JP3520679B2 - 燃料タンク用マウントブラケット - Google Patents

燃料タンク用マウントブラケット

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JP3520679B2
JP3520679B2 JP20710896A JP20710896A JP3520679B2 JP 3520679 B2 JP3520679 B2 JP 3520679B2 JP 20710896 A JP20710896 A JP 20710896A JP 20710896 A JP20710896 A JP 20710896A JP 3520679 B2 JP3520679 B2 JP 3520679B2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料タンク用マウ
ントブラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の燃料タンク用マウントブ
ラケットとしては、図13ないし図15や特開平5−6
5032号に記載されたものがある。即ち、図13にお
いて、11はフロアパネルであるリアフロアパネル、1
2はリアシート13(図14参照)後方に配置されリア
フロアパネル11に接合されるシートバックパネルであ
り、燃料タンク14はシートバックパネル12後方のリ
アフロアパネル11上に載置され、バンド15によって
リアフロアパネル11上に締付け固定される。
【0003】バンド15の一端には、バンドブラケット
となるピン15a(図15参照)が取り付けられてお
り、ピン15aはリアフロアパネル11上に取付けられ
た燃料タンク用マウントブラケット16に設けられたフ
ック部16aに係合する。また、バンド15の他端に
も、バンドブラケット15b(図14参照)が取り付け
られており、バンドブラケット15bはリアフロアパネ
ル11上にネジ止めされる。
【0004】燃料タンク用マウントブラケット16は、
前記フック部16aと、燃料タンク14の前面に当接す
るタンク当て面16b、16bと、タンク当て面16
b、16bの間を連結する連結部16cとを備え、連結
部16cがリアフロアパネル11上にボルトとナットで
締結されることで、リアフロアパネル11に取り付けら
れている。
【0005】上記の構成において、燃料タンク14を固
定する作業の際には、まず作業者はバンド15の他端付
近を持って、車体後方からバンド15の一端のピン15
aを燃料タンク用マウントブラケット16に係合させて
仮保持しておき、次いで燃料タンク14をリアフロアパ
ネル11上に載置した後、バンド15を車体後方から引
っ張り、ピン15aを燃料タンク用マウントブラケット
16のフック部16aに完全に係合させると共に、バン
ドの他端のブラケット15bをリアフロアパネル11上
にネジ止めする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
燃料タンク用マウントブラケット16では、リアフロア
パネル11に結合される連結部16cの幅がスポット溶
接のためのスポットガンが挿入できる程に大きくないた
め、必然的にボルト、ナットによる結合を行うよりな
く、そのため、溶接工程において燃料タンク用マウント
ブラケット16を締結取付するための工程を別途設けな
ければならず、工程の増加、及びラインの自動化の弊害
となるという問題があった。また、組立工程で車体に取
り付ける場合には、シートバックパネルやパーセルパネ
ルが障害となり、作業が極めて困難であるという問題が
ある。
【0007】また、シートバックパネル12と燃料タン
ク用マウントブラケット16は、独立してそれぞれリア
フロアパネル11に結合されており、この付近の車体剛
性を特に向上させる構造にはなっておらず、必要によっ
てはシートバックパネル12の後部にリアフロアパネル
11との間を補強する部材を別途設けなければならない
という問題があった。また、バンド15、燃料タンク1
4からの燃料タンク用マウントブラケット16への入力
をシートバックパネル12に伝達する構造になっていな
いため、力を効果的に分散させることができない、とい
う問題もあった。
【0008】さらには、燃料タンク14を固定する作業
の際に、燃料タンク用マウントブラケット16、シート
バックパネル12及びリアフロアパネル11の間の狭い
空間内に、ピン15aを移動させなければならず、しか
もその作業は車体後方から燃料タンク用マウントブラケ
ット16と離れて行わなければならないために、そのピ
ン15aをフック部16aに係合する作業が困難である
という問題があった。
【0009】本発明は、以上のような問題点に鑑みなさ
れたもので、請求項1ないし請求項1記載の発明の目
的は、溶接工程で取り付けることができ、簡単にその取
付作業を行うことができる燃料のタンク用マウントブラ
ケットを提供することである。さらに、シートバックパ
ネル付近の車体剛性を向上させることができると共に、
燃料タンク用マウントブラケットへの入力をシートバッ
クパネルに伝達することができる構造燃料タンク用マ
ウントブラケットを提供することである。
【0010】さらに、発明の目的としては、バンドの
一端に設けられたバンドブラケットをフック部に係合す
る作業が容易に行える構造の燃料タンク用マウントブラ
ケットを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の燃料タンク用マウントブラ
ケットは、シートバックパネル後方のフロアパネル上に
載置された燃料タンクを締付け固定するためのバンドの
一端に設けられたバンドブラケットが係合可能なフック
部を備えた燃料タンク用マウントブラケットにおいて、
前記燃料タンク用マウントブラケットは、フロアパネル
に当接し該フロアパネルに溶接される第1接合面と、前
記シートバックパネルに当接し該シートバックパネルに
溶接される第2接合面とを備え、該フロアパネルから前
記シートバックパネルにまで掛渡されると共に、前記フ
ック部とシートバックパネルとの間に形成され前記バン
ドブラケットをフック部まで誘導するためのガイド部を
さらに備えており、該ガイド部は、前方に向かって漸次
上方へ傾斜して、バンドブラケットを上方から受入可能
となっていることを特徴とする。
【0012】
【0013】
【0014】本発明の請求項記載のものは、請求項
記載の燃料タンク用マウントブラケットにおいて、前記
ガイド部には、前記バンドブラケットまたは前記バンド
の幅に対応した幅を有し車体前後方向に伸びてフック部
に連通する溝または孔が形成される、ことを特徴とす
る。本発明の請求項記載のものは、請求項1または2
記載の燃料タンク用マウントブラケットにおいて、前記
燃料タンク用マウントブラケットは、燃料タンク前面に
当接する第1タンク当て面と前記フック部とを有する第
1ブラケットと、前記第1ブラケットの下端部が取り付
けられ、燃料タンク前面に当接する第2タンク当て面と
前記ガイド部とを有する第2ブラケットとから構成さ
れ、第2ブラケットがさらに前記フロアパネルに溶接さ
れる前記第1接合面を備える、ことを特徴とする。
【0015】本発明の請求項記載のものは、請求項
または2記載の燃料タンク用マウントブラケットにおい
て、前記燃料タンク用マウントブラケットは、その車幅
方向略中央部で溶接されて、燃料タンク前面に当接する
タンク当て面の半分と、前記フック部の半分と、前記ガ
イド部の半分とをそれぞれ構成する2つの略左右対称の
ブラケットから構成され、各ブラケットがさらに前記第
1接合面をそれぞれ備える、ことを特徴とする。
【0016】本発明の請求項記載のものは、請求項
記載の燃料タンク用マウントブラケットにおいて、前記
2つのブラケット同士の前記タンク当て面における溶接
面をタンク当て面の一般面よりも奥まった凹設部とし
た、ことを特徴とする。本発明の請求項記載のもの
は、請求項1または2記載の燃料タンク用マウントブラ
ケットにおいて、前記燃料タンク用マウントブラケット
は、燃料タンク前面に当接するタンク当て面と該タンク
当て面の両端部から前記シートバックパネルにまで伸び
る両側面とを有するベースブラケットと、ベースブラケ
ットの前記タンク当て面の裏面に溶接されて、前記フッ
ク部を有するフックブラケットとから構成され、前記ベ
ースブラケットがさらに前記第1接合面を備える、こと
を特徴とする。
【0017】本発明の請求項記載のものは、請求項
記載の燃料タンク用マウントブラケットにおいて、前記
ベースブラケットの前記タンク当て面には、タンク当て
面の一般面よりも奥まった凹設部が形成され、該凹設部
において前記フックブラケットが溶接される、ことを特
徴とする。本発明の請求項記載のものは、請求項
たは記載の燃料タンク用マウントブラケットにおい
て、前記フックブラケットは、前記ベースブラケットの
前記両側面にも溶接される、ことを特徴とする。
【0018】本発明の請求項記載のものは、請求項1
または2記載の燃料タンク用マウントブラケットにおい
て、前記燃料タンク用マウントブラケットは、燃料タン
ク前面に当接する左右に分離された2つのタンク当て面
と、該2つのタンク当て面のそれぞれの内側端部から前
記シートバックパネルにまで伸びる2つの側面と、該側
面の上部に形成されたフック部と、該側面を連結し前記
フロアパネルに溶接される連結部とを有する一体の部材
からなり、前記連結部の後方に前記第1接合面が備えら
れる、ことを特徴とする。
【0019】本発明の請求項1記載のものは、請求項
記載の燃料タンク用マウントブラケットにおいて、前
記連結部の前部は、前方に向かって漸次上方へ傾斜する
傾斜面となっており、前記フロアパネルには該傾斜面に
当接する凸設部が形成されている、ことを特徴とする。
本発明の請求項1記載のものは、請求項または1
記載の燃料タンク用マウントブラケットにおいて、前記
連結部は、その後部において前記フロアパネルと溶接さ
れており、前記2つの側面はこの溶接部分に対応して互
いの間隔が大きくなった拡開部を備えることを特徴とす
る。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、燃料タン
ク用マウントブラケットが、その端縁部に第1接合面を
備えていることから、該第1接合面をフロアパネルに溶
接することで、燃料タンク用マウントブラケットの取付
作業を溶接工程で行うことができるので、燃料タンク用
マウントブラケットの取付を別工程で行う必要がなくな
り、従来要していた工程及び人手を削減することができ
る。
【0021】また、燃料タンク用マウントブラケット
が、シートバックパネルとフロアパネルとの間に掛渡さ
れて両者に接合されることから、シートバックパネルと
フロアパネルとの車体剛性を向上させることができると
共に、燃料タンク用マウントブラケットへの入力をシー
トバックパネルに伝達することができ、入力の分散をは
かることができる。
【0022】また、燃料タンク用マウントブラケットが
フック部とシートバックパネルとの間に形成されバンド
ブラケットをフック部まで誘導するためのガイド部を備
えることから、バンドブラケットをガイド部に沿って円
滑にフック部へ移動させることができる。
【0023】また、ガイド部がシートバックパネルに向
かって漸次上方へ傾斜していることから、バンドブラケ
ットを上方から移動させる際に、より円滑にフック部へ
と誘導させることができる。また、請求項記載の発明
によれば、請求項1に係る作用・効果の他、ガイド部に
溝を形成することにより、車体前後方向のみならず車幅
方向においてもバンドブラケットの移動方向を規制する
ことができ、より確実にフック部へ誘導することが可能
になる。
【0024】また、請求項記載の発明によれば、請求
1または2に係る作用・効果の他、燃料タンク用マウ
ントブラケットを第1ブラケットと第2ブラケットの2
つから構成することにより、燃料タンク用マウントブラ
ケットの形状の自由度が増し、第1ブラケットが第1タ
ンク当て面とフック部を有し、第2ブラケットが第2タ
ンク当て面とガイド部を有すると共に、第2ブラケット
がフロアパネルへの溶接のための第1接合面を備えるこ
とが可能になる。
【0025】また、請求項記載の発明によれば、請求
1または2に係る作用・効果の他、燃料タンク用マウ
ントブラケットを左右対称のブラケットの2つから構成
することにより、燃料タンク用マウントブラケットの形
状の自由度が増し、それぞれがタンク当て面の半分とフ
ック部の半分とガイド部の半分とを構成することができ
ると共に、各ブラケットがフロアパネルへの溶接のため
の第1接合面を備えることが可能になる。各ブラケット
は、左右対称形状をなしているので、プレス成形の工程
が共通化することができ、燃料タンク用マウントブラケ
ット製造のための製造コストが低減できる。
【0026】また、請求項記載の発明によれば、請求
1または2及び請求項に係る作用・効果の他、2つ
のブラケット同士のタンク当て面における溶接面を凹設
部としたことから、その溶接痕と燃料タンクが直接接触
することを防止でき、燃料タンクを損傷させることがな
い。また、凹設部によって、タンク当て面自体の剛性を
向上させることができる。
【0027】また、請求項記載の発明によれば、請求
項1または2に係る作用・効果の他、燃料タンク用マウ
ントブラケットをベースブラケットとフックブラケット
の2つから構成することにより、燃料タンク用マウント
ブラケットの形状の自由度が増し、フックブラケットが
フック部を有し、ベースブラケットがタンク当て面を有
すると共に、ベースブラケットがフロアパネルへの溶接
のための第1接合面を備えることが可能になる。また、
ベースブラケットがタンク当て面の両端部からシートバ
ックパネルにまで伸びる両側面を有することから、燃料
タンクからタンク当て面に入力された力を該側面を介し
てシートバックパネルに伝達することができ、タンク当
て面の前方への倒れを防ぐことができる。
【0028】また、請求項記載の発明によれば、請求
項1または2及び請求項に係る作用・効果の他、2つ
のブラケット同士がタンク当て面に形成された凹設部で
溶接されることから、その溶接痕と燃料タンクが直接接
触することを防止でき、燃料タンクを損傷させることが
ない。また、凹設部によって、タンク当て面自体の剛性
を向上させることができる。
【0029】また、請求項記載の発明によれば、請求
項1または2及び請求項またはに係る作用・効果の
他、ベースブラケットが前記両側面に溶接されることか
ら、バンドからフック部に入力される力がフックブラケ
ットを介してベースブラケットのタンク当て面及び両側
面に伝達して、さらに、フロアパネル及びシートバック
パネルに伝達するので、力を分散させることができる。
【0030】また、請求項記載の発明によれば、請求
項1または2に係る作用・効果の他、一体の部材から構
成されることから、製造コストをさらに低減させること
ができる。また、請求項1記載の発明によれば、請求
項1または2及び請求項に係る作用・効果の他、フロ
アパネルに凸設部が設けられて、燃料タンク用マウント
ブラケットの傾斜面と当接することから、バンドや燃料
タンクから入力される力を該凸設部を介して効率良くフ
ロアパネルに伝達させることができる。
【0031】また、請求項1記載の発明によれば、請
求項1または2及び請求項または1に係る作用・効
果の他、連結部に備えられた拡開部においてスポットガ
ンを挿入して溶接を行うことができるので、連結部の後
方部に備えられた第1接合面の他に連結部の後部におい
てもフロアパネルとの溶接がなされ、フロアパネルとの
接合を車体前後方向において複数箇所確保することがで
きる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。尚、図中、従来例と同一の部材は同
一の符号を付し、その説明を省略する。図1ないし図3
に本発明にかかる燃料タンク用マウントブラケットの第
1の実施の形態を示す。
【0033】図において、20は燃料タンク用マウント
ブラケットであり、第1ブラケット21と第2ブラケッ
ト22から構成される。第1ブラケット21は、燃料タ
ンク14の前面に当接するタンク当て面21a、21a
と、タンク当て面21a、21aの前方に設けられたフ
ック部21bと、2つのタンク当て面21a、21a間
を連結する連結部21cと、外両側面にそれぞれ設けら
れ第2ブラケット22に取り付けられる下端部21d
(21d)を有している。フック部21bには、前後に
それぞれ係合孔が形成されており、前方がピン仮保持位
置21e、後方が本締め位置21fとなる。
【0034】第2ブラケット22は、第1ブラケット2
1の下方に配置され、第1ブラケット21のタンク当て
面21a、21aと共に燃料タンク14の前面に当接す
るタンク当て面22aと、第1ブラケット21のフック
部21bとシートバックパネル12との間に形成される
ガイド面(ガイド部)22bと、第2ブラケット22の
後端縁部と側端縁部に設けられるリアフロアパネル11
との溶接のための第1接合面22dと、ガイド面22b
の前方に設けられるシートバックパネル12との溶接の
ための第2接合面22cと、を有している。ガイド面2
2bは、前方に向かって漸次上方へ傾斜する形状となっ
ている。
【0035】第1ブラケット21と第2ブラケット22
は、各々プレス成形された後、第1ブラケット21の下
端部21dが第2ブラケット22にスポット溶接される
ことで、予め組み付けられてブラケット20を構成して
おり、車体溶接工程において、ブラケット20は、フロ
アパネル11からシートバックパネル12にまで掛渡さ
れ、第2ブラケット22の第2接合面22cと第1接合
面22dがそれぞれシートバックパネル12とリアフロ
アパネル11に当接しスポット溶接されて、車体に取り
付けられる。従って、ブラケット20の取付作業は、溶
接工程で行うことができ、従来要していた余分な取付工
程及び人手を削減することができる。
【0036】このようにして取り付けられた燃料タンク
用マウントブラケット20にバンド15の一端のピン1
5a(図3(a)参照)を係合させる際には、ピン15
aをガイド面22bに沿ってフック部21bへと移動さ
せる。ピン15aは従来と同様に、いったん仮保持位置
21eで仮保持され、燃料タンク14をリアフロアパネ
ル11上に載置した後、バンド15を車体後方から引っ
張るとピン15aが本締め位置21fへ移動し完全に係
合される。そして、バンド15の他端のブラケット15
b(図3(b)参照)をリアフロアパネル11上にネジ
止めして、燃料タンク14が締付け固定される。
【0037】本実施の形態によれば、燃料タンク用マウ
ントブラケット20がガイド面22bを備えることか
ら、ピン15aをガイド面22bに沿って円滑にフック
部21bへ移動させることができる。特に、ガイド面2
2bは前方に向かって漸次上方へ傾斜しているため、上
方からピン15aを受け入れ易い形状となっている。従
って、操作者が燃料タンク用マウントブラケット20か
ら離れて操作しても確実にピン15aをフック部21b
に係合することができる。
【0038】また、燃料タンク用マウントブラケット2
0が、シートバックパネル12とリアフロアパネル11
との間に掛渡されて両者に接合されることから、燃料タ
ンク用マウントブラケット20が補強部材としても機能
することができ、別途補強部材を設けなくても、シート
バックパネル12とリアフロアパネル11との車体剛性
を向上させることができる。また、燃料タンク14から
の入力、バンド15からの入力をリアフロアパネル11
のみならずシートバックパネル12へと分散させること
ができる。
【0039】燃料タンク用マウントブラケット20を2
つのブラケット21、22から構成することにより、そ
れぞれをプレス成形しやすい形状にすることができると
共に、燃料タンク用マウントブラケット20の形状の自
由度が増加し、燃料タンク用マウントブラケット20を
所望の形状にすることが可能になる。図4ないし図6
は、本発明の第2の実施の形態を示しており、前実施の
形態と同一の部分は同一の符号を付している。本例の燃
料タンク用マウントブラケット20は、前形態と同様に
第1ブラケット21と第2ブラケット22から構成され
ており、第2ブラケット22のガイド面22bにはさら
に車体前後方向に伸びフック部21bへと連通する溝2
2eが形成されている。溝22eの幅W(図6参照)は
バンド15の幅に対応しており、溝22eの深さD(図
5参照)は少なくともバンド15の厚さ分以上となって
いる。
【0040】このように構成することにより、バンド1
5をガイド面22bに沿って移動させる際に、バンド1
5が溝22e内を摺動し、バンド15から側方に突出す
るピン15aが溝22e以外のガイド面22bを摺動す
ることで、バンド15及びそのピン15aの移動方向を
車体前後方向のみならず車幅方向においても規制するこ
とができ、確実にバンドブラケットをフック部21bへ
誘導することが可能になる。
【0041】但し、溝22eの幅は、バンド15に対応
した幅とする代わりにピン15aの長さとし溝22eの
深さをバンド15の厚さ以上として、バンド15及びピ
ン15aが溝22e内を摺動するように構成しても良
く、同様の効果が得られる。次に、図7及び図8は本発
明の第3の実施の形態を示しており、前実施の形態と同
一の部分は同一の符号を付している。本形態の燃料タン
ク用マウントブラケット30は、左右対称で略同一形状
をした2つの第1ブラケット31、第2ブラケット32
から構成される。各ブラケット31、32は、燃料タン
ク14の前面に当接するタンク当て面30aを半分ずつ
構成するタンク当て面31a、32aと、タンク当て面
30aの前方に設けられたフック部30bを半分ずつ構
成し仮保持位置と本締め位置のための係合孔が形成され
たフック部31b、32bと、フック部30bとシート
バックパネル12との間に形成されるガイド面(ガイド
部)30cを半分ずつ構成するガイド面31c、32c
と、をそれぞれを有している。さらに、第1ブラケット
31、第2ブラケット32は、それぞれの後端縁部と側
端縁部に設けられるリアフロアパネル11との溶接のた
めの第1接合面31d、32dと、ガイド面31c、3
2cの前方に設けられるシートバックパネル12との溶
接のための第2接合面31e、32eとを有している。
【0042】そして、第1ブラケット31と第2ブラケ
ット32は、ブラケット30の車幅方向略中央部となる
各々のタンク当て面31a、32aの互いの端部におい
て溶接されて一体のブラケット30を構成する。即ち、
互いのタンク当て面31a、32aの端部の溶接面は、
タンク当て面31a、32aの一般面よりも奥まった凹
設部31f、32fとなっており、図8に示したよう
に、この凹設部31f、32fが重なり合ってスポット
溶接される。このようにタンク当て面31a、32aの
中に凹設部31f、32fを設けることで、スポット溶
接痕が燃料タンクに接触して燃料タンクを損傷させるこ
とを防止できる。
【0043】こうして、予め組み付けられたブラケット
30は、車体溶接工程において、リアフロアパネル11
からシートバックパネル12にまで掛渡されて、各ブラ
ケット31、32の第2接合面31e、32eと第1接
合面31d、32dがそれぞれシートバックパネル12
とリアフロアパネル11に当接しスポット溶接されて、
車体に取り付けられる。これにより、ブラケット30の
取付作業は、溶接工程で行うことができ、従来要してい
た余分な取付工程及び人手を削減することができる。ま
た、ブラケット30がシートバックパネル12の補強部
材として機能をし、さらには、バンド15、燃料タンク
14からの入力をシートバックパネル12へ分散させる
こともできるようになる。
【0044】ガイド面31c、32cとの車幅方向の間
隔は、丁度バンド15の幅に対応しており、バンド15
から側方に突出するピン15aがガイド面31c、32
cを摺動し、バンド15はガイド面31c、32cの間
の隙間の中を摺動することで、バンド15及びそのピン
15aの移動方向が車体前後方向及び車幅方向において
規制されてフック部30bへと誘導される。ガイド面3
1c、32cは、第1の実施の形態と同様に前方へ向か
って漸次上方へ傾斜する形状としておけばピン15aを
受け入れ易く、ガイド性能をさらに向上させることがで
きる。
【0045】ブラケット30を第1ブラケット31と第
2ブラケット32から構成することにより、ブラケット
30の形状の自由度を増加させることができる。また、
第1ブラケット31と第2ブラケット32は絞り加工や
折曲げ加工を行ってプレス成形されるが、絞り加工の際
に、これらが左右対称であるので1つの絞り型で成形す
ることができ、従って、手間のかかる絞り工程が共通化
できるという利点がある。
【0046】また、後突時に燃料タンク14からタンク
当て面31a、32aへ大入力があった場合に、第1の
実施の形態のタンク当て面では上下の分割に対して比較
的弱い面があるが、本実施の形態では、タンク当て面3
1a、32aが上下に分割されることはなく、しかも、
タンク当て面31a、32aに凹設部31f、32fが
設けられているので、タンク当て面31a、32a自体
の強度も向上されている。
【0047】次に、図9は本発明の第4の実施の形態を
示しており、前実施の形態と同一の部分は同一の符号を
付している。本形態の燃料タンク用マウントブラケット
40は、ベースブラケット41と、フックブラケット4
2から構成される。ベースブラケット41は、燃料タン
ク前面に当接するタンク当て面41aと、タンク当て面
41aの両端部からシートバックパネル12にまで伸び
る両側面41b、41bと、ベースブラケット41の後
端縁部と側端縁部に設けられるリアフロアパネル11と
の溶接のための第1接合面41cと、両側面41bの前
方に設けられるシートバックパネル12との溶接のため
の第2接合面41dと、を有して、平面視で断面略コ字
状の形状をしている。
【0048】フックブラケット42は、仮保持位置と本
締め位置のための係合孔が形成されたフック部42a
と、フック部42aより後方に設けられた連結部42b
と、フック部42aより両側方へ延びて前記ベースブラ
ケット41の両側面41b、41bに当接する両側部4
2c、42cとを有している。このフックブラケット4
2は、前記断面略コ字状のベースブラケット41の内部
に溶接されて一体のブラケット40を構成している。即
ち、フックブラケット42の連結部42bが、ベースブ
ラケット41の前記タンク当て面41aに形成されたタ
ンク当て面41aの一般面よりも奥まった凹設部41e
の裏面に溶接され、フックブラケット42の両側部42
c、42cがベースブラケットの両側面41b、41b
の裏面にスポット溶接される。第3の実施の形態と同様
に、タンク当て面41aの中に凹設部41eを設けるこ
とで、スポット溶接痕が燃料タンクに接触して燃料タン
クを損傷させることを防止している。
【0049】こうして、予め組み付けられたブラケット
40は、車体溶接工程において、リアフロアパネル11
からシートバックパネル12にまで掛渡されて、ベース
ブラケット41の第2接合面41dと第1接合面41c
がそれぞれシートバックパネル12とリアフロアパネル
11に当接しスポット溶接されて、車体に取り付けられ
る。従って、ブラケット40の取付作業は溶接工程で行
うことができ、従来要していた余分な取付工程及び人手
を削減することができる。
【0050】ベースブラケット41は、シートバックパ
ネル12と共に閉断面を構成することになりシートバッ
クパネル12の補強部材として機能すると共に、フック
ブラケット42は、そのベースブラケット41のタンク
当て面41a及び両側面41b、41bの裏面に溶接さ
れるので、フック部42a及びタンク当て面41aから
の入力がベースブラケット41を介して、シートバック
パネル12及びリアフロアパネル11に伝達されて、入
力の分散が行われる。また、後突時に、燃料タンク14
からタンク当て面41aに大入力があったときでも、タ
ンク当て面41aからシートバックパネル12を連結す
る両側面41b、41bによって、タンク当て面41a
の前方への倒れが阻止される。
【0051】ブラケット40をベースブラケット41と
フックブラケット42から構成することによりブラケッ
ト40の形状の自由度を増加させることができると共
に、ベースブラケット41及びフックブラケット42は
手間のかかる絞り加工を要することなく折曲げ加工のみ
でプレス成形されるので、製造コストを低減させること
ができる。
【0052】尚、本形態では、バンドブラケットとなる
ピン15aをフック部42aへ誘導するガイド部は備え
ていないが、適宜、フックブラケット42の形状を変更
することによって、ガイド部を設けることも可能であ
る。図10には、本発明の第5の実施の形態であるとこ
ろの、ベースブラケット41に溶接可能なフックブラケ
ットの変形例を示す。このフックブラケット43は、ベ
ースブラケット42の両側部42c、42cが削除され
たもので、フック部43aと連結部43bを有してお
り、連結部43bのみで、ベースブラケット41にスポ
ット溶接されるものである。この例では、フック部43
aからの入力は、タンク当て面41aを介してのみ伝達
されるため、入力の分散の点では図9の例に比べて劣る
が、フックブラケット43をより簡単に製造することが
できるため、製造コストをより低減させることができ
る。
【0053】次に、図11は本発明の第6の実施の形態
を示しており、前実施の形態と同一の部分は同一の符号
を付している。本形態の燃料タンク用マウントブラケッ
ト50は、一体のパネルを折曲げ加工することにより、
構成される。即ち、ブラケット50は、燃料タンク前面
に当接する左右に分離された2つのタンク当て面50
a、50aと、2つのタンク当て面50a、50aのそ
れぞれの内側端部からシートバックパネル12にまで伸
びる2つの側面50b、50bと、側面50b、50b
の上部を切り欠くことによって仮保持位置と本締め位置
のための係合孔が形成されたフック部50c、50c
と、側面50b、50bを連結する連結部50dと、連
結部50d及びタンク当て面50a、50aに隣接して
それらの後方に設けられた第1接合面50eと、側面5
0b、50bの前方に設けられた第2接合面50f、5
0fとを有している。そして、フック部50c、50c
より前方の側面50b、50bのそれぞれの上端縁がガ
イド部50g、50gを構成している。即ち、ガイド部
50g、50gの間隔が丁度バンド15の幅に対応して
おり、バンド15が該間隔の中を摺動し、バンド15よ
り突出するピン15aがガイド部50g、50gを摺動
するため、バンド15及びそのピン15aの移動方向が
車体前後方向及び車幅方向において規制されてフック部
50cへと誘導される。このガイド部50g、50gは
前実施の形態と同様、前方に向かって漸次上方へ傾斜さ
せるとよい。
【0054】このように構成されたブラケット50は、
車体溶接工程において、リアフロアパネル11からシー
トバックパネル12にまで掛渡されて、第2接合面50
fと第1接合面50eがそれぞれシートバックパネル1
2とリアフロアパネル11に当接しスポット溶接され
て、車体に取り付けられる。同時に、ブラケット50の
連結部50dも、その後部50hにおいてリアフロアパ
ネル11とスポット溶接される。この連結部50dへの
スポットガンの挿入を可能にするべく、前記2つの側面
50b、50bはこの溶接部分に対応してそれらの後部
において互いの間隔が大きくなった拡開部50i、50
iを備えている。こうして、第1接合面50eの他に後
部50hにおいてリアフロアパネル11との溶接がなさ
れ、リアフロアパネル11との接合を車体前後方向にお
いて複数箇所確保することができる。ブラケット50の
取付作業は、溶接工程で行うことができるので、従来要
していた余分な取付工程及び人手を削減することができ
る。また、ブラケット50がシートバックパネル12の
補強部材として機能し、さらには、バンド15、燃料タ
ンク14からの入力をシートバックパネル12へ分散さ
せることもできるようになる。
【0055】また、図12に示したように、ブラケット
50の連結部50dの前部は、前方に向かって漸次上方
へ傾斜する傾斜面50jとなっており、これに対応して
本形態では、リアフロアパネル11には凸設部11aを
形成して、凸設部11aを傾斜面50jに当接させてい
る。これにより、リアフロアパネル11とブラケット5
0とが、ブラケット50の後端縁に設けられた第1接合
面50eと連結部50dの後部50hにおいてのみ接合
されているにも拘らず、燃料タンク14からの入力を傾
斜面50j及び凸設部11aを介してリアフロアパネル
11に伝達させることが可能になる。
【0056】この形態によれば、折曲げ加工のみでブラ
ケット50を構成することができ、部品点数も1つでブ
ラケット50を構成することができるので、製造コスト
を非常に低減させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す燃料タンク用マウン
トブラケットの斜視図である。
【図2】図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】バンドの端部構造を示す斜視図であり、(a)
は前端、(b)は後端の図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す燃料タンク用
マウントブラケットの斜視図である。
【図5】図4の5−5線に沿った断面図である。
【図6】図4の6−6線に沿った断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示す燃料タンク用
マウントブラケットの斜視図である。
【図8】図7の8−8線に沿った断面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態を示す燃料タンク用
マウントブラケットの斜視図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態を示す燃料タンク
用マウントブラケットの斜視図である。
【図11】本発明の第6の実施の形態を示す燃料タンク
用マウントブラケットの斜視図である。
【図12】図11の側面図である。
【図13】従来の燃料タンク用マウントブラケットを示
す斜視図である。
【図14】従来の燃料タンク用マウントブラケット周辺
を示す自動車後部の断面図である。
【図15】図13の9−9線に沿った断面図である。
【符号の説明】
11 リアフロアパネル(フロアパネル) 11a 凸設部 12 シートバックパネル 14 燃料タンク 15 バンド 15a ピン(一端のバンドブラケット) 20 燃料タンク用マウントブラケット 21 第1ブラケット 21a タンク当て面 21b フック部 21d 下端部 22 第2ブラケット 22a タンク当て面 22b ガイド面(ガイド部) 22c 第2接合面 22d 第1接合面 22e 溝 30 燃料タンク用マウントブラケット 30a タンク当て面 30b フック部 30c ガイド面(ガイド部) 31 第1ブラケット 31a タンク当て面 31b フック部 31c ガイド面 31d 第1接合面 31e 第2接合面 31f 凹設部 32 第2ブラケット 32a タンク当て面 32b フック部 32c ガイド面 32d 第1接合面 32e 第2接合面 32f 凹設部 40 燃料タンク用マウントブラケット 41 ベースブラケット 41a タンク当て面 41b 両側面 41c 第1接合面 41d 第2接合面 41e 凹設部 42 フックブラケット 42a フック部 42b 連結部 42c 両側部 43 フックブラケット 43a フック部 43b 連結部 50 燃料タンク用マウントブラケット 50a タンク当て面 50b 側面 50c フック部 50d 連結部 50e 第1接合面 50f 第2接合面 50g ガイド部 50h 連結部の後部 50i 拡開部 50j 傾斜面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−169325(JP,A) 実開 昭63−110121(JP,U) 実開 昭48−38215(JP,U) 実開 平4−7924(JP,U) 実開 平1−123929(JP,U) 実開 平3−47237(JP,U) 実開 昭61−87728(JP,U) 実開 昭59−192425(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 15/063 B62D 25/14 - 25/22

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックパネル後方のフロアパネル
    上に載置された燃料タンクを締付け固定するためのバン
    ドの一端に設けられたバンドブラケットが係合可能なフ
    ック部を備えた燃料タンク用マウントブラケットにおい
    て、 前記燃料タンク用マウントブラケットは、フロアパネル
    に当接し該フロアパネルに溶接される第1接合面と、前
    記シートバックパネルに当接し該シートバックパネルに
    溶接される第2接合面とを備え、該フロアパネルから前
    記シートバックパネルにまで掛渡されると共に、前記フ
    ック部とシートバックパネルとの間に形成され前記バン
    ドブラケットをフック部まで誘導するためのガイド部を
    さらに備えており、該ガイド部は、前方に向かって漸次
    上方へ傾斜して、バンドブラケットを上方から受入可能
    となっていることを特徴とする燃料タンク用マウントブ
    ラケット。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部には、前記バンドブラケッ
    トまたは前記バンドの幅に対応した幅を有し車体前後方
    向に伸びてフック部に連通する溝または孔が形成される
    ことを特徴とする請求項1記載の燃料タンク用マウント
    ブラケット。
  3. 【請求項3】 前記燃料タンク用マウントブラケット
    は、燃料タンク前面に当接する第1タンク当て面と前記
    フック部とを有する第1ブラケットと、前記第1ブラケ
    ットの下端部が取り付けられ、燃料タンク前面に当接す
    る第2タンク当て面と前記ガイド部とを有する第2ブラ
    ケットとから構成され、第2ブラケットがさらに前記フ
    ロアパネルに溶接される前記第1接合面を備えることを
    特徴とする請求項1または2記載の燃料タンク用マウン
    トブラケット。
  4. 【請求項4】 前記燃料タンク用マウントブラケット
    は、その車幅方向略中央部で溶接されて、燃料タンク前
    面に当接するタンク当て面の半分と、前記フック部の半
    分と、前記ガイド部の半分とをそれぞれ構成する2つの
    略左右対称のブラケットから構成され、各ブラケットが
    さらに前記第1接合面をそれぞれ備えることを特徴とす
    る請求項1または2記載の燃料タンク用マウントブラケ
    ット。
  5. 【請求項5】 前記2つのブラケット同士の前記タンク
    当て面における溶接面をタンク当て面の一般面よりも奥
    まった凹設部としたことを特徴とする請求項4記載の燃
    料タンク用マウントブラケット。
  6. 【請求項6】 前記燃料タンク用マウントブラケット
    は、燃料タンク前面に当接するタンク当て面と該タンク
    当て面の両端部から前記シートバックパネルにまで伸び
    る両側面とを有するベースブラケットと、ベースブラケ
    ットの前記タンク当て面の裏面に溶接されて、前記フッ
    ク部を有するフックブラケットとから構成され、前記ベ
    ースブラケットがさらに前記第1接合面を備えることを
    特徴とする請求項1または2記載の燃料タンク用マウン
    トブラケット。
  7. 【請求項7】前記ベースブラケットの前記タンク当て面
    には、タンク当て面の一般面よりも奥まった凹設部が形
    成され、該凹設部において前記フックブラケットが溶接
    されることを特徴とする請求項6記載の燃料タンク用マ
    ウントブラケット。
  8. 【請求項8】 前記フックブラケットは、前記ベースブ
    ラケットの前記両側面にも溶接されることを特徴とする
    請求項6または7記載の燃料タンク用マウントブラケッ
    ト。
  9. 【請求項9】 前記燃料タンク用マウントブラケット
    は、燃料タンク前面に当接する左右に分離された2つの
    タンク当て面と、該2つのタンク当て面のそれぞれの内
    側端部から前記シートバックパネルにまで伸びる2つの
    側面と、該側面の上部に形成されたフック部と、該側面
    を連結し前記フロアパネルに溶接される連結部とを有す
    る一体の部材からなり、前記連結部の後方に前記第1接
    合面が備えられることを特徴とする請求項1または2記
    載の燃料タンク用マウントブラケット。
  10. 【請求項10】 前記連結部の前部は、前方に向かって
    漸次上方へ傾斜する傾斜面となっており、前記フロアパ
    ネルには該傾斜面に当接する凸設部が形成されているこ
    とを特徴とする請求項9記載の燃料タンク用マウントブ
    ラケット。
  11. 【請求項11】 前記連結部は、その後部において前記
    フロアパネルと溶接されており、前記2つの側面はこの
    溶接部分に対応して互いの間隔が大きくなった拡開部を
    備えることを特徴とする請求項9または10記載の燃料
    タンク用マウントブラケット。
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