JP3519592B2 - 冷蔵庫の制御方法 - Google Patents
冷蔵庫の制御方法Info
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- JP3519592B2 JP3519592B2 JP2332098A JP2332098A JP3519592B2 JP 3519592 B2 JP3519592 B2 JP 3519592B2 JP 2332098 A JP2332098 A JP 2332098A JP 2332098 A JP2332098 A JP 2332098A JP 3519592 B2 JP3519592 B2 JP 3519592B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25C—PRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
- F25C2400/00—Auxiliary features or devices for producing, working or handling ice
- F25C2400/10—Refrigerator units
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2317/00—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
- F25D2317/06—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation
- F25D2317/067—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation characterised by air ducts
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- F25D2317/068—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation characterised by the fans
- F25D2317/0682—Two or more fans
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- F25D2400/00—General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
- F25D2400/30—Quick freezing
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2700/00—Means for sensing or measuring; Sensors therefor
- F25D2700/12—Sensors measuring the inside temperature
- F25D2700/121—Sensors measuring the inside temperature of particular compartments
Landscapes
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫の庫内温度
の制御方法に関するものである。
の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、冷蔵庫は、冷凍室の庫内温度
を急速に下げるため急速冷凍運転を行うことができる。
この急速冷凍運転は、ユーザーが急速冷凍スイッチを操
作すると、圧縮機を強制的に一定時間動作させて冷凍室
に冷気を送り込み、その庫内温度を急速に下げるもので
ある。
を急速に下げるため急速冷凍運転を行うことができる。
この急速冷凍運転は、ユーザーが急速冷凍スイッチを操
作すると、圧縮機を強制的に一定時間動作させて冷凍室
に冷気を送り込み、その庫内温度を急速に下げるもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
急速冷凍運転においては次のような問題点があった。
急速冷凍運転においては次のような問題点があった。
【0004】第1の問題点は、冷凍室の庫内温度がかな
り冷えているにもかかわらず、急速冷凍運転を行うと、
冷凍室へ冷気が強制的に一定時間送り込まれ、その庫内
温度が異常に低くなるという問題点があった。
り冷えているにもかかわらず、急速冷凍運転を行うと、
冷凍室へ冷気が強制的に一定時間送り込まれ、その庫内
温度が異常に低くなるという問題点があった。
【0005】第2の問題点としては、急速冷凍運転が終
了し所定時間内に急速冷凍スイッチを再度操作しても圧
縮機の運転を強制的に停止させて、連続した急速冷凍運
転ができないか、もしくは、冷却器の冷気を循環させる
冷却器用送風機だけ運転するものであったため、2度目
の急速冷凍運転の冷凍速度が遅くなるという問題点があ
った。
了し所定時間内に急速冷凍スイッチを再度操作しても圧
縮機の運転を強制的に停止させて、連続した急速冷凍運
転ができないか、もしくは、冷却器の冷気を循環させる
冷却器用送風機だけ運転するものであったため、2度目
の急速冷凍運転の冷凍速度が遅くなるという問題点があ
った。
【0006】第3の問題点として、第2の問題点で指摘
したように2度目の急速冷凍運転において圧縮機を強制
的に停止させずに連続して動作させると、冷凍サイクル
の信頼性が落ち、また、急速冷凍運転によって庫内冷え
すぎて外部キャビネットの側面に霜付いたり、扉レール
から冷気が扉に伝わり扉に霜が付くという等の問題点が
あった。
したように2度目の急速冷凍運転において圧縮機を強制
的に停止させずに連続して動作させると、冷凍サイクル
の信頼性が落ち、また、急速冷凍運転によって庫内冷え
すぎて外部キャビネットの側面に霜付いたり、扉レール
から冷気が扉に伝わり扉に霜が付くという等の問題点が
あった。
【0007】第4の問題点としては、急速冷凍運転中に
停電が発生した場合には、その停電が復帰しても、急速
冷凍運転が再度行われる場合には、最初から急速冷凍運
転がやり直され、庫内が冷えすぎる問題点があった。
停電が発生した場合には、その停電が復帰しても、急速
冷凍運転が再度行われる場合には、最初から急速冷凍運
転がやり直され、庫内が冷えすぎる問題点があった。
【0008】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、急速
冷凍運転を行った場合に冷凍室の温度が異常に低くなる
のを防止し、また、連続した急速冷凍運転が可能とな
り、更に、停電が発生した場合でも急速冷凍運転が引き
続いて行うことができる冷蔵庫の制御方法を提供する。
冷凍運転を行った場合に冷凍室の温度が異常に低くなる
のを防止し、また、連続した急速冷凍運転が可能とな
り、更に、停電が発生した場合でも急速冷凍運転が引き
続いて行うことができる冷蔵庫の制御方法を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の冷蔵
庫の制御方法は、冷却器、圧縮機、凝縮器などよりなる
冷凍サイクルと、冷却器の冷気を循環させる冷却器用送
風機と、冷凍温度帯で冷却される収納室と、収納室の内
部に設けられ、この収納室内の冷気を攪拌する攪拌用送
風機と、収納室の庫内温度を検知する温度センサと、収
納室の庫内温度を設定温度まで強制的に下げる場合に操
作される急速冷凍スイッチとよりなる冷蔵庫において、
急速冷凍スイッチがON状態になった時に、温度センサ
によって収納室の庫内温度を検知する温度検知ステップ
と、温度検知ステップにおいて検知した庫内温度が、設
定温度より高く設定された特定温度より高い場合か、ま
たは、低い場合かを判断する温度判断ステップと、温度
判断ステップにおいて庫内温度が特定温度より高いと判
断した場合には、冷却器用送風機と圧縮機と攪拌用送風
機を動作させる第1急速冷凍ステップと、温度判断ステ
ップにおいて庫内温度が特定温度より低い場合には、攪
拌用送風機のみを動作させる第2急速冷凍ステップとよ
りなるものである。
庫の制御方法は、冷却器、圧縮機、凝縮器などよりなる
冷凍サイクルと、冷却器の冷気を循環させる冷却器用送
風機と、冷凍温度帯で冷却される収納室と、収納室の内
部に設けられ、この収納室内の冷気を攪拌する攪拌用送
風機と、収納室の庫内温度を検知する温度センサと、収
納室の庫内温度を設定温度まで強制的に下げる場合に操
作される急速冷凍スイッチとよりなる冷蔵庫において、
急速冷凍スイッチがON状態になった時に、温度センサ
によって収納室の庫内温度を検知する温度検知ステップ
と、温度検知ステップにおいて検知した庫内温度が、設
定温度より高く設定された特定温度より高い場合か、ま
たは、低い場合かを判断する温度判断ステップと、温度
判断ステップにおいて庫内温度が特定温度より高いと判
断した場合には、冷却器用送風機と圧縮機と攪拌用送風
機を動作させる第1急速冷凍ステップと、温度判断ステ
ップにおいて庫内温度が特定温度より低い場合には、攪
拌用送風機のみを動作させる第2急速冷凍ステップとよ
りなるものである。
【0010】請求項2冷蔵庫の制御方法は、請求項1記
載のものにおいて、急速冷凍運転終了後所定時間内に再
度、急速冷凍スイッチがON状態になったか否かを検知
するスイッチ検知ステップと、スイッチ検知ステップに
おいて所定時間内に急速冷凍スイッチが再度ON状態に
なったことを検知した場合に、温度センサが検知した収
納室の庫内温度が特定温度より高い場合か、または、低
い場合かを判断する温度判断ステップと、温度判断ステ
ップにおいて庫内温度が特定温度より高いと判断した場
合には、冷却器用送風機と圧縮機と攪拌用送風機を動作
させる第1急速冷凍ステップと、温度判断ステップにお
いて庫内温度が特定温度より低い場合には、攪拌用送風
機のみを少なくとも連続動作させる第2急速冷凍ステッ
プとよりなるものである。
載のものにおいて、急速冷凍運転終了後所定時間内に再
度、急速冷凍スイッチがON状態になったか否かを検知
するスイッチ検知ステップと、スイッチ検知ステップに
おいて所定時間内に急速冷凍スイッチが再度ON状態に
なったことを検知した場合に、温度センサが検知した収
納室の庫内温度が特定温度より高い場合か、または、低
い場合かを判断する温度判断ステップと、温度判断ステ
ップにおいて庫内温度が特定温度より高いと判断した場
合には、冷却器用送風機と圧縮機と攪拌用送風機を動作
させる第1急速冷凍ステップと、温度判断ステップにお
いて庫内温度が特定温度より低い場合には、攪拌用送風
機のみを少なくとも連続動作させる第2急速冷凍ステッ
プとよりなるものである。
【0011】請求項3の冷蔵庫の制御方法は、請求項1
記載のものにおいて、急速冷凍運転中に電源が切断さ
れ、その切断から電源が復帰したか否かを検知する復帰
検知ステップと、復帰検知ステップにおいて電源が復帰
したことを検知した場合に、温度センサが検知した収納
室の庫内温度が特定温度より高い場合か、または、低い
場合かを判断する温度判断ステップと、温度判断ステッ
プにおいて庫内温度が特定温度より高いと判断した場合
には、冷却器用送風機と圧縮機と攪拌用送風機を動作さ
せる第1急速冷凍ステップと、温度判断ステップにおい
て庫内温度が特定温度より低い場合には、攪拌用送風機
のみを動作させる第2急速冷凍ステップとよりなるもの
である。
記載のものにおいて、急速冷凍運転中に電源が切断さ
れ、その切断から電源が復帰したか否かを検知する復帰
検知ステップと、復帰検知ステップにおいて電源が復帰
したことを検知した場合に、温度センサが検知した収納
室の庫内温度が特定温度より高い場合か、または、低い
場合かを判断する温度判断ステップと、温度判断ステッ
プにおいて庫内温度が特定温度より高いと判断した場合
には、冷却器用送風機と圧縮機と攪拌用送風機を動作さ
せる第1急速冷凍ステップと、温度判断ステップにおい
て庫内温度が特定温度より低い場合には、攪拌用送風機
のみを動作させる第2急速冷凍ステップとよりなるもの
である。
【0012】請求項1の冷蔵庫の制御方法は、収納室の
庫内温度が特定温度よりも高いと判断した場合には、冷
却器用送風機と圧縮機と攪拌用送風機を動作させて、収
納室の庫内温度を急速に下げる。
庫内温度が特定温度よりも高いと判断した場合には、冷
却器用送風機と圧縮機と攪拌用送風機を動作させて、収
納室の庫内温度を急速に下げる。
【0013】また、収納室の庫内温度が特定温度よりも
低い場合には、必要以上に冷気を送って庫内温度を低く
する必要がないため、収納室の内部に設けられた攪拌用
送風機のみを動作させて収納室内部を急速冷凍する。
低い場合には、必要以上に冷気を送って庫内温度を低く
する必要がないため、収納室の内部に設けられた攪拌用
送風機のみを動作させて収納室内部を急速冷凍する。
【0014】請求項2の冷蔵庫の制御方法は、連続して
急速冷凍運転を行う場合に、2回目以降の急速冷凍運転
においては、庫内温度が特定温度よりも高い場合には、
冷却器用送風機と圧縮機と攪拌用送風機を動作させて、
収納室の庫内温度を強制的に急速に下げる。
急速冷凍運転を行う場合に、2回目以降の急速冷凍運転
においては、庫内温度が特定温度よりも高い場合には、
冷却器用送風機と圧縮機と攪拌用送風機を動作させて、
収納室の庫内温度を強制的に急速に下げる。
【0015】また、収納室の庫内温度が特定温度よりも
低い場合には、必要以上に庫内温度を下げる必要はない
ため、攪拌用送風機のみを動作させて急速冷凍を行う。
低い場合には、必要以上に庫内温度を下げる必要はない
ため、攪拌用送風機のみを動作させて急速冷凍を行う。
【0016】請求項3の冷蔵庫の制御方法は、停電等に
よって電源が切断され、その切断から電源が復帰した場
合には、その復帰した時点の収納室の庫内温度が特定温
度よりも高い場合には、冷却器用送風機と攪拌用送風機
と圧縮機を動作させて、強制的に冷気を収納室に送り込
み急速冷凍を行う。
よって電源が切断され、その切断から電源が復帰した場
合には、その復帰した時点の収納室の庫内温度が特定温
度よりも高い場合には、冷却器用送風機と攪拌用送風機
と圧縮機を動作させて、強制的に冷気を収納室に送り込
み急速冷凍を行う。
【0017】また、復帰時に庫内温度が特定温度よりも
低い場合には、必要以上に庫内温度を下げる必要がない
ため、収納室の攪拌用送風機のみを動作させて急速冷凍
を行う。
低い場合には、必要以上に庫内温度を下げる必要がない
ため、収納室の攪拌用送風機のみを動作させて急速冷凍
を行う。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に係る冷
蔵庫10を図面を参照して説明する。
蔵庫10を図面を参照して説明する。
【0019】図2は、冷蔵庫10の斜視図であり、この
冷蔵庫10には上方から冷蔵室12、製氷室14、冷凍
室16及び野菜室18が設けられている。また、製氷室
14の右側には、庫内温度を調整することができる切換
室20が設けられている。
冷蔵庫10には上方から冷蔵室12、製氷室14、冷凍
室16及び野菜室18が設けられている。また、製氷室
14の右側には、庫内温度を調整することができる切換
室20が設けられている。
【0020】図1は、冷蔵庫10の製氷室14及び冷凍
室16の部分を示す要部縦断面図であり、図4のI−I
線に相当する断面を示したものである。図1に示すよう
に、製氷室14及び冷凍室16は1つの空間を形成して
おり、この空間の上部に製氷室14が設けられ、下部に
冷凍室16が設けられている。
室16の部分を示す要部縦断面図であり、図4のI−I
線に相当する断面を示したものである。図1に示すよう
に、製氷室14及び冷凍室16は1つの空間を形成して
おり、この空間の上部に製氷室14が設けられ、下部に
冷凍室16が設けられている。
【0021】製氷室14内には、製氷用容器である貯氷
箱28が配され、貯氷箱28の上方に製氷皿30が設け
られている。この貯氷箱28は、図示しない引出しレー
ルに載せられており、このレールが製氷室扉24に取付
けられて、図3に示すように、製氷室扉24を前方に引
くことにより、製氷室14から引出される構造になって
いる。
箱28が配され、貯氷箱28の上方に製氷皿30が設け
られている。この貯氷箱28は、図示しない引出しレー
ルに載せられており、このレールが製氷室扉24に取付
けられて、図3に示すように、製氷室扉24を前方に引
くことにより、製氷室14から引出される構造になって
いる。
【0022】冷凍室16内には、冷凍室用容器である冷
凍ボックス32が上下2段に配されており、この冷凍ボ
ックス32も、貯氷箱28と同様に図示しない引出しレ
ールに載せられて、冷凍室扉26を前方に引くことによ
り、冷凍室16から引出される構造になっている。
凍ボックス32が上下2段に配されており、この冷凍ボ
ックス32も、貯氷箱28と同様に図示しない引出しレ
ールに載せられて、冷凍室扉26を前方に引くことによ
り、冷凍室16から引出される構造になっている。
【0023】図1に示すように、冷凍室16の後方には
冷却器34が配されており、この冷却器34の上方に、
冷却器34からの冷気を冷凍室16及び製氷室14に送
風するための冷却器用送風機36が配されている。
冷却器34が配されており、この冷却器34の上方に、
冷却器34からの冷気を冷凍室16及び製氷室14に送
風するための冷却器用送風機36が配されている。
【0024】冷却器34の前面は冷却器カバー38で覆
われている。この冷却器カバー38は、前カバー38a
と後カバー38bを組合せてなるものであり、その内部
が冷却器用送風機36からの冷気を冷凍室16及び製氷
室14に導くためのダクト39となっている。なお、前
カバー38aの前面が冷凍室16及び製氷室14の背面
に相当する。
われている。この冷却器カバー38は、前カバー38a
と後カバー38bを組合せてなるものであり、その内部
が冷却器用送風機36からの冷気を冷凍室16及び製氷
室14に導くためのダクト39となっている。なお、前
カバー38aの前面が冷凍室16及び製氷室14の背面
に相当する。
【0025】この冷却器カバー38は、図4及び図5に
示すように、冷凍室16の背面側では、横幅が広く形成
されているが、製氷室14の部分においてはその上部の
横幅がくびれて細く形成されている。そして、このくび
れ部分の位置に冷却器用送風機36が設けられ、横幅が
広い部分に冷却器34が配されている。
示すように、冷凍室16の背面側では、横幅が広く形成
されているが、製氷室14の部分においてはその上部の
横幅がくびれて細く形成されている。そして、このくび
れ部分の位置に冷却器用送風機36が設けられ、横幅が
広い部分に冷却器34が配されている。
【0026】冷却器用送風機36は、図7に示すよう
に、冷却器カバー38の後方に配されている。詳細に
は、冷却器カバー38の後カバー38bにベルマウス形
状の吸込み用開口40が設けられており、この開口40
にファン36aが配されている。このファン36aを駆
動させるモータ36bは、ケース体36c内に収納され
て、このケース体36cを後カバー38bの開口40縁
部から後方に突設された位置決めボス部40aにネジ止
めすることにより取付けられている。このようにモータ
36bをケース体36cに収納し、ファン36a、モー
タ36b及びケース体36cを一体化して冷却器カバー
38に取付けるよう構成することにより、モータの前カ
バーが冷却器カバーと一体化されていた従来の構造に対
して、ファン36aの取換えを容易に行なうことができ
る。
に、冷却器カバー38の後方に配されている。詳細に
は、冷却器カバー38の後カバー38bにベルマウス形
状の吸込み用開口40が設けられており、この開口40
にファン36aが配されている。このファン36aを駆
動させるモータ36bは、ケース体36c内に収納され
て、このケース体36cを後カバー38bの開口40縁
部から後方に突設された位置決めボス部40aにネジ止
めすることにより取付けられている。このようにモータ
36bをケース体36cに収納し、ファン36a、モー
タ36b及びケース体36cを一体化して冷却器カバー
38に取付けるよう構成することにより、モータの前カ
バーが冷却器カバーと一体化されていた従来の構造に対
して、ファン36aの取換えを容易に行なうことができ
る。
【0027】上記ケース体36cは、セルフヒンジ42
を介して開閉可能な一体品として構成されている。ま
た、冷却器34から冷却器カバー38内に冷気を吹込む
ための通路となるケース体36c前面の周縁部44が、
冷気を導きやすいように面取り、即ち斜めに傾斜して形
成されている。
を介して開閉可能な一体品として構成されている。ま
た、冷却器34から冷却器カバー38内に冷気を吹込む
ための通路となるケース体36c前面の周縁部44が、
冷気を導きやすいように面取り、即ち斜めに傾斜して形
成されている。
【0028】上記ファン36aにより冷却器カバー38
内のダクト39に吹込まれた冷気が、ダクト39全体に
良好に分配されるように、前カバー38aは、ファン3
6aの前面と相対する箇所において、後方に向って円錐
状に突出した形状に形成されている。すなわち、ファン
36aと前カバー38aとの間のクリアランスが、ファ
ン36aの回転軸36dに向って徐々に狭くなるよう
に、前カバー38aには円錐状部44が形成されてい
る。
内のダクト39に吹込まれた冷気が、ダクト39全体に
良好に分配されるように、前カバー38aは、ファン3
6aの前面と相対する箇所において、後方に向って円錐
状に突出した形状に形成されている。すなわち、ファン
36aと前カバー38aとの間のクリアランスが、ファ
ン36aの回転軸36dに向って徐々に狭くなるよう
に、前カバー38aには円錐状部44が形成されてい
る。
【0029】また、上記円錐状部44は、ファン36a
の回転軸36dの前端部が位置する頂部が、前方に向っ
て陥没する凹部44aとして形成されている。この凹部
44aは、ファン36aのボス部の径と略同一径に形成
されている。かかる凹部44aにより、回転軸36dの
突出寸法を考慮することなく、ファン36aと前カバー
38aとの間のクリアランスを狭めて送風効率を高める
ことができる。
の回転軸36dの前端部が位置する頂部が、前方に向っ
て陥没する凹部44aとして形成されている。この凹部
44aは、ファン36aのボス部の径と略同一径に形成
されている。かかる凹部44aにより、回転軸36dの
突出寸法を考慮することなく、ファン36aと前カバー
38aとの間のクリアランスを狭めて送風効率を高める
ことができる。
【0030】図4及び図5に示すように、冷却器カバー
38の前カバー38aには、複数の冷気吹出口46,4
8a,48b,48cが設けられている。
38の前カバー38aには、複数の冷気吹出口46,4
8a,48b,48cが設けられている。
【0031】すなわち、冷却器用送風機36による冷気
を製氷室14側に吹出す第1吹出口46が、前カバー3
8aの上部に設けられている。また、冷気を冷凍室16
側に吹出すための第2,第3及び第4の吹出口48a,
48b,48cが、前カバー38aの上記くびれ部分の
側部、前カバー38aのやや下部、前カバー38aの下
端部に、それぞれ複数設けられている。
を製氷室14側に吹出す第1吹出口46が、前カバー3
8aの上部に設けられている。また、冷気を冷凍室16
側に吹出すための第2,第3及び第4の吹出口48a,
48b,48cが、前カバー38aの上記くびれ部分の
側部、前カバー38aのやや下部、前カバー38aの下
端部に、それぞれ複数設けられている。
【0032】また、図5及び図7に示すように、冷却器
カバー38の後カバー38bの上端部には冷蔵室12及
び切替室20に冷気を導くための開口50が形成されて
いる。
カバー38の後カバー38bの上端部には冷蔵室12及
び切替室20に冷気を導くための開口50が形成されて
いる。
【0033】ここで、製氷室14に配されている製氷機
の構成について説明する。
の構成について説明する。
【0034】図1及び図3に示すように、冷蔵室12の
底部左側には、製氷皿30に水を供給する水タンク52
が配されている。
底部左側には、製氷皿30に水を供給する水タンク52
が配されている。
【0035】製氷室14の天井部には製氷機を構成する
皿支持装置53が設けられ、その後面には後方に向って
延びる細長い矩形状の製氷皿30が回転自在に配されて
いる。水タンク52から給水管54を介して製氷皿30
に所定量の水が供給される。また、皿支持装置53の後
面下部には、回転自在に氷検知レバー55が貯氷箱28
に進入退出可能に設けられている。この製氷皿30及び
氷検知レバー55の下方に氷を貯めるための貯氷箱28
が配されている。
皿支持装置53が設けられ、その後面には後方に向って
延びる細長い矩形状の製氷皿30が回転自在に配されて
いる。水タンク52から給水管54を介して製氷皿30
に所定量の水が供給される。また、皿支持装置53の後
面下部には、回転自在に氷検知レバー55が貯氷箱28
に進入退出可能に設けられている。この製氷皿30及び
氷検知レバー55の下方に氷を貯めるための貯氷箱28
が配されている。
【0036】製氷皿30で凍結した氷は、皿支持装置5
3によって製氷皿30がひねるように回転して、その内
部の氷が貯氷箱28に落下する構造となっている。そし
て、貯氷箱28の内部に氷がある場合には、この氷によ
って氷検知レバー55が押し上げられて、氷があること
を検知することができる。これに対し、貯氷箱28の内
部に氷がない場合には、氷検知レバー55が貯氷箱28
の底部まで垂れ下がるため氷がないことを検知すること
ができる。
3によって製氷皿30がひねるように回転して、その内
部の氷が貯氷箱28に落下する構造となっている。そし
て、貯氷箱28の内部に氷がある場合には、この氷によ
って氷検知レバー55が押し上げられて、氷があること
を検知することができる。これに対し、貯氷箱28の内
部に氷がない場合には、氷検知レバー55が貯氷箱28
の底部まで垂れ下がるため氷がないことを検知すること
ができる。
【0037】次に、製氷室14及び冷凍室16内の冷気
を撹拌するための構成について説明する。
を撹拌するための構成について説明する。
【0038】図1に示すように、製氷室14の貯氷箱2
8と冷却器カバー38の間のデッドスペース56には、
製氷室14及び冷凍室16内の冷気を撹拌する撹拌用送
風機60のファン(以下、撹拌ファン)60aが配され
ている。この撹拌ファン60aは、冷却器用送風機36
からの冷気の影響を直接受けないような位置に配されて
いる。すなわち、撹拌ファン60aは、冷却器カバー3
8の冷気吹出口46,48の前面には配されておらず、
室14,16内の冷気を独立に撹拌できるように、冷気
吹出口46,48の前面からずれた位置に配されてい
る。これは、後述するように撹拌ファン60aは通常、
常に回転させるものであるため、冷却器34の除霜時
に、冷気吹出口46,48から比較的暖かい空気が室1
4,16内に吸込まれるのを防ぐためである。
8と冷却器カバー38の間のデッドスペース56には、
製氷室14及び冷凍室16内の冷気を撹拌する撹拌用送
風機60のファン(以下、撹拌ファン)60aが配され
ている。この撹拌ファン60aは、冷却器用送風機36
からの冷気の影響を直接受けないような位置に配されて
いる。すなわち、撹拌ファン60aは、冷却器カバー3
8の冷気吹出口46,48の前面には配されておらず、
室14,16内の冷気を独立に撹拌できるように、冷気
吹出口46,48の前面からずれた位置に配されてい
る。これは、後述するように撹拌ファン60aは通常、
常に回転させるものであるため、冷却器34の除霜時
に、冷気吹出口46,48から比較的暖かい空気が室1
4,16内に吸込まれるのを防ぐためである。
【0039】この撹拌ファン60aを回転させるモータ
60bは、図7に示すように、冷却器カバー38の前カ
バー38aに形成された凹部62内に配されて、その前
面がモータカバー64で塞がれている。このモータ60
bは、撹拌ファン60aの回転速度を変化させることが
できるようにインバータ制御されている。
60bは、図7に示すように、冷却器カバー38の前カ
バー38aに形成された凹部62内に配されて、その前
面がモータカバー64で塞がれている。このモータ60
bは、撹拌ファン60aの回転速度を変化させることが
できるようにインバータ制御されている。
【0040】また、上記デッドスペース56には、撹拌
ファン60aの吹出す冷気を製氷室14及び冷凍室16
の所定の箇所に向けて吹出すための専用ダクト66が設
けられている。この専用ダクト66は、図6に示すよう
に、冷却器カバー38の前カバー38aの前面に、撹拌
ファン60aの配設位置を覆うように取付けられてい
る。
ファン60aの吹出す冷気を製氷室14及び冷凍室16
の所定の箇所に向けて吹出すための専用ダクト66が設
けられている。この専用ダクト66は、図6に示すよう
に、冷却器カバー38の前カバー38aの前面に、撹拌
ファン60aの配設位置を覆うように取付けられてい
る。
【0041】専用ダクト66は、ベルマウス形状の開口
部68を有するベルマウス部70と、このベルマウス部
70の前面に組付けられてベルマウス部70との間に冷
気流路を形成する前ダクト部72とよりなる分割式のダ
クトである(図6参照)。
部68を有するベルマウス部70と、このベルマウス部
70の前面に組付けられてベルマウス部70との間に冷
気流路を形成する前ダクト部72とよりなる分割式のダ
クトである(図6参照)。
【0042】図7に示すように、ベルマウス部70の開
口部68に撹拌ファン60aが配されている。撹拌ファ
ン60aの背面と冷却器カバー38の前面との間には空
隙が設けられており、これにより製氷室14及び冷凍室
16の冷気が専用ダクト66内に吸込まれるようになっ
ている。
口部68に撹拌ファン60aが配されている。撹拌ファ
ン60aの背面と冷却器カバー38の前面との間には空
隙が設けられており、これにより製氷室14及び冷凍室
16の冷気が専用ダクト66内に吸込まれるようになっ
ている。
【0043】専用ダクト66は、その上端部の前面側
に、製氷室14の製氷皿30に冷気を吹出すための製氷
用開口74,75を有し、また、その下端部に、前方か
つ下方に傾斜しながらスカート状に拡がり、冷凍室16
の上段の冷凍ボックス32内に冷気を吹出すための冷凍
用開口76を有する。
に、製氷室14の製氷皿30に冷気を吹出すための製氷
用開口74,75を有し、また、その下端部に、前方か
つ下方に傾斜しながらスカート状に拡がり、冷凍室16
の上段の冷凍ボックス32内に冷気を吹出すための冷凍
用開口76を有する。
【0044】製氷用開口74,75は、図8〜10に示
すように、製氷皿30に対しその後方から冷気を吹出す
第1開口74と、製氷皿30の上方に配された製氷皿ダ
クト78に接続される第2開口75とよりなる。
すように、製氷皿30に対しその後方から冷気を吹出す
第1開口74と、製氷皿30の上方に配された製氷皿ダ
クト78に接続される第2開口75とよりなる。
【0045】詳細には、製氷皿30の上方には皿支持装
置53と一体的に製氷カバー80が設けられており、製
氷皿30の上方に対応した製氷カバー80の部分は第1
開口74からの冷気を製氷皿30の上面に供給する開口
部81が形成されている。
置53と一体的に製氷カバー80が設けられており、製
氷皿30の上方に対応した製氷カバー80の部分は第1
開口74からの冷気を製氷皿30の上面に供給する開口
部81が形成されている。
【0046】また、製氷皿30の斜め上方の部分に対応
する製氷カバー80の一方の側部は断面円弧状に形成さ
れており、この円弧状の側部に冷気案内口82が開口さ
れている。そして、この冷気案内口82を覆設する形で
断面を略L型としたカバー体83が配されて、その内側
が製氷皿ダクト78として構成されている。すなわち、
この製氷皿ダクト78は、製氷皿30の上方側部を前後
方向に延びて形成されており、その製氷皿30側の側面
にダクト78の長手方向に延びる冷気案内口82が形成
されている。
する製氷カバー80の一方の側部は断面円弧状に形成さ
れており、この円弧状の側部に冷気案内口82が開口さ
れている。そして、この冷気案内口82を覆設する形で
断面を略L型としたカバー体83が配されて、その内側
が製氷皿ダクト78として構成されている。すなわち、
この製氷皿ダクト78は、製氷皿30の上方側部を前後
方向に延びて形成されており、その製氷皿30側の側面
にダクト78の長手方向に延びる冷気案内口82が形成
されている。
【0047】そして、上記第1開口74が製氷カバー8
0の上記開口部81の後方に配されて、製氷皿30の上
面に冷気を後方から吹付けるようになっており、上記第
2開口75が製氷皿ダクト78の後端部に接続されて、
製氷皿30の上面に冷気を側方から吹付けようになって
いる。
0の上記開口部81の後方に配されて、製氷皿30の上
面に冷気を後方から吹付けるようになっており、上記第
2開口75が製氷皿ダクト78の後端部に接続されて、
製氷皿30の上面に冷気を側方から吹付けようになって
いる。
【0048】一方、専用ダクト66の冷凍用開口76
は、製氷室14と冷凍室16との間の仕切り部分である
デッドスペース84、即ち冷凍室扉26と製氷室扉24
のガスケットを吸着するための仕切り体85の後方の空
間に設けている。
は、製氷室14と冷凍室16との間の仕切り部分である
デッドスペース84、即ち冷凍室扉26と製氷室扉24
のガスケットを吸着するための仕切り体85の後方の空
間に設けている。
【0049】なお、撹拌ファン60aにより遠い方の冷
凍用開口76の開口面積は、撹拌ファン60aから近い
製氷用開口74,75の開口総面積よりも大きく設定さ
れており、これにより、冷凍用開口76にも冷気が良好
に分配されるようにしている。
凍用開口76の開口面積は、撹拌ファン60aから近い
製氷用開口74,75の開口総面積よりも大きく設定さ
れており、これにより、冷凍用開口76にも冷気が良好
に分配されるようにしている。
【0050】次に、この冷蔵庫の作用効果について説明
する。
する。
【0051】撹拌用送風機60は、冷却器用送風機36
とは独立に制御されており、通常は、ある一定の回転数
(例えば1500rpm)で常に撹拌ファン60aを回
転させる。このように撹拌ファン60aを回転させるこ
とにより、図1に示すように、製氷室14及び冷凍室1
6内の冷気が撹拌される。そのため、この撹拌された冷
気によって製氷・冷凍時間を短縮することができる。急
速冷凍や急速製氷を行なう場合には、撹拌ファン60a
の回転数を上げて(例えば3000rpm)、冷気の循
環を速くすることにより冷却効果が高まり、さらに製氷
・冷凍時間を短縮することができる。
とは独立に制御されており、通常は、ある一定の回転数
(例えば1500rpm)で常に撹拌ファン60aを回
転させる。このように撹拌ファン60aを回転させるこ
とにより、図1に示すように、製氷室14及び冷凍室1
6内の冷気が撹拌される。そのため、この撹拌された冷
気によって製氷・冷凍時間を短縮することができる。急
速冷凍や急速製氷を行なう場合には、撹拌ファン60a
の回転数を上げて(例えば3000rpm)、冷気の循
環を速くすることにより冷却効果が高まり、さらに製氷
・冷凍時間を短縮することができる。
【0052】この実施例では、特に専用ダクト66を設
けているので、図7に示すように、撹拌ファン60aの
回転により、製氷室14及び冷凍室16内の冷気が、ベ
ルマウス部70の開口部68からダクト66内に吸込ま
れる。この吸込まれた冷気は、専用ダクト66内で上下
に分配される。この分配された冷気の一方は、冷凍用開
口76から冷凍室16の上段の冷凍ボックス32内に送
り込まれる。分配された冷気の他方は、製氷用開口7
4,75から吹出されて、製氷皿30の上面に対しその
後方及び側方から送風される。
けているので、図7に示すように、撹拌ファン60aの
回転により、製氷室14及び冷凍室16内の冷気が、ベ
ルマウス部70の開口部68からダクト66内に吸込ま
れる。この吸込まれた冷気は、専用ダクト66内で上下
に分配される。この分配された冷気の一方は、冷凍用開
口76から冷凍室16の上段の冷凍ボックス32内に送
り込まれる。分配された冷気の他方は、製氷用開口7
4,75から吹出されて、製氷皿30の上面に対しその
後方及び側方から送風される。
【0053】このように専用ダクト66を設けたこと
で、撹拌ファン60aからの冷気を、製氷皿30及び冷
凍ボックス32に対して特定して吹出させることができ
るので、製氷・冷凍時間を大幅に短くすることができ
る。
で、撹拌ファン60aからの冷気を、製氷皿30及び冷
凍ボックス32に対して特定して吹出させることができ
るので、製氷・冷凍時間を大幅に短くすることができ
る。
【0054】また、撹拌ファン60a及び専用ダクト6
6は、従来利用されていなかったデッドスペース56,
84に配設しているので、空間の有効利用ができるとと
もに、庫内の容量を減少させることもない。
6は、従来利用されていなかったデッドスペース56,
84に配設しているので、空間の有効利用ができるとと
もに、庫内の容量を減少させることもない。
【0055】また、1つの撹拌用送風機60により製氷
室14及び冷凍室16の2つの部分を冷却することがで
きる。しかも、撹拌用送風機60により製氷室14及び
冷凍室16の空間の全体が撹拌されるので、冷却器カバ
ー38の前面側の着霜の成長を防止できる。
室14及び冷凍室16の2つの部分を冷却することがで
きる。しかも、撹拌用送風機60により製氷室14及び
冷凍室16の空間の全体が撹拌されるので、冷却器カバ
ー38の前面側の着霜の成長を防止できる。
【0056】次に、上記構成の冷蔵庫10における電気
系統の構成を図11のブロック図に基づいて説明する。
系統の構成を図11のブロック図に基づいて説明する。
【0057】この冷蔵庫10の制御を行う制御装置50
0は、マイクロコンピュータよりなり、冷蔵庫10のキ
ャビネット背面上部に設けられている。
0は、マイクロコンピュータよりなり、冷蔵庫10のキ
ャビネット背面上部に設けられている。
【0058】この制御装置500には、圧縮機502、
攪拌用送風機60、熱用送風機506、冷却器用送風機
36の各モータが接続されている。これら各モータは、
インバータで回転数が制御できるDCブラシレスモータ
となっている。また、制御装置500には、冷凍室16
に設けられた温度センサ510が接続され、また、冷蔵
室12扉の前面に設けられた急速冷凍スイッチ512が
接続されている。さらに、この制御装置500には、所
定の時間を積算できる時間積算タイマー(以下、単にタ
イマーという)514が接続されている。なお、放熱用
送風機506は、圧縮機502の近傍に設けられてお
り、圧縮機502に空気を送り込んで、圧縮機502を
冷却するものである。
攪拌用送風機60、熱用送風機506、冷却器用送風機
36の各モータが接続されている。これら各モータは、
インバータで回転数が制御できるDCブラシレスモータ
となっている。また、制御装置500には、冷凍室16
に設けられた温度センサ510が接続され、また、冷蔵
室12扉の前面に設けられた急速冷凍スイッチ512が
接続されている。さらに、この制御装置500には、所
定の時間を積算できる時間積算タイマー(以下、単にタ
イマーという)514が接続されている。なお、放熱用
送風機506は、圧縮機502の近傍に設けられてお
り、圧縮機502に空気を送り込んで、圧縮機502を
冷却するものである。
【0059】以下、この制御装置500の制御によっ
て、急速冷凍を行う場合の制御方法を、3種類説明す
る。
て、急速冷凍を行う場合の制御方法を、3種類説明す
る。
【0060】(第1の制御方法)第1の制御方法につい
て、図12のフローチャートに基づいて説明する。
て、図12のフローチャートに基づいて説明する。
【0061】第1の制御方法は、通常の急速冷凍運転に
おける制御方法である。
おける制御方法である。
【0062】ステップ1において、冷蔵庫10は通常の
運転を行っている。
運転を行っている。
【0063】ステップ2において、急速冷凍スイッチ5
02がON状態になったか否かを検知し、ON状態にな
っていなければステップa1の通常運転を続け、ON状
態になっていればステップa3に進む。
02がON状態になったか否かを検知し、ON状態にな
っていなければステップa1の通常運転を続け、ON状
態になっていればステップa3に進む。
【0064】ステップa3において、温度センサ510
によって、冷凍室温度を検知し、この冷凍室温度が特定
温度t1(例えば、−28℃)より高いか低いかを判断
し、特定温度よりも高い場合にはステップa4に進み、
低い場合にはa6に進む。
によって、冷凍室温度を検知し、この冷凍室温度が特定
温度t1(例えば、−28℃)より高いか低いかを判断
し、特定温度よりも高い場合にはステップa4に進み、
低い場合にはa6に進む。
【0065】ステップa4において、攪拌用送風機6
0、冷却器用送風機36、圧縮機502を同時に運転さ
せて、−30℃まで下げるように急速冷凍運転を行う。
すなわち、圧縮機502と冷却器用送風機36を動作さ
せることによって、冷気が冷凍室16内部に送られ、庫
内温度が急速に下がることとなる。−30℃まで下がる
と、冷却器用送風機36、圧縮機502を停止させ、攪
拌用送風機60のみを連続運転させて庫内温度を−30
℃付近に維持する。そして、この動作開始時点から、タ
イマー514が積算時間の計測を開始する。そして、ス
テップa5に進む。
0、冷却器用送風機36、圧縮機502を同時に運転さ
せて、−30℃まで下げるように急速冷凍運転を行う。
すなわち、圧縮機502と冷却器用送風機36を動作さ
せることによって、冷気が冷凍室16内部に送られ、庫
内温度が急速に下がることとなる。−30℃まで下がる
と、冷却器用送風機36、圧縮機502を停止させ、攪
拌用送風機60のみを連続運転させて庫内温度を−30
℃付近に維持する。そして、この動作開始時点から、タ
イマー514が積算時間の計測を開始する。そして、ス
テップa5に進む。
【0066】ステップa5において、タイマー514が
計測している積算時間がT1(例えば、150分)を経
過したか否かを計測し、積算時間がT1を越えた場合に
は、急速冷凍を終了して通常の運転に戻る。また、積算
時間がT1に到達していない場合には、ステップa4の
動作を続ける。
計測している積算時間がT1(例えば、150分)を経
過したか否かを計測し、積算時間がT1を越えた場合に
は、急速冷凍を終了して通常の運転に戻る。また、積算
時間がT1に到達していない場合には、ステップa4の
動作を続ける。
【0067】一方、ステップa6においては、冷凍室温
度がt1より低いために、必要以上に冷凍室16の温度
を下げる必要がないため、攪拌用送風機60のみを運転
させる。そして、この運転時よりタイマー514が積算
時間の計測を開始する。そして、ステップa7に進む。
度がt1より低いために、必要以上に冷凍室16の温度
を下げる必要がないため、攪拌用送風機60のみを運転
させる。そして、この運転時よりタイマー514が積算
時間の計測を開始する。そして、ステップa7に進む。
【0068】ステップa7において、冷凍室温度が特定
温度t1より高いか否かを判断し、冷凍室温度が特定温
度t1より高ければ冷気を送り込んで冷やす必要がある
ため、ステップa4に進む。また、冷凍室温度が特定温
度t1より低い場合には、攪拌用送風機60だけの運転
を続けて、ステップa8に進む。
温度t1より高いか否かを判断し、冷凍室温度が特定温
度t1より高ければ冷気を送り込んで冷やす必要がある
ため、ステップa4に進む。また、冷凍室温度が特定温
度t1より低い場合には、攪拌用送風機60だけの運転
を続けて、ステップa8に進む。
【0069】ステップa8において、タイマー514の
積算時間がT1を経過した場合には急速冷凍を終了し
て、通常運転に戻る。また、積算時間がT1に到達して
いない場合には、ステップa6に戻って攪拌用送風機6
0の運転だけを続ける。
積算時間がT1を経過した場合には急速冷凍を終了し
て、通常運転に戻る。また、積算時間がT1に到達して
いない場合には、ステップa6に戻って攪拌用送風機6
0の運転だけを続ける。
【0070】以上のように、第1の制御方法であると、
冷凍室16の庫内温度が特定温度t1より高い場合に
は、圧縮機502、攪拌用送風機60、冷却器用送風機
36を動作させて強制的に冷凍室16に冷気を送り込ん
で、その内部を急速冷凍する。また、冷凍室温度が特定
温度t1より低い場合には、必要以上に冷気を送り込ん
で庫内温度を下げる必要がないため、攪拌用送風機60
だけを動作させて、冷凍室16内部の冷気を撹拌するだ
けで充分に急速冷凍の目的を達成することができる。そ
のため、冷凍室16の庫内温度が必要以上に低くなっ
て、冷凍サイクルの信頼性が向上し、外部キャビネット
に霜付き等が発生することがない。
冷凍室16の庫内温度が特定温度t1より高い場合に
は、圧縮機502、攪拌用送風機60、冷却器用送風機
36を動作させて強制的に冷凍室16に冷気を送り込ん
で、その内部を急速冷凍する。また、冷凍室温度が特定
温度t1より低い場合には、必要以上に冷気を送り込ん
で庫内温度を下げる必要がないため、攪拌用送風機60
だけを動作させて、冷凍室16内部の冷気を撹拌するだ
けで充分に急速冷凍の目的を達成することができる。そ
のため、冷凍室16の庫内温度が必要以上に低くなっ
て、冷凍サイクルの信頼性が向上し、外部キャビネット
に霜付き等が発生することがない。
【0071】(第2の制御方法)第2の制御方法につい
て図13のフローチャートに基づいて説明する。
て図13のフローチャートに基づいて説明する。
【0072】この第2の制御方法は、連続して急速冷凍
スイッチ512が操作された場合の制御方法である。
スイッチ512が操作された場合の制御方法である。
【0073】ステップb1において、通常運転が行われ
ておりステップb2に進む。
ておりステップb2に進む。
【0074】ステップb2において、急速冷凍スイッチ
512が、始めてON状態になったか否かを検知し、O
N状態になっていなければステップb1において通常運
転を続け、ON状態になればステップb3に進む。
512が、始めてON状態になったか否かを検知し、O
N状態になっていなければステップb1において通常運
転を続け、ON状態になればステップb3に進む。
【0075】ステップb3において、1回目の急速冷凍
運転を行う。この1回目の急速冷凍運転は、上記で説明
した第1の制御方法に基づく急速冷凍運転でもよく、ま
た、一定時間(例えば、150分)だけ圧縮機502、
攪拌用送風機60、冷却器用送風機36を動作させても
良い。そして、ステップb4に進む。
運転を行う。この1回目の急速冷凍運転は、上記で説明
した第1の制御方法に基づく急速冷凍運転でもよく、ま
た、一定時間(例えば、150分)だけ圧縮機502、
攪拌用送風機60、冷却器用送風機36を動作させても
良い。そして、ステップb4に進む。
【0076】ステップb4において、1回目の急速冷凍
運転が終了したか否かを判断し、終了していればステッ
プb5に進み、終了していなければステップb3に戻
る。
運転が終了したか否かを判断し、終了していればステッ
プb5に進み、終了していなければステップb3に戻
る。
【0077】ステップb5において、制限時間t0(例
えば、1時間)内において、急速冷凍スイッチ512が
再度ON状態になったか否かを検知し、ON状態になっ
ていればステップa3に進み、ON状態にならなければ
ステップb1の通常運転に戻る。
えば、1時間)内において、急速冷凍スイッチ512が
再度ON状態になったか否かを検知し、ON状態になっ
ていればステップa3に進み、ON状態にならなければ
ステップb1の通常運転に戻る。
【0078】そして、ステップa3からステップa3の
急速冷凍運転(すなわち、2回目以降の急速冷凍運転)
の制御方法は、第1の制御方法と同一である。
急速冷凍運転(すなわち、2回目以降の急速冷凍運転)
の制御方法は、第1の制御方法と同一である。
【0079】この第2の制御方法であると、制限時間t
0内に急速冷凍スイッチ512が再度ON状態になった
場合においては、冷凍室温度が特定温度t1より高くな
っている場合には、圧縮機502、攪拌用送風機60、
冷却器用送風機36を動作させて冷凍室16内部に強制
的に冷気を送り込んで急速冷凍を行う。一方、冷凍室温
度が特定温度t1より低い場合には、必要以上に冷気を
送り込む必要がないため、攪拌用送風機60だけ運転さ
せれば、充分に急速冷凍の目的を達成することができ、
冷凍サイクルの信頼性が向上し、外部キャビネットに霜
付き等が発生することがない。さらに、2回目以降の急
速冷凍運転の冷凍速度が遅くなることもない。
0内に急速冷凍スイッチ512が再度ON状態になった
場合においては、冷凍室温度が特定温度t1より高くな
っている場合には、圧縮機502、攪拌用送風機60、
冷却器用送風機36を動作させて冷凍室16内部に強制
的に冷気を送り込んで急速冷凍を行う。一方、冷凍室温
度が特定温度t1より低い場合には、必要以上に冷気を
送り込む必要がないため、攪拌用送風機60だけ運転さ
せれば、充分に急速冷凍の目的を達成することができ、
冷凍サイクルの信頼性が向上し、外部キャビネットに霜
付き等が発生することがない。さらに、2回目以降の急
速冷凍運転の冷凍速度が遅くなることもない。
【0080】(第3の制御方法)第3の制御方法につい
て、図14のフローチャートに基づいて説明する。
て、図14のフローチャートに基づいて説明する。
【0081】この第3の制御方法は、急速冷凍運転中に
停電が発生した場合の制御方法である。
停電が発生した場合の制御方法である。
【0082】ステップc1において、通常運転を行って
いる。そして、ステップc2に進む。
いる。そして、ステップc2に進む。
【0083】ステップc2において、急速冷凍スイッチ
512がON状態になったか否かを判断し、ON状態に
なっていなければステップc1に戻って通常運転を続
け、ON状態になればステップc3に進む。
512がON状態になったか否かを判断し、ON状態に
なっていなければステップc1に戻って通常運転を続
け、ON状態になればステップc3に進む。
【0084】ステップc3において、急速冷凍運転を開
始する。この急速冷凍運転は、第1の制御方法と同じも
のでもよく、また、圧縮機502、攪拌用送風機60、
冷却器用送風機36を一定時間動作させて、強制的に冷
気を送り込む方法でも良い。そして、ステップc4に進
む。
始する。この急速冷凍運転は、第1の制御方法と同じも
のでもよく、また、圧縮機502、攪拌用送風機60、
冷却器用送風機36を一定時間動作させて、強制的に冷
気を送り込む方法でも良い。そして、ステップc4に進
む。
【0085】ステップc4において、停電が発生したか
否かを検知し、発生していなければステップc5に進
み、発生していればステップc6に進む。
否かを検知し、発生していなければステップc5に進
み、発生していればステップc6に進む。
【0086】ステップc5においては、停電が発生して
いないため、急速冷凍運転を通常通り行い、急速冷凍運
転が終了していなければステップc3に戻って急速冷凍
運転を続け、終了していればステップa9において急速
冷凍運転を終了し、通常運転に戻る。
いないため、急速冷凍運転を通常通り行い、急速冷凍運
転が終了していなければステップc3に戻って急速冷凍
運転を続け、終了していればステップa9において急速
冷凍運転を終了し、通常運転に戻る。
【0087】ステップc6において、停電が発生したこ
とを検知したため、停電が続いていればこのステップを
続け、停電が回復すればステップa3に進む。
とを検知したため、停電が続いていればこのステップを
続け、停電が回復すればステップa3に進む。
【0088】そして、ステップa3からステップa3の
急速冷凍運転(すなわち、停電回復後の急速冷凍運転)
の制御方法は、第1の制御方法と同一である。
急速冷凍運転(すなわち、停電回復後の急速冷凍運転)
の制御方法は、第1の制御方法と同一である。
【0089】この第3の制御方法であると、停電が発生
して復帰した場合において、冷凍室温度が特定温度t1
よりも高くなっている場合には、圧縮機502、攪拌用
送風機60、冷却器用送風機36を動作させて、冷気を
冷凍室16内に送り込んで急速冷凍を行う。一方、冷凍
室温度が特定温度t1よりも低い場合には、必要以上に
冷気を送り込む必要がないため、攪拌用送風機60だけ
を動作させて、冷凍室16内の冷気を撹拌すれば充分に
急速冷凍を行うことができ、冷凍サイクルの信頼性が向
上し、また、外部キャビネットに霜付き等が発生するこ
とがない。さらに、停電回復後の急速冷凍運転の冷凍速
度が遅くなることがない。 (変更例1)第1〜第3の制御方法において、ステップ
a6において攪拌用送風機60を回転数を、ステップa
4における圧縮機502、冷却器用送風機36と共に回
転させる場合の回転数よりも高くする制御方法もとるこ
とができる。
して復帰した場合において、冷凍室温度が特定温度t1
よりも高くなっている場合には、圧縮機502、攪拌用
送風機60、冷却器用送風機36を動作させて、冷気を
冷凍室16内に送り込んで急速冷凍を行う。一方、冷凍
室温度が特定温度t1よりも低い場合には、必要以上に
冷気を送り込む必要がないため、攪拌用送風機60だけ
を動作させて、冷凍室16内の冷気を撹拌すれば充分に
急速冷凍を行うことができ、冷凍サイクルの信頼性が向
上し、また、外部キャビネットに霜付き等が発生するこ
とがない。さらに、停電回復後の急速冷凍運転の冷凍速
度が遅くなることがない。 (変更例1)第1〜第3の制御方法において、ステップ
a6において攪拌用送風機60を回転数を、ステップa
4における圧縮機502、冷却器用送風機36と共に回
転させる場合の回転数よりも高くする制御方法もとるこ
とができる。
【0090】例えば、攪拌用送風機60だけを回転させ
る場合には2,800rpmで行い、圧縮機502等と
共に回転させる場合には1,800rpmで回転させ
る。
る場合には2,800rpmで行い、圧縮機502等と
共に回転させる場合には1,800rpmで回転させ
る。
【0091】これによって、圧縮機502等を動作させ
ている場合には冷気などが送り込まれているため、攪拌
用送風機60の回転数を上げずとも充分に急速冷凍を行
うことができるが、圧縮機502が停止している場合に
は、その回転数を上げて冷凍室16内部の冷気を撹拌し
て急速冷凍を充分に行うためである。
ている場合には冷気などが送り込まれているため、攪拌
用送風機60の回転数を上げずとも充分に急速冷凍を行
うことができるが、圧縮機502が停止している場合に
は、その回転数を上げて冷凍室16内部の冷気を撹拌し
て急速冷凍を充分に行うためである。
【0092】(変更例2)変更例2としては、ステップ
a6において、攪拌用送風機60だけを回転させるので
なく、同時に冷却器用送風機36も回転させる制御方法
を行うこともできる。
a6において、攪拌用送風機60だけを回転させるので
なく、同時に冷却器用送風機36も回転させる制御方法
を行うこともできる。
【0093】このように冷却器用送風機36も同時に回
すと、冷却器34付近にある冷気が送り込まれて圧縮機
502が停止していても、急速冷凍の効果を高めること
ができる。
すと、冷却器34付近にある冷気が送り込まれて圧縮機
502が停止していても、急速冷凍の効果を高めること
ができる。
【0094】(変更例3)変更例3は、第2の制御方法
において連続して急速冷凍スイッチ512が操作された
否かの判断を制限時間t0で判断するのでなく、冷凍室
16の温度が制限温度以下で、急速冷凍スイッチ512
が再度ON状態になったか否かを検知することに特徴が
ある。
において連続して急速冷凍スイッチ512が操作された
否かの判断を制限時間t0で判断するのでなく、冷凍室
16の温度が制限温度以下で、急速冷凍スイッチ512
が再度ON状態になったか否かを検知することに特徴が
ある。
【0095】すなわち、冷凍室16の温度が制限温度
(−25.5℃)以下で、急速冷凍スイッチ512がO
N状態になった場合は再度ON状態になったと判断す
る。
(−25.5℃)以下で、急速冷凍スイッチ512がO
N状態になった場合は再度ON状態になったと判断す
る。
【0096】
【発明の効果】請求項1の冷蔵庫の制御方法であると、
急速冷凍を行っても、必要以上に収納室の庫内温度が冷
えることなく、冷凍サイクルの信頼性を向上させること
ができ、外部キャビネットの霜付きを防止することがで
きる。
急速冷凍を行っても、必要以上に収納室の庫内温度が冷
えることなく、冷凍サイクルの信頼性を向上させること
ができ、外部キャビネットの霜付きを防止することがで
きる。
【0097】請求項2の冷蔵庫の制御方法であると、連
続して急速冷凍運転を行っても、最初の急速冷凍運転の
冷凍速度と同じ冷凍速度を維持することができる。
続して急速冷凍運転を行っても、最初の急速冷凍運転の
冷凍速度と同じ冷凍速度を維持することができる。
【0098】請求項3の冷蔵庫の制御方法であると、停
電が発生しても、停電が復帰した後は連続して急速冷凍
運転を行うことができ、この場合でも収納室の庫内温度
が必要以上に下がることがない。
電が発生しても、停電が復帰した後は連続して急速冷凍
運転を行うことができ、この場合でも収納室の庫内温度
が必要以上に下がることがない。
【図1】本発明の一実施形態に係る冷蔵庫の製氷室及び
冷凍室の縦断面図である。
冷凍室の縦断面図である。
【図2】同冷蔵庫の斜視図である。
【図3】同冷蔵庫の中段部分の拡大斜視図である。
【図4】同冷蔵庫の製氷室及び冷凍室の破断正面図であ
る。
る。
【図5】同冷蔵庫の冷却器カバーの斜視図である。
【図6】冷却器カバーとその正面に取付けられる専用ダ
クトの分解斜視図である。
クトの分解斜視図である。
【図7】同冷蔵庫の製氷室及び冷凍室の要部拡大縦断面
図である。
図である。
【図8】上記専用ダクトと製氷皿との位置関係を示す分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図9】専用ダクト及び製氷皿の平面図である。
【図10】図9のX−X線断面図である。
【図11】本実施例の冷蔵庫のブロック図である。
【図12】第1の制御方法のフローチャートである。
【図13】第2の制御方法のフローチャートである。
【図14】第3の制御方法のフローチャートである。
10 冷蔵庫
14 製氷室
16 冷凍室
28 貯氷箱
30 製氷皿
32 冷凍ボックス
34 冷却器
36 冷却器用送風機
38 冷却器カバー
56,84 デッドスペース
60 撹拌用送風機
60a 撹拌ファン
66 専用ダクト
68 専用ダクトのベルマウス形状の開口部
74 製氷用開口(第1開口)
75 製氷用開口(第2開口)
76 冷凍用開口
78 製氷皿ダクト
90 ダンパ
500 制御装置
502 圧縮機
506 放熱用送風機
510 温度センサ
512 急速冷凍スイッチ
514 タイマー
フロントページの続き
(72)発明者 吉岡 功博
大阪府茨木市太田東芝町1番6号 株式
会社東芝大阪工場内
(56)参考文献 特開 平4−98075(JP,A)
実開 昭59−101180(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F25D 11/00 101
F25D 17/06 314
Claims (5)
- 【請求項1】冷却器、圧縮機、凝縮器などよりなる冷凍
サイクルと、 冷却器の冷気を循環させる冷却器用送風機と、 冷凍温度帯で冷却される収納室と、 収納室の内部に設けられ、この収納室内の冷気を攪拌す
る攪拌用送風機と、 収納室の庫内温度を検知する温度センサと、 収納室の庫内温度を設定温度まで強制的に下げる場合に
操作される急速冷凍スイッチとよりなる冷蔵庫におい
て、 急速冷凍スイッチがON状態になった時に、温度センサ
によって収納室の庫内温度を検知する温度検知ステップ
と、 温度検知ステップにおいて検知した庫内温度が、設定温
度より高く設定された特定温度より高い場合か、また
は、低い場合かを判断する温度判断ステップと、 温度判断ステップにおいて庫内温度が特定温度より高い
と判断した場合には、冷却器用送風機と圧縮機と攪拌用
送風機を動作させる第1急速冷凍ステップと、 温度判断ステップにおいて庫内温度が特定温度より低い
場合には、攪拌用送風機のみを動作させる第2急速冷凍
ステップとよりなることを特徴とする冷蔵庫の制御方
法。 - 【請求項2】急速冷凍運転終了後所定時間内に再度、急
速冷凍スイッチがON状態になったか否かを検知するス
イッチ検知ステップと、 スイッチ検知ステップにおいて所定時間内に急速冷凍ス
イッチが再度ON状態になったことを検知した場合に、
温度センサが検知した収納室の庫内温度が特定温度より
高い場合か、または、低い場合かを判断する温度判断ス
テップと、 温度判断ステップにおいて庫内温度が特定温度より高い
と判断した場合には、冷却器用送風機と圧縮機と攪拌用
送風機を動作させる第1急速冷凍ステップと、 温度判断ステップにおいて庫内温度が特定温度より低い
場合には、攪拌用送風機のみを少なくとも連続動作させ
る第2急速冷凍ステップとよりなることを特徴とする請
求項1記載の冷蔵庫の制御方法。 - 【請求項3】急速冷凍運転中に電源が切断され、その切
断から電源が復帰したか否かを検知する復帰検知ステッ
プと、 復帰検知ステップにおいて電源が復帰したことを検知し
た場合に、温度センサが検知した収納室の庫内温度が特
定温度より高い場合か、または、低い場合かを判断する
温度判断ステップと、 温度判断ステップにおいて庫内温度が特定温度より高い
と判断した場合には、冷却器用送風機と圧縮機と攪拌用
送風機を動作させる第1急速冷凍ステップと、 温度判断ステップにおいて庫内温度が特定温度より低い
場合には、攪拌用送風機のみを動作させる第2急速冷凍
ステップとよりなることを特徴とする請求項1記載の冷
蔵庫の制御方法。 - 【請求項4】第2急速冷凍ステップにおいて、 攪拌用送風機の回転数を第1急速冷凍ステップにおける
攪拌用送風機の回転数より高くしたことを特徴とする請
求項1から請求項3記載の冷蔵庫の制御方法。 - 【請求項5】第2急速冷凍ステップにおいて、 攪拌用送風機と共に冷却器用送風機も回転させることを
特徴とする請求項1から請求項3記載の冷蔵庫の制御方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2332098A JP3519592B2 (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 冷蔵庫の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2332098A JP3519592B2 (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 冷蔵庫の制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11223444A JPH11223444A (ja) | 1999-08-17 |
JP3519592B2 true JP3519592B2 (ja) | 2004-04-19 |
Family
ID=12107305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2332098A Expired - Fee Related JP3519592B2 (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 冷蔵庫の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3519592B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
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---|---|---|---|---|
WO2001004553A2 (en) * | 1999-07-13 | 2001-01-18 | Arçelik A.Ş. | Automatic quick freezing |
US6782706B2 (en) | 2000-12-22 | 2004-08-31 | General Electric Company | Refrigerator—electronics architecture |
JP3904866B2 (ja) * | 2001-09-14 | 2007-04-11 | 株式会社東芝 | 冷蔵庫 |
JP2005061755A (ja) * | 2003-08-19 | 2005-03-10 | Mitsubishi Electric Corp | 冷蔵庫 |
DE202007006732U1 (de) * | 2007-01-26 | 2008-06-05 | Liebherr-Hausgeräte Ochsenhausen GmbH | Kühl- und/oder Gefriergerät |
KR101741084B1 (ko) * | 2010-01-04 | 2017-05-30 | 삼성전자주식회사 | 냉장고의 제어방법 |
US9951987B2 (en) * | 2011-08-25 | 2018-04-24 | Hefei Midea Refrigerator Co., Ltd. | Refrigerator having quick-freezing function |
JP2015081698A (ja) * | 2013-10-22 | 2015-04-27 | ホシザキ電機株式会社 | 冷却庫 |
JP2015081699A (ja) * | 2013-10-22 | 2015-04-27 | ホシザキ電機株式会社 | 冷却庫 |
JP6709347B2 (ja) * | 2015-10-09 | 2020-06-17 | 青島海爾股▲フン▼有限公司 | 冷蔵庫 |
-
1998
- 1998-02-04 JP JP2332098A patent/JP3519592B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11223444A (ja) | 1999-08-17 |
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