JP3519286B2 - 容器のキャップ - Google Patents

容器のキャップ

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JP3519286B2
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川 徹 市
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シール材で口部を
封止した容器の口部に螺着されるキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に用いられているレトルト容器は、
容器本体と、容器本体の開口部に固着された取出装置と
から構成されている。取出装置の口部20には。図6に
示すように、ねじ部21が形成され、口部20の端面2
2にはアルミニウム箔を有するシール材23が高周波手
段や超音波手段あるいはヒートシール手段により溶着さ
れ、口部20にキャップ24が螺着される。上記シール
材23は、たとえば、厚さ25ミクロンのポリエステル
フィルムと厚さ35ミクロンのアルミニウム箔と厚さ4
0ミクロンのポリプロピレン層をラミネートしたラミネ
ートフィルムによって形成されている。
【0003】上記キャップ24は、図7に示すように、
円形頂板部25と、この円形頂板部25の周縁から下方
に延びる周壁部26と、周壁部26の内面に形成された
ねじ面27とを有する。キャップ24の円形頂板部11
の裏面28はシール材23に密着するように平面をなし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記形式のキャップ
は、円形頂板部の裏面を平面とし、シール材との密着性
を確保するようにしているが、口部に封着されるシール
材は、レトルト容器を加熱処理する際に変形して中央部
が凹んだ状態になり、キャップの裏面とシール材の上面
との間に空間が形成されてしまう。そのため、レトルト
容器を加熱処理する際に発生する蒸気がキャップと口部
のねじ部の間を通り抜けてキャップの円形頂板部の裏面
とシール材の上面との空間に侵入すると、その蒸気はそ
の空間に滞留し冷却されて水となり、その水はシール材
の凹部に溜まってしまう。
【0005】レトルト容器においては、容器の口部はシ
ール材で封止されているので、シール材の上面に水が溜
まっても、シール材の上面に溜まった水が容器の内部に
入り込むことはないが、利用者がレトルト容器に充填さ
れた内容物を取り出すためにキャップを口部から取り外
した際、利用者にシール材の上に溜まった水が視認され
たり、長期間を経てその水が蒸発したとしても、その水
の痕跡はシール材の上に残ることになり、利用者は、内
容物の漏れに伴う容器のシール不良と誤認したり、容器
の汚れであると誤認してしまうという問題点がある。
【0006】また、レトルト容器においては、容器の口
部の端面にシール材を溶着するので、この溶着手段によ
り口部の端面も溶けて荒れた面になる。そのため、口部
を封止するシール材をはがした後、キャップによって口
部を再封する時、キャップと口部との間の密封性を確保
することができない。
【0007】本発明は上記した点に鑑みてなされたもの
で、シール材の上面への水の溜まりを防ぐとともに、口
部を再封する時の密封性を確保する容器のキャップを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の容器のキャップ
は、頂板の裏面に先端面を平面とした突部を有し、この
突部は、容器の口部の内径にシール材の厚さを加えた外
径の基部と、容器の口部の内径からシール材の厚さを引
いた外径の先端部とを有し、キャップを口部に螺着した
際に、キャップに設けた突部の先端面がシール材の上面
に圧接した状態を維持するように構成されている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1において符号1はレトルト容器
を示し、このレトルト容器1は、たとえば、液状食品を
充填するのに利用される。
【0010】上記レトルト容器1は、図1に示すよう
に、上方開口のガセット形容器本体2と、このガセット
形容器本体2の開口部2aに固着された取出装置3とか
ら構成されている。ガセット形容器本体2は、両面部分
4,4と、これら両面部分4,4の間に折り込み端が内
方に位置するように配置されたガセット部分5,5を有
する。取出装置3は、ポリエチレン樹脂またはポリプロ
ピレン樹脂により成形されている。
【0011】上記取出装置3は、図2および図3に示す
ように、ねじ部6を設けた口部7と、この口部7に一体
に連接される導管部8とを有する。導管部8は、ガセッ
ト形容器本体2に接着される接合部分9とこの接合部分
9より下方に延びる狭搾部分10を有する。狭搾部分1
0は、接合部分9から下端方向に先窄まり状に偏平とし
た形状をなしている。狭搾部分10の偏平面は指の腹に
対応した凹曲面をなし、凹曲面には開口11が形成され
ている。この開口11は、狭搾部分10の下端を略U形
に切り欠くことて形成されるが、狭搾部分10の強度を
高めるために、狭搾部分10の下端に橋絡部を設けるこ
ともできる。
【0012】一方、上記取出装置3の口部7には、図1
に示すようなキャップ12が螺着されている。キャップ
12は、ポリエチレン樹脂またはポリプロピレン樹脂に
より成形されている。
【0013】上記キャップ12は、図4に示すように、
円形頂板部13と、この円形頂板部13の周縁から下方
に延びる周壁部14と、周壁部14の内面に形成された
ねじ面15とを有する。キャップ12の円形頂板部13
の裏面には突部16が形成されている。
【0014】上記突部16は、基部の外径R1 が口部7
の内径Rより僅かに大きく、先端部の外径R2 が口部の
内径Rより僅かに小径に設定され、先端面17は平面を
なしている。ここで、口部7の端面に溶着されるシール
材23が厚さ100ミクロンで、口部7の内径が8.5
mmである場合、突部16は、基部の外径R1 が8.6
mm、先端部の外径R2 が8.4mmに設定され、口部
7の端面に溶着されるシール材23が厚さ100ミクロ
ンで、口部7の内径が15mmである場合、突部16
は、基部の外径R1 が15.1mm、先端部の外径R2
が14.9mmに設定される。これに関連して、シール
材23が厚さ200ミクロンである場合には、上記突部
16の先端部の外径R2 は口部の内径Rよりシール材が
厚さだけ小さく設定される。
【0015】これは、キャップ12を口部7に螺着した
際に、突部16の先端部がシール材23の上面を押し下
げる程度に入り込みそれ以上口部7に入り込まないよう
にするためである。この際、シール材23の具有する剛
性も突部16の先端部のシール材23への押し下げに対
する抵抗となっている。
【0016】しかして、液体容器1に液状食品を充填す
るには、図示しない充填ノズルを取出装置3の口部7に
装着し、液状食品を充填ノズルを通して液体容器の内部
に導入することで行うが、導管部8の狭搾部分10が下
端方向に先窄まり状に偏平とした形状をなし、狭搾部分
10の凹曲面に開口11が形成されているので、口部7
から導管部8に導かれる液状食品は、狭搾部分10の凹
曲面に沿ってなだらかに流れ、開口11から液体容器1
に充填される。そのため、液状食品は、導管部8の狭搾
部分10において抵抗を受けることがほとんどなく、充
填速度が従来のもののように低下すことがない。
【0017】液体容器1に液状食品が充填されると、液
体容器1の口部7の端面にシール材23を高周波手段や
超音波手段あるいはヒートシール手段により溶着され、
キャップ12が口部7に螺着される。キャップ12に設
けた突部16は、先端部の外径とシール材23の厚さの
合計が口部7の内径にほぼ等しく設定されているので、
キャップ12を口部7に螺着する際、キャップ12に設
けた突部16の先端部は、図5に示すように、シール材
23の上面を押し下げる程度に入り込み、それ以上口部
7に入り込むことはない。
【0018】また、キャップ12を口部7に螺着した
際、キャップ12に設けた突部16の先端部は、図5に
示すように、シール材23の上面に圧接した状態を維持
するので、液体容器1を加熱処理する際に発生する蒸気
がキャップ12の円形頂板部の裏面とシール材23の上
面との間に空間が形成されないので、侵入した蒸気がそ
の空間にとどまり、冷却されて水となりシール材23の
凹部に溜まってしまうことはない。
【0019】また、液体容器1に充填された液状食品を
取り出すために、液体容器1の口部7を封止するシール
材23をはがし、液状食品の一部を取り出し、その後、
キャップ12によって口部7を再封する時、液体容器1
の口部7の端面がシール材23を溶着することにより溶
けて荒れた面になっていても、キヤップ12の突部16
が口部7を押し広げながら口部7に嵌合するので、キャ
ップ12の突部16と口部7との密封性が確保される。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、キ
ャップの頂板の裏面に先端面を平面とした突部を有し、
この突部は、容器の口部の内径にシール材の厚さを加え
た外径の基部と、容器の口部の内径からシール材の厚さ
を引いた外径の先端部とを有し、キャップを口部に螺着
した際に、キャップに設けた突部の先端面がシール材の
上面に圧接した状態を維持する構成であるから、シール
材の上面への水の溜まりを防ぐとともに、口部を再封す
る時の密封性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるキャップを組み込んだ液体容器の
一部を破砕して示す斜視図。
【図2】液体容器の取出装置の正面図。
【図3】液体容器の取出装置の側面図。
【図4】本発明によるキャップの断面図。
【図5】本発明によるキャップを取出装置の口部に螺着
した状態を示す図。
【図6】従来のキャップの断面図。
【図7】従来のキャップを取出装置の口部に螺着した状
態を示す図。
【符号の説明】
1 液体容器 3 取出装置 7 口部 12 キャップ 13 頂板 16 突部 23 シール材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 41/04 B65D 51/18 B65D 77/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シール材で封止された容器の口部に螺着さ
    れるキャップにおいて、上記キャップは、頂板の裏面に
    先端面を平面とした突部を有し、この突部は、容器の口
    部の内径にシール材の厚さを加えた外径の基部と、容器
    の口部の内径からシール材の厚さを引いた外径の先端部
    とを有し、キャップを口部に螺着した際に、キャップに
    設けた突部の先端面がシール材の上面に圧接した状態を
    維持することを特徴とする容器のキャップ。
  2. 【請求項2】口部およびキャップが合成樹脂材料で成形
    されたことを特徴とする請求項1に記載の容器のキャッ
    プ。
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