JP3522697B2 - レーザー墨出し装置 - Google Patents

レーザー墨出し装置

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JP3522697B2 JP2001015086A JP2001015086A JP3522697B2 JP 3522697 B2 JP3522697 B2 JP 3522697B2 JP 2001015086 A JP2001015086 A JP 2001015086A JP 2001015086 A JP2001015086 A JP 2001015086A JP 3522697 B2 JP3522697 B2 JP 3522697B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、建築現場
等における墨出し作業に用いられるレーザー墨出し装置
に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のレーザー墨出し装置に
は、例えば、特開平10−141957号公報に開示さ
れたものがある。その公開公報のレーザー墨出し装置
は、レーザー光を照射可能なレーザー光照射装置を有す
る振子本体を、ベース部材に揺動可能に支持するため
に、図19に断面図で示される揺動機構を備えている。
その揺動機構において、振子本体側の部材152には、
一対のベアリング157のアウタレース157bが嵌合
されている。また、ベース側の部材151には、振子本
体側の部材152を間にして一対の軸支持部151bが
設けられている。各軸支持部151bにそれぞれねじ付
けられた支軸153が各ベアリング157のインナレー
ス157aに回転可能に嵌入されている。なお、図19
において右側の支軸153には、インナレース157a
を押圧するばね159が設けられている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来のレーザー墨出し
装置では、各ベアリング157に対する与圧を規定値に
するためには、各支軸153のねじ込み量を個別に調整
しなければならなかった。したがって、ベアリング15
7の与圧調整作業が煩雑で、揺動機構の組付け作業性が
悪いという問題があった。 【0004】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたものであり、本発明が解決しようとする課題
は、揺動機構の組付け作業性を向上することのできるレ
ーザー墨出し装置を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記課題は、特許請求の
範囲の欄に記載された構成を要旨とするレーザー墨出し
装置により解決することができる。すなわち、請求項1
に記載されたレーザー墨出し装置によると、レーザー光
を照射可能なレーザー光照射装置を有する振子本体が、
ジンバル機構を介してベース部材に揺動可能に支持され
る。前記ジンバル機構が備えるY軸揺動機構において、
ベース部材側部材に設けた前後一対の軸支持部には、
揺動枠に設けた第1の支軸の両軸端部がそれぞれ前後の
ベアリングを介して回転可能に支持される。そして、
1の支軸の両軸端部に設けた段付面前後のベアリング
のインナレースにそれぞれ当接するとともに、一方の軸
支持部に圧入したガイドパイプが当該ベアリングのアウ
タレースに当接し、他方の軸支持部にねじ付けた押さえ
リングからなる与圧付与部材が当該ベアリングのアウタ
レースに当接することによって、前後のベアリングが位
置決めされる。しかして、与圧付与部材のねじ込み量の
調整により、前後のベアリングに対する与圧を同時に調
整することができ、その前後のベアリングの与圧調整作
業が簡単に行えるため、Y軸揺動機構の組付け作業性を
向上することができる。また、前記ジンバル機構が備え
るX軸揺動機構において、揺動枠に設けた左右一対の軸
支持部には、振子部材に設けた左右一対の第2の支軸の
軸端部がそれぞれ左右のベアリングを介して回転可能に
支持される。そして、左右一対の第2の支軸の軸端部に
設けた段付面が左右のベアリングのインナレースにそれ
ぞれ当接するとともに、一方の軸支持部に圧入したガイ
ドパイプが当該ベアリングのアウタレースに当接し、他
方の軸支持部にねじ付けた押さえリングからなる与圧付
与部材が当該ベアリングのアウタレースに当接すること
によって、左右のベアリングが位置決めされる。しかし
て、与圧付与部材のねじ込み量の調整により、左右のベ
アリングに対する与圧を同時に調整することができ、そ
の左右のベアリングの与圧調整作業が簡単に行えるた
め、X軸揺動機構の組付け作業性を向上することができ
る。 【0006】 【0007】 【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面に基
づいて説明する。図1にレーザー墨出し装置の斜視図、
図2に同じく平面図、図3に同じく一部破断した正面
図、図4に同じく一部破断した左側面図が示されてい
る。図1〜図4に示すように、レーザー墨出し装置のベ
ース10は、ほぼ三角形板状に形成されている。ベース
10の下面の各隅角部には、計3個の水準つまみ17が
ねじ付けられている(図3参照)。各水準つまみ17の
ねじ込み量の調整によりベース10のレベルを調整する
ことができる。 【0008】図13にレーザー墨出し装置の一部破断右
側面図を示すように、前記ベース10の中央部には、ほ
ぼ円筒状の筒部10aがほぼ同心状に形成されている。
また、ベース10上には、ほぼ四角形板状の受け板8が
前記筒部10aに嵌合した状態で同一軸線回りに回転可
能に配置されている。筒部10aにベース押えリング9
がねじ付けられており、受け板8の抜け外れが阻止され
ている。なお、ベース10は本明細書でいう「ベース部
材」に相当する。 【0009】図4及び図13に示すように、前記ベース
10上には、ほぼ矩形枠状をなす本体枠51が固定され
ている。本体枠51の上枠部51aには、振子本体50
がジンバル機構40を介して揺動可能に支持されてい
る。なお、説明の都合上、振子本体50の説明に先立っ
てジンバル機構40を説明する。 【0010】図5に図4のV−V線断面図を示すよう
に、ジンバル機構40は、振子本体50をX軸回りに揺
動すなわち回転可能とするX軸揺動機構41と、振子本
体50をY軸回りに揺動すなわち回転可能とするY軸揺
動機構42とを備えている。説明の都合上、Y軸揺動機
構42、X軸揺動機構41の順で説明する。 【0011】Y軸揺動機構42を図5を参照して述べ
る。前記本体枠51の上枠部51a上には、前後(図5
において上下)一対の軸支持部51bが一体形成されて
いる。両軸支持部51bには、Y軸上において同心状を
なす軸受孔51cがそれぞれ形成されている。また、両
軸支持部51bの間には、ほぼリング状の揺動枠52が
配置される。揺動枠52には、径方向すなわちY軸方向
に貫通する第1の支軸53が固定されているまた、第
1の支軸53の両軸端部53aは、段付面53bを介し
て小径軸状に突出されている 【0012】前記第1の支軸53の両軸端部53aは、
前記本体枠51の各軸支持部51bに対しそれぞれ前後
のベアリング57を介して回転可能に支持されている。
各ベアリング57には、例えばボールベアリングが採用
されている。ベアリング57は、周知のように、インナ
レース57aとアウタレース57bとボール57cとに
より構成されている。 【0013】前記ベアリング57のインナレース57a
内には、第1の支軸53の軸端部53aが嵌入されてい
る。そして、ベアリング57のインナレース57aと第
1の支軸53の段付面53bとが面接触状に当接されて
いる。なお、第1の支軸53の段付面53bは本明細書
でいう「インナ側当接部」に相当する。 【0014】また、前記本体枠51の各軸支持部51b
の軸受孔51cには、各ベアリング57のアウタレース
57bが嵌入されている。また、本体枠51における一
方側、例えば後側(図5において上側)の軸支持部51
bの軸受孔51c内には、円管状のガイドパイプ55が
圧入されている。後側のベアリング57のアウタレース
57bとガイドパイプ55とが面接触状に当接されてい
る。このガイドパイプ55と第1の支軸53の後側の段
付面53bとにより、後側のベアリング57が軸方向
(図5において上下方向)に関し位置決めされている。
なお、ガイドパイプ55は本明細書でいう「当接部材」
に相当し、アウタレース57bに当接するガイドパイプ
55の端面が本明細書でいう「アウタ側当接部」に相当
する。 【0015】前記本体枠51における他方側すなわち前
側(図5において下側)の軸支持部51bの軸受孔51
c内には、押さえリング56がねじ付けられている。前
側のベアリング57のアウタレース57bと押さえリン
グ56とが面接触状に当接されている。この押さえリン
グ56と第1の支軸53の前側の段付面53bとによ
り、前側のベアリング57が軸方向に関し位置決めされ
ている。この押さえリング56のねじ込み量を調整する
ことによって、前後の両ベアリング57に対する与圧が
同時に調整される。なお、押さえリング56は本明細書
でいう「与圧付与部材」に相当し、アウタレース57b
に当接する押さえリング56の端面が本明細書でいう
「アウタ側当接部」に相当する。 【0016】上記Y軸揺動機構42の組付け手順として
は、まず、第1の支軸53の各軸端部53aを本体枠5
1の各軸支持部51bの軸受孔51c内に介入させる。
次に、本体枠51における各軸支持部51bの外側から
それぞれベアリング57を軸受孔51c内に嵌合すると
ともに、そのベアリング57のインナレース57aを第
1の支軸53の軸端部53aに嵌合する。次に、本体枠
51における後側の軸支持部51bの外側からガイドパ
イプ55を軸受孔51c内に圧入する。その後、本体枠
51における前側の軸支持部51bの外側から押さえリ
ング56をねじ付けるとともに、その押さえリング56
のねじ込み量を調整する。このようにして、Y軸揺動機
構42の組付けが完了する。 【0017】続いて、X軸揺動機構41を図5を参照し
て述べる。前記揺動枠52には、Y軸に直交するX軸上
において同心状をなす軸受孔52cがそれぞれ形成され
ている。この揺動枠52の各軸受孔52cの回りが左右
一対をなす軸支持部52bになっている。また、両軸支
持部52bの間に配置される前記振子本体50には、X
軸方向(図5において左右方向)に延びるほぼ円筒状の
ボス部50aが形成されている。ボス部50aの中央部
には、Y軸方向(図5において上下方向)に貫通する開
口孔50bが形成されている。ボス部50aの開口孔5
0bには、前記第1の支軸53が揺動枠52に対する取
付けに先立って貫通されている。また、ボス部50aの
開口孔50bは、第1の支軸53の外径よりも大きい口
径で形成されており、第1の支軸53のX軸回りの揺動
を許容する。 【0018】また、ボス部50aには、X軸方向に延び
る左右一対の第2の支軸54が同心状に固定されてい
る。両第2の支軸54は、左右対称状に設けられてお
り、実質的に1本の支軸として機能するものである
た、前記両第2の支軸54の軸端部54aは、段付面5
4bを介して小径軸状に突出されている 【0019】前記両第2の支軸54の軸端部54aは、
前記揺動枠52の各軸支持部52bの軸受孔52cに対
し、それぞれ前記と同様のベアリング57(同一符号を
付す)を介して回転可能に支持されている。そのベアリ
ング57のインナレース57a内には、第2の支軸54
の軸端部54aが嵌入されている。そして、ベアリング
57のインナレース57aと第2の支軸54の段付面5
4bとが面接触状に当接されている。なお、第2の支軸
54の段付面54bは本明細書でいう「インナ側当接
部」に相当する。 【0020】また、前記揺動枠52の各軸支持部52b
の軸受孔52cには、それぞれベアリング57のアウタ
レース57bが嵌入されている。また、揺動枠52にお
ける一方側、例えば右側の軸支持部52bの軸受孔52
c内には、前記Y軸揺動機構42と同様のガイドパイプ
55(同一符号を付す)が圧入されている。右側のベア
リング57のアウタレース57bとガイドパイプ55と
が面接触状に当接されている。このガイドパイプ55と
第2の支軸54の右側の段付面54bとにより、右側の
ベアリング57が軸方向に関し位置決めされている。 【0021】前記揺動枠52における他方側すなわち左
側の軸支持部52bの軸受孔52c内には、前記Y軸揺
動機構42と同様の押さえリング56(同一符号を付
す)がねじ付けられている。左側のベアリング57のア
ウタレース57bと押さえリング56とが面接触状に当
接されている。この押さえリング56と第2の支軸54
の左側の段付面54bとにより、左側のベアリング57
が軸方向に関し位置決めされている。この押さえリング
56のねじ込み量を調整することによって、左右の両ベ
アリング57に対する与圧が同時に調整される。 【0022】上記X軸揺動機構41は、前記Y軸揺動機
構42の組付け手順に準じて組付けることができる。す
なわち、各第2の支軸54の軸端部54aを揺動枠52
の各軸支持部52bの軸受孔52c内に介入させる。次
に、揺動枠52における各軸支持部52bの外側からそ
れぞれベアリング57を軸受孔52c内に嵌合するとと
もに、そのベアリング57のインナレース57aを第2
の支軸54の軸端部54aに嵌合する。次に、揺動枠5
2における左側の軸支持部52bの外側からガイドパイ
プ55を軸受孔52c内に圧入する。その後、揺動枠5
2における右側の軸支持部52bの外側から押さえリン
グ56をねじ付けるとともに、その押さえリング56の
ねじ込み量を調整する。このようにして、X軸揺動機構
41の組付けが完了する。 【0023】上記したX軸揺動機構41とY軸揺動機構
42とを備えるジンバル機構40(図5参照)によっ
て、本体枠51に振子本体50がX軸回り及びY軸回り
に揺動可能に支持されている。これにより、振子本体5
0は、その自重によって鉛直姿勢をとることができる。 【0024】次に、上記のように、ベース10上の本体
枠51に対しジンバル機構40を介して揺動可能に支持
された振子本体50について説明する。図6に振子本体
50の正面図、図7に同じく左側面図、図8に図7のV
III−VIII線断面図が示されている。図6に示す
ように、前記振子本体50は、上端部より下方へ順に、
上側のホルダー支持部50c、上側の連設部50d、前
記ボス部50a、下側の連設部50e、第1の錘取付け
部50f、第2の錘取付け部50h、下側のホルダー支
持部50i、錘筒取付け部50kが一体に連設されてい
る。 【0025】図6に示すように、前記上側のホルダー支
持部50cは、ほぼ半軸受状に形成されている。図13
に示すように、上側のホルダー支持部50cは、前上が
り後下がり(図13において左上がり右下がり)に傾斜
する軸線L1上に形成されている。また、上側のホルダ
ー支持部50cの開口は、図6において左方に向けられ
ている。前記上側の連設部50dは、上側のホルダー支
持部50cと前記ボス部50aとを上下に連設している
(図6参照)。 【0026】前記ボス部50aは、前にも述べたよう
に、X軸方向(図8において左右方向)に延びるほぼ円
筒状に形成されている(図5参照)。ボス部50aは、
振子本体50の中央寄りの上部に形成されている(図6
参照)。前記下側の連設部50eは、前記ボス部50a
と第1の錘取付け部50fとを連設している(図6参
照)。 【0027】図6及び図8に示すように、前記第1の錘
取付け部50fは、Y軸方向(図6及び図8において紙
面表裏方向)に延びるほぼ円筒状に形成されている。第
1の錘取付け部50f内には、調整用錘り(図示省略)
をねじ付け可能なめねじ孔50faが形成されている。
前記第2の錘取付け部50hは、X軸方向(図8におい
て左右方向)に延びるほぼ円筒状に形成されている。第
2の錘取付け部50h内には、調整用錘り(図示省略)
をねじ付け可能なめねじ孔50haが形成されている。 【0028】図8に示すように、前記下側のホルダー支
持部50iは、ほぼ半軸受状に形成されている。図8に
示すように、下側のホルダー支持部50iは、Y軸方向
(図8において紙面表裏方向)に延びる軸線L2(図7
参照)上に形成されている。また、下側のホルダー支持
部50iの開口は、右方に向けられている(図8参
照)。下側のホルダー支持部50iにおける後端部(図
7において左端部)の外側面には、制動板取付け面50
iaが形成されている。前記錘筒取付け部50kは、ほ
ぼ円板状に形成されている(図8参照)。 【0029】前記上側のホルダー支持部50c(図6参
照)には、墨出しのためのレーザー光を照射可能な第1
のレーザー光照射装置3(図7参照)が装備されてい
る。図7に示される第1のレーザー光照射装置3は、図
1に示すように鉛直方向に延びるレーザー光B1を照射
するものである。図10に図7のX−X線断面図、図1
1に第1のレーザー光照射装置3の正面図、図12に図
11のXII−XII線断面図が示されている。図12
に示すように、第1のレーザー光照射装置3は、大略、
レーザーホルダー1とレンズホルダー2とレーザー光発
光装置13とロッドレンズ15とにより構成されてい
る。 【0030】図12に示すように、前記レーザーホルダ
ー1は、ほぼ円筒状に形成されている。レーザーホルダ
ー1の中央部内には、集光レンズ12が内蔵されてい
る。また、レーザーホルダー1の中央部には、図10に
示すように、上下の後部取付フランジ1aが形成されて
いる(図11参照)。レーザーホルダー1の前端部に
は、上下左右方向に90°間隔で突出する前部取付フラ
ンジ1bが形成されている(図11及び図12参照)。
図10に示すように、レーザーホルダー1が上側のホル
ダー支持部50cに嵌合されるとともに、そのレーザー
ホルダー1の各後部取付フランジ1aが上側のホルダー
支持部50cの上下端部に第1のねじ61により締付け
られている。 【0031】しかして、図6及び図10に示すように、
上側のホルダー支持部50cの内周面には、ほぼ半円弧
状をした上下2つの突起50caが突出されている。レ
ーザーホルダー1は、両突起50caにそれぞれ点接触
している。これにより、各第1のねじ61のそれぞれの
ねじ込み量を調整することによって、上側のホルダー支
持部50cに対するレーザーホルダー1の取付角度、ひ
いては図11において矢印Y1方向に関するロッドレン
ズ15の傾き角度の微調整を行うことができる。 【0032】図12に示すように、前記レーザー光発光
装置13は、前記レーザーホルダー1の後端部(図12
において左端部)内に装着されている。前記レーザー光
発光装置13は、可視半導体レーザー(図示省略)を内
蔵しており、その可視半導体レーザーが通電されること
によって、レーザー光を前記集光レンズ12に向けて発
光する。 【0033】図11及び図12に示すように、前記レン
ズホルダー2は、ほぼ円環状に形成されている。レンズ
ホルダー2には、相反方向(図11において左右方向)
に突出するフランジ2aが形成されている。レンズホル
ダー2には、前記ロッドレンズ15が両フランジ2a間
を結ぶ直線上においてそのレンズホルダー2の中空部を
横切る状態で固定されている。ロッドレンズ15は、ほ
ぼ円柱状に形成されており、前記集光レンズ12を透過
したレーザー光を鉛直方向に延びるレーザー光B1(図
1参照)として発散させる。 【0034】図11及び図12に示すように、前記レン
ズホルダー2の両フランジ2aが前記レーザーホルダー
1において左右に位置する各前部取付フランジ1bに第
2のねじ62により締付けられている。しかして、レン
ズホルダー2の中央部裏面には、前記両フランジ2aを
結ぶ直線に直交する直線上に位置しかつほぼ半円弧状を
した上下一対をなす2つの突起2bが突出されている。
また、レーザーホルダー1の各前部取付フランジ1bに
は、それぞれ径方向に延びるV字溝1cが形成されてい
る。そして、レーザーホルダー1において上下に位置す
る前部フランジのV字溝1cに対し、レンズホルダー2
の各突起2bが点接触している(図12参照)。これに
より、各第2のねじ62のねじ込み量を調整することに
よって、レーザーホルダー1に対するレンズホルダー2
の取付角度、ひいては図12において矢印Y2方向に関
するロッドレンズ15の傾き角度の微調整を行うことが
できる。 【0035】また、図6及び図7に示すように、前記振
子本体50の下側のホルダー支持部50iには、墨出し
のためのレーザー光を照射可能な第2のレーザー光照射
装置5が装備されている。第2のレーザー光照射装置5
は、前記第1のレーザー光照射装置3(図10〜図12
参照)と基本的に同一構成をなすものであるから、同一
部位に同一符号を付し、重複する説明は省略する。な
お、図9に図7のIX−IX線断面図が示されている。 【0036】第2のレーザー光照射装置5は、図1に示
すように水平方向に延びるレーザー光B2を照射するも
のである。このため、第2のレーザー光照射装置5にお
いては、第1のレーザー光照射装置3と異なり、レーザ
ーホルダー1に対するレンズホルダー2の取付け位置が
軸回り方向に90°ずらしてある。すなわち、図6及び
図7に示すように、前記レンズホルダー2の両フランジ
2aが前記レーザーホルダー1において上下に位置する
各前部取付フランジ1bに対し第2のねじ62により締
付けられている。したがって、各第2のねじ62のねじ
込み量を調整することによって、レーザーホルダー1に
対するレンズホルダー2の取付角度、ひいては図7にお
いて矢印Y3方向に関するロッドレンズ15の傾き角度
の微調整を行うことができる。 【0037】図6及び図7に示すように、前記振子本体
50の下側のホルダー支持部50iの制動板取付け面5
0iaには、例えば、無酸素銅からなる制動板6の取付
板部6aがねじ(図示省略)等により取付けられてい
る。制動板6は、振子本体50の軸線L3に対して直交
する方向に広がるほぼ扇形板状に形成されている。 【0038】また、図3に示すように、前記受け板8上
には、例えば鉄製のヨーク16が配置されている。ヨー
ク16は、ほぼU字状に形成されており、受け板8上に
横向きにした状態で固定されている。また、ヨーク16
の両端部には、制動板6に対して所定の隙間を隔てて対
向する上下の磁石27が取付けられている。上下の磁石
27の間に所定の磁界が形成される。したがって、振子
本体50が揺動しても、制動板6が両磁石27の磁気作
用を受けることにより、その振子本体50が速やかに鉛
直姿勢に戻される。なお、磁石27を有するヨーク16
は、例えば所定間隔を隔てて2個並設されている(図1
4中、二点鎖線16参照)。 【0039】また、図6〜図8に示すように、前記振子
本体50の錘筒取付け部50kには、ほぼ円筒状の錘筒
4が同心状に取付けられている。錘筒4の上端部にはほ
ぼ環状のフランジ4aが形成されている。錘筒4の下半
部は、図13に示すように、前記ベース10の筒部10
aの上半部内に遊嵌状に嵌合されている。錘筒4の下半
部外周には、Oリング63が嵌めつけられている。Oリ
ング63の弾性を利用して、錘筒4とベース10の筒部
10aとの衝突(図16参照)による衝撃が緩和され
る。 【0040】次に、第1のレーザー光照射装置3及び第
2のレーザー光照射装置5(図4参照)の各レーザー光
発光装置13の電源及びその電源スイッチに関連する構
成を説明する。図4に示すように、前記本体枠51の後
側面(図4において左側面)には、電池ケース58が設
置されている。電池ケース58内には、乾電池(図示省
略)が交換可能に収容されている。乾電池は、前記第1
のレーザー光照射装置3及び前記第2のレーザー光照射
装置5の各レーザー光発光装置13(図7参照)の電源
である。 【0041】図14に受け板8の平面図が示されてい
る。受け板8の右側部上には、電源スイッチ31がオン
(ON)、オフ(OFF)操作可能に設置されている。
電源スイッチ31のオンにより、前記第1のレーザー光
照射装置3及び前記第2のレーザー光照射装置5の各レ
ーザー光発光装置13(図7参照)及び前記乾電池(電
源)を含む電気回路が閉じられることにより、各レーザ
ー光発光装置13が通電されて各レーザー光B1,B2
(図1参照)を発光する。また、電源スイッチ31のオ
フにより、前記電気回路が開かれることにより、各レー
ザー光照射装置のレーザー光発光装置13(図7参照)
が消灯される。 【0042】しかして、前記電源スイッチ31のON状
態が図14及び図15に示され、そのオフ状態が図17
及び図18に示されている。図14及び図15又は図1
7及び図18に示すように、電源スイッチ31は、スラ
イド式のもので、スイッチホルダー32とスライドプレ
ート39とからなる。スイッチホルダー32には、スラ
イドプレート39が前後方向(図14及び図17におい
て上下方向で、図15及び図18において左右方向)に
スライド可能に組込まれている。スライドプレート39
は、側方へ突出する操作つまみ39aを有している。 【0043】図15及び図18に示すように、前記スラ
イドプレート39に対する前記スイッチホルダー32の
摺動面には、プラス側の接点端子34と、マイナス側の
接点端子35が上下に配置されている。また、スイッチ
ホルダー32に対するスライドプレート39の摺動面に
は、接点板36が配置されている。なお、スライドプレ
ート39には、接点板36をスイッチホルダー32の摺
動面に押し付けるためのスプリング(図示省略)が内蔵
されている。 【0044】前記スライドプレート39が前方位置(図
14及び図15参照)にスライドしたときは、スイッチ
ホルダー32のプラス側の接点端子34及びマイナス側
の接点端子35(図15参照)に対しスライドプレート
39の接点板36が接触するため、電源スイッチ31が
オン状態となる。また、スライドプレート39が後方位
置(図17及び図18参照)にスライドしたときは、ス
イッチホルダー32のプラス側の接点端子34及びマイ
ナス側の接点端子35(図15参照)に対しスライドプ
レート39の接点板36が離れた位置にあるため、電源
スイッチ31がオフ状態となる。 【0045】また、図14及び図17に示すように、前
記ベース10上には、前記電源スイッチ31のスライド
プレート39のスライド動作に連動するロック機構70
が設けられている。ロック機構70は、ベース10上に
アーム軸19を介して回動可能に支持されたロックアー
ム33と、ベース10上に前記アーム軸19及びばね取
付け軸38を介して取付けられアーム用ばね37とから
構成されている。アーム用ばね37は、その両端部がベ
ース10とロックアーム33とに掛装されており、前記
ロックアーム33を常には図14において右回り方向
(図14中、矢印Y4参照)すなわちアンロック方向に
付勢している。 【0046】ロックアーム33は、前記電源スイッチ3
1のスライドプレート39の後端部39b(図14及び
図17において上端部)に対し当接可能な当接片33a
と、前記振子本体50における錘筒4のフランジ4a
(図16及び図17参照)の外周面に当接可能な押付け
片33bとを有している。ロックアーム33は樹脂製
で、押付け片33bが図14に二点鎖線33bで示すよ
うに弾性変形可能に形成されている。なお、錘筒4のフ
ランジ4aに面する押付け片33bの側面には、2つの
突起33cが突出されている。押付け片33bの各突起
33cは、錘筒4のフランジ4aに点接触可能に設けら
れている(図17参照)。 【0047】上記ロック機構70において、図14に示
すように、電源スイッチ31がオン状態のときは、スラ
イドプレート39が前方位置にあるため、前記ロックア
ーム33はアーム用ばね37によってアンロック位置す
なわち押付け片33bが錘筒4のフランジ4a(図13
参照)から離れた位置となる。このアンロック状態で
は、図13に示すように、前記振子本体50がジンバル
機構40を介して揺動可能であり、両レーザー光照射装
置(図7参照)のレーザー光発光装置13が通電されて
レーザー光B1,B2(図1参照)が照射される。この
ため、レーザー墨出し装置を墨出し作業に使用すること
ができる。 【0048】また、墨出し作業を終え、レーザー墨出し
装置を片付けるときは、図17に示すように、スライド
プレート39を後方位置にスライドさせることにより、
電源スイッチ31がオフされ、前記両レーザー光照射装
置(図7参照)のレーザー光発光装置13が消灯され
る。これとともに、スライドプレート39の後端部39
aがロックアーム33の当接片33aに当接しかつその
当接片33aを押し回すことにより、ロックアーム33
が図17に示すようにアーム用ばね37の弾性変形を利
用して回動される。すると、ロックアーム33の押付け
片33bが錘筒4のフランジ4aに当接してその錘筒4
をベース10の筒部10aにその押付け片33bの弾性
変形を利用して弾性的に押し付ける。これにより、振子
本体50が揺動不能に保持いわゆるロックされる(図1
6参照)。したがって、レーザー墨出し装置の運搬時等
において振子本体50が不要に揺動することを防止する
ことができる。 【0049】また、再び、レーザー墨出し装置を使用す
るときには、図14に示すように、スライドプレート3
9を後方位置にスライドさせることにより、電源スイッ
チ31がオンされるともに、ロックアーム33がアーム
用ばね37によってアンロック位置に回動される。した
がって、前にも述べたように、レーザー墨出し装置を墨
出し作業に使用することができる。 【0050】また、図1〜図4に示すように、前記受け
板8には、ほぼ箱状をなすカバー部材20がその下面の
開口を塞ぐように取付けられている。カバー部材20
は、受け板8上の本体枠51及び振子本体50(図4参
照)やロック機構70(図14及び図17参照)等を取
り囲んでいる。カバー部材20の前上側の傾斜壁部20
aには、前記第1のレーザー光照射装置3(図4参照)
から照射されるレーザー光B1(図1参照)が透過可能
な縦長状の開口窓20bが開口されている(図1〜図4
参照)。 【0051】また、図1及び図4に示すように、前記カ
バー部材20の前側の側壁部20cには、前記第2のレ
ーザー光照射装置5から照射されるレーザー光B2(図
1参照)が透過可能な横長状の開口窓20dが開口され
ている。また、図1に示すように、カバー部材20の右
側の側壁部20eには、前記電源スイッチ31(図14
及び図17参照)のスライドプレート39の操作つまみ
39aをオン、オフ操作可能なスイッチ操作窓20fが
開口されている。なお、各開口窓20b,20d(図4
参照)及び前記ベース10の筒部10a(図13参照)
の下面開口は、透明なフィルム材又はプレート材からな
るフィルター材(図示省略)によって塞がれている。 【0052】次に、上記レーザー墨出し装置を使用して
墨出し作業をする場合の手順を述べる。いま、電源スイ
ッチ31がオフ状態(図17参照)にあるとすると、前
にも述べたように、各レーザー光照射装置3,5(図4
参照)はレーザー光を照射していないとともに、ロック
機構70がロック状態(図17参照)にあり、振子本体
50がロックされている(図16参照)。 【0053】そして、レーザー墨出し装置を、例えば建
築現場の建物の床面上に載置する。次に、水準つまみ1
7(図3参照)を回動させることで、ベース10すなわ
ちレーザー墨出し装置のレベルを調整する。その後、電
源スイッチ31をオンすると(図14参照)、前にも述
べたように、各レーザー光照射装置3,5(図4参照)
の各レーザー光発光装置13(図7参照)が通電される
ことによりレーザー光B1,B2(図1参照)を発光す
る。これとともに、ロック機構70がアンロック(図1
4参照)されることにより、振子本体50が自由状態に
解放されて揺動可能になる(図13参照)。また、振子
本体50が揺動可能な状態で生じる揺動は、制動板6に
対する磁石27(図3参照)の磁気作用によって抑制さ
れる。このため、振子本体50は、速やかに鉛直姿勢を
とることができる。 【0054】したがって、鉛直姿勢の振子本体50にお
ける第1のレーザー光照射装置3(図4参照)から照射
されるレーザー光B1(図1参照)は、建物の壁面に鉛
直方向に延びる鉛直ラインを墨出しする。また、同じく
第2のレーザー光照射装置5(図4参照)から照射され
るレーザー光B2(図1参照)は、建物の壁面に水平方
向に延びる水平ラインを墨出しする。 【0055】墨出し作業を終えたならば、電源スイッチ
31をオフする(図17参照)。すると、前にも述べた
ように、各レーザー光照射装置3,5(図4参照)の各
レーザー光発光装置13(図7参照)が消灯されるとと
もに、ロック機構70がロック状態(図17参照)にな
り、振子本体50がロックされる(図16参照)。その
後、レーザー墨出し装置を所定の格納場所に格納すれば
よい。 【0056】上記したレーザー墨出し装置によると、レ
ーザー光B1,B2(図1参照)を照射可能なレーザー
光照射装置3,5を有する振子本体50を、ベース10
に揺動可能に支持するジンバル機構40(図5参照)の
X軸揺動機構41において、本体枠51に設けた一対の
軸支持部51bには、揺動枠52に設けた第1の支軸5
3の両軸端部53aがそれぞれベアリング57を介して
回転可能に支持される。そして、第1の支軸53の両軸
端部53aに設けた段付面53bが各ベアリング57の
インナレース57aにそれぞれ当接するとともに、各軸
支持部51bに設けたガイドパイプ55及び押さえリン
グ56が各ベアリング57のアウタレース57bにそれ
ぞれ当接することによって、各ベアリング57が位置決
めされる。しかして、各軸支持部51bのうち前側の軸
支持部51bにねじ付けた押さえリング56(図5参
照)のねじ込み量の調整により各ベアリング57に対す
る与圧を同時に調整することができ、ベアリング57の
与圧調整作業が簡単に行える。このため、X軸揺動機構
41の組付け作業性を向上することができる。また、各
軸支持部51bのうち後側の軸支持部51bに対するガ
イドパイプ55(図5参照)の圧入によって、その軸支
持部51bのアウタ側当接部を容易に形成することがで
きる。 【0057】また、X軸揺動機構41と同様、Y軸揺動
機構42(図5参照)においても、揺動枠52に設けた
一対の軸支持部52bには、振子本体50に設けた第2
の支軸54の両軸端部54aがそれぞれベアリング57
を介して回転可能に支持される。そして、第2の支軸5
4の両軸端部54aに設けた段付面54bが各ベアリン
グ57のインナレース57aにそれぞれ当接するととも
に、各軸支持部52bに設けたガイドパイプ55及び押
さえリング56が各ベアリング57のアウタレース57
bにそれぞれ当接することによって、各ベアリング57
が位置決めされる。しかして、各軸支持部52bのうち
右側の軸支持部52bにねじ付けた押さえリング56の
ねじ込み量の調整により各ベアリング57に対する与圧
を同時に調整することができ、ベアリング57の与圧調
整作業が簡単に行える。このため、Y軸揺動機構42の
組付け作業性を向上することができる。また、各軸支持
部52bのうち左側の軸支持部52bに対するガイドパ
イプ55の圧入によって、その軸支持部52bのアウタ
側当接部を容易に形成することができる。 【0058】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、振子本体50に設けた第1のレ
ーザー光照射装置3及び第2のレーザー光照射装置5
(図4参照)のうち一方のレーザー光照射装置は省略す
ることができる。また、レーザー光照射装置としては、
鉛直ラインや水平ライン等のラインを墨出しするレーザ
ー光照射装置3,5に限らず、鉛直点等のスポットを墨
出しするレーザー光照射装置を採用してもよい。また、
レーザー光発光装置13(図7参照)の可視半導体レー
ザーは、他の形式のレーザー発振器に代えることができ
る。 【0059】 【発明の効果】以上述べたように、本発明のレーザー墨
出し装置によれば、ジンバル機構が備えるY軸揺動機構
における与圧付与部材のねじ込み量の調整により、前後
ベアリングに対する与圧調整作業が簡単に行えるか
ら、Y軸揺動機構の組付け作業性を向上することができ
る。また、ジンバル機構が備えるX軸揺動機構における
与圧付与部材のねじ込み量の調整により、左右のベアリ
ングに対する与圧調整作業が簡単に行えるから、X軸揺
動機構の組付け作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態にかかるレーザー墨出し
装置を示す斜視図である。 【図2】レーザー墨出し装置を示す平面図である。 【図3】レーザー墨出し装置を一部破断して示す正面図
である。 【図4】レーザー墨出し装置を一部破断して示す左側面
図である。 【図5】図4のV−V線断面図である。 【図6】振子本体の正面図である。 【図7】振子本体の左側面図である。 【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。 【図9】図7のIX−IX線断面図である。 【図10】図7のX−X線断面図である。 【図11】第1のレーザー光照射装置の正面図である。 【図12】図11のXII−XII線断面図である。 【図13】電源スイッチのオン状態におけるレーザー墨
出し装置の一部破断右側面図である。 【図14】電源スイッチのオン状態における受け板の平
面図である。 【図15】電源スイッチのオン状態を示す正面図であ
る。 【図16】電源スイッチのオフ状態におけるレーザー墨
出し装置の一部破断右側面図である。 【図17】電源スイッチのオフ状態における受け板の平
面図である。 【図18】電源スイッチのオフ状態を示す正面図であ
る。 【図19】従来例にかかる揺動機構を示す断面図であ
る。 【符号の説明】 3 第1のレーザー光照射装置 5 第2のレーザー光照射装置 10 ベース(ベース部材) 41 X軸揺動機構 42 Y軸揺動機構 50 振子本体 51 本体枠 51b 軸支持部 52 揺動枠 52b 軸支持部 53 第1の支軸 53a 軸端部 53b 段付面(インナ側当接部) 54 第2の支軸 54a 軸端部 54b 段付面(インナ側当接部) 55 ガイドパイプ(当接部材) 56 押さえリング(与圧付与部材) 57 ベアリング 57a インナレース 57b アウタレース

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ベース部材には、振子本体がジンバル機
    を介して揺動可能に支持され、前記振子本体には、 レーザー光を照射可能なレーザー光
    照射装置が設けられ、前記ジンバル機構は、前記振子本体をX軸回りに揺動可
    能とするX軸揺動機構と、該振子本体をY軸回りに揺動
    可能とするY軸揺動機構とを備えている レーザー墨し装
    置であって、前記Y軸揺動機構は、前記ベース部材側に設けられかつ
    Y軸上において同心状をなす軸受孔をそれぞれ有する前
    後一対の軸支持部と、その一対の軸支持部の間に配置さ
    れる揺動枠と、その揺動枠にY軸方向に貫通する状態で
    固定されるとともに前記振子本体を遊嵌状に貫通しかつ
    段付面を介して小径軸状に突出する両軸端部を有する第
    1の支軸と、その第1の支軸の両軸端部を前記一対の軸
    支持部にそれぞれ回転可能に支持する前後のベアリング
    とを備え、 前記前後のベアリングは、インナレースとアウタレース
    とを備え、 前記前後のベアリングの両インナレース内に前記第1の
    支軸の両軸端部がそれぞれ嵌入され、その両インナレー
    スに第1の支軸の両段付面がそれぞれ当接され、 前記前後の軸支持部の両軸受孔には、前記前後のベアリ
    ングの両アウタレースがそれぞれ嵌入され、 前記前後の軸支持部の両軸受孔のうち一方の軸受孔内に
    は、その軸受孔内に嵌入されたベアリングのアウタレー
    スに当接して該ベアリングを前記第1の支軸の当該段付
    面との間に位置決めするガイドパイプが圧入され、 他方の軸支持部の軸受孔内には、その軸受孔内に嵌入さ
    れたベアリングのアウタレースに当接して該ベアリング
    を前記第1の支軸の当該段付面との間に位置決めする押
    さえリングからなる与圧付与部材がねじ付けられ、 前記与圧付与部材のねじ込み量を調整することにより、
    前記前後のベアリングに対する与圧が調整可能に構成さ
    れている一方、 前記X軸揺動機構は、前記揺動枠に設けられかつX軸上
    において同心状をなす軸受孔をそれぞれ有する左右一対
    の軸支持部と、前記振子本体にX軸方向に延びる状態で
    固定されかつ段付面を介して小径軸状に突出する軸端部
    をそれぞれ有する左右一対の第2の支軸と、その両第2
    の支軸の軸端部を前記一対の軸支持部にそれぞれ回転可
    能に支持する左右のベアリングとを備え、 前記左右のベアリングは、インナレースとアウタレース
    とを備え、 前記左右のベアリングの両インナレース内に前記両第2
    の支軸の軸端部がそれぞれ嵌入され、その両インナレー
    スに両第2の支軸の段付面がそれぞれ当接され、 前記左右の軸支持部の両軸受孔には、前記左右のベアリ
    ングの両アウタレースがそれぞれ嵌入され、 前記左右の軸支持部の両軸受孔のうち一方の軸受孔内に
    は、その軸受孔内に嵌入されたベアリングのアウタレー
    スに当接して該ベアリングを当該第2の支軸の段付面と
    の間に位置決めするガイドパイプが圧入され、 他方の軸支持部の軸受孔内には、その軸受孔内に嵌入さ
    れたベアリングのアウタレースに当接して該ベアリング
    を当該第2の支軸の段付面との間に位置決めする押さえ
    リングからなる与圧付与部材がねじ付けられ、 前記与圧付与部材のねじ込み量を調整することにより、
    前記左右の両ベアリングに対する与圧が調整可能に構成
    されている ことを特徴とするレーザー墨出し装置。
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