JP3521875B2 - 歪補償回路 - Google Patents

歪補償回路

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JP3521875B2 JP2001021565A JP2001021565A JP3521875B2 JP 3521875 B2 JP3521875 B2 JP 3521875B2 JP 2001021565 A JP2001021565 A JP 2001021565A JP 2001021565 A JP2001021565 A JP 2001021565A JP 3521875 B2 JP3521875 B2 JP 3521875B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は歪補償回路に関し、
特に大きな歪み補償量を達成すると共に高速に適応制御
可能とした歪補償回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の歪補償回路は、放送や無
線通信などに使用される高周波電力増幅器の歪み特性を
中間周波数で補償する場合、たとえば、特開昭55−1
07308号公報または特開2000−261252号
公報に開示されているように、アナログの歪み補償素子
を用いて構成されている。
【0003】しかし、この従来装置は、アナログの歪み
補償素子による前置歪み特性には制限があり、増幅器の
特性に十分対応できないこと、さらには、帯域外のスペ
クトラムを歪み検出手段として用いることにより、独立
でない複数の変数を制御するため、高速に収束させるこ
とが困難であるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の歪補償
回路は、中間周波数(IF)で補償する場合には、アナ
ログの歪み補償素子を用いているため、大きな補償量で
且つ高速に収束させることができないという欠点があ
る。
【0005】本発明の目的は、このような従来の欠点を
除去するため、中間周波数の入力信号をそのキャリア周
波数の4倍波でA/D変換した後、直列に接続した線形
フィルタと非線形フィルタとを用いて、後段の電力増幅
器の線形歪みおよび非線形歪みをそれぞれ補償すること
により、大きな補償量を達成すると共に高速な適応制御
を可能とした歪補償回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の歪補償回路は、
入力信号をA/D変換したデジタル入力信号を出力する
A/D変換手段と、前記A/D変換手段に接続し、後段
で発生する線形歪みを補償する第1の歪補償手段と、前
記第1の歪補償手段に接続し、後段で発生する非線形歪
みを補償する第2の歪補償手段と、前記第2の歪補償手
段出力をD/A変換した後、周波数変換および増幅した
送信信号をアンテナに供給する送信電力増幅手段と、前
記送信信号の一部を周波数変換した後A/D変換したデ
ジタル出力信号を出力する出力歪検出手段と、前記デジ
タル入力信号および前記デジタル出力信号の差を検出
し、検出した誤差信号を最小とするように前記第1の歪
補償手段および前記第2の歪補償手段を制御する制御手
段と、より構成されていることを特徴としている。
【0007】また、前記入力信号は、中間周波数の信号
であることを特徴としている。
【0008】また、前記A/D変換手段は、前記入力信
号のキャリア周波数の4倍波をサンプリング周波数とし
て、前記入力信号を前記デジタル入力信号に変換するこ
とを特徴としている。
【0009】また、前記第1の歪補償手段は、2分岐さ
れた前記デジタル入力信号をそれぞれ入力する第1、第
2のFIRフィルタと切替器とを有し、前記第1、第2
のFIRフィルタの伝達関数と信号出力の切り替えと
が、前記制御手段により相互に制御されることを特徴と
している。
【0010】また、前記第2の歪補償手段は、前記第1
の歪補償手段出力を2分岐し、一方をヒルベルト変換し
た後2分岐して入力する第1、第2のRAMと、他方を
前記ヒルベルト変換に要する遅延を与えた後2分岐して
入力する第3、第4のRAMと、前記第1、第2のRA
Mの出力および前記第3、第4のRAMの出力のそれぞ
れの一方から出力された2つの信号を加算する加算器と
を有し、前記第1、第2のRAMおよび前記第3、第4
のRAMのそれぞれの組み合わせにおいて、伝達関数と
信号出力の切り替えとが、前記制御手段により相互に制
御されることを特徴としている。
【0011】また、前記出力歪検出手段は、前記送信信
号の一部を前記送信電力増幅手段と同じ局部発振信号に
より周波数変換した後、前記入力信号のキャリア周波数
の4倍波をサンプリング周波数として、A/D変換した
デジタル出力信号を出力することを特徴としている。
【0012】さらに、前記制御手段は、前記デジタル入
力信号および前記デジタル出力信号のそれぞれを入力す
る第1および第2のFIFOメモリと、前記第1および
第2のFIFOメモリ出力のそれぞれの信号を比較して
差異が最小となるように、前記第1の歪補償手段および
前記第2の歪補償手段を制御するプロセッサとから構成
されることを特徴としている。
【0013】また、本発明の歪補償回路は、中間周波数
である入力信号をA/D変換したデジタル入力信号を出
するA/D変換器と、前記A/D変換器に接続し、後
段で発生する線形歪みを補償する線形フィルタと、前記
線形フィルタに接続し、後段で発生する非線形歪みを補
償する非線形フィルタと、前記非線形フィルタ出力をD
/A変換した後、周波数変換および増幅した送信信号を
アンテナに供給する送信電力増幅部と、前記送信信号の
一部を周波数変換した後A/D変換したデジタル出力信
号を出力する出力歪検出部と、前記デジタル入力信号お
よび前記デジタル出力信号の差を検出し、検出した誤差
信号を最小とするように前記線形フィルタおよび前記非
線形フィルタを制御する制御部と、より構成されること
を特徴としている。
【0014】また、本発明の歪補償回路は、中間周波数
である入力信号を、前記入力信号のキャリア周波数の4
倍波をサンプリング周波数としてA/D変換するA/D
変換器と、A/D変換されたデジタル入力信号を2分岐
し、それぞれの信号を入力する第1、第2のFIRフィ
ルタの一方を出力する線形フィルタと、前記線形フィル
タ出力を2分岐し、一方をヒルベルト変換した後2分岐
して入力する第1、第2のRAMおよび、他方を前記ヒ
ルベルト変換に要する遅延を与えた後2分岐して入力す
る第3、第4のRAMのそれぞれの一方を加算して出力
する非線形フィルタと、前記非線形フィルタ出力をD/
A変換した後、周波数変換および増幅した送信信号をア
ンテナに供給する送信電力増幅部と、前記送信信号の一
部を前記送信電力増幅部と同じ局部発振信号により周波
数変換した後、前記A/D変換器と同様にしてA/D変
換したデジタル出力信号を出力する出力歪検出部と、前
記デジタル入力信号および前記デジタル出力信号の差を
検出し、検出した誤差信号を最小とするように前記線形
フィルタおよび前記非線形フィルタを制御する制御部
と、より構成されることを特徴としている。
【0015】さらに、前記制御部は、前記デジタル入力
信号および前記デジタル出力信号のそれぞれを入力する
第1および第2のFIFOメモリと、前記第1および第
2のFIFOメモリ出力のそれぞれの信号を比較して差
異が最小となるように、前記線形フィルタおよび前記非
線形フィルタの伝達関数を制御するプロセッサとを有
し、前記第1、第2のFIRフィルタの伝達関数と信号
出力の切り替えとを相互に制御するとともに、前記第
1、第2のRAMおよび前記第3、第4のRAMのそれ
ぞれの組み合わせにおいて、伝達関数と信号出力の切り
替えとを相互に制御することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の歪補償回
路の一つの実施の形態を示すブロック図である。
【0017】図1に示す本実施の形態は、入力信号をA
/D変換したデジタル入力信号を出力するA/D変換器
1と、後段で発生する線形歪みを補償する線形フィルタ
2と、後段で発生する非線形歪みを補償する非線形フィ
ルタ3と、非線形フィルタ3出力をD/A変換した後、
周波数変換および増幅した送信信号をアンテナに供給す
る送信電力増幅部4と、送信信号の一部を周波数変換し
た後A/D変換したデジタル出力信号を出力する出力歪
検出部5と、デジタル入力信号およびデジタル出力信号
の差を検出し、検出した誤差信号を最小とするように線
形フィルタ2および非線形フィルタ3の伝達関数をそれ
ぞれに制御する制御部6とより構成されている。
【0018】次に、本実施の形態の歪補償回路の動作を
図1を参照して詳細に説明する。
【0019】図1において、A/D変換器1は、図示し
ない前段の変調器から出力されたアナログ信号である中
間周波数(IF)信号を、IFキャリア周波数の4倍波
をサンプリング周波数としてデジタル信号に変換し、線
形フィルタ2と制御部6のFIFOメモリ61とに出力
する。このIFキャリア周波数の4倍波でサンプリング
することにより、FIFOメモリ61から符号の反転し
た4つの信号の繰り返し、例えば、I、Q、−I、−Q
で示されるデジタル信号を得ることができる。
【0020】線形フィルタ2は、FIRフィルタ21、
22および切替器23より構成され、このFIRフィル
タ21、22の伝達関数が電力増幅器44などで発生す
る線形歪みの逆関数となるようプロセッサ63で制御さ
れることにより線形歪みを補償する。この線形歪みは、
通過帯域内における伝達関数の周波数特性が平坦ではな
いことにより発生する歪みである。
【0021】また、線形フィルタ2は、2つのFIRフ
ィルタ21、22が並列接続され、伝達関数と信号出力
の切り替えとが相互に制御されることによって、信号の
伝達を停止させることなく円滑な適応制御を行うことが
できる。
【0022】非線形フィルタ3は、線形フィルタ2の出
力が2分岐されて、一方が遅延回路31、1組のRAM
33、34および切替器37と、他方はヒルベルト変換
器32、1組のRAM35、36および切替器38とよ
り構成され、これらのRAM33、34およびRAM3
5、36の伝達関数が電力増幅器44などで発生する非
線形歪みの逆関数となるようプロセッサ63で制御され
ることにより非線形歪みを補償する。この非線形歪み
は、入力信号の振幅によって増幅器の利得が変化する振
幅歪みと、入力信号の振幅によって増幅器の移相量が変
化する位相歪みとが存在する。そこで、非線形フィルタ
3は、A/D変換器1により変換されたデジタル信号を
2分岐し、一方の信号を振幅が同じで位相が90度異な
る位相平面上の直交成分として生成するヒルベルト変換
を行い複素非線形フィルタとして動作することにより、
振幅歪みと位相歪みとの双方を補償することができる。
【0023】また、非線形フィルタ3は、2組のRAM
33、34とRAM35、36とがそれぞれ並列接続さ
れているため、線形フィルタ2と同様に、伝達関数と信
号出力の切り替えとが相互に制御されることによって、
信号の伝達を停止させることなく円滑な適応制御を行う
ことができる。
【0024】RAM33、34およびRAM35、36
のそれぞれの一方から出力された信号は、加算器39で
合成されて送信電力増幅部4に出力される。なお、遅延
回路31は、ヒルベルト変換器32による遅延と同一の
遅延量あるいは任意のクロック分の遅延量に設定され
る。
【0025】送信電力増幅部4は、非線形フィルタ3出
力をアナログ信号に変換してアンテナから送信するた
め、D/A変換器41、ミキサ42、帯域フィルタ(B
PF)43、電力増幅器44、出力フィルタ45および
局部発振器46より構成されている。
【0026】D/A変換器41は、非線形フィルタの出
力信号をアナログのIF信号に戻す。ミキサ42は、D
/A変換器41出力のIF信号を局部発振器46の出力
と混合し所望の周波数に変換する。BPF43は、スプ
リアス成分を取り除く。電力増幅器44は、所望の電力
まで増幅する。出力フィルタ45は、帯域外の雑音を取
り除き、アンテナに出力する。
【0027】出力歪検出部5は、ミキサ51、帯域フィ
ルタ(BPF)52およびA/D変換器53より構成さ
れ、アンテナへ出力される信号の一部を、方向性結合器
(DC)で一部取り出し、局部発振器46の出力と混合
して再びIF信号に変換し、A/D変換器1と同様に、
4倍のIFキャリア周波数をサンプリング周波数として
デジタル信号に変換し、デジタル出力信号としてFIF
Oメモリ62へ出力する。
【0028】制御部6は、FIFOメモリ61、62お
よびプロセッサ63より構成され、FIFOメモリ6
1、62、すなわち先入れ先出しのメモリを介して入力
したデジタル入力信号とデジタル出力信号との差を検出
し、検出した誤差信号を最小とするように線形フィルタ
2および非線形フィルタ3の伝達関数をそれぞれに制御
する。
【0029】プロセッサ63は、FIFOメモリ61、
62から取り出される信号より、I成分とQ成分とを分
けて認識することにより、取り出された信号の差異を最
小にするため、線形フィルタ2および非線形フィルタ3
の伝達関数をそれぞれ制御し、線形歪みおよび非線形歪
みの振幅歪みと位相歪みとをそれぞれ最小にすることが
できる。
【0030】また、プロセッサ63は、RAM33、3
4、35、36としてDP−RAMを用いることによ
り、伝達関数を容易に制御することができる。このDP
−RAMは、入力されたアドレス信号からデータ信号を
出力し、たとえば、16bitの非線形フィルタは、ア
ドレスバス幅が16bitでデータバス幅が16bit
のメモリとして構成できる。
【0031】次に、歪み補償の伝達関数を制御する手順
を説明する。
【0032】まず、プロセッサ63は、非線形フィルタ
3を歪みの発生しない状態に設定した後、2つのFIF
Oメモリ61、62から得られた信号の差分(誤差信
号)を検出し、この誤差信号が最小となるように線形フ
ィルタ2、すはわちFIRフィルタ21、22の伝達関
数を決定する。この決定された伝達関数により線形フィ
ルタ2が制御された後は、電力増幅器44などで発生す
る非線形歪みだけが残る。この手順はエコーキャンセラ
などで行われる手順と同様であり、LMS(最小自乗平
均)アルゴリズムなどの既知のアルゴリズムを利用する
ことができる。
【0033】次に、プロセッサ63は、2つのFIFO
メモリ61、62から線形歪みが補償された後の誤差信
号の残留分を検出し、さらに誤差信号を最小とするよう
に複素非線形フィルタ3、すなわちRAM33、34お
よびRAM35、36の伝達関数を決定する。
【0034】このプロセッサ63は、2つのFIFOメ
モリ61、62から出力されるそれぞれの信号がA/D
変換器1あるいはA/D変換器53により、符号の反転
した4つの信号の繰り返し、例えば、I、Q、−I、−
Qで示されるデジタル信号となっているため、I成分と
Q成分とを分けて認識することにより、I成分あるいは
Q成分に対応するRAM33、34およびRAM35、
36に対して、伝達関数をそれぞれ制御することができ
る。
【0035】このようにして、線形フィルタ2による線
形歪みの補償を行った後、複素非線形フィルタ3による
残留分の非線形歪みの補償を行うことにより、線形歪み
および非線形歪み、すなわち系の歪み全体を最小化する
最適化した伝達関数を得ることができる。
【0036】また、線形フィルタ2と非線形フィルタ3
は、それぞれ伝達関数と信号出力の切り替えとが相互に
制御されるよう構成されているため、信号の伝達を停止
させることなく伝達関数を更新することができる。ま
た、ディジタル信号処理を行うことにより、精度の高い
補償を行うことができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の歪補償回
路によれば、IFキャリア周波数の4倍の周波数でサン
プリングし、FIRフィルタより成る線形フィルタと2
分岐した後一方をヒルベルト変換してRAMより成る複
素非線形フィルタとより歪補償することにより、伝達関
数の周波数特性が平坦ではないことにより発生する線形
歪みと入力信号の振幅によって増幅器の利得が変化する
振幅歪みおよび入力信号の振幅によって増幅器の移相量
が変化する位相歪みの非線形歪みとの双方を補償するこ
とができるという効果がある。
【0038】また、線形フィルタおよび非線形フィルタ
は、それぞれが並列処理する構成となっているため、信
号出力を停止させることなく伝達関数を制御することが
でき、従って、高速な適応制御ができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の歪補償回路の一つの実施の形態を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 A/D変換器 2 線形フィルタ 3 非線形フィルタ 4 送信電力増幅部 5 出力歪検出部 6 制御部 21、22 FIRフィルタ 23 切替器 31 遅延回路 32 ヒルベルト変換器 33、34、35、36 RAM 37、38 切替器 39 加算器 41 D/A変換器 42 ミキサ 43 帯域フィルタ(BPF) 44 電力増幅器 45 出力フィルタ(OPF) 46 局部発振器 51 ミキサ 52 帯域フィルタ(BPF) 53 A/D変換器 61、62 FIFOメモリ 63 プロセッサ

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号をA/D変換したデジタル入力
    信号を出力するA/D変換手段と、前記A/D変換手段
    に接続し、後段で発生する線形歪みを補償する第1の歪
    補償手段と、前記第1の歪補償手段に接続し、後段で発
    生する非線形歪みを補償する第2の歪補償手段と、前記
    第2の歪補償手段出力をD/A変換した後、周波数変換
    および増幅した送信信号をアンテナに供給する送信電力
    増幅手段と、前記送信信号の一部を周波数変換した後A
    /D変換したデジタル出力信号を出力する出力歪検出手
    段と、前記デジタル入力信号および前記デジタル出力信
    号の差を検出し、検出した誤差信号を最小とするように
    前記第1の歪補償手段および前記第2の歪補償手段を制
    御する制御手段と、より構成されていることを特徴とす
    る歪補償回路。
  2. 【請求項2】 前記入力信号は、中間周波数の信号であ
    ることを特徴とする請求項1記載の歪補償回路。
  3. 【請求項3】 前記A/D変換手段は、前記入力信号の
    キャリア周波数の4倍波をサンプリング周波数として、
    前記入力信号を前記デジタル入力信号に変換することを
    特徴とする請求項1又は2記載の歪補償回路。
  4. 【請求項4】 前記第1の歪補償手段は、2分岐された
    前記デジタル入力信号をそれぞれ入力する第1、第2の
    FIRフィルタと切替器とを有し、前記第1、第2のF
    IRフィルタの伝達関数と信号出力の切り替えとが、前
    記制御手段により相互に制御されることを特徴とする請
    求項1、2又は3記載の歪補償回路。
  5. 【請求項5】 前記第2の歪補償手段は、前記第1の歪
    補償手段出力を2分岐し、一方をヒルベルト変換した後
    2分岐して入力する第1、第2のRAMと、他方を前記
    ヒルベルト変換に要する遅延を与えた後2分岐して入力
    する第3、第4のRAMと、前記第1、第2のRAMの
    出力および前記第3、第4のRAMの出力のそれぞれの
    一方から出力された2つの信号を加算する加算器とを有
    し、前記第1、第2のRAMおよび前記第3、第4のR
    AMのそれぞれの組み合わせにおいて、伝達関数と信号
    出力の切り替えとが、前記制御手段により相互に制御さ
    れることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の歪
    補償回路。
  6. 【請求項6】 前記出力歪検出手段は、前記送信信号の
    一部を前記送信電力増幅手段と同じ局部発振信号により
    周波数変換した後、前記入力信号のキャリア周波数の4
    倍波をサンプリング周波数として、A/D変換したデジ
    タル出力信号を出力することを特徴とする請求項1、
    2、3、4又は5記載の歪補償回路。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記デジタル入力信号
    および前記デジタル出力信号のそれぞれを入力する第1
    および第2のFIFOメモリと、前記第1および第2の
    FIFOメモリ出力のそれぞれの信号を比較して差異が
    最小となるように、前記第1の歪補償手段および前記第
    2の歪補償手段を制御するプロセッサとから構成される
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載
    の歪補償回路。
  8. 【請求項8】 中間周波数である入力信号をA/D変換
    したデジタル入力信号を出力するA/D変換器と、前記
    A/D変換器に接続し、後段で発生する線形歪みを補償
    する線形フィルタと、前記線形フィルタに接続し、後段
    で発生する非線形歪みを補償する非線形フィルタと、前
    記非線形フィルタ出力をD/A変換した後、周波数変換
    および増幅した送信信号をアンテナに供給する送信電力
    増幅部と、前記送信信号の一部を周波数変換した後A/
    D変換したデジタル出力信号を出力する出力歪検出部
    と、前記デジタル入力信号および前記デジタル出力信号
    の差を検出し、検出した誤差信号を最小とするように前
    記線形フィルタおよび前記非線形フィルタを制御する制
    御部と、より構成されることを特徴とする歪補償回路。
  9. 【請求項9】 中間周波数である入力信号を、前記入力
    信号のキャリア周波数の4倍波をサンプリング周波数と
    してA/D変換するA/D変換器と、A/D変換された
    デジタル入力信号を2分岐し、それぞれの信号を入力す
    る第1、第2のFIRフィルタの一方を出力する線形フ
    ィルタと、前記線形フィルタ出力を2分岐し、一方をヒ
    ルベルト変換した後2分岐して入力する第1、第2のR
    AMおよび、他方を前記ヒルベルト変換に要する遅延を
    与えた後2分岐して入力する第3、第4のRAMのそれ
    ぞれの一方を加算して出力する非線形フィルタと、前記
    非線形フィルタ出力をD/A変換した後、周波数変換お
    よび増幅した送信信号をアンテナに供給する送信電力増
    幅部と、前記送信信号の一部を前記送信電力増幅部と同
    じ局部発振信号により周波数変換した後、前記A/D変
    換器と同様にしてA/D変換したデジタル出力信号を出
    力する出力歪検出部と、前記デジタル入力信号および前
    記デジタル出力信号の差を検出し、検出した誤差信号を
    最小とするように前記線形フィルタおよび前記非線形フ
    ィルタを制御する制御部と、より構成されることを特徴
    とする歪補償回路。
  10. 【請求項10】 前記制御部は、前記デジタル入力信号
    および前記デジタル出力信号のそれぞれを入力する第1
    および第2のFIFOメモリと、前記第1および第2の
    FIFOメモリ出力のそれぞれの信号を比較して差異が
    最小となるように、前記線形フィルタおよび前記非線形
    フィルタの伝達関数を制御するプロセッサとを有し、前
    記第1、第2のFIRフィルタの伝達関数と信号出力の
    切り替えとを相互に制御するとともに、前記第1、第2
    のRAMおよび前記第3、第4のRAMのそれぞれの組
    み合わせにおいて、伝達関数と信号出力の切り替えとを
    相互に制御することを特徴とする請求項9記載の歪補償
    回路。
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