JP3512164B2 - 通信ノードおよびネットワークシステム、並びにネットワークシステムの制御方法 - Google Patents

通信ノードおよびネットワークシステム、並びにネットワークシステムの制御方法

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JP3512164B2 JP29621999A JP29621999A JP3512164B2 JP 3512164 B2 JP3512164 B2 JP 3512164B2 JP 29621999 A JP29621999 A JP 29621999A JP 29621999 A JP29621999 A JP 29621999A JP 3512164 B2 JP3512164 B2 JP 3512164B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータネッ
トワークシステムおよびこれを構成する通信ノードに関
するものであり、特に、チャネル型接続のネットワーク
システムにおいて効率的な通信を行うための技術に属す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムでは、通常、個々
の構成要素間で情報を転送可能にするために、ケーブル
等で接続されたネットワークを構成する。ネットワーク
システムは、各構成要素が有する通信ノードがバスで互
いに接続されることによって実現される。通信ノードを
接続するバスは単一チャネルしかもたないので、複数の
通信ノードが同時に通信を行うことはできない。このた
め、ネットワークシステムにおいて効率的に通信を行う
ためには、各通信ノードが所定の通信規約に則ってバス
を使用する必要がある。
【0003】このような通信規約の1つとして、IEE
E1394「Standard for a HighPerformance Serial
Bus」がある。この規格によると、通信ノードはバスに
信号を送信する際、アービトレーションを行いバスの使
用権を得ることを試みる。各通信ノードによるアービト
レーションはネットワークシステムに1個のみ存在する
ルートノードによって調停され、アービトレーションを
行った通信ノードのうちの1個にバスの使用権が与えら
れる。アービトレーションを行ったがバスの使用権を得
られなかった通信ノードは、次のアービトレーションの
機会を待ち再度アービトレーションを行う。このように
して、バスに信号を送信している通信ノードは必ず1個
のみであることを保証する。
【0004】バスの構成は、パワーオン時や、通信ノー
ドの追加や削除によってネットワーク構成が変更された
場合に必ず初期化され、接続状態や、ホストや他の通信
ノードからの要求によって一意に決定され、再び初期化
が行われるまで変更なく維持される。バスの構成の決定
とは、すなわち、通信ノードのノード番号やルートであ
るか否かの属性が決定されるということである。
【0005】次にデータの伝搬について説明する。バス
の使用権を得た通信ノードはデータ送信を開始する。デ
ータを受信した通信ノードは受信データの送信先を調べ
て、自己宛のときはこれを取り込み、そうでないときは
とりこまないで、受信ポート以外のポートにリピートす
る。
【0006】図16は従来のネットワークシステムにお
けるデータ転送を示す図である。図16において、各円
は通信ノードを表しており、円の中の数字はその通信ノ
ードのノード番号を示している。円と円とを結ぶ線は通
信ノード間のバスを表している。図16では、ノード3
からノード4にデータを送信した場合のデータ伝搬を示
している。ノード3はノード8にデータを送信し、ノー
ド8は自己に接続されたノード2,4,7に受信データ
をそれぞれリピートする。同様に、ノード2は自己に接
続されたノード0,1に受信データをそれぞれリピート
し、ノード7は自己に接続されたノード5,6に受信デ
ータをそれぞれリピートする。ノード4は受信データの
宛先が自己であることを認識し、受信データを取り込
む。このようにして、全ての通信ノードにデータが伝搬
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図16に示すように、
従来のネットワークシステムでは、ある通信ノードがデ
ータ送信を行っているとき、他の全ての通信ノードはそ
のデータのリピートを行う。このため、データ転送に無
関係な通信ノードも他の通信ノードに受信データをリピ
ートする処理を行う必要が生じ、データ転送が終わるま
でアービトレーションの実行を待つ必要がある。このた
め、ネットワークシステムの利用効率が悪いという問題
があった。従来では、データ転送を時分割することによ
って、ネットワーク利用者の待時間を見かけ上低減して
いた。
【0008】前記の問題に鑑み、本発明は、複数の通信
ノードがバスで接続されてなるネットワークシステムに
おいて、データ転送時のバスの利用効率を従来よりも向
上させることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明が講じた解決手段は、ネットワー
クシステムを構成する通信ノードとして、データを受信
したとき、この受信データを送信先ノードへデータ転送
可能なポートにリピートするとともに、他のポートに当
該通信ノードがデータ転送中であることを示すNW(No
w Working )信号を出力し、ルートポートにおいてNW
信号を受信したとき、当該通信ノードと、ルートポート
以外のポートからデータ転送可能なノードとによって、
内部で独立してデータ転送可能な局所ネットワークを構
成するよう動作するものである。
【0010】請求項1の発明によると、データを受信し
た通信ノードは、受信データを、送信先ノードへデータ
転送可能なポートのみにリピートする。そして他のポー
トには、当該通信ノードがデータ転送中であることを示
すNW信号を出力する。またルートポートでNW信号を
受信した通信ノードは、当該通信ノードと、ルートポー
ト以外のポートからデータ転送可能なノードとによっ
て、内部で独立してデータ転送可能な局所ネットワーク
を構成するよう動作する。これにより、データ転送範囲
が必要最小限に抑えられ、データ転送に関係のない通信
ノードにデータ転送されないので、各通信ノードは不要
なデータ受信とそのリピートとによって自己の処理が後
回しになることがない。またデータ転送に関係のない通
信ノードによって、内部で独立してデータ転送可能な局
所ネットワークが構成されるので、時間的に並行して複
数のデータ転送が実行可能になる。したがって、データ
転送時のバスの利用効率が従来よりも向上する。また、
不要なデータ受信とそのリピートによる消費電力を削減
することができる。
【0011】そして、請求項2の発明では、前記請求項
1の通信ノードは、ルートポートにおいてNW信号を受
信したとき、当該通信ノードがルートノードとしての機
能を有しているときは、局所ネットワークのアービトレ
ーションを制御するローカルルートノードに自らがなる
一方、そうでないときは、ルートポート以外のポートか
らデータ転送可能なノードのいずれかに、ローカルルー
トノードとして動作するよう指示するローカルルートノ
ード設定信号を送信するものとする。
【0012】そして、請求項3の発明では、前記請求項
2の通信ノードは、ローカルルートノード設定信号の送
信とともに、NW信号を受信したポートのルートポート
としての認識を解除し、ローカルルートノード設定信号
を送信したポートをルートポートとして新たに認識する
ものとする。
【0013】そして、請求項4の発明では、前記請求項
3の通信ノードは、元のルートポートにおけるNW信号
の受信が終了したとき、自らがローカルルートノードで
あるときはローカルルートノードであることを終了する
一方、そうでないときは、ローカルルートノードである
ノードにローカルルートノードとしての動作の終了を指
示するローカルルートノード解除信号を送信するものと
する。
【0014】また、請求項5の発明では、前記請求項1
の通信ノードは、ネットワークの初期化の際に、当該通
信ノードの情報を各ポートから送信するとともに、各ポ
ートにおいて受信した他のノードの情報を記憶するもの
とする。
【0015】そして、請求項6の発明では、前記請求項
5の通信ノードは、データ送信を行うポートの認識を、
データの送信先ノード番号と、ネットワークの初期化の
際に記憶した情報に含まれた各ポートからデータ転送可
能なノードの番号とを比較することによって行うものと
する。
【0016】また、請求項7の発明では、前記請求項1
の通信ノードは、データを受信した場合に、送信先ノー
ドへデータ転送可能なポートが送信可能な状態でないと
きは、送信元ノードへデータ転送可能なポートに通信不
能を示す信号を出力するものとする。
【0017】また、請求項8の発明では、前記請求項1
の通信ノードは、ブロードキャスト転送期間を規定する
機能を有するものとする。
【0018】また、請求項9の発明では、前記請求項1
記載の通信ノードは、ルートポート以外のポートにおい
てNW信号またはリピートされたNW信号であるRNW
(Repeated NW )信号を受信したとき、ルートポートに
RNW信号をリピートし、NW信号を送信していている
ポートにおいては信号の受信を行わず、RNW信号を送
受信しているポートへは他のポートにおいて受信した信
号をリピート可能とし、RNW信号を送信しているポー
トにおいてアービトレーション信号を受信したとき、R
NW信号の送信を停止するものとする。
【0019】また、請求項10の発明は、前記請求項1
の通信ノードがバスで接続されてなるネットワークシス
テムである。
【0020】また、請求項11の発明が講じた解決手段
は、複数の通信ノードがバスで接続されてなるネットワ
ークシステムの制御方法として、一の通信ノードが他の
通信ノードへデータを送信するとき、そのデータ転送経
路を特定し、前記データ転送経路に属さない通信ノード
によって、内部で独立してデータ転送可能な局所ネット
ワークを構成し、局所ネットワークに属する一の通信ノ
ードを、この局所ネットワークにおけるアービトレーシ
ョンの調停を行うローカルルートノードとして設定する
ものである。
【0021】請求項11の発明によると、特定されたデ
ータ転送経路に属さない通信ノードによって、内部で独
立してデータ転送可能な局所ネットワークが構成される
ので、時間的に並行して複数のデータ転送が実行可能に
なる。したがって、データ転送時のバスの利用効率が従
来よりも向上する。また、不要なデータ受信とそのリピ
ートによる消費電力を削減することができる。
【0022】
【0023】
【発明の実施の形態】まず、本願明細書において用いる
用語の説明を行う。
【0024】「ルートノード」は、ネットワークシステ
ムにおけるアービトレーションの調停を行う通信ノード
のことをいう。ルートノードはパワーオン時やリセット
時に行われる初期化プロセスにおいて、ネットワークシ
ステムに1個のみ存在するように決定される。「ルート
ポート」は、各通信ノードのポートのうちルートノード
への経路になるポートのことをいう。「ディゼーブルポ
ート」は、ルートポートがデータ転送中であることを示
す制御信号である「Now Working 」信号(以下「NW信
号」と略記する)を受信し、非ルートポートとなった状
態のポートのことをいう。「チャイルドポート」は、ル
ートポートおよびディゼーブルポート以外のポートのこ
とをいう。
【0025】さらに、本発明を説明するために、以下の
用語も用いる。
【0026】「局所ネットワーク」は、データの伝搬を
行っているノードによって分割された部分的なネットワ
ークのことをいう。局所ネットワークでは、その内部で
独立してデータ伝搬可能である。「ローカルルートノー
ド」は、局所ネットワークにおけるアービトレーション
の調停を行う通信ノードのことをいい、局所ネットワー
クに1個のみ存在するように決定される。また本願明細
書では、各通信ノードのポートのうちローカルルートノ
ードへの経路となるポートのことも「ルートポート」と
いう。「ポートの経路情報」は、ポートがルートポー
ト、チャイルドポート、ディゼーブルポートのいずれで
あるかを示す情報のことをいう。
【0027】本発明の基本的な考え方について説明す
る。
【0028】図1は複数の通信ノードがバスで接続され
てなるネットワークシステムの構成を概念的に示す図で
ある。図1において、各円は通信ノードを表しており、
円の中の数字はその通信ノードのノード番号を示してい
る。円と円とを結ぶ線は通信ノード間のバスを表してい
る。図1では、二重円で示したノード8がルートノード
として決定されているものとする。
【0029】通信ノードはそれぞれホストに接続されて
おり、ホストからの要求によって所定の通信規約に則り
通信を行う。ホストは他の構成要素との通信を行う必要
がある装置であればいかなるものであってもよく、例え
ばキーボード、ディスクドライブ、プリンタ、CPU等
が相当する。
【0030】図1のネットワークにおいて、ノード3か
らノード4へデータ転送を行うときの動作について説明
する。通信ノードがいずれもデータ転送を行っていない
ときは、通信ノードは全てアービトレーションを開始可
能である。ノード3がアービトレーションを開始したと
き、他の通信ノードはアービトレーションを行っていな
いので、ルートノードであるノード8はノード3にバス
使用権を与える。ノード3はノード4をデータ送信先と
して認識し、ノード8に接続されたポートを送信ポート
として選択してデータを送信する。ノード8は受信デー
タの送信先がノード4であることを認識し、ノード4へ
の経路となるポートに受信データをリピートするととも
に、データ転送に関係のないポートのうちノードが接続
されたポートに対して、データ転送中であることを示す
制御信号であるNW信号を送信する。
【0031】このような動作の結果、図1のネットワー
クは図2に示すような状態になる。すなわち、ノード3
からノード8を介してノード4にデータが転送されると
ともに、ノード8からノード2,7に向かってNW信号
NWが出力される。
【0032】この結果、ノード0,1,2によって第1
の局所ネットワークL1が構成されるとともに、ノード
5,6,7によって第2の局所ネットワークL2が構成
される。第1および第2の局所ネットワークL1,L2
では、ノード3からノード4へのデータ転送に関係な
く、その内部で独自にデータ転送を行うことができる。
【0033】以下、本発明の一実施形態について説明す
る。
【0034】本実施形態の前提として、通信ノードに係
る実現規則を次のように定める。すなわち、各通信ノー
ドは、1つまたは複数のポートを有し、通信ノードのポ
ートごとに別個の信号トランシーバ、エンコーダおよび
デコーダを持ち、唯一のポートでデータを送信可能であ
り、他の全てのポートでデータと異なる別個の制御信号
を送信でき、かつ、各ポートがルートノードへの経路で
あるか否かを識別可能である情報を有するものとする。
【0035】また、以下の説明ではバスのアービトレー
ションのステップについては詳しくは述べない。これは
バスアービトレーション方式としては多様な方式が一般
的に知られており、同業者にとっては実現が容易である
ため、および本発明を実現するために特定のバスアービ
トレーション方式を採用する必要がないためである。し
かし、説明を容易にするために、特に断りがないかぎ
り、以下の説明におけるバスアービトレーションはIE
EE1394において用いられるバスアービトレーショ
ン方式を用いるものとする。
【0036】図3は本実施形態において、データ転送中
に他のノードがデータ送信を行うときの動作を示す図で
ある。図3(a)に示すネットワークにおいてノード2
からノード1へのデータ転送を行うとき、その状態は図
3(b)のようになる。すなわち、ノード2はノード1
にデータを転送するとともにノード3にNW信号を出力
する。このときノード0がノード2にデータを送信しよ
うとすると、ネットワークの状態は図3(c)のように
なる。すなわち、データを受信したノード3は、このデ
ータの送信先ノードを調べ、ノード2にリピートすべき
データであることを認識する。次にノード2に接続され
たポートを検知し、このポートが送信可能な状態である
か否かを調べる。ここで、ノード2に接続されたポート
はNW信号を受信しており送信可能な状態ではない。こ
のため、ノード3はノード0に通信不能を示す信号を送
信するための要求を発生し、ノード0からのデータ送信
が終わり次第、ノード0に通信不能信号を送信する。ノ
ード0は通信不能信号を受信すると、直前に行ったデー
タ転送が正常に行われなかったことを認識し、再び送信
要求を発生する。
【0037】図4は本実施形態における局所ネットワー
クの生成及びローカルルートノードの設定及び解除の動
作を示す図である。図4において、各円は通信ノードを
示しており、円中の数字は通信ノードのノード番号を表
しており、Rはルートポート、Cはチャイルドポート、
Dはディゼーブルポートを示している。また通信ノード
間の線は通信ノードのポート間を接続するバスを示して
いる。また図4のネットワークではノード11がルート
ノードとして決定されているものとする。
【0038】図4において、ノード0からノード1への
データ転送が発生し、その後ノード3からノード7への
データ転送が発生した場合を例にとって、各通信ノード
の動作を説明する。
【0039】ノード0からノード1へのデータ転送が行
われた場合、ネットワークの状態は図4(b)のように
なる。すなわち、ノード0がデータD1を送信すると、
ノード11はこのデータD1を受信しノード1側のポー
トにリピートするとともに、他のポートすなわちノード
10側のポートにNW信号を送信する。ノード1は受信
したデータD1を取り込む。ノード10はルートポート
でNW信号を受信したので、ルートポートをディゼーブ
ルポートと設定し、局所ネットワークを構成するよう
「ローカルルートノード設定処理」を行う。
【0040】ここでは、ノード10自体はルートノード
としての機能を有さず、ノード9がルートノードとして
の機能を有しているものとする。ノード10はルートノ
ードとして機能できるノードを探索する。ノード9がル
ートノードとして機能できることを認識すると、ノード
9をローカルルートノード候補として認識してローカル
ルートノード設定信号LSを送信する。これとともに、
ノード11側のポート(すでにディゼーブルポートと設
定されている)のルートポートとしての設定を解除し
て、ノード9側のポートをルートポートとして設定す
る、いわゆるルートポートの付け替えを行う。ノード9
はローカルルートノード設定信号LSを受信すると第1
のローカルルートノードLRN1になり、ノード10側
のポートのルートポートとしての設定を解除し、チャイ
ルドポートとして設定する。
【0041】この状態でノード3からノード7へのデー
タ転送を行う場合、ネットワークの状態は図4(c)の
ようになる。すなわち、ノード3がデータD2を送信す
ると、ノード8はこのデータD2を受信しノード7側の
ポートにリピートするとともに、ノード10側のポート
およびノード6側のポートにNW信号を送信する。ノー
ド7はデータD2を受信して取り込む。ノード6はルー
トポートでNW信号を受信したので、ルートポートをデ
ィゼーブルポートと設定し、新たに局所ネットワークを
構成するよう「ローカルルートノード設定処理」を行
う。ここではノード6自体がルートノードとしての機能
を有するものとする。ノード6は自らがルートノードと
して機能できることを認識すると、自らを第2のローカ
ルルートノードLRN2として設定する。このときノー
ド10はチャイルドポートでNW信号を受信しているの
でルートノードであるノード9にRNW信号を出力す
る。
【0042】この状態でノード0からノード1へのデー
タ転送が終了した場合、ネットワークの状態は図4
(d)のようになる。すなわち、ノード11はデータD
1のリピートを終了し、ノード10へのNW信号の送信
を停止する。ノード10はノード11側のポートすなわ
ち現在ディゼーブルポートと設定されているポートでの
NW信号の受信が終了したので、「ローカルルートノー
ド解除処理」を行う。
【0043】すなわち、ノード10は自己がローカルル
ートノードでないことを検出すると、送信可能な状態で
あるノード2側およびノード9側のポートからローカル
ルートノード解除信号LRをそれぞれ送信する。これと
ともに、ポートの経路情報を1つ前の状態に戻す。これ
によって、ルートポートの設定が、ノード9側のポート
からノード11に接続された側のポートに戻される。ノ
ード2およびノード9はローカルルートノード解除信号
LRを受信し、ポートの経路情報を1つ前の状態に戻
す。ノード10においてルートポートの付け替えが行わ
れたことによってRNW信号の出力先もノード9からノ
ード11へ変更される。このときノード9は第1のロー
カルルートノードLRN1としての自らの設定を解除す
る。
【0044】また図4(c)の状態でノード3からノー
ド7へのデータ送信が終了した場合、ネットワークの状
態は図4(e)のようになる。すなわち、ノード3から
ノード7へのデータD2の送信が終了すると、ノード8
はノード10およびノード6へのNW信号の送信を停止
する。このとき、ノード10はチャイルドポートでのN
W信号の受信が終了したので、ノード9へのNW信号の
リピートを停止する。ノード6はノード8側のポートす
なわち元のルートポートであり、かつ現在ディゼーブル
ポートであるポートでのNW信号の受信が終了したので
「ローカルルートノード解除処理」を行う。ノード6自
体が第2のローカルルートノードLRN2であったの
で、ノード6は第2のローカルルートノードLRN2と
しての自らの設定を解除し、ディゼーブルポートをルー
トポートと設定する。すなわち、ポートの経路情報を1
つ前の状態に戻す。
【0045】図5〜図12は本実施形態に係る通信ノー
ドの動作を示すフローチャートである。各通信ノードが
図5〜図12のフローに従って動作することによって、
図4のような動作が実現される。
【0046】まず図5の動作の前に、ネットワークの初
期化が終了しており、各通信ノードは一意にノード番号
が決定されており、通常のデータ転送を開始可能な状態
になっているものとする。
【0047】通信ノードは、ステップS11において、
ホストからデータ送信を要求されているか否かを調査す
る。送信要求があるときはステップS12に進み、ない
ときはステップS16に進む。
【0048】ホストからの送信要求を受けた通信ノード
は、ステップS12において、ルートノードまたはロー
カルルートノードに対してアービトレーションを行うこ
とが可能か否かを調査する。アービトレーションが可能
であるためには、アービトレーションを開始するタイミ
ング条件が満たされ、かつ、通信ノードがデータやアー
ビトレーション信号の送受信を行っていないことが必要
である。ただし、NW信号のリピートとしてルートポー
トへRNW信号を出力しているのみの場合はアービトレ
ーションが可能である。これらの条件を満たす場合は、
通信ノードはステップS13においてアービトレーショ
ンを開始する。このとき、アービトレーション信号はN
W信号を送受信しているポート以外のポートに出力でき
る。すなわち、RNW信号を送受信しているポートに対
してはアービトレーション信号を出力することができ
る。条件を満たさない場合は、送信要求に対する処理を
後回しにしてステップS16に進む。
【0049】アービトレーションの際に、どのポートに
どのような信号を出力するかはバスのプロトコルに準じ
る。例えばIEEE1394のアービトレーションプロ
トコルの場合には、ルートポートに対してはバス使用の
許可を要請するバスリクエスト信号を送信し、チャイル
ドポートへは、チャイルドノードから新たなリクエスト
信号が出力されないように、データが送られてくること
を示すデータプリフェクス信号を送信する。
【0050】ここで、通信ノードはブロードキャスト転
送期間を規定する機能を有していてもよい。この場合、
通信ノードはホストによる送信要求の種類を識別し、ブ
ロードキャスト転送期間中はブロードキャスト転送の送
信要求のみを処理し、ブロードキャスト転送期間外はブ
ロードキャスト転送以外の送信要求のみを処理する。ブ
ロードキャスト転送期間中にブロードキャスト転送以外
の送信要求があるときは、ブロードキャスト転送期間が
終了するまでその送信要求を保持し、逆に、ブロードキ
ャスト転送期間外にブロードキャスト転送の送信要求が
発生したときは、ブロードキャスト転送期間が開始され
るまでその送信要求を保持する。
【0051】ステップS13のアービトレーションの結
果をステップS14において判定し、アービトレーショ
ンに勝ちバスの使用権を得た場合はステップS30に進
み、「データ送信処理」(詳細は後述する)を行う。ア
ービトレーションに負けバスの使用権を得ることができ
なかった場合は、送信要求に対する処理を後回しにして
ステップS16に進む。
【0052】通信ノードは、ステップS16において、
いずれかのポートにデータを受信したか否かを調査す
る。データを受信した場合はステップS17に進む。通
信ノードはデータ受信の前にはアービトレーションの信
号を受信しているはずである。このとき、バス上のいず
れかのノードがアービトレーションに勝ちデータの転送
を開始することがわかるので、NW信号のリピートとし
てRNW信号を送信していたノードは送信を停止する。
その後ステップS40に進み、「データ受信処理」(詳
細は後述する)を行う。ステップS16においてデータ
を受信していない場合はステップS19に進む。
【0053】通信ノードは、ステップS19において、
ルートポートでNW信号を受信したか否かを調査し、受
信したときはステップS60に進み、「ローカルルート
ノード設定処理」(詳細は後述する)を行う。受信して
いないときはステップS20に進む。
【0054】通信ノードは、ステップS20において、
チャイルドポートでNW信号またはRNW信号を受信し
たか否かを調査する。いずれかのポートでNW信号また
はRNW信号を受信したときはステップS21に進み、
ルートポートにRNW信号を出力し、ステップS22に
進む。いずれのポートでもNW信号もRNW信号も受信
していないときはそのままステップS22に進む。
【0055】通信プロトコルの処理において、ルートノ
ードまたはローカルルートノードが、バスのどこかでデ
ータ転送が行われていることを知る必要がない場合は、
ステップS21におけるルートポートへのNW信号のリ
ピート(すなわちRNW信号の出力)を行う必要はな
い。この場合、ステップS20における条件判定も不要
になる。
【0056】ステップS22において、ディゼーブルポ
ートにおいてNW信号の受信が終了したか否かを調査す
る。終了したときはステップS70に進み、「ローカル
ルートノード解除処理」を行う。NW信号の受信が継続
しているときはステップS23に進み、アービトレーシ
ョン信号を受信しているか否かを判定する。ステップS
23において、アービトレーション信号を受信していな
いときはステップS11に戻る。
【0057】アービトレーション信号を受信していたと
きはステップS24に進み、アービトレーション信号を
受信したポートでRNW信号を送信しているときにはそ
の送信を停止する。続いてステップS25において、自
らがルートノードまたはローカルルートノードであるか
否かを調べ、そうであるときはステップS26に進みバ
ス使用許可処理を行う一方、そうでないときはステップ
S27に進みアービトレーション信号リピート処理を行
う。
【0058】ステップS27におけるアービトレーショ
ン信号リピート処理は、バスのプロトコルに沿って実行
すればよいが、本発明を実現するために、NW信号を送
受信しているポートやディゼーブルポートへのリピート
は行わないという制限が与えられる。RNW信号を送受
信しているポートへのリピートは可能である。RNW信
号を送信しているポートへリピートを行う場合は、RN
W信号を停止してから行う。
【0059】図12はバス使用許可処理S26の詳細を
示すフローチャートである。ルートノードやローカルル
ートノードは、その他のノードが行ったアービトレーシ
ョンを調停し、局所ネットワーク内の唯一のノードのみ
がデータ送信を行うようにしなければならない。局所ネ
ットワーク内でバスの使用権を要求するアービトレーシ
ョン信号を受信したルートノードまたはローカルルート
ノードは、バス使用許可処理S26を実行する。
【0060】まずステップS101において、アービト
レーション信号を受信したポートへバスの使用許可を示
す許可信号を出力する。複数のアービトレーションが同
時に発生した場合は、そのうちのいずれか1つを選択し
許可信号を送信する。そしてステップS102におい
て、許可信号を出力するポート以外のポートで、ディゼ
ーブルポートおよびNW信号を送受信しているポートを
除く全てのポートには、アービトレーションに負けたこ
とを意味する信号を送信する。
【0061】次にステップS103において、使用許可
信号に対する応答を調べる。ここで、使用許可信号を受
信したノードがデータを送信してきたときはステップS
104に進み、使用許可信号の送信を停止し、処理を終
了する。一方、使用許可信号を送信しているポートでN
W信号またはRNW信号を受信したときは、そのポート
に接続されたネットワーク内においてデータ転送が開始
されたことを示しているので、ステップS105に進
み、全てのポートの出力を停止し、処理を終了する。
【0062】図6はデータ送信処理S30の詳細を示す
フローチャートである。ホストからの送信要求を受け
て、アービトレーションの結果、バスの使用権を得る
と、通信ノードはデータ送信処理S30を実行する。
【0063】まずステップS31において、通信ノード
はホストから渡された送信データの送信先ノード番号を
検知する。通常のネットワーク制御の規格では、データ
信号のヘッダ部分に送信先ノード番号が組み込まれてい
るので、その検知は容易である。次にステップS32に
おいて、ステップS31で検知した送信先ノード番号
と、ネットワークの初期化の際に記憶した,各ポートか
らデータ転送可能なノード番号とを比較し、送信先ノー
ド番号と番号が一致するノードにデータ転送可能なポー
トを送信ポートとして特定する。
【0064】次にステップS33において、送信ポート
が送信可能な状態であるか否かを判定する。ここでは送
信ポートにNW信号を受信しておらず、かつ、ディゼー
ブルポートでないとき、送信ポートは送信可能な状態で
あると判断する。送信ポートが送信可能な状態のときは
ステップS34に進み、送信ポートにデータを送信する
とともにディゼーブルポート以外の他のポートにNW信
号を送信し、データの送信が終了したときにデータ送信
処理S30を終了する。送信ポートが送信可能な状態で
ないときはステップS35に進み、送信不能をホストに
通知してデータ送信処理S30を終了する。
【0065】図7はデータ受信処理S40の詳細を示す
フローチャートである。データを受信したとき、通信ノ
ードはデータ受信処理S40を実行する。
【0066】まずステップS41において、通信ノード
は受信データの送信先ノード番号を検知する。次にステ
ップS42において、検知した送信先ノード番号と自己
のノード番号とを比較する。両者が一致するときは、受
信データは自分宛のデータであると認識してステップS
43に進む。
【0067】ステップS43では、受信データがローカ
ルルートノード設定信号であるか否かを判定する。ロー
カルルートノード設定信号であるときは、ステップS8
0に進み「ローカルルートノード設定信号受信処理」
(詳細は後述する)を実行する。そうでないときはステ
ップS52に進み、受信データがローカルルートノード
解除信号であるか否かを判定する。ローカルルートノー
ド解除信号であるときは、ステップS53に進み、ポー
トの経路情報をローカルルートノード設定処理が行われ
る前の状態に戻す。そうでないときはステップS44に
進み、受信データをホストに渡すとともに受信ポートお
よびディゼーブルポート以外のポートにNW信号(ブロ
ードキャスト転送の場合はデータ)を送信し、データの
受信が終了するとデータ受信処理S40を終了する。
【0068】ステップS42において、受信データの送
信先ノード番号と自己のノード番号とが一致しないとき
はステップS45に進む。ステップS45において、検
出した送信先ノード番号と、ネットワークの初期化の際
に記憶した,各ポートからデータ転送可能なノード番号
とを比較し、送信先ノード番号と番号が一致するノード
にデータ転送可能なポートを送信ポートとして特定す
る。
【0069】ステップS46において、ステップS45
で特定した送信ポートについて送信可能な状態であるか
否かを調べる。ここでは送信ポートがNW信号を受信し
ていないとき、送信ポートは送信可能な状態であると判
断する。送信ポートが送信可能な状態のときはステップ
S47に進み、ステップS45で特定した送信ポートに
受信データをリピートするとともに、受信ポート、送信
ポートおよびディゼーブルポート以外のポートにNW信
号を送信し、データ受信とリピートが終了するとデータ
受信処理S40を終了する。
【0070】送信ポートが送信可能な状態でないときは
ステップS48に進み、受信ポートおよびディゼーブル
ポート以外の全ポートにNW信号を送信する。そしてス
テップS49において、受信データのヘッダ部からこの
受信データの送信元ノード番号を検出する。次にステッ
プS50において、検出した送信元ノード番号と、ネッ
トワークの初期化の際に記憶した,各ポートからデータ
転送可能なノード番号とを比較し、送信元ノード番号と
番号が一致するノードにデータ転送可能なポートを通信
不能を通知すべきポートとして検出する。ステップS5
1において、送信元ノードに通信不能を示す信号の送信
要求を発生し、データの受信とリピートが終了するとデ
ータ受信処理S40を終了する。
【0071】図8はローカルルートノード設定信号受信
処理S80の詳細を示すフローチャートである。データ
受信処理S40において受信データがローカルルートノ
ード設定信号であるとき、通信ノードはローカルルート
ノード設定信号受信処理S80を実行する。
【0072】まずステップS81において、受信したロ
ーカルルートノード設定信号からローカルルートノード
候補のノード番号を検出する。次にステップS82にお
いて、ステップS81で検出したローカルルートノード
候補のノード番号と自己のノード番号とを比較する。
【0073】一致したときはステップS83に進み、ロ
ーカルルートノード設定信号の受信ポートをチャイルド
ポートとして設定する。そしてステップS84におい
て、ローカルルートノードとして動作を開始し、ローカ
ルルートノード設定信号受信処理S80を終了する。
【0074】一致しないときはステップS85に進み、
ローカルルートノード候補のノードへの経路となるポー
トを検出する。ステップS86において、ステップS8
5で検出したポートが送信可能な状態であるか否かを調
べる。ここでは検出したポートがNW信号を受信してい
ないとき、このポートは送信可能な状態であると認識す
る。
【0075】検出したポートが送信可能な状態であると
きはステップS87に進み、ルートポートの付け替えを
行う。すなわち、検出したポートをルートポートとして
認識し、元のルートポートのルートポートとしての認識
を解除し、チャイルドポートとして認識する。これとと
もにローカルルートノード設定信号を受信したポートお
よびディゼーブルポート以外のポートにローカルルート
ノード設定信号をリピートし、ローカルルートノード設
定信号受信処理S80を終了する。
【0076】検出したポートが送信可能な状態でないと
きは、ローカルルートノード設定失敗を通知する信号を
送信した後、ローカルルートノード設定信号受信処理S
80を終了する。ローカルルートノード設定失敗を通知
する信号はブロードキャスト転送で送信するか、または
ポートの経路情報がローカルルートノード設定信号で更
新されたポートにのみ送信されることが望ましい。通信
ノードはローカルルートノード設定失敗を通知する信号
を受信した場合は、ポートの経路情報をすべて一つ前の
状態に戻さなければならない。
【0077】図9はローカルルートノード設定処理S6
0の詳細を示すフローチャートである。ルートポートで
NW信号を受信すると、通信ノードはローカルルートノ
ード設定処理S60を実行する。
【0078】まずステップS68において、NW信号を
受信したルートポートをディゼーブルポートとして認識
する。
【0079】次にステップS61において、通信ノード
は自らがルートノードとしての機能を有するか否かを判
定する。通常、このような情報は通信ノード内部のレジ
スタなどに保持されているので、判定は容易に行うこと
ができる。ルートノードとしての機能を有するときはス
テップS62に進み、自らがローカルルートノードとな
り、ローカルルートノード設定処理S60を終了する。
【0080】通信ノードがルートノードとしての機能を
有していないときはステップS63に進み、ネットワー
クの初期化の際に記憶したノード情報に基づいて、ディ
ゼーブルポート以外の各ポートからデータ転送可能なノ
ードのうちルートノードとしての機能を有するノードを
検索する。ルートノードとしての機能を有するノードが
存在しないときは、ローカルルートノード設定処理S6
0を終了する。
【0081】ルートノードとしての機能を有するノード
が存在するときは、ステップS64に進み、そのノード
をローカルルートノード候補として認識し、このローカ
ルルートノード候補への経路であるポートを検知する。
次にステップS65において、ローカルルートノード候
補に局所ネットワークのルートノードとして動作するよ
う指示するローカルルートノード設定信号を送信する。
さらにステップS66において、ステップS64で検出
したポートをルートポートとして認識するとともに、N
W信号を受信したルートポートのルートポートとしての
認識を解除する、いわゆるルートポートの付け替えを行
う。
【0082】ローカルルートノード設定信号は、それを
受信したノードがさらにローカルルートノード設定信号
を送信することを避けるために、またはローカルルート
ノードが決定する前にアービトレーションが開始される
ことを避けるために、通常の転送よりプライオリティを
高くし、ローカルルートノードを決定する必要が生じた
際に即座に転送され、かつブロードキャスト転送を用い
ることが望ましい。
【0083】次にステップS67において、ローカルル
ートノードの設定が成功したか否かの判定を行う。この
判定の方法としては、ローカルルートノードになること
を指示したノードからローカルルートノードになったこ
とを示す応答信号を送信させて確認する方法や、一定時
間の間通信不能を示す信号を受信しなかった場合にロー
カルルートノード設定が成功したと認識する方法などが
考えられるが、いずれの方法を用いてもよい。
【0084】ステップS67において、ローカルルート
ノードの設定が成功したときは、ローカルルートノード
設定処理S60を終了する。ローカルルートノードの設
定が失敗したときは、ステップS63に戻り、新たなロ
ーカルルートノード候補の検索を始める。
【0085】図10はローカルルートノード解除処理S
70の詳細を示すフローチャートである。ディゼーブル
ポートでのNW信号の受信を終了すると、通信ノードは
ローカルルートノード解除処理S70を実行する。
【0086】まずステップS71において、通信ノード
は自らがローカルルートノードであるか否かを判定す
る。自らがローカルルートノードであるときは、ステッ
プS72に進み、ローカルルートノードであることを終
了し、ローカルルートノード解除処理S70を終了す
る。
【0087】自らがローカルルートノードでないとき
は、ステップS73において、NW信号を受信していた
ルートポート以外の送信可能状態のポートに、ローカル
ルートノードとしての動作の終了を指示するローカルル
ートノード解除信号を送信する。ローカルルートノード
解除信号はブロードキャスト転送によって送信されるこ
とが望ましい。最後にステップS74において、ポート
の経路情報を一つ前の状態に戻した後(すなわちディゼ
ーブルポートをルートポートとし、自らがローカルルー
トノードでないときはルートポートをチャイルドポート
とする)、ローカルルートノード解除処理S70を終了
する。
【0088】通信ノードはローカルルートノード解除信
号を受信したときは、ポートの経路情報をすべて一つ前
の状態に戻さなければならない。これによって、局所ネ
ットワークを構成する全てのノードのポートの経路情報
は、ローカルルートノードが設定される前の状態に戻る
ことになる。
【0089】図11はネットワークの初期化における通
信ノードの動作を示すフローチャートである。パワーオ
ンなどでバスにリセットが生じると、通信ノードは図1
1に示すような初期化処理を実行する。
【0090】まずステップS91において、各ノードが
送信するノード情報信号を受信したか否かを判定する。
IEEE1394規格による通信規約を例にとると、ノ
ード情報信号はノード番号、ポート数、転送レートおよ
びルートノードとしての機能の有無というような情報を
含む。ステップS91でノード情報信号を受信したとき
はステップS92に進み、ノード情報信号の内容とこれ
を受信したポートとを対応付けて記憶する。ノード情報
信号を受信しなかったときはそのままステップS93に
進む。ステップS93では初期化処理が終了したか否か
を判定し、終了した場合は初期化処理を終了し、そうで
ないときはステップS91に戻り、初期化処理を繰り返
す。
【0091】図4における各通信ノードの動作を、図5
〜図12のフローチャートに対応づけて説明する。
【0092】まず図4(b)の動作を説明する。ノード
0のホストがデータD1の送信要求を行い(S11でY
ES)バス使用権を得て、データ送信処理S30を実行
する。送信先ノード番号は「1」である。ノード11は
データD1を受信して(S16でYES)データ受信処
理S40を実行する。すなわち送信先ノード番号として
「1」を検知して、ノード1に接続されたポートにデー
タD1をリピートし、他のポート(ノード10に接続さ
れたポート)にNW信号NWを出力する。ノード1はデ
ータD1を受信して(S16でYES)データ受信処理
S40を実行する。送信先ノード番号として自己の番号
である「1」を検知して(S41でYES)受信データ
D1をホストに渡す。
【0093】ノード10はルートポートでNW信号NW
を受信したので(S19でYES)ローカルルートノー
ド設定処理S60を実行する。自らはルートの機能を備
えていないので、ルートの機能を備えたノード9をロー
カルルートノード候補として認識してローカルルートノ
ード設定信号LSを送信する。またNW信号を受信した
ポートのルートポートとしての認識を解除しディゼーブ
ルポートとして認識し(S68)、ローカルルートノー
ド設定信号LSを送信したポートをルートポートとして
新たに認識する(S63〜S66)。ノード9はデータ
としてローカルルートノード設定信号LSを受信したの
で(S16でYES)ローカルルートノード設定信号受
信処理S80を実行する。受信ポートをチャイルドポー
トに設定し、自ら第1のローカルルートノードLRN1
になる。
【0094】図4(c)の動作を説明する。ノード3の
ホストがデータD2の送信要求を行い(S11でYE
S)バス使用権を得て、データ送信処理S30を実行す
る。送信先ノード番号は「7」である。ノード8はデー
タD2を受信して(S16でYES)データ受信処理S
40を実行する。すなわち送信先番号として「7」を検
知して、ノード7に接続されたポートにデータD2をリ
ピートし、他のポート(ノード6,10に接続されたポ
ート)にNW信号NWを出力する。ノード7はデータD
2を受信して(S16でYES)データ受信処理S40
を実行する。送信先番号として自己の番号である「7」
を検知して(S41でYES)受信データD2をホスト
に渡す。
【0095】ノード6はルートポートでNW信号NWを
受信したので(S19でYES)ローカルルートノード
設定処理S60を実行する。自らがルートの機能を備え
ているので、自ら第2のローカルルートノードLRN2
になる。ノード10はチャイルドポートでNW信号NW
を受信するので、ルートノードであるノード9へNW信
号NWをリピートする(S20,S21)。
【0096】図4(d)の動作を説明する。ノード0が
データD1の送信を停止すると、ノード11は受信処理
S40を終了し、データD1のリピートを停止するとと
もにNW信号NWの出力を停止する(S18)。ノード
10はディゼーブルポートでのNW信号NWの受信が終
了したので(S22でYES)ローカルルートノード解
除処理S70を実行する。自らがローカルルートノード
ではないので(S71でNO)第1のローカルルートノ
ードLRN1としてのノード9にローカルルートノード
解除信号LRを送信する。ノード10ではルートポート
の付け替えが行われ、ノード11側のポートがルートポ
ートとなる。このため、チャイルドポートで受信したN
W信号NWのリピート先(RNW信号の出力先)がノー
ド9からノード11へ変更される。
【0097】図4(e)の動作を説明する。ノード3が
データD2の送信を停止すると、ノード8は受信処理S
40を終了し、データD2のリピートを停止するととも
にNW信号NWの出力を停止する(S18)。ノード6
はディゼーブルポートでのNW信号NWの受信が終了し
たので(S22でYES)ローカルルートノード解除処
理S70を実行する。自らが第2のローカルルートノー
ドLRN2であるので(S72でYES)ローカルルー
トノードであることを終了する。
【0098】図13は本発明の具体的な利用例としての
ネットワークシステムを示す図である。本発明は図13
に示すような、データ転送の頻度が高い複数の局所ネッ
トワークによって構成されたネットワークシステムにお
いて大きな効果を発揮する。
【0099】図13において、各観測用センサは圧力、
温度、音量などのデータを観測し、観測結果を接続先の
観測用機器に逐次転送する。観測機器は受信した観測結
果をモニタなどの出力機器に転送する。また各観測機器
から集計器へのデータ転送は所定時間毎に行われ、集計
器は集計データの集計と加工を行い、その結果をハード
ディスクやプリンタに記録する。このネットワークシス
テムでは、データ転送のほとんどが、観測用センサ、観
測用機器およびモニタからなる局所ネットワーク内部で
実行される。このため、各局所ネットワーク内のデータ
転送を並列に実行するのが効率的である。
【0100】そこで、ネットワークの各構成要素が有す
る通信ノードを、本発明に係る動作を行うように設定す
る。これにより、各構成要素は自己に関係のない不要な
データ転送を行わなくてすむことになり、観測用機器は
観測用センサやモニタとの間のデータ転送に専念でき、
各局所ネットワーク内のデータ転送を並列に実行するこ
とが可能になる。
【0101】図13のようなネットワークシステムは、
例えば、観測用センサを車間センサや接触センサとし、
集計器を非常時に作動する機器などに置き換えることに
よって、自動車にも応用することができる。
【0102】すなわち本発明は、特定のデータを送受信
する機器からなるネットワークが複数組み合わされ、こ
れらを包括的に制御するネットワークシステムにおい
て、限られたバンド幅における転送効率の向上と省電力
化という大きな効果をもたらすものである。
【0103】図14は本発明に係る通信ノードを利用し
たコンピュータ環境の例を示す図である。図14におい
て、CPU10は通信ノード12を有し、この通信ノー
ド12は内部ハードディスク14が有する通信ノード1
5に接続されている。また、ケーブル20はCPU10
が有する通信ノード12とモニター18が有する通信ノ
ード16とを接続している。同様に、ケーブル20aは
モニター18の通信ノード16と他の周辺機器とを接続
し、ケーブル20bはモニター18の通信ノード16と
プリンタ26が有する通信ノード24とを接続する。プ
リンタ26の通信ノード24は、ケーブル20cによっ
てハードディスク32が有する通信ノード30と接続さ
れるとともに、ケーブル20dによってスキャナ36が
有する通信ノード34と接続される。また、CPU10
が有する通信ノード12はケーブル20eによってキー
ボード42の通信ノード40と接続され、キーボート4
2の通信ノード40はケーブル20fによってマウス4
6のノード44と接続される。
【0104】各通信ノードはそれぞれ、ローカルホスト
として機能する機器にそれぞれ接続されている。例え
ば、CPU10が通信ノード12のローカルホストに相
当し、モニター18が通信ノード16のローカルホスト
に相当する。
【0105】図15は通信ノードの内部構成の一例であ
る。図15において、51a,51bおよび51cはケ
ーブル61a,61bおよび61cを介して他の通信ノ
ードと接続され、信号の送受信を行うポート、52はホ
ストからの命令およびポートから入力される信号を解
し、特定の通信規約に沿った処理を行うノード制御部で
ある。また、伝搬経路特定部53は信号の伝搬経路を特
定するものであり、受信した信号の転送先ノード番号を
検知する手段53a、各ポートに接続された通信ノード
のノード番号を記憶する手段53b,受信した信号の送
信元ノード番号を検知する手段53c、信号の送信が不
能であることを示す信号を生成する手段53dを有して
いる。信号伝搬部54は伝搬経路特定部53によって特
定された信号伝搬経路へ信号を伝搬する。
【0106】
【発明の効果】以上のように本発明によると、ネットワ
ークにおけるデータ転送範囲が必要最小限に抑えられ、
データ転送に関係のない通信ノードにデータ転送されな
いので、各通信ノードは不要なデータ受信とそのリピー
トとによって自己の処理が後回しになることがない。ま
たデータ転送に関係のない通信ノードによって、内部で
独立してデータ転送可能な局所ネットワークが構成され
るので、時間的に並行して複数のデータ転送が実行可能
になる。したがって、データ転送時のバスの利用効率が
従来よりも向上する。また、不要なデータ受信とそのリ
ピートによる消費電力を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数の通信ノードからなるネットワークシステ
ムの構成を概念的に示す図である。
【図2】図1のネットワークにおいて、各通信ノードが
本発明に係る動作を実行した結果を示す図である。
【図3】(a)〜(c)は本発明の一実施形態におけ
る、データ転送中に他のノードがデータ送信を行うとき
の動作を示す図である。
【図4】(a)〜(e)は本発明の一実施形態に係る通
信ノードによるネットワークにおけるデータ転送の動作
を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る通信ノードの動作を
示すフローチャートである。
【図6】図5に示す通信ノードの動作におけるデータ送
信処理の詳細を示すフローチャートである。
【図7】図5に示す通信ノードの動作におけるデータ受
信処理の詳細を示すフローチャートである。
【図8】図7に示すデータ受信処理におけるローカルル
ートノード設定信号受信処理の詳細を示すフローチャー
トである。
【図9】図5に示す通信ノードの動作におけるローカル
ルートノード設定処理の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図10】図5に示す通信ノードの動作におけるローカ
ルルートノード解除処理の詳細を示すフローチャートで
ある。
【図11】ネットワークの初期化の際の通信ノードの動
作を示すフローチャートである。
【図12】図5に示す通信ノードの動作におけるバス使
用許可処理の詳細を示すフローチャートである。
【図13】本発明の具体的な利用例を示す図である。
【図14】本発明に係る通信ノードを利用したコンピュ
ータ環境の例を示す図である。
【図15】通信ノードの内部構成の一例を示す図であ
る。
【図16】従来のネットワークにおける通信ノード間の
データ転送を示す図である。
【符号の説明】
NW NW信号 RNW RNW信号 L1,L2 局所ネットワーク D1,D2 データ LRN1,LRN2 ローカルルートノード R ルートポート LS ローカルルートノード設定信号 LR ローカルルートノード解除信号 12,15,16,24,30,34,40,44 通
信ノード 51a,51b,51c ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/00 - 12/66 G06F 13/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークシステムを構成する通信ノ
    ードであって、 データを受信したとき、この受信データを、送信先ノー
    ドへデータ転送可能なポートにリピートするとともに、
    他のポートに、当該通信ノードがデータ転送中であるこ
    とを示すNW(Now Working )信号を出力し、 ルートポートにおいてNW信号を受信したとき、当該通
    信ノードと、ルートポート以外のポートからデータ転送
    可能なノードとによって、内部で独立してデータ転送可
    能な局所ネットワークを構成するよう動作する通信ノー
    ド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信ノードにおいて、 ルートポートにおいてNW信号を受信したとき、当該通
    信ノードがルートノードとしての機能を有しているとき
    は、局所ネットワークのアービトレーションを制御する
    ローカルルートノードに自らがなる一方、そうでないと
    きは、ルートポート以外のポートからデータ転送可能な
    ノードのいずれかに、ローカルルートノードとして動作
    するよう指示するローカルルートノード設定信号を送信
    することを特徴とする通信ノード。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の通信ノードにおいて、 ローカルルートノード設定信号の送信とともに、NW信
    号を受信したポートのルートポートとしての認識を解除
    し、ローカルルートノード設定信号を送信したポートを
    ルートポートとして新たに認識することを特徴とする通
    信ノード。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の通信ノードにおいて、 元のルートポートにおけるNW信号の受信が終了したと
    き、自らがローカルルートノードであるときは、ローカ
    ルルートノードであることを終了する一方、そうでない
    ときは、ローカルルートノードであるノードにローカル
    ルートノードとしての動作の終了を指示するローカルル
    ートノード解除信号を送信することを特徴とする通信ノ
    ード。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の通信ノードにおいて、 ネットワークの初期化の際に、当該通信ノードの情報を
    各ポートから送信するとともに、各ポートにおいて受信
    した他のノードの情報を記憶することを特徴とする通信
    ノード。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の通信ノードにおいて、 データ送信を行うポートの認識を、データの送信先ノー
    ド番号と、ネットワークの初期化の際に記憶した情報に
    含まれた各ポートからデータ転送可能なノードの番号と
    を比較することによって、行うことを特徴とする通信ノ
    ード。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の通信ノードにおいて、 データを受信した場合に、送信先ノードへデータ転送可
    能なポートが送信可能な状態でないときは、送信元ノー
    ドへデータ転送可能なポートに、通信不能を示す信号を
    出力することを特徴とする通信ノード。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の通信ノードにおいて、 ブロードキャスト転送期間を規定する機能を有すること
    を特徴とする通信ノード。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の通信ノードにおいて、 ルートポート以外のポートにおいてNW信号またはリピ
    ートされたNW信号であるRNW(Repeated NW )信号
    を受信したとき、ルートポートにRNW信号をリピート
    し、 NW信号を送信していているポートにおいては信号の受
    信を行わず、RNW信号を送受信しているポートへは他
    のポートにおいて受信した信号をリピート可能とし、 RNW信号を送信しているポートにおいてアービトレー
    ション信号を受信したとき、RNW信号の送信を停止す
    ることを特徴とする通信ノード。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の通信ノードがバスで接
    続されてなるネットワークシステム。
  11. 【請求項11】 複数の通信ノードがバスで接続されて
    なるネットワークシステムの制御方法であって、 一の通信ノードが他の通信ノードへデータを送信すると
    き、そのデータ転送経路を特定し、 前記データ転送経路に属さない通信ノードによって、内
    部で独立してデータ転送可能な局所ネットワークを構成
    し、 局所ネットワークに属する一の通信ノードを、この局所
    ネットワークにおけるアービトレーションの調停を行う
    ローカルルートノードとして設定する ことを特徴とする
    ネットワークシステムの制御方法。
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