JP3518094B2 - 移動通信装置及び通信システム - Google Patents

移動通信装置及び通信システム

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JP3518094B2 JP24983395A JP24983395A JP3518094B2 JP 3518094 B2 JP3518094 B2 JP 3518094B2 JP 24983395 A JP24983395 A JP 24983395A JP 24983395 A JP24983395 A JP 24983395A JP 3518094 B2 JP3518094 B2 JP 3518094B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信装置に関
し、特に無線電波を使用して、移動用等の作動電源の受
電および通信データの送受を同時に行うことができる移
動通信装置及びこれを用いた通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】配管の保守点検等のために、配管内を自
走して検査修理を行うマイクロロボットが注目されてい
るが、バッテリを含む電源回路を極小のロボットに設け
ることは困難である。そこで、特開平5−58359号
公報には、配管内を伝播する右旋および左旋の二種の円
偏波マイクロ波を使用し、右旋偏波を電力伝送用に、左
旋偏波を通信用に使用して、配管外の固定通信局から移
動するマイクロロボットへ作動電源を伝送すると同時
に、データの送受信をも可能とした通信システムが提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記提案の通
信システムにおいては、配管途中のコーナ部等で偏波が
歪むため、長い距離でのデータ通信は困難であるという
問題があった。そこで、本発明はこのような課題を解決
するもので、作動電源の受電と、十分長い距離でのデー
タ通信を同時に行うことが可能な移動通信装置及びこれ
を用いた通信システムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1ないし3に記載
の発明においては、移動通信装置は、受信した電波の大
部分を入力して整流し、作動電源として供給する電源供
給手段12、13)を有するとともに、受信した電波
の一部を入力し復調して受信データ(Ds)を得、およ
受信した電波の一部を送信データ(Dr)に応じて変
調して送信する通信手段14、15、16)を有して
いる。
【0005】このような構成によれば、同一電波を電力
分割してその大部分を作動電源として使用するととも
に、一部を送受信の通信用として使用するから、従来の
偏波を使用して受電および通信を行う場合のような、伝
送途中で偏波が歪んで通信距離が短縮されるという問題
は生じず、十分長い距離での受電とデータ通信が可能と
なる。
【0006】請求項1ないし3に記載の移動通信装置
は、送信時には変調電波を、受信時には無変調電波を送
出する定通信装置と組み合わせることにより請求項4
に記載の通信システムを構成する。このような通信シス
テムは、配管内を移動するマイクロロボットに対して無
線送電と通信を同時に行うような場合に好適である。
【0007】
【発明の実施の形態】図1には、金属配管P内を自走す
る移動通信装置たるマイクロロボットRに対して、作動
電源の伝送とデータ通信を行う固定通信局3の構成を示
す。図において、固定通信局3はマイクロ波発振回路3
1を有し、上記配管Pの内径(例えば数mm〜数十m
m)で決定される基本モード(本実施形態ではTE11
モード)のマイクロ波を出力する。
【0008】マイクロ波は変調回路32へ入力され、こ
こで通信制御回路36から与えられるデジタル送信デー
タ(通信局側データ)Dsに応じて位相変調(PSK)
される。位相変調されたマイクロ波は電力増幅回路33
で増幅され、サーキュレータ34を介して配管P内に突
出するアンテナ37へ送られて、マイクロロボットRへ
向け送信される(図中、MW1)。
【0009】また、上記アンテナ37で受信されたマイ
クロ波MW2は、信号の方向性を判別して出力ポート切
換えを行うサーキュレータ34を介して復調回路35へ
入力され、ここで復調された受信データ(ロボット側デ
ータ)Drは通信制御回路36へ入力される。配管P内
を移動するマイクロロボットRは受電通信部1とロボッ
ト本体部2とよりなり、受電通信部1の構成を図2に示
す。
【0010】受電通信部1は、信号波形はそのままで電
力分割(例えば999mW:1mW)をする一種の分配
器である方向性結合器11を有し、アンテナ17で受信
されたマイクロ波MW1の大部分(すなわち、マイクロ
波電力の大部分)は方向性結合器11を経て整流回路1
2へ入力し、整流された後、積分回路13で平滑されて
直流の作動電源Vsとしてロボット本体部2(図1)へ
供給される。また、上記アンテナ17で受信されたマイ
クロ波MW1のうち一部は方向性結合器11を経て送受
信切換回路14へ入力される。
【0011】送受信切換回路14は通常は受信側へ切り
換えられて、方向性結合器11と復調回路15とを接続
している。図略の制御線により送受信切換回路14が送
信側へ切り換えられると、方向性結合器11は変調回路
16と接続される。上記復調回路15は、これに入力す
るマイクロ波を復調して受信データ(通信局側データ)
Dsを得、この通信局側データDsをロボット本体部2
へ送る。また、変調回路16はロボット本体部2から与
えられる送信データ(ロボット側データ)Drに応じ
て、これに入力するマイクロ波を反射変調する。
【0012】上記構成において、固定通信局3の発振回
路31から出力されたマイクロ波は通常は無変調のまま
電力増幅回路33、サーキュレータ34を経て、アンテ
ナ37からマイクロロボットRへ向けて発信される(図
3(c)のMW1の左端部)。マイクロロボットRのア
ンテナ1で受信された無変調マイクロ波MW1は、受電
通信部1の方向性結合器11を経てその大部分が整流回
路12へ入力し、積分回路13で平滑されてロボット本
体2やその他電源を必要とする回路へ直流の作動電源と
して供給される(図3(e))。これにより、ロボット
本体2の移動駆動機構や検査補修回路等の作動が可能と
なる。
【0013】固定通信局3からマイクロロボットRへ通
信局側データDsを送る場合には(図3のA領域)、通
信制御回路36から出力される通信局側データDs(図
3(a))に従って変調回路32で発振マイクロ波をデ
ジタル位相変調して(図3(c)のMW1、ハッチング
線の方向の相違により変調部を示す)、サーキュレータ
34を介してアンテナ37から発信する。
【0014】位相変調されたマイクロ波MW1はマイク
ロロボットRのアンテナ17で受信され、方向性結合器
11を経てその大部分が整流回路12に入力されて、既
述のように作動用電源Vsに変換される。同時に、受信
された変調マイクロ波MW1の一部は送受信切換回路1
4を経て復調回路15へ入力し、ここで復調されて通信
局側データDsが得られる(図3(f))。なお、複数
のマイクロロボットが存在している場合には、上記通信
局側データDsには通信を始めようとするロボットの識
別番号が含まれている。
【0015】固定通信局36がマイクロロボットRから
のデータ送信を望む場合には、上記通信局側データDs
の中でその旨を指示しておくと、これを受信したマイク
ロロボットR内の制御回路により送受信切換回路14は
送信側へ切り換えられる。この状態(図3(d)のB領
域)で無変調のマイクロ波MW1がアンテナ17に受信
されると、その一部は送受信切換回路14を経て変調回
路16へ入力する。
【0016】変調回路16ではこれに入力するロボット
側データ(図3(g)のDr))に応じて無変調マイク
ロ波MW1を反射位相変調する。反射位相変調されたマ
イクロ波(図3(d)のMW2)は再び送受信切換回路
14、方向性結合器11を経てアンテナ17に至り、固
定通信局3へ向けて発信される。固定通信局3のアンテ
ナ37で受信された反射位相変調マイクロ波MW2はサ
ーキュレータ34を経て復調回路35へ入力され、ここ
で復調されてロボット側データDrが得られる(図3
(b))。
【0017】このように、本実施形態によれば、通信デ
ータで変調された送電用マイクロ波を受信して、これを
方向性結合器により作動電源用と通信用に電力分割する
ことにより、作動電源の受電とデータ通信を同時に行っ
ている。したがって、従来のような、配管コーナ部等で
偏波が歪むことによるデータ通信距離の短縮という問題
は生じない。
【0018】なお、上記実施形態では、マイクロ波を位
相変調したが、図4に示すように、デジタル振幅変調に
よっても良い。これによると、固定通信局からの送信が
なされている間は(図4のA領域)マイクロロボット側
での平均受電量が小さくなるが、固定通信局による送信
と受信の切り換え間隔を適当に調整すれば、整流後の作
動電源の電圧低下を十分小さく抑えることができる。
【0019】また、マイクロロボットが移動する配管の
内径が大きい場合には、マイクロ波に代えてUHF波等
が使用できる。上記実施形態では、固定通信局とマイク
ロロボットとの間でデータの送受信を行う場合について
説明したが、データの送信、ないし受信のいずれかのみ
を行うものでも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における、配管内を移動す
るマイクロロボットと固定通信局のブロック構成図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態における、マイクロロボッ
トの受電通信部のブロック構成図である。
【図3】本発明の一実施形態における、各種信号のタイ
ムチャートである。
【図4】マイクロ波を振幅変調した場合のタイムチャー
トである。
【符号の説明】
1…受電通信部、11…方向性結合器、13…積分回
路、14…送受信切換回路、15…復調回路、16…変
調回路、2…ロボット本体部、3…固定通信局、R…マ
イクロロボット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−241004(JP,A) 特開 平4−213087(JP,A) 特開 平6−190(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 5/00 - 5/02 B25J 7/00 H04B 7/26 B62D 57/024

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波を受信する受信手段(17)と、受
    信した電波の大部分を入力して整流し、作動電源として
    供給する電源供給手段12、13)と、前記受信した
    電波の一部を入力し復調して受信データ(Ds)を得、
    およ前記受信した電波の一部を送信データ(Dr)に
    応じて変調して送信する通信手段14、15、16)
    と、前記作動電源の供給を受けて作動する移動駆動手段
    (2)とを備えることを特徴とする移動通信装置。
  2. 【請求項2】 前記通信手段は、前記得た受信データ
    (Ds)の中にデータ送信を望む旨の指示があると、前
    記受信した電波の一部を前記送信データ(Dr)に応じ
    て変調して送信することを特徴とする請求項1に記載の
    移動通信装置。
  3. 【請求項3】 受信した電波の大部分を前記電源供給手
    段に入力し、前記受信した電波の一部を前記通信手段に
    入力する方向性結合器(11)を備えたことを特徴とす
    る請求項1または2に記載の移動通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3に記載の移動通信装置
    (R)および固定通信装置(3)から成る通信システム
    であって、当該固定通信装置(3)は、前記受信データ
    (Ds)を前記移動通信装置(R)に送信する場合には
    前記受信データ(Ds)で変調された電波を送出し、前
    記送信データ(Dr)を前記移動通信装置(R)から受
    信する場合には無変調の電波を送出することを特徴とす
    る通信システム。
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