでは、通信ノード0のポート0
と通信ノード1のポート1とを信号ケーブルで新たに接
続した場合の動作について説明する。
【0096】通信ノード0のポート0と通信ノード1の
ポート1とを信号ケーブルで新たに接続すると、通信ノ
ード0と通信ノード1とは接続を検知し、アービトレー
ションを行う。ここでは、通信ノード0がアービトレー
ションに勝ってテストイニシエータとなり、通信ノード
1がテストターゲットとなったとして説明する。
【0097】通信ノード0はアービトレーションに勝っ
たので、アクティブポートであるポート1にLT信号7
1を出力する。この状態を図6(b)に示す。ここで、
通信ノード0のポート0が接続ポートであるので、LT
信号71は通信ノード0、ポート0のポート情報を持っ
ている。通信ノード0はLT信号71を送信した後もホ
ールド信号72を送信し続け、バスをホールドする。こ
うして、他の通信ノードが次のアービトレーションを開
始するのを防止する。
【0098】図6(c)は、通信ノード2がLT信号7
1を受信したときのネットワークの状態を示す。通信ノ
ード2はLT信号71を受信すると、LT信号71が持
つ通信ノード0のポート0に関するポート情報と、LT
信号71を受信した自己のポート1のポート情報とを比
較する。ここでは、通信ノード0のポート0のポート情
報の方がループを切断する個所に適していると仮定して
説明を行う。この場合、通信ノード2はLT信号71の
更新を行わず、通信ノード0のポート0のポート情報を
持ったLT信号73をアクティブポートであるポート0
に出力する。通信ノード2はLT信号71の後に続くホ
ールド信号72を受信すると、このホールド信号72を
そのままポート0へ転送する。
【0099】図6(d)は、通信ノード1がLT信号7
3を受信したときのネットワークの状態を示す。通信ノ
ード1はLT信号73を受信すると、LT信号73が持
つ通信ノード0のポート0に関するポート情報と、LT
信号73を受信した自己のポート0のポート情報とを比
較する。ここでは、通信ノード1のポート0のポート情
報の方がループ切断の個所として適していると仮定して
説明を行う。この場合、通信ノード1は通信ノード1の
ポート0のポート情報を持ったLT信号74を生成し、
受信したLT信号73の代わりにアクティブポートであ
るポート1に出力する。
【0100】この結果、通信ノード0は自分自身が送信
元であるLT信号74を受信する。これによって通信ノ
ード0はネットワーク中にループが形成されたことを認
識し、LT信号74が持つポート情報を抽出し、このポ
ート情報が示す通信ノードのポートがループ切断に最適
な個所と認識する。LT信号74が持つポート情報は通
信ノード1のポート0のものであるので、通信ノード0
は、図6(e)に示すように、通信ノード1に対して、
ポート0を非アクティブにするように指示する切断指示
信号75を送信する。
【0101】通信ノード1は前記切断指示信号75を受
信すると、指定されたポート(ここではポート0)を非
アクティブとする。この結果、ネットワークは図6
(f)に示すような接続状態となる。
【0102】尚、第1及び第2の実施の形態の説明にお
いて述べた新しい信号ケーブルの接続とは、物理的な接
続に限らず、ポートに信号ケーブルは繋がっているが動
作が停止されていたポートが再び動作を開始した場合
(即ち、論理的な接続)をも含むものである。
【0103】また、第1及び第2の実施の形態の双方に
おいて、テストターゲットが切断指示信号を受けた時点
でテストターゲットであることを止めれば、ループが切
断された後に再度テストターゲットがアービトレーショ
ンをすることがなくなり、処理時間を短縮することがで
きる。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2つの通信ノード間に新たに信号ケーブルが接続されて
ループが形成されてしまった場合であっても、そのルー
プを構成する通信ノードに送信、巡回されるループテス
ト信号に対し、新たに信号ケーブルが接続されたポート
の情報や、ループテスト信号を受信したポートの情報を
含めたり、又はこれ等のポート情報の中からループを切
断するのに好適なポートの情報のみを含めたので、ルー
プの切断位置を好適に特定でき、ネットワークでの信号
転送効率を高く維持しつつループを切断できるという顕
著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の通信ノードの構成
図である。
【図2】同実施の形態の通信ノードの処理フローを示す
フローチャート図である。
【図3】同実施の形態の通信ノードを含むネットワーク
の動作を説明する図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の通信ノードの構成
図である。
【図5】同実施の形態の通信ノードの処理フローを示す
フローチャート図である。
【図6】同実施の形態の通信ノードを含むネットワーク
の動作を説明する図である。
【図7】従来の通信ノードの処理フローを示すフローチ
ャート図である。
【符号の説明】
40、50 ポート 41、51 ポート制御部 42、52 デコード部 43、53 ループ切断処理部 44 信号生成部 45、55 出力信号生成部 46、56 ポート情報メモリ 47、57 ノード制御部 54 比較器 61、71、73、74 ループテスト信号 62、63 ポート情報信号 72 ホールド信号 64、75 切断指示信号
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/44 - 12/46 G06F 13/10 - 13/14 330

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のポートを有する通信ノードを複数
    備え、前記各通信ノードは、前記ポートが信号ケーブル
    を介して他の通信ノードのポートと1対1に接続されて
    隣接する通信ノードと信号の送受信を行うネットワーク
    において、 信号ケーブルの新たな接続を検知した際、ループテスト
    信号を各通信ノードに順次送信して巡回させる過程と、 前記ループテスト信号の巡回に際して、ループを切断す
    る候補となるポートの情報、又はループの切断に好適な
    ポートの情報を前記ループテスト信号に付加する過程と
    を有することを特徴とするバス最適化方法。
  2. 【請求項2】 複数のポートを有する通信ノードを複数
    備え、前記各通信ノードは、前記ポートが信号ケーブル
    を介して他の通信ノードのポートと1対1に接続されて
    隣接する通信ノードと信号の送受信を行うネットワーク
    において、 2つの通信ノード間に信号ケーブルが新たに接続された
    ことを検知した際、前記2つの通信ノードのうち一方を
    テストイニシエータ、他方をテストターゲットとする過
    程と、 前記テストイニシエータが、前記信号ケーブルの接続が
    検知された接続検知ポートの情報をループテスト信号に
    付加し、この付加後のループテスト信号を前記接続検知
    ポート以外のポートから他の通信ノードに送信する送信
    過程と、 前記ループテスト信号を受信した受信ポートを持つ通信
    ノードが、前記受信ポートの情報を前記ループテスト信
    号に付加し、この付加後のループテスト信号を前記受信
    ポート以外のポートから他の通信ノードに転送するリピ
    ート過程と、 前記ループテスト信号の受信結果に基いてループの生成
    を検出する検出過程と、 前記検出過程においてループが検出された際、前記ルー
    プテスト信号に付加されたポート情報に基づき、ループ
    を切断すべき切断ポートを決定する決定過程と、 前記決定過程により決定された前記切断ポートを有する
    通信ノードに対し、ポートを無効にする切断指示信号を
    出力する命令出力過程とを有することを特徴とするバス
    最適化方法。
  3. 【請求項3】 前記リピート過程は、受信したループテ
    スト信号の後に、受信ポートの情報を含む信号を連結す
    ることを特徴とする請求項2記載のバス最適化方法。
  4. 【請求項4】 前記ループテスト信号は、ノード番号、
    ポート番号及びポート情報を記憶するフィールドを備
    え、 前記リピート過程は、ループテスト信号を受信した受信
    ポートの情報を前記ループテスト信号の前記フィールド
    に記録されたポート情報と比較し、受信ポートの方がル
    ープ切断に好適な場合には、前記フィールドに記憶され
    たノード番号、ポート番号及びポート情報を、前記受信
    ポートを持つ通信ノードのノード番号、受信ポートのポ
    ート番号、及び受信ポートの情報により更新し、この更
    新後のループテスト信号を前記受信ポート以外のポート
    から他の通信ノードに送信することを特徴とする請求項
    2記載のバス最適化方法。
  5. 【請求項5】 前記送信過程は、テストイニシエータが
    ループテスト信号を送信した後もバス使用権を保持し、 前記命令出力過程は、前記切断指示信号の出力を終了し
    た後、前記バス使用権を放棄することを特徴とする請求
    項4記載のバス最適化方法。
  6. 【請求項6】 前記ポートの情報は、接続先のポートと
    の間でネゴシエーションされた最大転送速度であること
    を特徴とする請求項2記載のバス最適化方法。
  7. 【請求項7】 複数のポートを有し、前記各ポートが個
    別の信号ケーブルを介して他の複数の通信ノードのポー
    トと1対1に接続され、信号ケーブルの新たな接続が検
    知された際に他の通信ノードと、ポート情報が付加され
    たループテスト信号を送受信する通信ノードであって、 前記信号ケーブルの新たな接続を検知し、ループテスト
    信号を送信するためにアービトレーションを行うノード
    制御部と、 前記ポート情報が付加されたループテスト信号を前記複
    数のポートの何れかに受け、このループテスト信号をデ
    コードするデコード部と、 通信ノードの状態を、前記アービトレーションに負けた
    後ループテスト信号を受信した場合にはテストターゲッ
    トとし、アービトレーションに勝った場合にはテストイ
    ニシエータとし、テストターゲットのときには第1の信
    号生成命令を出力し、テストイニシエータのときには第
    2の信号生成命令を出力し、テストイニシエータとなっ
    た後自らによって送信されたループテスト信号を受信し
    た場合には、受信したループテスト信号に付加されたポ
    ート情報からループの切断に好適な箇所を特定し、第3
    の信号生成命令を出力するループ切断処理部と、 バスの初期化時に決定されたポートの情報を格納するポ
    ート情報メモリと、 前記第1の信号生成命令を受信したときには前記ポート
    情報メモリからの情報に基いて、前記ループテスト信号
    を受信した受信ポートのポート情報を有するループテス
    ト信号を生成し、前記第2の信号生成命令を受信したと
    きには前記新たな接続が検知されたポートのポート情報
    を有するループテスト信号を生成し、前記第3の信号生
    成命令を受信したときには前記ループの切断に好適な箇
    所を切断する切断指示信号を生成する信号生成部と、 前記デコード部での前記ポート情報が付加されたループ
    テスト信号と前記信号生成部で生成された信号との何れ
    か一方を選択する出力信号生成部とを備えたことを特徴
    とする通信ノード。
  8. 【請求項8】 前記第1の信号生成命令を受信した際の
    前記信号生成部でのループテスト信号は、受信ポートの
    情報のみを持ち、前記ループテスト信号よりもデータ長
    が短いポート情報信号であることを特徴とする請求項7
    記載の通信ノード。
  9. 【請求項9】 複数のポートを有し、前記各ポートが個
    別の信号ケーブルを介して他の複数の通信ノードのポー
    トと1対1に接続され、信号ケーブルの新たな接続が検
    知された際に他の通信ノードと、ポート情報が付加され
    たループテスト信号を送受信する通信ノードであって、 前記信号ケーブルの新たな接続を検知し、ループテスト
    信号を送信するためにアービトレーションを行うノード
    制御部と、 前記ポート情報が付加されたループテスト信号を前記複
    数のポートの何れかに受け、このループテスト信号をデ
    コードするデコード部と、 通信ノードの状態を、前記アービトレーションに負けた
    後ループテスト信号を受信した場合にはテストターゲッ
    トとし、アービトレーションに勝った場合にはテストイ
    ニシエータとし、テストターゲットのときにはイネーブ
    ル信号及び第1の信号生成命令を出力し、テストイニシ
    エータのときには第2の信号生成命令を出力し、テスト
    イニシエータとなった後自らによって送信されたループ
    テスト信号を受信した場合には、受信したループテスト
    信号が有するポート情報をループの切断に好適な箇所と
    し、第3の信号生成命令を出力するループ切断処理部
    と、 前記イネーブル信号を受信したときには、前記デコード
    部でデコードされたループテスト信号が保持する前記ポ
    ート情報を、前記ループテスト信号を受信した受信ポー
    トのポート情報と比較して、ループの切断に好適な側の
    ポート情報を判断する比較器と、 前記第1の信号生成命令を受信したときには前記比較器
    の判断結果を受け、ループテスト信号が保持するポート
    情報の方がループの切断に好適な場合には、このポート
    報を保持するループテスト信号を他の通信ノードに出
    力し、一方、受信ポートのポート情報の方がループの切
    断に好適な場合には、前記ループテスト信号が保持する
    ポート情報をこの受信ポートのポート情報に置換した更
    新済みループテスト信号を生成し、前記第2の信号生成
    命令を受信したときには前記新たな接続が検知されたポ
    ートのポート情報を有するループテスト信号を生成し、
    前記第3の信号生成命令を受信したときには前記ループ
    の切断に好適な箇所を切断する切断指示信号を生成する
    出力信号生成部とを備えたことを特徴とする通信ノー
    ド。
  10. 【請求項10】 ポート情報は、接続先のポートとの間
    でネゴシエーションされた最大転送速度であることを特
    徴とする請求項7又は9記載の通信ノード。
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