JP3523073B2 - 四サイクルエンジンの潤滑装置 - Google Patents

四サイクルエンジンの潤滑装置

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JP3523073B2
JP3523073B2 JP20650698A JP20650698A JP3523073B2 JP 3523073 B2 JP3523073 B2 JP 3523073B2 JP 20650698 A JP20650698 A JP 20650698A JP 20650698 A JP20650698 A JP 20650698A JP 3523073 B2 JP3523073 B2 JP 3523073B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,クランク軸を支持
するクランクケース及びシリンダボアを有するシリンダ
バレルを含むエンジン本体の一側に前記クランクケース
内と連通する動弁室を形成し,この動弁室に,前記クラ
ンク軸により駆動される動弁機構を配設し,前記クラン
ク軸を水平とするホリゾンタル態様時には前記クランク
ケース内の底部が油溜めとなり,前記クランク軸を鉛直
とするバーチカル態様時には前記動弁室の底部が油溜め
となるようにした四サイクルエンジンの潤滑装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来,かゝるエンジンの潤滑装置におい
て,ホリゾンタル態様時には,油溜めに一部を浸漬して
クランク軸に駆動される羽根車を,その回転面が動弁機
構の延びる方向に沿うように配設して,該羽根車により
飛散された油溜めのオイルが動弁機構に供給されるよう
にし,またバーチカル態様時には,油溜めに一部を浸漬
してクランク軸に駆動されるオイル飛散用羽根車を,そ
の回転面がクランク軸の軸線と平行するように配設し
て,該羽根車により飛散された油溜めのオイルがクラン
ク軸周り及び動弁機構に供給されるようにしたものが知
られている(例えば,特開平10−131733号公報
参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは,
ホリゾンタル態様時とバーチカル態様時とでオイル飛散
用羽根車の向きを変えてエンジン本体に取付け,オイル
の飛散方向を制御しなければならないので,各態様専用
のオイル飛散用羽根車及びその駆動手段が必要であり,
部品点数が多く,コスト低減が困難である。
【0004】本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたも
ので,ホリゾンタル態様及びバーチカル態様の何れの場
合でも,同一のオイル飛散用羽根をもって飛散させた油
溜めのオイルにより動弁機構のみならず,クランク軸周
り及びピストン周りを潤滑し得るようにした,前記エン
ジンの潤滑装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,クランク軸を支持するクランクケース及
びシリンダボアを有するシリンダバレルを含むエンジン
本体の一側に前記クランクケース内と連通する動弁室を
形成し,この動弁室に,前記クランク軸により駆動され
る動弁機構を配設し,前記クランク軸を水平とするホリ
ゾンタル態様時には前記クランクケース内の底部が油溜
めとなり,前記クランク軸を鉛直とするバーチカル態様
時には前記動弁室の底部が油溜めとなるようにしたエン
ジンにおいて,前記ホリゾンタル態様時及び前記バーチ
カル態様時のいずれの油溜めにも一部を浸漬して前記ク
ランク軸により駆動されるオイル飛散用羽根車を,その
回転面が前記クランク軸から離れるにつれて前記シリン
ダボアの中心線に近づくよう前記エンジン本体に軸支し
たことを第1の特徴とする。
【0006】この第1の特徴によれば,ホリゾンタル態
様及びバーチカル態様の何れの場合でも,オイル飛散用
羽根車は油溜めのオイルを飛散させるのであるが,その
オイルの飛散方向は,クランク軸から離れるにつれてシ
リンダボアの中心線に近づくように傾斜した羽根車の回
転面に沿うことになるから,ホリゾンタル態様及びバー
チカル態様の何れのときでも,同一のオイル飛散用羽根
車による飛散オイルは,動弁機構に直接供給されると共
に,クランクケースの内壁に反射して クランク軸周り
及びピストン周りにも供給され,それらを潤滑すること
ができる。
【0007】また本発明は,上記特徴に加えて,前記羽
根車を,前記クランク軸により駆動される調速用遠心ガ
バナーの回転盤の外周に羽根を突設して構成したことを
第2の特徴とする。
【0008】この第2の特徴によれば,調速用遠心ガバ
ナーの回転盤がオイル飛散用羽根車を兼用することにな
るから,オイル飛散専用の羽根車を特別に設ける必要が
ない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を,添
付図面に示す本発明の実施例に基づいて説明する。
【0010】図1はホリゾンタル態様で使用される四サ
イクルエンジンの縦断正面図,図2は図1の2−2線断
面図,図3は図1の3−3線断面図,図4はバーチカル
態様で使用されるエンジンの縦断正面図である。
【0011】先ず,図1〜図3により,ホリゾンタル態
様で使用される四サイクルエンジンについて説明する。
【0012】図1及び図2において,符号Eは四サイク
ルエンジンを示し,そのエンジン本体1は,クランク軸
2を水平に支持するクランクケース3と,ピストン4が
摺動自在に嵌装されるシリンダボア5aを有するシリン
ダバレル5と,ピストン4の頂面との間に燃焼室6を画
成するシリンダヘッド18とからなっており,クランク
軸2のクランク部2cは,コンロッド7を介してピスト
ン4に連接される。シリンダヘッド18には吸気及び排
気弁8,9並びに点火栓10が設けられる。
【0013】クランクケース3は,クランク軸2の軸線
と斜めに交差する分割面Pで接合される第1ケース半体
1 と第2ケース半体32 とから構成され,その第1ケ
ース半体31 ,シリンダバレル5及びシリンダヘッド1
8の三者は鋳造により一体に成形されて,エンジンブロ
ック1aを構成する。第1及び第2ケース半体31 ,3
2 は,複数のボルト11,11…(図2参照)により分
離可能に接合される。
【0014】クランク軸2は,クランク部2cの両側に
隣接して第1及び第2ジャーナル部2j1 ,2j2 が形
成されており,これら第1及び第2ジャーナル2j1
2j 2 をボールベアリング121 ,122 を介して支持
する第1及び第2軸受部13 1 ,132 が第1及び第2
ケース半体31 ,32 にそれぞれ一体に成形される。
【0015】エンジンブロック1aの,前記分割面Pと
反対側の外側面には,それとの間に動弁室15を画成す
るサイドカバー14が複数のボルト(図示せず)により
接合される。第2ケース半体32 及びサイドカバー14
には,クランク軸2の外周面に密接するオイルシール1
1 ,162 がそれぞれ装着される。
【0016】第1ケース半体31 には,第1軸受部13
1 の下方で動弁室15及びクランクケース3内部を相互
に連通する開口部30が設けられ,これによりクランク
ケース3内部から動弁室15にかけて,それらの底部に
潤滑オイルを貯留する油溜め17が形成される。
【0017】動弁室15の上部は,シリンダバレル5の
側壁内を通ってシリンダヘッド18の上方にまで延びて
おり,その動弁室15の上部は,シリンダヘッド18の
上面に接合されるヘッドカバー18aにより閉鎖され
る。動弁室15には,クランク軸2の回転により前記吸
気及び排気弁8,9を開閉駆動する動弁機構19が配設
される。
【0018】図1及び図3に示すように,動弁機構19
は,第1軸受部131 の外側でクランク軸2に固着され
る駆動タイミングギヤ20と,中間軸21に支持されて
駆動タイミングギヤ20から2分に1の減速比で駆動さ
れる被動タイミングギヤ22と,この被動タイミングギ
ヤ22の一端に連設されたカム23と,このカム23に
より揺動されるべく,カムフォロワ軸24に支持される
一対のカムフォロワ25,25と,ロッカ軸26に支持
されてそれぞれ一端を前記吸気及び排気弁8,9の弁頭
に当接させる一対のロッカアーム27,27と,これら
ロッカアーム27,27の他端に前記カムフォロワ2
5,25をそれぞれ連接させる一対のプッシュロッド2
8,28と,吸気及び排気弁8,9をそれぞれ閉弁方向
に付勢する弁ばね29,29とからなっており,カム2
3のリフト面がカムフォロワ25,25を介してプッシ
ュロッド28,28を押し上げると,吸気弁8又は排気
弁9が開き,カム23のベース面がカムフォロワ25,
25に対面すると,弁ばね29,29の付勢力で吸気弁
8又は排気弁9が閉じるようになっている。
【0019】尚,上記中間軸21及びカムフォロワ軸2
4は,エンジンブロック1a及びサイドカバー14によ
り両端部を支持される。
【0020】サイドカバー14には,クランク軸2の下
方で前記駆動タイミングギヤ20により駆動される調速
用遠心ガバナー33が取付けられる。この遠心ガバナー
33は,サイドカバー14の内壁に固設された支持軸3
4に支持される回転盤35と,支持軸34に摺動自在に
嵌合する筒状のスライダー36と,このスライダー36
を挟んで回転盤35に揺動自在に軸支される複数の振り
子式遠心重錘37とで構成され,各遠心重錘37は,こ
れが遠心力により半径方向外方へ揺動するときスライダ
ー36を一方向に摺動させる作動腕37aを備えてい
る。このスライダー36が上記一方向へ摺動すると,従
来普通のように,リンク機構38を介して気化器のスロ
ットル弁(図示せず)を閉じ側へ作動し,エンジン回転
数を設定値に制御するようになっている。
【0021】回転盤35は,その回転面がクランク軸2
から離れるにつれて前記シリンダボア5aの中心線Yに
近づく傾斜姿勢に配置される。この回転盤35の外周に
は,前記駆動タイミングギヤ20に噛合する被動ギヤ4
0と,この被動ギヤ40に隣接する複数枚のオイル飛散
羽根41とが一体に形成され,これら被動ギヤ40及び
オイル飛散羽根41の下部が前記油溜め17のオイルに
浸漬されるように回転盤35は配置される。こうして回
転盤35はオイル飛散用羽根車に兼用される。
【0022】クランク軸2の,第2ケース半体32 外に
突出する一端部には,冷却ファン44を一体に形成した
フライホイール45が固着され,クランク軸2の,サイ
ドカバー14外に突出した他端部には,水平状態で使用
される作業機器A,例えば水ポンプのロータが連結され
る。
【0023】而して,エンジンEの組立てに際しては,
クランク軸2の第1及び第2ジャーナル2j1 ,2j2
にボールベアリング121 ,122 を装着し,これらボ
ールベアリング121 ,122 を第1及び第2ケース半
体31 ,32 の第1及び第2軸受部131 ,132 内に
嵌装して,両ケース半体31 ,32 を相互にボルト結合
する。その後,第1軸受部131 外側の動弁室15にお
いて動弁機構19を組立て,最後にサイドカバー14及
びヘッドカバー18aをエンジンブロック1aにボルト
結合する。このように,第1及び第2ケース半体31
2 を結合して,クランク軸2を確実に支持した状態
で,動弁機構19を組立てるようにしたので,従来のよ
うな仮組みをする必要がなく,その組立性が良好とな
る。
【0024】エンジンEの運転中,膨張行程や圧縮行程
により,ピストン4からコンロッド7を介してクランク
軸2のクランク部2cに荷重が加わると,その荷重を第
1及び第2ケース半体31 ,32 の第1及び第2軸受部
131 ,132 が支承することに伴い,特に両軸受部1
1 ,132 間でクランク軸2に曲げモメントが発生す
るが,その曲げモーメントは,両軸受部131 ,132
の間隔Lが狭いほど,小さい。ところで,前述のよう
に,動弁機構19を第1軸受部131 外側の動弁室15
に配設して,両軸受部131 ,132 を,動弁機構19
に何等邪魔されることなくクランク部2cの両端に隣接
させ,それらの間隔Lを最小にしてあるので,上記曲げ
モーメントを最小に抑えことができ,クランク軸2の耐
久性向上に寄与し得る。
【0025】またエンジンEの運転中は,クランク軸2
により遠心ガバナー33が駆動されるので,その回転盤
35の被動ギヤ40及び飛散羽根41が油溜め17のオ
イルを攪拌しながら飛散させるのであるが,そのオイル
の飛散方向は,クランク軸2から離れるにつれてシリン
ダボア5aの中心線Yに近づくように傾斜した回転盤3
5の回転面に沿うことになるから,動弁機構19に直接
供給されると共に,クランクケース2の内壁に反射して
クランク軸2のクランク部2c及びジャーナル部2j
1 ,2j2 ,コンロッド7並びにピストン4周りにも供
給され,それらを潤滑することができる。
【0026】尚,クランク軸2周りやピストン4周りへ
の飛散オイルが不足するような場合には,図1に鎖線で
示すように,コンロッド7の下端に,コンロッド7の上
下動及び揺動により油溜め17のオイルを飛散させるオ
イルディッパ42を設けるとよい。
【0027】次に,図4により,上記四サイクルエンジ
ンEがクランク軸2を鉛直に配置したバーチカル態様で
使用される場合について説明する。
【0028】この場合,四サイクルエンジンEは,サイ
ドカバー14を変更して芝刈り用に構成される。即ち,
サイドカバー14の外側面には,複数のハウジング取付
けボス59が一体に形成される。そしてサイドカバー1
4を下向きにしてエンジンEは芝刈機の刈刃ハウジング
60上に搭載され,この刈刃ハウジング60が上記ハウ
ジング取付けボス59にボルト61により固着される。
この刈刃ハウジング60内でクランク軸2に刈刃62
と,図示しない駆動車輪をベルト駆動するための駆動プ
ーリ63とが取付けられる。遠心ガバナー33の構成及
び配置は,上記ホリゾンタル態様の場合と同一である。
【0029】このように,四サイクルエンジンEのバー
チカル態様では,サイドカバー14を下向きにしたこと
から,動弁室15の底部が新たな油溜め17′となり,
遠心ガバナー33の回転盤35の駆動ギヤ20及び羽根
41の下部は,新たな油溜め17′に浸漬することにな
る。
【0030】したがって,このバーチカル態様において
も,エンジンEの運転中は,クランク軸2により遠心ガ
バナー33が駆動され,その回転盤35の被動ギヤ40
及び飛散羽根41が油溜め17′のオイルを攪拌しなが
ら飛散させ,そのオイルの飛散方向は,クランク軸2か
ら離れるにつれてシリンダボア5aの中心線Yに近づく
ように傾斜した回転盤35の回転面に沿うことになるか
ら,動弁機構19に直接供給されると共に,クランクケ
ース2の内壁に反射して クランク軸2周り及び及びピ
ストン4周りにも供給され,それらを潤滑することがで
きる。
【0031】このように,同一の遠心ガバナー33の回
転盤35による飛散オイルにより,エンジンのホリゾン
タル,バーチカルなど,その使用態様に関係なく,回転
盤35の飛散オイルにより,動弁機構19,クランク軸
2周り及びピストン4周りを潤滑することができるの
で,遠心ガバナー33の共通化,延いては部品点数の削
減をもたらし,コストの低減を図ることができる。
【0032】また上記実施例にように,遠心ガバナー化
の回転盤35をオイル飛散用羽根車に兼用した場合は,
オイル飛散専用の羽根車を特別に設ける必要がなく,そ
の分,構成を簡素化することができる。
【0033】本発明は,上記実施例に限定されるもので
はなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が
可能である。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば,クランク軸を支持するクランクケース及びシリンダ
ボアを有するシリンダバレルを含むエンジン本体の一側
に前記クランクケース内と連通する動弁室を形成し,こ
の動弁室に,前記クランク軸により駆動される動弁機構
を配設し,前記クランク軸を水平とするホリゾンタル態
様時には前記クランクケース内の底部が油溜めとなり,
前記クランク軸を鉛直とするバーチカル態様時には前記
動弁室の底部が油溜めとなるようにしたエンジンにおい
て,前記ホリゾンタル態様時及び前記バーチカル態様時
のいずれの油溜めにも一部を浸漬して前記クランク軸に
より駆動されるオイル飛散用羽根車を,その回転面が前
記クランク軸から離れるにつれて前記シリンダボアの中
心線に近づくよう前記エンジン本体に軸支したので,ホ
リゾンタル態様及びバーチカル態様の何れの場合でも,
同一のオイル飛散用羽根車による飛散オイルにより動弁
機構,クランク軸周り及びピストン周りを潤滑すること
ができ,部品点数の削減をもたらし,コストの低減を図
ることができる。
【0035】また本発明の第2の特徴によれば,前記羽
根車を,前記クランク軸により駆動される調速用遠心ガ
バナーの回転盤の外周に羽根を突設して構成したので,
調速用遠心ガバナーの回転盤がオイル飛散用羽根車を兼
用することになり,オイル飛散専用の羽根車を特別に設
ける必要がなく,構成の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホリゾンタル態様で使用される四サイクルエン
ジンの縦断正面図。
【図2】図1の2−2線断面図。
【図3】図1の3−3線断面図。
【図4】バーチカル態様で使用される四サイクルエンジ
ンの縦断正面図。
【符号の説明】
E・・・・四サイクルエンジン Y・・・・シリンダボアの中心線 1・・・・エンジン本体 2・・・・クランク軸 3・・・・クランクケース 5・・・・シリンダバレル 15・・・動弁室 17・・・ホリゾンタル態様時の油溜め 17′・・バーチカル態様時の油溜め 19・・・動弁機構 33・・・調速用遠心ガバナー 35・・・オイル飛散用羽根車を兼用する遠心ガバナー
の回転盤 41・・・羽根
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−177441(JP,A) 特開 平10−141037(JP,A) 実開 昭61−147313(JP,U) 実開 昭56−76111(JP,U) 実開 平5−32705(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01M 9/06,9/10 F02F 7/00 301

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸(2)を支持するクランクケ
    ース(3)及びシリンダボア(5a)を有するシリンダ
    バレル(5)を含むエンジン本体(1)の一側に前記ク
    ランクケース(3)内と連通する動弁室(15)を形成
    し,この動弁室(15)に,前記クランク軸(2)によ
    り駆動される動弁機構(19)を配設し,前記クランク
    軸(2)を水平とするホリゾンタル態様時には前記クラ
    ンクケース(3)内の底部が油溜め(17)となり,前
    記クランク軸(2)を鉛直とするバーチカル態様時には
    前記動弁室(15)の底部が油溜め(17′)となるよ
    うにした四サイクルンジンにおいて,前記ホリゾンタル
    態様時及び前記バーチカル態様時のいずれの油溜め(1
    7,17′)にも一部を浸漬して前記クランク軸(2)
    により駆動されるオイル飛散用羽根車(35)を,その
    回転面が前記クランク軸(2)から離れるにつれて前記
    シリンダボア(5a)の中心線(Y)に近づくよう前記
    エンジン本体(1)に軸支したことを特徴とする,四サ
    イクルエンジンの潤滑装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエンジンの潤滑装置にお
    いて,前記オイル飛散用羽根車を,前記クランク軸
    (2)により駆動される調速用遠心ガバナー(33)の
    回転盤(35)の外周に羽根(41)を突設して構成し
    たことを特徴とする,四サイクルエンジンの潤滑装置。
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